Aironet IE の無効化
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説明:Aironet IE とは、接続性の向上のためにシスコのデバイスで使用されるシスコ独自の属性です。この属性には、アクセスポイント(AP)から Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラのビーコン応答とプローブ応答で送信される、アクセスポイント名、負荷、接続しているクライアントの台数などの情報が含まれています。Cisco Client Extensions(CCX)クライアントは、この情報を使用してアソシエートに最適な AP を選択します。
CCX ソフトウェアは、CCX 対応クライアント デバイスの製造業者およびベンダーに対してライセンスされます。これらのクライアント上にある CCX コードにより、サードパーティ製クライアント デバイスは、シスコ製の AP と無線で通信できるようになり、他のクライアント デバイスでサポートしていないシスコの機能もサポートできるようになります。これらの機能は、セキュリティの強化、パフォーマンスの向上、高速ローミング、および電源管理に関連しています。
Aironet IE は CCX ベースのクライアントのためのオプションですが、一部のタイプのワイヤレス クライアントとの互換性の問題の原因となる可能性があります。WGB および Cisco 音声のためには有効にすることを推奨しますが、通常の実稼働ネットワークの場合、検証した結果によっては Aironet IE を無効にした方がよい場合もあります。
CCX Aironet IE の機能を無効にする必要があります。
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ステータス:
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選択済み:1 つ以上の「アクティブ」な WLAN で CCX Aironet IE を無効にする必要があります。
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非選択:すべての「アクティブ」な WLAN で CCX Aironet IE が有効になります。
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CLI オプション:特定の WLAN に対して Aironet IE のサポートを有効にするには、次のコマンドを入力します。
Device# conf t
Device(config)# wlan <profile-name> <wlan-id> <ssid>
Device(config-wlan)# ccx aironet-iesupport
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CLI オプション:特定の WLAN に対して Aironet IE のサポートを無効にするには、次のコマンドを入力します。
Device# conf t
Device(config)# wlan <profile-name> <wlan-id> <ssid>
Device(config-wlan)# no ccx aironet-iesupport