2025 年 3 月

今回のリリースでの新機能

Cisco Spaces のベータ版 UI に次の新機能が導入されました。

Cisco Spaces:スペースの使用状況アプリケーション の展開ステータスビュー

Cisco Spaces:スペースの使用状況アプリケーション展開ステータス機能により、展開のステータスに関するインサイトが提供されます。アプリケーション内の主要なメトリック間にギャップが生じることがよくあります。これは通常、展開が不完全なことが原因です。たとえば、日別使用率グラフにはキャパシティ(設定)と稼動率データの両方が必要ですが、密度チャートには稼動率データに加えてエリアの仕様(設定)が必要です。

同様に、部屋の使用状況を効果的に追跡するには、デジタルマップを利用可能にし、これらのマップに定義された部屋にセンサーを接続する必要があります。[Deployment Status] セクションにアクセスすれば、不足している要素を特定し、それらのギャップを埋めるために必要なアクションを実行して、グラフとレポートを期待どおりに正確に生成することができます。


(注)  


ACT または UNLIMITED ライセンスを持つユーザーが、このビューにアクセスできます。


Cisco Spaces のベータ版 UI では、次のバックエンドの変更が導入されています。

Partner Firehose:Meraki ネットワークでの BLE RSSI イベントのサポート

Firehose BLE RSSI の更新イベントが、Catalyst と同様に、Cisco Spaces を使用している Cisco Meraki ネットワークで使用できるようになりました。お客様とパートナーは、Cisco Meraki ネットワークの Firehose API を介して BLE RSSI イベントを有効化し、アクセスできます。バックエンド構成についてサポートが必要な場合は、Cisco Spaces サポートチーム にご相談ください。

このリリースでの変更点

Cisco Spaces ダッシュボード では、次の機能強化が加えられました。

  • Cisco Meraki ダイレクト RADSEC のサポートCisco SpacesCisco Meraki ダイレクト RADSEC をサポートするようになり、実稼働環境の [Early Field Trials] で利用できるようになりました。この機能は、Cisco Meraki AP ファームウェアバージョン 31.1.6 以降でサポートされます。

    以前は、OpenRoamingCisco Spaces の統合により、Cisco Meraki クラウドプロキシを介して RADSEC パケットがルーティングされていましたが、以前のファームウェアバージョンでのパフォーマンスに影響を与えていました。アクセスポイントからのダイレクト RADSEC を導入することにより、これらの追加のホップが排除され、より安定した信頼性の高い統合モデルが実現しました。

    ご使用のアカウントでこの機能を有効にする場合は、Cisco Spaces サポートチーム にお問い合わせください。

  • Cisco IDP サーバーでの OpenRoaming Wireless Broadband Alliance(WBA)ルート認証局(CA)のサポートCisco Spaces クラウド IDP サーバーが WBA からの新しい信頼ルートをサポートするようになりました。

    OpenRoaming フェデレーションの更新の一環として、WBA は新しいルート CA での証明書の発行へと移行しました。シームレスな認証と継続的な互換性を確保するために、Cisco Spaces クラウド IDP サーバーは、既存の信頼チェーンとともに、この新しいルート CA をサポートするようになりました。

    このサポートは、Cisco Meraki を介した OpenRoaming 認証にも拡張されています。

  • キャプティブポータルの更新Cisco Spaces:キャプティブポータル アプリケーションが機能強化され、[Page Title] というフィールドが追加されました。

    [Header/Branding] > [Page Title]の順に移動して、キャプティブポータルページのタイトルを Cisco Spaces ダッシュボード から直接変更できるようになりました。更新された [Page Title]Cisco Spaces:キャプティブポータル アプリケーションに表示されます。


    (注)  


    • 既存のポータルのページタイトルは、デフォルトで Cisco Spaces になります。新規作成されたポータルでは、アカウント名がデフォルトのページタイトルとなります。ページタイトルは編集できます。

    • この機能は、Cisco Spaces のベータ版 UI でのみ使用できます。


    図 1. Cisco Spaces:キャプティブポータル

問題

「問題」では、Cisco Spaces アプリケーションでの予期しない動作について説明します。

未解決の問題

この項では、Cisco Spaces のこのリリースの未解決の問題を示します。

表 1. Cisco Spaces の未解決の問題
問題識別子 問題の説明

CSCwo46286

IO Spaces ダッシュボードが汎用業種テナントのベータモードでのスペース使用状況データを表示する。

解決済みの問題

この項では、Cisco Spaces のこのリリースで解決された問題を示します。

表 2. Cisco Spaces の解決済みの問題
問題識別子 問題の説明

CSCwo27622

ロール:ロールの作成または編集時に Mapservice アプリケーションが表示されない。