次の例では、応対不可であった電話機が応対可能になった後に、どのように折り返しが動作するかを説明します。
 (注) |
発信側の電話機は、アクティブな折り返し要求を 1 つだけサポートできます。 着信側電話機は、複数の折り返し要求をサポートできます。 折り返しでは、発信側または着信側の名前または番号として、スペースと 0 から 9 の数字のみをサポートします。 折り返しを使用する場合、発信側または着信側の名前や番号に # または *(シャープ記号またはアスタリスク)を含めることはできません。
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 (注) |
折り返しがアクティブになった後で発信側(ユーザ A)がリセットされると、折り返しは自動的にキャンセルされます。 ユーザ A は音声によるアラートを受け取らず、折り返し通知画面も表示されません。 着信側(ユーザ B)がリセットされた場合、折り返しはキャンセルされません。 ユーザ B が対応可能になると、ユーザ A は音声によるアラートを受け取り、折り返し通知画面が表示されます。
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例:ユーザ A が応対不可のユーザ B にコールする。
ユーザ A が、ユーザ A と同じ
Cisco Unified Communications Manager クラスタ、または別のクラスタにいるユーザ B にコールします。
ユーザ B がビジーであるか、または応答しないため、ユーザ A は折返しソフトキーを使用して、折り返し機能をアクティブにします。 次の折り返しアクティベーション メッセージがユーザ A の電話機に表示されます。
CallBack is activated on <DN of User B>Press Cancel to deactivate
Press Exit to quit this screen
ユーザ A が [終了] ソフトキーを押します。
ユーザ B が応対可能になると(電話機がビジーからオンフックになるか、またはアイドル状態からオフフックとオンフック サイクルを完了すると)、ユーザ A は音声によるアラートを受け取り、次のメッセージがユーザ A の電話機に表示されます。
<DN of User B> has become availableTime HH:MM MM/DD/YYYY
Press Dial to call
Press Cancel to deactivate
Press Exit to quit this screen
ユーザ A は [終了] ソフトキーを押してから、電話機をオフフックにしてユーザ B の電話番号をダイヤルします。 ユーザ B がコールに対応します。 ユーザ A とユーザ B が電話機をオンフックにします。
ユーザ A が折返しソフトキーを押すと、ユーザ A の電話機に次のメッセージが表示されます。
<DN of User B> has become availableTime HH:MM MM/DD/YYYY
Press Dial to call
Press Cancel to deactivate
Press Exit to quit this screen
 (注) |
折り返し通知によりアクティブとなった電話番号に手動でダイヤルしても、折り返しのステータスには影響がありません。
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例:ユーザ A がユーザ B に対して折り返し機能をアクティブにしたが、ユーザ B が応対可能になったときにユーザ A がビジー状態である。
ユーザ A はユーザ B にコールします。 ユーザ B は応答しません。 ユーザ A は折返しソフトキーを使用して、折り返し機能をアクティブにします。 次の折り返しアクティベーション メッセージがユーザ A の電話機に表示されます。
CallBack is activated on <DN of User B>Press Cancel to deactivate
Press Exit to quit this screen
ユーザ A が [終了] ソフトキーを押します。
次にユーザ C がユーザ A にコールし、ユーザ A とユーザ C がアクティブなコールでオンフックになります。 ユーザ B が応対可能になった(電話機がビジーからオンフックになるか、アイドル状態からオフフックとオンフック サイクルを完了した)ときに、ユーザ A はまだアクティブなコールに対応しています。 ユーザ A は音声によるアラートを受信し、ユーザ A の電話機に次のメッセージが表示されます。
<DN of User B> has become availableTime HH:MM MM/DD/YYYY
Press Dial to call
Press Cancel to deactivate
Press Exit to quit this screen
ユーザ A はアクティブなコールを中断して、次のいずれかの方法でユーザ B に接続できます。
例:ユーザ A がユーザ B にコールする。ユーザ B は、折り返しがアクティブになる前に無応答時転送(CFNA)をユーザ C に設定している。
次のシナリオは、無応答時転送に適用されます。
ユーザ B には、無応答時転送が設定されているため、ユーザ A からのコールは、ユーザ C に転送されます。 ユーザ A は、ユーザ C がビジーでなければ、折り返しを使用してユーザ C に接続し、ユーザ C がビジーであれば、ユーザ B に接続します。
ユーザ B またはユーザ C が応対可能(オンフック)になると、ユーザ A は音声によるアラートを受信し、ユーザ A の電話機にはこれらのユーザが応対可能であることを示すメッセージが表示されます。
例:ユーザ A がユーザ B にコールする。ユーザ B は、ユーザ A が折り返しをアクティブ化した後に、ユーザ C にコールを転送するように設定している。
次のシナリオは、不在転送(CFA)、話中転送(CFB)、および無応答時転送をサポートします。
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ユーザ A が、ユーザ A と同じ
Cisco Unified Communications Manager クラスタにいるユーザ B にコールします。 ユーザ B が応対不可であるため、ユーザ A は折り返しをアクティブにします。 ユーザ B がユーザ A に対して応対可能になる前に、ユーザ B はコールをユーザ C へ転送するように設定しました。 ユーザ A がユーザ B またはユーザ C のどちらにコールするかは、ユーザ B のコール転送の設定に依存します。
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ユーザ A は別のクラスタに存在するユーザ B にコールします。 コールは、QSIG トランクを使用して接続されます。 ユーザ B が応対不可であるため、ユーザ A は折り返しをアクティブにします。 ユーザ B がユーザ A に対して応対可能になる前に、ユーザ B はコールをユーザ C へ転送するように設定しました。 次のいずれかのイベントが発生します。
 ヒント |
ユーザ B が応対可能であることをシステムがユーザ A に通知すると、タイマーが起動します。 割り当てられた時間中にユーザ A がコールし直さなかった場合、システムは折り返しをキャンセルします。 折り返しがキャンセルされた後でも、ユーザ A の電話機には、ユーザ B が応対可能であるというメッセージが表示されます。 ユーザ A はユーザ B にダイヤルできます。
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例:ユーザ A とユーザ C が同時にユーザ B にコールする。
ユーザ A とユーザ C が同時にユーザ B にコールします。ユーザ B が応対不可であるため、ユーザ A とユーザ C は折り返しをアクティブにします。 ユーザ A とユーザ C の電話機には、折り返しアクティベーション メッセージが表示されます。
ユーザ B が応対可能になると、ユーザ A とユーザ C は両方とも音声によるアラートを受信します。また、両方の電話機にユーザ B が応対可能であるというメッセージが表示されます。 ユーザ A またはユーザ C のどちらか先に [ダイヤル] ソフトキーを押した方が、ユーザ B に接続されます。