Cisco Catalyst IW9167E および IW9165 アクセスポイントの概要

Cisco Catalyst IW9167E および IW9165 アクセスポイントの概要

Cisco Catalyst IW9167E の概要

Catalyst IW9167E アクセスポイントは、最先端のプラットフォームでミッションクリティカルなアプリケーションに信頼性の高いワイヤレス接続を提供し、スループットが高く、容量が大きく、デバイス干渉が少ない、信頼性と安全性の高いネットワークを実現します。Catalyst IW9167E は、トライ無線機およびトライバンド(2.4/5/6 GHz 帯域)をサポートしている、シスコ初の屋外 Wi-Fi 6E 対応アクセスポイントです。Catalyst IW9167E は、Wi-Fi(Control And Provisioning of Wireless Access Points(CAPWAP))モードまたは Ultra-Reliable Wireless Backhaul(URWB)モード、およびシスコスタイルのパーサーをサポートするように設計された Catalyst IW9167E に関連する URWB ソフトウェアで動作できます。

Cisco Catalyst IW9165 の概要

Catalyst IW9165 では、2 つの 2x2 Multiple Input and Multiple Output(MIMO)と 2 つのイーサネットポート(2.5 mGig および 1G)により、最大 3.6 Gbps の PHY データレートがサポートされています。Catalyst IW9165 は、シームレスなハンドオフ、低遅延、高可用性を実現する、URWB を使用します。Catalyst IW9165 は、6 GHz 帯域への拡張を活かしてより信頼性と安全性の高いネットワークを構築し、スループットと容量を増大しつつもデバイスへの干渉を軽減するよう設計されています。Catalyst IW9165 には、ハードウェアを変更することなく、ワークグループブリッジ(WGB)または URWB モードで Catalyst IW9165 を動作させるためにソフトウェアを更新するだけで、イメージを切り替えるオプションがあります。

Catalyst IW9165 シリーズには、次の 2 つのモデルがあります。

  • Catalyst IW9165E 高耐久性アクセスポイントおよびワイヤレスクライアント

  • Catalyst IW9165D アクセスポイント

Cisco Catalyst IW9165E 高耐久性アクセスポイントおよびワイヤレスクライアント

Catalyst IW9165E は、外部アンテナを備えた 2x2 Wi-Fi 6E 設計をサポートしていて、移動する車両やマシンに超高信頼ワイヤレス接続を追加するように設計されています。低消費電力、堅牢な IP30 設計、小型フォームファクタにより、Catalyst IW9165E は産業資産に非常に簡単に統合できます。

UIW リリース 17.14.1 以降、Catalyst IW9165E は Dying Gasp 機能をサポートします。DC 入力電源が停止すると、Dying Gasp 機能により、デバイスは少なくとも 100 ミリ秒間電力を維持できます。この間、デバイスはネットワーク内の他のデバイスに、まもなくシャットダウンすることを示すメッセージを送信します。これにより、急にパケット送信に障害が発生する事態を回避できます。Catalyst IW9165E は Dying Gasp メッセージを生成し、Catalyst IW9165D、IW9165E、および IW9167E デバイスはこれらのメッセージを処理します。

Cisco Catalyst IW9165D アクセスポイント

Catalyst IW9165D は、内部アンテナと外部アンテナを備えた 2x2 Wi-Fi 6E 設計をサポートしていて、ワイヤレスバックホールの展開を簡素化するように設計されています。Catalyst IW9165D は、耐久性の高い IP67 と内蔵の指向性アンテナを使用して設計されていて、光ファイバを使用できない場所での長距離、高スループットの接続が可能になるため、固定ワイヤレス インフラストラクチャ(ポイントツーポイント、ポイントツーマルチポイント、メッシュ)の構築だけでなく、沿道や沿線でのモバイルデバイスからのトラフィックをバックホールすることもできます。外部アンテナポートを使用すると、必要に応じてネットワークを新しい場所にすばやく拡張し、ユースケースと導入アーキテクチャに基づいて適切なアンテナを選択できます。