FRU の取り外しおよび取り付け

ファントレイの取り外しおよび取り付け

ホットスワップ

ファン トレイは、システムの動作中(電源がオンの状態)に電気的障害またはシステムへの損傷を発生させることなく、取り外しおよび取り付けできるように設計されていますが、電源が入っているシステムのファン トレイを取り外して交換するときには時間の制約があります。


注意    


サービスモードが「有効になっていない」場合でも、システムは、温度が危険なしきい値を超えるまで、2 分間だけファントレイなしで安全に動作できます。ソフトウェアでトリガーされるアラームを監視します。十分に冷却されることなく温度が危険しきい値を超えた後で、アラームがクリアされないと、システムはシャット ダウンします。


動作していないシステムでのファン トレイの取り外しおよび交換には時間の制約はありません。

正しい取り外しと交換の手順

ファン トレイまたはスペアを注文すると、ファン トレイ アセンブリ全体が出荷されます。ファン トレイ アセンブリは、ファン トレイとファン トレイに接続されているアダプタで構成されます。

前面または背面からファン トレイを取り外し、交換することができます。シャーシの前面から取り外す場合、ファン トレイのみが取り外されます。背面から取り外す場合、ファン トレイ アセンブリ全体(アダプタを含む)が取り外されます。したがって、前面からファン トレイを取り付けるまたは交換するときには、予備のファン トレイ アセンブリからアダプタを外す必要があります。背面からスペアを取り付ける場合は、ファン トレイ アセンブリ全体を取り付ける必要があります。

前面からの取り外しおよび交換は、システムの背面へのアクセスが制限されている状況に適しています。たとえば、設置場所がクローゼットの中である場合などです。

背面からの取り外しおよび交換は、入出力ケーブルが前面パネルを通っていて、ファン トレイの前面パネルへのアクセスが制限されている場合に適しています。

対応する取り外しと交換の手順に従ってください。

ファントレイを取り外す前のサービスモードの有効化


警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


シャーシからファントレイを取り外す前に、予防手順としてサービスモードを有効にしておくことをお勧めします。サービスモードでは、ファンが 10 分間フルスピードで動作します。これにより、システムが十分に冷却され、保守中のシステムの温度が維持されます。10 分経過するとサービスモードは自動的にオフ(自動停止)になります。


重要


サービス モードが自動的に終了したら、すぐにファン トレイの取り外しと取り付けの作業に進んでください。


  • サービスモードが「有効になっていない」場合でも、通常の環境では、ファンなしの動作が 2 分間だけで安全であることが保証されます。

  • 保守作業の前にサービスモードが有効になっている場合は、どの構成でも、すべてのトラフィック負荷で、すべての通常の動作条件に対して 4 分間のファンなしの動作が保証されます。

サービスモードの有効化は、稼働状態のシステムで前面および背面から取り外しまたは交換を行う場合の手順にも適用されます。

電源が入っていないシステムでファン トレイを取り外しまたは交換する場合には、このモードを有効にする必要はありません。また、個別のファンが 2 個以上不良になっているためにファン トレイを交換する場合でも、ファン トレイがすでにフル スピードで動作しているため、サービス モードは必要ありません。

サービス モードを有効にするには、特権 EXEC モードで test platform hardware chassis fantray service-mode on コマンドを入力します。次に例を示します。


Device# test platform hardware chassis fantray service-mode on
fantray service mode on

10 分(システムによって割り当てられる時間)経過する前にサービスモードをオフにするには、特権 EXEC モードで test platform hardware chassis fantray service-mode off コマンドを入力します。

前面からのファントレイの取り外し

前面からファントレイを取り外す場合、アダプタを除いたファントレイのみが取り外されます。前面からファントレイを取り外すには、ここで説明する手順に従ってください。


注意    


ファン トレイを取り外すときは、回転しているファンの羽根に手を近づけないでください。ファン ブレードが完全に停止してからファン トレイを取り外してください。



警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 1074 - 地域および国の電気規則への適合

感電または火災のリスクを軽減するため、機器は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。


始める前に

非脱落型ネジを緩めるのにプラス ドライバが必要になる場合があります。

手順


ステップ 1

交換用ファン トレイを準備します。

重要

 

電源が入ったシステムでファントレイを取り外して交換する場合、時間の制約があります。そのため、シャーシの前面からファン トレイを取り外す前に、この最初の手順を完了することが重要です。

  1. 交換用ファン トレイを輸送用梱包材から取り出します。

  2. プラスドライバを使用して、交換用ファントレイ の前面パネルの 2 本の非脱落型ネジ(ファンの STATUS LED 側)を緩めて、アダプタモジュールから切り離します。

    1

    緩める必要のあるファン トレイ アセンブリの前面の非脱落型ネジ(ファンの STATUS LED 側)

    3

    前面からのインストールの準備ができたファン トレイ

    2

    ファントレイから取り外されたアダプタ

    -

    -

    前面から取り付けられるときは、アダプタ モジュールは使用されないか、または交換されます。アダプタモジュールは廃棄するか、または将来使用するため保管しておくことができます。

  3. 腕の届くところに静電気防止マットを敷き、その上に交換用ファン トレイを置きます。

ステップ 2

サービス モードを有効にします。

電源がオンになっているシステムで、システムによって割り当てられた 10 分間、サービスモードを有効にすると、4 分間のファンなし動作の安全性が保証されます。「ファントレイを取り外す前のサービスモードの有効化」を参照してください。

重要

 

サービス モードが自動的に終了したら、すぐにファン トレイの取り外しと取り付けの作業に進んでください。

ステップ 3

シャーシからファン トレイを取り外します。ファン トレイの前面パネルにある 2 本の非脱落型ネジを緩めます(ファンの STATUS LED 側)。

1

シャーシのファン トレイの前面パネルにある非脱落型ネジ

-

-

ステップ 4

ファン トレイのハンドルをつかみ、一部のみ(0.25 インチ)引き出します。コネクタを引き抜き、バックプレーンから取り外します。コネクタを引き抜いた後、3 秒待ってからファンブレードを完全に回転させます。

コネクタを引き抜くときは、必要に応じてファン トレイを左右にゆっくりと動かします。ファンには、電源オフから 3 秒以内にブレードを完全に停止させる制動機構が組み込まれています(ファンを目視してブレードが回転しているかどうかを確認することはできません)。

ステップ 5

もう一方の手を下に置いてファン トレイの下部を支え、ベイから完全に引き出します。

ファン トレイのみ(アダプタを除く)がシャーシから取り外されます。


次のタスク

取り外されたファン トレイを脇に置き、すぐに交換用または予備のファン トレイの取り付けを行います。

前面からのファントレイの取り付け

前面からファントレイを取り付けるには、ここで説明する手順に従ってください。


警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 1074 - 地域および国の電気規則への適合

感電または火災のリスクを軽減するため、機器は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。


始める前に

交換用ファントレイ(アダプタモジュールを取り外した状態)の取り付け準備が完了していることを確認します。電源がオンになっているシステムのファントレイを取り外して交換する場合は、時間の制約があります。保守前にサービスモードを有効にしている場合は、4 分間のみファンレス動作の安全性が保証されます。

非脱落型ネジを緩めるのにプラス ドライバが必要になる場合があります。

手順


ステップ 1

一方の手で前面のハンドルを持ち、もう一方の手でファントレイを下から支えます。ファンが右側に向くようにして、両手でファントレイを持ちます。

ステップ 2

ファントレイをファントレイベイの位置に置きます。ファントレイを少しだけ持ち上げ、上下のガイドに合わせてはめ込みます。

1

ファン トレイの前面

2

前面から取り付けられているアダプタなしのファン トレイ

ステップ 3

2 本の非脱落型ネジがシャーシに接触するまで、ファン トレイをシャーシ内にスライドさせます。

ステップ 4

前面の 2 本の非脱落型ネジを締めて、ファン トレイ アセンブリをシャーシに固定します。

ステップ 5

ファン トレイが正しく取り付けられていることを確認します。「ファン トレイの取り付けの確認」を参照してください。


背面からのファントレイの取り外し

背面からファントレイを取り外すときは、ファントレイアセンブリを取り外します。これには、ファン トレイとアダプタが含まれます。背面からファントレイを取り外すには、ここで説明する手順に従ってください。


注意    


ファン トレイを取り外すときは、回転しているファンの羽根に手を近づけないでください。ファン ブレードが完全に停止してからファン トレイを取り外してください。



警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 1074 - 地域および国の電気規則への適合

感電または火災のリスクを軽減するため、機器は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。


始める前に

非脱落型ネジを緩めるのにプラス ドライバが必要になる場合があります。

手順


ステップ 1

交換用ファントレイを梱包材から取り出します。腕の届くところに静電気防止マットを敷いて、その上に置きます。アダプタ モジュールを取り外さないでください。

重要

 

電源が入ったシステムでファントレイを取り外して交換する場合、時間の制約があります。そのため、シャーシの背面からファン トレイを取り外す前に、この最初の手順を完了することが重要です。

1

アダプタに損傷がなく、背面から取り付ける準備ができたファン トレイ アセンブリ

-

-

ステップ 2

サービス モードを有効にします。

電源がオンになっているシステムで、システムによって割り当てられた 10 分間、サービスモードを有効にすると、4 分間のファンなし動作の安全性が保証されます。「ファントレイを取り外す前のサービスモードの有効化」を参照してください。

重要

 

サービス モードが自動的に終了したら、すぐにファン トレイの取り外しと取り付けの作業に進んでください。

ステップ 3

シャーシからファン トレイを取り外します。ファン トレイの背面パネルにある 2 本の非脱落型ネジを緩めます。

1

背面ファン トレイ ハンドル

2

背面からファン トレイ アセンブリをアンインストールするのに緩める必要のある背面パネルの非脱落型ネジ。

ステップ 4

ファン トレイのハンドルをつかみ、一部のみ(0.25 インチ)引き出します。コネクタを引き抜き、バックプレーンから取り外します。コネクタを引き抜いた後、3 秒待ってからファンブレードを完全に回転させます。

コネクタを引き抜くときは、必要に応じてファン トレイを左右にゆっくりと動かします。ファンには、電源オフから 3 秒以内にブレードを完全に停止させる制動機構が組み込まれています(ファンを目視してブレードが回転しているかどうかを確認することはできません)。

ステップ 5

もう一方の手を下に置いてファン トレイの下部を支え、ベイから完全に引き出します。

ファン トレイ アセンブリ全体(アダプタを含む)がシャーシから取り外されます。


次のタスク

取り外されたファン トレイを脇に置き、すぐに交換用または予備のファン トレイの取り付けを行います。

背面からのファントレイの取り付け

背面からファントレイを取り付けるには、ここで説明する手順に従ってください。


警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 1074 - 地域および国の電気規則への適合

感電または火災のリスクを軽減するため、機器は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。


始める前に

交換用ファントレイアセンブリ(アダプタモジュールが取り付けられている状態)の取り付け準備が完了していることを確認します。電源がオンになっているシステムのファントレイを取り外して交換する場合は、時間の制約があります。保守前にサービスモードを有効にしている場合は、4 分間のみファンレス動作の安全性が保証されます。

非脱落型ネジを緩めるのにプラス ドライバが必要になる場合があります。

手順


ステップ 1

交換用ファン トレイ アセンブリ上に、ファン トレイをアダプタに固定する 2 本のネジがしっかり締められていることを確認します(ファンの STATUS LED が付いている側面)。ネジを過度に締め付けないように注意してください。

ステップ 2

片手で背面ハンドルをつかみ、もう一方の手を下に置いてファンの底部を支えます(STATUS LED がある側が先に挿入されます)。

1

ファン レイの前面。ファン トレイをスライドする「前」に、こちら側の非脱落型ネジを締めます。

2

ファン トレイの背面パネル。ファン トレイをスライドした「後」に、こちら側の非脱落型ネジを締めます。

ステップ 3

ファン トレイ アセンブリをファン トレイ ベイに乗せて、シャーシに置きます。ファン トレイを少し持ち上げて、上部と下部のガイドの位置を合わせます。

ステップ 4

2 本の非脱落型ネジがシャーシに接触するまで、ファントレイアセンブリをシャーシ内にスライドさせます。

ステップ 5

背面の 2 本の非脱落型ネジを締め、ファン トレイ アセンブリをシャーシに固定します。

ステップ 6

ファン トレイが正しく取り付けられていることを確認します。「ファン トレイの取り付けの確認」を参照してください。


ファン トレイの取り付けの確認

次の手順を実行して、新しいファン トレイが正しく取り付けられていることと、正しく動作していることを確認します。

始める前に

ファンの動作を確認するには、シャーシの電源を入れる必要があります。

手順


ステップ 1

ファンの音を聞きます。すぐに作動音が聞こえるはずです。聞こえない場合、次のことを確認します。

  1. ファン トレイがシャーシに完全に挿入されている

  2. 前面プレートとシャーシのパネルがぴったり重なっている。

  3. その非脱落型ネジが十分に締められている。

重要

 

ファン トレイが正しく取り付けられていない場合、ファンがまったく動かないか、フルスピードで動く可能性があります。ファン トレイがフルスピードで動作する場合、ノイズ レベルが上がる可能性があります。

ステップ 2

ファン トレイ LED が緑に点灯しているかどうかを確認します。

LED が問題を示している場合は、ファン トレイ アセンブリのトラブルシューティングを参照して問題を特定してください。


次のタスク

数回試してもファンが作動しない場合、または取り付け時に問題があった場合(非脱落型ネジがシャーシの穴に合わないなど)には、Cisco Technical Assistance Center(シスコサポート)にお問い合わせください。

電源モジュールの取り外しおよび取り付け

Cisco Catalyst 9400 シリーズ シャーシは、現場交換可能な AC 入力および DC 入力電源モジュールをサポートしています。ここでは、これら 2 種類のモジュールの取り外しと取り付けの方法を説明します。

異なるタイプ(AC 入力と DC 入力)および容量のモジュールを取り付ける場合は、「電源モジュールの設置に関する考慮事項」を考慮し、必要な条件がすべて満たされていることを確認してください。

電源モジュールは、ホットスワップ可能です。

  • 冗長モードでは、電源装置の交換またはアップグレードの際に、スイッチの電源を切る必要がありません。

  • 複合モードでも、総出力電力と総使用電力の差が、取り外すモジュールの容量を超えている限り、モジュールはホットスワップ可能です。

    総出力電力 – 総使用電力 > 取り外す電源モジュールの容量。


警告


ステートメント 1005 - 回路ブレーカー

この製品は設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。米国および EU では、保護デバイスの定格値が次の値を超えないようにします。

  • AC 入力電源の 20 A 回路ブレーカー。

  • 安全のため入力ごとに 50 A DC 定格回路ブレーカー:入力源が単一の DC 電源か別々の DC 電源かは関係ありません。



警告


ステートメント 1022 - デバイスの切断

感電または火災のリスクを軽減するため、容易にアクセス可能な切断装置を固定配線に組み込む必要があります。



警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 1086 - 電源端子のカバー交換

電源端子には危険な電圧またはエネルギーが出ている場合があります。感電のリスクを軽減するために、電源端子の保守を行っていないときは、電源端子のカバーが所定の位置にあることを確認してください。カバーを取り付けたときに、絶縁されていない伝導体に触れない状態になっていることを確認してください。



警告


ステートメント 9001 - 製品の廃棄

本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。


AC 入力電源モジュールの取り外しおよび取り付け

ここでは、AC 入力電源モジュールの取り外しと取り付けの方法について説明します。

始める前に、次を参照してください。 AC 電源システムの電源接続時の注意事項

AC 入力電源モジュールの取り外し

AC 入力電源モジュールを取り外すには、ここで説明する手順に従ってください。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


手順

ステップ 1

AC 入力電源装置のロッカー スイッチを OFF(0)位置にセットします

1

電源は OFF(0)位置

-

-

ステップ 2

電源コードの周りの保持具ストリップを緩めて外します。

電源コード保持具のメカニズムを参照してください。

ステップ 3

AC コンセントから電源コードを取り外します。

ステップ 4

電源モジュールのリリース ラッチを内側に押します。

1

リリース ラッチは内側に押す必要があります

-

-

ステップ 5

一方の手で電源モジュールを持ち、もう一方の手で電源モジュールを下から支えます。ベイからスライドさせて完全に引き出します。

注意    

 

システムの電源が入った状態では、短い時間であっても電源スロットを空けたままにしないでください。新しい電源装置を挿入する前に、たとえば、ユニットを交換するときに、異物、導電性またはその他の物質、あるいはゴミなどがスロットにないことを確認します。

警告

 

ステートメント 1028 - 複数の電源

この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。感電の危険を減らすために、すべての接続を取り外してユニットの電源を切ります。

運用の過程で、システムに複数の電源装置を取り付けて電源を供給する必要がでてくることがあります。アクティブな電源ユニットをシステムから取り外す必要がある場合は、使用可能な電源の適切なシステム管理についてユーザ マニュアルを参照してください。安全に電源ユニットを遮断するために、まず、ロッカー入力電源スイッチをアクティブにして OFF 状態に切り替えることにより入力電源をオフにし、電源ケーブルをユニットから物理的に切断する必要があります。次にユニットをスロットから取り外し、必ず適切な静電気防止袋に入れて安全に保管してください。バックプレーン コネクタから露出しているピンのいずれにも触れないように注意する必要があります。交換用電源ユニットを取り付けるときは、ロッカー スイッチが常に OFF 状態になっている必要があります。また、電源ユニットがスロットに挿入されるまで、入力電源ケーブルを取り付けないでください。ユニットが装着されてから、入力電源ケーブルを取り付けてしっかり固定します。その後、ロッカー入力電源スイッチで入力電源を ON にしてユニットに通電します。


次のタスク

電源は脇に置いておき、新しいまたは交換用の電源装置モジュールの取り付けを続行します。空のままにするすべての電源ベイにブランク カバー(C9400-PWR-BLANK)を取り付けます。ブランクカバーの取り付けの詳細については、電源ブランクの取り外しと取り付けを参照してください。

電源ブランクの取り外しと取り付け

電源モジュールの取り付けの確認

AC 入力電源モジュールの取り付け

AC 入力電源モジュールを取り付けるには、ここで説明する手順に従ってください。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


この手順を開始する前に、ケーブル ガイドが取り付けられていることを確認します。設置の一環として、取り付ける電源コードを正しく配線するためのものです。電源装置ベイが 2 列あるため、ケーブル ガイドを使って、電源装置の片方の列からの電源コードが、もう片方の列のモジュールの取り外しや交換の邪魔にならないようにします。

手順

ステップ 1

交換用の電源装置をパッケージから取り出します。

ステップ 2

交換用の電源装置の電源スイッチがオフ(0)の位置になっていることを確認します。

ステップ 3

電源ブランク カバーが取り付けてある場合は、空の電源装置ベイから取り外します。ブランク カバーの取り外しの詳細については、電源ブランクの取り外しと取り付けを参照してください。ブランク カバーは将来の使用に備えて保管しておいてください。

ステップ 4

一方の手で電源モジュールのハンドルを持ち、もう一方の手で電源モジュールを下から支えます。電源装置を電源装置ベイに挿入し、奥まで滑り込ませます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します

正しく装着されると、電源ユニットのラッチがモジュールにロックインされ、モジュールが偶発的に抜け落ちるのを防ぎます。

1

電源ユニットのラッチ、カチッとはまります。

-

-

ステップ 5

すべての設置場所の電源およびアース要件が満たされていることを確認します。

ステップ 6

設置場所と電力定格に応じた正しい AC 電源コードがあることを確認してから、電源コード コネクタを AC 入力電源コンセントに差し込みます

1

電源コード、AC 入力コンセントに差し込まれます。

-

-

ステップ 7

電源コード保持具を締めてモジュールを適切な位置に固定し、偶発的な脱落を防止します。

電源コード保持具のメカニズムを参照してください。

1

電源ユニットはシャーシ内に完全に挿入されています。電源コードと保持具は所定の位置に結び付けられています。

-

-

ステップ 8

電源スイッチを ON(|)位置にセットします。

ステップ 9

電源モジュールの取り付けの確認の手順に従ってモジュールの動作を確認します。


電源コード保持具のメカニズム

このセクションでは、電源モジュールの取り付けまたは取り外しを行っているときに電源コード保持具を締めたり緩めたりするための、電源コード保持具の正しい操作方法を示します。


(注)  


わかりやすくするために、一部の図には電源モジュールが含まれていません。それ以外の場合、保持具は電源モジュールに永続的に固定されます。


図 1. 電源コード保持具のパーツ

1

電源モジュールに固定された端

4

フレキシブル リテーナ ストリップ

2

電源に近づけたり電源から離したりすることができるクランプ

5

リテーナ ストリップ ラッチ

3

クランプ ラッチ

-

-

取り付けおよび取り外しの手順

取り付け:電源モジュールをベイに挿入したら、まずクランプを電源のプラグの近くにある円形のシリンダ ストレス リリーフにできるだけ近づけ、次にフレキシブル リテーナ ストリップをクランプ ホールに差し込んで締めます。フレキシブル リテーナ ストリップをクランプ ホールに差し込むと、クランプを移動することはできません。

取り外し:電源モジュールのロッカー スイッチをオフにした後で、まずフレキシブル リテーナ ストリップをクランプ ホールから取り外し、次にクランプの位置を調整して電源コードを取り外します。

クランプの配置

クランプの配置 では、クランプはいつでも 3a の方向に自由に移動できます。

クランプを 3b の方向に移動するには、フラットヘッド ドライバまたは類似したデバイスを使用してクランプ ラッチを押し下げます。クランプ ラッチ - 詳細 は、クランチラッチ、およびラッチを 3b の方向に移動するために押す方向を、さらにわかりやすく示しています。

図 2. クランプの配置

1

電源モジュールに固定された端

3a および 3b

クランプの移動方向(電源に近づける、および電源から離す)。

2

クランプ ラッチ

-

-

図 3. クランプ ラッチ - 詳細
リテーナ ストリップを差し込んで締める

フレキシブル リテーナ ストリップをクランプ ホールに差し込んで、電源コードの周囲を締める必要があります。

フレキシブル リテーナ ストリップを緩める、または取り外すには、フラットヘッド ドライバまたは類似したデバイスをフレキシブル リテーナ ストリップとリテーナ ストリップ ラッチの間に配置し、ラッチを押してフレキシブル リテーナ ストリップから離します。

図 4. フレキシブル リテーナ ストリップ

1

電源モジュールに固定された端

3

フレキシブル リテーナ ストリップ

2

電源コードのストリップを緩めたり取り外したりする(背後のリテーナ ストリップから離す)場合に、リテーナ ストリップ ラッチを押す方向

-

-

次の図は、フレキシブル リテーナ ストリップをどのようにクランプ ホールに差し込むかを示しています。


(注)  


わかりやすくするために、図にはシャーシは含まれていません。


1

所定の位置に縛られたリテーナ ストリップ

-

-

DC 入力電源モジュールの取り外しおよび取り付け

ここでは、DC 入力電源モジュールの取り外しと取り付けの方法について説明します。

始める前に、「DC 電源システムの電源接続時の注意事項」を参照してください。

必要な工具と部品

次の工具を用意します。

  • No.1 のプラスドライバ。

  • 10 mm のトルクドライバ(最低 3 インチのシャフト)。

    トルクドライバは、ナットを正しい方法で締めるために役立ち、締めすぎを防ぎます。

  • ナットドライバ(最低 3 インチのシャフト)。ナットを緩めます。

  • ワイヤ ストリッパ。

  • ワイヤ圧着工具。

取り付ける各 DC 入力電源モジュールについて、次の部品を入手します。これらは電源モジュールには付属していません。

  • 次の仕様を満たす、5 つの標準デュアルホール圧着ラグ:

    • ボルトまたはスタッドのサイズが 1/4 インチ。

    • 穴の間隔が 5/8 インチ。

    • 据え付けサイズの幅が 0.5 インチ(1.2 cm)、奥行きが 1.125 インチ(2.9 cm)。

    • 使用するワイヤサイズと互換性がある(ラグはワイヤサイズによって異なります)。

  • 4 本の DC 入力電源ケーブル。使用地域の電気規定および規制に従い、適切なワイヤ ゲージのものを使用してください。

  • 1 本のアース線。

  • 5 個の熱収縮スリーブ。

DC 入力電源モジュールの取り外し

DC 入力電源モジュールを取り外す際は、モジュールの端子ブロックにアクセスして DC 入力線を取り外す必要があります。他のケーブルが干渉しているためにシャーシの前面パネルにアクセスしにくい場合は、DC 入力線を取り外す前に、シャーシからモジュールを取り外すことを検討してください。端子ブロックに十分アクセスできる場合は、DC 入力線を取り外し、それからモジュールをシャーシから取り外すことができます。どちらの場合も(前面パネルにアクセスできるかどうかに関係なく)、最初に「Powering Down the DC-Input Power Supply」で説明している手順をすべて完了する必要があります。セットアップに応じて次のタスクに進みます。

DC 入力線を取り外す手順と、シャーシからモジュールを取り外す手順については、DC 入力線の取り外しシャーシからの DC 入力電源モジュールの取り外しで説明しています。

DC 入力電源モジュールの電源オフ

DC 入力電源モジュールの電源をオフにするには、ここで説明する手順に従ってください。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


手順

ステップ 1

電源モジュールの電源ボタンを 2 秒間押してオフにします。OUTPUT LED が消灯していることを確認します。

1

C9400-PWR-3200DC の前面パネル

2

電源ボタン

ステップ 2

DC 回路に対応しているパネルボードの回路ブレーカーを見つけて、回路ブレーカーをオフにします。

ステップ 3

電源モジュールの INPUT LED が消灯していることを確認します。

DC 入力が回路ブレーカーを介して切断された後、FAIL LED が 2 ~ 3 秒間点灯します。


DC 入力線の取り外し

DC 入力線を取り外すには、ここで説明する手順に従ってください。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


手順

ステップ 1

No. 1 プラスドライバを使用して、端子ブロックのカバーの非脱落型ネジを緩め、持ち上げて開きます。

ステップ 2

ナットドライバを使用して、1 つの端子スロットのナットを一度に 2 つ緩めます。ラグを取り外したら、ナットを端子ポストに戻して締めます。

使用するナットドライバは、端子ブロックのカバーの高さを超えて端子スロットのナットを緩めたり締めたりできるように、少なくとも 3 インチのシャフトを備えている必要があります。

最初に端子ブロックから DC 入力線を取り外し、最後にアース線を取り外します。

1

DC 入力線の端子スロット(最初に取り外す必要があります)

2

アース線の端子スロット(最後に取り外す必要があります)

ステップ 3

端子ブロックのカバーを閉じ、非脱落型ネジを指で締めます(約 0.25 Nm)。


シャーシからの DC 入力電源モジュールの取り外し

シャーシから DC 入力電源モジュールを取り外すには、ここで説明する手順に従ってください。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


手順

ステップ 1

モジュールのラッチを引き抜き、ロックを解除します。

1

リリース ラッチ(自分側に引き出します)

3

リリース ラッチが引き出されていないときのモジュール上のナットの位置(比較のため)

2

リリース ラッチが引き出されたときの側面のナットの位置

-

-

ステップ 2

一方の手で端子ブロックをつかみ、もう一方の手を下にして、電源モジュールをベイから引き出します。

ステップ 3

別の電源モジュールを取り付けます。別のモジュールを取り付けない場合は、シャーシからの適切な通気を維持するためにブランクカバー(C9400-PWR-BLANK)を取り付ける必要があります。

注意    

 

システムの電源が入った状態では、短い時間であっても電源スロットを空けたままにしないでください。新しい電源装置を挿入する前に、たとえば、ユニットを交換するときに、異物、導電性またはその他の物質、あるいはゴミなどがスロットにないことを確認します。


DC 入力電源モジュールの取り付け

DC 入力電源モジュールを取り付ける際は、DC 入力線を接続するために電源モジュールの端子ブロックにアクセスする必要があります。他のケーブルが干渉しているためにシャーシの前面パネルにアクセスしにくい場合は、電源モジュールをシャーシに取り付ける前に DC 入力線を端子ブロックに接続することを検討してください。端子ブロックに十分アクセスできる場合は、先に電源モジュールをシャーシに取り付け、それから DC 入力線を接続することができます。

モジュールをシャーシに取り付ける手順と、DC 入力線を接続する手順については、シャーシへの DC 入力電源モジュールの取り付けDC 入力線の接続で説明しています。最初にいずれかのタスクを完了してから次のタスクを完了し、最後に電源モジュールの電源を投入できます。

シャーシへの DC 入力電源モジュールの取り付け

シャーシに DC 入力電源モジュールを取り付けるには、ここで説明する手順に従ってください。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


手順

ステップ 1

シャーシから電源ブランクカバーを取り外します(取り付けられている場合)。

ステップ 2

パッケージから新規または交換用のモジュールを取り外します。

ステップ 3

片手でモジュールをつかみます。もう一方の手で、モジュールのラッチを押し込みます。

1

リリースラッチの側面にあるナットの位置(ラッチを押し込む「前」)

2

リリースラッチの側面にあるナットの位置(ラッチを押し込んだ「後」)

ステップ 4

片手で端子ブロックをつかみます。もう一方の手を下にして、電源モジュールをベイから引き出します。

「カチッ」という音が聞こえます。これは、モジュールが所定の位置にロックされてバックプレーンに接続されたことを示します。端子ブロックのハウジングだけはシャーシと重なっていません。

モジュールをベイにスライドさせる前にリリース ラッチを押していない場合は、カチッという音が聞こえませんが、これはモジュールを取り付けるための適切な方法です。

モジュールが所定の位置に適切にロックされている場合は、ラッチを解除しないとモジュールを取り外すことができません。

次の図は、電源モジュールをベイに差し込む方法を示しています。

次の図は、ベイに完全に取り付けられた電源モジュールを示しています。


DC 入力線の接続

DC 入力電源に接続するには、ここで説明する手順に従ってください。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


手順

ステップ 1

DC 回路に対応しているパネルボードの回路ブレーカーを見つけて、回路ブレーカーをオフにします。

ステップ 2

DC 入力線とアース線を用意します。ラグの製造元から提供されている手順と、取り付けに関する地域の電気規定に従って、ラブをケーブル端に圧着します。

取り付けの際は、配線が端子ブロックから露出しないように熱収縮スリーブを使用します。

DC 入力線に異なる色のケーブルを使用する場合は、1 つ目の色をすべてのプラス回路で使用し、2 つ目の色をすべてのマイナス回路に使用し、3 つ目の色(通常、緑色のみまたは緑色の黄色のストライプ)を保護アースの接続に使用することをお勧めします。

ステップ 3

No. 1 プラスドライバを使用して、端子ブロックのカバーの非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 4

ナットドライバを使用して、アース用の端子スロットのナット 2 個を緩めて取り外し、手元に置きます。

使用するナットドライバは、端子ブロックのカバーの高さを超えて端子スロットのナットを緩めたり締めたりできるように、少なくとも 3 インチのシャフトを備えている必要があります。

警告

 

ステートメント 1046 - 装置の設置または交換

感電のリスクを軽減するため、装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。

装置にモジュールがある場合は、提供されたネジで固定してください

ステップ 5

2 つのポストにラグを取り付け、2 個のナットで固定し、トルクドライバで締めます。締め付けトルクは 2.0 ~ 2.8 Nm の範囲です。締めすぎないようにしてください。

(注)  

 

ナットを締める必要がある場合は、締めすぎを防ぐために必ずトルクドライバを使用してください。

1

2 個のナットで固定されたラグ

2

アース線と熱収縮スリーブ

ステップ 6

同様に、4 本の DC 入力電源コードを取り付けます。

端子ブロック側に向いている場合、回路は左から右の順に、マイナス(-A)、プラス(+A)、プラス(+B)、マイナス(-B)です。

-A と +A で一方の DC 入力を形成し、+B と -B でもう一方の DC 入力を形成します。各 DC 入力は、別々の電源から給電するか適切な単一の電源から給電することができます。

1

2 個のナットで固定されたラグ

5

プラス回路(+B)の DC 入力線

2

熱収縮スリーブ(すべての導線)

6

プラス回路(+A)の DC 入力線

3

アース線

7

マイナス回路(-A)の DC 入力線

4

マイナス回路(-B)の DC 入力線

-

-

ステップ 7

端子ブロックのカバーを閉じ、非脱落型ネジを指で締めます(約 0.25 Nm)。


DC 入力電源モジュールの電源投入

シャーシに電源モジュールを取り付けて DC 入力線を接続したら、ここで説明する手順に従ってモジュールの電源を入れ、モジュールが正しく取り付けられていることを確認します。

始める前に

警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。


手順

ステップ 1

電源モジュールに接続された回路の電源がオフになっている場合、回路ブレーカーで電源を入れます。

DC 入力が回路ブレーカーを介して適用された後、FAIL LED が 2 ~ 3 秒間点灯します。

ステップ 2

電源モジュールの INPUT LED と OUTPUT LED が緑色になっていることを確認します。

(注)  

 

DC 入力電源モジュールは、出荷時に電源ボタンがデフォルトの自動オンモードになっています。 つまり、DC入力電源の適用時にモジュールが自動的に起動します。新しいモジュールまたは交換用モジュールをすぐに取り付ける場合は、電源ボタンを押す必要はありません。

ステップ 3

極性を確実に判断するために、DC ケーブル間の電圧を測定します。

測定の際、プラス(+)のリード線およびマイナス(–)のリード線が DC 入力電源モジュールの端子ブロック上の + ラベルおよび – ラベルと合っていることを確認します。

DC 入力を別々の電源から給電している場合は、それぞれの A 電源および B 電源と、それぞれのマイナス端子およびプラス端子にケーブルを配線していることも確認します。プラス ケーブルとマイナス ケーブルが交差していると、安全上の重大な危険となります。

ステップ 4

電源モジュールの取り付けの確認の手順に従ってモジュールの動作を確認します。


電源モジュールの取り付けの確認

手順


ステップ 1

電源装置の前面パネル LED で、電源装置の動作を確認します。次の画面が表示されます。

  • INPUT LED は緑です。

  • OUTPUT LED はアクティブ モジュールの場合は緑に点灯し、冗長モジュールの場合は緑に点滅します。

  • FAIL LED は消灯しています。

ステップ 2

特権 EXEC モードで、システム コンソールに show power コマンドを入力して、電源装置とシステムのステータスを確認します。

Switch# show power

ステップ 3

LED または show power 特権 EXEC コマンドの出力は、電源またはその他のシステムの問題を示します。詳細については、電源モジュールのトラブルシューティングを参照してください。


電源ブランクの取り外しと取り付け

シャーシ内の電源ベイが使用されていない場合、シャーシ内の適切なエアー フローを維持するために電源ブランク カバーで覆う必要があります。(製品番号 C9400-PWR-BLANK=)。

図 5. 電源ブランク カバーの正面図

1

ブランク カバーのリングが付いた 2 つの指穴。

ブランク カバーを取り外すには、指穴を使用してブランク カバーを持ち、両方のリングを互いに寄せます。

ブランク カバーを取り付けるには、ブランク カバーの外側の端を持ち、ベイにまっすぐ押し込みます。または、指穴を使用してブランク カバーを持ち、ベイにまっすぐ押し込みます。ただし、リングは回しません。

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電源ブランク カバーの取り外し

ベイからブランク カバーを取り外すには、指穴を使用してブランク カバーを持ち(親指と人差し指)、両方のリングを他方の方向に回し、カバーをベイからスライドさせて取り出します。

図 6. 電源ブランク カバーの取り外し

注意    


システムの電源が入った状態では、短い時間であっても電源スロットを空けたままにしないでください。新しい電源装置を挿入する前に、たとえば、ユニットを交換するときに、異物、導電性またはその他の物質、あるいはゴミなどがスロットにないことを確認します。

電源ブランク カバーの取り付け

電源ブランク カバーを取り付けるには、ブランク カバーをベイにまっすぐ押し込みます。所定の位置に正しく取り付けると、カチッと音がします。この作業を実行するときに、ブランク カバーの外側の端を持つことができます。または、指穴を使用してブランク カバーを持ちます。ただし、リングは回しません。

図 7. 電源ブランク カバーの取り付け
図 8. 取り付けられた電源ブランク カバー

(注)  


シャーシに取り付けられている電源が 8 個未満の場合は、電源ブランクカバーを任意のスロットに配置できます。