アクセスポイントに対するフェールオーバー プライオリティの設定について
各コントローラ組み込みコントローラには、定義された数のアクセスポイント用通信ポートが装備されています。未使用のアクセスポイントポートがある複数のコントローラ組み込みコントローラが同じネットワーク上に展開されている場合、1 つのコントローラが故障すると、ドロップしたアクセスポイントは、自動的に未使用のコントローラポートをポーリングして、そのポートにアソシエートします。
次に、アクセスポイントのフェールオーバー プライオリティを設定する際の注意事項を示します。
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バックアップコントローラ組み込みコントローラがプライオリティレベルの高いアクセスポイントからの参加要求を認識できるよう、また、プライオリティレベルの低いアクセスポイントを必要に応じて関連付け解除してポートを使用可能にできるようにワイヤレスネットワークを設定できます。
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フェールオーバーのプライオリティレベルは、通常の無線ネットワークの運用中は無効です。コントローラ組み込みコントローラの障害後に使用できるバックアップ コントローラ ポートよりも多くのアソシエーション要求が発生する場合のみ有効となります。
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コントローラ組み込みコントローラがフルスケールになっている、またはプライマリコントローラで障害が発生し、AP がセカンダリコントローラにフォールバックする場合は、コントローラへの接続中に AP のプライオリティがチェックされます。
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ネットワークのフェールオーバー プライオリティを有効にして、個別のアクセスポイントにプライオリティを割り当てることができます。
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デフォルトでは、すべてのアクセスポイントはプライオリティレベル 1 に設定されています。これは、最も低いプライオリティレベルです。このため、これよりも高いプライオリティレベルを必要とするアクセスポイントにのみ、プライオリティレベルを割り当てる必要があります。