サービス

機能サービス

Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence Service のアクティブ化、開始、停止を行うには、Serviceability GUI を使用します。 アクティブ化すると、サービスが有効になり、開始されます。 使用するすべての機能について、手動で機能サービスをアクティブ化する必要があります。 サービスのアクティブ化に関する推奨事項については、サービスのアクティブ化に関するトピックを参照してください。


(注)  


IM and Presence ノードから Unified Communications Manager サーバーにアクセスしようとした場合、またはその逆を行おうとした場合、以下のエラーが発生することがあります:「サーバーへの接続が確立できません(リモートノードにアクセスできません)」。 このエラー メッセージが表示された場合は、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。



(注)  


IM and Presence を使用したデバイスは、常設チャット、コンプライアンス、およびファイル転送をサポートするために Postgres 外部データベースを使用するように設定されます。 ただし、IM and Presence サーバーと Postgres 間の接続は保護されず、データはチェックなしで通過します。 TLS をサポートしないサービスまたはデバイスの場合は、IP Sec を設定することによってセキュア通信を提供する別の方法があります。この方法は、通信セッションの IP パケットごとに認証と暗号化を行うことによるセキュア通信用の標準プロトコルです。


[サービスの開始(Service Activation)]ウィンドウでサービスをアクティブ化した後、[コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)]ウィンドウでサービスを起動する必要はありません。 サービスが何らかの理由で起動しなければ、[コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)]ウィンドウで起動する必要があります。

システムがインストールされた後、機能サービスは自動的にアクティブ化されません。サービスアビリティ レポートのアーカイブ機能などの設定機能を使用するには、機能サービスをアクティブ化する必要があります。

Unified Communications Manager および Cisco Unified IM and Presence Service のみ:Unified Communications Manager をアップグレードする場合、アップグレード前にシステムで有効化されているていたこれらのサービスは、アップグレード後に自動的に起動します。

機能サービスをアクティブ化した後、製品の管理 GUI を使用してサービス パラメータ設定を変更できます。
  • Cisco Unified Communications Manager Administration

  • Cisco Unity Connection Administration

機能サービスのカテゴリ

Cisco Unified Serviceability では、[サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウと [コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)] ウィンドウは機能サービスを次のグループに分類しています。

  • データベースおよび管理サービス

  • パフォーマンスおよびモニタリング サービス

  • CM サービス

  • CTI サービス

  • CDR サービス

  • セキュリティ サービス

  • ディレクトリ サービス

  • Voice Quality Reporter サービス

Cisco Unified IM and Presence Serviceability では、[サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウと [コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)] ウィンドウは機能サービスを次のグループに分類しています。
  • データベースおよび管理サービス

  • パフォーマンスおよびモニタリング サービス

  • IM and Presence Service サービス

データベースおよび管理サービス

Locations Bandwidth Manager

このサービスは、IM and Presence Service ではサポートされません。

Locations Bandwidth Manager サービスは、1 つ以上のクラスタで設定されているロケーションとリンク データからネットワーク モデルを組み立て、2 つのロケーション間の有効なパスを決定し、コールのタイプごとの帯域幅の可用性に基づいて 2 つのロケーション間のコールを許可するかどうかを決定し、許可された各コールの実行期間の帯域幅を差し引きます(予約します)。

Cisco AXL Web サービス

Cisco AXL Web Service を使用すると、データベース エントリを変更し、AXL を使用するクライアント ベースのアプリケーションからストアド プロシージャを実行することができます。

IM and Presence Service システムでは、このサービスは Unified Communications Managerと Cisco Unity Connection の両方をサポートします。

Cisco UXL Web サービス

このサービスは、IM and Presence Service ではサポートされません。

Cisco IP 電話Address Book Synchronizer の TabSync クライアントは、Unified Communications Manager データベースに対するクエリーに Cisco UXL Web サービスを使用します。これにより、Cisco IP 電話Address Book Synchronizer ユーザーは自身に関連するエンドユーザーデータのみにアクセスすることになります。 Cisco UXL Web サービスは、次の機能を実行します。

  • エンドユーザーが Cisco IP 電話 Address Book Synchronizer にログインするときにエンドユーザー名とパスワードを確認することにより、認証チェックを行います。

  • コンタクトの一覧表示、取得、更新、削除、追加などの機能を実行するために現在 Cisco IP 電話Address Book Synchronizer にログインしているユーザだけを許可することにより、ユーザ許可チェックを行います。

Cisco Bulk Provisioning サービス

このサービスは、Cisco Unity Connection をサポートしていません。

設定でクラスタをサポートしている場合(Unified Communications Manager のみ)、Cisco Bulk Provisioning Service は 1 台目のサーバーでのみ有効化することができます。 Unified Communications Manager Bulk Administration Tool を使用して電話とユーザーを管理する場合は、このサービスを有効にする必要があります。

Cisco TAPS サービス

このサービスは、Cisco Unity Connection または IM and Presence Service をサポートしていません。

Auto-Registered Phones Support(TAPS)サービス用の Cisco ツールは Cisco Unified Communications Manager Auto-Register Phone Tool をサポートしているため、音声自動レスポンス装置(IVR)プロンプトにユーザーが応答した後、カスタマイズされた設定を自動登録済みの電話にアップロードできます。

クラスタをサポートする設定にした場合(Unified Communications Manager のみ)、最初のサーバーでこのサービスを有効にします。 ツール用にダミーの MAC アドレスを作成する場合、Cisco Bulk Provisioning サービスが同じサーバー上でアクティブ化されていることを確認します。


ヒント


Cisco Unified Communications Manager Auto-Register Phone Tool は Cisco Customer Response Solutions(CRS)に依存します。 ツールが設計どおりに動作できるようにするには、CRS マニュアルで説明されているように CRS サーバーを設定し、実行していることを確認します。


Platform Administrative Web サービス

Platform Administrative Web サービスとは、Unified Communications Manager、IM and Presence ServiceCisco Unity Connection システムでアクティブ化され PAWS-M サーバーがシステムをアップグレードできるようにすることが可能な Simple Object Access Protocol(SOAP)API です。


重要


PAWS-M サーバーで Platform Administrative Web サービスをアクティブ化しないでください。


Performance and monitoring services

Cisco Serviceability Reporter

Cisco Serviceability Reporter サービスは、日次レポートを生成します。 詳細については、Serviceability レポートのアーカイブに関連するトピックを参照してください。

クラスタをサポートする設定の場合(Unified Communications Manager のみ)、このサービスはクラスタ内のすべての Unified Communications Manager サーバーにインストールされます。 Reporter は、ログに記録された情報に基づいてレポートを 1 日 1 回生成します。 Reporter が生成したレポートには、Cisco Unified Serviceability の [ツール(Tools)] メニューからアクセスできます。 各要約レポートは、特定のレポートの統計を示すさまざまなチャートで構成されます。 サービスをアクティブ化した後、レポートの生成に最大 24 時間かかる場合があります。

Cisco CallManager SNMP サービス

このサービスは、IM and Presence Service および Cisco Unity Connection をサポートしていません。

このサービスは、CISCO-CCM-MIB を実装し、Unified Communications Manager が使用できるプロビジョニングおよび統計情報に対する SNMP アクセスを提供します。

クラスタをサポートする設定にした場合(Unified Communications Manager のみ)、クラスタ内のすべてのサーバーでこのサービスを有効にします。

CM サービス

ここでは、CM サービスについて説明します。IM and Presence Service および Cisco Unity Connection には適用されません。

Cisco CallManager

Cisco CallManager Service は、ソフトウェアのみのコール処理、また、Unified Communications Manager のシグナリングおよびコール制御機能を提供します。


ヒント


Unified Communications Manager クラスタのみ:このサービスを有効化する前に、Cisco Unified Communications Manager 管理で、[Cisco Unified Communications Manager 検索および一覧表示] ウィンドウに Unified Communications Manager サーバーが表示されていることを確認してください。 サーバーが表示されていない場合、このサービスをアクティブ化する前に Unified Communications Manager サーバーを追加します。 サーバーを検索して追加する方法については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。

Unified Communications Manager クラスタのみ:[Service Activation] で Cisco CallManager または CTIManager サービスを無効にした場合、サービスを無効にした Unified Communications Manager サーバーはデータベースに存在しなくなります。これは、グラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)に表示されないため、[Cisco Unified Communications Manager の管理] で設定操作で、該当する Unified Communications Manager サーバーを選択できないことを意味します。 その後、同じ Unified Communications Manager サーバーのサービスを再度有効にすると、データベースに Unified Communications Manager のエントリが再作成され、サーバー名または IP アドレスに "CM_" プレフィックスが追加されます。たとえば、IP アドレスが 172.19.140.180 のサーバーで Cisco CallManager または CTIManager サービスを再度有効化した場合は、Cisco Unified Communications Manager の管理 に CM_172.19.140.180 と表示されます。 これで、新しく "CM_" プレフィックスが追加されたサーバーを Cisco Unified Communications Manager の管理 で選択できるようになりました。


次のサービスには、Cisco CallManager サービスのアクティブ化が必要です。

Cisco TFTP

Cisco Trivial File Transfer Protocol(TFTP)は、トリビアル ファイル転送プロトコル(FTP の簡易バージョン)と整合性のあるファイルを構築し、提供します。 Cisco TFTP は、埋め込みコンポーネント実行ファイル、リンガー ファイル、デバイス コンフィギュレーション ファイルを提供します。

Unified Communications Manager のみ:設定ファイルには、デバイス(電話およびゲートウェイ)が接続する Unified Communications Manager のリストが含まれます。 デバイスをブートすると、コンポーネントは、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバーにそのネットワーク設定情報を照会します。 DHCP サーバはデバイスの IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイ、ドメイン ネーム システム(DNS)サーバ アドレスと TFTP サーバ名またはアドレスを返します。 デバイスが TFTP サーバーに設定ファイルをリクエストします。 設定ファイルには、Unified Communications Manager およびデバイスが Unified Communications Manager に接続する際に使用する TCP ポートのリストが含まれます。 設定ファイルには、Unified Communications Manager およびデバイスが Unified Communications Manager に接続する際に使用する TCP ポートのリストが含まれます。

Cisco Unified Mobile Voice Access Service

Cisco Unified Voice Access Service は、Cisco Unified Mobility 内のモバイル ボイスアクセス機能を起動します。モバイルボイスアクセスは自動音声レスポンス(IVR)システムで、この機能により Cisco Unified Mobility ユーザーは次のタスクを実行できます。
  • コールがデスクの電話から発信されたかのように、携帯電話からコールを発信します。

  • Cisco Unified Mobility を有効にします。

  • Cisco Unified Mobility を無効にします。

Cisco IP Voice Media Streaming App

Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスは、メディア ターミネーション ポイント(MTP)、会議、保留音(MoH)、およびアナンシエータに使用する音声メディア ストリーミング機能を Unified Communications Manager に提供します。 Cisco IP Voice Media Streaming Application は、Unified Communications Manager から、リアルタイム プロトコル(RTP)ストリーミングを処理する IP 音声メディア ストリーミング ドライバにメッセージをリレーします。

Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスは、会議、MOH、アナンシエータ、MTP などの IP Voice Media Streaming Application コンポーネントを含むコール レッグの呼管理レコード(CMR)ファイルは生成しません。

Cisco CTIManager

Cisco CTI Manager には、アプリケーションと対話する CTI コンポーネントが含まれます。 このサービスは、アプリケーションのコール制御機能を実行するために電話および仮想デバイスをモニタまたは制御することもできます。

Unified Communications Manager クラスタのみ:CTI Manager を使用すると、アプリケーションはクラスタのすべての Unified Communications Manager のリソースおよび機能にアクセスすることができ、フェールオーバー機能が向上します。 1 つのクラスタでは 1 つまたは複数の CTI Manager をアクティブにできますが、個々のサーバーに置くことのできる CTI Manager は 1 つだけです。 1 つのアプリケーション(JTAPI/TAPI)を複数の CTI Manager に同時に接続できますが、1 つのアプリケーションがメディア ターミネーションを持つデバイスを開くために使用できる接続は、一度に 1 つだけです。

Cisco Extension Mobility

このサービスは エクステンション モビリティ 機能をサポートし、この機能に対するログインと自動ログアウト機能を実行します。

Cisco Dialed Number Analyzer

Dialed Number Analyzer サービスは、Unified Communications Manager Dialed Number Analyzer をサポートしています。 アクティブ化すると、このアプリケーションによって大量のリソースが消費されるため、このサービスはコール処理の中断が最小限になるオフピーク時にのみ実行してください。

Cisco Unified Communications Manager クラスタの場合のみ:このサービスをクラスタ内のすべてのサーバーで有効化することは推奨されません。 このサービスは、コール処理作業が最も少ないクラスタのサーバーの 1 つでのみアクティブにすることを推奨します。

Cisco Dialed Number Analyzer Server

Cisco Dialed Number Analyzer Server サービスは Cisco Dialed Number Analyzer サービスとともに、Cisco Unified Communications Manager Dialed Number Analyzer をサポートします。 このサービスは、Cisco Dialed Number Analyzer サービス専用のノードでのみアクティブ化する必要があります。

Cisco Unified Communications Manager クラスタの場合のみ:このサービスをクラスタ内のすべてのサーバーで有効化することは推奨されません。 このサービスは、コール処理作業が最も少ないクラスタのサーバーの 1 つでのみアクティブにすることを推奨します。

Cisco DHCP Monitor サービス

Cisco DHCP Monitor サービスは、データベース テーブルで、IP 電話の IP アドレスの変更をモニタします。 変更が検出されると、/etc./dhcpd.conf ファイルを変更し、DHCPD デーモンを再起動します。

Cisco クラスタ間検索サービス

Intercluster Lookup Service(ILS)は、クラスタ全体をベースとして実行されます。 ILS を使用すると、リモートの Unified Communications Manager クラスタのネットワークを作成することができます。 ILS クラスタ検出機能を使用すると、管理者が各クラスタ間の接続を手動で設定しなくても、Cisco Unified Communications Manager からリモート クラスタに接続できるようになります。 ILS グローバル ダイヤル プラン レプリケーション機能は、ILS ネットワーク内のクラスタがグローバル ダイヤル プラン データを ILS ネットワーク内の他のクラスタと交換できるようにします。

ILS の有効化は、Cisco Unified Communications Manager 管理で、高度な機能 > ILS 設定を選択して、[ILS 設定]ウィンドウで行うことができます。

Cisco UserSync サービス

Cisco UserSync サービスは、Unified Communications Manager のエンド ユーザ テーブルのデータを LDAP データベースに同期します。

Cisco UserLookup Web Service

Cisco UserLookup Web Service は、商用コール(外部ゲートウェイ経由のコール)を着信側の内線の代替番号に転送して、外線番号に電話する際の商用コストがかからないようにします。

Unified Communications Manager ネットワーク内の発信者が外線番号にコールを発信する場合、Unified Communications Manager は内部番号が LDAP データベースの着信側に存在するかどうかを確認します。 内線番号がある場合、そのコールはその内線番号に転送されます。 LDAP データベースに内線番号がない場合は、そのコールは元の(外線の)番号に転送されます。

シスコ ヘッドセット サービス

互換性のある Cisco IP 電話、Cisco Jabber、またはその他の Cisco デバイスを使用している場合、Cisco Headset Service で、シスコ ヘッドセットのインベントリ、設定の更新、および診断データを管理することができます。


(注)  


Cisco CallManager サービスが既に実行されている場合は、すべての Unified Communications Manager ノードで Cisco ヘッドセットサービスをアクティブにする必要があります。 Cisco Unified CM の管理インターフェイスを使用してヘッドセットを管理するには、ユニファイド コミュニケーション マネージャノード上でシスコ ヘッドセットサービスをアクティブにしてください。 Cisco CallManager サービスは、シスコ ヘッドセットサービスを有効にすると自動的にアクティブになります。 必要でない場合は、Cisco CallManager サービスを非アクティブにします。


IM and Presence Services

IM and Presence Service は IM and Presence Serviceだけに適用されます。

Cisco SIP Proxy

Cisco SIP Proxy サービスは、SIP レジストラとプロキシ機能を提供します。 これには、リクエストのルーティング、要求者の識別、および伝送の相互接続が含まれます。

Cisco Presence Engine

Cisco Presence Engine は標準ベースの SIP および SIMPLE インターフェイスを使用して、ユーザーの機能と属性を収集、集約、および配布します。 また、可用性ステータスとユーザーの通信機能に関する情報を収集します。

Cisco XCP Text Conference Manager

Cisco XCP Text Conference Manager はチャット機能をサポートします。 チャット機能を使用すると、ユーザーは、オンラインチャットルームで互いにコミュニケートできます。 アドホック(一時的)なチャット ルームと、削除されるまでシスコがサポートしている外部データベースに保持される常設チャット ルームを使用したチャット機能がサポートされています。

Cisco XCP Web Connection Manager

Cisco XCP Web Connection Manager サービスでは、ブラウザベースのクライアントを IM and Presence Serviceに接続できます。

Cisco XCP Connection Manager

Cisco Unified Presence XCP Connection Manager は、Cisco Unified Presence サーバに接続するために XMPP クライアントを有効にします。

Cisco XCP SIP Federation Connection Manager

Cisco XCP SIP Federation Connection Manager は、SIP プロトコル経由で Microsoft OCS を使用したドメイン間フェデレーションをサポートします。 展開に IM and Presence Service Release 9.0 クラスタと Cisco Unified Presence Release 8.6 クラスタとの間のクラスタ間接続が含まれる場合、このサービスもオンにする必要があります。

Cisco XCP XMPP Federation Connection Manager

Cisco XCP XMPP Federation Connection Manager は XMPP プロトコル経由での IBM Lotus Sametime、Cisco Webex Meetings Center、GoogleTalk などのサードパーティ エンタープライズとのドメイン間フェデレーション、および XMPP プロトコル経由での別の IM and Presence Service エンタープライズとのドメイン間フェデレーションをサポートします。

Cisco XCP Message Archiver

Cisco XCP Message Archiver サービスは、IM コンプライアンス機能をサポートします。 IM コンプライアンス機能は、ポイントツーポイント メッセージ、チャット機能のアドホック(一時的)なチャットルームと常設チャットルームからのメッセージなど、IM and Presence Service サーバーとの間で送受信したすべてのメッセージを記録します。 メッセージは、シスコによってサポートされる外部データベースに記録されます。

Cisco XCP Directory Service

Cisco XCP Directory サービスは XMPP クライアントと LDAP ディレクトリの統合をサポートし、ユーザーが LDAP ディレクトリの連絡先を検索および追加できるようにします。

Cisco XCP Authentication Service

Cisco XCP Authentication Service は、IM and Presence Serviceに接続する XMPP クライアントからのすべての認証リクエストを処理します。

CTI サービス

ここでは、CTI サービスについて説明します。Cisco Unity Connection または IM and Presence Service には適用されません。

Cisco IP Manager Assistant

このサービスは、Cisco Unified Communications Manager Assistant をサポートしています。 サービスをアクティブ化すると、Cisco Unified Communications Manager Assistant によってマネージャとアシスタントがより効率的に連携できるようなります。 Cisco Unified Communications Manager Assistant は、プロキシ回線サポートと共有回線サポートという 2 種類の動作モードをサポートしています。

この機能は、コール ルーティング サービス、マネージャに対する電話機能の機能拡張、そして主にアシスタントによって使用されるデスクトップ インターフェイスで構成されています。

このサービスは、マネージャ宛てのコールを代行受信し、これを事前に設定されたコール フィルタに基づいて選択したアシスタント、マネージャ、または他の宛先にルーティングします。 マネージャはコール ルーティングを動的に変更することができます。たとえば、電話機のソフトキーを押すと、すべてのコールをアシスタントにルーティングするようサービスに指示したり、それらのコールの状態を受信したりすることができます。

Unified Communications Manager のユーザーは、マネージャとアシスタントで構成されます。 ルーティング サービスはマネージャのコールを代行受信し、それを適切にルーティングします。 アシスタントユーザーはマネージャに代わってコールを処理します。

Cisco WebDialer Web Service

Cisco Unified Communications Manager システム用の Cisco WebDialer Web サービス

Cisco Web Dialer にはクリックツーダイヤル機能があります。 この機能を使用すると、Unified Communications Manager のクラスタ内のユーザーが、Web ページやデスクトップ アプリケーションを使用して、クラスタ内およびクラスタ外の他のユーザーに対してコールを発信することができるようになります。 Cisco Web Dialer には、ユーザーがクラスタ内で相互に通話するための Web ページが用意されています。 Cisco WebDialer は、WebDialer Servlet と Redirector Servlet という 2 つのコンポーネントで構成されています。

Redirector Servlet は、サードパーティ製アプリケーションに Cisco Web Dialer を使用する機能を提供します。 Redirector Servlet は Cisco Web Dialer ユーザーのための適切な Unified Communications Manager のクラスタを検出し、そのクラスタの Cisco Web Dialer にリクエストをリダイレクトします。 Redirector 機能は Simple Object Access Protocol(SOAP)ベースの Web Dialer アプリケーションでは使用できないため、HTTP または HTML ベースの Web Dialer クライアント アプリケーションでのみ使用できます。

セルフプロビジョニング IVR

セルフプロビジョニング IVR サービスの導入により、Unified Communications Manager に自動登録された IP フォンをより少ない作業量で、より早くユーザーに割り当てることができます。 IVR サービスを使用するユーザーの内線番号から、[セルフプロビジョニング(Self-Provisioning)] ページで設定された CTI RP DN にダイヤルすると、電話がセルフプロビジョニング IVR アプリケーションに繋がり、セルフサービス クレデンシャルの提供が求められます。 入力したセルフサービス クレデンシャルの検証に基づいて、IVR サービスが自動登録された IP フォンをユーザーに割り当てます。

サービスが非アクティブ化されている場合でもセルフプロビジョニングを設定することはできますが、管理者が IVR サービスを使用して IP フォンをユーザに割り当てることはできません。 デフォルトでは、このサービスは非アクティブ化されています。

セルフプロビジョニング IVR サービスを有効にするには、Cisco CTI Manager サービスも有効にする必要があります。

セルフプロビジョニングの設定方法の詳細については、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

CDR サービス

ここでは、CDR サービスについて説明します。IM and Presence Service および Cisco Unity Connection には適用されません。

CAR Web サービス

Cisco CAR Web サービスは CAR のユーザ インターフェイスをロードします。CAR は CDR データを使用して CSV 形式または PDF 形式のレポートを生成する Web ベースのレポート アプリケーションです。

Cisco SOAP - CDRonDemand サービス

SOAP または HTTPS ベースのサービスである Cisco SOAP - CDRonDemand サービスは、CDR Repository サーバーで実行されます。 ユーザーが指定した間隔(最大 1 時間)に基づく CDR ファイル名のリストに対する SOAP リクエストを受信し、リクエストで指定された時間内に収まるファイル名のリストを返します。 また、このサービスはリクエストで指定されたファイル名と転送方式(SFTP または FTP、サーバー名、ログイン情報、ディレクトリ)を持つ特定の CDR/CMR ファイルの配信に対するリクエストも受信します。

HTTPS または SOAP インターフェイスを通じて CDR データにアクセスするサードパーティ製の課金アプリケーションを使用している場合は、このサービスをアクティブにします。

Unified Communications Manager リリース 12.x と以降のリリースの場合、CDR onDemand Service は、デフォルトで有効になっていません。 CDR onDemand Service を有効にする場合、このサービスを手動でアクティブにする必要があります。 CDR onDemand Service をアクティブにするには、/usr/local/cm/bin/soapservicecontrol2.shCDRonDemandServiceCDRonDemanddeploy8443 コマンドを実行します

セキュリティ サービス

この項では、セキュリティサービスについて説明します。IM and Presence Service および Cisco Unity Connection には適用されません。

Cisco CTL Provider

Unified Communications Manager のみ:ローカル システム アカウント権限で実行される Cisco CTL Provider サービスは、クライアント側のプラグインである Cisco CTL Provider Utility と連携し、クラスタのセキュリティ モードを非セキュア モードから混合モードに変更します。 このプラグインをインストールすると、Cisco CTL Provider サービスは、CTL ファイルのクラスタ内のすべての Unified Communications Manager および Cisco TFTP サーバーのリストを取得します。ここには、クラスタ内のセキュリティトークンおよびサーバーのリストが含まれます。

Cisco CTL Client または CLI コマンド セット utils ctl をインストールおよび設定してから、このサービスをアクティブ化してクラスタ全体のセキュリティ モードを非セキュアからセキュアに変更することができます。

サービスをアクティブ化すると、Cisco CTL Provider サービスはデフォルト CTL ポート(2444)に戻ります。 ポートを変更する場合の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。

Cisco Certificate Authority Proxy Function(CAPF)

Certificate Authority Proxy Function (CAPF)アプリケーションと連携することで、CAPF サービスは設定に応じて次のタスクを実行できます。

  • サポートされている Cisco Unified IP 電話 モデルにローカルで有効な証明書を発行します。

  • 電話の既存の証明書をアップグレードします。

  • トラブルシューティング用に電話の証明書を取得します。

  • 電話のローカルで有効な証明書を削除します。


(注)  


Unified Communications Manager のみ:Real-Time Monitoring Tool(RTMT)でリアルタイム情報を表示する場合、CAPF サービスは最初のサーバーにのみ表示されます。


ディレクトリ サービス

ここでは、ディレクトリ サービスについて説明します。IM and Presence Service および Cisco Unity Connection には適用されません。

Cisco DirSync

Unified Communications Manager:Cisco DirSync サービスを使用すると、Unified Communications Manager のデータベースにすべてのユーザ情報が保存されます。 たとえば、Microsoft Active Directory や Netscape/iPlanet Directory などの統合された社内ディレクトリを Unified Communications Manager に使用している場合、Cisco DirSync サービスはユーザ データを Unified Communications Manager データベースに移行します。 Cisco DirSync サービスは社内ディレクトリのパスワードを同期しません。

(注)  


重複した電子メール ID を持つユーザーは同期されず、管理者は同期されていないユーザーのリストに関する通知を受信しません。 これらの ID は Unified RTMT の DirSync エラー ログに表示されます。


Cisco Unity ConnectionCisco Unity Connection が LDAP ディレクトリと統合されている場合、Cisco DirSync サービスは LDAP ディレクトリ内の対応するデータと Cisco Unity Connection サーバー上の Unified Communications Manager のデータベース内のユーザーデータ(氏名、エイリアス、電話番号など)の小規模なサブセットを同期します。 別のサービス(CuCmDbEventListener)では、Unified Communications Manager のデータベースのデータと Cisco Unity Connection ユーザ データベースのデータを同期します。 Cisco Unity Connection クラスタが設定されている場合、Cisco DirSync サービスはパブリッシャ サーバだけで実行されます。

ロケーション ベースのトラッキング サービス

ここでは、ロケーション ベースのトラッキング サービスについて説明します。

Cisco Wireless Controller Synchronization サービス

このサービスは、ネットワークのワイヤレス アクセス ポイントと関連モバイル デバイスのステータスを提供するロケーション認識機能をサポートします。

このサービスは、Unified Communications Manager とシスコのワイヤレス アクセス ポイント コントローラを同期するためにも実行する必要があります。 サービスが動作し、同期が設定されると、Unified Communications Manager は、データベースとシスコのワイヤレス アクセス ポイント コントローラを同期し、コントローラが管理するワイヤレス アクセス ポイントのステータス情報を保存します。 最新の情報となるように、一定の間隔で同期が実行されるようにスケジュール設定できます。


(注)  


新しいシスコ ワイヤレス アクセス ポイント コントローラを追加するときに、このサービスが動作していることを確認します。


Voice Quality Reporter サービス

この項では、Voice Quality Reporter サービスについて説明します。IM and Presence Service および Cisco Unity Connection には適用されません。

Cisco Extended Functions

Cisco Extended Functions サービスは、Quality Report Tool(QRT)など、Unified Communications Manager の音声品質機能のサポートを提供します。 個々の機能の詳細については、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』および『Cisco Unified IP PhoneAdministrationGuide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

ネットワーク サービス

ネットワーク サービスは自動的にインストールされ、データベース サービスやプラットフォーム サービスなど、システムが動作するために必要なサービスが含まれます。 これらのサービスは、基本機能に必要なため [サービスのアクティブ化(Service Activation)] ウィンドウで有効にできません。 トラブルシューティングのためなど、必要に応じて [コントロール センター - ネットワーク サービス(Control Center - Network Services)] ウィンドウで、ネットワーク サービスを停止してから起動(または再起動)する必要があります。

アプリケーションのインストール後、ネットワーク サービスは [コントロール センター - ネットワーク サービス(Control Center - Network Services)] ウィンドウで指定されたとおりに自動的に起動します。 Serviceability GUI は論理グループにサービスを分類します。

パフォーマンスおよびモニタリング サービス

Cisco CallManager のサービスアビリティ RTMT

Cisco CallManager Serviceability RTMT サーブレットは、トレースの収集と表示、パフォーマンス モニタリング オブジェクトの表示、アラートの処理、システム パフォーマンスとパフォーマンス カウンタのモニタなどを実行できる IM and Presence Real-Time Monitoring Tool(RTMT)をサポートします。

Cisco RTMT Reporter Servlet

Cisco RTMT Reporter サーブレットを使用すると、RTMT にレポートをパブリッシュできます。

Cisco Log Partition Monitoring Tool

Cisco Log Partition Monitoring Tool サービスは、設定済みのしきい値とポーリング間隔を使用して、ノード(またはクラスタ内のすべてのノード)上のログ パーティションのディスク使用率をモニタするログ パーティション モニタリング機能をサポートします。

Cisco Tomcat Stats Servlet

Cisco Tomcat Stats Servlet は RTMT または CLI を使用して Tomcat perfmon カウンタをモニタすることができます。 このサービスが CPU 時間などのリソースを大量に使用していることが疑われる場合を除き、このサービスを停止しないでください。

Cisco RIS Data Collector

Real-time Information Server(RIS)は、デバイス登録ステータス、パフォーマンス カウンタ統計、生成された重大アラームなどのリアルタイム情報を保持します。 Cisco RIS Data Collector サービスは、IM and Presence Real-Time Monitoring Tool(RTMT)、SOAP アプリケーションなどのアプリケーションに、クラスタ内のすべての RIS ノードに格納された情報を取得するためのインターフェイスを提供します。

Cisco AMC サービス

このサービス、Alert Manager、Collector サービスを Real-Time Monitoring Tool(RTMT)に使用することで、RTMT はサーバ(またはクラスタ内のすべてのサーバ)に存在するリアルタイム情報を取得できるようになります。

Cisco Audit Event Service

Cisco Audit Event Service は、ユーザーによる、またはユーザー処理の結果による Unified Communications Manager または IM and Presence システムへの管理設定のすべての変更をモニタし、記録します。 Cisco Audit Event Service は、ログイン、ログアウト、IM チャット ルームの入退場などのエンド ユーザ イベントもモニタし、記録します。

バックアップおよび復元サービス

Cisco DRF Master

これは、IM and Presence Service には適用されません。

CiscoDRF Master Agent サービスは、Disaster Recovery System GUI または CLI と連携して必要に応じてバックアップのスケジューリング、復元の実行、依存関係の表示、ジョブ ステータスの確認、ジョブの取り消しを行う DRF Master Agent をサポートします。 Cisco DRF Master Agent は、バックアップおよび復元プロセス用のストレージ メディアも提供します。

Cisco DRF Local

Cisco DRF Local サービスは、DRF Master Agent の主要部分である Cisco DRF Local Agent をサポートします。 コンポーネントは、ディザスタ リカバリ フレームワークを使用するために Cisco DRF Local Agent に登録されます。 Cisco DRF Local Agent は、Cisco DRF Master Agent から受信したコマンドを実行します。 Cisco DRF Local Agent は、ステータス、ログ、およびコマンド結果を Cisco DRF Master Agent に送信します。

システム サービス

Cisco CallManager のサービスアビリティ

Cisco CallManager Serviceability サービスは、問題をトラブルシューティングし、サービスを管理するために使用する Web アプリケーション/インターフェイスである Cisco Unified Serviceability および IM and Presence Service Serviceability GUI をサポートしています。 自動的にインストールされるこのサービスは Serviceability GUI にアクセスできます。 サーバーでこのサービスを停止すると、そのサーバーを参照するときに Serviceability GUI にアクセスできません。

Cisco CDP

Cisco Discovery Protocol(CDP)は音声アプリケーションを他のネットワーク管理アプリケーションにアドバタイズするため、ネットワーク管理アプリケーション(SNMP や Cisco Unified Operations Manager など)が、音声アプリケーション用のネットワーク管理タスクを実行できるようになります。

Cisco Trace Collection Servlet

Cisco Trace Collection Servlet は、Cisco Trace Collection サービスとともにトレース収集をサポートし、ユーザーが RTMT を使用してトレースを表示できるようにします。 サーバー上でこのサービスを停止すると、そのサーバー上のトレースは収集または表示ができなくなります。

SysLog ビューアと Trace and Log Central が RTMT で動作するためには、Cisco Trace Collection Servlet と Cisco Trace Collection Service がサーバーで動作している必要があります。

Cisco Trace Collection サービス

Cisco Trace Collection サービスは、Cisco Trace Collection Servlet とともにトレース収集をサポートし、ユーザーが RTMT クライアントを使用してトレースを表示できるようにします。 サーバー上でこのサービスを停止すると、そのサーバー上のトレースは収集または表示ができなくなります。

SysLog ビューアと Trace and Log Central が RTMT で動作するためには、Cisco Trace Collection Servlet と Cisco Trace Collection Service がサーバーで動作している必要があります。


ヒント


必要に応じて初期化時間を短くし、Cisco Trace Collection Servlet を再起動する前に Cisco Trace Collection サービスを再起動することを推奨します。


プラットフォーム サービス

Cisco DB

Cisco DB サービスは、Unified Communications Manager 上での Progres データベース エンジンをサポートしています。 IM and Presence Serviceでは、A Cisco DB サービスは IDS データベース エンジンをサポートします。

Cisco DB Replicator

Unified Communications Manager および IM and Presence のみ:Cisco DB Replicator サービスは、データベース設定と、クラスタ内の最初のサーバーとその他サーバーの間でデータ同期を確認します。

Cisco Tomcat

Cisco Tomcat サービスは Web サーバーをサポートします。

SNMP Master Agent

このサービスはエージェント プロトコル エンジンとして機能し、SNMP リクエストに関連する認証、許可、アクセスコントロール、およびプライバシーの機能を提供します。


ヒント


Serviceability GUI で SNMP の設定を完了した後、[コントロール センター—ネットワーク機能(Control Center—Network Features)]ウィンドウで SNMP Master Agent サービスを再起動する必要があります。


MIB2 Agent

このサービスは、システム、インターフェイス、IP など、変数の読み取りおよび書き込みを行う、RFC 1213 で定義されている変数に対する SNMP アクセスを提供します。

Host Resources Agent

このサービスは、ストレージ リソース、プロセス テーブル、デバイス情報、およびインストールされたソフトウェア ベースなど、ホスト情報に対する SNMP アクセスを提供します。 このサービスは HOST-RESOURCES-MIB を実装します。

Native Agent Adaptor

このサービスは、ベンダーの Management Information Bases(MIB)をサポートしており、SNMP リクエストを、システム上で実行されている別の SNMP エージェントに転送できます。

IM and Presence Serviceおよび Unified Communications Manager では、仮想マシンにインストールされた場合、このサービスは提供されません。

System Application Agent

このサービスは、システム上にインストールされ、実行されているアプリケーションに対する SNMP アクセスを提供します。 これは SYSAPPL-MIB を実装します。

Cisco CDP Agent

このサービスは、ノードのネットワーク接続情報に対する SNMP アクセスを提供するために Cisco Discovery Protocol を使用します。 このサービスは CISCO-CDP-MIB を実装します。

Cisco Syslog Agent

このサービスでは、さまざまな Unified Communications Manager コンポーネントが生成する syslog メッセージの収集をサポートします。 このサービスは CISCO-SYSLOG-MIB を実装します。


注意    


SNMP サービスを停止すると、ネットワーク管理システムがネットワークをモニタしなくなるため、データが失われる場合があります。 テクニカル サポート チームの指示がない限り、サービスを停止しないでください。


Cisco Certificate Change Notification

このサービスによって、Tomcat、CallManager、XMPP などのコンポーネントの証明書がクラスタ内のすべてのノードで自動的に同期されます。 サービスが停止し、証明書を再生成した場合には、他のノードの証明書信頼に証明書を手動でアップロードする必要があります。

Platform Administrative Web サービス

Platform Administrative Web サービスとは、Unified Communications Manager、IM and Presence ServiceCisco Unity Connection システムでアクティブ化され PAWS-M サーバーがシステムをアップグレードできるようにすることが可能な Simple Object Access Protocol(SOAP)API です。


重要


PAWS-M サーバーで Platform Administrative Web サービスをアクティブ化しないでください。


Platform Communication Web Service

Platform Communication Web Service は、Unified Communications Manager、Unified Communications Manager、IM and Presence Service、および Cisco Unity Connection システム上で実行される、Representational State Transfer Protocol(REST)API です。


(注)  


Platform Communication Web Service を手動で起動あるいは停止することはできません。


Cisco UDS Tomcat

このサービスは、他の Web アプリケーションの速度を低下させたり、GUI を遅くしたりアクセスできなくなったりする、UDS での大量のリソース使用を回避します。

Cisco AXL Tomcat

このサービスは、他の Web アプリケーションの速度を低下させたり、GUI を遅くしたりアクセスできなくなったりする、AXL での大量のリソース使用を回避します。

Cisco SSOSP Tomcat

このサービスは、他の Web アプリケーションの速度を低下させたり、GUI を遅くしたりアクセスできなくなったりする、SSOSP での大量のリソース使用を回避します。

Cisco Certificate Expiry Monitor

このサービスは、システムが生成する証明書の有効期限切れのステータスを定期的に確認し、証明書の有効期限に近づくと、通知を送信します。 Unified Communications Manager では、Cisco Unified Operating System Administration で、このサービスを使用する証明書を管理します。 IM and Presence Serviceでは、Cisco Unified IM and Presence Operating System Administration でこのサービスを使用する証明書を管理します。

Cisco Smart License Manager

Cisco Smart License Manager は、パブリッシャ上でしか動作しないネットワーク サービスです。 Unified Communications Manager パブリッシャ上のすべての Cisco Smart Licensing 処理を管理します。 Cisco Smart License Manager サービスは、Cisco Smart Software Manager または Cisco Smart Software Manager サテライトに対する製品のライセンスまたは権限付与の使用状況をレポートし、Cisco Smart Software Manager または Cisco Smart Software Manager サテライトから承認ステータスを取得します。

セキュリティ サービス

Cisco Certificate Enrollment Service

このサービスは、オンラインのサードパーティ CA および認証局のプロキシ機能の間にオンライン接続を構築します。 LSC 証明書に署名するために認証局のプロキシ機能を備えたオンライン CA を使用するには、このサービスをアクティブにする必要があります。

シスコ信頼検証サービス

このサービスは、IM and Presence Service ではサポートされません。

Cisco 信頼検証サービスは CallManager サーバまたは専用サーバーで実行されるサービスで、電話およびその他のエンドポイントに代わって証明書を認証します。 これは、証明書の所有者のロールのリストを関連付けます。 証明書または所有者を 1 つまたは複数のロールに関連付けることができます。

電話と信頼検証サービス間のプロトコルにより、電話は検証をリクエストできます。 信頼検証サービスは証明書を検証し、それに関連付けられたロールのリストを返します。 プロトコルは、信頼検証サービスがリクエストを認証できるようにし、逆に電話は信頼検証サービスからのレスポンスを認証できるようにします。 プロトコルは、リクエストとレスポンスの整合性を保護します。 リクエストとレスポンスの機密性は必要ではありません。

スケーラビリティを提供するために、クラスタ内の異なるサーバーで Cisco 信頼検証サービスの複数のインスタンスが実行されます。 これらのサーバーは、Cisco Unified CallManager をホストするサーバーと同じであっても、同じでなくてもかまいません。 電話はネットワーク内の信頼検証サービスのリストを取得し、選択アルゴリズム(ラウンド ロビンなど)を使用してそのいずれかに接続します。 連絡された信頼検証サービスが応答しない場合、電話はリスト内の次の信頼検証サービスに切替えます。

データベース サービス

Cisco Database Layer Monitor

Cisco Database Layer Monitor サービスは、データベース層の局面をモニタします。 このサービスは、変更通知とモニタリングを扱います。


(注)  


Unified Communications Manager で使用される Automatic Update Statistics は、データベース テーブルに加えられた変更をモニタし、統計の更新を必要とするテーブルのみを更新する、インテリジェントな統計更新機能です。 この機能により、とりわけ Unified Communications Manager の VMware 導入で、帯域幅が大幅に節約されます。 インデックスは、デフォルトで Automatic Update Statistics によって作成されます。


SOAP サービス

Cisco SOAP-Real-Time Service APIs

IM and Presence Serviceのみ:Cisco SOAP-Real-Time Service API は、プレゼンス データのためのクライアント ログインおよびサードパーティ API をサポートします。

Unified Communications Manager および Cisco Unity Connection のみ:Cisco SOAP-Real-Time Service API により、デバイスと CTI アプリケーションのリアルタイム情報を収集することができます。 このサービスは、サービスのアクティブ化、起動、停止のための API も提供します。

Cisco SOAP-Performance Monitoring APIs

Cisco SOAP-Performance Monitoring API サービスは、さまざまなアプリケーションで SOAP API を通じてパフォーマンス モニタリング カウンタを使用できるようにします。たとえば、サービスごとのメモリ情報、CPU 使用率、パフォーマンス モニタリング カウンタなどをモニタできます。

Cisco SOAP-Log Collection APIs

Cisco SOAP-Log Collection API サービスは、ログファイルを収集し、リモート SFTP サーバーのログ ファイルの収集スケジュールを設定できるようにします。 収集するログ ファイルの例としては、syslog、コア ダンプ ファイル、シスコ アプリケーション トレース ファイルなどがあります。

SOAP-Diagnostic Portal Database サービス

Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool(RTMT)は、SOAP-Diagnostic Portal Database サービスを使用して RTMT Analysis Manager がホストするデータベースにアクセスします。 RTMT はオペレータの定義したフィルタ選択に基づいて通話レコードを収集します。 このサービスを停止すると、RTMT はデータベースから通話レコードを収集できません。

CM サービス

ここでは、Unified Communications Manager CM サービスについて説明します。Cisco Unity Connection および Cisco Unity Connection には適用されません。

Cisco Extension Mobility アプリケーション

Cisco のエクステンション モビリティ アプリケーション サービスでは、Cisco エクステンション モビリティ機能の電話機設定の接続時間制限などのログイン設定を定義することができます。

Unified Communications Manager のみ:Cisco Extension Mobility 機能により、Unified Communications Manager クラスタ内のユーザーは、クラスタ内の別の電話機にログインして、その電話機を一時的に自分自身の電話機として設定できます。 ユーザーがログインすると、電話機にユーザーの個人の電話番号、スピードダイヤル、サービスリンク、その他のユーザー固有のプロパティが反映されます。 ログアウト後、電話機には元のユーザ プロファイルが反映されます。

Cisco User Data Services

Cisco User Data Services により、Cisco Unified IP 電話は Cisco Unified Communications Manager データベースのユーザ データにアクセスできます。 Cisco User Data Services は Cisco Personal Directory のサポートを提供します。

シスコ プッシュ通知サービス

シスコ プッシュ通知サービスは、着信コールに関するプッシュ通知を Cisco Unified Communications Manager から Apple iOS デバイスに送信するための機能を提供します。 このサービスは、Cisco CallManager サービスから Cisco Collaboration Cloud にプッシュ通知メッセージを中継します。 また、このサービスは、プッシュ通知の送信に使用されるアクセス トークンを管理します。

シスコ ヘッドセット サービス

互換性のある Cisco IP 電話、Cisco Jabber、またはその他の Cisco デバイスを使用している場合、Cisco Headset Service で、シスコ ヘッドセットのインベントリ、設定の更新、および診断データを管理することができます。


(注)  


Cisco CallManager サービスが既に実行されている場合は、すべての Unified Communications Manager ノードで Cisco ヘッドセットサービスをアクティブにする必要があります。 Cisco Unified CM の管理インターフェイスを使用してヘッドセットを管理するには、ユニファイド コミュニケーション マネージャノード上でシスコ ヘッドセットサービスをアクティブにしてください。 Cisco CallManager サービスは、シスコ ヘッドセットサービスを有効にすると自動的にアクティブになります。 必要でない場合は、Cisco CallManager サービスを非アクティブにします。


IM and Presence Service サービス

IM and Presence Service サービスは IM and Presence Service だけに適用されます。

Cisco Login Datastore

Cisco Login Datastore は、Cisco Client Profile Agent にクライアント セッションを保存するためのリアルタイム データベースです。

Cisco Route Datastore

Cisco Route Datastore は、Cisco SIP Proxy と Cisco Client Profile Agent のルート情報と割り当て済みユーザーのキャッシュを保存するためのリアルタイムデータベースです。

Cisco Config Agent

Cisco Configuration Agent は、IM and Presence Service IDS データベースの設定変更を Cisco SIP プロキシに通知する変更通知サービスです。

Cisco Sync Agent

Cisco Sync Agent は、IM and Presence データと Unified Communications Manager データの同期を維持します。 IM and Presence に重要なデータについて Unified Communications Manager に SOAP リクエストを送信し、Unified Communications Manager からの変更通知にサブスクライブして IM and Presence IDS データベースを更新します。

Cisco OAM Agent

Cisco OAM Agent サービスは、プレゼンス エンジンに関係する IM and Presence Service IDS データベースの設定パラメータを監視します。 データベースに変更が発生すると、OAM Agent はコンフィギュレーション ファイルを書き込み、プレゼンス エンジンに RPC 通知を送信します。

Cisco Client Profile Agent

Cisco Client Profile Agent サービスは、HTTPS を使用した外部クライアントとの間の安全な SOAP インターフェイスを提供します。

Cisco Intercluster Sync Agent

Cisco Intercluster Sync Agent サービスは、Unified Communications Manager への DND の伝播を可能にし、クラスタ間 SIP ルーティングのために IM and Presence Service クラスタの間でエンド ユーザ情報を同期します。

Cisco XCP Router

XCP ルータは IM and Presence Service サーバーのコアコミュニケーション機能です。 IM and Presence Service で XMPP ベースのルーティング機能を提供します。XMPP データを IM and Presence Service 上の他のアクティブな XCP サービスにルーティングしたり、SDNS にアクセスして、システムが XMPP データを IM and Presence Service ユーザーにルーティングできるようにします。 XCP ルータはユーザーの XMPP セッションを管理し、これらのセッションとの間で XMPP メッセージをルーティングします。

IM and Presence Service のインストール後に、システムは Cisco XCP Router をデフォルトでオンにします。


(注)  


Cisco XCP ルータを再起動すると、IM and Presence Service によりすべてのアクティブな XCP サービスが自動的に再起動されます。 Cisco XCP Router を再起動するには、[再起動(Restart)] オプションを選択する必要があることに注意してください。これは、Cisco XCP Router を停止して起動するのとは違います。 Cisco XCP Router を再起動するのではなく停止した場合、IM and Presence Service により他のすべての XCP サービスが停止されます。 その後 XCP ルータを起動しても、IM and Presence Service により他の XCP サービスは自動的に起動しません。手動で他の XCP サービスを起動する必要があります。


Cisco XCP Config Manager

Cisco XCP Config Manager サービスは、他の XCP コンポーネント(ルータや Message Archiver など)に影響がある、管理 GUI による設定とシステム トポロジの変更(およびクラスタ間ピアから同期されたトポロジ変更)をモニタし、必要に応じてこれらのコンポーネントを更新します。 Cisco XCP Config Manager サービスは、これらの変更により XCP コンポーネントの再起動が必要な場合、管理者向けの通知を作成し、再起動が完了すると自動的に通知をクリアします。

Cisco Server Recovery Manager

Cisco Server Recovery Manager(SRM)サービスは、プレゼンス冗長グループ内のノード間のフェイルオーバーを管理します。 SRM は、ノード内のすべての状態変化を管理します。状態変化には、自動的なものと管理者により実行されるもの(手動)があります。 プレゼンス冗長グループでハイ アベイラビリティを有効にすると、各ノードの SRM がピア ノードとのハートビート接続を確立し、重要なプロセスのモニタを開始します。

Cisco IM and Presence Data Monitor

Cisco IM and Presence Data Monitor は IM and Presence Service の IDS 複製状態をモニタします。 他の IM and Presence Service は、Cisco IM and Presence Data Monitor に依存します。 これらの依存サービスは、シスコのサービスを使用して、IDS の複製が安定した状態になるまで起動を遅らせます。

また、Cisco IM and Presence Data Monitor は、Unified Communications Manager から Cisco Sync Agent の同期のステータスを確認します。 IDS の複製が設定され、IM and Presence データベース パブリッシャ ノードの Sync Agent が Unified Communications Manager からの同期を完了させた後にのみ、依存するサービスを起動することができます。 タイムアウトになると、IDS の複製と Sync Agent が完了していなくても、パブリッシャ ノードの Cisco IM and Presence Data Monitor は依存サービスの起動を許可します。

サブスクライバ ノードで、IDS の複製が正常に確立されるまで、Cisco IM and PresenceData Monitor は機能サービスの起動を遅らせます。 Cisco IM and Presence Data Monitor は、クラスタ内の問題のあるサブスクライバ ノードのみで機能サービスの開始を遅らせます。問題があるノードが 1 台あるからといって、すべてのサブスクライバ ノードで機能サービスの開始を遅らせることはありません。 たとえば、IDS の複製が node1 および node2 で正常に確立されたが、node3 では確立されない場合、Cisco IM and Presence Data Monitor により、機能サービスは node1 および node2 で開始できますが、node3 では機能サービスの開始が遅れます。

Cisco Presence Datastore

Cisco Presence Datastore は、一時的なプレゼンス データとサブスクリプションを保存するためのリアルタイム データベースです。

Cisco SIP Registration Datastore

Cisco Presence SIP Registration Datastore は、SIP 登録データを保存するためのリアルタイム データベースです。

CDR サービス

ここでは、CDR サービスについて説明します。IM and Presence Service および Cisco Unity Connection には適用されません。

Cisco CDR Repository Manager

このサービスは、Cisco CDR Agent サービスから取得された、生成されたコール詳細レコード(CDR)を維持し、移動します。 クラスタがサポートされているシステム(Unified Communications Manager のみ)では、このサービスは最初のサーバーにあります。

Cisco CDR Agent


(注)  


Unified Communications Manager は、Cisco Unified Communications Managerシステムの Cisco CDR Agent をサポートします。


このサービスは、IM and Presence Service および Cisco Unity Connection をサポートしていません。

Cisco CDR Agent サービスは、Unified Communications Manager によって生成される CDR ファイルおよび CMR ファイルを、ローカルホストから CDR リポジトリサーバーに転送します。このサーバーでは、CDR Repository Manager サービスが SFTP 接続を使用して実行されます。

このサービスは、ローカルホストからクラスタ内の CDR リポジトリサーバーに生成された CDR ファイルおよび CMR ファイルを転送します。 CDR Repository Node スタンドアロンサーバーの CDR Agent が SFTP 接続で Cisco CDR Repository Manager へのスタンドアロンサーバーで生成したファイルを転送します。 CDR Agent がファイルを維持し、移動します。

このサービスを機能させるには、サーバーで Cisco CallManager サービスをアクティブにし、サービスが実行されていることを確認します。 設定でクラスタがサポートされている場合(Unified Communications Manager のみ)、最初のサーバー上で Cisco CallManager サービスをアクティブ化します。

Cisco CAR Scheduler

Cisco CDR Analysis and Reporting(CAR)Scheduler サービスは、IM and Presence Service および Cisco Unity Connection をサポートしていません。

Cisco CAR Scheduler サービスを使用すると、レポートの生成や、CDR 分析とレポート(CAR)データベースへの CDR ファイルのロードなど、CAR に関連するタスクをスケジュールできます。

Cisco SOAP-CallRecord Service

Cisco SOAP-CallRecord サービスはデフォルトではパブリッシャで SOAP サーバーとして実行され、クライアントが SOAP API を通じて CAR データベースに接続できるようにします。 この接続は、(別の CAR IDS インスタンスにより)CAR コネクタを使用して行われます。

Cisco CAR DB

Cisco CAR DB は CAR データベースの Informix インスタンスを管理し、Service Manager がこのサービスを開始または停止できるようにして、CAR IDS インスタンスを個々に起動またはシャットダウンできるようにします。 これは、CCM IDS インスタンスを維持するために使用される Unified Communications Manager データベースと似ています。

Cisco CAR DB サービスは、デフォルトではパブリッシャでアクティブ化されます。 CAR DB インスタンスがインストールされてパブリッシャでアクティブに実行され、CAR データベースを維持します。 このネットワーク サービスはパブリッシャでのみ使用され、サブスクライバでは使用できません。

管理サービス

ここでは、管理サービスについて説明します。Cisco Unity Connection には適用されません。

Cisco CallManager Admin

Cisco CallManager Admin サービスは、IM and Presence Service および Cisco Unity Connection ではサポートされていません。

Cisco CallManager Admin サービスは、Unified Communications Manager Administration(Cisco Unified Communications Manager 設定を構成するために使用する Web アプリケーション/インターフェイス)をサポートします。 Unified Communications Manager のインストール後に、このサービスは自動的に起動し、グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)にアクセスすることができるようになります。 このサービスを停止すると、そのサーバーをブラウズしたときに、Cisco Unified Communications Manager の管理 のグラフィカル ユーザー インターフェイスにアクセスできません。

Cisco IM and Presence Admin

Cisco IM and Presence 管理サービスは、Unified Communications Manager および Cisco Unity Connectionではサポートされません。

Cisco IM and Presence Admin サービスは、Cisco Unified Communications Manager IM and Presence 管理、つまりIM and Presence Service 設定を行うために使用する Web アプリケーション/インターフェイス)をサポートします。 IM and Presence Serviceをインストールした後、このサービスが自動的に起動し、GUI にアクセスできるようになります。 このサービスを停止すると、そのサーバーをブラウズする際に、Cisco Unified Communications Manager IM and Presence 管理 GUI にアクセスできなくなります。

Services setup

コントロール センター

Serviceability GUI のコントロール センターでは、ステータスを表示したり、一度に 1 つのサービスを起動および停止したりすることができます。 ネットワーク サービスを起動、停止、および再起動するには、[コントロール センター - ネットワーク サービス(Control Center - Network Services)] ウィンドウにアクセスします。 機能サービスを起動、停止、再起動するには、[コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)] ウィンドウにアクセスします。


ヒント


[関連リンク(Related Links)] リスト ボックスと [移動(Go)] ボタンを使用して、[コントロール センター(Control Center)] ウィンドウと [サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウにナビゲートします。


Unified Communications Manager および IM and Presence のみ:クラスタ設定では、ステータスを表示したり、クラスタ内の 1 台のサーバーのサービスを一度に開始および停止することができます。

Unified Communications Manager のみ:機能サービスを起動および停止すると、そのサービスに現在登録されているすべての Cisco Unified IP 電話 およびゲートウェイがセカンダリ サービスにフェールオーバーされます。 セカンダリ サービスに登録できない場合だけデバイスと電話機を再起動する必要があります。 サービスを起動および停止すると、Unified Communications Manager をホームとするその他のインストール済みアプリケーション(会議ブリッジまたは Cisco Messaging Interface など)も起動および停止します。


注意    


Unified Communications Manager のみ:サービスを停止すると、そのサービスによって制御されるすべてのデバイスの呼処理も停止します。 サービスが停止すると、IP フォンから別の IP フォンへのコールは停止せず、IP フォンから Media Gateway Control Protocol(MGCP)ゲートウェイへの実行中のコールも停止しませんが、他の種類のコールはドロップします。


サービスのセットアップ

サービスを使用する場合は、次のタスクを実行できます。

手順


ステップ 1

実行する機能サービスをアクティブ化します。

ステップ 2

適切なサービス パラメータを設定します。

ステップ 3

必要に応じて、Serviceability GUI のトレース ツールを使って問題のトラブルシューティングを行います。


サービスのアクティブ化


(注)  


Serviceability GUI の [サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウでは、複数の機能サービスをアクティブ化または非アクティブ化したり、アクティブ化するデフォルトのサービスを選択できます。 IM and Presence のノードから Unified Communications Manager サービスの表示、起動、停止を行ったり、その逆を行うことができます。 次のエラーが発生することがあります。「サーバへの接続が確立できません(リモート ノードにアクセスできません)(Connection to the Server cannot be established (unable to access Remote Node))」。 このエラー メッセージが表示された場合は、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。



(注)  


Unified Communications Manager Release 6.1.1 以降、エンドユーザーはサービスの起動および停止に Cisco Unified Serviceability を利用することができません。


機能サービスは自動モードでアクティブ化され、Serviceability GUI により、単一ノード構成に基づいてサービスの依存関係がチェックされます。 機能サービスをアクティブ化することを選択すると、動作するためにそのサービスに依存するサービスが他にある場合は、そのすべてを選択することが求められます。 [デフォルトの設定(Set Default)] をクリックすると、サーバーで実行するために必要なサービスが Serviceability GUI によって選択されます。

Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence Service のみ:クラスタをサポートする設定であっても、このプロセスは単一サーバ設定に基づきます。

サービスをアクティブ化すると、自動的にサービスが起動します。 サービスはコントロール センターから開始および停止します。

Cisco Unified Communications Manager のクラスタ サービス アクティベーションに関する推奨事項

クラスタでサービスを有効化する前に、マルチサーバ Unified Communications Manager 設定用のサービスの推奨事項を示す、次の表を確認してください。

表 1. Cisco Unified Communications Manager のサービス アクティベーションに関する推奨事項

サービス/サーブレット

アクティブ化の推奨事項

CM サービス

Cisco CallManager

このサービスは、Unified Communications Manager をサポートしています。

[Control Center - Network Services] で、Cisco RIS Data Collector サービスと Database Layer Monitor サービスがノードで実行されていることを確認します。

ヒント

 

このサービスをアクティブ化する前に、Cisco Unified Communications Manager Administration 内の [Unified Communications Manager の検索/リスト(Unified Communications Manager Find/List)] ウィンドウの Unified Communications Manager サーバーの表示内容を確認します。 サーバーが表示されていない場合、このサービスをアクティブ化する前に Unified Communications Manager サーバーを追加します。

サーバーを追加する方法については、『Cisco Unified Communications Manager システム設定ガイド』を参照してください。

Cisco Messaging Interface

サーバーに接続された USB/シリアルアダプタを使用してサードパーティ製ボイスメールシステムとの SMDI 統合を使用している場合にだけアクティブ化します。

Cisco Unified Mobile Voice Access Service

モバイル ボイス アクセスが機能するには、最初の VXML ページを指すように H.323 ゲートウェイを設定した後でクラスタ内の最初のノードでこのサービスをアクティブ化する必要があります。 また、Cisco CallManager および Cisco TFTP サービスはクラスタ内の 1 つのサーバー上で実行するようにしてください。Cisco Unified Mobile Voice Access Service が実行されているサーバーと同じサーバーである必要はありません。

Cisco IP Voice Media Streaming App

クラスタ内に複数のノードがある場合は、クラスタごとに 1 つまたは 2 つのサーバーでアクティブ化します。 保留音専用のノードでアクティブ化することができます。 このサービスでは、クラスタ内の 1 つのノードで Cisco TFTP をアクティブ化する必要があります。 最初のノードおよび Cisco CallManager サービスを実行するノードでは、このサービスをアクティブ化しないでください。

Cisco CTIManager

JTAPI/TAPI アプリケーションが接続する各ノードでアクティブ化します。 CTIManager をアクティブ化するには、Cisco CallManager サービスもノードでアクティブ化する必要があります。 CTIManager および Cisco CallManager サービスの相互作用の詳細については、CM サービスに関連するトピックを参照してください。

Cisco Extension Mobility

クラスタ内のすべてのノードでアクティブ化します。

Cisco Extended Functions

Quality Report Tool(QRT)をサポートするこのサービスは、Cisco RIS Data Collector を実行する 1 つまたは複数のサーバーでアクティブ化します。 クラスタ内のノードで Cisco CTIManager サービスがアクティブなことを確認します。

Cisco DHCP Monitor サービス

DHCP Monitor Service が有効になると、IP フォンの IP アドレスに影響するデータベースの変更を検出し、/etc/dhcpd.conf ファイルを変更し、DHCPD を停止し、更新されたコンフィギュレーション ファイルで再起動します。 このサービスは、DHCP が有効化されているノード上でアクティブ化してください。

シスコ ロケーション帯域幅マネージャ

音声コールとビデオ コールの帯域幅割り当てを管理するために Cisco のロケーション コール アドミッション制御メカニズムを使用する場合は、このサービスをアクティブ化する必要があります。 このサービスは、Cisco CallManager サービスとともに動作します。 Cisco CallManager サービスを実行するサーバーで Cisco Location Bandwidth Manager を実行することを推奨します。 CallManager サービスと同じサーバーで Location Bandwidth Manager が実行されていない場合は、Location Bandwidth Manager グループが正しく設定されていることを確認します。

シスコ クラスタ間検索サービス

複数の Unified Communications Manager クラスタ間で URI と数字ルーティング情報を伝播する場合、この交換に参加するクラスタのパブリッシャでこのサービスをアクティブ化する必要があります。

Cisco Dialed Number Analyzer Server

クラスタ内に複数のノードがある場合は、Cisco Dialed Number Analyzer サービス専用の 1 つのノードでこのサービスをアクティブにしてください。

Cisco Dialed Number Analyzer

Unified Communications Manage の Dialed Number Analyzer を使用する場合は、このサービスをアクティブ化します。 このサービスはリソースを大量に消費することがあるため、コール処理アクティビティが最も少ないノードかオフピーク時にアクティブ化します。

Cisco TFTP

クラスタ内に複数のノードがある場合は、Cisco TFTP サービス専用の 1 つのノードでこのサービスをアクティブ化します。 クラスタ内の複数のノードでこのサービスをアクティブ化する場合は、オプション 150 を設定します。

シスコ ヘッドセット サービス

Unified Communications Manager からシスコ ヘッドセットを管理する場合は、このサービスを有効化します。

(注)  

 

Cisco CallManager サービスが既に実行されている場合は、すべての Unified Communications Manager ノードで Cisco ヘッドセットサービスをアクティブにする必要があります。 Cisco Unified CM の管理インターフェイスを使用してヘッドセットを管理するには、ユニファイド コミュニケーション マネージャノード上でシスコ ヘッドセットサービスをアクティブにしてください。 Cisco CallManager サービスは、シスコ ヘッドセットサービスを有効にすると自動的にアクティブになります。 必要でない場合は、Cisco CallManager サービスを非アクティブにします。

CTI サービス

Cisco IP Manager Assistant

Cisco Unified Communications Manager Assistant を使用する場合は、クラスタ内の任意の 2 台のサーバ(プライマリおよびバックアップ)でこのサービスをアクティブ化します。 Cisco CTI Manager サービスがクラスタ内でアクティブ化されていることを確認します。

Cisco IP Manager Assistant の詳細については、『 Feature Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager 』を参照してください。

Cisco WebDialer Web Service

クラスタごとに 1 つのノードでアクティブ化します。

セルフプロビジョニング IVR

セルフプロビジョニング IVR サービスを有効にするには、Cisco CTI Manager サービスも有効にする必要があります。

サービスが非アクティブ化されている場合でもセルフプロビジョニングを設定することはできますが、管理者が IVR サービスを使用して IP フォンをユーザに割り当てることはできません。 デフォルトでは、このサービスは非アクティブ化されています。

CDR サービス

Cisco SOAP-CDRonDemand サービス

Cisco SOAP-CDROnDemand サービスは、最初のサーバー上だけでアクティブ化することができ、Cisco CDR Repository Manager および Cisco CDR Agent サービスが同じサーバー上で実行されている必要があります。

Unified Communications Manager リリース 12.x と以降のリリースの場合、CDR onDemand Service は、デフォルトで有効になっていません。 CDR onDemand Service を有効にする場合、このサービスを手動でアクティブにする必要があります。 CDR onDemand Service をアクティブにするには、/usr/local/cm/bin/soapservicecontrol2.shCDRonDemandServiceCDRonDemanddeploy8443 コマンドを実行します

Cisco CAR Web Service

Cisco CAR Web サービスは、最初のサーバー上だけでアクティブ化することができ、Cisco CAR Scheduler サービスが同じサーバー上でアクティブにされ、実行されており、CDR Repository Manager サービスも同じサーバー上で実行されている必要があります。

データベースおよび管理者サービス

Cisco AXL Web Service

インストール後は、すべてのクラスタ ノードで Cisco AXL Web サービスがデフォルトで有効になります。 パブリッシャ ノードではこのサービスを常にアクティブなままにすることを推奨します。 これにより、Unified Provisioning Manager などの AXL に依存する製品を設定できるようになります。

必要に応じて、機能サービス下の Cisco Unified Serviceability の特定のサブスクライバ ノードのサービスをアクティブ化/非アクティブ化することができます。

Cisco Bulk Provisioning サービス

Cisco Bulk Provisioning サービスは、最初のノードだけでアクティブにできます。 Bulk Administration Tool(BAT)を使用して電話とユーザーを管理している場合は、このサービスをアクティブ化する必要があります。

Cisco UXL Web サービス

このサービスは、認証およびユーザ許可のチェックを実行します。 Cisco IP 電話Address Book Synchronizer の TabSync クライアントは、Cisco Unified Communications Manager データベースの照会用に Cisco UXL Web サービスを使用します。

Cisco IP 電話Address Book Synchronizer を使用する場合は、このサービスを 1 つのノード(パブリッシャ ノードを推奨)でこのサービスをアクティブ化する必要があります。 Cisco IP 電話Address Book Synchronizer を使用しない場合、このサービスを非アクティブ化することを推奨します。 デフォルトでは、このサービスは非アクティブ化されています。

Cisco Platform Administrative Web サービス

アップグレードの管理、バージョンの切り替え、操作の再開または再対処のために Cisco Prime Collaboration Deployment(PCD)サーバーを使用する場合は、このサービスをアクティブ化する必要があります。 Platform Administrative Web サービス(PAWS)により、Call Manager と Prime Collaboration Deployment(PCD)の間で通信を行うことができます。 クラスタ内に複数のノードがある場合は、クラスタ内の各サーバーでこのサービスをアクティブ化する必要があります。

Cisco TAPS サービス

Cisco Unified Communications Manager Auto-Register Phone Tool を使用する前に、最初のノードでこのサービスをアクティブ化する必要があります。 Cisco Unified Communications Manager Auto-Register Phone Tool のダミー MAC アドレスを作成する場合、Cisco Bulk Provisioning サービスが同じノードでアクティブ化されていることを確認します。

パフォーマンスおよびモニタリング サービス

Cisco Serviceability Reporter

最初のノードだけでアクティブ化します。

(注)  

 

このサービスは、他のノードでアクティブ化されていても、最初のノードだけでレポートを生成します。

Cisco CallManager SNMP サービス

SNMP を使用する場合は、このサービスをクラスタ内のすべてのサーバーでアクティブ化します。

セキュリティ サービス

Cisco CTL Provider

クラスタ内のすべてのサーバーでアクティブ化します。

Cisco Certificate Authority Proxy Function(CAPF)

最初のノードだけでアクティブ化します。

ディレクトリ サービス

Cisco DirSync

最初のノードだけでアクティブ化します。

IM and Presence Service のクラスタ サービス アクティベーションに関する推奨事項


注意    


ある機能のいずれかのサービスを有効にする前に、その機能について IM and Presence で必要なすべての設定を行う必要があります。 各 IM and Presence 機能については、関連マニュアルを参照してください。


クラスタ内でサービスを有効にする前に、マルチノード構成での IM and Presence 構成の推奨事項を示した次の表を確認してください。

表 2. IM and Presence Service アクティベーションに関する推奨事項

サービス/サーブレット

推奨事項

データベースおよび管理者サービス

Cisco AXL Web Service

インストール後は、すべてのクラスタ ノードで Cisco AXL Web サービスがデフォルトで有効になります。 IM and Presence Service データベース パブリッシャ ノードでサービスを常にアクティベートしたままにしておくことを推奨します。 これにより、AXL に依存している製品を構成できるようになります。 クラスタ間通信が構成されている場合、リモート ピアからの同期元として構成されたサブクラスタ内の両方のノードで、このサービスを有効にする必要があります。 このサービスが両方のノードでイネーブルになっていない場合、プレゼンス機能および IM 機能はフェールオーバー時に失われます。

必要に応じて、[Cisco Unified Serviceability] で [機能サービス(Feature Services)] の下にある特定の IM and Presence サブスクライバ ノードで、このサービスをアクティベートまたは非アクティベートできます。

Cisco Bulk Provisioning サービス

  • Cisco Bulk Provisioning サービスは、最初のノードだけで有効にします。
  • Bulk Administration Tool(BAT)を使用してユーザーを管理している場合は、このサービスを有効にする必要があります。

パフォーマンスおよびモニタリング サービス

Cisco Serviceability Reporter

このサービスは、パブリッシャ ノードのみで有効にします。

(注)  

 

このサービスは、他のノードでサービスを有効にした場合でも、必ずパブリッシャ ノードでレポートを生成します。

IM and Presence サービス

Cisco SIP Proxy

このサービスは、クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

Cisco Presence Engine

このサービスは、クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

Cisco Sync Agent

このサービスは、クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

Cisco XCP Text Conference Manager

  • IM and Presence でチャット機能を展開する場合はこのサービスを有効にします。
  • このサービスは、チャット機能を実行する各ノードで有効にします。

(注)  

 

常設チャット機能は、外部データベースを必要とします。 常設チャット機能を有効にする場合、Text Conference Manager サービスを起動する前に、外部データベースも設定する必要があります。 Text Conference Manager サービスは、常設チャット機能が有効でも外部データベースが設定されていない場合は起動しません。 については、『Database Setup Guide for IM and PresenceUnified Communications Managerを参照してください。

Cisco XCP Web Connection Manager

  • Web クライアントを IM and Presence と統合する場合はこのサービスを有効にします。
  • このサービスは、クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

Cisco XCP Connection Manager

  • XMPP クライアントを IM and Presence と統合する場合はこのサービスを有効にします。
  • このサービスは、クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

Cisco XCP SIP Federation Connection Manager

次のいずれかの構成を展開する場合はこのサービスを有効にします。
  • IM and Presence 上で SIP プロトコルを介したドメイン間フェデレーション。 このサービスは、SIP フェデレーションを実行する各ノードで有効にします。

  • IM and Presence Release 9.x クラスタと Cisco Unified Presence Release 8.6(x) クラスタ間のクラスタ間導入。 このサービスは、Release 9.x クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

Cisco XCP XMPP Federation Connection Manager

  • このサービスは、IM and Presence 上で XMPP プロトコルを介したドメイン間フェデレーションを展開する場合にのみ有効にします。
  • このサービスは、XMPP フェデレーションを実行する各ノードで有効にします。

(注)  

 

ノードで XMPP Federation Connection Manager サービスを有効にする前に、そのノードの Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Administration で XMPP フェデレーションを有効にする必要があります。 については、『Interdomain Federation for IM and PresenceUnified Communications Managerを参照してください。

Cisco XCP Message Archiver

  • IM and Presence でコンプライアンス機能を展開する場合はこのサービスを有効にします。
  • このサービスは、IM コンプライアンス機能を実行するすべてのノードで有効にします。

(注)  

 

外部データベースを設定する前に Message Archiver を有効にしても、サービスは開始されません。 また、外部データベースに到達できない場合もサービスは開始されません。 については、『Database Setup Guide for IM and PresenceUnified Communications Managerを参照してください。

Cisco XCP Directory Service

  • IM and Presence 上の XMPP クライアントを LDAP ディレクトリと統合する場合はこのサービスを有効にします。
  • このサービスは、クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

(注)  

 

サードパーティ XMPP クライアント用の連絡先検索設定を行う前に Directory Service を有効にしても、サービスは開始されますが、再度停止されます。 Unified Communications Manager については、『Configuration and Administration of IM and Presence Service』を参照してください

Cisco XCP Authentication Service

  • XMPP クライアントを IM and Presence と統合する場合はこのサービスを有効にします。
  • このサービスは、クラスタ内のすべてのノードで有効にします。

機能サービスのアクティブ化

Serviceability GUI の [サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウで、機能サービスをアクティブ化および非アクティブ化します。 [サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウに表示されるサービスは、アクティブ化されるまで起動しません。

(ネットワーク サービスではなく)機能サービスのみをアクティブ化および非アクティブ化することができます。 必要な数のサービスを同時にアクティブ化または非アクティブ化できます。 一部の機能サービスは他のサービスに依存しているため、その依存しているサービスがアクティブ化してから、該当の機能サービスがアクティブ化します。


ヒント


Unified Communications Manager と IM and Presence Service のみ:[サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウでサービスをアクティブ化する前に、クラスタサービスをアクティブ化する際の推奨事項に関連するトピックを確認してください。


手順


ステップ 1

[ツール(Tools)] > [サービス アクティベーション(Service Activation)] を選択します。

[Service Activation]ウィンドウが表示されます。

ステップ 2

[サーバ(Server)] ドロップダウン リストからサーバ(ノード)を選択し、[移動(Go)] をクリックします。

IM and Presence Service ノードから Unified Communications Manager サービスにアクセスしたり、その逆を行うことができます。 リモート ノードにアクセスしようとすると、次のエラーが発生する場合があります。「サーバへの接続が確立できません(リモートノードに接続できません)(Connection to the Server cannot be established (unable to connect to Remote Node))」。 このエラー メッセージが表示された場合は、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

ステップ 3

次のいずれかの操作を実行してサービスを有効または無効にします。

  1. 単一サーバーで実行する必要があるデフォルトサービスをオンにするには、[デフォルトに設定(Set to Default)] を選択します。

    (注)  

     

    このオプションを選択すると、単一サーバーの構成に基づいてデフォルトのサービスが選択され、サービスの依存関係が確認されます。

  2. すべてのサービスを有効にするには、[すべてのサービスをチェック(Check All Services)] をオンにします。

  3. 特定のサービスを有効にするには、有効にするサービスのチェックボックスをオンにします。

  4. サービスを無効にするには、無効にするサービスのチェックボックスをオフにします。

ステップ 4

Unified Communications Manager と IM and Presence Service のみ:クラスタ構成の場合は、クラスタ サービスのアクティブ化に関する推奨事項を確認してから、アクティブ化するサービスの隣にあるチェックボックスをオンにします。

ステップ 5

アクティブ化するサービスのチェックボックスをオンにした後、[保存(Save)] をクリックします。

ヒント

 

アクティブ化したサービスを非アクティブ化するには、非アクティブ化するサービスの隣にあるチェックボックスをオフにして、[保存(Save)] をクリックします。

ヒント

 

サービスの最新の状態を取得するには、[更新(Refresh)] ボタンをクリックします。


コントロール センターまたは CLI でのサービスの開始、停止、再起動

これらのタスクを実行するために、Serviceability GUI には 2 つのコントロール センター ウィンドウがあります。 ネットワーク サービスを起動、停止、および再起動するには、[コントロール センター—ネットワークサービス(Control Center—Network Services)]ウィンドウにアクセスします。 機能サービスを起動、停止、再起動するには、[コントロール センター - 機能サービス(Control Center—Feature Services)]ウィンドウにアクセスします。


ヒント


[関連リンク(Related Links)] リスト ボックスと [移動(Go)] ボタンを使用して、[コントロール センター(Control Center)] ウィンドウと [サービスの開始(Service Activation)] ウィンドウにナビゲートします。


コントロール センターでのサービスの開始、停止、再起動

Serviceability GUI のコントロール センターでは次のことができます。
  • ステータスの表示
  • ステータスの更新
  • 特定のサーバー、またはクラスタ設定のクラスタ内のサーバーにおける機能およびネットワークサービスの起動、停止、および再起動

サービスが停止中の場合、サービスが停止するまで起動できないことに注意してください。


注意    


Unified Communications Manager のみ:サービスを停止すると、そのサービスによって制御されるすべてのデバイスの呼処理も停止します。 サービスを停止しても、IP フォンから別の IP フォンへのコールは接続されたまま、IP フォンから Media Gateway Control Protocol(MGCP)ゲートウェイへの進行中のコールも接続されたままになります。他の種類のコールはドロップされます。


手順


ステップ 1

起動/停止/再起動/更新するサービスのタイプに応じて、次のいずれかのタスクを実行します。

  • [ツール(Tool)] > > [コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)] を選択します。

    ヒント

     

    機能サービスは、起動/停止/再起動する前にアクティブ化する必要があります。

  • [ツール(Tools)] > [コントロール センター - ネットワーク サービス(Control Center - Network Services)] を選択します。

ステップ 2

[サーバー(Server)] ドロップダウン リストからサーバーを選択し、[移動(Go)] をクリックします。

ウィンドウに次の項目が表示されます。

  • 選択したサーバーのサービス名。

  • サービス グループ。

  • サービス ステータス。[起動済み(Started)]、[実行中(Running)]、[停止中(Not Running)] など ([ステータス(Status)] カラム)。

  • サービスが実行を開始した正確な時刻 ([開始時間(Start Time)] カラム)。

  • サービスを実行している時間 ([アップタイム(Up Time)] カラム)。

ステップ 3

次のいずれかの作業を実行します。

  • 起動するサービスの横にあるオプション ボタンをクリックし、[開始(Start)]をクリックします。 [ステータス(Status)] が変化し、更新されたステータスが反映されます。

  • 停止するサービスの横にあるオプション ボタンをクリックし、[停止(Stop)]をクリックします。 [ステータス(Status)] が変化し、更新されたステータスが反映されます。

  • 再起動するサービスの横にあるオプション ボタンをクリックし、[再起動(Restart)]をクリックします。 再起動に時間がかかることを示すメッセージが表示されます。 OKをクリックします。

  • サービスの最新の状態を表示するには、[更新(Refresh)]をクリックします。

  • [サービスの開始(Service Activation)]ウィンドウまたは他のコントロール センター ウィンドウを表示するには、[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リストからオプションを選択し、[移動(Go)]をクリックします。


コマンドライン インターフェイスを使用したサービスの開始、停止、再起動

CLI を使用してサービスを開始および停止することができます。 CLI から開始および停止できるサービスのリストとその実行方法については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Solutions』を参照してください。


ヒント


ほとんどのサービスは、Serviceability GUI のコントロール センターから開始または停止する必要があります。