作業の概要
以降の手順を実行する前に、すべてのアラームを調査して問題となる状況をすべて解決しておいてください。必要に応じて『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』および『 Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide 』を参照してください。
ここでは、主要手順(NTP)について説明します。具体的な作業については、詳細手順(DLP)を参照してください。
1. 「G58 光チャネル ネットワーク接続の検索と表示」:OCHNC の検索、表示、およびフィルタ処理を実行する場合に、必要に応じて、この作業を行います。
2. 「G59 光チャネル ネットワーク接続の作成と削除」:必要に応じて実行します。
3. 「G60 オーバーヘッド回線の作成」:IP カプセル化トンネルの作成、オーダーワイヤのプロビジョニング、または User Data Channel(UDC; ユーザ データ チャネル)回線を作成する場合に、必要に応じて、この作業を行います。
4. 「G61 オーバーヘッド回線の修正と削除」:IP 回線の修復およびオーバーヘッド回線の削除を実行する場合に、必要に応じて、この作業を行います。
5. 「G62 J0 セクション トレースの作成」:2 つのノード間のトラフィックの中断や変更を監視する場合に、必要に応じて、この作業を行います。
NTP-G58 光チャネル ネットワーク接続の検索と表示
ステップ 1 回線を表示するネットワーク上のノードで「G46 CTC へのログイン」の作業を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 に進みます。
(注) Login ダイアログボックスで Disable Circuit Management をオンにしないでください。このオプションをオンにすると、回線が表示されません。
ステップ 2 必要に応じて「G100 光チャネル ネットワーク接続の検索」に記載の作業を行います。
ステップ 3 必要に応じて「G101 光チャネル ネットワーク接続の情報の表示」に記載の作業を行います。
ステップ 4 必要に応じて「G102 光チャネル ネットワーク接続の表示のフィルタ処理」に記載の作業を行います。
ステップ 5 必要に応じて「G103 スパンにおける光チャネル ネットワーク接続の表示」に記載の作業を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
DLP-G100 光チャネル ネットワーク接続の検索
目的 |
この作業では、ネットワーク、ノード、またはカードの各レベルで、DWDM OCHNC および ONS 15454 回線を検索します。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
検索以上のレベル |
ステップ 1 適切な Cisco Transport Controller(CTC)ビューに移動するには、次の手順を実行します。
• ネットワーク全体の回線を検索するには、View> Go to Network View を選択します。
• 特定のノードで発信、終端、またはパススルーする回線を検索するには、View > Go to Other Node を選択してから、検索するノードを選択して OK をクリックします。
• 特定のカードで発信、終端、またはパススルーする回線を検索するには、シェルフ図でカードをダブルクリックして、カード ビューでカードを開きます。
ステップ 2 Circuits タブをクリックします。
ステップ 3 ノード ビューまたはカード ビューの場合、画面右下の Scope ドロップダウン リストで、検索用のスコープ( Node or Network [All] )を選択します。
ステップ 4 Search をクリックします。
ステップ 5 Circuit Name Search ダイアログボックスで、次の内容を入力します。
• Find What:検索する回線名を入力します。
• Match whole word only:このチェックボックスをオンにすると、Find What フィールドに入力したテキストと単語全体が一致する場合のみ、CTC で回線を選択します。
• Match case:このチェックボックスをオンにすると、Find What フィールドに入力したテキストの大文字小文字の区別が一致した場合に、CTC で回線を選択します。
• Direction:検索の方向を選択します。現在選択している回線から上方向または下方向に検索します。
ステップ 6 Find Next をクリックします。一致する回線が見つからない場合、 Find Next をもう一度クリックして次の回線を検索します。
ステップ 7 ステップ 5 から 6 を繰り返し、見つかったら Cancel をクリックします。
ステップ 8 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G101 光チャネル ネットワーク接続の情報の表示
目的 |
この作業では、DWDM OCHNC および ONS 15454 回線の情報について説明します。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
検索以上のレベル |
ステップ 1 適切な CTC ビューに移動します。
• ネットワーク全体の回線を表示するには、View > Go to Network View を選択します。
• 特定のノードで発信、終端、またはパススルーする回線を表示するには、View > Go to Other Node を選択してから、検索するノードを選択して OK をクリックします。
• ノード ビューで、特定のカードで発信、終端、またはパススルーする回線を表示するには、表示する回線を含むカードをダブルクリックします。
(注) ノード ビューまたはカード ビューで、回線のスコープを変更できます。回線のスコープは、Circuits ウィンドウの右下にある Scope ドロップダウン リストで、Card(カード ビュー)、Node または Network を選択すると表示されます。
ステップ 2 Circuits タブをクリックします。Circuits タブには次の情報が表示されます。
• Circuit Name:回線の名前回線名は手動で割り当てることも、自動的に生成させることもできます。
• Type:回線タイプは OCHNC です。
(注) STS、VT、VTT(VT トンネル)、VAP(VT 集約点)、STS-v(STS VCAT 回線)、VT-v(VT VCAT 回線)、HOP(上位回線)、LOP(下位回線)、VCT(VC 下位トンネル)、VCA(VC LOP_v[下位 VCAT 回線])の回線タイプは、DWDM ノードには適用されません。
• Size:回線のサイズ。OCHNC のサイズは、Equipped not specific、Multi-rate、2.5 Gbps No Forward Error Correction(FEC; 前方エラー訂正)、2.5 Gbps FEC、10 Gbps No FEC、および 10 Gbps FEC です。
(注) 回線サイズのカラムにある回線タイプ(STS、VT、VCAT、VC12、VC11、VC3、VC4)は、DWDM ノードには適用されません。
• OCHNC Wlen:OCHNC の場合、光チャネル ネットワーク接続にプロビジョニングされる波長。チャネルと波長のリストは、表7-3 を参照してください。
• Direction:回線の方向(双方向または単方向)
• OCHNC Dir:OCHNC の回線方向(イーストからウェストまたはウェストからイースト)。方向がウェストからイーストの場合、チャネルは、OSC-CSM-E または OPT-BST-E(MetroPlanner で East Side Card という名前)の LINE-TX ポートを経由したノードで終了します(通常これらのカードはスロット 17 にサービスされます)。方向がイーストからウェストの場合、チャネルは、OSC-CSM-W または OPT-BST-W(MetroPlanner で West Side Card という名前)の LINE-TX ポートを経由したノードで終了します(通常これらのカードはスロット 1 にサービスされます)。
• Protection:回線保護のタイプ。保護タイプのリストは 表7-1 を参照してください。
• Status:回線のステータスです。 表7-2 に、表示される回線のステータスを示します。
• Source: node/slot/port "port name" 形式で表わされる回線の始点(ポート名がユーザに割り当てられている場合、その名前が引用符で囲んで表示されます)。
(注) ユーザは「G104 ポートへの名前の割り当て」を完了したあと、DWDM カードのすべてのポートに特定のポート名を割り当てることができます。
• Destination:回線の始点と同じ形式で表される回線の終点。STS、VT、VC、およびトリビュタリ ユニットは、DWDM ノードには適用されません。
• # of VLANS:イーサネット回線で使用される VLAN の数。VLAN は、DWDM ノードには適用されません。
• # of Spans:回線を構成するノード間リンクの数
• State:回線のサービスの状態(クロス コネクトの集約)。ANSI の場合、サービス状態は IS、OOS、OOS-PARTIAL のいずれかになります。ETSI の場合、サービス状態は Unlocked、Locked、Locked-partial のいずれかになります。ANSI および ETSI のサービス状態についての詳細は、 付録 C「DWDM カードの管理状態とサービス状態」 を参照してください。
–IS/Unlocked:すべてのクロス コネクトがイン サービスで稼働中です。
–OOS/Locked:すべてのクロス コネクトが、Out-of-Service and Management, Maintenance(OOS-MA,MT; アウト オブ サービスおよび管理、メンテナンス)/Out-of-Service and Management, Disabled(OOS-MA,DSBLD; アウト オブ サービスおよび管理、ディセーブル化)(ANSI の場合)または Locked-enabled,maintenance/Locked-enabled,disabled(ETSI の場合)です。
–OOS-PARTIAL/Locked-partial:少なくとも 1 つのクロス コネクトが、In-Service and Normal(IS-NR [ANSI])または Unlocked-enabled(ETSI)で、その他のクロス コネクトがアウト オブ サービスです。
(注) カラム タイトル(Circuit name、Type など)を右クリックすることで、回線の詳細を表示/非表示に設定できるメニューを開くことができます。
表7-1 回線保護のタイプ
|
|
Y-Cable |
回線はトランスポンダ カードまたはマックスポンダ カードの Y 字型ケーブル保護グループで保護されます。 |
Splitter |
回線は保護トランスポンダ スプリッタ保護で保護されます。 |
Unprot(ブラック) |
始点と終点が異なるノードの回線は保護されません。 |
N/A |
同一ノードで接続されている回線は保護されません。 |
不明 |
始点と終点が異なるノードの回線で、ノード間の接続がダウンしています。回線コンポーネントの一部が不明の場合、この保護タイプが表示されます。 |
表7-2 Cisco ONS 15454 回線のステータス
|
|
CREATING |
CTC は回線を作成中です。 |
DISCOVERED |
CTC は回線を作成しました。すべてのコンポーネントが適切に配置され、回線の始点から終点まで完全なパスが存在します。 |
DELETING |
CTC は回線を削除中です。 |
PARTIAL |
CTC で作成された回線に失われたクロス コネクトまたはネットワーク スパンがあります。始点から終点までの完全なパスが存在しないか、Alarm Interface Panel(AIP; アラーム インターフェイス パネル)がその回線パスのノードのいずれか 1 つで変更されているため、その回線は修正する必要があります(AIP にはノードの MAC アドレスが保存されます)。 CTC では、回線がクロス コネクトおよびネットワーク スパンを使用して表されます。あるネットワーク スパンが回線から失われた場合、回線のステータスは PARTIAL になります。ただし、PARTIAL ステータスは、回線のトラフィックの障害発生を示しているとは限りません。保護パス上をトラフィックが搬送されている場合もあります。 ネットワーク スパンには、up と down の状態があります。CTC の回線およびネットワーク マップ上では、up 状態のスパンはグリーンの線で表示され、down 状態のスパンはグレーの線で表示されます。CTC セッション中にネットワーク上のあるスパンで障害が発生した場合、そのスパンはネットワーク マップ内に残りますが、色がダウン状態であることを示すグレーに変わります。障害が発生している状態で CTC セッションを再起動すると、新しい CTC セッションはそのスパンを検出できず、そのスパンに対応する線はネットワーク マップ上に表示されません。 ダウン状態のネットワーク スパン上でルーティングされている回線は、CTC の現行セッション中は DISCOVERED として表示され続けますが、スパンに障害が発生したあとにログインしたあとユーザには、PARTIAL として表示されます。 PARTIAL ステータスは、OCHNC 回線タイプの場合には表示されません。 |
DISCOVERED_TL1 |
TL1 で作成した回線または TL1 と同様の機能の CTC で作成した回線は完全です。始点から終点までの完全なパスが存在します。 このステータスは、OCHNC 回線タイプの場合には表示されません。 |
PARTIAL_TL1 |
TL1 で作成した回線または TL1 と同様の機能の CTC で作成した回線は、クロス コネクトの 1 つが失われており、始点から終点までの完全なパスが存在しません。 このステータスは、OCHNC 回線タイプの場合には表示されません。 |
ステップ 3 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G102 光チャネル ネットワーク接続の表示のフィルタ処理
目的 |
この作業では、Circuits ウィンドウの OCHNC と回線の表示をフィルタ処理します。回線または OCHNC の名前、サイズ、タイプ、方向、その他のアトリビュートに基づいて、ネットワーク、ノード、またはカード ビューの回線をフィルタ処理できます。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
検索以上のレベル |
ステップ 1 適切な CTC ビューに移動します。
• ネットワークの回線をフィルタ処理するには、 View > Go to Network View を選択します。
• 特定のノードで発信、終端、またはパススルーする回線をフィルタ処理するには、 View > Go to Other Node を選択してから、検索するノードを選択して OK をクリックします。
• 特定のカードで発信、終端、またはパススルーする回線をフィルタ処理するには、シェルフ図でカードをダブルクリックして、カード ビューでカードを表示します。
ステップ 2 Circuits タブをクリックします。
ステップ 3 回線表示のフィルタリングのアトリビュートを設定するには、次の手順を実行します。
a. Filter ボタンをクリックします。
b. Circuit Filter ダイアログボックスで、次の 1 つまたは複数を選択して、フィルタ アトリビュートを設定します。
• Name:回線名で回線をフィルタ処理する場合は、回線名または回線名の一部を入力します。フィルタ処理しない場合は空白にします。
• Direction: Any (回線のフィルタ処理に方向を使用しない)、 1-way (単方向の回線のみ表示)または 2-way (双方向の回線のみ表示)のいずれかを選択します。
• OCHNC Dir:(DWDM 光チャネル ネットワーク接続のみ) East to West (イーストからウェスト方向の回線のみ表示)または West to East (ウェストからイースト方向の回線のみ表示)のいずれかを選択します。
• OCHNC Wlen:(DWDM 光チャネル ネットワーク接続のみ)OCHNC 波長を選択し、回線をフィルタリングします。たとえば、1530.33 を選択すると、1530.33 nm 波長でプロビジョニングされたチャネルが表示されます。
• Status: Any (回線のフィルタ処理にステータスを使用しない)または Discovered (検出された回線のみ表示)を選択します。他のステータスは、OCHNC には適用されません。
• State: OOS (ANSI) または Locked (ETSI) (アウト オブ サービスの回線のみを表示)、
IS (ANSI) または Unlocked (ETSI) (イン サービスの回線 のみを表示 [光チャネル ネットワーク接続では IS/Unlocked 状態のみ存在])、 OOS-PARTIAL (ANSI) または Locked-partial (ETSI) (クロスコネクトが複数のサービス状態にある回線のみ表示)のうち、いずれかを選択します。
• Slot:送信元スロットまたは送信先スロットに基づいて回線をフィルタ処理する場合はスロット番号を入力します。フィルタ処理しない場合は空白のままにします。
• Port:送信元ポートまたは送信先ポートに基づいて回線をフィルタ処理する場合はポート番号を入力します。フィルタ処理しない場合は空白のままにします。
• Type: Any (回線のフィルタ処理にタイプを使用しない)または OCHNC (光チャネル ネットワーク接続のみ表示)を選択します。
(注) 次の回線タイプは、DWDM ノードには適用されません:STS(STS 回線のみ表示)、VT(VT 回線のみ表示)、VT Tunnel(VT トンネルのみ表示)、STS-V(STS VCAT 回線を表示)、VT-V(VT VCAT 回線を表示)、VT Aggregation Point(VT 集約点のみ表示)、VC_HO_PATH_CIRCUIT(VC4 および VC4-Nc 回線を表示)、VC_LO_PATH_CIRCUIT(VC3 および VC12 回線のみ表示)、VC_LO_PATH_TUNNEL(下位トンネルのみ表示)、VC_LO_PATH_AGGREGATION(ログ順の集約点のみ表示)、
VC_HO_PATH_VCAT_CIRCUIT(上位の VCAT 回線を表示)、
VC_LO_PATH_VCAT_CIRCUIT(下位の VCAT 回線を表示)。
• Size:適切なチェック ボックスをクリックして、Multi-rate、Equipment non specific、2.5 Gbps FEC、2.5 Gbps No FEC、10 Gbps FEC、10 Gbps No FEC のサイズに基づいて回線をフィルタ処理します。
VT1.5、STS-1、STS3c、STS-6c、STS-9c、STS-12c、STS-24c、STS-48c、および STS-192c は、ANSI DWDM ノードには適用されません。VC12、VC3、VC4、VC4-2c、VC4-3c、VC4-4c、VC4-6c、VC4-8c、VC4-9c、VC4-16c、および VC4-64 は、ETSI DWDM ノードには適用されません。
表示されるチェックボックスは、Type フィールドで選択した内容により異なります。Any を選択するとすべてのサイズの回線が表示されます。回線タイプとして OCHNC を選択すると、Multi-rate、Equipped not specific、2.5 Gbps FEC、2.5 Gbps No FEC、10 Gbps FEC、および 10 Gbps No FEC が表示されます。
ステップ 4 OK をクリックします。Filter Circuits ダイアログボックスのアトリビュートと一致する回線が Circuits ウィンドウに表示されます。
ステップ 5 フィルタリングをオフにするには、Circuits ウィンドウの右下隅にある、Filter アイコンをクリックします。フィルタリングをオンにするにはこのアイコンをもう一度クリックし、フィルタ処理のアトリビュートを変更するには Filter ボタンをクリックします。
ステップ 6 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G103 スパンにおける光チャネル ネットワーク接続の表示
ステップ 1 ノード ビューで View > Go to Network View を選択します。すでにネットワーク ビューにいる場合は、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 表示する回線を含むグリーンの線を右クリックして、 Circuits を選択します。スパン上の DWDM OCHNC または保護されていない回線が表示されます。
Circuits on Span ダイアログボックスでは、このスパンを通過する回線に関する情報を参照できます。表示される情報は、回線のタイプによって異なります。DWDM OCHNC については、次を参照してください。
• OCHNC Wavelength:OCHNC にプロビジョニングされる波長。
• OCHNC Dir:OCHNC にプロビジョンニングされる方向。イーストからウエストまたはウエストからイーストのいずれかになります。
• Circuit:OCHNC 回線名。
ステップ 3 元の手順(NTP)に戻ります。
NTP-G59 光チャネル ネットワーク接続の作成と削除
目的 |
この手順では、DWDM OCHNC の作成と削除を実行します。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
第 3 章「ノードのターンアップ」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 OCHNC の作成と削除を実行するネットワーク上のノードで、「G46 CTC へのログイン」の作業を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に OCHNC の発信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「G104 ポートへの名前の割り当て」の作業を行います。それ以外の場合は、次のステップに進みます。
ステップ 3 必要に応じて「G105 DWDM 光チャネル ネットワーク接続のプロビジョニング」の作業を行います。
ステップ 4 必要に応じて「G106 光チャネル ネットワーク接続の削除」の作業を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
DLP-G104 ポートへの名前の割り当て
目的 |
この作業では、ONS 15454 カードのポートに名前を割り当てます。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 プロビジョニングするポートを持つカードをダブルクリックします。
ステップ 2 Provisioning タブをクリックします。
ステップ 3 名前を割り当てるポート番号の Port Name カラムをクリックします。
ステップ 4 ポート名を入力します。
ポート名として 32 文字以下の英数字または特殊文字を指定できます。このフィールドは、デフォルトではオフになっています。
ステップ 5 Apply をクリックします。
ステップ 6 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G105 DWDM 光チャネル ネットワーク接続のプロビジョニング
目的 |
この作業では、DWDM 用にプロビジョニングされている ONS 15454 間に OCHNC を作成します。 |
ツール/機器 |
同一波長の OCHNC アド ポート(発信元ノード)と OCHNC ドロップ ノード(宛先ノード)が必要です。 「G46 CTC へのログイン」 |
事前準備手順 |
OCHNC ルート内のすべてのノードで、 第 3 章「ノードのターンアップ」 の手順をすべて実行する必要があります。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイト |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 View > Go to Network View を選択します。
ステップ 2 Circuits タブをクリックしてから、 Create をクリックします。
ステップ 3 Circuit Creation ダイアログボックスで、Circuit Type リストから OCHNC を選択します。
ステップ 4 Next をクリックします。
ステップ 5 回線のアトリビュートを定義します。
• Name:OCHNC に名前を割り当てます。名前として、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定できます。モニタ回線を作成する機能が必要な場合は、回線名を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにすると、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size:デフォルトは Equipped non specific です。変更はできません。
• OCHNC Channel:プロビジョニングする波長を選択します。 表7-3 に、使用可能な 32 種類の波長を示します。
表7-3 OCHNC チャネル
|
|
|
|
1 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
2 |
31.2 |
195.8 |
1531.12 |
3 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
4 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
5 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
6 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
7 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
8 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
9 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
10 |
38.9 |
194.8 |
1538.98 |
11 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
12 |
40.5 |
194.6 |
1540.56 |
13 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
15 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
16 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
17 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
18 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
19 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
20 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
21 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
22 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
23 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
24 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
25 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
26 |
54.9 |
192.8 |
1544.94 |
27 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
28 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
29 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
30 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
31 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
32 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
• OCHNC Direction:OCHNC の方向として、East to West または West to East を選択します。West to East を選択した場合、チャネルは、OSC-CSM-E または OPT-BST-E(MetroPlanner で East Side Card という名前)の LINE-TX ポートを経由したノードで終了します(通常これらのカードはスロット 17 にサービスされます)。East to West を選択した場合、チャネルは、OSC-CSM-W または OPT-BST-W(MetroPlanner で West Side Card という名前)の LINE-TX ポートを経由したノードで終了します(通常これらのカードはスロット 1 にサービスされます)。
• Bidirectional:双方向 OCHNC を作成するには、このチェックボックスをオンにします。単方向 OCHNC を作成するには、オフにします。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 Circuit Source 領域で、Node ドロップダウン リストから発信元ノードを選択します。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 Circuit Destination 領域で、Node ドロップダウン リストから宛先ノードを選択します。
ステップ 10 Finish をクリックします。
ステップ 11 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G106 光チャネル ネットワーク接続の削除
目的 |
この作業では、回線と DWDM OCHNC を削除します。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 「G103 データベースのバックアップ」の作業を行います。
ステップ 2 OCHNC でトラフィックが伝送されていないこと、OCHNC の削除が安全に実行できることを確認します。
ステップ 3 すべてのネットワーク アラームを調査し、OCHNC を削除することにより影響を受ける可能性がある問題が存在する場合はそれを解決します。必要に応じて『 Cisco ONS 15454 SONET Troubleshooting Guide 』および『 Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide 』を参照してください。
ステップ 4 View > Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックします。
ステップ 6 削除する OCHNC をクリックし、 Delete をクリックします。
ステップ 7 Delete Circuits 確認用ダイアログボックスで、必要に応じて Notify when completed をオンにします。
オンにした場合、OCHNC を削除すると、CTC Alerts 確認用ダイアログボックスが表示されます。この間、他の CTC 機能を実行することはできません。多くの OCHNC を削除しようとすると、確認の表示まで数分かかる場合があります。このチェックボックスをオンにするかどうかにかかわらず、回線は削除されます。
(注) CTC Alerts ダイアログボックスは、CTC Alerts ダイアログボックスで All alerts または Error alerts only をオンにした場合を除いて、自動的に開いて削除エラーを表示することはありません。詳細については、「G53 自動的にポップアップ表示するための CTC アラート ダイアログボックスの設定」を参照してください。CTC Alerts ダイアログボックスを開いたときに自動的に通知が表示されるように設定されていない場合、CTC Alerts ツールバー アイコンの中の赤い三角表示により通知が存在することがわかります。
ステップ 8 次のいずれかの手順を実行します。
• 「Notify when completed」をオンにした場合、CTC Alerts ダイアログボックスが表示されます。この情報を保存する場合には、ステップ 9 に進みます。この情報を保存しない場合には、ステップ 10 に進みます。
• 「Notify when completed」 にチェックをオンにしなかった場合、Circuits ウィンドウが表示されます。ステップ 11 に進みます。
ステップ 9 CTC Alerts ダイアログボックスの情報を保存する場合、次の手順を実行します。保存しない場合には、ステップ 10 に進みます。
a. [ Save ] をクリックします。
b. Browse をクリックして、ファイルの保存先となるディレクトリに移動します。
c. .txt ファイル拡張子を付けたファイル名を入力し、 OK をクリックします。
ステップ 10 Close をクリックし、CTC Alerts ダイアログボックスを閉じます。
ステップ 11 「G103 データベースのバックアップ」の作業を行います。
ステップ 12 元の手順(NTP)に戻ります。
NTP-G60 オーバーヘッド回線の作成
目的 |
この手順では、ONS 15454 ネットワーク上でオーバーヘッド回線を作成します。オーバーヘッド回線には、IP カプセル化トンネル、Alarm Interface Controller(AIC; アラーム インターフェイス コントローラ)、Alarm Interface Controller-International(AIC-I; アラーム インターフェイス コントローラ - インターナショナル)カード オーダーワイヤ、AIC-I カード ユーザ データ チャネルが含まれます。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
なし |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 オーバーヘッド回線を作成するノードで、「G46 CTC へのログイン」の作業を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 View > Go to Network View を選択します。
ステップ 3 「G76 GCC 終端のプロビジョニング」の作業を行います。
ステップ 4 「G97 プロキシ トンネルのプロビジョニング」の作業を行います。
ステップ 5 「G98 ファイアウォール トンネルのプロビジョニング」の作業を行います。
ステップ 6 必要に応じて、「G107 IP カプセル化トンネルの作成」の作業を行い、次のステップに進みます。
ステップ 7 IP カプセル化トンネルを作成したら、IP カプセル化トンネルをホスティングしているポートをイン サービスにします。「G108 ポートのサービス状態の変更」を参照してください。
ステップ 8 必要に応じて「G109 オーダーワイヤのプロビジョニング」に記載の作業を行います。
ステップ 9 必要に応じて「G110 ユーザ データ チャネル回線の作成」に記載の作業を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
DLP-G76 GCC 終端のプロビジョニング
目的 |
この作業では、TXP_MR_10G、TXP_MR_2.5G、TXPP_MR_2.5G、および MXP_2.5G_10G カードを使用する場合にネットワーク設定で必要になる、DWDM GCC 終端を作成します。この作業は、これらのカードの回線を作成する前に行います。この作業では、遠端の非 ONS ノードに対して GCC ネットワークを通じて直接 IP アクセスできるようにノードを設定することもできます。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 ノード ビューで、 Provisioning > Comm Channels > GCC タブをクリックします。
ステップ 2 GCC Terminations ペインで、 Create をクリックします。
ステップ 3 Create optical transport network(OTN)GCC Terminations ダイアログボックスで、GCC 終端を作成するポートをクリックします。複数のポートを選択するには、 Shift キーまたは Ctrl キーを押します。
(注) GCC とは汎用通信チャネルのことであり、DWDM アプリケーションの ONS 15454 トランスポンダおよびマックスポンダで使用されます。
ステップ 4 (任意)GCC Rate ドロップダウン リストから、次の 2 つのいずれかのオプションを選択します。
• 192k is the line rate of Section DCC (SDCC):これはデフォルトのオプションです。
• 576k is the line rate of Line DCC (LDCC):このオプションは、今後のソフトウェア リリースでサポートされる予定です。
ステップ 5 ポートをイン サービスにする場合は、 Set to IS をクリックします。
ステップ 6 SDCC 終端に非 ONS ノードを含める場合は、 Far End is Foreign チェックボックスをオンにします。これによって、遠端のノードの IP アドレスが 0.0.0.0 に自動的に設定され、遠端から任意のアドレスを指定できるようになります。デフォルトの値を特定の IP アドレスに変更する場合は、「G184 GCC 終端の変更」 を参照してください。
ステップ 7 Layer 3 ボックスで、次のいずれかを実行します。
• IP ボックスのみをオンにする:LDCC が ONS 15454 と他の ONS ノード間にあり、ONS ノードのみがネットワークに存在する場合。LDCC は Point-to-Point Protocol(PPP)を使用します。
• IP およびOSI ボックスをオンにする:LDCC が ONS 15454 と他の ONS ノード間にあり、OSI プロトコル スタックを使用しているサード パーティ製の NE が同じネットワーク上に存在する場合。LDCC は PPP を使用します。
ステップ 8 OSI をオンにしている場合、次の作業を行います。IP のみをオンにした場合は、ステップ 9 に進みます。
a. Next をクリックします。
b. 次のフィールドをプロビジョニングします。
–Router:OSI ルータを選択します。
–ESH:End System Hello(ESH)の伝播頻度を設定します。ES NE は ESH を送信して、他の ES および IS にサービスする NSAP を通知します。デフォルトは 10 秒です。範囲は 10~1000 秒です。
–ISH:Intermediate System Hello PDU の伝播頻度を設定します。IS NE は ISH を他の ES および IS に送信して、サービスする IS NET を通知します。デフォルトは 10 秒です。範囲は 10~1000 秒です。
–IIH:Intermediate System to Intermediate System Hello PDU の伝播頻度を設定します。IS-IS Hello PDU は IS 間の隣接性を確立、維持します。デフォルトは 3 秒です。範囲は 1~600 秒です。
–Metric:LAN サブネットで送信するパケットのコストを設定します。IS-IS プロトコルはコストを使用して最短のルーティング パスを算出します。LAN サブネットのデフォルトの Metric コストは 20 です。通常、この値を変更することはありません。
ステップ 9 Finish をクリックします。すべてのネットワーク GCC 終端が作成され、ポートがイン サービスになるまで、GCC-EOC アラームが表示されます。
ステップ 10 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G97 プロキシ トンネルのプロビジョニング
目的 |
この作業では、プロキシ トンネルを設定して非 ONS の遠端ノードと通信します。プロキシ トンネルは、プロキシ サーバがイネーブルで、外部 GCC 終端が存在する場合、もしくはスタティック ルートが存在し、GCC ネットワークがリモート ネットワーク(またはデバイス)アクセスに使用される場合にのみ必要です。最大 12 のプロキシ サーバ トンネルをプロビジョニングできます。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 「G76 GCC 終端のプロビジョニング」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
スーパーユーザ |
(注) プロキシ サーバがディセーブルの場合、プロキシ トンネルは設定できません。
ステップ 1 Provisioning > Network > Proxy サブタブをクリックします。
ステップ 2 Create をクリックします。
ステップ 3 Create Tunnel ダイアログボックスで次の情報を入力します。
• Source Address:発信元ノード(32 ビット長)または発信元サブネット(任意の長さ)の IP アドレスを入力します。
• Length:発信元のサブネット マスクの長さを選択します。
• Destination Address:宛先ノード(32 ビット長)または宛先サブネット(任意の長さ)の IP アドレスを入力します。
• Length:宛先サブネット マスクの長さを選択します。
ステップ 4 OK をクリックします。
ステップ 5 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G98 ファイアウォール トンネルのプロビジョニング
目的 |
この作業では、ファイアウォールでブロックしない宛先をプロビジョニングします。ファイアウォール トンネルは、プロキシ サーバがイネーブルで、外部 GCC 終端が存在する場合、もしくはスタティック ルートが存在し、GCC ネットワークがリモート ネットワーク(またはデバイス)アクセスに使用される場合にのみ必要です。最大 12 のファイアウォール トンネルをプロビジョニングできます。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 「G76 GCC 終端のプロビジョニング」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
スーパーユーザ |
(注) プロキシ サーバが proxy-only に設定されている場合、またはディセーブルの場合、ファイアウォール トンネルは設定できません。
ステップ 1 Provisioning > Network > Firewall サブタブをクリックします。
ステップ 2 Create をクリックします。
ステップ 3 Create Tunnel ダイアログボックスで次の情報を入力します。
• Source Address:発信元ノード(32 ビット長)または発信元サブネット(任意の長さ)の IP アドレスを入力します。
• Length:発信元のサブネット マスクの長さを選択します。
• Destination Address:宛先ノード(32 ビット長)または宛先サブネット(任意の長さ)の IP アドレスを入力します。
• Length:宛先サブネット マスクの長さを選択します。
ステップ 4 OK をクリックします。
ステップ 5 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G107 IP カプセル化トンネルの作成
目的 |
この作業では、ONS 15454 ネットワークを経由してサード パーティの SONET/SDH 機器からトラフィックを転送する IP カプセル化トンネルを作成します。IP カプセル化トンネルは、セクション DCC チャネル(D1-D3)(ONS 15454 によって終端された Data Communications Channel [DCC; データ通信チャネル] として使用されない場合)上で作成されます。 |
ツール/機器 |
OSCM、OSC-SCM、MXP_2.5_10E、MXP_2.5_10G、MXPP_MR_2.5G、または MXP_MR_2.5G のカードを装着する必要があります。 |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) 各 ONS 15454 には、10 までの IP カプセル化トンネル接続を作成できます。ONS 15454 によって使用される終端された Section DCC(SDCC; セクション DCC)は、トンネル エンドポイントとしては使用できず、トンネル エンドポイントとして使用された SDCC は終端できません。トンネル接続はすべて双方向です。
ステップ 1 計画されているトンネルの発信元ノードと宛先ノードの両方で IP アドレスがプロビジョニングされていることを確認します。詳細については、「G56 IP 設定のプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 2 ネットワーク ビューで、 Provisioning > Overhead Circuits タブをクリックします。
ステップ 3 Create をクリックします。
ステップ 4 Overhead Circuit Creation ダイアログボックスの Circuit Attributes 領域で次の項目を指定します。
• Name:トンネル名を入力します。
• Type: IP Tunnel-D1-D3 を選択します。
• Maximum Bandwidth:IP トンネルで使用されている合計 SDCC 帯域幅の比率(最小比率は 10%)を入力します。
ステップ 5 Next をクリックします。
ステップ 6 Circuit Source 領域で、次の項目を指定します。
• Node:発信元ノードを選択します。
• Slot:発信元スロットを選択します。
• Port:該当する場合は、発信元ポートを選択します。
• Channel:IPT(D1-D3)が表示されます。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 Circuit Destination 領域で、次の項目を指定します。
• Node:宛先ノードを選択します。
• Slot:宛先スロットを選択します。
• Port:該当する場合は、宛先ポートを選択します。
• Channel:IPT(D1-D3)が表示されます。
ステップ 9 Finish をクリックします。
ステップ 10 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G108 ポートのサービス状態の変更
目的 |
この作業では、ポートをイン サービスまたはアウト オブ サービスにします。IP カプセル化トンネルを作成したら、IP カプセル化トンネルをホスティングしているポートをイン サービスにします。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 シェルフ図のノード ビューで、イン サービスまたはアウト オブ サービスにするポートがあるカードをダブルクリックします。カード ビューが表示されます。
ステップ 2 Provisioning> Line タブをクリックします。
ステップ 3 目的のポートの Admin State カラムで、ドロップダウン リストから 1 つを選択します。
• IS (ANSI) または Unlocked (ETSI) :ポートのサービス状態を IS-NR(ANSI)または Unlocked-enabled(ETSI)にします。
• OOS,DSBLD (ANSI) または Locked,disabled (ETSI) :ポートのサービス状態を OOS-MA,DSBLD(ANSI)または Locked-enabled,disabled(ETSI)にします。
ANSI ノードの場合、サービスの状態が IS-NR、OOS-MA,MT、または Out-of-Service and Autonomous, Automatic In-Service(OOS-AU,AINS; アウト オブ サービスおよび自律、自動イン サービス)に変化するまでは、ポートでトラフィックが渡されません。ETSI ノードの場合、サービスの状態が Unlocked-enabled、Locked-enabled,maintenance、または
Unlocked-disabled,automaticInService に変化するまでは、ポートでトラフィックが渡されません。
OOS,MT (ANSI) または Locked,maintenance (ETSI) :ポートのサービス状態を
OOS-MA,MT/Locked-enabled,maintenance にします。サービス状態では、トラフィックのフローは中断されませんが、アラーム報告が表示されず、ループバックが許可されます。アラームが報告されているかどうかに関係なく、発生した障害状態は、CTC の Conditions タブまたは TL1 RTRV-COND コマンドを使用して確認できます。テストを行ったりアラームを一時的に抑制する場合は、OOS-MA,MT/Locked-enabled,maintenance サービス状態を使用します。テストが完了したら、サービス状態を IS-NR/Unlocked-enabled または
OOS-AU,AINS/Unlocked-disabled,automaticInService に変更します。
• IS,AINS (ANSI) または Unlocked,automaticInService (ETSI) :ポートのサービス状態を OOS-AU,AINS/Unlocked-enabled,automaticInService にします。このサービスの状態では、アラーム報告は抑制されますが、トラフィックは伝送され、ループバックは許可されます。ソーク時間が終了すると、ポートのステータスが IS-NR/Unlocked-enabled に変わります。アラームが報告されているかどうかに関係なく、発生した障害状態は、CTC の Conditions タブまたは TL1 RTRV-COND コマンドを使用して取得できます。
サービス状態の詳細については、 付録 C「DWDM カードの管理状態とサービス状態」 を参照してください。
ステップ 4 Admin State を IS-AINS/Unlocked,automaticInService に設定した場合は、AINS Soak フィールドにソーク時間を設定します。ソーク時間とは、ポートが連続して信号を受信したあと、サービス状態が OOS-AU,AINS/Unlocked-enabled,automaticInService のままである時間のことです。ソーク時間が終了すると、ポートのサービス状態が IS-NR/Unlocked-enabled に変わります。
ステップ 5 Apply をクリックします。ポートの新しいサービス状態が Service State カラムに表示されます。
ステップ 6 必要に応じて、各ポートについてこの作業を繰り返します。
ステップ 7 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G109 オーダーワイヤのプロビジョニング
目的 |
この作業では、AIC または AIC-I カード上でオーダーワイヤをプロビジョニングします。 |
ツール/機器 |
AIC または AIC-I カードは、スロット 9 に装着する必要があります。 OSCM、OSC-SCM、MXP_2.5_10E、MXP_2.5_10G、MXPP_MR_2.5G、または MXP_MR_2.5G のカードを装着する必要があります。 |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 ネットワーク ビューで、Provisioning > Overhead Circuits タブをクリックします。
ステップ 2 Create をクリックします。
ステップ 3 Overhead Circuit Creation ダイアログボックスの Circuit Attributes 領域で次のフィールドを指定します。
• Name:回線に名前を割り当てます。名前として、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定できます。
• Type:作成するオーダーワイヤ パスに応じて、 Local Orderwire または Express Orderwire を選択します。リジェネレータが ONS 15454 ノード間で使用されていない場合は、ローカル オーダーワイヤ チャネルまたはエクスプレス オーダーワイヤ チャネルを使用できます。リジェネレータが存在する場合は、エクスプレス オーダーワイヤ チャネルを使用します。各オーダーワイヤ パスに対して 4 つまでの ONS 15454 OC-N ポートをプロビジョニングできます。
• PCM:パルス符号変調音声コーディングとコンパンディング標準として、 Mu_Law (北米、日本)または A_Law (ヨーロッパ)のいずれかを選択します。プロビジョニングの手順は、両方の種類のオーダーワイヤで同じです。
注意 リング内に存在する ONS 15454 に対するオーダーワイヤのプロビジョニングを行う場合、完全なオーダーワイヤ ループのプロビジョニングを行わないでください。たとえば、4 つのノードがあるリングでは、通常、4 つのノードすべてにプロビジョニングされたイースト ポートとウェスト ポートがあります。ただし、オーダーワイヤ ループを防止するには、1 つのリング ノードを除いたすべてのノードで、2 つのオーダーワイヤ ポート(イーストとウェスト)をプロビジョニングしてください。
ステップ 4 Next をクリックします。
ステップ 5 Circuit Source 領域で、次の項目を指定します。
• Node:発信元ノードを選択します。
• Slot:発信元スロットを選択します。
• Port:該当する場合は、発信元ポートを選択します。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 Circuit Destination 領域で、次の項目を指定します。
• Node:宛先ノードを選択します。
• Slot:宛先スロットを選択します。
• Port:該当する場合は、宛先ポートを選択します。
ステップ 8 Finish をクリックします。
ステップ 9 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G110 ユーザ データ チャネル回線の作成
目的 |
この作業では、ONS 15454 上に UDC 回線を作成します。UDC 回線を使用すると、ノード間に専用データ チャネルを作成できます。 |
ツール/機器 |
OSCM、OSC-SCM、MXPP_MR_2.5G、または MXP_MR_2.5G を装着する必要があります。 |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 ネットワーク ビューで、 Provisioning > Overhead Circuits タブをクリックします。
ステップ 2 Create をクリックします。
ステップ 3 Overhead Circuit Creation ダイアログボックスの Circuit Attributes 領域で次のフィールドを指定します。
• Name:回線に名前を割り当てます。名前として、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定できます。
• Type:ドロップダウン リストから User Data-F1 または User Data D-4-D-12 を選択します(ONS 15454 が DWDM 用にプロビジョニングされていない場合は、User Data D-4-D-12 は使用できません)。
ステップ 4 Next をクリックします。
ステップ 5 Circuit Source 領域で、次の項目を指定します。
• Node:発信元ノードを選択します。
• Slot:発信元スロットを選択します。
• Port:該当する場合は、発信元ポートを選択します。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 Circuit Destination 領域で、次の項目を指定します。
• Node:宛先ノードを選択します。
• Slot:宛先スロットを選択します。
• Port:該当する場合は、宛先ポートを選択します。
ステップ 8 Finish をクリックします。
ステップ 9 元の手順(NTP)に戻ります。
NTP-G61 オーバーヘッド回線の修正と削除
目的 |
この手順では、IP 回線の修復およびオーバーヘッド回線の削除を実行します。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G60 オーバーヘッド回線の作成」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
注意 回線の削除はサービスに影響するので、保守時間中に作業を行ってください。
ステップ 1 回線を修復または削除するネットワーク上のノードで、「G46 CTC へのログイン」の作業を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 必要に応じて「G111 IP トンネルの修復」に記載の作業を行います。
ステップ 3 必要に応じて「G112 オーバーヘッド回線の削除」に記載の作業を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
DLP-G111 IP トンネルの修復
目的 |
この作業では、ノード IP アドレスを変更した結果 PARTIAL ステータスにある回線を修復します。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G107 IP カプセル化トンネルの作成」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 該当するノードの元の IP アドレスを取得します。
ステップ 2 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 3 Tools メニューから、 Overhead Circuits > Repair IP Circuits を選択します。
ステップ 4 IP Repair ウィザードのテキストを確認し、 Next をクリックします。
ステップ 5 Node IP address 領域で、次の手順を実行します。
• Node:PARTIAL 回線を保有するノードを選択します。
• Old IP Address:ノードの元の IP アドレスを入力します。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 Finish をクリックします。
ステップ 8 元の手順(NTP)に戻ります。
DLP-G112 オーバーヘッド回線の削除
目的 |
この作業では、オーバーヘッド回線を削除します。オーバーヘッド回線には、IP カプセル化トンネル、AIC および AIC-I カード オーダーワイヤ、ユーザ データ チャネルが含まれます。 |
ツール/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「G46 CTC へのログイン」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
注意 オーバーヘッド回線の削除は、回線が In Service(IS; イン サービス)の場合には、サービスに影響します。回線を Out Of Service(OOS; アウト オブ サービス)に変更する方法については、
「G108 ポートのサービス状態の変更」を参照してください。
ステップ 1 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 2 Provisioning > Overhead Circuits タブをクリックします。
ステップ 3 削除するオーバーヘッド回線(ローカル オーダーワイヤ、エクスプレス オーダーワイヤ、ユーザ データ、IP カプセル化トンネル、または DCC トンネル)をクリックします。
ステップ 4 Delete をクリックします。
ステップ 5 確認用ダイアログボックスで、 Yes をクリックし次に進みます。
ステップ 6 元の手順(NTP)に戻ります。
NTP-G62 J0 セクション トレースの作成
目的 |
この手順では、繰り返された、固定長の文字列を作成します。この文字列は、ノード間のトラフィックの中断や変更を監視するために使用します。 |
ツール/機器 |
少なくとも、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、TXP_MR_2.5G、 TXPP_MR_2.5G、MXP_2.5G_10E、TXP_MR_10E、MXP_2.5G_10G、または TXP_MR_10G のカードのいずれかが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
なし |
必須/適宜 |
適宜(パス トレースが設定されている場合はオプション) |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 セクション トレースを作成するネットワーク上のノードで、「G46 CTC へのログイン」を実行します。すでにログインしている場合は、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 ノード ビューで、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、TXP_MR_2.5G、TXPP_MR_2.5G、
MXP_2.5G_10E、TXP_MR_10E、MXP_2.5G_10G、または TXP_MR_10G のカードのいずれかをダブルクリックします。
ステップ 3 Provisioning> Line > Section Trace タブをクリックします。
ステップ 4 Port ドロップダウン リストで、セクション トレースのポートを選択します。
ステップ 5 Trace Mode ドロップダウン リストで、次の Auto または Manual を選択して、セクション トレースの予測される文字列をイネーブルにします。
• Auto:送信元ポートから受信された最初の文字列が、現在の予測される文字列として自動的にプロビジョニングされます。ベースラインと異なる文字列を受信した場合は、アラームが表示されます。
• Manual:Current Expected String フィールドに入力された文字列がベースラインです。Current Expected String と異なる文字列を受信した場合は、アラームが表示されます。
ステップ 6 Section Trace String Size 領域で、 1 byte 、 16 byte 、または 64 byte をクリックします。1 byte オプションを使用すると、1 文字入力できます。16 byte オプションを使用すると 15 文字入力できます。64 byte オプションを選択すると 62 文字入力できます。
ステップ 7 New Transmit String フィールドに、送信する文字列を入力します。入力する文字列は、ノードの IP アドレス、ノード名、その他の文字列など、送信先ポートが容易に識別できるものにします。New Transmit String フィールドを空白のままにすると、J0 はヌル文字列を送信します。
ステップ 8 Section Trace Mode フィールドを Manual に設定した場合、宛先ポートが送信元ポートから受信する文字列を New Expected String フィールドに入力します。Section Trace Mode を Auto に設定した場合、このステップは省略してください。
ステップ 9 STS セクション Trace Identifier Mismatch Path(TIM-P; トレース ID 不一致パス)アラームが検出されたときに、Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)および Remote Defect Indication(RDI; リモート検出識別子)を抑制する場合は、 Disable AIS and RDI if TIM-P is detected チェックボックスをオンにします。アラームと条件の説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』および『 Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide 』を参照してください。
ステップ 10 Apply をクリックします。
ステップ 11 セクション トレースを設定したあとで、Received フィールドに受信した文字列が表示されます。次のオプションを使用できます。
• セクション トレースを 16 進モードで表示するには、 Hex Mode をクリックします。ボタン名は ASCII Mode に変更されます。セクション トレースを ASCII 形式に戻すには、このボタンをクリックします。
• ポートから値を再度読み取るには Reset ボタンをクリックします。
• セクション トレースのデフォルト設定に戻すには、 Default をクリックします(Section Trace Mode は Off に、New Transmit String と New Expected String はヌルに設定されます)。
注意 反対側のポートが異なる文字列でプロビジョニングされている場合に、Default をクリックするとアラームが発生します。
Section Trace Mode フィールドを Auto または Manual に設定した場合、予測される文字列と受信文字列は数秒ごとに更新されます。
終了:この手順は、これで完了です。