この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Unity Connection Administration の [システム設定(System Settings)] メニューにあるオプションを使用して、さまざまな機能やパラメータに関するシステム全体の設定を管理できます。
管理者は [全般設定(General Configuration)] を使用して、Unity Connection 内のさまざまなシステム設定およびカンバセーション設定を管理できます。
システム設定には、デフォルト パーティション、デフォルト サーチ スペース、および Unity Connection がユーザと発信者に対してシステム プロンプトを再生するタイムゾーンが含まれます。カンバセーション設定には、Unity Connection システムでのデフォルト電話言語設定、メッセージとグリーティングのターゲット デシベル レベル、グリーティングの最大長が含まれます。
クラスタ設定ページにより、管理者は Unity Connection クラスタ関連の情報を表示したり管理したりできます。クラスタの設定にアクセスするには、Cisco Unity Connection Administration にサインインし、[システム設定(System Settings)] を展開し、[クラスタ(Cluster)] を選択します。
[サーバの検索とリスト(Find and List Servers)] ページには、インストールされている Unity Connection サーバのホスト名または IP アドレスとサーバの種類が表示されます。パブリッシャ サーバのみがインストールされている場合、クラスタを構成するにはクラスタ設定でサブスクライバ サーバの詳細を追加する必要があります。詳細については、「Configuring Cisco Unity Connection Cluster」(『Install, Upgrade, and Maintenance Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x』、
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/install_upgrade/guide/b_12xcuciumg.html)を参照してください。
パブリッシャ サーバまたはサブスクライバ サーバの詳細を [サーバの設定(Server Configuration)] ページで管理できます。そこでは、サーバのホスト名、IP アドレス、MAC の詳細、およびローカル帯域幅管理(LBM)の情報を指定します。各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照してください。
Unity Connection の認証規則は、ユーザのパスワード、PIN、ユーザ アカウント ロックアウトに関するポリシーに反映されます。認証規則では、無効な PIN やパスワードを入力したユーザをロックアウトすることで、Unity Connection Web アプリケーション(Cisco PCA、Web Inbox など)への不正アクセスを防止します。事前に定義されている 2 つの認証規則は、[ボイスメール認証規則(推奨)(Recommended Voice Mail Authentication Rule)] と [Web アプリケーション認証規則(推奨)(Recommended Web Application Authentication Rule)] です。
ユーザを Unity Connection に追加する際には、そのユーザ アカウントの作成に使われたユーザ テンプレートにより、電話機 PIN と Web アプリケーション パスワードが決まります。デフォルトでは、ユーザ テンプレートには、ランダムに生成された文字列が電話機 PIN および Web パスワードとして割り当てられます。1 つのユーザ テンプレートから作成されたすべてのユーザには、同じ PIN とパスワードが割り当てられます。アカウント詳細情報へのアクセスを保護するために、ユーザは次回のサインイン時にこのパスワードまたは PIN を変更する必要があります。
Unity Connection で PIN とパスワードを設定するときには、次の点を考慮してください。
セキュリティ設定を強化するには、PIN とパスワードを頻繁に変更してください。Web アプリケーションと電話機のパスワードの変更については、ユーザの章を参照してください。
(注) | ユーザは Messaging Assistant を使用して PIN とパスワードを変更することもできます。 |
不正アクセスや不正通話から Unity Connection を保護するには、すべてのユーザに一意の電話機 PIN および Web アプリケーション パスワードを割り当てる必要があります。
さまざまな Unity Connection アプリケーションで使用する PIN とパスワードを次に示します。
ボイスメール パスワード:ボイスメール パスワードは、電話機を使用して Unity Connection カンバセーションにサインインするときに使われます。ユーザは電話機のキーパッドを使用して、数字だけからなるパスワードを入力するか、音声認識が有効な場合は PIN を読み上げます。
Web アプリケーション パスワード:これは、Unity Connection の Web アプリケーション(Messaging Assistant や Web Inbox など)にサインインするためにユーザが使用するパスワードです。
(注) | Cisco Business Edition または LDAP 認証を使用している場合、ユーザが Unity Connection Web アプリケーションにアクセスするには、Cisco Business Edition または LDAP のユーザ パスワードを使用する必要があります。 |
Cisco Unity Connection Administration で認証規則を設定すると、次の項目を決定するのに役立ちます。
(注) | ユーザの [役割の編集(Edit Roles)] ページで、1 人以上のユーザに対する任意のロールの割り当てまたは削除を行うことができます。詳細については、ユーザの章を参照してください。 |
要件に基づいてカスタム ロール(役割)を作成、変更、削除できます。
カスタム役割を設定するには
システム設定からユーザへのロール(役割)の割り当てまたは削除を行うには
規制テーブルを使用することで、ユーザや管理者がコール転送、メッセージ通知、およびファクス発信に使用できる電話番号または URI を制御したり、特定の内線番号が代行内線番号として追加されないよう規制したりできます。詳細については、「規制テーブル」を参照してください。
[ライセンス(License)] 設定ページには、Unity Connection サーバのライセンス情報が表示されます。Unity Connection 12.0(1) 以降では、ライセンスはシスコ スマート ソフトウェア ライセンシングで管理されます。このライセンシング モデルではライセンシングの柔軟性が高まり、企業全体でライセンシングが簡素化されます。さまざまなライセンス機能を使用するには、Unity Connection を Cisco Smart Software Manager(CSSM)または Cisco スマート ソフトウェア マネージャ サテライトに登録する必要があります。
Cisco Smart Software Manager(CSSM)または Cisco スマート ソフトウェア マネージャ サテライトに登録されるまでは、Unity Connection は評価モードのままになります。Unity Connection ライセンスについては、『Install, Upgrade, and Maintenance Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x』の「Managing Licenses」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/install_upgrade/guide/b_12xcuciumg.html から入手できます。
[スケジュール(Schedule)] 設定ページは、Unity Connection 内のさまざまなスケジュールを管理するのに役立ちます。管理者は、ユーザまたはコール ハンドラに適用されるスケジュールに基づき、グリーティング、転送タイプ、アクセス権を制御できます。詳細については、「スケジュール」(ページ 8-24)を参照してください。
祝日スケジュールはアクティブ スケジュールと連動して、グリーティング、転送タイプ、アクセス権を制御します。詳細については、祝日スケジュール(ページ 16-4)を参照してください。
グローバル ニックネーム リストは、発信者が音声認識を使用して電話をかけたりメッセージを送ったりするときに Unity Connection が考慮する、一般的なニックネームの包括的リストです。たとえば、Unity Connection は名前「William」に対応するニックネームとして「Bill」、「Billy」、「Will」を検討します。
ユーザの名前が一般的なものでない場合や、別の名前(旧姓など)で他のユーザに知られている場合には、ユーザに別名を追加することを考慮してください。ユーザの別名を追加することで、発信者がユーザを名前で呼び出したときに Unity Connection で通話できる確率が高くなります。
Web Inbox、Messaging Inbox、IMAP クライアント、RSS クライアント、またはメッセージ件名を表示する他のいずれかのビジュアル クライアントでユーザがメッセージを表示または再生すると、メッセージの件名行が表示されます。ユーザが電話機でボイス メッセージを再生するときには、件名行が提供されません。
ボイス メッセージの件名行に含める単語と情報の両方を設定できます。受信者の言語に応じて、件名行をローカライズすることもできます。
サードパーティ製のメッセージ ストアに統合されている Unity Connection は、電話でメッセージを確認するユーザ向けに、メッセージ添付ファイルに関するテキスト/スピーチ(TTS)による説明を使用します。たとえば、拡張子 .jpg が付いた添付ファイルは「イメージ」と説明されます。
Unity Connection のエンタープライズ パラメータは、Cisco Unified Serviceability のすべてのサービスに適用されるデフォルト設定を提供します。エンタープライズ パラメータを表示および管理するには、Cisco Unity Connection Administration にサインインし、[システム設定(System Settings)] を展開して [エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)] を選択します。
Cisco Unified Serviceability サービスの詳細については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide Release 10.0(1)』(http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/service/10_0_1/admin/CUCM_BK_CDDBCDEB_00_cisco-unified-serviceability-merge-100.html)を参照してください。
表 16-1 では、Unity Connection で使用できるエンタープライズ パラメータについて説明します。この表に記述されていないフィールドは、Cisco Unified Communications Manager から管理します。
Unity Connection のサービス パラメータを使用して、Cisco Unified Serviceability のさまざまなサービスを設定できます。サービス パラメータのリストと説明を確認するには、[サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウの疑問符ボタンを選択します。
Cisco Unified Serviceability でサービスをオフにした場合、Unity Connection は、更新されたサービス パラメータの値を保持します。サービスを再起動したときに、Unity Connection はサービス パラメータを変更後の値に設定します。
サービス パラメータを表示および管理するには、Cisco Unity Connection Administration にサインインし、[システム設定(System Settings)] を展開して [サービス パラメータ(Service Parameters)] を選択します。
Cisco Unified Serviceability サービスの詳細については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide Release 10.0(1)』(http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/service/10_0_1/admin/CUCM_BK_CDDBCDEB_00_cisco-unified-serviceability-merge-100.html)を参照してください。
注意 | サービス パラメータの一部の変更は、システム障害の原因になることがあります。変更しようとしている機能を完全に理解している場合や、Cisco Technical Assistance Center(TAC)から変更の指定があった場合を除いて、サービス パラメータに変更を加えないようにしてください。 |
表 16-2 に、Unity Connection で変更できるサービス パラメータを説明します。この表に記述されていないフィールドは、Cisco Unified Communications Manager から管理します。
クラスタ全体のリアルタイム情報を収集するプライマリ AMC(AlertMgr および Collector)サーバを指定します。値は、設定済みのサーバのいずれか(できれば、通話処理がほとんどないサーバ)と一致している必要があります。 |
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フェールオーバー AMC(AlertMgr および Collector)サーバを指定します。このパラメータで指定したサーバは、プライマリ AMC がダウンしている場合、または到達できない場合にリアルタイム データを収集するために使用されます。Primary Collector がアクティブではなく、Failover Collector が指定されない場合は、データが収集されません。 |
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プライマリ AMC が動作し、アクティブに収集しているかどうかを判断するために、バックアップ AMC(AlertMgr および Collector)が起動時に待機する時間を秒単位で指定します。このパラメータによって、バックアップ AMC が、過度に早く収集タスクを引き継ぐことが防止されます。
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RMI レジストリをオンにするポート番号を指定します。このポートを使用して、プライマリまたはバックアップ AMC が他の AMC を検出し、RTMT サーブレットがプライマリ/バックアップ AMC を検出します。
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RMI リモート オブジェクト用に使用するポート番号を指定します。このポートは、AMC が他の AMC および RTMT サーブレットとデータを交換するために使用されます。
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(AMC トラブルシューティング専用)アラート(電子メールや epage)機能を有効または無効にします。
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(AMC トラブルシューティング専用)ロギング機能(レポートを生成するための .csv ファイル)を有効または無効にします。
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コール詳細記録(CDR)データベース メンテナンスを開始する時刻を指定します。このパラメータは、Maintenance Window パラメータと組み合わせて使用します。たとえば、このパラメータを 22 と指定すると、CDR メンテナンスは午後 10 時に開始します。Maintenance Window パラメータを 2 に設定すると、CDR メンテナンスは午後 10 時から深夜 0 時まで 1 時間ごとに実行されます。両方のパラメータを 24 に設定した場合、CDR メンテナンスは一日中、1 時間ごとに実行されます。CDR メンテナンス中は、最も古い CDR および関連するコール管理レコード(CMR)がシステムにより削除されます。したがって、最大 CDR レコード パラメータで指定されたレコードの最大数は維持されます。また、メンテナンス中、CDR ファイル数が 200 を超えた場合はアラームが発生し、破損したサーバ間のレプリケーション リンクがチェックされ、その再初期化が試行されます。 |
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CDR メンテナンスを実施する時間を指定します。たとえば、このパラメータを 12 に設定した場合、CDR メンテナンスは、Maintenance Time パラメータで指定した時刻から 12 時間にわたり、1 時間ごとに実行されます。たとえば、Maintenance Time パラメータが 7、このパラメータが 12 に設定されている場合、CDR メンテナンスは午前 7 時に開始し、午後 7 時まで毎時間実行されます。両方のパラメータが 24 に設定されている場合、CDR メンテナンスは全日、毎時間実行されます。CDR メンテナンス中は、最も古い CDR および関連する CMR がシステムにより削除されます。したがって、最大 CDR レコード パラメータで指定されたレコードの最大数は維持されます。また、メンテナンス中、CDR ファイル数が 200 を超えた場合はアラームが発生し、破損したサーバ間のレプリケーション リンクがチェックされ、その再初期化が試行されます。 |
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このパラメータを On に設定した場合は、データベース レプリケーション ステータスの概要が、メンテナンス時間中に毎日収集され、連続する 3 日間の出力と比較して、3 日間を通じて同期されていない表があるかどうかが判断されます。それが存在する場合は、警告が発生します。デフォルトでは、このパラメータは Off に設定され、Maintenance Time パラメータで指定した時間に実行されます。 |
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メンテナンス タスク トレースを設定します。メンテナンス タスクからパフォーマンス カウンタ トレースを取得するには、このパラメータをオンにする必要があります。 |
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Cisco Unified CM Administration の [LDAP ディレクトリ(LDAP Directory)] ウィンドウ([システム(System)] > [LDAP] > [LDAP ディレクトリ(LDAP Directory)])で設定可能な LDAP ディレクトリ(規定とも呼ばれます)の最大数を指定します。複数の LDAP ディレクトリを作成すると、複数の検索ベースからユーザを同期する際に役立ちます。
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フェールオーバー用として設定できる LDAP ホスト名の最大数を指定します。
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Cisco Unified CM Administration で設定した最初の LDAP サーバ(ホスト名)への Unity Connection 接続を再試行するまでに待機する時間(秒単位)を指定します。Unity Connection 接続が失敗すると、同じホストへの再接続が 3 回試行されます。3 回目の試行も失敗した場合、リスト内の階層順で次のホスト名への接続が試行されます。 |
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Cisco Unified CM Administration で設定したすべての LDAP サーバ(ホスト名)への接続を再試行するまでに待機する時間(分単位)を指定します。LDAP サーバへの Unity Connection 接続は、Cisco Unified CM Administration で表示される順序で試行されます。3 回の試行は、Retry Delay On Host Failure サービス パラメータで指定した待機間隔に基づいて実行されます。3 回の試行がすべて失敗すると、リスト内の次の LDAP サーバが試行されます。リスト内のどのサーバにも接続できない場合は、エラーがログに記録され、次の同期間隔が経過するまで待機してから、リスト内の最初のサーバから接続が再試行されます。 |
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Unity Connection で LDAP 接続を確立するために許可される時間(秒単位)を指定します。指定した時間内に Unity Connection への接続を確立できない場合、LDAP サービス プロバイダーは接続試行を中止します。 |
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Cisco DirSync サービスが起動してからディレクトリ同期プロセスを開始するまでの待機時間を指定します。ディレクトリ同期によって、LDAP サーバのユーザは、Cisco Unified Communications Manager データベースにコピーされます。
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クラスタ内の Cisco RIS Data Collector サービスが相互通信するために使用する静的 TCP ポートを指定します。
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RIS クライアントが、クラスタ内の Cisco RIS Data Collector サービスと通信するために使用する静的 TCP ポートを指定します。注:このパラメータの変更を有効にするには、クラスタ内の各サーバで、Cisco Database Layer Monitor サービスと Cisco the RIS Data Collector サービスを再起動する必要があります。
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RIS クライアントが Cisco RIS Data Collector サービスからの応答を待機する時間(秒単位)を指定します。各サーバで実行される RIS Data Collector サービスは、このパラメータで指定した値の 90% を内部に割り当てます。複数のサーバがあるクラスタに関してこのパラメータを正しく設定するには、クラスタ内で RIS Data Collector サービスを実行するサーバ数の 4 倍(以上)の値を指定します。 比較的高い値を選択すると、1 つのサーバの RIS Data Collector サービスが別のサーバの RIS Data Collector サービスから応答を受信するために十分な時間が割り当てられます。応答に必要な時間は、サーバのプロセッサ速度、サーバに登録されているデバイスの数、サーバ メモリの容量、コールの量などの要因、およびパフォーマンスに影響を及ぼすその他の要因によって変化します。 |
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使われていない情報、古い情報、デバイス情報を削除するために、RIS データベースがクリーンアップされる時刻を指定します。この時刻に、すべてのデバイスの [登録試行回数(Number of Registration Attempts)] パフォーマンス カウンタは 0 にリセットされます。 |
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Cisco CallManager サービスからの未登録のデバイス情報または拒否されたデバイス情報に関する RIS データベース情報保管期間を指定します。このパラメータで指定した時間が経過した後、Cisco CallManager によって、(RIS Cleanup Time of the Day パラメータで指定する)次の RIS データベース クリーンアップ時間中に期限切れとなったエントリが削除されます。 |
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CTI Manager からのクローズされたプロバイダー、デバイス、またはラインの情報に対して、RIS データベース情報保管期間を指定します。このパラメータで指定した時間が経過した後、Cisco CTI Manager によって、(RIS Cleanup Time of the Day パラメータで指定する)次の RIS データベース クリーンアップ時間中に期限切れのエントリが削除されます。 |
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RIS データベースに格納される、閉じられた CTI プロバイダー、デバイス、および回線の最大記録数を指定します。このパラメータで指定した制限に達すると、Cisco CTI Manager は、使用されていない CTI プロバイダー、デバイス、および回線の新しい記録を RIS データベースに保存しません。 |
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トレース収集のスロットリング用として、IO 待機と CPU 使用率のポーリング間の最小待機時間(ミリ秒単位)を指定します。 |
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マシンで動作しているプロセスとスレッドの最大数を指定します。マシン上のプロセスとスレッドの合計数がこの最大数を超えた場合は、SystemAccess によって TotalProcessesThreadsExceededThresholdStart アラームが送信され、対応する警告が生成されます。 |
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トラブルシューティング パフォーマンス監視データの収集とロギングが、有効(True)または無効(False)のいずれであるかを決定します。 |
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ディスクに保存されるトラブルシューティング パフォーマンス監視ログ ファイルの最大数を指定します。「Maximum No. of Files」に大きな数値を設定する場合は、「Maximum File Size」の値を小さくします。
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次のファイルが作成されるまでの、各トラブルシューティング パフォーマンス監視ログ ファイルの最大ファイル サイズを MB 単位で指定します。「Maximum File Size」に大きな数値を設定する場合は、「Maximum No. of Files」の値を小さくする必要があります。 |
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RTMTReporter の実行場所となる特定のサーバを指定します。RTMT Reporter サービスは CPU を集中的に使用するため、非コール処理サーバをこのサーバにすることを推奨します。このフィールドには、Reporter が最初に開始されたローカル サーバ IP が自動的に取り込まれます。 |
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Real-Time Monitoring Tool(RTMT)レポートが生成される時刻を、深夜 0 時(00:00)からの時間(分単位)で指定します。通話処理への影響を減らすため、リアルタイム以外のレポートは業務時間外に実行してください。 |
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レポートが削除されるまでに経過する必要がある日数を指定します。たとえば、このパラメータを 7 に設定した場合、7 日前に生成されたレポートは、8 日目に削除されます。値に 0 を指定すると、レポートの生成が無効になり、既存のレポートはすべて削除されます。 |
アプリケーション プラグインは、Unity Connection の機能を拡張します。たとえば、Real-Time Monitoring Tool(RTMT)では、パフォーマンス モニタリング カウンタや Port Monitor などのツールから、リモートでシステムの稼働状態をモニタできます。
クライアント側アプリケーションとして実行される Real-Time Monitoring Tool(RTMT)は、HTTPS および TCP を使用して、システム パフォーマンス、デバイスのステータス、デバイス検出、および Unity Connection の CTI アプリケーションをモニタします。RTMT は、HTTPS を使用して直接デバイスに接続し、システムの問題をトラブルシューティングできます。また、RTMT は Unity Connection のボイス メッセージング ポートもモニタできます。
Unity Connection クラスタが設定されている場合は、複数の RTMT インスタンスを開いて、Unity Connection クラスタの各サーバのボイス メッセージング ポートをモニタできます。
詳細については、該当するリリースの『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide』を参照してください。このガイドは http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html. から入手できます。
(注) | プラグインをインストールする前に、プラグインのインストール先サーバで実行されている侵入検知やアンチウイルス サービスをすべて無効にする必要があります。 |
Unity Connection にファクスを統合すると、ユーザはメールボックスでファクスを受信し、そのファクスを他のユーザに転送したり、印刷用にファクス機に転送したりできます。ユーザは電話機、Messaging Inbox、または IMAP クライアントを使用してファクスを管理します。詳細については、ファクス サーバの章を参照してください。
LDAP を統合すると、サポート対象の企業ディレクトリからユーザをインポートして同期させることができます。これにより、保守する必要のあるディレクトリ情報データベースが 1 つになります。詳細については、LDAPの章を参照してください。
Security Assertion Markup Language Single Sign On(SAML SSO)は、既存のサインオン機能の拡張です。SAML SSO により、ユーザは以下の Unified Communications 製品上の Unity Connection サブスクライバ Web インターフェイスおよび管理 Web アプリケーション全体でシングル サインオン アクセスできるようになります。
SAML SSO では、LDAP ユーザと非 LDAP ユーザの両方に対して Web アプリケーションへのシングル サインオン アクセス権を付与できます。SAML SSO の詳細については、『Quick Start Guide for SAML SSO in Cisco Unity Connection, Release 12.x』を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/quick_start/guide/b_12xcucqssamlsso.html から入手できます。
Unity Connection は、OAuth 2.0 認証コード付与フローをサポートすることで、Jabber ユーザの SAML SSO および非 SSO ログイン エクスペリエンスを拡張します。ログインにかかる時間を短縮するには、認証コード付与フローで認証サーバがアクセス トークンとリフレッシュ トークンを Jabber クライアントに提供する必要があります。Unity Connection では、電話システムに関連付けられている Cisco Unified CM のパブリッシャ サーバが認証サーバとして設定されます。認証サーバの設定が完了すると、Unity Connection は認証サーバから提供される認証キーを使用して Jabber クライアントのトークンを検証します。Cisco Unified CM で認証キーが変更された場合は、Unity Connection と認証サーバの間でキーを同期する必要があります。電話システムに関連付けられている Cisco Unified CM のクレデンシャルを指定して、複数の認証サーバを設定できます。
認証サーバを設定するには、「 Unity Connection での認証サーバの設定」を参照してください。
Unity Connection で認証サーバを設定するときには、次の点を考慮してください。
OAuth 認証コード付与フロー機能が Cisco Unified CM と Cisco Unity Connection の両方で有効になっていることを確認します。
デフォルトでは、Cisco Unity Connection では OAuth フローが無効になっています。この機能を有効にするには、Cisco Unity Connection Administration で [システム設定(System Settings)] > [エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)] に移動します。[エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)] ページの [SSO および OAuth の設定(SSO and OAuth Configuration)] フィールドの下で該当する設定を入力し、[ログイン更新フローを使用した OAuth(OAuth with Refresh Login Flow)] で [有効(Enabled)] オプションを選択します。
入力する認証サーバのユーザ名とパスワードは、Cisco Unified CM のシステム管理者のユーザ名およびパスワードと同一でなければなりません。
Cisco Unified CM の有効な証明書を Cisco Unity Connection の tomcat トラストにアップロードするか、または [証明書エラーを無視する(Ignore Certificate Errors)] チェックボックスをオンにして認証サーバの証明書検証エラーを無視します。
証明書の詳細については、『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 12.x』の「Security」の章を参照してください。このドキュメントは、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/os_administration/b_12xcucosagx.html にあります。
Unity Connection で検証サーバを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[システム設定(System Settings)] を展開して、[認証サーバ(Authz Server)] を選択します。[認証サーバの検索(Search Authz Server)] ページが表示され、現在設定されている認証サーバが示されます。 |
ステップ 2 | 認証サーバを設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 |
CORS 仕様を使用すると、クライアント アプリケーションはより安全な方法で Cross-Origin 要求を処理できます。Web アプリケーションでは通常、単一生成元ポリシーのために、元のドメイン(アプリケーションによる生成元)から別のドメインへの Cross-Origin 要求が Web ブラウザで禁止されます。CORS は、Web ブラウザがサーバとやり取りし、Cross-Origin 要求を許可するかどうかを決定するための手段を提供します。CORS 仕様では、許可されるドメインにサービスを提供するために Web ブラウザと Unity Connection サーバの間で合意を確立するのに HTTP ヘッダーが使用されます。
Unity Connection では、Unity Connection 内で Cross-Domain サーバ用のエントリを作成することにより、Cross-Domain サーバのクライアント アプリケーションが Unity Connection サーバ上のコンテンツに直接アクセスできます。CORS 要求を処理するには Unity Connection に Cross-Domain サーバのエントリが事前に存在していなければなりません。
Unity Connection では、CORS をサポートするよう、シングル サインオン(SAML SSO)エンドポイントが拡張されています。
(注) | CORS 機能は、VMRest API を使用することにより Unity Connection の 10.5 以降のリリースでサポートされています。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で [システム設定(System Settings)] を展開し、[Cross-Origin Resource Sharing(CORS)] を選択します。
[Cross-Origin Resource Sharing(CORS)の検索( Search Cross-Origin Resource Sharing)] ページが表示され、現在設定されている CORS が示されます。 |
ステップ 2 | Cross-Origin Resource Sharing を設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。
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SMTP 設定は、ユーザが Unity Connection ボイス メッセージを送受信できるようにするメッセージングのタイプです。SMTP 設定について詳しくは、メッセージの章を参照してください。