スピード ダイヤルと短縮ダイヤルの概要
管理者は、ユーザに対して短縮ダイヤル ボタンを表示する場合、または特定のユーザが割り当てられていない電話を設定する場合に、電話の短縮ダイヤル番号を設定できます。ユーザは Cisco Unified Communications セルフ ケア ポータルで各自の電話の短縮ダイヤル ボタンを変更できます。短縮ダイヤル エントリを設定すると、一部の短縮ダイヤル エントリが IP フォンの短縮ダイヤル ボタンに割り当てられ、その他の短縮ダイヤル エントリが固定短縮ダイヤルに使用されます。ユーザが番号のダイヤルを開始すると、[短縮(AbbrDial)] ソフトキーが表示されます。ユーザは、固定短縮ダイヤルの適切なインデックス(コード)を入力することで、任意の短縮ダイヤル エントリにアクセスできます。
電話の短縮ダイヤル設定は電話の物理ボタンに関連付けられていますが、固定短縮ダイヤル設定は電話のボタンには関連付けられていません。
ポーズを含む短縮ダイヤルのプログラミング
短縮ダイヤルの中でカンマをプログラミングすると、強制承認コード(FAC)、クライアント識別コード(CMC)、ダイヤル中のポーズ、または付加的なディジット(ユーザ内線、会議のアクセス番号、ボイスメールのパスワードなど)を必要とする接続先にダイヤルできます。短縮ダイヤル内の各カンマ(,)は、次のいずれかを表します。
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FAC コードまたは CMC コードから接続先コール アドレスを切り離すデリミタ
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ポスト接続 DTMF ディジット送信前の 2 秒間のポーズ。
たとえば、FAC コードと CMC コード、その後に続く IVR プロンプトを含むスピードダイヤルが必要であるとします。
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着信番号は 91886543 です。
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FAC コードは 8787 です。
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CMC コードは 5656 です。
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IVR 応答は 987989# です。コール接続から 4 秒後にこれが入力される必要があります。
この場合、スピードダイヤルとして 91886543,8787,5656,,987989# をプログラミングします。