この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Unity Connection におけるユーザとは、誰がシステムにアクセスできるか、どのシステム機能とリソースを使用できるか(関連付けられているサービス クラスですでに制御されているものを除く)を決定するユーザ アカウントです。Unity Connection は次のタイプのユーザをサポートします。
デフォルトでは、Unity Connection で次のユーザ アカウントが作成され、システムのセットアップ時にこれらを使用します。
(注) | デフォルト ユーザ アカウントは、ユーザ ライセンス カウントに含まれません。 |
Cisco Unity Connection Administration では、入力した検索条件に基づいてユーザを検索できます。名前、内線番号、またはユーザ エイリアス(ID)の一部または全部を入力してユーザを検索できます。
検索文字列に * のようなワイルドカードは使用しないでください。ユーザを検索するときには、[が次の文字列で始まる(Begins With)]、[が次の文字列を含む(Contains)]、または [が次の文字列で終わる(Ends With)] を使用して、文字列の部分一致を使用します。または、検索文字列を空白にすると、すべての結果が返されます。Unity Connection は、検索するフィールド内のワイルドカード文字を照合します。そのフィールドに該当する文字が含まれるオブジェクトがない場合、結果が返されません。
検索ページの [検索制限(Search Limits)] フィールドを使用すると、表示される結果を絞り込んで、ユーザの内線番号が設定された特定のパーティションに限定したり、他のデジタル ネットワークに接続された Unity Connection ロケーションからのユーザがディレクトリに含まれる場合に特定のロケーションに限定したりできます。ユーザを検索して結果をパーティションで絞り込む場合は、プライマリ内線番号がそのパーティション内にあるユーザのみを表示するか、プライマリ内線番号と代行内線番号がそのパーティション内にあるユーザのみを表示するかを選択することもできます。プライマリ内線番号と代行内線番号を表示することにした場合は、検索結果内の 1 人のユーザに対して複数のレコードが表示される場合があります。
検索結果表の最下部にあるナビゲーション ボタンを使用してページを移動したり、[1 ページあたりの行数(Rows Per Page)] 設定を使用して 1 ページあたり 25、50、100、150、200、または 250 行を表示したりすることができます。Unity Connection は [1 ページあたりの行数(Rows Per Page)] の設定を保存するので、その後のサインインでは、この検索ページに表示される 1 ページあたりの結果の行数は同じになります。
ユーザ アカウントを作成する前に、アカウント作成に使用するユーザ テンプレートとサービス クラスを設定する必要があります。ユーザ アカウント作成後は、関連するユーザ テンプレートに変更が加えられても、アカウントには適用されません。ユーザ テンプレートまたはサービス クラスの詳細については、<ユーザの属性> の章を参照してください。
Unity Connection のユーザを作成するには、次のいずれかの方法を使用できます。
手動でユーザを作成する:[ユーザの検索(Search Users)] ページで、各ユーザを手動で作成することができます。詳細については、手動によるユーザ アカウントの作成を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager からユーザをインポートする:AXL を使用して、Cisco Unified Communications Manager から Unity Connection にユーザをインポートすることができます。詳細については、AXL を介したユーザのインポートを参照してください。
LDAP ディレクトリからユーザをインポートする:LDAP ディレクトリから Unity Connection にユーザをインポートすることができます。詳細については、LDAP ディレクトリを使用したユーザのインポートを参照してください。
一括管理ツール(BAT)によりユーザを作成する:BAT を使用すると、同時に複数のユーザを作成することができます。詳細については、BAT を使用したユーザ アカウントの作成を参照してください。
ボイス メールボックスがあるユーザはエンド ユーザです。ボイス メールボックスがないユーザはシステム管理者です。ユーザ アカウントを個別に追加する前に、追加する必要のあるアカウントの種類ごとにテンプレートとサービス クラス(COS)を選択して定義する必要があります。さらに管理者アカウントでは、各アカウントに割り当てられる役割を選択する必要もあります。ユーザ アカウントを追加する前に実行する必要のあるタスクの詳細については、ユーザ属性の章を参照してください。
エンド ユーザの場合、デフォルトのボイスメール PIN と Web アプリケーション パスワードが、作成した各ユーザ アカウントに適用されます。これらの PIN とパスワードは、インストール中のデフォルト ボイスメール ユーザ テンプレートのデフォルト セットと、アカウントの作成中に選択したユーザ テンプレートの [パスワードの変更(Change Password)] ページで設定したデフォルトのどちらかです。これらの PIN とパスワードをユーザに割り当てる必要があります。これにより、ユーザは Unity Connection カンバセーションと Cisco Personal Communications Assistant(PCA)にサインインできます。システムのセキュリティを強化するには、できるだけ早く PIN とパスワードの両方を変更するようにユーザに指示し、複雑さのルールを PIN とパスワードに適用する必要があります。
管理者アカウントを作成する際には、セキュリティ上の次の問題を考慮してください。
デフォルトで、ボイス メールボックスがないユーザ テンプレートでは、最上位特権を持つ管理者の役割であるシステム管理者の役割が指定されます。
デフォルト Web アプリケーション パスワードが、作成した各管理アカウントに適用されます。デフォルトの管理者テンプレートを使用して新しいアカウントを作成する場合は、そのアカウントに関連付けられたデフォルト パスワードがランダムに生成された文字列であることに注意してください。したがって、最初にテンプレートの新しいデフォルト パスワードを入力してランダム生成された文字列を置き換えるか、あるいはデフォルト管理者テンプレートに基づいて作成した新しいアカウントごとにパスワードを変更する必要があります。システムのセキュリティを強化するには、できるだけ早くパスワードを変更するよう管理者に指示する必要があり、またパスワードの複雑さのルールを適用する必要もあります。
組織内のシステム管理者がボイス メールボックスを必要とする場合は、システム管理者ごとに別のアカウントをセットアップする必要があります。つまり、管理タスクの実行用に Unity Connection Administration にサインインするためのユーザ アカウント(ボイス アカウントなし)を作成し、音声メッセージの送受信を行うためのボイス メールボックス用に別のユーザ アカウントを作成する必要があります。
次の手順を実行して、ボイス メールボックスあり/なしのユーザ アカウントを追加します。
(注) | この項の情報は、Cisco Business Edition でエンド ユーザ アカウントを追加する場合には該当しません。 |
Unity Connection では Cisco Unified Communications Manager データベースへのアクセスに Administrative XML Layer(AXL)サーバを使用する必要があるので、ユーザのインポート元となる Cisco Unified CM サーバ用の AXL サーバを設定する必要があります。AXL は、データベースのデータを挿入、取得、更新、削除するためのメカニズムとなるアプリケーション プログラミング インターフェイス(API)です。
ユーザをインポートする前に、Cisco Unity Connection サーバで次の手順を実行してください。
ユーザ テンプレートを編集または追加します。テンプレートの [電話システム(Phone System)] フィールドでインポート元の Cisco Unified CM サーバを選択します。
ユーザのインポート元となる Cisco Unified CM サーバ用の AXL サーバを設定します。AXL サーバの設定の詳細については、次の項を参照してください。 Cisco Unified Communications Manager AXL サーバ
Cisco Unity Connection Administration の [ユーザ(Users)] > [ユーザをインポート(Import Users)] ページで、CiscoCisco Unified CM ユーザから、ボイスメール アカウントを持つ複数のユーザを作成します。詳細については、ユーザのインポート機能とユーザの同期機能の使用を参照してください。
(注) | Cisco Unified CM ユーザにプライマリ内線番号が定義されている必要があります。これが定義されていないユーザは、Cisco Unity Connection Administration の [ユーザ(Users)] > [ユーザをインポート(Import Users)] ページに表示されません。 |
この方法でユーザ アカウントが作成されると、Unity Connection は Cisco Unified CM のエンド ユーザ テーブルからユーザのエイリアス、内線番号、名、姓、および使用可能なその他すべてのデータを取得して、指定したユーザ テンプレートから残りの情報を入力します。Cisco Unified CM から取り込まれたフィールドのデータを、Unity Connection Administration を使って変更することはできません。Connection のデータを更新するために使用できる方法は、Cisco Unified CM が LDAP ディレクトリと統合されているかどうかによって異なります。
Cisco Unified CM が LDAP ディレクトリと統合されていない場合:Cisco Unified Communications Manager Administration でデータを変更し、その後 Unity Connection Administration の [ユーザを同期(Synch Users)] ページを使用して、[ユーザをインポート(Import Users)] ページで作成したボイルメール ユーザに関する Cisco Unified CM からの情報を手動で更新する必要があります。
Cisco Unified CM が LDAP ディレクトリと統合されている場合:LDAP ディレクトリでデータを更新し、Cisco Unified CM データベースを LDAP ディレクトリと再同期してから、Unity Connection Administration の [ユーザを同期(Synch Users)] ページを使用して、[ユーザをインポート(Import Users)] ページで作成したボイルメール ユーザに関する Cisco Unified CM からの情報を手動で更新する必要があります。
Cisco Unified Communications Manager からデータをインポートすることでユーザを作成する代わりに、LDAPの章で説明されているように、Unity Connection を LDAP ディレクトリと統合し、LDAP ディレクトリからユーザ データをインポートしてユーザを作成することができます。次の点に注意してください。
Cisco Unified CM からユーザをインポートする場合、Cisco Unified CM が LDAP ディレクトリと統合されていても、Unity Connection は自動的に LDAP 同期化と認証にアクセスできません。Unity Connection ユーザを LDAP ディレクトリで認証する必要がある場合は、Unity Connection を LDAP ディレクトリと統合する必要もあります。
Cisco Unified CM からユーザをインポートする場合、Cisco Unified CM データの更新内容は Unity Connection サーバに自動的にレプリケートされません。したがって、Cisco Unity Connection Administration の [ユーザ同期(Synch Users)] ページを使用することにより、時々、Unity Connection ユーザ データと Cisco Unified CM ユーザ データを手動で同期化する必要があります。Unity Connection を LDAP ディレクトリと統合する場合は、Unity Connection データベース内のデータを LDAP ディレクトリ内のデータと自動的に再同期する日時を指定する同期スケジュールを定義できます。
LDAP ディレクトリにユーザを追加したときには、引き続き Unity Connection に手動でユーザをインポートする必要があることに注意してください。自動同期では既存のユーザに関する新しいデータだけが Unity Connection データベースで更新されます。新規ユーザに関する新しいデータは更新されません。
[ユーザをインポート(Import Users)] 機能を使用して、LDAP ディレクトリから Unity Connection サーバにユーザをインポートできます。LDAP の設定について詳しくは、LDAPの章を参照してください。
Cisco Unity Connection に備わっている一括管理ツール(BAT)を使用すると、カンマ区切り値(CSV)ファイルに保存された情報をインポートすることにより、一度に複数のユーザ アカウントまたは連絡先を作成、更新、および削除できます。また、Cisco Unity Connection から CSV ファイルにユーザまたは連絡先についての情報をエクスポートすることもできます。
BAT を使用してユーザを作成する方法については、一括管理ツールの項を参照してください。
ユーザのインポート機能を使用して、Unity Connection に既存の Cisco Unified CM ユーザをインポートできます。Cisco Unified CM からユーザをインポートした後、ユーザの同期機能を使用して、Cisco Unified CM からインポートした情報を手動で更新できます。
(注) | Cisco Business Edition の設定では、同期が自動的に行われます。ユーザを手動で同期させる必要はありません。 |
また、ユーザのインポート機能を使用して LDAP ディレクトリからユーザをインポートすることもできます。
(注) | ユーザをインポートする前に、Cisco Unified CM または LDAP ディレクトリ サーバを Unity Connection に統合する必要があります。 |
Cisco Unity Connection ユーザ アカウントを作成した後、設定の調整(ユーザ PIN やパスワードのリセット、ユーザ用の新しい通知デバイスのセットアップなど)またはアカウントの削除が必要になることがあります。
Cisco Unity Connection Administration の [編集(Edit)] メニューにあるページからユーザ アカウントの設定を個別に編集できます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で [ユーザ(Users)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [ユーザの検索(Search Users)] ページで、編集するユーザ アカウントのエイリアスを選択します。
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ステップ 3 | [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)] ページで適宜、設定を変更します。変更したら [保存(Save)] を選択します。 | ||
ステップ 4 | [編集(Edit)] メニューで、以下の任意の設定を編集して、[保存(Save)] を選択します。
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[ユーザの検索(Search Users)] ページの [一括編集(Bulk Edit)] オプションでは、多数のユーザ アカウントを選択し、選択したユーザ アカウントに対して同じ変更を一度に適用できます。
ネットワーク上に複数のロケーションがあり、一括編集モードでネットワーク全体のデータを編集する必要がある場合は、一括編集操作を試みる前に、ネットワーク上の他のロケーションへのリモート アクセスを設定する必要があります。ロケーション パスワードの設定の詳細については、ネットワーキングの章のConnection ロケーション パスワードを参照してください。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[ユーザの検索(Search Users)] ページの該当するチェックボックスをオンにし、[一括編集(Bulk Edit)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)] ページで、必要に応じて、設定を変更します。
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ステップ 3 | [送信(Submit)] を選択します。 | ||
ステップ 4 | 該当する場合は、[編集(Edit)] メニューから使用可能な関連ページで、これらのユーザ アカウントに関する設定の変更を継続します。各ページで変更を実施したら、次のページに移動する前に [送信(Submit)] を選択して新しい変更を実施します。 |
BAT では、カンマ区切り値(CSV)ファイルに保管されている情報を使用して、(ボイス メールボックスの有無に関係なく)Unity Connection ユーザ アカウントを編集できます。BAT ツールと CSV ファイルの使用方法について詳しくは、一括管理ツールを参照してください。
(注) | Cisco Business Edition では、Cisco Unified CM Administration を使用して Cisco Unity Connection ユーザ アカウントを削除します(該当するユーザ管理ページを使用してユーザまたはアプリケーション ユーザを検索し、削除します)。 Cisco Unified CM Administration で Unity Connection アカウントを削除する方法について詳しくは、オンライン ヘルプまたは該当する Cisco Unified Communications Manager 管理ガイドの「Application User Deletion」および「End User Setup」の章を参照してください。このガイドは、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-maintenance-guides-list.html から入手可能です。 |
ユーザが組織から退職したり、Unity Connection アカウントが不要になったりした場合は、Cisco Unity Connection Administration でアカウントを削除します。
アカウントを削除する場合は、次の考慮事項に注意してください。
ユーザの Unity Connection ボイス メールボックス内のすべてのメッセージが自動的に削除されます。ただし、ユーザに関して Unity Connection と Exchange のメールボックス同期(単一受信トレイ)が設定されている場合、Unity Connection ボイス メッセージは対応する Exchange メールボックスから削除されません(Unity Connection で単一受信トレイ機能を使用できます)。
ユーザ アカウントが Unity Connection の他のオブジェクトによって参照されている場合(たとえばユーザがインタビュー ハンドラに残されたメッセージの受信者に設定されている場合、コール ハンドラがユーザの電話に着信コールを転送するよう設定されている場合など)、そのオブジェクトの設定を変更して削除対象のユーザ アカウントとの参照関係を削除するまでは、ユーザ アカウントを削除できません。ユーザ アカウントを参照するオブジェクトの設定を変更せずにユーザ アカウントの削除を試行すると、削除操作は失敗します。
管理者が自身のアカウントを Unity Connection Administration から削除することは禁止されています。
ボイス メールボックスのあるユーザのアカウントを削除すると、そのユーザは、[すべてのボイスメール ユーザ(All Voice Mail Users)] の同報リストから自動的に削除されます。
ユーザのアカウントにボイス メールボックスがあり、ボイス メールボックスのメールボックス ストアが無効になっている場合(たとえばメールボックス ストアがバックアップ中の場合)、ユーザ アカウントを削除することはできません。
削除するユーザ アカウントが他のユーザのパーソナル着信転送ルールの発信者のユーザに指定されている場合、ユーザはルールから削除されますが、ルールを設定したユーザに通知は送信されません。加えて、ユーザ アカウントを削除する前に依存関係を検索すると、パーソナル着信転送ルールでのそれらのユーザの存在は報告されません。
Unity Connection または Cisco Business Edition が LDAP ディレクトリと統合されている場合は、動作が異なります。
Unity Connection が LDAP ディレクトリと統合されている場合、LDAP ディレクトリと Unity Connection の両方でユーザを削除する必要があります。Unity Connection のみからユーザを削除しても、LDAP 内のユーザには反映されません。LDAP ディレクトリからのみユーザを削除した場合、Unity Connection Administration では、そのユーザの [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)] ページの [ステータス(Status)] 領域に Unity Connection ユーザが非アクティブと示されます。ステータスを手動で変更することはできませんが、48 時間経過するとユーザは自動的に通常の Unity Connection ユーザに変換され、[ステータス(Status)] 領域のメッセージは表示されなくなります。
LDAP ユーザを削除しても、Unity Connection の機能はほとんど影響を受けません。ただし、Unity Connection Web アプリケーションまたは Unity Connection ボイス メッセージへの IMAP アクセスに LDAP 認証を使用している場合、LDAP ユーザが削除された後、Unity Connection ユーザが通常の Unity Connection ユーザに変換されるまで 48 時間にわたってユーザは Unity Connection Web アプリケーションにアクセスできません。48 時間経過したら、Unity Connection Administration で Web アプリケーションの新しいユーザ用パスワードを入力する必要があります。
Cisco Business Edition が LDAP ディレクトリと統合されている場合、Unity Connection ユーザに対応する LDAP ユーザを最初に削除してください。Cisco Unified CM データが LDAP ディレクトリと次回同期されるときに、ユーザが Cisco Unified CM データベースから削除されます。削除したユーザが Cisco Unified CM Administration に表示されなくなったら、Unity Connection Administration を使用して、そのユーザを Unity Connection データベースから削除できます。
(注) | LDAP 同期が無効になっている場合、手動で Cisco Unified CM データを LDAP ディレクトリと同期しなければ、LDAP ユーザの削除は Cisco Unified CM データベースに一切反映されないため、対応する Cisco Unified CM ユーザを削除することはできません。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で [ユーザ(Users)] > [ユーザ(Users)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [ユーザの検索(Search Users)] ページで、削除するユーザ アカウントの横にあるチェックボックスをオンにします。
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ステップ 3 | [依存関係の表示(Show Dependencies)] を選択して、削除するユーザと依存関係があるデータベース オブジェクトを検索します。 | ||
ステップ 4 | 依存関係の検索結果から、影響を受けるオブジェクトのリンクをたどって、他のユーザに依存関係を再割り当てします。 | ||
ステップ 5 | [ツール(Tools)] > [依存関係の結果の表示(Show Dependency Results)] を選択します。 | ||
ステップ 6 | [依存関係結果の表示(Show Dependency Results)] ページで、[以前の結果の表示(Display Previous Results)] を選択します。 | ||
ステップ 7 | すべての依存関係の再割り当てが完了するまで、ステップ 4 からステップ 6 を繰り返します。 | ||
ステップ 8 | [ユーザ(Users)] > [ユーザ(Users)] を選択します。 | ||
ステップ 9 | [ユーザの検索(Search Users)] ページで、削除するユーザ アカウントの横にあるチェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 10 | [選択項目の削除(Delete Selected)] を選択します。 | ||
ステップ 11 | 削除を確認するダイアログ ボックスが開くので [OK] を選択します。
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まれに、ロード バランシングまたはその他の理由のため、1 台の Unity Connection サーバまたはクラスタから別のサーバまたはクラスタに 1 つまたは複数のユーザ アカウントを移動する必要が生じることがあります。あるいは、1 台のサーバまたはクラスタから別のサーバまたはクラスタへの、多数のユーザまたはすべてのユーザの移行が必要になることがあります。この章では、ユーザの移動元となるサーバまたはクラスタをソース ロケーションと呼び、ユーザの移動先となるサーバまたはクラスタをターゲット ロケーションと呼びます。
(注) | この章の情報は、Cisco Business Edition には適用されません。 |
(注) | この項の情報は、Cisco Business Edition には適用されません。 |
ボイス メールボックスを持つユーザを Cisco Unity Connection のロケーション(ネットワーク上のサーバまたはクラスタを表すロケーション)間で移動するには、Cisco Object Backup and Restore Application Suite(COBRAS)ホット モードを使用します。ホット モードでは、ソース ロケーションからターゲット ロケーションにユーザ プロファイル情報およびユーザ メールボックス(新しいボイス メッセージと保存されたボイス メッセージのすべてが含まれますが、削除されたボイス メッセージ、受信者、ファクスや電子メール メッセージは含まれません)を移動します。移動中に、移動されるユーザの情報がソース ロケーションとターゲット ロケーションの両方で変更され、複製が完了すると、サイト内または組織内のすべてのロケーションが適切に更新されます。ホット モードを使用するには、ソース ロケーションとターゲット ロケーションの両方で Unity Connection を実行していること、およびこれらのロケーションがサイト内またはサイト間ネットワーキングを通じてネットワーク接続されていることが要件となります。
ホット モードは、一度に単一のユーザまたは小規模のユーザ グループに対して使用するよう設計されています。COBRAS ブリーフケース モードと比較すると、ホット モードにはオブジェクト間の関係を維持できるという利点があります(たとえば、移動されるユーザを参照するパーソナル着信転送ルールおよびユーザのプライベート同報リストが、新しいロケーションをポイントするように自動的に更新されます)。ただし、ホット モードでの移動には時間がかかる場合があります。大規模なユーザ グループの移動やサーバの移行の際にこのような関係を維持する必要がない場合は、Unity Connection ロケーション間でのユーザの移行で説明されている COBRAS ブリーフケース モード方法の使用を検討してください。このような関係を維持する必要がある場合は、ホット モードの使用時に大規模なユーザ グループを小集団に分割してください。
ホット モードを使用するには、http://www.ciscounitytools.com/Applications/General/COBRAS/COBRAS.html から最新バージョンの COBRAS をダウンロードし、トレーニング ビデオとヘルプを参照してください。
注意 | ユーザを移動する前に、COBRAS のヘルプ ファイルと「COBRAS Hot Mode for Unity Connection to Unity Connection」ヘルプ ファイルの全体をよくお読みください。 |
(注) | この項の情報は、Cisco Business Edition には適用されません。 |
ソース サーバまたはターゲット サーバで異なるバージョンの Unity Connection が実行されている場合、あるいはサイト内またはサイト間ネットワーキングを介してロケーションがネットワーク接続されていない場合は、Cisco Object Backup and Restore Application Suite(COBRAS)ツールでブリーフケース モードを使用して、ボイス メールボックスのあるユーザを移動します。ブリーフケース モードでは、1 つのロケーションから別のロケーションに関連するすべてのオブジェクトを移動し、元のロケーションが自動的にクリーンアップされるわけではありません。そのため、ソース ロケーションから情報をコピーし、オブジェクトを削除し、ターゲット ロケーションで復元する必要があります。
ブリーフケース モードでユーザを移行するときに、ユーザの音声名およびボイス メッセージをコピーするかどうかを選択できます。
ステップ 1 | http://www.ciscounitytools.com/Applications/General/COBRAS/COBRAS.html から COBRAS の最新バージョンをダウンロードし、トレーニング ビデオとヘルプを参照してください。
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ステップ 2 | ディザスタ リカバリ システムを使用して、ソース ロケーションおよびターゲット ロケーションをバックアップします。ソース バックアップはターゲット ロケーションでデータを復元するためには使用されません。必要に応じてロケーションを以前の状態に戻せるように、各ロケーションをバックアップしてください。詳細については、『Install, Upgrade, and Maintenance Guide Release 12.x』を参照してください。 | ||
ステップ 3 | COBRAS ブリーフケース モードを使用して、ソース ロケーションから移動するユーザをエクスポートします。手順については、COBRAS ブリーフケース モードのヘルプ ファイルを参照してください。 | ||
ステップ 4 | ソース ロケーションおよびターゲット ロケーションが、何らかのタイプのネットワークを通じて接続されている場合は、ソース ロケーションから移動するユーザを削除します。アカウントを一度に 1 つずつ削除するには、ユーザ アカウントの削除のセクションを参照してください。
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ステップ 5 | COBRAS ブリーフケース モードを使用して、ターゲット ロケーションにユーザをインポートします。手順については、COBRAS ブリーフケース モードのヘルプ ファイルを参照してください。 | ||
ステップ 6 | タスク 4 でソース ロケーションから元のユーザ アカウントを削除しなかった場合は、ここで削除します。アカウントを一度に 1 つずつ削除するには、ユーザ アカウントの削除を参照してください。 |