ライセンスおよびソフトウェア アップデート

ここでは、次の内容について説明します。

Prime Infrastructure ライセンス

ライセンスは、ネットワークの管理に必要な Prime Infrastructure の機能にアクセスするために購入します。各ライセンスは、これらの機能を使用して管理できるデバイスの数を制御します。

[管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] ページを使用して、従来の Cisco Prime Infrastructure、ワイヤレス LAN コントローラ、および Mobility Services Engine(MSE)のライセンスを管理できます。

Prime Infrastructure および MSE のライセンスは [管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] ページから完全に管理できますが、Cisco Wireless LAN Controller(WLC)は表示することしかできません。Cisco WLC のライセンスを管理するには、Cisco WLC または Cisco License Manager(CLM)を使用する必要があります。

[管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] ページでは、スマート ライセンスの管理ができます。

基本ライセンスのほかに、それぞれの Prime Infrastructure 機能を使用して特定の数のデバイスを管理するために、その機能へのフルアクセスを提供する機能ライセンス(保証ライセンスなど)が必要です。

初めて Prime Infrastructure をインストールする場合はデフォルトで使用できる組み込みの評価ライセンスを使用してライフサイクルと保証機能にアクセスできます。デフォルトの評価ライセンスは 100 台のデバイスで 60 日間有効です。次の場合に、ask-prime-infrastructure@cisco.com にリクエストを送信できます。

  • 評価期間を延長する必要がある
  • デバイス数を増やす必要がある
  • すでに特定の機能のライセンスがあり、他の機能のライセンスを評価する必要がある

評価ライセンスの期限が切れる前に、基本ライセンスを注文し、対応する機能ライセンスを購入する必要があります。購入するライセンスは、以下の条件を満たす必要があります。

  • ネットワークを管理するために使用する、すべての Prime Infrastructure 機能にアクセスできること。
  • Prime Infrastructure を使用して管理するネットワー内のすべてのデバイスが対象であること。

これらの条件を満たすライセンスを入手するためには、以下のようにしてください。

  1. 利用可能なライセンス パッケージのタイプと、それぞれの要件を理解します。
  2. 既存のライセンスを確認します。ライセンスの注文およびダウンロードの方法については、ヘルプを参照してください。
  3. 必要な機能のパッケージと、管理する必要があるデバイス数の両方に基づいて、必要となるライセンス数を計算します。
  4. 新しいライセンスを追加します。
  5. 既存のライセンスを削除します。

Note


Prime Infrastructure はノード固定型ライセンスのアプローチを現在はサポートしていないため、ライセンスの生成に必要な UDI 情報は、次に示すように、標準構文に制限されています。

  • PID = PRIME-NCS-APL(物理アプライアンスの場合)

    PID = PRIME-NCS-VAPL(仮想アプライアンス/仮想マシンの場合)

  • SN = ANY:ANY

新しいライセンスを生成するには、前述の形式で細かく区別して指定する必要があります。


詳細については、『Cisco Prime Infrastructure Ordering and Licensing Guide』を参照してください。

Prime Infrastructure ライセンスの購入

Prime Infrastructure ライセンスは、ユーザーが使用可能な機能と、それらの機能を使用して管理可能なデバイスの数を制御します。Prime Infrastructure のライセンス タイプの詳細と注文方法については、使用する Prime Infrastructure のバージョンの『Cisco Prime Infrastructure Ordering and Licensing Guide』を参照してください。

[管理(Administration)] > [ランセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] > [ファイル(Files)] > [ライセンス ファイル(License Files)] 領域に表示される「基本ライセンスが見つかりません(Base license is missing)」や「複数の基本ライセンスが存在します。1 つのみ使用してください(Multiple base licenses present, use only one)」などの警告メッセージは、無視して構いません。

ライセンスの詳細の確認

新しいライセンスを購入する前に、既存のライセンスに関する詳細を確認することをお勧めします。たとえば、システムで管理するデバイス数など。

ライセンスの詳細を確認するには、[管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] を選択します。

ライセンスの追加

以下の場合には、新しいライセンスを追加する必要があります。

  • 新しい Prime Infrastructure ライセンスを購入した場合。
  • すでに Prime Infrastructure を使用していて、追加のライセンスを購入した場合。

Procedure


Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択します。

Step 2

[概要(Summary)] フォルダで [ファイル(Files)] をクリックし、次に [ライセンス ファイル(License Files)] をクリックします。

Step 3

[追加(Add)] をクリックします。

Step 4

ライセンス ファイルの場所を参照し、[OK] をクリックします。


ライセンスの削除

ライセンスを Prime Infrastructure から削除すると、すべてのライセンス情報がサーバーから削除されます。後で追加しなければならなくなった場合に備え、元のライセンス ファイルのコピーを作成してください。以下のような場合に、ライセンスを削除する必要があります。

  • 一時ライセンスをインストールした場合。この場合、永続ライセンスを適用する前に、一時ライセンスを削除する必要があります。
  • 別のサーバーにライセンスを移動する必要がある場合。この場合、元のサーバーからライセンスを削除してから、licensing@cisco.com 宛にライセンスの再ホストを要請する E メールを送信する必要があります。その後、再ホストされたライセンスを新しいサーバーに適用できます。

Procedure


Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択します。

Step 2

[ファイル(Files)] > [ライセンス ファイル(License Files)] の順にクリックします。

Step 3

削除するライセンス ファイルを選択し、[削除(Delete)] をクリックします。


ライセンスのトラブルシューティング

ライセンスのトラブルシューティングを行うには、システムにインストールされているライセンスの詳細を取得する必要があります。次のように操作します。

  • 現在のライセンスの一覧を表示するには、[ヘルプ(Help)] > [Prime infrastructure について(About Prime Infrastructure)] の順にクリックします。
  • ライセンスの詳細を取得するには、[管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択します。

ライセンスのトラブルシューティングを行う際は、Prime Infrastructure に次の 6 種類のライセンスがあることに留意することが重要です。

  • 基本(Base):すべての Prime Infrastructure インストールに必要です。要件は主に、購入済みの Prime Infrastructure インスタンスの数を把握して正確なロイヤリティ アカウンティングを実行するためのニーズによって決まります。基本ライセンスは、Prime Infrastructure インスタンスごとに必要であり、他のすべてのライセンス タイプの前提条件です。
  • ライフサイクル(Lifecycle):Prime Infrastructure の管理下にあるデバイスの総数を規定します。ライフサイクル ライセンスは、Prime Infrastructure の管理 VDC でのみ消費されます。子 VDC はライセンスを消費しません。管理者によって自動追加されるか、または個別に追加されます。
  • 保証(Assurance):Prime Infrastructure の管理下にある NetFlow デバイスの総数を規定します。
  • コレクタ(Collector):Prime Infrastructure が処理できる 1 秒あたりの NetFlow データ フローの総数を規定します。

ライフサイクルライセンスと保証ライセンスは評価版または永久版のいずれかで提供されます(基本ライセンスまたはコレクタライセンスには明確な評価版はありません)。

  • 評価(Evaluation):このライセンスは、事前に設定された期間の Prime Infrastructure へのアクセスを許可または拡張します。タイプごとに 1 つずつの評価ライセンスしか適用できません(つまり、ライフサイクル評価ライセンスが 1 つだけ、保証評価ライセンスが 1 つだけといった具合です)。同じライセンスの永久ライセンスに対して評価ライセンスを適用することはできません。
  • 永久ライセンス(Permanent License):このライセンスは、規定どおりに Prime Infrastructure 機能へのアクセスを許可します。時間制限はありません。永久ライセンスは、評価ライセンスに適用することができます。また、段階的に適用することもできます(つまり、複数の永久保証ライセンスを所有するといったことが可能です)。

Prime Infrastructure は、次の基本ライセンス チェックを実行します。

  • ライフサイクル ライセンスは保証ライセンスに不可欠な前提条件です。
  • 保証のライセンスは収集装置ライセンスに不可欠な前提条件です。

次のことにも注意してください。

  • Prime Infrastructure リリース 3.0 以降では、すべてのライセンスに対してアラームを生成するしきい値限度をユーザーが設定できます。ライセンスのしきい値限度を設定するには、関連項目の「通知の設定」を参照してください。
  • Prime Infrastructure は、保証ライセンスが適用されるまで、保証関連の機能、メニュー オプション、およびリンクを非表示にします。保証ライセンスを購入しても、それを適用するまで、これらの機能は非表示のままです。
  • 保証ライセンスを適用すると、1 つの Prime Infrastructure インスタンスで 1 秒あたり最大 20,000 件の NetFlow データ フローの処理を許可するコレクタ ライセンスが自動的に適用されます。1 秒あたり 80,000 フローを許可する収集装置ライセンスは、このデータ レートに課されるハード ディスク要件によって、専門的構成または同等の構成でしか適用できません。
  • ライフサイクルおよび保証の永久ライセンスは段階的に追加できます。ただし、収集装置 80K ライセンスは 1 つしか追加できず、専門的構成または同等の構成でしか追加できません。

次の表に、トラブルシューティングに関するいくつかのシナリオとヒントを示します。

Table 1. トラブルシューティング シナリオ

シナリオ

考えられる原因

解像度

Prime Infrastructure は、ライセンス エラーを報告します。

ライセンス ファイルが破損して使用できない可能性があります。この現象は、何者かがライセンス ファイルを変更しようとしたときに発生する可能性があります。

  1. 既存のライセンスを削除します。
  2. 新しいライセンスをダウンロードしてインストールします。

新しいライセンスを追加できない。

一部のライセンス タイプは正しい順序で追加する必要があります。基本ライセンスは、ライフサイクル ライセンスを追加するための前提条件です。保証ライセンスを追加するには、ライフサイクルライセンスが必要です。保証ライセンスは、収集装置ライセンスを追加するための前提条件です(収集装置ライセンスは、自動的に、保証ライセンスと一緒に追加されます)。

  1. 基本ライセンスを追加します。
  2. ライフサイクル ライセンスを追加します。
  3. 保証ライセンスを追加します。
  4. データ センター ライセンスを追加します。
  5. 収集装置ライセンスを追加します。

デバイスの状態が、非管理対象に変更されている。

デバイスの制限は、ライフサイクル ライセンスの制限以下でなければなりません。デバイスを追加または削除すると、インベントリ対象のデバイスの状態が管理対象外に変更されます。

  1. 追加デバイスを削除します。
  2. 24 時間同期の後、デバイスの状態が管理対象に変更されます。

インベントリ対象のデバイスの状態が管理対象に変更されたことを確認するには、次の手順に従ってください。

  1. [モニター(Monitor)] > [ネットワーク デバイス(Network Devices)] の順に選択します。
  2. 目的のデバイスが列挙されている行の [インベントリ収集ステータス(Inventory Collection Status)] 列をチェックします。これにより、そのデバイスの現在の収集ステータス結果のサマリーを確認できます。
  3. 収集ステータスの詳細を確認するには、[インベントリ収集ステータス(Inventory Collection Status)] 列の十字アイコンの上にマウス カーソルを移動します。

コントローラ ライセンス

コントローラ ライセンスを表示するには、[管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択し、左側のサイドバー メニューから [ファイル(Files)] > [コントローラ ファイル(Controller Files)] の順に選択します。


Note


Prime Infrastructure は、コントローラ ライセンスを直接管理するのではなく、単にこのライセンスをモニターします。ライセンスは、コマンド ライン インターフェイス(CLI)コマンド、Web UI、Cisco License Manager(CLM)、または Cisco Smart Software Manager(CSSM)を使用して管理できます。

このページには、次のパラメータが表示されます。

  • [コントローラ名(Controller Name)]

  • コントローラの IP(Controller IP):コントローラの IP アドレス。

  • [機能(Feature)]:ライセンス機能には、wplus-ap-count、wplus、base-ap-count、および base が含まれます。

インストールされているすべての物理ライセンスについて、コントローラに機能レベル ライセンスと ap-count ライセンスの 2 個のライセンス ファイルが表示されます。たとえば「WPlus 500」ライセンスをコントローラにインストールすると、「wplus」および「wplus-ap-count」機能が表示されます。組み合わせによって機能レベル(WPlus または Base)および AP カウントを有効にするために、常時、このうち 2 個の機能がアクティブになっています。

WPlus と基本の両方のライセンスを保持できますが、特定の時期にアクティブにできるのは 1 つのみです。

  • AP 制限値

    [AP 制限(AP Limit)]:アクセス ポイントでこのコントローラを接続できる最大容量。
  • [EULA ステータス(EULA status)]:[承諾(Accepted)] または [未承諾(Not Accepted)] のいずれかで、エンド ユーザー ライセンス契約書のステータスが表示されます。
  • 説明

    コメント(Comments):ライセンスをインストールするときにユーザーが入力したコメント。
  • タイプ(Type)

    タイプ(Type):次の 4 種類のライセンスがあります。
    • 永続的

      [無制限(Permanent)]:ライセンスはノードロックされており、使用期間は関連付けられていません。これは、シスコ ライセンス ポータルによって発行されるライセンスであり、デバイス上の管理インターフェイスを使用してインストールする必要があります。これらのライセンスをインストールすれば、さまざまなバージョンをまたがって必要な権限を得られます。
    • [Evaluation]:ライセンスはノードロックされておらず、一定期間だけ有効です。永久ライセンス、拡張ライセンス、および猶予期間ライセンスが存在しない場合だけ使用されます。評価ライセンスを使用する前に、エンド ユーザ ライセンス契約書(EULA)を受け入れる必要があります。このライセンスは、ノードロックされていませんが、ライセンスの使用状況はデバイスに記録されます。アクティブ ライセンスの残日数が最少の評価ライセンスについて、残日数が表示されます。

    • [Extension]:ライセンスはノードロックされており、定量の対象です。これは、シスコ ライセンス ポータルによって発行されるライセンスであり、デバイス上の管理インターフェイスを使用してインストールする必要があります。拡張ライセンスを使用するには、まず、インストール時に EULA を受け入れる必要があります。

    • [Grace Period]:ライセンスはノードロックされており、定量の対象です。これは、ライセンスをリホストするための許可チケットの一部として、シスコ ライセンス ポータルによって発行されるライセンスです。これらのライセンスは、リホスト操作の一環としてデバイス上にインストールされます。リホスト操作の一環として EULA を受け入れる必要があります。

[無制限(Permanent)] 以外のタイプでは、ライセンスが期限切れになるまでの残日数が表示されます。現在使用中でないライセンスのカウントは、「In Use」になるまで減算されません。

  • Status(ステータス)

    • [In Use]:このライセンス レベルおよびライセンスは使用中です。

    • [Inactive]:このライセンス レベルは使用中ですが、このライセンスは使用中ではありません。

    • [Not In Use]:このライセンス レベルは使用中でなく、このライセンスは現在認識されていません。

    • [Expired In Use]:このライセンスは使用中ですが期限切れであり、次回のリブートで使用されなくなります。

    • [Expired Not In Use]:ライセンスは期限切れであり、もう使用できません。

    • [制限数使用済み(Count Consumed)]:この ap-count ライセンスは使用中です。

ライセンス ファイルのリストをフィルタする必要がある場合は、コントローラ名、機能、またはタイプを入力して [実行(Go)] をクリックします。

MSE ライセンス

MSE には、次のような関連サービス エンジンとアプリケーション プロセスとともに、ネットワーク トポロジ、NMSP などの設計、ネットワーク リポジトリに関連する複数の製品機能が付属しています。

  • Context-Aware サービス

  • ワイヤレス侵入防御システム(WIPS)

MSE とそのサービスをスムーズに管理できるように、各種ライセンスが提供されています。

MSE とその関連サービスを使用するには、Cisco Prime Infrastructure ライセンスが必要です。

MSE ライセンスの構成マトリックス

次の表 に、MSE、ロケーション サービス、SCM、wIPS および MIR について、ハイエンド、ローエンド、評価のライセンス間でのライセンスの区別を示します。

Table 2. MSE ライセンスの構成マトリックス

ハイエンド

ローエンド

評価

MSE プラットフォーム

Cisco 3350 および 3355 モビリティ サービス エンジンなどのハイエンド アプライアンスおよびインフラストラクチャ プラットフォーム

Cisco 3310 Mobility Services Engine などのローエンド アプライアンスおよびインフラストラクチャ プラットフォーム

コンテキスト認識型サービス

25,000 タグ

2000 タグ

60 日間有効、100 タグおよび 100 要素

25,000 要素

2000 要素

wIPS

3000 アクセス ポイント

2000 アクセス ポイント

60 日間有効、20 アクセス ポイント

MSE ライセンス ファイルのサンプル

次に、MSE ライセンス ファイルのサンプルを示します。

FEATURE MSE cisco 1.0 permanent uncounted \

VENDOR_STRING=UDI=udi,COUNT=1 \

HOST ID=ANY \

NOTICE="<LicFileID>MSELicense</LicFileID><LicLineID>0</LicLineID> \

<PAK>dummyPak</PAK>" \

SIGN="0C04 1EBA BE34 F208 404F 98ED 43EC \

45D7 F881 08F6 7FA5 4DED 43BC AF5C C359 0444 36B2 45CF 6EA6 \

1DB1 899F 413F F543 F426 B055 4C7A D95D 2139 191F 04DE"

このサンプル ファイルには、ライセンス エントリが 5 つあります。どのライセンス エントリでも最初の行の先頭の語は、どのタイプのライセンスであるかを示します。これは、Feature または Increment ライセンスのいずれかになります。Feature(機能)ライセンスは、ライセンス付与する唯一の固定アイテムです。MSE で実行しているサービス エンジンは複数ある場合があります。Increment(増分)ライセンスは、追加型のライセンスです。MSE では、個々のサービス エンジンが増分ライセンスとして扱われます。

最初の行の 2 番めの語は、ライセンス付与する特定のコンポーネントを定義します。たとえば、MSE、LOCATION_TAG などです。3 番めの語はライセンスのベンダーを示します。たとえば、Cisco などです。4 番めの語はライセンスのバージョンを示します。たとえば、1.0 などです。5 つ目の単語は有効期限を示します。これは、期限のないライセンスの場合は permanent、それ以外の場合は dd-mm-yyyy の形式の日付になります。最後の語は、このライセンスをカウントするかどうかを定義します。

MSE ライセンスの取り消しと再使用

MSE アプリケーション ライセンスをあるシステムから取り消し、別のシステムで再使用できます。ライセンスを取り消すと、ライセンス ファイルはシステムから削除されます。ライセンスを別のシステムで再使用する場合は、ライセンスをリホストする必要があります。

別のシステムでアップグレード最小在庫管理単位(SKU)を使用してライセンスを再使用する場合は、対応する Base ライセンス SKU を、アップグレード SKU を再使用するシステムにインストールする必要があります。対応する Base ライセンス SKU がシステムから削除された場合、そのシステムではアップグレード ライセンス SKU を再使用できません。

ライセンスを取り消すと、ライセンスに対して変更を反映するため、MSE により個別のサービス エンジンが再起動されます。次に、サービス エンジンは、起動時に MSE から更新された容量を受け取ります。

MSE サービスの共存

MSE 6.0 以上では、複数のサービス(コンテキスト認識型および wIPS)を同時に実行できます。6.0 よりも前のバージョンでは、Mobility Services Engine では一度に 1 つのアクティブ サービスだけがサポートされていました。

複数サービスを共存させる場合には、以下の点を考慮してください。

  • サービスの共存は、ライセンス執行の影響を受けることがあります。ライセンスが有効期限内である限り、複数サービスを有効にできます。

Note


サービスごとに制限事項が異なります。たとえば、ローエンド Mobility Services Engine(MSE-3310)は合計で 2,000 の CAS 要素を追跡し、ハイエンド Mobility Services Engine(MSE-3350)は合計で 25,000 の CAS 要素を追跡します。ローエンド Mobility Services Engine の wIPS 要素の上限は 2000 で、ハイエンド Mobility Services Engine の wIPS 要素の上限は 3000 です。
  • 有効期限切れの評価ライセンスがあると、サービスが起動できません。
  • CAS ライセンスを追加または削除すると、Mobility Services Engine のすべてのサービス(wIPS を含む)が再起動されます。wIPS ライセンスを追加または削除しても CAS には影響しません。wIPS が再起動するだけです。
  • 最大数の要素の永久ライセンスが適用されている場合でも、その他のサービスを評価モードで有効にできます。

サービスの 1 つが最大数のライセンスで実行可能になっている場合は常に、別のサービスを並行して実行することはできません。これは、両方のサービスに同時に対応できる十分なキャパシティが MSE にないためです。たとえば、MSE-3310 に 2000 の wIPS ライセンスをインストールしている場合、CAS を同時に実行することはできません。ただし、評価ライセンスはこの制限の対象外です。

MSE ライセンスの管理

Mobility Services Engine(MSE)ライセンスを表示するには、[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択し、左側のサイドバー メニューから [ファイル(Files)] > [MSE ファイル(MSE Files)] の順に選択します。

このページには、見つかった MSE と以下の情報が表示されます。

  • [MSE License File]:MSE ライセンスを示します。
  • [MSE]:MSE 名を示します。
  • [Type]:Mobility Services Engine のタイプ(クライアント要素、ワイヤレス IPS ローカル モード、またはワイヤレス IPS モニタ モード アクセス ポイント)を示します。
  • [Limit]:Mobility Services Engine 全体でのライセンスを持つクライアント要素またはワイヤレス IPS モニタ モード アクセス ポイントの総数が表示されます。
  • [License Type]:このページに表示されるライセンスの種類は永久ライセンスだけです。永久ライセンスはノードロックされており、使用期間は関連付けられていません。これは、シスコ ライセンス ポータルによって発行されるライセンスであり、デバイス上の管理インターフェイスを使用してインストールする必要があります。これらのライセンスをインストールすれば、さまざまなバージョンをまたがって必要な権限を得られます。

パートナー エンジンを使用してタグが追跡される場合、タグ ライセンスをインストールするには、AeroScout System Manager を使用します。その他の場合、タグは CAS 要素ライセンスとまとめてカウントされます。タグ ライセンスは、該当のベンダー アプリケーションを使用して追加および管理されるため、タグ ライセンスはこのページに表示されません。詳細については、「関連項目」の AeroScout Support Page を参照してください。評価(デモ)ライセンスも表示されません。

詳細については、AeroScout サポート ページを参照してください。

製品認証キーの登録

クライアント、ワイヤレス IPS、またはタグのライセンスをシスコに注文すると、製品認証キー(PAK)が配布されます。Mobility Services Engine 上にインストールするライセンス ファイルを受け取るには、PAK を登録する必要があります。PAK の登録に成功すると、ライセンス ファイルが E メールで送信されます。

クライアントおよびワイヤレス IPS の PAK は、シスコに登録します。

タグ PAK は AeroScout に登録されます。タグ PAK を登録するには、「関連項目」の AeroScout Support Page に移動してしてください。

製品認証キー(PAK)を登録して、インストールするライセンス ファイルを入手するには、次の手順に従ってください。

Procedure

Step 1

ブラウザでシスコ製品ライセンス登録ポータル(「関連項目」を参照)を開きます。

このサイトへは、Prime Infrastructure の [ライセンス センター(License Center)] ページにある [製品ライセンス登録(Product License Registration)] リンクをクリックすることによってもアクセスできます。

Step 2

PAK を入力し、[送信(SUBMIT)] をクリックします。

Step 3

ライセンスの購入内容を確認します。正しい場合は [続行(Continue)] をクリックします。ライセンス入力ページが表示されます。

ライセンスが正しくない場合は、[TAC Service Request Tool] リンクをクリックして問題をレポートしてください。

Step 4

[ライセンス取得者の指定(Designate Licensee)] ページで、[ホスト ID(host ID)] テキスト ボックスに Mobility Services Engine の UDI を入力します。これは、ライセンスがインストールされる Mobility Services Engine です。

Mobility Services Engine の UDI 情報は、[サービス(Services)] > [Mobility Services Engine] > [デバイス名(Device Name)] > [システム(System)] の [一般プロパティ(General Properties)] 領域に表示されます。

Step 5

[同意(Agreement)] チェックボックスをオンにします。チェックボックスの下に登録者情報が表示されます。

必要に応じて情報を変更します。

登録者およびエンド ユーザの電話番号に、文字が含まれていないことを確認します。たとえば 408.555.1212 や 408-555-1212 ではなく 408 555 1212 と入力します。

Step 6

登録者とエンド ユーザーが異なる場合は、登録者情報の下の [ライセンス(エンドユーザー)(License (End-User))] チェックボックスをオンにしてエンド ユーザー情報を入力します。

Step 7

[続行(Continue)] をクリックします。

Step 8

[完了(Finish)] と [送信(Submit)] ページで登録者とエンド ユーザーのデータを確認します。必要な場合には [設定を編集(Edit Details)] をクリックして情報を修正してから、[送信(Submit)] をクリックします。詳細については、『AeroScout Support Page』および『Cisco Product License Registration Portal』を参照してください。


クライアント ライセンス ファイルおよび wIPS ライセンス ファイルのインストール

Prime Infrastructure から CAS 要素ライセンスおよび wIPS ライセンスをインストールできます。

タグ ライセンスをインストールするには、AeroScout System Manager を使用します。AeroScout サポート ページを参照してください。

PAK の登録後にクライアント ライセンスまたは wIPS ライセンスを Prime Infrastructure に追加するには、次の手順に従います。

Procedure

Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択します。

Step 2

左側のサイドバーのメニューから [ファイル(Files)] > [MSE ファイル(MSE Files)] の順に選択します。

Step 3

[追加(Add)] をクリックして、[ライセンス ファイルの追加(Add a License File)] ダイアログボックスを開きます。

Step 4

[MSE 名(MSE Name)] ドロップダウン リストから、ライセンス ファイルの追加先となる Mobility Services Engine を選択します。

Note

 
選択されている Mobility Services Engine の UDI が、PAK 登録時に入力したものと一致していることを確認します。

Step 5

[ライセンス ファイル(License File)] テキスト ボックスにライセンス ファイルを入力するか、該当するライセンス ファイルをブラウズして選択します。

Step 6

[ライセンス ファイル(License File)] テキスト ボックスに表示されたら、[アップロード(Upload)] をクリックします。新しく追加されたライセンスが Mobility Services Engine ライセンス ファイル リストに表示されます。

Note

 
  • クライアント ライセンスまたはタグ ライセンスをインストールすると、Context Aware Service(CAS)が再起動されます。ワイヤレス IPS ライセンスをインストールすると、ワイヤレス IPS サービスが再起動されます。
  • 別のライセンスの追加または削除を試行するには、その前にサービスが開始されている必要があります。

Mobility Services Engine ライセンス ファイルの削除

Procedure

Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択し、左側のサイドバー メニューから [ファイル(Files)] > [MSE ファイル(MSE Files)] の順に選択します。

Step 2

削除するモビリティ サービス エンジン ライセンス ファイルのチェックボックスをオンにします。

Step 3

[削除(Delete)] をクリックし、[OK] をクリックして削除を確認します。


保証ライセンス

「Prime Infrastructure ライセンスの購入」(「関連項目」を参照)で説明しているように、保証機能のライセンスは、ネットワーク内の NetFlow モニター対象のデバイス数と、Network Analysis Module(NAM)のデータ収集対応デバイス数に基づきます。保証ライセンスの管理、確認、トラブルシューティングは、「ライセンスの追加」、「ライセンスの削除」、および「ライセンスのトラブルシューティング」で説明している他の機能ライセンスと同じように行うことができます。

これらの機能に加えて、Prime Infrastructure では、保証機能を使用して管理する NetFlow および NAM デバイスを選択することもできます。たとえば、保証機能ライセンスの数が 50 しかなく、50 台を超える NetFlow および NAM デバイスがある場合、最も重要なデバイスを選択して管理することができます。後で保証ライセンスを追加で購入すると、管理対象外だったデバイスにもライセンスを追加で適用できます。

保証ライセンスの詳細の確認

新しい保証ライセンスを購入する前に、既存の保証ライセンスに関する詳細とその使用法を確認することをお勧めします。保証ライセンス情報を確認するには、以下の表のリソースを使用してください。

Table 3. 保証ライセンス情報の確認

確認内容

Choose

保証管理下にあるネットワーク内の NetFlow 対応デバイス(所有している保証ラインセンスの合計数のパーセンテージとして表示)

[Administration] > [Licenses and Software Updates] > [Licenses] > [Summary]

所有している保証ライセンスの合計数および関連付けられているファイル

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] > [ファイル(Files)]

NetFlow または NAM ポーリング データを Prime Infrastructure に送信するデバイスのリスト

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] > [保証ライセンス(Assurance Licenses)](リンクはページ右上)

使用中の保証ライセンスの数

利用可能な保証ライセンスの最大数

デフォルトでは、保証ライセンスを追加または削除するたびに、[保証ライセンス(Assurance License)]、[概要(Summary)]、および [ファイル(Files)] > [ライセンス ファイル(License Files)] の各ページに表示される保証ライセンスの合計数が更新されます。これらの追加または削除された保証ライセンスでカバーされるデバイスの追加または削除は、システム定義ジョブ(12 時間ごとに自動的に実行)の一部として実行されます。追加または削除されたデバイスが表示されるまでに、最大で 12 時間かかる場合があります。

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] > [保証ライセンス(Assurance Licenses)] ページは、[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] > [概要(Summary)] ページおよび [管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] > [ファイル(Files)] ページの右上にある [保証ライセンス(Assurance Licenses)] リンクから常にアクセスできます。

NetFlow および NAM デバイスに対するライセンス サポートの追加

以下の場合に、NetFlow または NAM デバイスに対するライセンス サポートを追加することをお勧めします。

  • 新規または追加の保証ライセンスを購入した場合。
  • 保証管理のライセンスが付与されていない NetFlow および NAM デバイスがある場合。

Procedure


Step 1

[Administration] > [Licenses and Software Updates] > [Licenses] > [Assurance Licenses] を選択します([Assurance Licenses] リンクはページ右上)

Step 2

現在保証管理の対象となっているデバイスのリストの上にある [デバイスの追加(Add Device)] をクリックします。

Step 3

保証管理の対象にする各デバイスの隣にあるチェックボックスをオンにしてから、[ライセンスの追加(Add License)] をクリックします。Prime Infrastructure により、デバイスがただちに追加されます。

Step 4

完了したら、[キャンセル(Cancel)] をクリックします。


NetFlow および NAM デバイスに対するライセンス サポートの削除

以下の場合には、NetFlow または NAM デバイスに対するライセンス サポートを削除することをお勧めします。

  • 所有している保証ライセンス数に対して NetFlow および NAM デバイスの数が多すぎる場合。
  • 1 つ以上の NetFlow および NAM デバイスで保証管理機能の使用を停止する場合。

Procedure


Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] > [保証ライセンス(Assurance Licenses)] を選択します([保証ライセンス(Assurance Licenses)] リンクはページ右上)。

Prime Infrastructure により、現在保証管理の対象となっているデバイスのリストが表示されます。また、所有している保証ライセンスの合計数、保証管理対象となっているデバイスの合計数も表示されます。

Step 2

保証管理から削除する各デバイスの隣にあるチェックボックスをオンにしてから、[デバイスの削除(Remove Device)] をクリックします。


スマートライセンス

スマート ライセンス機能では、ユーザー エクスペリエンスを簡素化するための標準化されたライセンス プラットフォームを使用できます。スマート ライセンスを最初に有効化した時点では、Prime Infrastructure を Smart Software Manager(シスコの中央集約型 Web サイトにあります)で登録するまで Prime Infrastructure は評価モードになります。

現在、従来のライセンスを使用している場合は、スマート ライセンスへの移行が推奨されます。2 種類のライセンスの違いについては、Cisco.com で紹介している Cisco Smart Licensing の概要を参照してください。

スマート ライセンス機能の目的は、ユーザーが次の作業をできるようにして、ライセンス関連の複雑な作業を軽減することです。

  • 追加ライセンスを購入して、自動的に情報を更新する。
  • 現在の購入と権限を監視する(ユニットの長さと数)。
  • 現在の使用状況に関する情報やトレンド情報を監視する。
  • 適切な数のライセンスが購入されているか簡単に追跡する。
  • 企業間でライセンスを転送できるようにして、時間を節約する。

Note


Cisco Prime Infrastructure リリース 3.5 以降、オペレーション センターでスマート ライセンスがサポートされています。


スマート ライセンス機能の制限事項は次のとおりです。

  • HA(ハイ アベイラビリティ)では、HA プライマリ サーバーでスマート ライセンス関連の処理(有効化、登録、無効化)を行うことはできますが、これらの処理を HA セカンダリ サーバーで行うことはできません。
  • バックアップおよび復元操作を実行すると、バックアップ中にサポートされていたライセンスが復元されます。スマート ライセンス登録状態を別のサーバーで復元することはできません。この場合、復元後の設定時に再度登録する必要があります。
  • 旧バージョンからのアップグレードを実行する場合、旧バージョンでサポートされていたライセンスは、デフォルトでは新しいバージョンでも有効になります。

Prime Infrastructure での Cisco Smart Licensing の設定

以下の手順に従って、Cisco Smart Licensing を設定します。現在、従来のライセンスを使用している場合は、同じ手順で Cisco Smart Licensing に移行してください。

手順

参照先:

1.

Cisco Systems でスマート アカウントを作成します。

「Smart Account Request」に移動し、Web サイトの指示に従います。

2.

Prime Infrastructure と Cisco.com の Cisco Smart Software Manager(CSSM)の間の通信を設定します。

Prime Infrastructure と Cisco Smart Software Manager 間のトランスポート モードの設定

3.

Prime Infrastructure でスマート ライセンスを有効にします(Web GUI を再起動する必要があります)。

Prime Infrastructure のスマート ライセンスの有効化

4.

Prime Infrastructure を Cisco.com の CSSM に登録し、ライセンス トークンを Prime Infrastructure の Web GUI に入力します(Web GUI を再起動する必要があります)。

Cisco Smart Software Manager への Prime Infrastructure の登録

5.

Prime Infrastructure で使用するライセンスを選択します。

スマート ソフトウェア ライセンスの選択

6.

ライセンスが不足している場合に通知するスマート ライセンス ダッシュボードを設定します。

Prime Infrastructure ライセンス ダッシュボードのライセンスのしきい値の設定

Prime Infrastructure と Cisco Smart Software Manager との間のトランスポート モードの設定

Procedure


Step 1

[管理(Administration)] > [設定(Settings)] > [システム設定(System Settings)] > [一般(General)] > [アカウント クレデンシャル(Account Credentials)] の順に選択して、[スマート ライセンス トランスポート(Smart Licensing Transport)] タブを選択します。

または、[スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] ページのリンクをクリックして [スマート ライセンス トランスポート(Smart Licensing Transport)] タブに移動し、トランスポート設定を指定します。

Step 2

次の 3 つのモードのいずれかを選択します。

  • [ダイレクト モード(Direct mode)]:シスコ クラウドにデータを直接送信する場合は、このオプションを選択します。Smart Call Home サーバーの URL は読み取り専用であり、変更できません。
  • [トランスポート ゲートウェイ(Transport Gateway)]:Cisco Call Home トランスポート ゲートウェイまたはシスコ スマート ソフトウェア ライセンシング サテライトを使用します(シスコ スマート ソフトウェア ライセンシング サテライトは、顧客の構内に設置され、CSSM 機能の一部を提供します。サテライトの詳細については、Cisco.com を参照してください)。それぞれのスマート ソフトウェア マネージャ サテライトまたは Smart Software Manager に適切な DNS マッピングされた URL を指定します。詳細については『Smart Software Manager User Guide』を参照してください。
  • [HTTP プロキシ(HTTP Proxy)]:Prime Infrastructure とシスコ クラウドのの間の中間 HTTP/HTTPS プロキシを使用する場合は、このオプションを選択します。このオプションを有効にするには、まず [プロキシ(Proxy)] タブでプロキシ設定を指定する必要があります。

Step 3

[接続のテスト(Test Connectivity)] をクリックして、接続ステータスをテストします。[保存(Save)] をクリックして、スマート ライセンス トランスポート モードを更新します。

Step 4

Prime Infrastructure のスマート ライセンスの有効化に進みます。


Prime Infrastructure のスマート ライセンスの有効化

スマート ライセンスを有効にするには、次の手順に従ってください。

Before you begin

トランスポート モードが設定されていることを確認してください。「関連項目」の「Prime Infrastructure と Cisco Smart Software Manager との間のトランスポート モードの設定」を参照してください。

Procedure


Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] の順に選択します。

Step 2

[ライセンス設定(Licensing Settings)] タブで、[スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] を選択します。

Step 3

[製品名(Product Name)] ドロップダウン リストから [Prime Infrastructure] を選択します。

Step 4

[スマート ソフトウェア ライセンシングの有効化(Enable Smart Software Licensing)] をクリックします。Prime Infrastructure にダイアログボックスが表示され、設定手順に進む前に Prime Infrastructure からログアウトして再度ログインする必要があることが通知されます。

Step 5

ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。

スマート ライセンスが有効になっていて、登録が済んでいない場合、本製品は 90 日間評価モードになり、任意の数のデバイスを管理できるようになります。

Step 6

次のいずれかを実行します。

  1. Cisco.com で CSSM にまだ登録していない場合は、Cisco Smart Software Manager で [Prime Infrastructure の登録(Registering Prime Infrastructure)] に進みます。

  2. CSSM にすでに登録している場合は、「スマート ソフトウェア ライセンスの選択」に進みます。

Note

 

従来のライセンスを使用する場合は、[ライセンス設定(Licensing Settings)] タブで [従来のライセンス(Traditional Licensing)] を [ライセンス モード(Licensing Mode)] として選択し、[登録(Register)] をクリックします。[管理(Administration)] > [ランセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] ページが表示されます。


Cisco Smart Software Manager への Prime Infrastructure の登録

この手順では、製品インスタンスを CSSM に登録するために使用するトークンを作成します。CSSM の使用方法の詳細については、『Cisco Smart Software Manager User Guide』を参照してください。


Note


CSSM で実行できるその他の操作については、『Cisco Smart Software Manager User Guide』を参照してください。たとえば、ライセンス登録やライセンス認証の更新、Cisco Smart Licensing での製品の登録解除などがあげられます。

トークン ID の生成

新規にインストールする(従来のライセンスから移行しない)場合は、以下の手順に従います。

Before you begin

組織にスマート アカウントがない場合は、software.cisco.com で [スマート アカウントの申請(Request a Smart Account)] を選択し、指示に従ってアカウントを作成します。従来のライセンスから移行する場合は、「従来のライセンスから移行」を参照してください。

Procedure

Step 1

Cisco Software Central の Web サイト(software.cisco.com)に移動します。

Step 2

Cisco Software Central で、[ライセンス(License)] > [スマート ソフトェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] を選択します。

Step 3

適切な仮想アカウントを選択します(仮想アカウントはスマート アカウントの作成時に自動的に作成されます)。

Step 4

[全般(General)] タブをクリックし、[新規トークン(New Token)] をクリックします。

Step 5

指示に従って名前、期間、輸出コンプライアンスの適用性を入力してから、諸条件や責任について同意してください。

Step 6

[トークンの作成(Create Token)] をクリックします。

Step 7

トークン ID をクリップボードにコピーし、「製品インスタンスの登録」に進みます。


従来のライセンスからの移行

従来のライセンスから移行する場合は、以下の手順に従います。

Procedure

Step 1

Cisco Software Central の Web サイト(software.cisco.com)に移動します。

Step 2

Cisco Software Central で、[ライセンス(License)] > [従来のライセンス(Traditional Licensing)] を選択します。

Step 3

[製品ライセンスの登録を続行(Continue to Product License Registration)] をクリックします。

Step 4

[製品ライセンス登録(Product License Registration)] ページの [管理(Manage)] 領域で [PAK/トークン(PAKs/Tokens)] タブをクリックして、移行する権限を選択します。

Step 5

[アクション(Actions)] ドロップダウン メニューで、[スマート権限に変換する(Convert to Smart Entitlements)] をクリックします。

Step 6

トークン ID をクリップボードにコピーし、「製品インスタンスの登録」に進みます。


製品インスタンスの登録

トークン ID を Prime Infrastructure の Web GUI に入力し、製品を登録します。

Procedure

Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] の順に選択します。

Step 2

[ライセンス設定(Licensing Settings)] タブの [登録トークン(Registration Token)] フィールドにトークンを貼り付けます。

Step 3

[登録(Register)] をクリックします。

Step 4

Prime Infrastructure からログアウトして、再度ログインします。

Step 5

続けて、スマート ソフトウェア ライセンスの選択を行います。


スマート ソフトウェア ライセンスの選択

Procedure


Step 1

これが初回の場合、スマート ライセンスを選択します。

  1. [管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択します。

    しばらくすると、Prime Infrastructure にダイアログボックスが表示され、従来のライセンスを使用していないためページにアクセスできないことが通知されます。これは正常です。

  2. ダイアログ ボックスで、[スマート ライセンスの設定(Smart License Settings)] をクリックします。

  3. [ライセンス設定(Licensing Settings)] タブをクリックします。

Step 2

すでにスマート ライセンスを使用している場合は、以下の手順に従います。

  1. [管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] の順に選択します。

  2. [ライセンス設定(Licensing Settings)] タブをクリックします。

Step 3

[スマートソフトウェアライセンシング(Smart Software Licensing)] ラジオ ボタンをクリックします。

Step 4

[使用可能なライセンス(Available Licenses)] ダイアログ ボックスでライセンスを選択してから、[保存(Save)] をクリックします。

Step 5

[Prime Infrastructure ライセンスのライセンスしきい値の設定(Configuring License Thresholds for the Prime Infrastructure License)] ダッシュボードに進みます。


Prime Infrastructure ライセンス ダッシュボードのライセンスしきい値の設定

ライセンスをより効率的に管理するため、ライセンスの残り数が少なくなったら通知するようライセンス ダッシュボードを設定します。ここでの設定はシステム全体に適用されます。

Procedure


Step 1

[管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] の順に選択し、[ライセンス ダッシュボードの設定(License Dashboard Settings)] タブをクリックします。

Step 2

[ライセンス タイプ(License Type)] ドロップダウン リストからライセンスを選択します。

Step 3

[しきい値(Threshold Value)] フィールドに、値を入力します。

Step 4

[保存(Save)] をクリックします。

しきい値は [ライセンスの要約(License Summary)] と [ライセンスのデバイス ディストリビューション(Device Distribution for License)] のグラフ表示の直線として表されます。


ライセンス ダッシュボードの表示

このダッシュボードを開くには、次のいずれかを実行します。

  • [管理(Administration)] > [ダッシュボード(Dashboards)] > [ライセンス ダッシュボード(Licensing Dashboard)] を選択します。

  • [スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] ページの右上にある [ライセンス ダッシュボード(Licensing Dashboard)] リンクをクリックします。

ダッシュボードに表示される情報は、有効になっているライセンス モードによって異なります。スマート ソフトウェア ライセンシングが現在有効になっている場合は、次のダッシュレットが表示されます。

  • [ライセンスの要約(License Summary)] ダッシュレット:特定の期間に各ライセンス タイプで使用されるライセンスの棒グラフが表示されます。追加情報を表示するには、グラフの上にカーソルを置きます。

  • [ライセンスのデバイス ディストリビューション(Device Distribution for License)] ダッシュレット:特定のライセンスのデバイス ディストリビューション グラフを表示するには、[ライセンスの要約(License Summary)] ダッシュレットに表示されたグラフの上部にあるリンクをクリックします。追加情報を表示するには、グラフの上にカーソルを置きます。


Note


[ライセンス ダッシュボード(License Dashboard)] に表示される情報は、SmartLicense ジョブが午前 2 時(事前設定されている実行時間)に実行された後、毎日更新されます。[ジョブ ダッシュボード(Job Dashboard)] にこのジョブを表示するには、[管理(Administration)] > [ダッシュボード(Dashboards)] > [ジョブ ダッシュボード(Job Dashboard)] を選択します。

Note


トークンの消費量はデバイス数に基づいています。たとえば、4 つのスイッチを持つスタックスイッチの場合、消費されるトークンの数は 4 です。


スマート ライセンスの無効化

Procedure


Step 1

スマート ライセンスを無効にします。

  1. [管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [スマート ソフトウェア ライセンシング(Smart Software Licensing)] の順に選択し、[ライセンス設定(Licensing Settings)] タブをクリックします。

  2. ウィンドウの下部で [スマート ライセンスの無効化(Disable Smart Licensing)] をクリックして、選択内容を確定します。

Step 2

従来のライセンスを有効にします。(この処理は [スマート ライセンスの設定(Smart License Settings)] ページで行います)

  1. [管理(Administration)] > [ライセンスとソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ライセンス(Licenses)] の順に選択します。

  2. ダイアログ ボックスで、[スマート ライセンスの設定(Smart License Settings)] をクリックします。

  3. [ライセンス設定(Licensing Settings)] タブをクリックします。

  4. [ライセンス モード(Licensing Mode)] で [従来のライセンス(Traditional Licensing)] を選択します。

  5. [登録(Register)] をクリックします。


追加アクションの実行

[アクション(Actions)] ドロップダウン リストから、次のいずれかのアクションを選択します。ライセンスと製品登録のステータスの詳細については、「参考:製品の登録とライセンス認証ステータス」を参照してください。

  • [認証を今すぐ更新(Renew Authorization Now)]:[認証を今すぐ更新(Renew Authorization Now)] をクリックすると、CSSM での認証が更新され、Prime Infrastructure のコンプライアンスが維持されます。デフォルトでは、認証期間は 30 日ごとに更新されます。
  • [登録を今すぐ更新(Renew Registration Now)]:[登録を今すぐ更新(Renew Registration Now)] をクリックすると、ID 証明書が更新されます。この ID 証明書は、Prime Infrastructure の登録を継続するため毎年更新する必要があります。
  • [登録解除(Deregister)]:Prime Infrastructure がスマート ソフトウェア ライセンシングから登録解除され、評価モードに戻ります。
  • [スマート ソフトウェア ライセンシングの無効化(Disable Smart Software Licensing)]:Prime Infrastructure がスマート ライセンスから登録解除され、ライセンスがなくなります。無効になると、ログインしても [管理(Administration)] メニューしか使用できなくなります。「スマート ライセンスの無効化」を参照してください。

参考:製品の登録とライセンス認証ステータス

製品登録ステータス

製品登録ステータスは、製品が Cisco.com のシスコ スマート ソフトウェア ライセンシングに正常に登録されているかどうかを表します。

製品登録ステータス

説明

未登録

スマート ソフトウェア ライセンスは Prime Infrastructure で有効になっていますが、Prime Infrastructure は CSSM に登録されていません。

登録済み

Prime Infrastructure は CSSM に登録されています。Prime Infrastructure は ID 証明書を受信しています。この ID 証明書は、将来シスコのライセンス担当者との通信に使用されます。

この登録通知の有効期限が切れました

Prime Infrastructure は有効期限までに正常に登録を更新できず、CSSM から削除されています。

ライセンス認証ステータス

ライセンス認証ステータスは、購入したライセンスに対する使用状況、および Cisco Smart Licensing に準拠しているかどうかを表しています。購入したライセンス数を超えると、コンプライアンス違反となります。

ライセンス認証ステータス

説明

評価モード

Prime Infrastructure は評価期間(90 日間)が終了するまで評価モードで稼働します。

承認済み(Authorized)

Prime Infrastructure に有効なスマート アカウントがあり、登録されています。製品が要求するすべてのライセンスの使用が承認されています。

コンプライアンス違反

Prime Infrastructure が購入したライセンス数を超えています。製品インスタンスがある仮想アカウントで、使用されているライセンス タイプのうち 1 つ以上が不足しています。

評価期限切れ

評価期間が終了し、Prime Infrastructure はライセンスなしの状態になります。

認証が期限切れ

Prime Infrastructure は、認証の有効期限前に、ライセンス認証を正常に更新できませんでした。

ソフトウェア アップデートの管理

ソフトウェア アップデートとは

シスコでは、Prime Infrastructure ソフトウェアに対するアップデートを定期的に提供しています。これらのアップデートは、次のカテゴリに分類されます。

  • 重要修正:ソフトウェアの重要な修正を提供します。これらのアップデートが利用可能になったら、ただちにこれらのすべてをダウンロードして適用することが強く推奨されます。
  • デバイス サポート:Prime Infrastructure がリリース時点でサポートしていなかったデバイスを管理するサポートを追加します。
  • アドオン:現在使用中の Prime Infrastructure バージョンを補完するための新しい機能を提供します(新しい GUI 画面や機能が含まれることもあります)。これには、Prime Infrastructure のメンテナンス パックとメンテナンス パック ポイント パッチが含まれます。

Prime Infrastructure に表示されるアップデート通知は、管理者によって指定された通知設定によって異なります。ソフトウェア アップデートに関する通知の有効化または無効化を参照してください。すべてのソフトウェア アップデートが .ubf ファイルにパッケージ化されます。大容量のアップデートには、インストールするものを選択可能な個別の小容量のアップデートが含まれている場合があります。アップデートをインストールすると、Prime Infrastructure が次の処理を実行します。

  • ファイルの発行者が Cisco Systems であり、ファイルが改ざんされていないことを確認する

  • 必要な他のアップデートを自動的にインストールする

http://www.cisco.com に接続できる場合は、Cisco.com から直接アップデートをダウンロードしてインストールできます。インターネット接続がない場合は、必要な接続を備えたサーバーからアップデートをコピーして、そこからインストールします。

インストール済み製品ソフトウェアのバージョンの表示

次のいずれかの方法で Prime Infrastructure 製品バージョンを確認します。

  • UI から、[ヘルプ(Help)] > [Prime Infrastructure について(About Prime Infrastructure)] を選択します。
  • UI から、ページの右上にある設定アイコンをクリックし、[Prime Infrastructure について(About Prime Infrastructure)] をクリックします。

  • CLI から、次のコマンドを実行して、インストール済み製品のソフトウェア バージョンを表示します。

    #show version

CLI を使用するには、Prime Infrastructure サーバーとの SSH セッションの確立を参照してください。

インストール済みのソフトウェア アップデートの表示

Web GUI にログインしていない場合は、ログイン ページから [インストール済みアップデートの表示(View Installed Updates)] をクリックすると、ソフトウェア アップデートを一覧表示するポップアップ ウィンドウを表示できます。

Web GUI にログインしている場合は、次の 2 つの方法でソフトウェア アップデートを表示できます。

  • [[Prime Infrastructureのバージョン情報(About Prime Infrastructure)] ページで、ページの右上にある設定アイコンをクリックし、[Prime Infrastructureのバージョン情報(About Prime Infrastructure)] をクリックしてから、[インストール済みアップデートの表示(View Installed Updates)] をクリックします。([インストール済みアップデートの表示(View Installed Updates)] リンクは、ログイン ページにもあります)。

  • [管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェアアップデート(Licenses and Software Updates)] > [ソフトウェアアップデート(Software Update)] を選択します(この方法を使用すると、最も詳細な情報が表示されます)。

[ソフトウェアアップデート(Software Update)] ページに 2 つのタブが表示されます。
  • インストール済みの更新プログラム(Installed Updates)Prime Infrastructure で現在使用されているアップデート。

  • アップロード済みアップデート ファイル(Uploaded Update Files):サーバーにアップロードされているアップデート ファイル(使用されていないファイルを含む)。[対応するアップデート(Corresponding Updates)] フィールドには、アップロード済みの前提条件のアップデートも一覧表示されます。

    アップデート ファイルがまだインストールされていない場合は、削除できます。ファイルを選択し、[削除(Delete)] ボタンをクリックします。

ソフトウェア アップデートに関する通知の有効化または無効化

デフォルトでは、Prime Infrastructure は [ソフトウェアアップデート(Software Updates)] ページに有効なすべてのアップデートに関する情報を表示します。このリストはかなり長くなる場合があるため、表示する内容と通知対象とするアップデートを調整することをお勧めします。また、すべての通知を無効にして、後で再び有効にすることもできます。

Procedure


Step 1

Prime Infrastructure が有効なアップレードに関する情報を取得できるよう、デフォルトの Cisco.com クレデンシャルを設定します。

  1. [管理(Administration)] > [設定(Settings)] > [システム設定(System Settings)] を選択し、[一般(General)] > [アカウント設定(Account Settings)] を選択します。

  2. [Cisco.com クレデンシャル(Cisco.com Credentials)] タブをクリックし、クレデンシャルを入力してから [保存(Save)] をクリックします。

Step 2

ソフトウェア アップデートの通知を設定します。

  1. [管理(Administration)] > [設定(Settings)] > [システム設定(System Settings)] の順に選択し、[一般(Genera)] > [ソフトウェア アップデート(Software Update)] を選択します。

  2. [通知設定(Notification Settings)] で、アップデートのカテゴリをオンまたはオフにします。すべての通知を無効にするには、カテゴリが 1 つもオンになっていない状態にします。カテゴリの説明については、次を参照してください。 ソフトウェア アップデートとは

  3. [Save] をクリックします。


イメージ(ISO と OVA)をインストールする前に検証する

ソフトウェアをインストールする前に、イメージが署名されていることを確認することにより、発行者の信頼性を検証する必要があります。これにより、イメージが Cisco Systems 製であり、改ざんされていないことが保証されます。

Prime Infrastructure ソフトウェアは、次の形式で提供されます。
  • ソフトウェア アップデート Web GUI 機能を使用してダウンロードしてインストール可能な .ubf ファイル

  • 主要な製品リリースと更新プログラムで提供される ISO または OVA イメージ

ソフトウェア アップデート機能を使用してダウンロードした UBF パッケージは手動で検証する必要がありません。これは、Prime Infrastructure がソフトウェア アップデート インストール プロセス中に自動的に .ubf ファイルを検証するためです。ファイルが署名されていない場合は、Prime Infrastructure がエラー メッセージを生成し、.ubf ファイルをインストールしません。この問題が発生した場合は、シスコの担当者にお問い合わせください。

ISO イメージと OVA イメージは手動で検証する必要があります。インストールする前に、次の手順を使用して検証します。

手順


ステップ 1

openssl がインストールされていない場合は、それをダウンロードしてインストールします(http://www.openssl.org を参照)。

ステップ 2

一時ディレクトリに次のファイルを配置します。

  • 検証する製品ファイル(*.iso または *.ova )。

  • 製品ファイルに同梱されている署名ファイル(*.signature )。

  • 証明書ファイル(*.pem )OVA イメージと ISO イメージの検証には同じ証明書が使用されます。

ステップ 3

一時ディレクトリに移動し、Linux CLI ルート ユーザーとして次のコマンドを実行しますLinux CLI ルート ユーザーとしてのログインおよびログアウトを参照)

openssl dgst -sha512 -verify cert-file -signature sig-file content-file

ここで、

  • cert-filePrime Infrastructure 証明書ファイル

  • sig-filePrime Infrastructure 署名ファイル

  • content-file は検証する Prime Infrastructure ISO ファイルまたは OVA イメージ

ステップ 4

結果が [検証 OK(Verified OK)] の場合:

  • ISO ファイルの場合は、インストールに進みます(この検証手順内の手順をこれ以上実行する必要はありません)。

  • OVA パッケージの場合は、次のステップに進みます。

ステップ 5

(OVA パッケージのみ)Cisco Systems が発行者であることを確認します。

  1. VMware vSphere クライアントで、[ファイル(File)] > [OVF テンプレートの展開(Deploy OVF Template)] を選択します。

  2. OVA ファイル(*.ova)を参照して、それを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。

  3. [OVFテンプレートの詳細(OVF Template Details)] ウィンドウの [パブリッシャ(Publisher)] フィールドに、緑色のチェック マーク付きで [Cisco Systems, Inc.] が表示されていることを確認します。次のステップに進みます。

(注)  

 

[ベンダー(Vendor)] フィールドを使用してイメージを検証しないでください。このフィールドは Cisco Systems を発行者として認証しません。

(注)  

 

[パブリッシャ(Publisher)] フィールドに「No certificate present 」と表示されている場合は、先に進まないでください。これは、イメージが署名されておらず、Cisco Systems 製ではない、または、改ざんされていることを示しています。

ステップ 6

証明書チェーンをチェックします。

  1. [OVFテンプレートの詳細(OVF Template Details)] ウィンドウの [パブリッシャ(Publisher)] フィールドで、[Cisco Systems, Inc.] ハイパーリンクをクリックします。

  2. [証明書(Certificate)] ウィンドウで、[認証パス(Certification Path)] タブをクリックします。

  3. [認証パス(Certification Path)] タブ(証明書チェーンが一覧表示されている)で、[認証パス(Certification Path)] 領域に [Cisco Systems, Inc.] が、[認証ステータス(Certification Status)] 領域に [この証明書は正常です(The certificate is OK)] が表示されていることを確認します。


Cisco.com からのソフトウェア アップデートのダウンロードとインストール

次の手順で、cisco.com からソフトウェア アップデートをダウンロードして Prime Infrastructure サーバーにインストールする方法を示します。

高可用性を使用している場合は、新しい HA サーバーへのパッチ適用方法を参照してください。

Before you begin

Cisco.com にアカウントがあることを確認します。

Procedure


Step 1

データをバックアップする。手動バックアップの実行を参照してください。

Step 2

ファイルをローカル マシンにダウンロードし、ローカル マシンから Prime Infrastructure サーバーにそれをアップロードします。

  1. cisco.com にログインし、Prime Infrastructure ソフトウェア ダウンロード サイトに移動します。

  2. ダウンロードする .ubf ファイルを見つけて、ローカル マシンにダウンロードします。

Step 3

クライアント マシンから Prime Infrastructure サーバーへのファイルのコピーの説明に従って、ローカル マシンから Prime Infrastructure サーバーにファイルをコピーします。

Step 4

管理者権限を持つユーザーとして Prime Infrastructure Web GUI にログインします。

Step 5

Prime Infrastructure サーバーにファイルをアップロードします。

  1. [管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ソフトウェア アップデート(Software Update)] を選択します。

  2. ページの上部にある [アップロード(Upload)] をクリックします。

  3. [参照(Browse)] をクリックし、ファイルまで移動して [OK] をクリックします。アップロードが成功すると、[ファイル(Files)] タブの下にソフトウェアが表示されます。

Step 6

ソフトウェア アップデートを選択して [インストール(Install)] をクリックし、確認ポップアップ ウィンドウで [はい(Yes)] をクリックします。

Note

 

.ubf ファイルが未署名の場合、または Cisco.com からダウンロードした後に変更された場合は、Prime Infrastructure がインストールを中止します。Cisco の担当者にお問い合わせください。

Prime Infrastructure が自動的に再起動し、Web GUI にしばらくアクセスできなくなります。(自動的に再起動しない場合は、Prime Infrastructure の停止と再起動の手順に従って再起動してください。)

Step 7

Web GUI にアクセス可能になったら、ログインして [ソフトウェアアップデート(Software Update)] ページでバージョンを確認します。

  1. [管理(Administration)] > [ライセンスおよびソフトウェア アップデート(Licenses and Software Updates)] > [ソフトウェア アップデート(Software Update)] を選択します。

  2. [更新(Updates)] タブで情報を確認します。


What to do next

Prime Infrastructure Web GUI を開く前にブラウザのキャッシュをクリアするよう、すべてのユーザーに指示してください。

クライアント マシンから Prime Infrastructure サーバーへのファイルのコピー

次の SCP コマンドを使用してクライアント マシンからファイルを取得し、Prime Infrastructure サーバーのデフォルト ローカル リポジトリ(/localdisk/defaultRepo)にコピーします。このコマンドは、Linux CLI ルート ユーザーとして実行する必要がありますLinux CLI ルート ユーザーとしてのログインおよびログアウト を参照)

scp clientUsername@clientIP:/fullpath-to-file /localdisk/defaultRepo
ここで、
  • clientUsername は、クライアント マシンのユーザー名です

  • clientIP は、ファイルが存在しているクライアント マシンの IP アドレスです

  • fullpath-to-file は、クライアント マシン上のファイルのフル パス名です

次に例を示します。

scp jsmith@123.456.789.101:/temp/myfile.tar.gz /localdisk/defaultRepo
始める前に

クライアント マシンで SCP が有効になっていること、および必要なポートが開いていることを確認します(『Cisco Prime Infrastructure Quick Start Guide』を参照)。