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テレフォニー統合は、Cisco Unity Connection と電話システムの間の通信を可能にし、以下のさまざまな機能を使用できるようにするプロセスです。
Unity Connection と電話システムの統合について詳しく理解するには、『Design Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x,』の「Integrating Cisco Unity Connection with the Phone System」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/design/guide/b_12xcucdg.html から入手できます。
Unity Connection と電話システムが統合される方法を理解した後は、Unity Connection で電話システム、ポート、ポート グループ、トランク、セキュリティを設定および編集する必要があります。
Cisco Unity Connection Administration は、Unity Connection を Cisco Unified Communications Manager に統合する複数の電話システムを識別します。サポートされる組み合わせのマトリックスについては、『Multiple Phone System Integration Guide for Cisco Unity Connection』(http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_installation_and_configuration_guides_list.html)を参照してください。
1 つの電話システムは 1 つ以上のポート グループを保持しており、ポート グループはボイス メッセージ ポートを保持しています。
(注) | Cisco Business Edition は電話システム統合の追加または削除をサポートしていません。 |
電話システムを Unity Connection と統合した後で、電話システムの設定を変更できます。電話システムの設定では、Unity Connection と統合する電話システムを特定し、それらの電話システムのいくつかの機能を調整します(連動の設定は、電話システムに属しているポート グループに保持されます)。
Unity Connection で電話システムが使用されなくなった場合、それを削除できます。電話システムを削除する前に、その電話システムに関連付けられている次のオブジェクトをすべて削除するか、または別の電話システムに再割り当てしてください。
電話システムの設定
MWI をオン/オフにするために同じボイス メッセージング ポートを使用する電話システム統合を作成した場合、[MWI の有効化と無効化に同じポートを使用する(Use Same Port for Enabling and Disabling MWIs)] チェックボックスがオンなります。ユーザへのボイス メッセージがないときに MWI をオンのままにせずに、この設定を無効に設定できます。そうするには、[MWI の有効化と無効化に同じポートを使用する(Use Same Port for Enabling and Disabling MWIs)] チェックボックスと [この電話システムに対してすべての MWI をオフにする(Force All MWIs Off for This Phone System)] チェックボックスをオフにします。
他の電話システムの MWI に影響を与えずに 1 つの電話システムのすべての MWI を同期する必要がある場合は、[この電話システムのすべての MWI を同期する(Synchronize All MWIs on This Phone System)] オプションの前にある [実行(Run)] をオンにします。
コール ループの検出設定を変更して、チェック対象のコールのタイプを有効または無効にするには、[DTMF を使用したコール ループの検出(Call Loop Detection Using DTMF)] で該当する設定を指定した後、[保存(Save)] を選択します。
(注) | (たとえば、ユーザにメッセージの受信を通知するために)転送された Unity Connection コールが Unity Connection に返されると、コール ループが発生します。 |
AXL サーバは Cisco Unified CM 電話システムでのみサポートされています。Unity Connection が次の目的で Cisco Unified CM データベースにアクセスする必要がある場合、AXL サーバが必要になります。
Cisco Unified CM ユーザをインポートする(Unity Connection クラスタ構成では、パブリッシャ サーバにサインインして Cisco Unified CM ユーザ データをインポートする必要があります)。
Cisco Unity Connection |
Cisco Unified Communications Manager |
|||
---|---|---|---|---|
バージョン |
8.x |
9.x |
10.x |
11.x |
8.x |
○ |
○ |
○ |
× |
9.x1 |
○ |
○ |
○ |
× |
10.x |
○ |
○ |
○ |
× |
11.x |
○ |
○ |
○ |
○ |
(注) | AXL サーバは Cisco Unified Communications Manager Express 統合や Cisco Business Edition ではサポートされていません。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[電話システム(Phone System)] を選択します。
選択した Cisco Unified CM 電話システムの [電話システムの基本設定(Phone System Basics)] ページの [編集(Edit)] メニューで、[Cisco Unified Communications Manager AXL サーバ(Cisco Unified Communications Manager AXL Servers)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | AXL サーバを設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。
|
電話システムに関連付けられているすべての Unity Connection ユーザのリストを表示するには、[電話システムの基本設定(Phone System Basics)] ページの [編集(Edit)] メニューで [電話システムの関連付け(Phone System Associations)] オプションを選択します。
ボイス メッセージング ポートを使用すると、Unity Connection で(たとえばメッセージ録音のために)コールを着信したり、Unity Connection から(メッセージ通知の送信や MWI の設定などのために)コールを発信したりできます。
各ボイス メッセージング ポートは、1 つのポート グループだけに属します。ポート グループにはそれぞれ固有のボイス メッセージング ポートが割り当てられます。
(注) | Unity Connection サーバでは、ポートはライセンス対象でなくなりました。現在は、Unity Connection のインストール用に導入したサーバのハードウェアに応じてポートを設定できるようになっています。 |
ボイス メッセージング ポートは、Unity Connection と電話システムの間のコール用に接続を提供します。電話システムを作成した後で、ボイス メッセージング ポートを追加できます。
Cisco Business Edition のみ:ポートを追加するには、その前に、ポート グループに属さないボイス メッセージング ポートが Cisco Unified CM Administration にすでに存在する必要があります。
[ポートの検索(Search Ports)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
[ポートの新規作成(New Port)] ページで、必要なフィールドに値を入力し、[保存(Save)] を選択します。
Cisco Unity Connection Administration の [関連リンク(Related Links)] リストで [テレフォニーの設定の確認(Check Telephony Configuration)] を選択し、[移動(Go)] を選択して、電話システム統合の設定を確認します。
テストが正常に終了しなかった場合は、[タスクの実行結果(Task Execution Results)] リストに、トラブルシューティングの手順を示したメッセージが 1 つ以上示されます。問題を修正してから、設定をもう一度確認してください。
コールへの応答用に設定したポート数と、発信用に設定したポート数が適切であることを確認します。適切ではない場合には、統合が正しく機能しない可能性があります。該当する Cisco Unity Connection 統合ガイドの「Usage of Voicemail Ports in Cisco Unity Connection」の項を参照してください(http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_installation_and_configuration_guides_list.html)。
[ポートの検索(Search Ports)] ページで、編集するポートを選択します。
[ポートの基本設定(Port Basics)] ページで、必要なフィールドに値を入力し、[保存(Save)] を選択します。
[ポートの検索(Search Ports)] ページで、削除するボイス メッセージング ポートの横にあるチェックボックスをオンにします。
ボイス メッセージング ポートに関するポート証明書は、Cisco Unified Communications Manager 6.x 以降との SCCP の統合だけで使用され、Unity Connection ボイス メッセージング ポートの認証に必要とされます。ポート証明書を表示すると、認証および暗号化に関する問題のトラブルシューティングに役立ちます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[ポート(Port)] を選択します。 |
ステップ 2 | [ポートの検索(Search Ports)] ページで、デバイス証明書を表示するボイス メッセージング ポートの表示名を選択します。 |
ステップ 3 | [ポートの基本設定(Port Basics)] ページで、[証明書の表示(View Certificate)] を選択します。 |
ステップ 4 | [ポート証明書の表示(View Port Certificate)] ウィンドウに、ポートのデバイス証明書に含まれた情報が表示されます。 |
ポート グループに割り当てられたボイス メッセージング ポートによって、Unity Connection 統合の設定が定義されます。ほとんどの電話システム統合に必要なポート グループは 1 つだけです。ただし、次のシナリオでは複数のポート グループが必要になる場合があります。
PIMG/TIMG 装置を使用した電話システムとの統合では、各 PIMG/TIMG 装置を、適切なボイス メッセージング ポートが割り当てられたそれぞれ別のポートグループに接続する必要があります。たとえば、5 台の PIMG 装置を使用するシステムでは、PIMG 装置ごとに 1 つずつ、5 つのポート グループが必要です。
他の電話システムとの連動では、新しい設定のテスト用、またはトラブルシューティング用に、固有のボイス メッセージング ポートを備えた追加のポート グループを使用できます。
Cisco Business Edition のみ:ポート グループを追加するには、その前に、ポート グループに属さないボイス メッセージング ポートが Cisco Unified CM Administration にすでに存在する必要があります。
(注) | Unity Connection の TUI(タッチトーン カンバセーション)および VUI(音声認識)機能のみを使用している場合、最大 90 個のポート グループを作成できます。ただし、Unity Connection のすべての機能を使用している場合は、最大 60 個のポート グループを作成することができます。 |
ポート グループの設定を変更できます。変更内容は、そのポート グループのボイス メッセージング ポートにのみ反映されます。ポート グループを削除すると、そのポート グループに属するすべてのボイス メッセージング ポートも同時に削除されます。ただし、ポート グループが属する電話システムは削除されません。
ここでは、Unity Connection のポート グループの設定、およびポート グループ設定の定義と保存について説明します。
[ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
[ポート グループの新規作成(New Port Group)] ページで、必要なフィールドに値を入力し、[保存(Save)] を選択します。
[ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページで、編集するポート グループ名を選択します。
[ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページで [編集(Edit)] を選択し、次の任意の設定を変更します。
ポート グループの基本設定(Port Group Basics)。詳細については、電話システムの基本設定を参照してください。
サーバ(Servers)。詳細については、サーバを参照してください。
詳細設定(Advanced Settings)。詳細については、詳細設定を参照してください。
コーデックのアドバタイズ(Codec Advertising)。詳細については、コーデックのアドバタイズを参照してください。
[ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページで、削除するポート グループの名前の横にあるチェックボックスをオンにします。
ポート グループを追加した後で、ポート グループの設定を変更できます。設定の変更は、ポート グループに属しているボイス メッセージング ポートだけに影響を与えます。
MWI は、ボイス メッセージが待機中であることをユーザに知らせる、ユーザ電話機上で点滅する LCD パネルまたは特別なダイヤル トーンです。インジケータのタイプは、電話システムおよびユーザ電話機によって異なります。メッセージ カウントをサポートする電話システムには、ユーザのメッセージの数も表示するものがあります。
MWI 設定を変更するには、選択したポート グループの [Port Group Basics(ポート グループの基本設定)] ページで、[メッセージ受信インジケータの設定(Message Waiting Indicator Settings)] の該当する設定を変更してから [保存(Save)] を選択します。
(注) | Cisco Business Edition では、SIP を使用する電話システム統合はサポートされていません。 |
SIP 設定を変更するには、選択したポート グループの [Port Group Basics(ポート グループの基本設定)] ページで、[セッション開始プロトコル(SIP)の設定(Session Initiation Protocol (SIP) Settings)] の該当する設定を変更してから [保存(Save)] を選択します。
Cisco Unified Communications Manager 統合では、1 つの Cisco Unified CM サーバのみの統合に関連リンクが役立ちます。統合の完了後に、クラスタ内のセカンダリ Cisco Unified CM サーバを追加する必要があります。Cisco Unified CM サーバを追加した後で、そのサーバの設定を変更することができます。
Cisco Unified Communications Manager サーバが電話システム統合で使用されなくなった場合、そのサーバを削除することができます。Cisco Unified CM サーバを別のポート グループに移動する場合は、元のポート グループから対象の Cisco Unified CM サーバを削除して、別のポート グループにそれを追加する必要があります。
(注) | Cisco Business Edition では、セカンダリ Cisco Unified CM サーバの追加や削除がサポートされていません。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[ポート グループ(Port Group)] を選択します。
[ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページに、現在設定されている Cisco Unified CM サーバが表示されます。選択したポート グループの [ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページで、[編集(Edit)] を選択し、[サーバ(Servers)] を選択します。 |
ステップ 2 | Cisco Unified Communications Manager サーバを設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。
|
Cisco Unified Communications Manager 統合で TFTP サーバが必要になるのは、Cisco Unified CM クラスタが Unity Connection ボイス メッセージング ポートに認証と暗号化を使用している場合のみです。この場合、Cisco Unified CM 電話システム統合を作成した後で TFTP サーバを追加する必要があります。
TFTP サーバを追加した後で、サーバの設定を変更することができます。また、ポート グループで使用されなくなった TFTP サーバを削除しても構いません。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[ポート グループ(Port Group)] を選択します。
[ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページに、現在設定されている TFTP サーバが表示されます。選択したポート グループの [ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページで [編集(Edit)] > [サーバ(Servers)] を選択します。 |
ステップ 2 | TFTP サーバを設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 |
SIP トランクを使用した Cisco Unified Communications Manager と電話システムの統合、または別の SIP サーバと電話システムの統合では、電話システムを作成した後に SIP サーバを追加できます。SIP サーバを追加した後で、サーバの設定を変更することができます。ポート グループによって使用されなくなった SIP サーバを削除できます。
(注) | Cisco Business Edition では SIP サーバがサポートされていません。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[ポート グループ(Port Group)] を選択します。 [ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページには、現在設定されている SIP サーバが表示されます。選択したポート グループの [ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページで [編集(Edit)] を選択し、[サーバ(Servers)] を選択します。 |
ステップ 2 | SIP サーバを設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 |
PIMG/TIMG 装置を介して電話システムを統合する場合は、PIMG/TIMG 装置がそれぞれ別のポート グループ内に作成されます。電話システムの連動を作成した後で、PIMG/TIMG 装置を追加、変更、または削除できます。
(注) | Unity Connection では、複数の電話システムとの統合は Cisco Business Edition 6000/7000 でのみサポートされています。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[ポート グループ(Port Group)] を選択します。 [ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページに、現在設定されている PIMG/TIMG 装置が表示されます。 |
ステップ 2 | PIMG/TIMG 装置を設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。
|
ポート グループの詳細設定は、頻繁には使用されない設定(遅延や MWI 使用率など)を制御します。ポート グループの詳細設定のデフォルト値を変更しないでください。
正規化は、メッセージを録音するための自動ボリューム調整を制御します。正規化の有効化または無効化については、必ず正規化を有効なままにして、[システム設定(System Settings)] > [全般設定(General Configuration)] の [録音およびメッセージのターゲット デシベル レベル(Target Decibel Level for Recordings and Messages)] フィールドの値を変更しないでください。
通話に対して、Unity Connection は電話システムのメディア ストリームに適したオーディオまたはビデオの形式(コーデック)をアドバタイズします。
Unity Connection では、次に示す理由から、電話システムで使用しているオーディオ/ビデオ形式と同じものをメディア ストリームで使用する必要があります。
Unity Connection が、電話システムで使用されているものとは異なるオーディオ/ビデオ形式をアドバタイズした場合、電話システムでメディア ストリームの変換が行われます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[ポート グループ(Port Group)] を選択します。 |
ステップ 2 | [ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページで、メディア ストリームの音声形式またはビデオ形式を変更する電話システム統合に属しているポート グループを選択します。 |
ステップ 3 | [ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページで [編集(Edit)] を選択し、[コーデックのアドバタイズ(Codec Advertising)] を選択します。 |
ステップ 4 | [コーデックのアドバタイズの編集(Edit Codec Advertising)] ページで、上向き矢印および下向き矢印を選択して [アドバタイズされているコーデック(Advertised Codecs)] ボックスと [アドバタイズされていないコーデック(Unadvertised Codecs)] ボックスの間でコーデックを移動し、[保存(Save)] を選択します。 |
ステップ 5 | (SIP 統合のみ)アドバタイズされているコーデックで使われるパケットのサイズを変更するには、各コーデックに関して [パケット サイズ(Packet Size)] リストから必要なパケット設定を選択し、[保存(Save)] を選択します。 |
複数の電話システムを Cisco Unity Connection と統合する場合、電話システム トランクを設定して、ある電話システムのコールを他の電話システムの内線に転送することができます。電話システム トランクにアクセスするには、最初に特別なダイヤル番号(9 など)をダイヤルし、次に内線番号をダイヤルします。
(注) | Cisco Business Edition では電話システム トランクをサポートしていません。 |
別の電話システム統合が存在する場合、電話システム トランクを追加して、ある電話システムから他の電話システムの内線にコール アクセスを提供することができます。電話システム トランクは、電話システムの連動を作成した後で追加できます。
電話システム トランクの設定は変更できません。ただし、変更の必要な電話システム トランクを削除し、必要な設定を入力して電話システム トランクを新しく追加することができます。電話システム統合で使用されなくなった電話システム トランクを削除できます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[トランク(Trunk)] を選択します。
[電話システム トランクの検索(Search Phone System Trunks)] ページに、現在設定されている電話システム トランクが表示されます。 |
ステップ 2 | 電話システム トランクを設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。
|
Speech Connect では音声対応ディレクトリ ハンドラを使用しています。これにより、従業員および外部発信者は従業員の名前を言うだけで、オーディオテキスト ツリーをナビゲートすることなく、また従業員の内線番号を知らなくても、すぐに接続することができます。簡単にアクセスできるように、ユーザの電話機に Speech Connect スピード ダイヤルを設定できます。
Unity Connection のインストール用に導入した仮想マシンのハードウェア プロファイルに従って Speech Connect ポートを設定できます。
(注) | デフォルトでは、Unity Connection は 2 つの Speech Connect ポートを提供します。Speech Connect ポートの数がこれより多くなる場合は、Prime License Manager で適切なライセンスをインストールする必要があります。 ライセンスの詳細については、『Install, Upgrade, and Maintenance Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x』の「Managing Licenses」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/install_upgrade/guide/b_12xcuciumg.html から入手できます。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開して、[Speech Connect ポート(Speech Connect Port)] を選択します。
[Speech Connect ポート設定(Speech Connect Port Configuration)] ページに、現在設定されている Speech Connect ポートが表示されます。 |
ステップ 2 | [Speech Connect ポートの新規作成(New Speech Connect Port)] の [サーバ(Server)] ドロップダウン リストから Unity Connection サーバを選択し、[ポート数(Number of Ports)] フィールドに、設定する Speech Connect ポートの数を入力します。 |
ステップ 3 | [保存(Save)] を選択します。 |
Cisco Unity Connection は、電話システムのメディア ストリームに適したオーディオ形式(コーデック)をアドバタイズします。
オーディオ形式を設定するときには、次の点に注意してください。
電話システムで使用されるものとは異なるオーディオ形式を Unity Connection がアドバタイズした場合、電話システムでメディア ストリームの変換が行われます。
Unity Connection は、電話システムで使用されるものと同じオーディオ形式をメディア ストリームに使用する必要があります。その理由は次のとおりです。
オーディオ形式コーデックの詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/design/guide/b_12xcucdg.html から入手可能な『Design Guide for Cisco Unity Connection』の「Sizing and Scaling Cisco Unity Connection Servers」の章の「Audio Codecs」を参照してください。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、[ポート グループ(Port Group)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [ポート グループの検索(Search Port Groups)] ページで、メディア ストリームのオーディオ形式を変更する対象の電話システム統合に属するポート グループを選択します。 | ||
ステップ 3 | [ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページの [編集(Edit)] メニューで、[コーデックのアドバタイズ(Codec Advertising)] を選択します。 | ||
ステップ 4 | [コーデックのアドバタイズの編集(Edit Codec Advertising)] ページで、上向き矢印および下向き矢印を選択してコーデックの順序を変更するか、[アドバタイズされているコーデック(Advertised Codecs)] ボックスと [アドバタイズされていないコーデック(Unadvertised Codecs)] ボックスの間でコーデックを移動します。
[アドバタイズされているコーデック(Advertised Codecs)] ボックスにあるコーデックが 1 つだけの場合、Cisco Unity Connection はそのオーディオ形式でメディア ストリームを送信します。電話システムがこのオーディオ形式を使用していない場合、電話システムはメディア ストリームを変換します。 [アドバタイズされているコーデック(Advertised Codecs)] ボックスに 2 つ以上のコーデックが含まれる場合、Unity Connection はリストの最初のコーデックを優先することをアドバタイズします。電話システムにより選択されたリスト内のオーディオ形式でメディア ストリームを送信します。 | ||
ステップ 5 | [保存(Save)] を選択します。 | ||
ステップ 6 | (SCCP を除くすべての連動)アドバタイズされているコーデックで使用するパケットのサイズを変更する場合は、[ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページにある [アドバタイズされているコーデックの設定(Advertised Codec Settings)] で、各コーデックに対して [パケット サイズ(Packet Size)] リストから必要なパケット設定を選択し、[保存(Save)] を選択します。 | ||
ステップ 7 | (SIP 統合のみ)アドバタイズされるコーデックで使用するパケットのサイズを変更するには、[ポート グループの基本設定(Port Group Basics)] ページにある [アドバタイズされているコーデックの設定(Advertised Codec Settings)] で、各コーデックに対して [パケット サイズ(Packet Size)] リストから必要なパケット設定を選択し、[保存(Save)] を選択します。
| ||
ステップ 8 | [ポート グループ(Port Group)] メニューで、[ポート グループの検索(Search Port Groups)] を選択します。 | ||
ステップ 9 | メディア ストリームのオーディオ形式を変更する電話システム統合に属している、残りすべてのポート グループに対して、ステップ 2 からステップ 8 を繰り返します。 |
Unity Connection ボイス メッセージング ポートに関して Cisco Unified Communications Manager 認証および暗号化が設定されている場合は、証明書とセキュリティ プロファイルを管理できます。
ルート証明書は、Cisco Unified Communications Manager 7.x 以降での SCCP 統合、および Cisco Unified CM 7.0 以降での SIP トランク統合で使用されます。これは、Unity Connection ボイス メッセージング ポートの認証に必要になります。ルート証明書を表示すると、認証や暗号化に関する問題のトラブルシューティングに役立ちます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、 を展開して、[ルート証明書(Root Certificate)] を選択します。 |
ステップ 2 | ルート証明書を確認するには、[ルート証明書の表示(View Root Certificate)] ページに、ルート証明書に含まれる情報が表示されます。 |
ステップ 3 | ルート証明書をファイルとして保存するには、[ルート証明書の表示(View Root Certificate)] ページで [右クリックして証明書をファイルとして保存(Right-Click to Save the Certificate as a File)] リンクを右クリックし、[対象をファイルに保存(Save Target As)] を選択します。 |
SIP 証明書は、Cisco Unified CM 7.0 以降と SIP トランクの統合でのみ使用されます。これは、Cisco Unity Connection ボイス メッセージング ポートの認証に必要です。
新しい SIP 証明書を追加するには、次の手順を実行します。
[SIP 証明書の検索(Search SIP Certificates)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
[SIP 証明書の新規作成(New SIP Certificate)] ページで必要に応じて設定を入力し、[保存(Save)] を選択します。
このサブジェクト名は、Cisco Unified CM が使用する SIP セキュリティ プロファイルの X.509 サブジェクト名と一致している必要があります。一致しない場合、Cisco Unified CM 認証と暗号化が失敗します。
[SIP 証明書の編集(Edit SIP Certificate)] ページで必要に応じて設定を入力し、[保存(Save)] を選択します。
SIP セキュリティ プロファイルは、Cisco Unified CM 7.0 以降との SIP トランク連動でのみ使用され、Unity Connection ボイス メッセージング ポートの認証で必要になります。SIP セキュリティ プロファイルを作成した後で、変更することができます。Cisco Unified CM サーバが Unity Connection ボイス メッセージング ポートの認証用に設定されなくなった場合は、SIP セキュリティ プロファイルを削除できます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、 を展開して、[SIP セキュリティ プロファイル(SIP Security Profile)] を選択します。
[SIP セキュリティ プロファイルの検索(Search SIP Security Profiles)] ページに、現在設定されている SIP セキュリティ プロファイルが表示されます。 |
ステップ 2 | SIP セキュリティ プロファイルを設定します(詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照))。
|
Unity Connection は、SCCP または SIP を使用して Cisco Unified Communications Manager 電話システム統合での IPv6 アドレス指定をサポートします。
IPv6 サポートはデフォルトで無効になっています。IPv6 を有効にすると、ルータ アドバタイズメント、DHCP、または手動によるアドレス設定で IPv6 アドレスを取得するように Unity Connection を設定できます。また、着信トラフィックを Unity Connection がリッスンするモード(IPv4、IPv6、または IPv4 と IPv6 の両方)を設定することもできます。
Cisco Unified CM との SCCP 統合では、Unity Connection が着信 IPv4 および IPv6 トラフィックをリッスンするように設定されている場合、IPv4 または IPv6 を使用するポート グループごとに Unity Connection でコール コントロール シグナリングに使用するアドレス指定モードを設定できます(このモードは TFTP サーバに接続しているときにも使用されます)。
Cisco Unified CM との SIP 統合では、Unity Connection が着信 IPv4 および IPv6 トラフィックをリッスンするように設定されている場合、IPv4 または IPv6 を使用するポート グループごとに Unity Connection でコール コントロール シグナリングに使用するアドレス指定モードを設定できます(このモードは TFTP サーバに接続しているときにも使用されます)。さらに、各ポート グループのメディアで IPv4 または IPv6 を使用するために Unity Connection で使用するアドレス指定モードを設定することもできます。
既存の Cisco Unified CM 統合に対して IPv6 を有効にして設定する手順については、『Install, Upgrade, and Maintenance Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x,』の「Upgrading Cisco Unity Connection」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/install_upgrade/guide/b_12xcuciumg.html から入手できます。
新規の Cisco Unified CM 統合を設定中に IPv6 を有効にして設定する手順については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_installation_and_configuration_guides_list.html に用意されている該当する Cisco Unified CM 統合ガイドを参照してください。