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目次
この章では、 Cisco Unified Communications Manager 一括管理(BAT)または Tool for Auto-Registered Phones Support(TAPS)の使用時に発生する可能性のある各種問題およびメッセージについて説明します。
Cisco Unified Communications Manager Serviceability の [サービス制御(Service Control)] ウィンドウで、トレース ファイルの書き込み機能を有効にすることができます。
トレース ファイルを使用すると、ツールの機能上の問題を追跡することができます。 システムは、BAT および TAPS のトレース ファイルを、BAT および TAPS がインストールされているサーバに書き込みます。
BAT および TAPS トレース ファイルは、次のように表示されます。
bps<index number>.log
taps<index number>.log
ここで、<index number> の範囲は、1 ~ 250 です。
トレース ファイルに含める情報を設定すると、 リアルタイム監視ツール(RTMT)で trace および log central オプションを使用して、トレース ファイルを収集し、表示できます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Serviceability System Guide』を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager Serviceability の [サービス制御(Service Control)] ウィンドウで、トレース ファイルの書き込みを無効にすることができます。
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager Serviceability で、 の順に選択します。 [トレース設定(Trace Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスから、 Cisco Unified Communications Manager サーバを選択します。 |
ステップ 3 | [設定済みサービス(Configured Services)] ドロップダウン リスト ボックスから、[Cisco Bulk Provisioning Service] を選択します。 |
ステップ 4 | トレース機能を非アクティブにするには、[トレースを有効にする(Trace On)] チェックボックスをオフにします。 |
ステップ 5 |
[更新(Update)] をクリックします。 この操作によって、機能が無効になります。 |
BAT では、バルク トランザクションごとにログ ファイルが生成されます。 このログ ファイルにはレコードのキー値が表示されるので、管理者は容易にレコードを再検討できます。 電話機の MAC アドレスは、電話機の追加、更新、または変更時のキー値の役目を果たします。 ユーザが追加されるときには、User ID がキー値の役目を果たします。 BAT で作成した各ジョブのログ ファイルを表示するには、該当するジョブを表示し、[ログファイル名(Log File Name)] カラムのリンクをクリックします。 ポップアップ ウィンドウに、そのジョブのログ ファイルの詳細が表示されます。
ログ ファイルの名前には、実行された操作の内容、およびその操作が終了した時刻が示されます。
[ファイルのアップロード/ダウンロード(Upload/Download Files)] メニュー オプションからファイルを削除し、正しい機能にアップロードしてください。
![]() (注) |
Cisco Unified IP Phone(7905、7911、7912、7941、7961、7970、および 7971 の各モデル)の場合、移行アクティビティが正常に機能した後で電話機が SIP として登録されます。 |
バルク トランザクションは、トラフィックの少ない時間帯に送信することをお勧めします。 Cisco Unified Communications Manager が大量のコールを処理しているときに BAT ファイルを最初のノード データベースに挿入すると、BAT トランザクションが低速になることがあります。 実際に、 Cisco Unified Communications Manager によるコールの処理に悪影響を及ぼすことがあります。
ファイルあたりのレコード数が 12000 未満になるようにファイルのサイズを制限すると、BAT パフォーマンスが向上する場合があります。
また、BAT ファイルを最初のノード データベースに挿入する前に Cisco Unified Communications Manager の最初のノード サーバで TFTP サービスを停止すると、BAT パフォーマンスを向上させることができます。 挿入トランザクションが完了したら、TFTP サービスを再起動する必要があります。
ステップ 1 | [ Cisco Unified Communications Manager Serviceability] ウィンドウで、 の順に選択します。 | ||
ステップ 2 | Unified CMService リストから、対応するオプション ボタンをクリックして [Cisco TFTP] を選択します。 | ||
ステップ 3 |
[Stop] をクリックし、[OK] をクリックします。
|
原則として、TAPS を使用していない場合は、TAPS サービスを停止することをお勧めします。 サービスを停止すると TAPS を不必要に使用することを防止でき、CPU 時間を多少節約することもできます。
Cisco UCCX サーバで JTAPI が使用可能になっていることを確認します。
UCCX サーバ上の JTAPI バージョンが、 Cisco Unified Communications Manager にインストールされている JTAPI と同じバージョンであることを確認します。
Cisco Unified Communications Manager 上でルート ポイントと CTI ポートが正しく設定されていることを確認します。
JTAPI ユーザに対して [CTIからのデバイスの制御を許可(Allow control of device from CTI)] チェックボックスがオンになっていることを確認します。これは、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページのユーザ ウィンドウで確認できます。
CTI Manager サービスが起動していることを確認します。
ポートとルート ポイントが、 Cisco Unified Communications Manager ユーザ設定でユーザに関連付けられていることを確認します。
さらにトラブルシューティングを行うには、Cisco UCCX サーバの MIVR ログ ファイルを収集して調査します。
目次
- BAT および TAPS のトラブルシューティング
- 設定ファイルを表示するためのトレースの有効化
- 設定ファイルのトレースの無効化
- BAT ログ ファイル
- BAT のトラブルシューティング
- 管理ページに [一括管理(Bulk Administration)] メニューが表示されない
- [一括管理(Bulk Administration)] のすべての機能にアクセスできない
- BAT.xlt ファイルで [BAT形式にエクスポート(Export to BAT Format)] ボタンが機能しない
- データを CSV 形式にエクスポートするときに、BAT の Excel スプレッドシートでコンパイル エラーが発生する
- BAT の Excel スプレッドシートが操作に反応しない
- データ ファイル(CSV)形式が電話テンプレートやサンプル ファイルに一致しない
- アップロードした CSV ファイルが [ファイル名(File Name)] ドロップダウン リスト ボックスに表示されない
- スケジュールした時刻が経過してもジョブの状態が待機中のままになっている
- ジョブが保留状態のままになっている
- ジョブが [ジョブの検索/一覧表示(Find and List Jobs)] ウィンドウに表示されない
- ポート番号がテンプレートに設定されていない
- ダミー MAC アドレスの値を指定しようとしても、MAC アドレスの値がファイルで許可されない
- BAT.xlt スプレッドシートが Microsoft Excel XP(Office XP)で機能しない
- [電話の移行-SCCPからSIP(Migrate Phones - SCCP TO SIP)] ウィンドウを使用して、SCCP 電話機を SIP に移行する要求を送信した後も、モデル 7940 と 7960 が SCCP 電話機として表示される
- 選択したファイル形式にレコードが一致していない
- BAT.xlt が Microsoft Excel 2007 で互換モードで稼働する
- BAT パフォーマンスのトラブルシューティング
- BAT および TAPS のトラブルシューティング
- Tool for Auto-Registered Phones Support ログ ファイルの表示
- Tool for Auto-Registered Phones Support のエラー メッセージ
- TAPS ルート ポイント番号をダイヤルすると、ビジー トーンが聞こえる
- Cisco UCCX サーバが起動すると、JTAPI サブシステムにサービスの一部が表示されるか、サービスが使用できない
- BAT および TAPS のトラブルシューティングに関連する項目
この章では、 Cisco Unified Communications Manager 一括管理(BAT)または Tool for Auto-Registered Phones Support(TAPS)の使用時に発生する可能性のある各種問題およびメッセージについて説明します。
- 設定ファイルを表示するためのトレースの有効化
- 設定ファイルのトレースの無効化
- BAT ログ ファイル
- BAT のトラブルシューティング
- BAT パフォーマンスのトラブルシューティング
- BAT および TAPS のトラブルシューティング
- BAT および TAPS のトラブルシューティングに関連する項目
設定ファイルを表示するためのトレースの有効化
手順Cisco Unified Communications Manager Serviceability の [サービス制御(Service Control)] ウィンドウで、トレース ファイルの書き込み機能を有効にすることができます。
トレース ファイルを使用すると、ツールの機能上の問題を追跡することができます。 システムは、BAT および TAPS のトレース ファイルを、BAT および TAPS がインストールされているサーバに書き込みます。
BAT および TAPS トレース ファイルは、次のように表示されます。
bps<index number>.log
taps<index number>.log
ここで、<index number> の範囲は、1 ~ 250 です。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager Serviceability で、 の順に選択します。 [トレース設定(Trace Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスから、 Cisco Unified Communications Manager サーバを選択します。 ステップ 3 [設定済みサービス(Configured Services)] ドロップダウン リスト ボックスから次のサービスのいずれかを選択します。 ステップ 4 トレース機能をアクティブにするには、[トレースを有効にする(Trace On)] チェックボックスをオンにします。 ステップ 5 [トレースフィルタ設定(Trace Filter Settings)] の [デバッグトレースレベル(Debug Trace Level)] ドロップダウン リスト ボックスから設定するトレース レベルを選択します。 次の表の説明を参照して、適切なデバッグ トレース レベルをクリックします。
表 1 デバッグ トレース レベル レベル
説明
[Fatal]
アプリケーションの中止を引き起こす可能性がある非常に重大なエラー イベントをトレースします。
[Error]
アラームの状態とイベントをトレースします。 異常なパスで生成されるすべてのトレースに使用します。 CPU サイクルの最小数を使用します。
[Warn]
有害な可能性のある状況をトレースします。
[Info]
多くのサーブレットの問題をトレースします。システム パフォーマンスへの影響は最小です。
[デバッグ(Debug)]
通常の操作で発生するすべての状態遷移の状況とメディア レイヤ イベントをトレースします。
すべてのロギングをオンにするトレース レベルです。
ステップ 6 必要に応じて、[Cisco Bulk Provisioning Serviceトレースフィールド(Cisco Bulk Provisioning Service Trace Fields)] チェックボックスと [トレース監視を基準としたデバイス名(Device Name Based Trace Monitoring)] チェックボックスをオンにします。 ステップ 7 [トレース出力設定(Trace Output Settings)] に、ファイルの最大数、ファイルごとの最大行数、およびファイルごとの最大分数の値を入力し、[更新(Update)] をクリックします。 ステップ 8 [更新(Update)] をクリックします。
次の作業
トレース ファイルに含める情報を設定すると、 リアルタイム監視ツール(RTMT)で trace および log central オプションを使用して、トレース ファイルを収集し、表示できます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Serviceability System Guide』を参照してください。
設定ファイルのトレースの無効化
手順Cisco Unified Communications Manager Serviceability の [サービス制御(Service Control)] ウィンドウで、トレース ファイルの書き込みを無効にすることができます。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager Serviceability で、 の順に選択します。 [トレース設定(Trace Configuration)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 2 [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスから、 Cisco Unified Communications Manager サーバを選択します。 ステップ 3 [設定済みサービス(Configured Services)] ドロップダウン リスト ボックスから、[Cisco Bulk Provisioning Service] を選択します。 ステップ 4 トレース機能を非アクティブにするには、[トレースを有効にする(Trace On)] チェックボックスをオフにします。 ステップ 5 [更新(Update)] をクリックします。 この操作によって、機能が無効になります。
BAT ログ ファイル
BAT では、バルク トランザクションごとにログ ファイルが生成されます。 このログ ファイルにはレコードのキー値が表示されるので、管理者は容易にレコードを再検討できます。 電話機の MAC アドレスは、電話機の追加、更新、または変更時のキー値の役目を果たします。 ユーザが追加されるときには、User ID がキー値の役目を果たします。 BAT で作成した各ジョブのログ ファイルを表示するには、該当するジョブを表示し、[ログファイル名(Log File Name)] カラムのリンクをクリックします。 ポップアップ ウィンドウに、そのジョブのログ ファイルの詳細が表示されます。
ログ ファイルの名前には、実行された操作の内容、およびその操作が終了した時刻が示されます。
関連タスク
BAT のトラブルシューティング
- 管理ページに [一括管理(Bulk Administration)] メニューが表示されない
- [一括管理(Bulk Administration)] のすべての機能にアクセスできない
- BAT.xlt ファイルで [BAT形式にエクスポート(Export to BAT Format)] ボタンが機能しない
- データを CSV 形式にエクスポートするときに、BAT の Excel スプレッドシートでコンパイル エラーが発生する
- BAT の Excel スプレッドシートが操作に反応しない
- データ ファイル(CSV)形式が電話テンプレートやサンプル ファイルに一致しない
- アップロードした CSV ファイルが [ファイル名(File Name)] ドロップダウン リスト ボックスに表示されない
- スケジュールした時刻が経過してもジョブの状態が待機中のままになっている
- ジョブが保留状態のままになっている
- ジョブが [ジョブの検索/一覧表示(Find and List Jobs)] ウィンドウに表示されない
- ポート番号がテンプレートに設定されていない
- ダミー MAC アドレスの値を指定しようとしても、MAC アドレスの値がファイルで許可されない
- BAT.xlt スプレッドシートが Microsoft Excel XP(Office XP)で機能しない
- [電話の移行-SCCPからSIP(Migrate Phones - SCCP TO SIP)] ウィンドウを使用して、SCCP 電話機を SIP に移行する要求を送信した後も、モデル 7940 と 7960 が SCCP 電話機として表示される
- 選択したファイル形式にレコードが一致していない
- BAT.xlt が Microsoft Excel 2007 で互換モードで稼働する
データ ファイル(CSV)形式が電話テンプレートやサンプル ファイルに一致しない
アップロードした CSV ファイルが [ファイル名(File Name)] ドロップダウン リスト ボックスに表示されない
考えられる原因 [ファイルのアップロード(File Upload Configuration)] ウィンドウを使用して Cisco Unified Communications Manager サーバにアップロードした CSV ファイルが、さまざまな操作の [ファイル名(File Name)] ドロップダウン リスト ボックス フィールドに表示されません。 たとえば、電話機を挿入するための CSV ファイルを、[一括管理(Bulk Administration)] メニューの [ファイルのアップロード/ダウンロード(Uploading/Downloading)] メニュー オプションを使用してアップロードした場合、そのファイルが、[電話の挿入(Insert Phone Configuration)] ウィンドウの [ファイル名(File Name)] ドロップダウン リスト ボックスにオプションの 1 つとして表示されません。ジョブが [ジョブの検索/一覧表示(Find and List Jobs)] ウィンドウに表示されない
考えられる原因 ジョブと必要なすべてのデータを送信したら、[一括管理(Bulk Administration)] > [ジョブスケジューラ(Job Scheduler)] の順に選択します。 スケジュールしたジョブの適切な検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックします。 ジョブは検索結果に表示されません。 [ジョブの検索/一覧表示(Find and List Jobs)] ウィンドウの [検索オプション(Search Options)] 領域の 3 番目のドロップダウン リスト ボックスで、[非表示(Hide)] が選択されているかどうかを確認します。 このオプションでは、完了したすべてのジョブが非表示になります。 送信したジョブがすでに完了している場合、そのジョブは [検索結果(Search Results)] 領域に表示されません。BAT.xlt スプレッドシートが Microsoft Excel XP(Office XP)で機能しない
[電話の移行-SCCPからSIP(Migrate Phones - SCCP TO SIP)] ウィンドウを使用して、SCCP 電話機を SIP に移行する要求を送信した後も、モデル 7940 と 7960 が SCCP 電話機として表示される
選択したファイル形式にレコードが一致していない
BAT パフォーマンスのトラブルシューティング
手順バルク トランザクションは、トラフィックの少ない時間帯に送信することをお勧めします。 Cisco Unified Communications Manager が大量のコールを処理しているときに BAT ファイルを最初のノード データベースに挿入すると、BAT トランザクションが低速になることがあります。 実際に、 Cisco Unified Communications Manager によるコールの処理に悪影響を及ぼすことがあります。
ファイルあたりのレコード数が 12000 未満になるようにファイルのサイズを制限すると、BAT パフォーマンスが向上する場合があります。
また、BAT ファイルを最初のノード データベースに挿入する前に Cisco Unified Communications Manager の最初のノード サーバで TFTP サービスを停止すると、BAT パフォーマンスを向上させることができます。 挿入トランザクションが完了したら、TFTP サービスを再起動する必要があります。
ステップ 1 [ Cisco Unified Communications Manager Serviceability] ウィンドウで、 の順に選択します。 ステップ 2 Unified CMService リストから、対応するオプション ボタンをクリックして [Cisco TFTP] を選択します。 ステップ 3 [Stop] をクリックし、[OK] をクリックします。
(注) 挿入トランザクションが完了したら、TFTP サービスを再起動する必要があります。 同じ手順によって、[Start] をクリックしてサービスを再起動します。
BAT および TAPS のトラブルシューティング
原則として、TAPS を使用していない場合は、TAPS サービスを停止することをお勧めします。 サービスを停止すると TAPS を不必要に使用することを防止でき、CPU 時間を多少節約することもできます。
- Tool for Auto-Registered Phones Support ログ ファイルの表示
- Tool for Auto-Registered Phones Support のエラー メッセージ
Tool for Auto-Registered Phones Support のエラー メッセージ
Cisco UCCX サーバが起動すると、JTAPI サブシステムにサービスの一部が表示されるか、サービスが使用できない
Cisco UCCX サーバで JTAPI が使用可能になっていることを確認します。
UCCX サーバ上の JTAPI バージョンが、 Cisco Unified Communications Manager にインストールされている JTAPI と同じバージョンであることを確認します。
Cisco Unified Communications Manager 上でルート ポイントと CTI ポートが正しく設定されていることを確認します。
JTAPI ユーザに対して [CTIからのデバイスの制御を許可(Allow control of device from CTI)] チェックボックスがオンになっていることを確認します。これは、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページのユーザ ウィンドウで確認できます。
CTI Manager サービスが起動していることを確認します。
ポートとルート ポイントが、 Cisco Unified Communications Manager ユーザ設定でユーザに関連付けられていることを確認します。
さらにトラブルシューティングを行うには、Cisco UCCX サーバの MIVR ログ ファイルを収集して調査します。