ソフトウェアベースのエンドポイントの設定
この章のタスクを完了すると、CTI ポート、H、323 クライアント、Cisco IP Communicator などのソフトウェアベースのエンドポイントを設定することができます。
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この章のタスクを完了すると、CTI ポート、H、323 クライアント、Cisco IP Communicator などのソフトウェアベースのエンドポイントを設定することができます。
ステップ 1 |
Cisco Unified CM Administration から、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから [CTI ポート(CTI Port)] を選択して、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、「関連項目」の項を参照してください。 |
ステップ 5 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
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[デバイス名(Device Name)] |
所有者ユーザー ID に基づいて自動的に入力される CTI ポートの名前を指定します。 デバイス名の形式は、デフォルトで CTIRD<OwnerUserID> です。 このフィールドは編集できます。デバイス名には最大 15 文字を含めることができます。使用できる文字は、英字、数字、ダッシュ(-)、ピリオド、スペース、およびアンダースコアです。 |
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[説明(Description)] |
CTI ポートの説明文を入力します。 このフィールドには、128 文字までの値を入力できます。二重引用符(")、山カッコ(<>)、バックスラッシュ(\)、アンパサンド(&)、パーセント記号(%)を除くすべての文字を使用できます。 |
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[デバイスプール(Device Pool)] |
CTI ポートを割り当てるデバイス プールを選択します。デバイス プールでは、複数のデバイスに共通の特性(リージョン、日時グループ、ソフトキー テンプレートなど)のセットを定義します。 デバイス プール構成の設定を確認するには、[詳細の表示(View Details)] リンクをクリックします。 |
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[共通デバイス設定(Common Device Configuration)] |
CTI ポートを割り当てる共通デバイス設定を選択します。 [共通デバイス設定(Common Device Configuration)] の設定を表示するには、[詳細の表示(View Details)] リンクをクリックします。 |
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[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] |
ドロップダウン リスト ボックスで、使用可能な共通の電話プロファイルのリストから共通の電話プロファイルを選択します。 [共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] の設定を表示するには、[詳細の表示(View Details)] リンクをクリックします。 |
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[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] |
ドロップダウン リストを使用から、コーリング サーチ スペースを選択するか、コーリング サーチ スペースをデフォルトの [なし(None)] のままにします。 |
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[AARコーリングサーチスペース(AAR Calling Search Space)] |
ドロップダウン リストから、自動代替ルーティング(AAR)を実行したときに使用するデバイスの適切なコーリング サーチ スペースを選択するか、コーリング サーチ スペースをデフォルトの [なし(None)] のままにします。 |
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[メディアリソースグループリスト(Media Resource Group List)] |
適切なメディア リソース グループ リストを選択します。メディア リソース グループ リストは、優先順位順に並べられたメディア リソース グループから構成されます。 [<なし>(<None>)] を選択すると、Cisco Unified CM はデバイス プールで定義されたメディア リソース グループ リストを使用します。 |
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[ユーザー保留 MOH 音源(User Hold MOH Audio Source)] |
ドロップダウン リストから、ユーザーが保留操作を開始する場合に保留音(MOH)として使用するオーディオ ソースを選択します。 |
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[ネットワーク保留MOH音源(Network Hold MOH Audio Source)] |
ドロップダウン リストから、ネットワークが保留操作を開始したときの MOH に使用するオーディオ ソースを選択します。 |
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[ロケーション(Location)] |
ドロップダウン リストから、デバイス プール内の電話およびゲートウェイと関連付けられている場所を選択します。 |
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[AARグループ(AAR Group)] |
このデバイスの自動代替ルーティング(AAR)グループを選択します。AAR グループはプレフィックス番号を設定します。この番号は、帯域幅不足のためにブロックされるコールをルーティングする際に使用されます。AAR グループが指定されていない場合、Cisco Unified CM はデバイス プールまたは回線に関連付けられている AAA グループを使用します。 | ||
[ユーザーロケール(User Locale)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、CTI ポートに関連付けるユーザー ロケールを選択します。そのユーザー ロケールは、言語とフォントを含んだ、ユーザーをサポートする一連の詳細情報を識別します。 ユーザー ロケールが指定されなかった場合、Cisco Unified CM はデバイス プールに関連付けられたユーザー ロケールを使用します。 |
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[ネットワークロケール(Network Locale)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、CTI ポートに関連付けるネットワーク ロケールを選択します。ネットワーク ロケールには、特定の地理的領域の電話が使用するトーンと音の周期の定義が含まれます。 ネットワーク ロケールが指定されなかった場合、Cisco Unified CM はデバイス プールに関連付けられたユーザー ロケールを使用します。 |
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[プライバシー(Privacy)] |
プライバシーについては、[プライバシー(Privacy)] ドロップダウン リスト ボックスで [オン(On)] を選択します。 |
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[オーナー(Owner)] |
オーナー タイプには、[ユーザー(User)] または [匿名(Anonymous)](パブリック/共有スペース)を選択します。 | ||
[オーナーのユーザーID(Owner User ID)] |
ドロップダウン リストから、割り当てられた CTI ポート ユーザーのユーザー ID を選択します。ユーザー ID は、このデバイスから発信されるすべてのコールの呼詳細レコード(CDR)に記録されます。デバイスにユーザー ID を割り当てると、[ライセンスの使用状況レポート(License Usage Report)] でデバイスが [未割り当てデバイス(Unassigned Devices)] から [ユーザー(Users)] に移動します。 |
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[複数ライン同時通話(Join Across Lines)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、このデバイスの [回線をまたいで参加(Join Across Lines)] 機能を有効または無効にするか、あるいは [デフォルト(Default)] を選択してサービス パラメータ設定を使用します。 |
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[トラステッドリレーポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] |
次の値のいずれかを選択します。
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常にプライム回線を使用する(Always Use Prime Line) |
ドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかのオプションを選択します。
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ボイスメッセージには常にプライム回線を使用する(Always Use Prime Line for Voice Message) |
ドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかのオプションを選択します。
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[地理位置情報(GeoLocation)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、地理位置情報を選択します。 [未指定の地理位置情報(Unspecified geolocation)] を選択すると、このデバイスを地理位置情報に関連付けないように指定できます。 さらに、 メニュー オプションで設定した地理位置情報も選択できます。 |
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[プレゼンテーションインジケータを無視(内線コールのみ)(Ignore Presentation Indicators (internal calls only))] |
コール単位でコール表示制限を設定する場合に、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、Cisco Unified Communications Manager は内線コールに対して受信したすべての表示制限を無視します。 この設定と、トランスレーション パターン レベルでの発信者回線 ID の表示および接続回線 ID の表示の設定を組み合わせて使用します。これらの設定を組み合わせて使用すれば、コールごとに発信側または接続先の回線表示情報を選択的に表示またはブロックするようにコール表示制限を設定できます。 |
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[ハントグループにログイン(Logged into Hunt Group)] |
CTI ポートをハント リストに追加したら、管理者はこのチェックボックスをオン(またはオフ)にすることによって、ユーザーをログインまたはログアウトさせることができます。 ユーザーは電話のソフトキーを使用して、電話をハント リストにログインまたはログアウトします。 |
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[リモートデバイス(Remote Device)] |
このチェックボックスをオンにすると、デバイスの登録時にバッファを割り当て、SCCP メッセージを電話機にバンドルします。
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フィールド |
説明 |
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[発信側トランスフォーメーションCSS(Calling Party Transformation CSS)] |
この設定により、デバイスの発信者番号をローカライズできます。選択した発信側トランスフォーメーション CSS に、このデバイスに割り当てる発信側トランスフォーメーション パターンが含まれていることを確認してください。 |
[デバイスプールの発信側トランスフォーメーションCSSを使用(Use Device Pool Calling Party Transformation CSS)] |
このデバイスに割り当てられているデバイス プールに設定されている発信側トランスフォーメーション CSS を使用する場合は、このボックスをオンにします。このチェックボックスを選択しない場合、デバイスは [トランク設定(Trunk Configuration)] ウィンドウで設定した発信側変換 CSS を使用します。 |
フィールド |
説明 |
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[発信側トランスフォーメーションCSS(Calling Party Transformation CSS)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、このデバイスで受信したコールのリモート着信者番号に適用する、発信側変換パターンを含むコーリング サーチ スペース(CSS)を選択します。 |
[デバイスプールの発信側トランスフォーメーションCSSを使用(Use Device Pool Calling Party Transformation CSS)] |
リモート通話とリモート接続番号の変換に、このデバイスが属するデバイス プールで設定されている発信側トランスフォーメーション CSS を適用するには、このチェックボックスをオンにします。 |
フィールド |
説明 |
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[BLFプレゼンスグループ(BLF Presence Group)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、エンド ユーザーのビジー ランプ フィールド(BLF)プレゼンス グループを選択します。選択したグループは、エンド ユーザーがモニター可能な接続先を指定します。 BLF プレゼンス グループのデフォルト値は [標準のプレゼンスグループ(Standard Presence group)] であり、インストール時に設定されます。Cisco Unified 管理ページで設定される BLF プレゼンス グループは、ドロップダウン リスト ボックスにも表示されます。 |
[デバイスのセキュリティプロファイル(Device Security Profile)] |
デバイスに適用するセキュリティ プロファイルを選択します。 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで設定されるすべてのデバイスにセキュリティ プロファイルを適用する必要があります。 |
[SUBSCRIBEコーリングサーチスペース(AAR Calling Search Space)] |
プレゼンス機能によってサポートされる SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースは、Cisco Unified Communications Manager がエンド ユーザーから発信されたプレゼンス要求をルーティングする方法を決定します。この設定では、エンド ユーザーのプレゼンス(SUBSCRIBE)要求のコール処理サーチ スペースと別にコーリング サーチ スペースを適用できます。 ドロップダウン リストから、エンド ユーザーのプレゼンス要求に使用する SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースを選択します。Cisco Unified Communications Manager Administration で設定するすべてのコーリング サーチ スペースが、[SUBSCRIBE コーリングサーチスペース(SUBSCRIBE Calling Search Space)] ドロップダウン リストに表示されます。 ドロップダウン リストから、エンド ユーザーに別のコーリング サーチ スペースを選択しない場合、SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースのデフォルトは [なし(None)] に設定されます。 この目的専用の SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースを設定するには、他のコーリング サーチ スペースと同様に新しいコーリング サーチ スペースを設定します。 |
[不在ポート(Unattended Port)] |
このデバイスの不在ポートを指示する場合に、このチェックボックスをオンにします。 |
フィールド |
説明 |
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[MLPPドメイン(MLPP Domain)] |
ドロップダウン リストから、このデバイスに関連付ける Multilevel Precedence and Preemption (MLPP)ドメインを選択します。このフィールドが空欄にすると、デバイスの MLPP ドメインはデバイス プールに対して設定された値から継承されます。デバイス プールに [MLPP ドメイン(MLPP Domain)] の設定がない場合、このデバイスの MLPP ドメインは [MLPPドメイン ID(MLPP Domain Identifier)] エンタープライズ パラメータの設定値から継承されます。 MLPP ドメインのデフォルト値では [なし(None)] が指定されています。 |
[機密アクセス モード(Confidential Access Mode)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、機密アクセス レベル モードとして次のいずれかのオプションを選択します。
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[機密アクセスレベル(Confidential Access Level)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、適切な [機密アクセス レベル(Confidential Access Level)] 値を選択します。 |
フィールド |
説明 |
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[サイレント(Do Not Disturb)] |
リモート デバイスのサイレント機能を有効にするには、このチェックボックスをオンにします。 |
[DNDオプション(DND Option)] |
DND を有効にした場合、[コール拒否(Call Reject)] オプションは、着信コール情報をユーザーに提示しないように指定します。[DND着信コール警告(DND Incoming Call Alert)] パラメータの設定に応じて、デバイスはビープを再生するか、コールの点滅通知を表示します。 |
[DND着信コール警告(DND Incoming Call Alert)] |
DND の [呼出音オフ(Ringer Off)] オプションまたは [コール拒否(Call Reject)] オプションを有効にした場合、このパラメータはデバイスでコールを表示する方法を指定します。 ドロップダウン リストから、次のオプションのいずれかを選択します。
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ステップ 1 |
Cisco Unified CM Administration から、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウンリストから [H.323 Client] を選択して、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、「関連項目」の項を参照してください。 |
ステップ 5 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
Cisco IP Communicator は、ソフトウェア ベースのアプリケーションです。ユーザがパーソナル コンピュータを電話機として使用し、電話のコールが受信できるようにします。フル装備の Cisco Unified IP Phone と同じ機能を利用できます。Cisco IP Communicator は、Cisco Unified Communication Manager のコール処理システムを利用して、テレフォニー機能と Voice-over-IP 機能を提供します。Cisco Unified CM Administration の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、電話デバイスとして Cisco IP Communicator を設定します。
ステップ 1 |
Cisco Unified CM Administration から、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから、[Cisco IP Communicator] を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
[デバイス プロトコルの選択(Select the Device Protocol)] ドロップダウン リストから、[SCCP] または [SIP] を選択して、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 5 |
[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで次の必須フィールドを設定します。
残りのフィールドにデフォルト設定を使用できます。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 6 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 7 |
[関連付け(Association)] エリアで、[回線 [1] - 新規 DN を追加(Line [1] - Add a new DN)] をクリックします。 |
ステップ 8 |
[ディレクトリ番号(Directory Number)] フィールドに、電話に関連付ける電話番号を入力します。 |
ステップ 9 |
[保存(Save)] をクリックします。 |