スナップショット

スナップショットは、特定の時点での Cisco アプライアンスの重要な内部状態のキャプチャです。アプライアンスの設定、ログ、ネットワーク ステータス、およびその他の関連データを含む、アプライアンスの仮想画像のように機能します。

スナップショットが重要な理由

  • 詳細な診断:問題の根本原因を特定するためにカスタマーサポートで分析可能な豊富な情報を提供します。このデータには次のものが含まれます。

    • システム ログ:イベント、エラー、設定変更を記録します。

    • ネットワーク ステータス:アクティブな接続、トラフィック フロー、およびネットワーク関連の問題を表示します。

    • バージョン履歴:関連する可能性がある最近のソフトウェアまたはファームウェアの更新を強調表示します。

    • システム状態:スナップショットの時点でアクティブな設定、プロセス、およびリソースをキャプチャします。

  • 時間の節約: スナップショットの分析は、多くの場合、アプライアンスにリモートでログインして情報を手動で収集するよりも時間がかかります。これは問題を迅速に解決できることを意味します。

  • 再現性:問題が再発した場合、カスタマー サポートはスナップショットにより、正確なアプライアンスの状態を再作成して詳細に調査できます。

スナップショットがリクエストされるタイミング

アプライアンスの問題でチケットを開くと、特に説明があいまいである場合や問題が断続的に続く場合は、カスタマー サポートからスナップショットを要求される場合があります。特に、次の場合に役立ちます。

  • 異常な動作: スナップショットは、異常時の状態をキャプチャし、サポートに重要な手掛かりを提供します。

  • パフォーマンスの問題: スナップショット内のリソース使用状況とネットワーク統計を分析すると、ボトルネックや設定の問題を特定できます。

  • ソフトウェアまたはファームウェアの更新: スナップショットにより、アプライアンスに対する最近の更新の影響を評価できます。

スナップショットの作成

スナップショットを作成するプロセスは次のとおりです。

手順


ステップ 1

Admin TUI で、 [スナップショット(Snapshot)]を選択します。

図 1. スナップショット

ステップ 2

[作成(Create) ] オプションを選択すると、スナップショットが生成されます。これで、説明されているプロセスに従って、Admin UI からスナップショットをダウンロードできるようになりました。詳細については、「サポート スナップショット」を参照してください。

図 2. スナップショットの作成
アプライアンスのサイズと複雑さによっては、スナップショットの作成に時間がかかる場合があります。