2025 年 2 月

今回のリリースでの新機能

OpenRoaming ホットスポットクライアント

Cisco Spaces コネクタのホットスポットサービスが更新され、Wireless Broadband Alliance(WBA)の新しい信頼ルートをサポートするようになりました。

OpenRoaming フェデレーションの更新の一環として、WBA は新しいルート CA での証明書の発行へと移行しました。シームレスな認証と継続的な互換性を確保するために、Cisco Spaces コネクタのホットスポットサービスが更新され、現在の信頼チェーンとともにこの新しいルート CA をサポートするようになりました。

キャリアオフロードおよびサードパーティの IDP に対して中断のないサービスを維持するために、Cisco Spaces コネクタのホットスポットサービスを最新バージョンにアップグレードしてください。

このリリースでの変更点

Cisco Spaces ダッシュボード では、次の機能強化が加えられました。

Cisco Spaces ダッシュボード のベータ版 UI

Cisco Spaces に、既存のダッシュボードの新しいベータ版が導入されました。新しいベータ版ダッシュボードでは、他にはない新機能と拡張機能を提供し、現在の機能を維持しながら使用感を向上させました。使用感とパフォーマンスが向上したベータ版をお試しください。

新しいベータ版の変更内容のいくつかは以下のようにしてお試しできます。

  • ロケーション階層機能は、Cisco Spaces ダッシュボード の以前のバージョンで使用できます。ベータ版 UI では、Cisco AireOS ワイヤレスコントローラ、Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ、Cisco Meraki などのワイヤレスネットワークで定義したものと同じ構造の場所をインポートする機能を含む Location Hierarchy 2.0 の機能が体験できます。

  • 以前のバージョンで使用可能な [Map Service]([Set Up] > [Map Service])機能に代わり、[Locations and Maps]([Setup] > [Locations and Maps])機能を使用することで、Cisco Meraki、Catalyst Center、Cisco Prime Infrastructure といったさまざまなソースからネットワーク階層をインポート、正規化し、単一のビジネス指向階層に統合します。

  • 部屋の使用状況レポート機能は、Cisco Spaces:スペースの使用状況アプリケーション アプリケーションで利用できます。

新しいベータ版 Cisco Spaces ダッシュボード にアクセスするには、Cisco Spaces ダッシュボード ウィンドウの右上隅にある [Try new version (Beta)])トグルオプションをクリックします。

以前のバージョンに戻すには、[Switch to old version])をクリックします。[Feedback] ポップアップウィンドウを使用すれば、ユーザー体験を向上させるためのフィードバックや貴重な提案を共有できます。

パートナー アプリケーション アクティベーションのサポート

AT&T キャリアオフロードを有効にするには、AT&T の求めに従い AT&T パートナーアプリケーションをアクティブ化する必要があります。[OpenRoaming] > [Setup] セクションが機能強化され、AT&T パートナーアプリケーションのアクティベーションプロセスが簡素化されました。これにより、AT&T キャリアオフロードを有効にした場合でのシームレスな使用感が保証されます。


(注)  


現在、この機能は Cisco Spaces ダッシュボード のベータ版 UI でのみサポートされています。


問題

「問題」では、Cisco Spaces アプリケーションでの予期しない動作について説明します。

未解決の問題

この項では、Cisco Spaces のこのリリースの未解決の問題を示します。

表 1. Cisco Spaces の未解決の問題
問題識別子 問題の説明

CSCwo47496

読み取り専用アクセスとして招待されたユーザーが、IoT Explorer で LH またはマップを表示できない。

解決済みの問題

この項では、Cisco Spaces のこのリリースで解決された問題を示します。

表 2. Cisco Spaces の解決済みの問題
問題識別子 問題の説明

CSCwo13295

Meraki 統合:有効なアクセストークンと更新トークンが古い値で上書きされる。

CSCwn92373

アカウントが Meraki およびそのライセンスタイプ「Extend_Meraki」と統合されている場合、すべての場所で [Location Analytics] ドロップダウンが無効になる。