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この章では、Cisco ONS 15454 Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM)ネットワークで使用される光アド/ドロップ カードについて説明します。カードの装着と起動の手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。カードの安全保護と準拠については、『 Cisco Optical Transport Products Safety and Compliance Information 』を参照してください。
(注) 特に指定のないかぎり、[ONS 15454] は ANSI と ETSI の両方のシェルフ アセンブリを意味します。
• 「カードの概要」
ここでは、光アド/ドロップ カードの概要、ソフトウェア互換性、インターフェイス クラス、およびチャネル割り当ての情報について説明します。
(注) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が記載されています。同じ記号が表示されているスロットに、カードを装着します。スロットと記号のリストについては、「カード スロットの要件」 を参照してください。
光アド/ドロップ カードには、主に帯域 Optical Add/Drop Multiplexer(OADM; 光アド/ドロップ マルチプレクサ)カードとチャネル OADM カードの 2 種類があります。帯域 OADM カードは隣接するチャネルの 1 つの帯域または 4 つの帯域をアドおよびドロップします。この章で説明する 4 帯域 OADM(AD-4B-xx.x)および 1 帯域 OADM(AD-1B-xx.x)などのカードは C 帯域でのみ使用されます。チャネル OADM カードは隣接する 1 つ、2 つ、または 4 つのチャネルをアドおよびドロップします。4 チャネル OADM(AD-4C-xx.x)、2 チャネル OADM(AD-2C-xx.x)、および 1 チャネル OADM(AD-1C-xx.x)があります。
(注) L 帯域のアド/ドロップ機能については、第7章「ROADM カード」を参照してください。
表6-1 に、光アド/ドロップ カードの機能一覧と概要を示します。
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AD-1C-xx.x カードには、前面プレートに 3 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-1C-xx.x カード」を参照してください。 |
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AD-2C-xx.x カードには、前面プレートに 4 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-2C-xx.x カード」を参照してください。 |
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AD-4C-xx.x カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-4C-xx.x カード」を参照してください。 |
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AD-1B-xx.x カードには、前面プレートに 3 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-1B-xx.x カード」を参照してください。 |
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AD-4B-xx.x カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-4B-xx.x カード」を参照してください。 |
表6-2 に、各光アド/ドロップ カードに関する CTC ソフトウェアの互換性一覧を示します。
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AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、AD-4C-xx.x、AD-1B-xx.x、および AD-4B-xx.x カードは、入力信号の発生元のインターフェイス カードに応じて入力および出力の光チャネル信号が異なります。入力インターフェイス カードは、 表6-3 に示すクラスに分類されています。以降の表には、各インターフェイス クラスの光パフォーマンスと出力電力の値を示します。
光アド/ドロップ カードに入力する信号を供給する 10 Gbps カードの光パフォーマンス パラメータを、 表6-4 に示します。
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よる制約 |
制約 (該当時) |
よる制約 |
制約 (該当時) |
制約 |
よる制約 |
制約 (該当時) |
最大 BER 2 |
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OSNR 1 感度 |
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伝送パワー範囲 3 |
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1.OSNR = Optical Signal-to-Noise Ratio(光信号対雑音比) |
光アド/ドロップ カードに入力する信号を供給する 2.5 Gbps カードのインターフェイス パフォーマンス パラメータを、 表6-5 に示します。
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制約 |
(該当時) |
制約 |
(該当時) |
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制約 |
(該当時) |
制約 |
(該当時) |
制約 |
伝送パワー範囲 4 |
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ONS 15454 DWDM チャネル OADM および帯域 OADM カードは、C 帯域の特定のチャネルで使用するように設計されています。これらのカードのチャネルはほとんどの場合、1~32 のように番号付けされているか、偶数、奇数で区別されています。クライアントのインターフェイスは、これらのチャネル割り当てに準拠して ONS 15454 システムと互換性を持つ必要があります。
表6-6 に、C 帯域の DWDM チャネルに割り当てられたチャネル ID および波長を示します。
(注) カードが帯域に一覧表示されているチャネルの一部のみまたはすべてを使用する場合があります。また、カードの中には 100 GHz ITU-T グリッド上のチャネルを使用しているものや、50 GHz ITU-T グリッド上のチャネルを使用しているものもあります。詳細については、付録 A「ハードウェア仕様」で該当するカードの説明を参照してください。
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ここでは、AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、AD-4c-xx.x、AD-1B-xx.x、および AD-4B-xx.xx カードに添付されているセーフティ ラベルについて示します。
図6-1 にクラス 1M レーザー製品ラベルを示します。
クラス 1M レーザーは、広く拡散する光線や直径の大きな光線を生成する製品です。したがって、レーザー光線の一部を見ただけで眼に入る可能性があります。ただし、これらのレーザー製品が危険なのは、拡大光学機器を使用して光線を見た場合です。
図6-2 に危険度 1M ラベルを示します。
このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。
図6-3 にレーザー ソース コネクタのラベルを示します。
図6-4 に FDA 準拠ラベルを示します。
このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。
図6-5 に感電の危険性を示すラベルを示します。
このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。感電事故の可能性があるのは、メンテナンス時に隣接カードを取り外す際に、カード上にある電気回路の露出部分に触れた場合です。
(注) ハードウェア仕様については、「AD-1C-xx.x カードの仕様」を参照してください。
1 チャネル OADM(AD-1C-xx.x)カードは、DWDM カード システムの 100 GHz 間隔内で利用する 32 チャネルの 1 つをパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 32 のバージョン(それぞれが 1 つの波長でのみ使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードの各波長バージョンごとに異なる部品番号が指定されています。AD-1C-xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。
• カスケードされた 2 つのパッシブ光干渉フィルタ。チャネルのアド/ドロップ機能を実行
• 1 つのソフトウェア制御 Variable Optical Attenuator(VOA)。挿入されたチャネルの光パワーを調整
• ソフトウェア制御 VOA。エクスプレス光パスの挿入損失を調整
• VOA の設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラームしきい値。内部で制御
• 共通 DWDM 入出力ポートに位置する仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)。ソフトウェア内でモニタリング
図6-6 に、AD-1C-xx.x の前面プレートを示します。
カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品の安全なレーザー」を参照してください。
図6-7 に、AD-1C-xx.x カードのブロック図を示します。
図6-8 に、AD-1C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図6-8 AD-1C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図
物理フォトダイオード P1~P4 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、AD-1C-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表6-7 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。
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AD-1C-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表6-8 参照)。
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-1C-xx.x には 6 つの LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 2 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。
(注) ハードウェア仕様については、「AD-2C-xx.x カードの仕様」を参照してください。
2 チャネル OADM(AD-2C-xx.x)カードは、同じ帯域内の隣接する 2 つの 100 GHz チャネルをパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 16 のバージョン(それぞれが 1 つの波長のペアで使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。カードの各バージョンごとに異なる部品番号が指定されています。
• 干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネルのアド/ドロップ機能を実行
• アド セクションでの 2 つのソフトウェア制御 VOA(各アド ポートに 1 つずつ)。挿入された各チャネルの光パワーを調整
• ソフトウェア制御 VOA。エクスプレス チャネルの挿入損失を調整
• VOA の設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラームしきい値。内部で制御
• 共通 DWDM 入出力ポートに位置する仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)。ソフトウェア内でモニタリング
図6-9 に、AD-2C-xx.x の前面プレートを示します。
カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品の安全なレーザー」を参照してください。
図6-10 に、AD-2C-xx.x カードのブロック図を示します。
図6-11 に、AD-2C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図6-11 AD-2C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図
AD-2C-xx.x カードは、 表6-9 に示す波長ペアで使用するようにプロビジョニングされます。この表では、波長ではなく チャネル ID を示します。チャネル ID に対応する実際の波長については、表6-6を参照してください。
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物理フォトダイオード P1~P10 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、AD-2C-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表6-10 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。
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AD-2C-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表6-11 参照)。
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-2C-xx.x には 8 つの LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 4 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。
(注) ハードウェア仕様については、「AD-4C-xx.x カードの仕様」を参照してください。
4 チャネル OADM(AD-4C-xx.x)カードは、同じ帯域内の 4 つすべての 100 GHz 間隔チャネルをパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 8 つのバージョン(それぞれが 1 つの波長の帯域で使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。このカードには 8 つのバージョンがありそれぞれに部品番号が付いています。
• 干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネルのアド/ドロップ機能を実行
• アド セクションでの 4 つのソフトウェア制御 VOA(それぞれが各アド ポート用)。挿入されたチャネルの光パワーを調整
• 2 つのソフトウェア制御 VOA。エクスプレス ドロップ パスで挿入損失を調整
• VOA 設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラームしきい値の内部制御
• 共通 DWDM 入出力ポートでのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード(ポートの光パワーを計算するファームウェア)
図6-12 に、AD-4C-xx.x の前面プレートを示します。
カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品の安全なレーザー」を参照してください。
図6-13 に、AD-4C-xx.x カードのブロック図を示します。
図6-14 に、AD-4C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図6-14 AD-4C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図
AD-4C-xx.x カードは、4 つの 100 GHz 間隔の波長セットでプロビジョニングされます( 表6-12 参照)。
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物理フォトダイオード P1~P10 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、AD-4C-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表6-13 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。
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AD-4C-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表6-14 参照)。
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-4C-xx.x カードには 12 の LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 8 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。
(注) ハードウェア仕様については、「AD-1B-xx.x カードの仕様」を参照してください。
1 帯域 OADM(AD-1B-xx.x)カードは、4 つの隣接する 100 GHz 間隔チャネルの 1 帯域をパッシブにアドまたはドロップします。それぞれ異なる部品番号を持つこのカードの 8 つのバージョン(それぞれが 1 つの帯域の波長で使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。このカードは、ノードの各側(イーストまたはウェスト)に非同期でアド/ドロップする場合に使用できます。1 帯域を片方の側にアドまたはドロップした場合、他方の側にはアドまたはドロップできません。
AD-1B xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着でき、次のような機能があります。
• 干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネルのアド/ドロップ機能を実行
• 2 つのソフトウェア制御 VOA。それぞれエクスプレス パスとドロップ OADM パス(ドロップ セクション)で流れる光パワーを調整
• ドロップされた帯域の出力電力を、VOA ドロップの減衰量を変えることで設定
• VOA エクスプレスを使用して、エクスプレス パスの挿入損失を調整
• VOA の設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラームしきい値。内部で制御
• 共通 DWDM 出力側での仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)。ソフトウェア内でモニタリング
図6-15 に、AD-1B-xx.x の前面プレートを示します。
カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品の安全なレーザー」を参照してください。
図6-16 に、AD-1B-xx.x カードのブロック図を示します。
図6-17 に、AD-1B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図6-17 AD-1B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図
物理フォトダイオード P1 ~ P4 および仮想フォトダイオード V1 ~ V2 は、AD-1B-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表6-15 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。
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AD-1B-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表6-16 参照)。
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-1B-xx.x には 6 つの LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 2 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。
4 帯域 OADM(AD-4B-xx.x)カードは、4 つの隣接する 100 GHz 間隔チャネルの 4 帯域をパッシブにアドまたはドロップします。異なる部品番号を持つこのカードの 2 つのバージョン(それぞれが 1 つの帯域セットで使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。このカードは、ノードの各側(イーストまたはウェスト)に非同期でアド/ドロップする場合に使用できます。1 帯域を片方の側にアドまたはドロップした場合、他方の側にはアドまたはドロップできません。
AD-4B-xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着でき、次のような機能があります。
• 5 つのソフトウェア制御 VOA。OADM パスで流れる光パワーを調整
• ドロップされた各帯域の出力電力を、それぞれの VOA ドロップの減衰を変えることで設定
• VOA エクスプレスを使用して、エクスプレス パスの挿入損失を調整
• VOA の設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラームしきい値。内部で制御
• 共通 DWDM 出力ポートに位置する仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)。ソフトウェア内でモニタリング
図6-18 に、AD-4B-xx.x の前面プレートを示します。
カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品の安全なレーザー」を参照してください。
図6-19 に、AD-4B-xx.x カードのブロック図を示します。
図6-20 に、AD-4B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図6-20 AD-4B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図
物理フォトダイオード P1 ~ P11 および仮想フォトダイオード V1 は、AD-4B-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表6-17 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。
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AD-4B-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表6-18 参照)。
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-4B-xx.x には 12 の LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 8 つはアド/ドロップ帯域クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。