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この章では、Reconfigurable Optical Add/Drop(ROADM)ネットワークに導入される Cisco ONS 15454 のカードについて説明します。カードの装着と起動の手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。カードの安全保護と準拠については、『 Cisco Optical Transport Products Safety and Compliance Information 』を参照してください。
(注) 特に指定のないかぎり、[ONS 15454] は ANSI と ETSI の両方のシェルフ アセンブリを意味します。
• 「カードの概要」
• 「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」
(注) この章ではメッシュ型トポロジの機能を実行するカードについて説明します。これらの機能を実行しないマルチプレクサおよびデマルチプレクサ カードについては、第5章「マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード」の説明を参照してください。
ROADM カードには、C 帯域で使用する 6 枚のアド/ドロップ カード(32WSS、32DMX、32DMX-C、40-MUX-C、40-WXC-C、および MMU)、L 帯域で使用する 2 枚のアド/ドロップ カード(32WSS-L および 32DMX-L)などがあります。
ここでは、カードの概要、互換性、チャネルの割り当て、および安全に関する情報について説明します。
(注) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が記載されています。同じ記号が表示されているスロットに、カードを装着します。スロットと記号のリストについては、「カード スロットの要件」 を参照してください。
表7-1 に、ROAM カードに関する情報の一覧と概要を示します。
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32WSS カードには、前面プレートに 7 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「32WSS カード」を参照してください。 |
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32WSS-L カードには、前面プレートに 7 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「32WSS-L カード」を参照してください。 |
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32DMX には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「32DMX カード」を参照してください。 |
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32DMX-L には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「32DMX-L カード」を参照してください。 |
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40-DMX-C カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「40-DMX-C カード」を参照してください。 |
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40-DMX-CE カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「40-DMX-CE カード」を参照してください。 |
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40-MUX-C カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「40-MUX-C カード」を参照してください。 |
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40-WSS-C カードには、前面プレートに 8 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「40-WSS-C カード」を参照してください。 |
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40-WSS-CE カードには、前面プレートに 8 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「40-WSS-CE カード」を参照してください。 |
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40-WXC-C カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「40-WXC-C カード」を参照してください。 |
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MMU カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「MMU カード」を参照してください。 |
表7-2 に、ROADM カードに関する CTC ソフトウェアの互換性一覧を示します。
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40-MUX-C、32DMX、32DMX-L、40-DMX-C、40-DMX-CE、32WSS、および 32WSS-L カードは、入力信号の発生元のインターフェイス カードに応じて入力および出力の光チャネル信号が異なります。入力インターフェイス カードは、 表7-3 に示すクラスに分類されています。以降の表には、各インターフェイス クラスの光パフォーマンスと出力電力の値を示します。
次のマルチプレクサおよびデマルチプレクサ カードに入力信号を供給する 10 Gbps カードの光パフォーマンス パラメータを、 表7-4 に示します。
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制約 |
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制約 |
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制約 |
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最大 BER 2 |
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OSNR 1 感度 |
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伝送パワー範囲 3 |
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1.OSNR = Optical Signal-to-Noise Ratio(光信号対雑音比) |
• 次のマルチプレクサおよびデマルチプレクサ カードに入力信号を供給する 2.5 Gbps カードの光インターフェイス パフォーマンス パラメータを、 表7-5 に示します。
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制約 |
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制約 |
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制約 |
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制約 |
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制約 |
伝送パワー範囲 4 |
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ONS 15454 DWDM ROAM カードは、C 帯域および L 帯域の特定のチャネルで使用するように設計されています。これらのカードのチャネルはほとんどの場合、1 ~ 32 や 1 ~ 40 のように番号がついてるか、偶数、奇数で区別されています。クライアントのインターフェイスは、これらのチャネル割り当てに準拠して ONS 15454 システムと互換性を持つ必要があります。
表7-6 に、ITU-T 50 GHz 間隔の C 帯域チャネル ID および波長を示します。これは、カードの現行機能と将来機能を含んだ包括的な C 帯域のチャネル表です。
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次のアド/ドロップ カードは L 帯域の DWDM チャネルを使用します。
表7-7 に、ITU-T 50 GHz 間隔の L 帯域チャネル ID および波長を示します。これは、カードの現行機能と将来機能を含んだ包括的な L 帯域チャネル表です。
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6.L 帯域のチャネルは 1577.86 nm から始まる連続領域です。この表に記載されているチャネルは、他の ONS 製品との下位互換性を維持するために 1570.83 nm から始まっています。 |
ここでは、いくつかのカードに添付されているセーフティ ラベルの重要性について説明します。カードの前面プレートには、各カードのレーザー光線のレベルに関する警告が表示されています。ユーザは、あらかじめすべての警告ラベルの内容を理解している必要があります。
32DMX、32DMX-L、40-MUX-C、40-DMX-C、40-DMX-CE、32WSS、32WSS-L、40-WSS-C、40-WSS-CE、および 40-WXC-C カードにはクラス 1M レーザーが搭載されています。これらのカードに表示されているラベルは、以下の内容について記述しています。
図7-1 に、クラス 1M レーザー製品ラベルを示します。
クラス 1M レーザーは、広く拡散する光線や直径の大きな光線を生成する製品です。したがって、レーザー光線の一部を見ただけで眼に入る可能性があります。ただし、これらのレーザー製品が危険なのは、拡大光学機器を使用して光線を見た場合です。
図7-2 に、危険度 1M ラベルを示します。このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。
図7-3 に、レーザー ソース コネクタ ラベルを示します。このラベルは、ラベルが貼られている場所の光コネクタにレーザー ソースが存在することを示しています。
図7-4 に、FDA 準拠ラベルを示します。このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。
図7-5 に、感電危険性ラベルを示します。このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。保守作業の際に隣接カードを取り外すとき、またはカード上の露出した電気回路に触れたときに感電する危険性があります。
(注) ハードウェア仕様については、「32WSS カードの仕様」を参照してください。
(注) 32WSS カードのセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
2 スロットの 32 チャネル波長選択スイッチ(32WSS)カードは、ONS 15454 DWDM ノード内で、チャネルのアド/ドロップ処理を実行します。このカードは次の組み合わせのスロットに装着できます。
• ADD RX ポート(1 ~ 32) ― これらのポートはチャネルのアドに使用されます(32WSS のチャネル割り当て計画に記載)。各アド チャネルは個別のスイッチ要素に関連付けられており、この要素によって、そのチャネルをアドするかどうかが選択されます。各アド ポートは、Variable Optical Attenuator(VOA)によって調整される光パワーを備えています。32WSS の前面パネルには、クライアント入力インターフェイス用の Multifiber Push-On(MPO)ケーブルを受け入れる 4 つの受信コネクタがあります。各 MPO ケーブルは 8 本のケーブルに分かれます。
• EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、同じネットワーク要素(NE)内の他の 32WSS モジュールから光信号を受信します。
• EXP TX ポート ― EXP TX ポートは、NE 内にある他の 32WSS カードに光信号を送信します。
• COM TX ポート ― COM TX(回線入力)ポートは、NE の外部への伝送のため、ブースター増幅器カード(たとえば OPT-BST)に集約光信号を送信します。
• COM RX ポート ― COM RX ポートは、プリアンプ(たとえば OPT-PRE)から光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• DROP TX ポート ― DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含む分離された光信号を 32DMX カードに送信し、そこでさらにチャネルが処理されてドロップされます。
図7-6 に、32WSS カードの前面パネルと、ポート間のトラフィック フローを示します。
図7-7 に 32WSS カードの上位レベル機能ブロック図を示し、図7-8に光信号が EXP RX および COM RX ポートでどのように処理されるかを示します。
EXP RX ポートと COM RX ポートが受信した集約光信号は、2 つの方法で処理されます。アド チャネル/パススルー処理と光スプリッタ処理です。図7-8 に、光処理の各段階を示します。この図は、32WSS カードの詳細な光機能図です。
EX RX PORT および COM RX PORT の機能は次のとおりです。
NE 内の別の 32WSS カードから着信した光信号は、EXP RX ポートで受信されます。着信した集約光信号は、32 の個別の波長、またはチャネルへ逆多重化されます。次に、各チャネルは光スイッチによって個別に処理されます。光スイッチは、アドまたはパススルーの処理を実行します。ソフトウェア制御を使用して、光スイッチはデマルチプレクサからの光チャネル(パススルー チャネル)か外部 ADD チャネルを選択します。ADD ポート チャネルが選択されるとこのチャネルが送信され、デマルチプレクサからの光信号はブロックされます。
光スイッチによる処理後、すべてのチャネルが 1 つの集約光信号に多重化され、COM TX ポートから送信されます。この出力は通常、OPT-BST または OPT-BST-E カード(ブースター増幅器が必要な場合)に、あるいは OSC-CSM カード(増幅が不要な場合)に接続されます。
着信した光信号は COM RX ポートで受信され、32WSS カードの光スプリッタに送信されます。DROP TX ポートにドロップするように指定されているチャネルは、スプリッタによって光転送されます。DROP TX ポートは通常、32DMX の COM RX ポートに接続され、そこでドロップ チャネルがドロップされます。ドロップされないチャネルは、光スプリッタをパススルーし、32WSS カードの EXP TX ポートから出力されます。通常、この光信号は NE 内の別の 32WSS モジュールに接続されます。
32WSS カードを 32DMX カードと併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および Cisco Transport Manager(CTM)を使用して、ONS 15454 で個々の光チャネルをアド/ドロップするように設定できます。32WSS カードによる ROADM 機能には、2 枚の 32DMX シングルスロット カードと、2 枚の 32WSS ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) ターミナル サイトは、32WSS カードと 32DMX カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続するだけで設定できます。
物理フォトダイオード P1 ~ P69 は、32WWS カードの電力をモニタリングします。 表7-8 に示すように、返された電力レベル値は各ポートに対して較正されます。
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P33 ~ P64 7 |
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7.P33 ~ P64 は、光スイッチの状態に応じて ADD または PASSTHROUGH 電力のいずれかをモニタリングします。 |
32WSS カードのチャネル ラベル、周波数、および波長を表7-9 に示します。
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表7-10 に、32WSS カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。
32WSS カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「32WSS-L カードの仕様」を参照してください。
(注) 32WSS-L のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
2 スロットの 32 チャネル波長選択スイッチ L 帯域(32WSS-L)カードは、ONS 15454 DWDM ノード内で、チャネルのアド/ドロップ処理を実行します。32WSS-L カードは、特に DS ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用するネットワークでの使用に最適です。このカードは次の組み合わせのスロットに装着できます。
32WSS-L カードの前面プレートには、次の 6 種類のポートがあります。
• ADD RX ポート(1 ~ 32) ― これらのポートはチャネルのアドに使用されます(32WSS-L チャネル計画に記載)。各アド チャネルは個別のスイッチ要素に関連付けられており、この要素によって、そのチャネルをアドするかどうかが選択されます。各アド ポートは、VOA によって調整される光パワーを備えています。
• EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、同じ NE 内の他の 32WSS-L カードから光信号を受信します。
• EXP TX ポート ― EXP TX ポートは、NE 内にある他の 32WSS-L カードに光信号を送信します。
• COM TX ポート ― COM TX ポートは、NE の外部への伝送のため、ブースター増幅器カード(たとえば OPT-BST カード)に集約光信号を送信します。
• COM RX ポート ― COM RX ポートは、プリアンプ(たとえば OPT-PRE)から光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• DROP TX ポート ― DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含む分離された光信号を 32DMX カードに送信し、そこでさらにチャネルが処理されてドロップされます。
図7-9 に、32WSS-L モジュールの前面パネルと、ポート間のトラフィック フローを示します。
図7-10 に 32WSS-L カードの上位レベル機能ブロック図を示し、図7-11に光信号が EXP RX および COM RX ポートでどのように処理されるかを示します。
EXP RX ポートと COM RX ポートが受信した集約光信号は、2 つの方法で処理されます。アド チャネル/パススルー処理と光スプリッタ処理です。図7-11 に、光処理の各段階を示します。この図は、32WSS-L カードの詳細な光機能図です。
EX RX PORT および COM RX PORT の機能は次のとおりです。
NE 内の別の 32WSS-L カードから着信した光信号は、EXP RX ポートで受信されます。着信した集約光信号は、32 の個別の波長、またはチャネルへ逆多重化されます。次に、各チャネルは光スイッチによって個別に処理されます。光スイッチは、アドまたはパススルーの処理を実行します。ソフトウェア制御を使用して、光スイッチはデマルチプレクサからの光チャネル(パススルー チャネル)か外部 ADD チャネルを選択します。ADD ポート チャネルが選択されるとこのチャネルが送信され、デマルチプレクサからの光信号はブロックされます。
光スイッチによる処理後、すべてのチャネルが 1 つの集約光信号に多重化され、COM TX ポートから送信されます。この出力は通常、OPT-AMP-L または OPT-BST-E カード(ブースター増幅器が必要な場合)に、あるいは OSC-CSM カード(増幅が不要な場合)に接続されます。
着信した光信号は COM RX ポートで受信され、32WSS-L カードの光スプリッタに送信されます。DROP TX ポートにドロップするように指定されているチャネルは、スプリッタによって光転送されます。DROP TX ポートは通常、32DMX-L の COM RX ポートに接続され、そこでドロップ チャネルがドロップされます。ドロップされないチャネルは、光スプリッタをパススルーし、32WSS-L カードの EXP TX ポートから出力されます。通常、この光信号は NE 内の別の 32WSS-L モジュールに接続されます。
32WSS-L は、32DMX-L と連動して L 帯域(1570 ~ 1620 nm)の機能を実装します。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 で個々の光チャネルをアド/ドロップするように設定できます。32WSS-L カードによる ROADM 機能には、2 枚の 32DMX-L シングルスロット カードと、2 枚の 32WSS-L ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) ターミナル サイトは、32WSS-L カードと 32DMX-L カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続して設定できます。
物理フォトダイオード P1 ~ P69 は、32WWS-L カードの電力をモニタリングします。 表7-11 に示すように、返された電力レベル値は各ポートに対して較正されます。
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P33 ~ P64 8 |
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8.P33 ~ P64 は、光スイッチの状態に応じて ADD または PASSTHROUGH 電力のいずれかをモニタリングします。 |
表7-12 に示すように、32WSS-L カードは、ITU 100 GHz グリッド上の 32 の帯域チャネルを使用します。
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表7-13 に、32WSS-L カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。
(注) ハードウェア仕様については、「32DMX カードの仕様」を参照してください。
(注) 32DMX カードのセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
シングルスロットの 32 チャネル デマルチプレクサ(32DMX)カードは、光デマルチプレクサです。このカードは、COM RX ポートで集約光信号を受信して、(32 の)ITU-T 100 GHz 間隔のチャネルに逆多重化します。32DMX カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。
• COM RX ポート ― COM RX は、逆多重化する集約光信号用の入力ポートです。このポートは、光パワーを調整する VOA と、光パワー モニタリング用のフォトダイオードによってサポートされています。
• DROP TX ポート(1 ~ 32) ― 32DMX の出力側は、32 のドロップ ポート(32DMX のチャネル割り当て計画 に掲載)を提供します。これらのポートは、通常、ROADM ノード内でのチャネルのドロップに使用されます。これらのポートは、4 つの 8 ファイバ MPO リボン コネクタによって接続されています。デマルチプレクサへの着信光信号は、COM RX ポートに到着します。この入力ポートへの接続には 1 つの LC デュプレックス光コネクタが使用されます。各ドロップ ポートには光パワーをモニタリングするフォトダイオードがあります。2 スロットの 32DMX-O デマルチプレクサとは異なり、32DMX のドロップ ポートには、光パワー調整のための、チャネルごとの VOA がありません。32DMX-O カードの説明については、「32DMX-O カード」を参照してください。
図7-12 に、32DMX カードの前面パネルと、ポート間の基本的なトラフィック フローを示します。
図7-13 に、32DMX カードのブロック図を示します。
図7-14 に、32DMX 光モジュールの機能ブロック図を示します。
32DMX カードを 32WSS カードと併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 で個々の光チャネルをアド/ドロップするように設定できます。32DMX カードによる ROADM 機能には、2 枚の 32DMX シングルスロット カードと、2 枚の 32WSS ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) ターミナル サイトは、32WSS カードと 32DMX カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続するだけで設定できます。
物理フォトダイオード P1~P33 は、32DMX カードの電力をモニタリングします。 表7-14 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。
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32DMX カードのチャネル ラベル、周波数、および波長を表7-15 に示します。
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表7-16 に、32DMX カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。
32DMX カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「32DMX-L カードの仕様」を参照してください。
(注) 32DMX-L のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
シングルスロットの 32 チャネル デマルチプレクサ L 帯域 カード(32DMX-L)は、L 帯域の光デマルチプレクサです。このカードは、COM RX ポートで集約光信号を受信して、(32 の)100 GHz 間隔のチャネルに逆多重化します。32DMX-L カードは、特に DSファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用するネットワークでの使用に最適です。32DMX-L カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
32DMX-L カードには次の 2 種類のポートがあります。
• COM RX ポート ― COM RX は、逆多重化する集約光信号用の入力ポートです。このポートは、光パワーを調整する VOA と、光パワー モニタリング用のフォトダイオードによってサポートされています。
• DROP TX ポート(1 ~ 32) ― 32DMX-L カードの出力側は、32 のドロップ ポート(40-DMX-C チャネル計画 に掲載)を提供します。これらのポートは、通常、ROADM ノード内でのチャネルのドロップに使用されます。これらのポートは、4 つの 8 ファイバ MPO リボン コネクタによって接続されています。各ドロップ ポートには、光パワー モニタリング用のフォトダイオードがあります。2 スロットの 32DMX-O デマルチプレクサとは異なり、32DMX-L のドロップ ポートには、光パワー調整のための、チャネルごとの VOA がありません。32DMX-O カードの説明については、「32DMX-O カード」を参照してください。
図7-15 に、32DMX-L カードの前面パネルと、ポート間の基本的なトラフィック フローを示します。
図7-16 に、32DMX-L カードのブロック図を示します。
図7-17 に、32DMX-L 光モジュールの機能ブロック図を示します。
32DMX-L カードを 32WSS-L カードと併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 で個々の光チャネルをアド/ドロップするように設定できます。32DMX-L カードによる ROADM 機能には、2 枚の 32DMX-L シングルスロット カードと、2 枚の 32WSS-L ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) ターミナル サイトは、32WSS-L カードと 32DMX-L カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続するだけで設定できます。
物理フォトダイオード P1~P33 は、32DMX-L カードの電力をモニタリングします。 表7-17 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。
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表7-18 に示すように、32DMX-L カードは、ITU 100 GHz グリッド上の 32 の帯域チャネルを使用します。
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表7-19 に、32DMX-L カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。
32DMX-L カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「40-DMX-C カードの仕様」を参照してください。
(注) 40-DMX-C のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
シングルスロットの 40 チャネル デマルチプレクサ C 帯域(40-DMX-C)カードは、チャネル計画(40-DMX-C チャネル計画)で示された 40 の 100 GHz 間隔のチャネルを逆多重化し、専用の出力ポートに送信します。光パワー全体は、すべてのチャネルに共通の 1 つの VOA を使用して調整されます。40-DMX-C カードは単方向機能を備え、光学的にはパッシブであり、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
40-DMX-C カードには次の 2 種類のポートがあります。
• COM RX ポート ― COM RX は、逆多重化する集約光信号用の回線入力ポートです。このポートは、光パワーを調整する VOA と、チャネルごとの光パワー モニタリング用のフォトダイオードによってサポートされています。
(注) デフォルトでは、VOA は安全のために(電源障害時など)最大減衰量に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。
• DROP TX ポート(1 ~ 40) ― 40-DMX-C カードの出力側は、40 のドロップ ポートを提供します。これらのポートは、通常、ROADM ノード内でのチャネルのドロップに使用されます。ポートへの接続には前面パネルにある 5 つの物理コネクタを使用します。このコネクタは MPO クライアント入力ケーブルを受け入れます。(MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます)。また、40-DMX-C カードには、主入力用に LC-PC-II 光コネクタが 1 つあります。
図7-18 に、40-DMX-C カードの前面プレートを示します。
図7-19 に、40-DMX-C カードのブロック図を示します。
図7-20 に、40-DMX-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
40-DMX-C カードを 40-WSS-C カードと併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 で光チャネル レベルで設定できます。40-DMX-C カードによる ROADM 機能には、2 枚の 40-DMX-C シングルスロット カードと、2 枚の 40-WSS-C ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
物理フォトダイオード P1 ~ P40 は、40-DMX-C カードの各出力の電力をモニタリングします。P41 は COM-RX ポートに対して較正済みの、入力側で多重化された電力の合計をモニタリングします。 表7-20 に示すように、返された電力レベルは各ポートに対して較正されます。
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表7-21 に、40-DMX-C で逆多重化される、40 の ITU-T 100 GHz 間隔の C 帯域チャネル(波長)を示します。
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40-DMX-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表7-22 参照)。
40-DMX-C カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「40-DMX-CE カードの仕様」を参照してください。
(注) 40-DMX-CE のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
シングルスロットの 40 チャネル デマルチプレクサ C 帯域偶数チャネル(40-DMX-CE)カードは、チャネル計画(40-DMX-CE カードのチャネル計画)で示された 40 の 100 GHz 間隔の偶数チャネルを逆多重化し、専用の出力ポートに送信します。光パワー全体は、すべてのチャネルに共通の 1 つの VOA を使用して調整されます。40-DMX-CE カードは単方向機能を備え、光学的にはパッシブであり、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
40-DMX-CE カードには次の 2 種類のポートがあります。
• COM RX ポート ― COM RX は、逆多重化する集約光信号用の回線入力ポートです。このポートは、光パワーを調整する VOA と、チャネルごとの光パワー モニタリング用のフォトダイオードによってサポートされています。
(注) デフォルトでは、VOA は安全のために(電源障害時など)最大減衰量に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。
• DROP TX ポート(1 ~ 40) ― 40-DMX-CE カードの出力側は、40 のドロップ ポートを提供します。これらのポートは、通常、ROADM ノード内でのチャネルのドロップに使用されます。ポートへの接続には前面パネルにある 5 つの物理コネクタを使用します。このコネクタは MPO クライアント入力ケーブルを受け入れます。(MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます)。また、40-DMX-CE カードには、主入力用に LC-PC-II 光コネクタが 1 つあります。
図7-21 に、40-DMX-CE カードの前面プレートを示します。
図7-22 に、40-DMX-CE カードのブロック図を示します。
図7-23 に、40-DMX-CE カード光モジュールの機能ブロック図を示します。
図7-23 40-DMX-CE カード光モジュールの機能ブロック図
40-DMX-CE カードを 40-WSS-CE カードと併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 で光チャネル レベルで設定できます。40-DMX-CE カードによる ROADM 機能には、2 枚の 40-DMX-CE シングルスロット カードと、2 枚の 40-WSS-CE ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
物理フォトダイオード P1 ~ P40 は、40-DMX-CE カードの各出力の電力をモニタリングします。P41 は COM-RX ポートに対して較正済みの、入力側で多重化された電力の合計をモニタリングします。 表7-23 に示すように、返された電力レベルは各ポートに対して較正されます。
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表7-24 に、40-DMX-CE で逆多重化される、40 の ITU-T 100 GHz 間隔の C 帯域チャネル(波長)を示します。
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40-DMX-CE カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表7-25 参照)。
40-DMX-CE カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」の章を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「40-MUX-C カードの仕様」を参照してください。
(注) 40-MUX-C のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
シングルスロットの 40 チャネル マルチプレクサ C 帯域(40-MUX-C)カードは、チャネル計画(40-DMX-C チャネル計画)で示された 40 の ITU-T 100 GHz 間隔のチャネルを多重化します。40-MUX-C カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。通常、40-MUX-C カードはハブ ノードで使用します。
40-MUX-C カードには次の 2 種類のポートがあります。
• COM TX ポート ― COM TX は、多重化する集約光信号用の回線出力ポートです。このポートは、光パワーを調整する VOA と、チャネルごとの光パワー モニタリング用フォトダイオードの両方によってサポートされています。
(注) デフォルトでは、VOA は安全のために(電源障害時など)最大減衰量に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。
• DROP RX ポート(1 ~ 40) ― 40-MUX-C カードは、40 の光入力チャネルを備えています。ポートへの接続にはカードの前面パネルにある 5 つの物理受信コネクタを使用します。このコネクタはクライアント入力インターフェイス用の MPO ケーブルを受け入れます。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。また、40-DMX-C カードには、主出力用に LC-PC-II 光コネクタが 1 つあります。波長範囲については、表7-21を参照してください。
図7-24 に、40-MUX-C カードの前面プレートを示します。
図7-25 に、40-MUX-C カードのブロック図を示します。
図7-26 に、40-MUX-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
物理フォトダイオード P1 ~ P40 は、40-DMX-C カードの各入力ポートの電力をモニタリングします。P41 は COM-TX ポートに対して較正済みの、多重化された出力電力の合計をモニタリングします。 表7-26 に示すように、返された電力レベルは各ポートに対して較正されます。
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表7-27 に、40-MUX-C カードで多重化される、40 の ITU-T 100 GHz 間隔の C 帯域チャネル(波長)を示します。
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40-MUX-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表7-28 参照)。
40-MUX-C カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「40-WSS-C カードの仕様」を参照してください。
(注) 40-WSS-C のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
ダブルスロットの 40 チャネル波長選択スイッチ C 帯域(40-WSS-C)カードは、チャネル計画(40-DMX-C チャネル計画)で示された 40 の ITU-T 100 GHz 間隔のチャネルをスイッチングし、専用の出力ポートに送信します。40-WSS-C カードは双方向機能を備え、光学的にはパッシブです。このカードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。
• DWDM 集約信号を、ある方向からの LINE 受信ポート(EXP RX)と、別方向からの COM-RX ポートで受信し 40 の光出力チャネルに変換
• フォトダイオードを使用したチャネル単位の光パワー モニタリング
• 70% 対 30% の信号分割(40-DMX-C に送信されて信号はドロップされ、次に他の 40-WSS-C カードに送信される)
• DWDM 信号モニタリングの集約および VOA による制御。電源障害時には、VOA が安全のために最大減衰に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。
40-WSS-C カード内では、最初の AWG がスペクトルを開き、各波長を 1x2 光スイッチのポートのいずれかに送ります。同じ波長をパススルーさせたりブロックしたりできます。パススルーの波長がブロックされた場合、新しいチャネルを ADD ポートに追加できます。2 番めの AWG はすべての波長を多重化します。集約された信号は COM-TX ポートから出力されます。
40-WSS-C カードには次の 8 種類のポートがあります。
• ADD RX ポート(1 ~ 40) ― これらのポートはチャネルのアドに使用されます。各アド チャネルは個別のスイッチ要素に関連付けられており、この要素によって、個々のチャネルをアドするかどうかが選択されます。各アド ポートは、VOA によって調整される光パワーを備えています。カードの前面プレート上にある 5 つのコネクタは、クライアント入力インターフェイス用の MPO ケーブルを受け入れます。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。また、40-WSS-C カードには、主入力用に LC-PC-II 光コネクタが 1 つあります。
• COM RX ― COM RX ポートは、プリアンプ(たとえば OPT-PRE)から光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• COM TX ― COM TX ポートは、NE の外部への伝送のため、ブースター増幅器カード(たとえば OPT-BST カード)に集約光信号を送信します。
• EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、同じ NE 内の他の 40-WSS-C カードから光信号を受信します。
• EXP TX ― EXP TX ポートは、NE 内にある他の 40-WSS-C カードに光信号を送信します。
• DROP TX ポート ― DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含む分離された光信号を 40-DMX-C カードに送信し、そこでさらにチャネルが処理されてドロップされます。
図7-27 に、40-WSS-C カードの前面プレートを示します。
図7-28 に、40-WSS-C カードのブロック図を示します。
図7-29 に、40-WSS-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
40-WSS-C カードを 40-DMX-C カードと併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 で光チャネル レベルで設定できます。40-WSS-C カードによる ROADM 機能には、2 枚の 40-WSS-C ダブルスロット カードと、2 枚の 40-DMX-C シングルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
40-WSS-C には、電力をモニタリングする物理ダイオードがカード上のさまざまな位置にあります。 表7-29 に、物理ダイオードについて説明します。
ダイオード |
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PDi3 9 |
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このほかに、40-WSS-C には 2 つの仮想ダイオードがあります。仮想ダイオードは、各物理フォトダイオードに対応するモニタリング ポイントです。物理ダイオードが 2 つのインターリンク(ILK)ポートの 1 つで特定されるのに対し、仮想ダイオードは物理ダイオードで特定されます。 表7-30 に仮想ダイオードを示します。
ダイオード |
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表7-31 に、40-WSS-C カードでスイッチングされる、40 の ITU-T 100 GHz 間隔の C 帯域チャネル(波長)を示します。
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40-WSS-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表7-32 参照)。
40-WSS-C カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」の章を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「40-WSS-CE カードの仕様」を参照してください。
(注) 40-WSS-CE のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
ダブルスロットの 40 チャネル波長選択スイッチ偶数チャネル C 帯域(40-WSS-CE)カードは、チャネル計画(40-WSS-CE チャネル計画)で示された 40 の ITU-T 100 GHz 間隔のチャネルをスイッチングし、専用の出力ポートに送信します。40-WSS-CE カードは双方向機能を備え、光学的にはパッシブです。このカードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。
• 1 つの方向の回線受信ポート(EXP RX)からと、別な方向の COM-RX ポートからの DWDM 集約信号を受信し 40 の光出力チャネルに分離
• フォトダイオードを使用したチャネル単位の光パワー モニタリング
• 70% 対 30% の信号分割(40-DMX-CE カードに送信されて信号はドロップされ、次に他の 40-WSS-CE カードに送信される)
• DWDM 信号モニタリングの集約および VOA による制御電源障害時には、VOA が安全のために最大減衰に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。
40-WSS-CE カード内では、最初の AWG がスペクトルを開き、各波長を 1x2 光スイッチのポートのいずれかに送ります。同じ波長をパススルーさせたりブロックしたりできます。パススルーの波長がブロックされた場合、新しいチャネルを ADD ポートに追加できます。2 番めの AWG はすべての波長を多重化します。集約された信号は COM-TX ポートから出力されます。
40-WSS-CE カードには次の 8 種類のポートがあります。
• ADD RX ポート(1 ~ 40) ― これらのポートはチャネルのアドに使用されます。各アド チャネルは個別のスイッチ要素に関連付けられており、この要素によって、個々のチャネルをアドするかどうかが選択されます。各アド ポートは、VOA によって調整される光パワーを備えています。カードの前面プレート上にある 5 つのコネクタは、クライアント入力インターフェイス用の MPO ケーブルを受け入れます。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。また、40-WSS-CE カードには、主入力用に LC-PC-II 光コネクタが 1 つあります。
• COM RX ― COM RX ポートは、プリアンプ(たとえば OPT-PRE)から光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• COM TX ― COM TX ポートは、NE の外部への伝送のため、ブースター増幅器カード(たとえば OPT-BST カード)に集約光信号を送信します。
• EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、同じ NE 内の他の 40-WSS-CE カードから光信号を受信します。
• EXP TX ― EXP TX ポートは、NE 内にある他の 40-WSS-CE カードに光信号を送信します。
• DROP TX ポート ― DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含む分離された光信号を 40-DMX-C カードに送信し、そこでさらにチャネルが処理されてドロップされます。
図7-30 に、40-WSS-CE カードの前面プレートを示します。
図7-31 に、40-WSS-CE カードのブロック図を示します。
図7-32 に、40-WSS-CE 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図7-32 40-WSS-CE カード光モジュールの機能ブロック図
40-WSS-CE カードを 40-DMX-CE カードと併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM ノードになると、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 で光チャネル レベルで設定できます。40-WSS-CE カードによる ROADM 機能には、2 枚の 40-WSS-CE ダブルスロット カードと、2 枚の 40-DMX-CE シングルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章の該当するカードの説明を参照してください。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。
40-WSS-CE には、電力をモニタリングする物理ダイオードがカード上のさまざまな位置にあります。 表7-33 に、物理ダイオードについて説明します。
ダイオード |
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PDi3 10 |
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このほかに、40-WSS-CE カードには 2 つの仮想ダイオードがあります。仮想ダイオードは、各物理フォトダイオードに対応するモニタリング ポイントです。物理ダイオードが 2 つのインターリンク(ILK)ポートの 1 つで特定されるのに対し、仮想ダイオードは物理ダイオードで特定されます。 表7-34 に仮想ダイオードを示します。
ダイオード |
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表7-35 に、40-WSS-CE カードでスイッチングされる、40 の ITU-T 100 GHz 間隔の C 帯域チャネル(波長)を示します。
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40-WSS-CE カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表7-36 参照)。
40-WSS-CE カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」の章を参照してください。
(注) ハードウェア仕様については、「40-WXC-C カードの仕様」を参照してください。
(注) 40-WXC-C のセーフティ ラベルの情報については、「クラス 1M レーザー製品のカードのセーフティ ラベル」を参照してください。
ダブルスロットの 40 チャネル波長クロスコネクト C 帯域(40-WXC-C)カードは、9 つの入力ポートから入る波長を任意に組み合わせて共通出力ポートに選択的に送信します。このカードは、表7-6のチャネル グリッドに従って、各ポートで最大 41 の 100 GHz 間隔のチャネルを管理できます。各チャネルはどの入力からも選択できます。このカードは光学的にはパッシブであり、双方向機能を備えています。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
• 入力ポートから入る DWDM 集約信号の逆多重化、選択、および多重化を行い、共通出力ポートに送信
• DWDM 信号モニタリングの集約および VOA による制御
• チャネルの光パワーを調整するために、VOA はすべてのチャネル パスに配置されています。電源障害時には、VOA は最大の減衰値に設定されるか、または既定の設定可能な減衰値に設定されます。VOA は手動でも設定できます。
• フォトダイオードを使用したチャネル単位の光パワー モニタリング
40-WXC-C カードは次の特性を持つセレクタ要素として機能します。
• 1 つの入力ポートから 1 つの波長を選択し、それを共通出力ポートまでパススルーさせることができます。同時に、他の 8 つの入力ポートから入ってくる同じ波長をブロックできます。
• 9 つすべての入力からの波長をブロックすることができます。
• 光パワーをモニタリングし、波長の入出力ポート間の接続には無関係に、チャネル単位の VOA を使用してパスの減衰量を調整します。
40-WXC-C カードには次の 6 種類のポートがあります。
• COM RX ― COM RX ポートは、プリアンプ(たとえば OPT-PRE)から光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• COM TX ― COM TX ポートは、NE の外部への伝送のため、ブースター増幅器カード(たとえば OPT-BST カード)に集約光信号を送信します。
• EXP TX ― EXP TX ポートは、NE 内にある他の 40-WXC-C カードに光信号を送信します。
• MON TX ― Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル)モニタ
• ADD/DROP RX ― 40-WXC-C カードは、40 の光入力チャネルを備えています。波長範囲については、表7-39を参照してください。
• ADD/DROP TX ― DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含む分離された光信号を 40-WXC-C カードに送信し、そこでさらにチャネルが処理されてドロップされます。
図7-33 に、40-WXC-C カードの前面プレートを示します。
図7-34 に、40-WXC-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
40-WXC-C には、電力をモニタリングする 83 個の物理ダイオード(P1 ~ P40)がカードの出力側にあります。 表7-37 に、物理ダイオードについて説明します。
ダイオード |
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PDi3 11 |
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このほかに、40-WXC-C には 2 つの仮想ダイオードがあります。仮想ダイオードは、各物理フォトダイオードに対応するモニタリング ポイントです。物理ダイオードが 2 つのインターリンク(ILK)ポートの 1 つで特定されるのに対し、仮想ダイオードは物理ダイオードで特定されます。 表7-38 に仮想ダイオードを示します。
ダイオード |
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表7-39 に、40-WXC-C カードでクロス コネクトされる、40 の ITU-T 100 GHz 間隔の C 帯域チャネル(波長)を示します。
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Ch. 0 12 |
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40-WXC-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表7-40 参照)。
40-WXC-C カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
シングルスロットの Mesh Multi-Ring Upgrade Module(MMU)カードは、C 帯域と L 帯域の両方にある ROADM ノードのマルチリング アップグレードとメッシュ アップグレードをサポートします。メッシュ/マルチリング アップグレードは、3R 再生なしでネットワークやリングのあるセクションから別のセクションへ指定した波長を光学的にバイパスする機能のことです。各ノードで、MMU をイースト側に 1 つとウエスト側に 1 つ装着する必要があります。カードはスロット 1 ~ 6 およびスロット 12 ~ 17 に装着できます。
• EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、NE 上で利用可能な ROADM セクションから光信号を受信します。
• EXP TX ポート ― EXP TX ポートは、NE 上で利用可能な ROADM セクションに光信号を送信します。
• EXP-A RX ポート ― EXP-A RX ポートは、別のNE またはリング上で利用可能な ROADM セクションから光信号を受信します。
• EXP-A TX ポート ― EXP-A TX ポートは、別のNE またはリング上で利用可能な ROADM セクションに光信号を送信します。
• COM TX ポート ― COM TX ポートは、光信号をファイバ ステージ セクションに送信します。
• COM RX ポート ― COM RX ポートは、光信号をファイバ ステージ セクションから受信します。
図7-35 に、MMU カードの前面プレートを示します。
図7-36 に、MMU カードの上位レベルの機能ブロック図を示します。
物理フォトダイオード P1 ~ P3 は、MMU カードの電力をモニタリングします。 表7-41 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。VP1 ~ VP3 は、(モジュールに格納されている)光スプリッタの関連パス挿入損失を、実際のフォトダイオード(P1 ~ P3)測定に(ソフトウェア計算で)追加することによって作成された仮想フォトダイオードです。
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表7-42 に、MMU カード上にある 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。
MMU カードのポートのアラーム ステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。画面には任意のポートまたはスロットのアラーム数と重大度が表示されます。これらの数値を表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。