目次
Cisco Unified Communications Manager (Unified CM)では、リモート仮想プライベート ネットワーク(VPN)接続を使用して、顧客宅内のユーザに対しても、顧客宅外(オフプレミス)のユーザに対しても、サービスを提供できます。 ユーザがオンプレミスである場合、そのロケーションは Unified CM デバイス モビリティまたは Cisco Emergency Responder(ER)によって自動的に検出されます。これは、緊急コールを適切な Public Safety Answering Point(PSAP)にルーティングする方法を決定し、発信者のロケーションを PSAP に伝えるためです。 正しいロケーション情報がなければ、発信者のロケーションに緊急サービスを派遣できない PSAP に緊急コールが送信されたり、緊急サービスが誤ったロケーションに派遣される可能性があります。
Unified CM および ER でサポートされているリモート従業員の緊急コール機能を使用すれば、顧客はリモート従業員に対してデバイス登録が中断されたときに必ず自分のロケーションを確認または更新するよう要請することにより、信頼性の高い緊急コール サポートをリモート従業員に提供できます。 オフプレミス使用(顧客ネットワークにリモート接続している状態)と指定されたデバイスのユーザにはまず、(カスタマイズ可能な)免責事項が表示されます。これは、正しいロケーション情報を提供する必要があることを、ユーザに認識してもらうためです。 次に、指定されたデバイスと現在関連付けられているオフプレミス ロケーションが表示されます。 ユーザは、現在のロケーションを確認するか、または以前保存した別のロケーションをデバイスの表示から選択します。新しいロケーションの場合は、[ERオフプレミスユーザ(ER Off-Premises User)] Web ページが表示され、ここで新しいロケーションを作成します。
この処理が完了するまで、顧客は、設定済みの 1 つの宛先にしか発信できないようユーザのデバイスを制限できます。 これにより、ユーザが免責事項を承諾して、現在のロケーション情報を提供しないと、デバイスを通常どおりに使用できないようにします。
Intrado V9-1-1 サービスはユーザが提供したロケーションを検証して保存し、オフプレミス ユーザからの緊急コールが ER および Unified CM により Intrado へ転送されます。 Intrado は、発信者のロケーションの地域の PSAP に緊急コールをルーティングし、各通話とともにユーザが提供したロケーション情報を配信します。
リモート従業員の緊急コールの設定
はじめる前に
リモート従業員の緊急コール機能を使用するには、オフプレミス ユーザに、この機能をサポートするハードウェアの IP Phone またはソフトウェア クライアントが必要です。 お客様は ER と Unified CM を配置し、かつ、Intrado V9-1-1 緊急コール配信サービスに登録する必要があります。 Intrado V9-1-1 サービスは米国内でのみ利用可能です。
手順
ステップ 1
[電話の設定(Phone Configuration)] ページの [オーナーのユーザID(Owner User ID)] を設定して、オフプレミスで使用するデバイスを、デバイスの所有者であるユーザと関連付けます。 詳細については、『Cisco Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の Cisco Unified IP Phone の設定に関連するトピックを参照してください。
ステップ 2
[電話の設定(Phone Configuration)] ページの [デバイス情報(Device Information)] で、[Select オフプレミスロケーションを要求(Require off-premise location)] を選択します。 詳細については、『Cisco Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の Cisco Unified IP Phone の設定に関連するトピックを参照してください。
ステップ 3
ユーザが電話機でロケーションを設定しないことを選択した場合に使用する、代替ルーティングをプロビジョニングします。
代替ルーティングは、次のクラスタ全体の CallManager サービス パラメータを使用して行われます。
(注)
これらのパラメータは、ユーザがロケーションを設定しないことを選択した登録済みオフプレミス デバイスから発信される、すべてのコールのルーティングを制限するために使用されるコーリング サーチ スペースと接続先番号を指定します。 これらのパラメータが設定されていない場合、コールは通常どおりにルーティングされます。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の「サービス パラメータ」を参照してください。
ステップ 4
E911 プロキシが Cisco ER プロバイダーと通信できるようにアプリケーション サーバをプロビジョニングします。 この URL は、エンドユーザがデバイスのロケーションを入力するアプリケーション サーバに、そのユーザを送信するために使用されます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の「アプリケーション サーバの設定」を参照してください。
ステップ 5
エンドユーザの電話機に表示される E911 メッセージをプロビジョニングします。 これらのメッセージは、エンドユーザがオフプレミスであるときに、そのユーザのデバイスに表示されます。 オプションで、これらのメッセージを編集できます。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の「E911 メッセージの設定」を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager (Unified CM)では、リモート仮想プライベート ネットワーク(VPN)接続を使用して、顧客宅内のユーザに対しても、顧客宅外(オフプレミス)のユーザに対しても、サービスを提供できます。 ユーザがオンプレミスである場合、そのロケーションは Unified CM デバイス モビリティまたは Cisco Emergency Responder(ER)によって自動的に検出されます。これは、緊急コールを適切な Public Safety Answering Point(PSAP)にルーティングする方法を決定し、発信者のロケーションを PSAP に伝えるためです。 正しいロケーション情報がなければ、発信者のロケーションに緊急サービスを派遣できない PSAP に緊急コールが送信されたり、緊急サービスが誤ったロケーションに派遣される可能性があります。
Unified CM および ER でサポートされているリモート従業員の緊急コール機能を使用すれば、顧客はリモート従業員に対してデバイス登録が中断されたときに必ず自分のロケーションを確認または更新するよう要請することにより、信頼性の高い緊急コール サポートをリモート従業員に提供できます。 オフプレミス使用(顧客ネットワークにリモート接続している状態)と指定されたデバイスのユーザにはまず、(カスタマイズ可能な)免責事項が表示されます。これは、正しいロケーション情報を提供する必要があることを、ユーザに認識してもらうためです。 次に、指定されたデバイスと現在関連付けられているオフプレミス ロケーションが表示されます。 ユーザは、現在のロケーションを確認するか、または以前保存した別のロケーションをデバイスの表示から選択します。新しいロケーションの場合は、[ERオフプレミスユーザ(ER Off-Premises User)] Web ページが表示され、ここで新しいロケーションを作成します。
この処理が完了するまで、顧客は、設定済みの 1 つの宛先にしか発信できないようユーザのデバイスを制限できます。 これにより、ユーザが免責事項を承諾して、現在のロケーション情報を提供しないと、デバイスを通常どおりに使用できないようにします。
Intrado V9-1-1 サービスはユーザが提供したロケーションを検証して保存し、オフプレミス ユーザからの緊急コールが ER および Unified CM により Intrado へ転送されます。 Intrado は、発信者のロケーションの地域の PSAP に緊急コールをルーティングし、各通話とともにユーザが提供したロケーション情報を配信します。
リモート従業員の緊急コールの設定
はじめる前に
リモート従業員の緊急コール機能を使用するには、オフプレミス ユーザに、この機能をサポートするハードウェアの IP Phone またはソフトウェア クライアントが必要です。 お客様は ER と Unified CM を配置し、かつ、Intrado V9-1-1 緊急コール配信サービスに登録する必要があります。 Intrado V9-1-1 サービスは米国内でのみ利用可能です。
手順
ステップ 1
[電話の設定(Phone Configuration)] ページの [オーナーのユーザID(Owner User ID)] を設定して、オフプレミスで使用するデバイスを、デバイスの所有者であるユーザと関連付けます。 詳細については、『Cisco Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の Cisco Unified IP Phone の設定に関連するトピックを参照してください。
ステップ 2
[電話の設定(Phone Configuration)] ページの [デバイス情報(Device Information)] で、[Select オフプレミスロケーションを要求(Require off-premise location)] を選択します。 詳細については、『Cisco Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の Cisco Unified IP Phone の設定に関連するトピックを参照してください。
ステップ 3
ユーザが電話機でロケーションを設定しないことを選択した場合に使用する、代替ルーティングをプロビジョニングします。
代替ルーティングは、次のクラスタ全体の CallManager サービス パラメータを使用して行われます。
(注)
これらのパラメータは、ユーザがロケーションを設定しないことを選択した登録済みオフプレミス デバイスから発信される、すべてのコールのルーティングを制限するために使用されるコーリング サーチ スペースと接続先番号を指定します。 これらのパラメータが設定されていない場合、コールは通常どおりにルーティングされます。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の「サービス パラメータ」を参照してください。
ステップ 4
E911 プロキシが Cisco ER プロバイダーと通信できるようにアプリケーション サーバをプロビジョニングします。 この URL は、エンドユーザがデバイスのロケーションを入力するアプリケーション サーバに、そのユーザを送信するために使用されます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の「アプリケーション サーバの設定」を参照してください。
ステップ 5
エンドユーザの電話機に表示される E911 メッセージをプロビジョニングします。 これらのメッセージは、エンドユーザがオフプレミスであるときに、そのユーザのデバイスに表示されます。 オプションで、これらのメッセージを編集できます。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』 の「E911 メッセージの設定」を参照してください。