4 バイト ASN に対する BGP サポート機能により、4 バイト自律システム番号がサポートされるようになりました。自律システム番号の要求の増加に伴い、インターネット割り当て番号局(IANA)は 2009 年 1 月から 65536 ~ 4294967295
の範囲の 4 バイト自律システム番号の割り当てを開始しました。
Cisco の 4 バイト自律システム番号の実装は、RFC 4893 をサポートします。RFC 4893 は、2 バイト自律システム番号から 4 バイト自律システム番号への段階的移行を BGP がサポートできるように開発されました。新しい予約済み(プライベート)自律システム番号(23456)は
RFC 4893 により作成された番号で、Cisco IOS CLI ではこの番号を自律システム番号として設定できません。
ご使用の BGP ネットワークを 4 バイト自律システム番号に移行するには計画が必要です。4 バイト自律システム番号をサポートしているイメージにアップグレードしている場合でも、2 バイト自律システム番号を使用できます。4 バイト自律システム番号に設定された形式にかかわらず、2
バイト自律システムの show コマンド出力と正規表現のマッチングは変更されず、asplain(10 進数)形式のままになります。
スムーズな移行を確実に行うには、4 バイト自律システム番号を使用して識別される自律システム内の BGP スピーカーをすべて、4 バイト自律システム番号をサポートするようにアップグレードすることを推奨します。
BGP ネットワークを 4 バイトの自律システムのフル サポートにアップグレードする手順の詳細については、『Migration Guide for Explaining 4-Byte Autonomous System』ホワイト ペーパーを参照してください。