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Wireless Network Interfaces: Radio0-802.11a/b/g Settings

Cisco Aironet アクセス ポイント
 
ワイヤレス アプリケーションのオンライン ヘルプ (12.2(15)JA)

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ワイヤレス ネットワーク インターフェイス: Radio0-802.11a/b/g の設定
 

無線を有効にする

有効の場合、アクセス ポイントは 802.11a/b/g 無線インターフェイスを介してパケットを送信し、他のデバイスが 802.11a/b/g 無線インターフェイスを使用してパケットを送信するのを監視します。無線の管理状態を稼動から停止に切り替えるには [無効にする] を選択します。無線の管理状態を停止から稼動に切り替えるには [有効にする] を選択します。

現在の状態 (ソフトウェア/ハードウェア)

  • [ソフトウェア] - ユーザによってインターフェイスが有効にされたかまたは無効にされたかを示します。

  • [ハードウェア] - インターフェイスの回線プロトコルが稼動しているかまたは停止しているかを示します。

無線ネットワークでの役割

アクセス ポイントはアクセス ポイント ルートとして動作できます。その場合、アクセス ポイントはワイヤレス トラフィックをワイヤード LAN にブリッジします。

データ レート

データ レートの設定はデータ転送速度の選択に使用します。速度はメガビット/秒単位で表示されます。デバイスは常に選択された最高のレートでの送信を試みます。妨害や混信が発生すると、デバイスは転送可能な最高のレートまで落とします。

アクセス ポイントの範囲を最適化するには [最大範囲] ボタンを、スループットを最適化するには [最大スループット] ボタンをクリックします。

注: 802.11g アクセス ポイント無線を、最適なスループットが得られるように構成すると、802.11g のすべてのデータ レートが基本レート (必須) に設定されます。この設定では 802.11b クライアント デバイスからの関連付けがブロックされます。

レートごとに [必須]、[有効にする]、または [無効にする] を選択します。

  • [必須] - ユニキャストとマルチキャストの両方で、このレートでの転送がすべてのパケットで有効になります。1 つ以上のデータ レートが [必須] に設定されている必要があります。クライアントは、必須のレートを関連付ける前にサポートする必要があります。

  • [有効にする] - このデータ レートでの転送がユニキャストのパケットでのみ有効になります。

  • [無効にする] - このデータ レートでの送信ができなくなります。

注: クライアントは選択する基本レートに対応している必要があります。対応していないと、アクセス ポイントに関連付けることができません。

Transmit Power (dBm) (送信電力 (dBm))

この設定は無線送信の電力レベルを決定します。デフォルトの電力設定は、該当する規制地域で許可されている最高の送信電力になっています。

注: 無線装置に使用できる最大電力レベルは法律で決められています。この設定は、デバイスを使用する国で定められている規格に従う必要があります。

アクセス ポイントの範囲を制限して混信を低減するか、または低い電力設定を使用して電力を節約してください。

802.11g 無線では、送信電力に CCK 送信電力と OFDM 送信電力の区別があります。CCK は 802.11g で低い周波数レートに使用される変調で、OFDM は 802.11g で高いデータ レート (20 Mbps 以上) に使用される変調です。

注: 100 mW は 12 Mbps を超えるレートには使用できません。

クライアントの電力を制限 (mW)

アクセス ポイントに関連付けるクライアント デバイスで使用できる最大電力レベルを決めます。クライアント デバイスがアクセス ポイントに関連付けると、アクセス ポイントは最大電力レベルの設定値をクライアントに送信します。設定値はすべて mW 単位です。

注: 100 mW は 12 Mbps を超えるレートには使用できません。

デフォルトの無線チャネル

使用可能な無線チャネルは規制地域によって決められています。デフォルトの設定では最も混雑の少ない周波数が使用されます。この設定では、デバイスが無線チャネルをスキャンして、最も混雑の少ないチャネルを探して選択します。デバイスは電源を入れたときと無線の設定が変更されたときにスキャンを行います。また、[デフォルトの無線チャネル] ドロップダウン メニューからチャネルの設定を選択することもできます。

最も混雑の少ないチャネルの検索

この選択リストは [デフォルトの無線チャネル] が [最も混雑の少ない周波数] に設定されているときにのみ使用できます。最も混雑の少ないチャネルを検索するとき、問題のあることがわかっているチャネルや他のアプリケーションが使用しているチャネルを除外できます。デフォルトでは、すべてのチャネルが選択され検索されます。複数のチャネルを選択するには、Ctrl または Shift キーを押して複数のチャネルを強調表示します。

ワールド モード マルチドメイン オペレーション (802.11b および 802.11g のみ)

[有効にする] を選択すると、デバイスはチャネル キャリア セットの情報をそのビーコンに追加します。ワールドモードが有効になっているクライアント デバイスは、そのキャリア セット情報を受信して自分の設定値を自動的に調整します。[Dot11d] オプションを選択した場合は、ISO 国番号を入力する必要があります。[レガシ] オプションを選択すると、従来の Cisco ワールド モードが有効になります。

ワールド モードが有効になっていると、アクセス ポイントは使用可能な周波数や送信機の電力などのローカル設定を通知します。これに対応可能なクライアントは、通知したワールド設定値を検出して採用した後、最良のアクセス ポイントを検出するためにスキャンします。

国番号 ([dot11d] オプションにのみ必要)

上記の [ワールド モード] で [dot11d] オプションを選択した場合にのみ国番号が必要になります。2 文字の国番号を入力します。たとえば、米国の ISO 国番号は US です。ISO 国番号のリストについては ISO の Web サイトを参照してください。国番号の後に indoor、outdoor、または both を入力してアクセス ポイントの設置場所を指定する必要があります。

無線プリアンブル (802.11b および 802.11g のみ)

無線プリアンブルはデータの一部でパケットの先頭にあります。そこにはパケットの送受信時にアクセス ポイントとクライアント デバイスが必要とする情報が含まれています。長いプリアンブルでテストを行う場合を除いて、この設定は [短] にしておきます。無線プリアンブルを短いプリアンブルに設定しており、それに関連付けしているクライアントが、短いプリアンブルの関連付けに対応していない場合は、そのクライアントに対して長いプリアンブルのパケットのみが送信されます。

  • [短] - 短いプリアンブルを使用するとスループットのパフォーマンスが向上します。Cisco Aironet 無線 LAN アダプタは短いプリアンブルに対応しています。アクセス ポイントとクライアント間で短いプリアンブルの使用についてネゴシエートします。Cisco Aironet 無線 LAN アダプタの初期のモデルには長いプリアンブルが必要です。

  • [長] - 長いプリアンブルを使用すると、アクセス ポイントと Cisco Aironet 無線 LAN アダプタのすべての初期モデル間の互換性が保証されます。

[受信アンテナ] と [送信アンテナ]

  • [多様性] - このデフォルト設定値は最適な信号を受信するアンテナが使用されるようにデバイスを設定します。デバイスに 2 つの固定 (取り外しできない) アンテナがある場合は、受信と送信の両方にこの設定を使用します。

  • [左] - デバイスに取り外し可能なアンテナがあり、高ゲイン アンテナが左のコネクタに取り付けられている場合は、受信と送信の両方にこの設定を使用します。背面パネルに向かって左にあるのが左側のアンテナになります。

  • [右] - デバイスに取り外し可能なアンテナがあり、高ゲイン アンテナが右のコネクタに取り付けられている場合は、受信と送信の両方にこの設定を使用します。背面パネルに向かって右にあるのが右側のアンテナになります。

注: デバイスが送受信に使用するアンテナは常に 1 つです。したがって、高ゲイン アンテナを左右のコネクタに取り付けて一方を北向きに他方を南向きにしても範囲を広げることはできません。デバイスで北向きのアンテナが使用されている場合、アクセス ポイントでは南側のクライアント デバイスが無視されます。

Aironet 拡張機能

Cisco Aironet 802.11 拡張機能を使用するには [有効にする] を選択します。負荷分散、MIC、TKIP などを使用するには、この設定を [有効にする] に設定する必要があります。

イーサネット カプセル化の変換

イーサネット カプセル化の種類を設定するには [802.1h] または [RFC1042] を選択します。802.2 パケットではないデータ パケットは、802.1h または RFC1042 を使用して 802.2 の形式に変換する必要があります。Cisco Aironet 機器では相互運用性を最適化するために、RFC1042 をデフォルトに設定してあります。

  • [802.1h] - Cisco Aironet ワイヤレス製品のパフォーマンスを最適化します。

  • [RFC1042] - Cisco Aironet 以外のワイヤレス機器との相互運用性を保証するにはこの設定を使用します。RFC1042 には 802.1h ほどの高度な相互運用性はありませんが、他社のワイヤレス機器で使用されています。

信頼できる WGB へのマルチキャスト

通常、アクセス ポイントは WGB (ワークグループ ブリッジ) をインフラストラクチャ デバイスとして扱い、クライアントとしては扱いません。アクセス ポイントは、すべてのマルチキャスト パケットの配信を保証するために、信頼性の高いマルチキャスト プロトコルを使用します。信頼性の高い配信によって生じる余分なトラフィックによって、関連付け可能なワークグループ ブリッジの数が制限されます。[無効にする] を選択すると、ワークグループ ブリッジは非インフラストラクチャ デバイスとして扱われ、最大数のワークグループ ブリッジを関連付けできるようになります。

パブリック セキュア パケット転送

[パブリック セキュア パケット転送] (PSPF) は、アクセス ポイントに関連付けられているクライアント デバイスが不注意に、同じアクセス ポイントに関連付けられている他のクライアント デバイスとファイルを共有したり通信したりすることを防止します。これは、クライアント デバイスに、LAN の他の機能がないインターネット アクセスを提供します。

保護されているポート間では、ユニキャスト、ブロードキャスト、またはマルチキャスト トラフィックはやり取りされません。[有効にする] を選択すると、保護されているポートをセキュア モードの構成に使用できます。

PSPF は VLAN ごとに設定されている必要があります。

注: ワイヤレス LAN 上の異なったアクセス ポイントに関連付けされているクライアント間での通信を防止するには、アクセス ポイントが接続されているスイッチ上の保護されているポートをセットアップする必要があります。

ビーコン間隔

キロマイクロ秒単位のビーコン間の間隔。1 Kμ秒は 1,024 マイクロ秒です。

データ ビーコン レート (DTIM)

この設定は常に [ビーコン間隔] の倍数で表され、ビーコンが DTIM (Delivery Traffic Indication Message) を格納する間隔を指定します。トラフィック通知メッセージはすべてのビーコンに含まれています。DTIM は電源節約モードのクライアント デバイスにパケットが待機していることを通知します。電源節約モードのクライアントがアクティブの場合、アクセス ポイントはマルチキャスト トラフィックをバッファに格納し、DTIM ビーコンの直後に配信します。DTIM ビーコンは常に電源節約ノードをアクティブにします。DTIM ビーコンの間隔が長くなるほど、アクセス ポイントのバッファ格納が行われる回数が増加し、マルチキャストの遅延時間が長くなります。

ビーコン間隔がデフォルトの 100 に設定されていて、[データ ビーコン レート] がデフォルトの 2 に設定されている場合、DTIM を格納するビーコンが 200 Kμ秒ごとに送信されます。1 Kμ秒は 1,024 マイクロ秒です。

最大データ再試行数

デバイスがパケットの送信を中止し、パケットを破棄して、クライアントの関連付けを解除するまでに送信を試行する回数。

RTS 最大再試行数

無線によるパケットの送信の試行を停止するまでに、デバイスが RTS を発行する回数の最大値。1 ~ 128 の値を入力します。

フラグメンテーションのしきい値

パケットがフラグメント化される (1 つのブロックではなく複数に分割して送信する) サイズを指定します。通信の感度が悪い場所や混信が激しい場所ではこの値を低く設定します。

RTS のしきい値

デバイスは、ここで指定されたサイズを超えるパケットに対して、その送信前に RTS (送信要求) を発行します。この値を低く設定すると、アクセス ポイントに多くのクライアント デバイスが関連付けられている場合や、クライアント間の距離が遠くて、互いを検出できないがアクセス ポイントだけは検出できる場合に役立ちます。

関連トピック: サービス: VLAN