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Cisco Unity Connection Administration インターフェイスでは、ユーザ テンプレートまたは特定のユーザ アカウントに関連付けるパスワードや転送ルールなど、さまざまな設定を指定できます。ユーザ アカウントについては、ユーザの章を参照してください。ユーザ テンプレートについては、ユーザ テンプレートの項を参照してください。
[ユーザ テンプレートの基本設定の編集(Edit User Template Basics)] ページでは、特定のユーザ テンプレートに関連付けるエイリアスや名などの設定を指定できます。
[ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)] ページでは、特定のユーザ アカウントに関連付けるエイリアスや名などの設定を指定できます。
ユーザのエイリアスを変更する際は、次の点を考慮してください。
注意 | Active Directory 以外の LDAP ディレクトリを使用している場合、[エイリアス(Alias)] フィールドにマッピングされている [LDAP] フィールドの値を変更すると、そのユーザは LDAP に統合されないユーザに変換されます。 |
次の設定では、[エイリアス(Alias)](Cisco Unified Communications Manager Administration では [ユーザ ID(User ID)])や [名(First Name)] などのフィールドを編集できません。
(注) | LDAP ディレクトリに照らして Unity Connection Web アプリケーション ユーザ名とパスワードを認証するよう Unity Connection が設定されている場合、Unity Connection Web アプリケーションのパスワードは変更できません。 |
メールボックス ストア間でのメールボックスの移動の詳細については、LDAPの章を参照してください。
デフォルトの電話 PIN と Web アプリケーション パスワードが、作成したユーザ アカウントに適用されます。個々のユーザの Web アプリケーション パスワードとボイスメール PIN によって、次の要素が決まります。
不正アクセスや不正通話から Unity Connection を保護するには、すべてのユーザに一意の電話機 PIN を割り当てる必要があります。さらに、各 PIN を 6 文字以上で容易に推測できないものにする必要があります。
(注) | Unity Connection エンド ユーザ アカウント(メールボックスのあるユーザ)を作成した後に、それらのアカウントに固有の PIN を割り当てるには、PIN の固有文字列が格納された CSV ファイルとともに Bulk Password Edit ツールを使用し、PIN を一括適用します。Bulk Password Edit ツールは、Windows ベースのツールです。http://www.ciscounitytools.com/Applications/CxN/BulkPasswordEdit/BulkPasswordEdit.html でツールをダウンロードし、ヘルプを参照してください。 |
Unity Connection の PIN 同期機能を使用すると、管理者は、Cisco Unity Connection ボイスメール、Extension Mobility、開催中の会議、およびモバイル コネクトにユーザがアクセスするための共通 PIN を Unity Connection で保持するように設定できます。この機能を使用すると、ユーザが Unity Connection のボイスメール PIN を更新した場合、その PIN は Cisco Unified CM 上の対応するユーザ アカウントと自動的に同期され、その逆の場合も同様です。PIN 同期は、Cisco Unified CM 11.5(1) 以降でのみサポートされています。
この機能を有効にするには、Cisco Unity Connection Administration の [AXL サーバの編集(Edit AXL Servers)] ページで [プライマリ AXL サーバでエンド ユーザ PIN 同期を有効にする(Enable End User PIN Synchronization for Primary AXL Server)] チェックボックスをオンにします。
フィールドの情報については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照してください。
PIN 同期機能を使用する前に、次の点を確認してください。
エラー状態となる可能性を軽減するには、Cisco Unity Connection 上の認証規則を Cisco Unified CM 上のクレデンシャル ポリシーと同じにする必要があります。
認証規則について詳しくは、『Security Guide for Cisco Unity Connection Release 12.x』の「Passwords, PINs, and Authentication Rule Management」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/security/b_12xcucsecx.html から入手できます。
(注) | PIN が正常に同期されるように、Cisco Unified CM のパブリッシャ サーバが稼働中であることを確認してください。 |
Unity Connection で PIN 同期機能を設定するには、次の手順に従います。
Cisco Unity Connection Administration で [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] > [電話システム(Phone System)] に移動し、ユーザに関連付けられている電話システムを選択します。[電話システムの基本設定(Phone System Basics)] ページで、[編集(Edit)] > [Cisco Unified Communications Manager AXL サーバ(Cisco Unified Communications Manager AXL Servers)] に移動します。[AXL サーバの編集(Edit AXL Servers)] ページで、有効なユーザ名とパスワードを使用してプライマリ AXL サーバを設定します。この機能はセカンダリ AXL サーバには適用されません。
AXL サーバの設定方法について詳しくは、「テレフォニー統合」の章の「Unity Connection での AXL サーバの設定」を参照してください。
Cisco Unified OS Administration にログインし、[セキュリティ(Security)] > [証明書の管理(Certificate Management)] に移動します。[証明書の検索/一覧表示(Find and List Certificates)] ページで、[証明書/証明書チェーンのアップロード(Upload Certificate/Certificate chain)] を選択します。[証明書/証明書チェーンのアップロード(Upload Certificate/Certificate chain)] ページで、Cisco Unified CM 用の有効な証明書を Cisco Unity Connection の tomcat-trust にアップロードします。
AXL サーバの証明書検証エラーを無視するには、[AXL サーバの編集(Edit AXL Server)] ページで [証明書エラーを無視する(Ignore Certificate Errors)] チェックボックスをオンにします。
証明書の詳細については、『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 12.x』の「Security」の章を参照してください。このドキュメントは、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/os_administration/b_12xcucosagx.html にあります。
Cisco Unified CM で PIN 同期機能を設定するには、次の手順に従います。
PIN 同期を有効にするには、まず、Cisco Unified OS Administration ページから Cisco Unity Connection の有効な証明書を Cisco Unified Communications Manager の tomcat-trust にアップロードする必要があります。
Cisco Unified CM 内でアプリケーション ユーザを作成するために、[ユーザの管理(Manage Users)] > [アプリケーション ユーザ(Application User)] に移動し、[新規追加(Add New)] を選択します。[アプリケーション ユーザの設定(Application User Configuration)] ページで、必須フィールドに値を入力し、[保存(Save)] を選択します。
(注) | [アプリケーション ユーザの設定(Application User Configuration)] ページで入力するユーザ ID とパスワードは、Cisco Unity Connection システム管理者のユーザ名とパスワードと一致する必要があります。 |
Cisco Unified CM で、[システム(System)] > [アプリケーション サーバ(Application Servers)] に移動し、Cisco Unity Connection 用に設定したアプリケーション サーバを選択します。[アプリケーション サーバの設定(Application Server Configuration)] ページの [使用可能なアプリケーション ユーザ(Available Application User)] フィールドで、Cisco Unity Connection 管理者クレデンシャルを使用して作成したアプリケーション ユーザを選択し、[選択されたアプリケーション ユーザ(Selected Application User)] に移動します。
[アプリケーション サーバの検索/一覧表示(Find and List Application Servers)] ページで Cisco Unity Connection サーバが有効になっていない場合、Cisco Unity Connection 用の新しいアプリケーション サーバを作成する必要があります。新しいアプリケーション サーバを追加する方法について詳しくは、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』の「Integrate Applications, Configure Application Servers」の章を参照してください。このガイドは http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.html から入手できます。
Cisco Unified CM で PIN 同期を有効にする方法について詳しくは、『Release Notes for Cisco Unified Communications Manager and IM & Presence Service, Release 11.5(1)』の「New and Changed Features」の章にある「PIN Synchronization」を参照してください。このリリース ノートは http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/rel_notes/11_5_1/cucm_b_release-notes-cucm-imp-1151.html から入手できます。
ボイスメール用または管理者ユーザ用のユーザ テンプレートを準備する際には、次の点を考慮してください。
ボイス メールボックス アカウントがあるユーザ
ボイスメール ユーザの Web アプリケーション パスワードとボイスメール PIN は、インストール時にデフォルトのボイスメール ユーザ テンプレートによって設定されるか、アカウントの作成時に選択したユーザ テンプレートの [パスワードの変更(Change Password)] ページのパスワードに設定されます。
PIN とパスワードをユーザと共有して、ユーザが Unity Connection カンバセーションまたは Cisco Personal Communications Assistant(Cisco PCA)にサインインできるようにする必要があります。システムのセキュリティを強化するには、ユーザができるだけ早く PIN とパスワードの両方を変更すること、および PIN とパスワードの複雑さのルールを適用することが必要です。
ボイス メールボックス アカウントがないユーザ
デフォルト Web アプリケーション パスワードが、作成した各管理アカウントに適用されます。管理者ユーザがデフォルトの管理者ユーザ テンプレートに関連付けられている場合、Web アプリケーション パスワードはランダムに生成された文字列です。
したがって、デフォルト管理者ユーザ テンプレートに基づいて新しい管理アカウントを作成する場合は、ユーザ テンプレート用の新しいデフォルト パスワードを入力してランダム生成文字列を置き換えるか、新しく作成する管理者アカウントごとにパスワードを変更する必要があります。システムのセキュリティを強化するには、管理者ができるだけ早くパスワードを変更すること、およびパスワードの複雑さのルールを適用することが必要です。
ユーザ用の Web アプリケーション パスワードとボイスメール PIN 設定を、そのユーザまたは関連するユーザ テンプレートの [編集(Edit)] > [パスワード設定(Password Settings)] ページで変更できます。
(注) | Cisco Business Edition の場合、ユーザのボイス メール PIN と Web アプリケーション パスワードを Cisco Unified CM Administration のユーザ管理ページから変更できます。 |
(注) | Unity Connection が LDAP ディレクトリに統合されている場合は、Web アプリケーション パスワードとパスワード設定(パスワード複雑度設定やパスワードの有効期限が切れているかどうかなど)が LDAP サーバによって制御されます。 |
また、ユーザは Messaging Assistant を使用してパスワードと PIN を変更することもできます。
ユーザの Web アプリケーション パスワードとボイスメール PIN の設定を、Cisco Unity Connection Administration で変更および指定することができます。
(注) | Cisco Unity Connection Administration では、Cisco PCA パスワードは Web アプリケーション パスワードと呼ばれます。 |
各ユーザに、次のプロパティを設定した固有のパスワードを割り当てる必要があります。
昇順または降順の、すべて連続する文字(abcdef、fedcba など)が使用されていない。
ユーザの Cisco PCA パスワードを保護する際には、次の点を考慮してください。
IMAP クライアントを使用してボイス メッセージにアクセスできるユーザは、IMAP クライアントでパスワードを更新する際に Cisco PCA パスワードを変更する必要があります。IMAP クライアントと Cisco PCA の間ではパスワードが同期されません。Cisco PCA パスワードを更新した後に、ユーザが IMAP クライアントでボイス メッセージを受信できなくなった場合は、『User Workstation Setup Guide for Cisco Unity Connection,』(リリース 12.x)の「Configuring an Email Account to Access Cisco Unity Connection Voice Messages」の章にある「Troubleshooting IMAP Client Sign-In Problems in Cisco Unity Connection」を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/user_setup/guide/b_12xcucuwsx.html から入手できます。
ユーザまたはユーザに関連付けられているユーザ テンプレートの [役割の編集(Edit Roles)] ページから、さまざまなロール(システム ロールとカスタム ロール)をユーザに割り当てることができます。システム ロールは Unity Connection に用意されている定義済みのロールです。一方、カスタム ロールは管理者が要件に応じて作成します。さまざまなロールと権限について詳しくは、「ユーザ属性」の章のロールを参照してください。
(注) | ユーザ アカウントの設定を指定する際に、[役割の編集(Edit Roles)] ページから、特定のユーザに複数のロールを割り当てることができます。ユーザ アカウントに割り当てるロールによって、そのユーザ アカウントの権限と、管理者が実行できるタスクが定義されます。 |
Unity Connection では、新しいボイス メッセージの到着時に、ユーザあたり最大 10 個の内線番号に関してメッセージ受信インジケータ(MWI)を設定できます。ユーザ アカウントが追加されると、Unity Connection によって自動的にそのユーザのプライマリ内線番号での MWI が有効になります。
Cisco Unity Connection Administration では、ユーザごとの [メッセージ受信インジケータ(Message Waiting Indicators)] ページで、MWI 設定を変更したり、MWI 内線番号を追加または削除したりすることができます。
また、Cisco Unified CM での SCCP 統合または Cisco Unified CM 7.1 以降での SIP トランク統合では、サポート対象の Cisco IP Phone に Unity Connection からメッセージ カウントを送信することもできます。
(注) | ユーザ テンプレートに関する MWI 設定を指定することはできません。 |
転送ルールは、自動受付からユーザの電話機に転送されたコールを Unity Connection がどのように処理するかを指定します。着信転送設定に従い、Unity Connection はコールを電話システムにコールをリリースすることも、転送を管理することもできます。
Unity Connection で転送を管理するように設定されている場合、間接コール用に通話保留および通話の発信者名確認による追加のコール コントロールを提供できます。
通話保留キューにおける、キュー内の最初の発信者の待機時間のデフォルトは 25 秒です。待機時間を過ぎても発信者が保留されたままの場合、Unity Connection は発信者に対して、引き続き待機するか、メッセージを残すか、または他の内線番号に発信するかを尋ねます。発信者が 1 を押して保留を継続した場合、または、2 を押してメッセージを残した場合は、ガイダンスに戻ります。通話保留が選択されなければ、有効になっているユーザ グリーティングに発信者が転送されます。
着信が受け入れられた場合は、ユーザ電話機に転送されます。着信が拒否された場合、Unity Connection は該当するユーザ グリーティングを再生します。
(注) | 外部発信者または別のユーザがユーザ内線番号を直接ダイヤルした場合は、転送、発信者名確認、および保留設定は適用されません。 |
1 日の複数の時刻または指定された時間帯に間接コールを Unity Connection でどのように処理するかを制御するには、標準、時間外、および代替転送ルールを定義できます。標準転送ルールは常に有効になり、これを無効にすることはできません。時間外転送ルールと代替転送ルールについては、有効にするかどうかを設定できます。また、有効にする時間帯をカスタマイズすることもできます。
ユーザまたはユーザ作成用のユーザ テンプレートの [メッセージ設定の編集(Edit Message Settings)] ページで、特定のユーザに関するメッセージ設定を指定できます。メッセージ設定により、メッセージ録音時間の長さ、セキュア アクセス、および外部(識別できない)発信者がユーザにメッセージを残す際のメッセージ アクションが決まります。次の設定を指定できます。
ユーザにメッセージを残すときに発信者に聞こえる Unity Connection プロンプトの言語。
メッセージ アクションは、ユーザ宛てに送られてきたさまざまなタイプのメッセージを Unity Connection でどのように処理するかを決定します。Unity Connection は、ユーザに宛先指定された特定のタイプのすべてのメッセージに対して、設定済みのアクションを適用します。たとえば、ボイス メッセージに対するメッセージ アクションが、このタイプのメッセージを代替 SMTP アドレスでユーザにリレーするように設定されている場合、Unity Connection は、VPIM メッセージ、IMAP クライアントから送信されたメッセージ、電話で録音および送信されたメッセージなどのすべてのボイス メッセージをリレーします。デフォルトで、Unity Connection はすべてのタイプのメッセージを受け入れるように設定されます。つまり、ユーザ メールボックスにメッセージが配信されます。
ボイス メッセージを別のアドレスにリレーすることにした場合は、次の点を考慮する必要があります。
(注) | Unity Connection がメッセージ アクションのリレー機能をサポートするのは、[システム設定(System Settings)] > [SMTP の設定(SMTP Configuration)] > [スマート ホスト(Smart Host)] ページで SMTP スマート ホストが設定されている場合のみです。 |
発信者入力設定で、ユーザ グリーティング中に発信者が押した電話機のキーパッド キーに応答して Unity Connection で実行するアクションを定義します。発信者の入力を許可するグリーティングごとに、発信者がグリーティングをスキップできるかどうか、メッセージを録音できるかどうか、グリーティングを終了できるかどうか、ユーザまたはコール ハンドラに関連付けられていない番号に転送できるかどうか、選択した緊急連絡先番号、コール ハンドラ、ディレクトリ ハンドラ、またはインタビュー ハンドラに転送できるかどうかを指定できます。発信者入力設定を使用すれば、ユーザがユーザ グリーティングを中断して Unity Connection にサインインするために押すキーを指定できます。
発信者入力設定に変更を加えることができるのは、管理者ユーザのみです。デフォルトで、ユーザ グリーティングごとに、Unity Connection で特定のキー入力が処理され、その他のキー入力は無視されます。
表 A-1 に、電話機のキーパッド キーに割り当てられたデフォルト アクションを示します。
発信者が押すキー | Cisco Unity Connection の動作 |
# | グリーティングをスキップします。 |
* | 発信者にサインインを要求します |
0 | 発信者をオペレータ コール ハンドラに送信します |
1 ~ 9 | 発信者を無視します |
(注) | ロックするために選択した電話機のキーパッド キーが、システム内で内線番号の最初の数字に使用されていないことを確認してください。その場合は、キーをロックすると発信者が内線番号をダイヤルできなくなります。 |
Unity Connection では、すべてのユーザ メールボックスに対して最大サイズ、つまりクォータを指定できます。メールボックスのクォータを設定して、Unity Connection に次の動作を許可することができます。
組織内のユーザの変わりやすいニーズに対応するために、個々のメールボックスおよびユーザ テンプレートのシステム規模のクォータを上書きすることができます。たとえば、営業部門の社員に他の部門の社員よりも大きなメールボックスを付与するとします。営業部門の全社員に対して同じテンプレートを使用してユーザ アカウントを作成する場合、ユーザ テンプレートまたは個々のユーザ アカウントで他の部門の社員よりも大きなクォータを指定できます。
注意 | [外部発信者からのメッセージについてメールボックスの空き容量をチェック(Full Mailbox Check for Outside Caller Messages)] チェックボックスがオンになっていない場合は、外部の発信者が残したメッセージにクォータが適用されません。このチェックボックスは、[システム設定(System Settings)] > [詳細設定(Advanced)] > [カンバセーション(Conversations)] ページに表示されます。詳細については、そのページのヘルプを参照してください。 |
ボイス メッセージの保存場所であるハードディスクがいっぱいになるのを防ぐために Unity Connection メッセージ エージング規則を設定すると、特定の日数が経過した既読メッセージを自動的に [削除済みアイテム(Deleted Items)] フォルダに移動したり、特定の日数が経過した [削除済みアイテム(Deleted Items)] フォルダ内のメッセージを完全に削除したりできます。
メッセージ保存ポリシーの実施を促進するために、ユーザが何らかの方法でメッセージにアクセスしたかどうかに基づいて、特定の日数が経過したセキュア メッセージを完全に削除するための Unity Connection メッセージ エージング規則を設定できます。
Unity Connection には、ユーザが聞いたり使用したりする電話カンバセーションのバージョンがいくつか用意されています。選択したバージョンによって、Unity Connection で電話のキーパッド入力にだけ応答するのか、音声認識も使用してボイス コマンドを解釈するのかが決まります。
ビデオ コールの場合は、ユーザが音声認識カンバセーションを有効にしている場合(つまり、[音声認識入力スタイルを使用する(Use Voice Recognition Input Style)] をオンにしている場合)でも、Unity Connection はタッチトーン カンバセーションのみを再生します。ユーザは、カスタム キーパッド マッピングを使用して音声認識カンバセーションを切り替える該当キー([電話キーパッドとボイスコマンドの切り替え(Switch Between Using the Phone Keypad and Using Voice Commands)])を選択します。
Phone View 機能によって、メッセージ検索メニューまたはメッセージ表示メニューを使用するときに、Cisco IP Phone の LCD 画面に検索結果を表示できるようになります。この機能が有効になっていれば、Unity Connection ユーザは次のタイプのメッセージを検索できます。
詳細については、リリース 12.x の『User Guide for the Cisco Unity Connection Phone Interface』の「Cisco Unity Connection Phone Menus and Voice Commands」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/user/guide/phone/b_12xcucugphone.html から入手できます。
[再生メッセージの設定(Playback Message Settings)] ページのすべての設定は、[下書きメッセージの再生時にアナウンス(For Draft Messages, Play)] フィールドを除いて、サード パーティのメッセージ ストア内の電子メールにユーザがアクセスできるかどうか、単一受信トレイ機能を使用できるかどうかに応じて、Unity Connection メッセージおよび外部に格納されたメッセージに適用されます。
システム ブロードキャスト メッセージとは、組織内の全員に送信される録音済みの通知です。ユーザはシステム ブロードキャスト メッセージをすべてのユーザに送信することも、あるいはユーザ メールボックスに保管されているシステム ブロードキャスト メッセージを更新することもできます。
(注) | デフォルトでは、Unity Connection ユーザがブロードキャスト メッセージを送信/更新することはできません。 |
ユーザがシステム ブロードキャスト メッセージを送信または更新するには、ブロードキャスト メッセージの送信または更新をユーザに許可する特殊なカンバセーションであるブロードキャスト メッセージ管理者にユーザがログオンする必要があります。詳細については、メッセージの章を参照してください。
ユーザは、Messaging Assistant または電話機を使用して、最大 7 件のグリーティングを有効化または録音できます。Cisco Unity Connection Administration でユーザ テンプレートまたはユーザ アカウントに関するグリーティング設定を使用すると、どのグリーティングを有効にするか、グリーティングの有効期間、グリーティング ソース、およびグリーティング中/グリーティング後に Unity Connection で実行するアクションを指定できます。
グリーティングが有効になっている場合、Unity Connection は、指定された日時になるまで、該当する状況においてグリーティングが再生されます。この日時に達すると、グリーティングは自動的に無効になります。グリーティングは無期限に再生されるように有効にすることもできます。この機能は、通話中グリーティングや時間外グリーティングに有効であり、ユーザが休暇中にオプション グリーティングを有効にする場合に便利です。
ユーザが録音できるグリーティングには次のタイプがあります。
通常、Unity Connection では、再生デバイスが使用しているものと同じオーディオまたはビデオの形式(コーデック)をメッセージ録音に使用します。たとえば、ユーザが主に電話システムの内線でメッセージを聞く場合、その電話システムが使用しているものと同じオーディオまたはビデオの形式でメッセージを録音するように、ユーザを設定する必要があります。しかし、ユーザがメッセージをハンドヘルド PDA で聞く場合は、その PDA が使用しているものと同じオーディオ形式(GSM 6.10 など)でメッセージを録音するように、ユーザを設定する必要があります。
メッセージ録音用のオーディオまたはビデオの形式を設定するときには、次の点に注意してください。
グリーティング後メッセージとは、グリーティングの後に再生される録音メッセージです。これが再生されるまでは、発信者はユーザにメッセージを残すことができません。たとえば、発信者に機密性ポリシーを伝えたり、発信者が残すメッセージへの応答予定時間を知らせたりする場合は、特定のユーザのグループに対してグリーティング後の録音を有効にすることができます。また、この機能を使用すると、メッセージを残す発信者に、連絡先情報、請求書番号、ポリシー番号、およびその他の情報の提供を求めることもできます。
それぞれのグリーティング後メッセージに関して、ユーザ テンプレートまたはユーザの [編集(Edit)] > [グリーティング後メッセージ(Post Greeting Recording)] ページで、Media Player を使用して発信者に再生するメッセージを録音します。グリーティング後メッセージは、Cisco Unity Connection Administration の [コール管理(Call Management)] > [カスタム録音(Custom Recordings)] ページで設定します。カスタム録音については、カスタム録音を参照してください。
ユーザに新しいメッセージまたは予定表イベントを通知するために、電話機やポケットベルを呼び出したり、テキストまたは SMS メッセージを送信したりするようにユーザを設定できます。通知デバイスをセットアップすることによって、コールまたは通知メッセージのパラメータ、通知をトリガーするイベント、および通知を発行するスケジュールを設定できます。
ユーザまたはユーザ テンプレートの [編集(Edit)] > [通知デバイス(Notification Devices)] ページを使用して、ユーザの通知デバイスをセットアップできます。詳細については、通知の章を参照してください。
(注) | Unity Connection 10.5 以降では、職場用、モバイル用、自宅用の通知デバイスの URI 番号を入力することもできます。 |
Unity Connection のシングル インボックスを設定する際は、[社内電子メール アドレスから SMTP プロキシ アドレスを生成(Generate SMTP Proxy Address From Corporate Email Address)] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、[社内電子メール アドレス(Corporate Email Address)] フィールドの値に応じた新しい SMTP プロキシ アドレスが Unity Connection によって自動的に作成されます。SMTP プロキシ アドレスを使用すると、Unity Connection は、メッセージのヘッダーにある SMTP アドレスを SMTP プロキシ アドレスのリストと比較し、メッセージの送信者をユーザにマッピングして、受信者をユーザにマッピングすることができます。Cisco ViewMail for Microsoft Outlook を単一受信トレイ機能と一緒に使用してメッセージを送信する場合は、該当する SMTP プロキシ アドレスが必要です。
Exchange に統合された Unity Connection では、タッチトーンおよび音声認識カンバセーション ユーザは、電話で Unity Connection にサインインしたときに自分宛ての電子メールの読み上げを聞くことができます。メッセージのテキスト部分のサイズが 1 MB 以下で、メッセージのテキスト フォーマットが Unity Connection でサポートされていれば、テキスト/スピーチ(TTS)再生を使用できます。サポートされているフォーマットには、プレーン テキスト、quoted-printable テキスト、HTML、および XML が含まれます。
ユーザが Exchange の電子メールにアクセスできるようにするには、ユニファイド メッセージングを設定し、テキスト/スピーチ機能に該当するオプションを選択します。詳細については、リリース 12.x の『Unified Messaging Guide for Cisco Unity Connection』(https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/unified_messaging/b_12xcucumgx.html)を参照してください。
Unity Connection により、ユーザはビデオ エンドポイントを使用してビデオ グリーティングを録音し、再生することができます。Unity Connection では、次のすべてのタイプのグリーティングをビデオとして簡単に録画、再生できます。
(注) | エラー グリーティングは、オーディオ グリーティングとしてのみ再生されます。 |
ユーザごとのプライマリ内線番号に加えて、代行内線番号を設定できます。代行内線番号は、ユーザ電話機上の複数回線着信表示の処理など、さまざまな理由で使用できます。また、代行内線番号を使用すると、携帯電話や他の作業サイトの電話機などの代替デバイスから Unity Connection により便利に発信できます。
代行内線番号の電話番号または URI を指定すると、Unity Connection はその番号からのすべての通話を、プライマリ内線番号からの通話と同じ方法で処理します(ANI または発信者 ID が電話システムから Unity Connection に伝えられる場合)。つまり、Unity Connection は代行電話番号をユーザ アカウントに関連付け、その番号からコールが着信すると、Unity Connection はユーザに PIN の入力とサインインを要求します。
ユーザが代替デバイスを Unity Connection に転送するように設定した場合、発信者は、そのユーザのプライマリ内線番号にダイヤルする場合と同様に、ユーザ グリーティングを聞いてそのユーザにメッセージを残すことができます(自動応答機能から発信者をユーザの代行内線番号に転送することもできます)。ユーザは、Unity Connection ではなくデバイス自体から転送を設定する必要があります。システムでデバイスを認識できるようにするには、電話番号を Unity Connection に渡す必要があることに注意してください。
ユーザは、他のユーザに関連付けられた代行内線番号にメッセージを宛先指定することもできます。
代行内線番号は 2 つのカテゴリに分類されます。
サービス クラス設定を使用すれば、ユーザが代行内線番号を表示または管理できるかどうか、ユーザが Unity Connection Messaging Assistant を使用して個別の代行内線番号のセットを管理できるかどうかを決定できます。
[自分が定義した代行内線番号の管理をユーザに許可する(Allow Users to Manage Their User-Defined Alternate Extensions)] オプションが有効なサービス クラスに属するユーザは、代行番号を自動的に追加できます。この機能の詳細については、システム設定の章を参照してください。
Cisco Unity Connection Administration のカスタム キーパッド マッピング ツールを使用すると、電話インターフェイスの [設定(Preferences)] メニューから代行内線番号を編集するためのオプションをユーザに提供できます。代替デバイスを編集するオプションをユーザが選択したとき、Unity Connection で既存の代行内線番号を列挙または削除することができます。プライマリ内線番号ではなく、既存の代行内線番号でもなく、自動追加される代行内線番号から除外する内線番号規制テーブルにも含まれない電話番号からユーザがサインインした場合、代替デバイスを編集するオプションを選択したときに、Unity Connection で電話番号を新しい代行内線番号として追加することができます。カスタム キー パッド マッピングの詳細については、カスタム キーパッド マッピング ツールの使用の項を参照してください。
代行内線番号に関してカスタマイズ可能なカンバセーション設定がいくつか用意されています。デフォルトで、各代行内線番号には、ユーザのプライマリ内線番号に対して設定されたものと同じ設定が使用されます。また、詳細設定を編集することもできます。たとえばユーザの発信元代替内線番号(卓上電話または携帯電話)のメッセージのスピードやカンバセーション ボリュームなどの設定です。たとえば、携帯電話からかけているユーザが、PIN の入力が要求されない音声認識入力スタイルを使用することもできますし、卓上電話からかけるユーザにとっては、PIN 入力が必要なタッチトーン入力スタイルを使用するのが適切な場合があります。
ユーザの別名は、社内ディレクトリに表示される名前とは異なるバージョンの名前です。Cisco Unity Connection では、発信者が音声認識を使用して電話をかけるときにこれらの名前が考慮されます。たとえば、発信者が Mary Brown の旧姓である「Mary Jameson」にダイヤルするように Unity Connection に要求した場合は、Unity Connection でこの情報を参照して、発信者を正しいユーザに接続できます。
ユーザや外部発信者が音声認識を使って電話をかけるときに別名を認識することに加えて、Unity Connection では、発信者とユーザが音声認識を使用してボイス メッセージの宛先を指定するときにも別名が認識されます。ユーザ、VPIM 連絡先、管理者定義連絡先、システム同報リスト、プライベート同報リスト、およびユーザ定義連絡先に関して、ユーザの別名を作成できます。
Unity Connection ではすでに何百もの一般的な短縮名(たとえば William の代わりに Bill)が認識されていますが、別のバージョンの珍しい名前、聞き慣れないあだ名、または旧姓を追加できます。また、別名を使用すると、発音の難しい名前の発音から類推されるスペルを追加できます。たとえば「Goulet」という姓の別名として「Goolay」を追加できます。
ユーザは Cisco PCA からユーザの別名を編集または変更したり、Unity Connection ディレクトリに含まれない顧客、供給業者、家族、および友人のユーザの別名を作成したり、プライベート同報リスト用のユーザの別名を作成したりできます。これにより、ユーザや外部の発信者がボイス コマンドを使用するときに、容易に連絡先にダイヤルしたりリストを宛先指定したりできます。
(注) | ユーザ テンプレートではユーザの別名を追加/編集できず、一括編集ユーティリティを使用して複数のユーザ アカウントのユーザの別名を追加/編集することもできません。 |
ユーザは、アカウントに関連付けられたプライベート同報リストを使用して、一度に複数のユーザにボイス メッセージを送信できます。ユーザは Messaging Assistant または電話機を使用して、プライベート同報リストを設定および管理できます。プライベート同報リストについて詳しくは、『User Guide for the Cisco Unity Connection Messaging Assistant Web Tool』(リリース 12.x)の「Managing your Private List」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/user/guide/assistant/b_12xcucugasst.html から入手できます。
(注) | ユーザ テンプレート上でプライベート同報リストを指定したり、一度に複数のユーザ アカウント用にプライベート同報リストを指定したりすることはできません。 |
Unity Connection では、IMAP クライアントから送信された SMTP メッセージの受信者を適切な Unity Connection ユーザまたは VPIM 連絡先にマップするために、SMTP プロキシ アドレスが使用されます。ユーザが IMAP クライアントを使用して VPIM の連絡先にメッセージを送信、返信、または転送する場合は、各 VPIM の連絡先を SMTP アドレスで設定する必要があります。
(注) | Unity Connection では、VPIM ロケーションに関連付けられていない連絡先に送信された SMTP メッセージが、[システム設定(System Settings)] > [全般設定(General Configuration)] > [受信者が見つからない場合(When a Recipient Cannot Be Found)] 設定で選択したオプションに基づいて処理されます。 |
たとえば、電子メール クライアントが電子メール アドレスの robin.smith@example.com を使用して Unity Connection にアクセスするように設定された Robin Smith が ViewMail for Outlook でボイス メッセージを録音して chris.jones@example.com に送信した場合は、Unity Connection で robin.smith@example.com と chris.jones@example.com の SMTP プロキシ アドレスのリストが検索されます。これらのアドレスがそれぞれ、Unity Connection ユーザ Robin Smith と Chris Jones の SMTP プロキシ アドレスとして定義されている場合は、Unity Connection で Robin Smith から Chris Jones へのメッセージがボイス メッセージとして配信されます。
(注) | ユーザが IMAP クライアントを使用して Unity Connection サーバ経由でメッセージの送信、転送、返信を行えるように Unity Connection を設定する方法について詳しくは、次の情報を参照してください。 統合メッセージング |