この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
電力制限はラック サーバではサポートされません。
CIMC をリセットすると、CIMC がリブートするまでの間、Cisco UCS の電力モニタリング機能が短時間使用不能になります。 通常は 20 秒しかかかりませんが、その間にピーク電力制限を超える可能性があります。 非常に低い電力制限が設定された環境で、設定された電力制限を超えないようにするには、CIMC のリブートまたはアクティブ化を交互に実施することを検討してください。
電源ポリシーは、Cisco UCS ドメインドメインのすべてのシャーシの電源の冗長性を指定するグローバル ポリシーです。 このポリシーは PSU ポリシーとも呼ばれます。
電源の冗長性の詳細については、『Cisco UCS 5108 Server Chassis Hardware Installation Guide』を参照してください。
グローバル制限ポリシーは、ポリシー方式のシャーシ グループ電力制限またはブレード レベルの手動電力制限を、シャーシ内のすべてのサーバに適用するかを指定するグローバル ポリシーです。
ブレード レベルの手動電力制限設定に変更を加えると、ポリシー方式のシャーシ グループ電力制限に設定されたグループや設定オプションが失われる結果になります。
グローバル制限ポリシーでポリシー方式の電源シャーシ グループ電力制限を選択した場合、Cisco UCS は費用のかかる電力障害のリスクなしでオーバーサブスクリプションを維持できます。 これは、二重のプロセスによって実現されます。 シャーシ レベルでは、Cisco UCS は電力グループのメンバ間で使用可能な電力量を区切ります。 ブレード レベルでは、シャーシへ割り当てられた電力量は優先順位に基づいてブレードに分割されます。
サービス プロファイルの関連付けや関連付け解除が実行されるたびに、UCS Manager はシャーシ内の各ブレード サーバの電力割り当てを再計算します。 必要に応じて、電力は低いプライオリティのサービス プロファイルから、プライオリティの高いサービス プロファイルに再分配されます。
UCS 電力グループは、データセンターのサーキット ブレーカーを保護するため、1 秒未満で電力を制限します。 ブレードは、シャーシの電力配分が最適化されるまで 20 秒間その上限にとどまる必要があります。 これは、必要とされる一時的なスパイクに反応することがないよう、意図的によりゆっくりとしたタイムスケールで実行されます。
(注) |
システムは、各スロットについて、スロットが空の場合であってもサーバの起動に十分な電力をリザーブします。 予約された電力が、より多くの電力を必要とするサーバによって利用されることはありません。 電力制限に準拠しないブレードはペナルティを課されるか、シャットダウンされます。 |
電源グループは、すべてが同じ配電ユニット(PDU)から電力を引いた 1 セットのシャーシです。 Cisco UCS Manager では、1 つ以上のシャーシを含む電源グループを作成して、その電源グループについてピーク電力制限を AC ワット単位で設定することができます。
ピーク時の電力制限は、特定の電力グループ内のすべてのブレード サーバで使用可能な最大電力を表すスタティック値です。 電源グループにブレードを追加する、またはブレードから取り除くとき、手動でピーク時の電力値を変更しない場合、電源グループは、その電力グループ内のすべてのブレードの基本的な電源投入時の要件をサポートするために、ピーク時の電力制限を調整します。
最低 AC 1556 ワットが各シャーシに設定されます。 これは、すべて埋まった状態のシャーシの電源に必要な最低電力量である DC 電力 1400 ワットに変換されます。
(注) |
電源グループの作成は、サーバ プールの作成とは異なります。 ただし、電源修飾子を作成してサーバ プール ポリシーに追加することで、サーバ プールを同じ電源グループのメンバとして読み込ませることが可能です。 |
シャーシが除外または削除されると、シャーシは電力グループから削除されます。
エラー メッセージ | 原因 | 推奨処置 |
---|---|---|
Insufficient budget for power group POWERGROUP_NAME | このメッセージは、シャーシに電源キャップを割り当てるときに最小限度を満たしていない場合に表示されます。 |
電力キャップ制限を AC 1556 ワット以上(DC 1400 ワット)に拡大します。 |
Insufficient power available to discover server Chassis ID/BladeID | このメッセージは、新しいブレードを導入したときにブレード検出に使用可能なブート電力が不十分な場合に表示されます。 |
|
[Global Policies] タブで、グローバル電力割り当てポリシーが [Policy Driven Chassis Group Cap] に設定されていることを確認してください。
Cisco UCS は、電力制御ポリシーの優先順位設定をブレード タイプおよびコンフィギュレーションとともに使用し、シャーシ内の各ブレードへの初期電力割り当てを計算します。 通常の動作中、シャーシ内のアクティブなブレードは、同じシャーシ内のアイドル ブレードから電力を借りることができます。 すべてのブレードがアクティブで、電力制限に到達すると、高優先順位の電力制御ポリシーのサービス プロファイルが、優先順位の低い電力制御ポリシーのサービス プロファイルより優先されます。
優先順位は 1 ~ 10 の段階にランク付けされ、1 が優先順位最高、10 が優先順位最低を表します。 デフォルトのプライオリティは 5 です。
ミッション クリティカル アプリケーションには、no-cap という特殊な優先順位も使用できます。 プライオリティを no-cap に設定すると、Cisco UCS がその特定のサーバから未使用の電力を利用することを防止します。 この設定により、サーバにはそのサーバ タイプに可能な電力の最大容量が割り当てられます。
(注) |
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。 |
ポリシーをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含めます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Power Control Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
手動ブレード レベル電力制限がグローバル制限ポリシーで設定されている場合、Cisco UCS ドメイン ドメインの各ブレード サーバに対して電力制限を設定できます。
次の設定オプションを使用できます。
サーバが一度に消費可能な最大電力量を指定できます。 この最大値には、0 ~ 1100 W の任意の量を指定できます。
サーバに対して電力使用量の制限を課しません。 サーバは、必要なだけ電力を使用できます。
サーバの電力使用量の瞬間的な上昇がそのサーバに設定された最大値以上になっても、Cisco UCS Manager によってサーバが切断またはシャットダウンされることはありません。 代わりに、Cisco UCS Manager によってサーバを使用可能な量まで電力が削減されます。 この削減により、サーバの速度(CPU 速度など)が低下する可能性があります。
(注) |
手動ブレード レベル電力制限の設定は、[Equipment] > [Policies] > [Global Policies] > [Global Power Allocation Policy] の順で行います。電力制御ポリシーで設定された優先順位は関係ありません。 |
[Global Policies] タブで、グローバル電力割り当てポリシーが [Manual Blade Level Cap] に設定されていることを確認してください。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Equipment] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | 電力使用量を設定するサーバを選択します。 |
ステップ 4 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 5 |
[Power Budget] 領域で、次の手順を実行します。
|
ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Equipment] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | サーバ電力使用量を表示するシャーシを選択します。 |
ステップ 4 | 次のどちらかを実行します。 |
ステップ 5 | 必要に応じて [Motherboards] ノードを展開し、電力カウンタを表示します。 |
目次
- Cisco UCS 内の電源管理
- Cisco UCS の電源管理
- ラック サーバの電源管理
- 電源管理の注意事項
- 電源ポリシーの設定
- 電源ポリシー
- 電源ポリシーの設定
- グローバル制限ポリシーの設定
- グローバル制限ポリシー
- グローバル制限ポリシーの設定
- ポリシー方式のシャーシ グループの電力制限の設定
- ポリシー方式のシャーシ グループの電力制限
- 電源グループの設定
- 電源グループ
- 電源グループの作成
- 電源グループへのシャーシの追加
- 電源グループからのシャーシの削除
- 電源グループの削除
- 電力制御ポリシーの設定
- 電源制御ポリシー
- 電力制御ポリシーの作成
- 電力制御ポリシーの削除
- 手動ブレード レベル電力制限の設定
- 手動ブレード レベル電力制限
- サーバのブレード レベル電力制限の設定
- ブレード レベル電力制限の表示
この章は、次の内容で構成されています。
- Cisco UCS の電源管理
- ラック サーバの電源管理
- 電源管理の注意事項
- 電源ポリシーの設定
- グローバル制限ポリシーの設定
- ポリシー方式のシャーシ グループの電力制限の設定
- 手動ブレード レベル電力制限の設定
電源管理の注意事項
CIMC をリセットすると、CIMC がリブートするまでの間、Cisco UCS の電力モニタリング機能が短時間使用不能になります。 通常は 20 秒しかかかりませんが、その間にピーク電力制限を超える可能性があります。 非常に低い電力制限が設定された環境で、設定された電力制限を超えないようにするには、CIMC のリブートまたはアクティブ化を交互に実施することを検討してください。
電源ポリシー
電源ポリシーは、Cisco UCS ドメインドメインのすべてのシャーシの電源の冗長性を指定するグローバル ポリシーです。 このポリシーは PSU ポリシーとも呼ばれます。
電源の冗長性の詳細については、『Cisco UCS 5108 Server Chassis Hardware Installation Guide』を参照してください。
電源ポリシーの設定
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Global Policies] サブタブをクリックします。 ステップ 5 [Power Policy] 領域で、[Redundancy] フィールドの次のオプション ボタンのいずれかをクリックします。
[Non Redundant]:すべての取り付け済み電源装置がオンになり、負荷が均等に分散されます。 小規模の構成(必要な電力が 2500 W 未満)に限り、1 つの電源装置でも電力を供給できます。
[N+1]:非冗長性を満たす電源装置の合計数に、冗長性を与える追加の電源装置を 1 つ加えたものです。これらすべての電源装置がオンになり、シャーシの電力負荷が均等に分担されます。 電源装置がこれ以上取り付けられても、Cisco UCS Manager によってそれらは「オフ」状態に設定されます。
[Grid]:2 つの電源がオンにされます。そうでなければ、シャーシに N+1 よりも高い冗長性が要求されます。 電源の 1 つに障害が発生しても(それにより、1 つまたは 2 つの電源装置への電力供給が失われる)、別の電力回路に接続されている残りの電源装置により、シャーシへの電力供給は継続されます。
電源の冗長性の詳細については、『Cisco UCS 5108 Server Chassis Hardware Installation Guide』を参照してください。
ステップ 6 [Save Changes] をクリックします。
グローバル制限ポリシー
グローバル制限ポリシーは、ポリシー方式のシャーシ グループ電力制限またはブレード レベルの手動電力制限を、シャーシ内のすべてのサーバに適用するかを指定するグローバル ポリシーです。
デフォルトの電力制限方法である、ポリシー方式のシャーシ グループ電力制限を使用することを推奨します。重要:ブレード レベルの手動電力制限設定に変更を加えると、ポリシー方式のシャーシ グループ電力制限に設定されたグループや設定オプションが失われる結果になります。
グローバル制限ポリシーの設定
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Global Policies] サブタブをクリックします。 ステップ 5 [Global Cap Policy] 領域で、[Allocation Method] フィールドの次のいずれかのオプション ボタンをクリックして、Cisco UCS ドメインで使用する電源の制限管理ノードを決定します。
[Manual Blade Level Cap]:電力割り当ては、すべてのシャーシの個々のブレード サーバに設定されます。 このオプションを選択する場合、電源グループは作成できません。
[Policy Driven Chassis Group Cap]:電源割り当ては、関連付けられたサービス プロファイルに含まれる電力制御ポリシーによって、シャーシ レベルで設定されます。 このオプションを選択すると、Cisco UCS ドメインに 1 つ以上のシャーシを含む電力グループも作成できます。
デフォルトでは、電力割り当ては電力制御ポリシーによって各シャーシで実行されます。
ステップ 6 [Save Changes] をクリックします。
ポリシー方式のシャーシ グループの電力制限
グローバル制限ポリシーでポリシー方式の電源シャーシ グループ電力制限を選択した場合、Cisco UCS は費用のかかる電力障害のリスクなしでオーバーサブスクリプションを維持できます。 これは、二重のプロセスによって実現されます。 シャーシ レベルでは、Cisco UCS は電力グループのメンバ間で使用可能な電力量を区切ります。 ブレード レベルでは、シャーシへ割り当てられた電力量は優先順位に基づいてブレードに分割されます。
サービス プロファイルの関連付けや関連付け解除が実行されるたびに、UCS Manager はシャーシ内の各ブレード サーバの電力割り当てを再計算します。 必要に応じて、電力は低いプライオリティのサービス プロファイルから、プライオリティの高いサービス プロファイルに再分配されます。
UCS 電力グループは、データセンターのサーキット ブレーカーを保護するため、1 秒未満で電力を制限します。 ブレードは、シャーシの電力配分が最適化されるまで 20 秒間その上限にとどまる必要があります。 これは、必要とされる一時的なスパイクに反応することがないよう、意図的によりゆっくりとしたタイムスケールで実行されます。
(注)
システムは、各スロットについて、スロットが空の場合であってもサーバの起動に十分な電力をリザーブします。 予約された電力が、より多くの電力を必要とするサーバによって利用されることはありません。 電力制限に準拠しないブレードはペナルティを課されるか、シャットダウンされます。
電源グループ
電源グループは、すべてが同じ配電ユニット(PDU)から電力を引いた 1 セットのシャーシです。 Cisco UCS Manager では、1 つ以上のシャーシを含む電源グループを作成して、その電源グループについてピーク電力制限を AC ワット単位で設定することができます。
ピーク時の電力制限は、特定の電力グループ内のすべてのブレード サーバで使用可能な最大電力を表すスタティック値です。 電源グループにブレードを追加する、またはブレードから取り除くとき、手動でピーク時の電力値を変更しない場合、電源グループは、その電力グループ内のすべてのブレードの基本的な電源投入時の要件をサポートするために、ピーク時の電力制限を調整します。
最低 AC 1556 ワットが各シャーシに設定されます。 これは、すべて埋まった状態のシャーシの電源に必要な最低電力量である DC 電力 1400 ワットに変換されます。
シャーシが電源グループに追加されると、シャーシ内のブレードに関連付けられたすべてのサービス プロファイルもその電力グループの一部になります。 同様に、シャーシに新規ブレードを追加すると、そのブレードは、本質的にシャーシの電源グループの一部になります。
(注)
電源グループの作成は、サーバ プールの作成とは異なります。 ただし、電源修飾子を作成してサーバ プール ポリシーに追加することで、サーバ プールを同じ電源グループのメンバとして読み込ませることが可能です。
シャーシが除外または削除されると、シャーシは電力グループから削除されます。
次の表では、電源バジェットの割り当て時、および電力グループとの動作時に表示される可能性のあるエラー メッセージについて説明します。
エラー メッセージ 原因 推奨処置 Insufficient budget for power group POWERGROUP_NAME このメッセージは、シャーシに電源キャップを割り当てるときに最小限度を満たしていない場合に表示されます。
電力キャップ制限を AC 1556 ワット以上(DC 1400 ワット)に拡大します。
Insufficient power available to discover server Chassis ID/BladeID このメッセージは、新しいブレードを導入したときにブレード検出に使用可能なブート電力が不十分な場合に表示されます。
電源グループの作成
はじめる前に手順[Global Policies] タブで、グローバル電力割り当てポリシーが [Policy Driven Chassis Group Cap] に設定されていることを確認してください。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Power Groups] サブタブをクリックします。 ステップ 5 テーブルの右側のアイコン バーの [+] をクリックします。 [+] アイコンがディセーブルの場合、テーブルのエントリをクリックして、イネーブルにします。
ステップ 6 [Create Power Group] ウィザードの最初のページで、次のフィールドに値を入力します。
ステップ 7 [Create Power Group] ウィザードの [Add Chassis Members] ページで、次を実行します。
ステップ 8 [Create Power Group] ウィザードの [Power Group Attributes] ページで、次を実行します。
電源制御ポリシー
Cisco UCS は、電力制御ポリシーの優先順位設定をブレード タイプおよびコンフィギュレーションとともに使用し、シャーシ内の各ブレードへの初期電力割り当てを計算します。 通常の動作中、シャーシ内のアクティブなブレードは、同じシャーシ内のアイドル ブレードから電力を借りることができます。 すべてのブレードがアクティブで、電力制限に到達すると、高優先順位の電力制御ポリシーのサービス プロファイルが、優先順位の低い電力制御ポリシーのサービス プロファイルより優先されます。
優先順位は 1 ~ 10 の段階にランク付けされ、1 が優先順位最高、10 が優先順位最低を表します。 デフォルトのプライオリティは 5 です。
ミッション クリティカル アプリケーションには、no-cap という特殊な優先順位も使用できます。 プライオリティを no-cap に設定すると、Cisco UCS がその特定のサーバから未使用の電力を利用することを防止します。 この設定により、サーバにはそのサーバ タイプに可能な電力の最大容量が割り当てられます。
(注)
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
電力制御ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Power Control Policies] を右クリックし、[Create Power Control Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create Power Control Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [名前] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
[説明] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。
電源グループ内の電源に対する要求が電源を超える場合のサーバの処理。 次のいずれかになります。
[No Cap]:電源グループ内の他のサーバの所要電力に関係なく、サーバはフル キャパシティで動作します。
[cap]:サーバ グループ内の他のサーバに対するサーバの相対的なプライオリティに基づいて、最小限の電力容量がサーバに割り当てられます。 より多くの電力が使用可能になった場合、Cisco UCS は、電力を制限されていたサーバがそれまで以上の電力を使用することを許可します。 電源グループに供給される総電力量が低下した場合には、割り当てられる電力が低下します。
[cap] を選択すると、[Priority] フィールドが Cisco UCS Manager GUI によって表示されます。
ステップ 6 [OK] をクリックします。
次の作業
ポリシーをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含めます。
手動ブレード レベル電力制限
手動ブレード レベル電力制限がグローバル制限ポリシーで設定されている場合、Cisco UCS ドメイン ドメインの各ブレード サーバに対して電力制限を設定できます。
次の設定オプションを使用できます。
- イネーブル
サーバが一度に消費可能な最大電力量を指定できます。 この最大値には、0 ~ 1100 W の任意の量を指定できます。
- ディセーブル
サーバに対して電力使用量の制限を課しません。 サーバは、必要なだけ電力を使用できます。
サーバの電力使用量の瞬間的な上昇がそのサーバに設定された最大値以上になっても、Cisco UCS Manager によってサーバが切断またはシャットダウンされることはありません。 代わりに、Cisco UCS Manager によってサーバを使用可能な量まで電力が削減されます。 この削減により、サーバの速度(CPU 速度など)が低下する可能性があります。
(注)
手動ブレード レベル電力制限の設定は、[Equipment] > [Policies] > [Global Policies] > [Global Power Allocation Policy] の順で行います。電力制御ポリシーで設定された優先順位は関係ありません。
サーバのブレード レベル電力制限の設定