AP クラッシュ ファイルのアップロード
変換したアクセス ポイントが予期せずリブートした場合、アクセス ポイントではクラッシュ発生時にローカル フラッシュ メモリ上にクラッシュ ファイルが保存されます。装置のリブート後、リブートの理由がアクセス ポイントからデバイスに送信されます。クラッシュにより装置がリブートした場合、デバイスは既存の CAPWAP メッセージを使用してクラッシュ ファイルを取得し、デバイスのフラッシュ メモリに保存します。クラッシュ情報のコピーは、デバイスがアクセス ポイントから取得した時点でアクセス ポイントのフラッシュ メモリから削除されます。
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デバイス障害の場合:障害が発生したメンバーでシステムレポートが生成されます。
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スイッチオーバーの場合:ハイアベイラビリティ(HA)のメンバーでのみシステムレポートが生成されます。非 HA メンバーについてはレポートは生成されません。
![]() (注) |
リロード時はレポートは生成されません。 |
プロセスのクラッシュ時には、次の情報がデバイスからローカルに収集されます。
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完全なプロセスコア
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トレースログ
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Cisco IOS の syslog(非アクティブなクラッシュの場合には保証されません)
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システムプロセス情報
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ブートアップログ
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リロードログ
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特定のタイプの /proc 情報
これらの情報はすべて、個別のファイルに格納された後、アーカイブされて 1 つのバンドルに圧縮されます。これにより、クラッシュのスナップショットを 1 つの場所で取得して、分析のためにボックス外に移動できるようになります。このレポートは、スイッチが ROMMON/ブートローダにダウンする前に生成されます。
![]() (注) |
完全なコアおよびトレースログ以外はテキストファイルです。 |
crashinfo ファイル
デフォルトでは、システムレポートファイルが生成されて /crashinfo ディレクトリに保存されます。容量不足のために crashinfo ファイルのパーティションに保存できない場合は、/flash ディレクトリに保存されます。
ファイルを表示するには、dir crashinfo: コマンドを入力します。次に、crashinfo ディレクトリの出力例を示します。
Switch#dir crashinfo:
Directory of crashinfo:/
46553 drwx 1024 Jun 29 2015 14:52:09 +00:00 ap_crash
12 -rw- 0 Jan 1 1970 00:00:11 +00:00 koops.dat
11 -rw- 0 Mar 22 2013 07:50:30 +00:00 deleted_crash_files
13 -rwx 594269 Mar 22 2013 07:50:30 +00:00 crashinfo_platform_mgr_20130322-075017-UTC
14 -rw- 44 Sep 9 2015 09:28:47 +00:00 last_crashinfo
15 -rw- 355 Sep 9 2015 09:29:31 +00:00 last_systemreport_log
16 -rw- 105753 Mar 22 2013 07:50:47 +00:00 system-report_1_20130322-075017-UTC.gz
17 -rw- 39 Sep 9 2015 09:29:31 +00:00 last_systemreport
18 -rwx 585996 Mar 22 2013 08:01:58 +00:00 crashinfo_platform_mgr_20130322-080144-UTC
19 -rw- 105065 Mar 22 2013 08:02:15 +00:00 system-report_1_20130322-080144-UTC.gz
20 -rwx 3426209 Sep 9 2015 06:49:12 +00:00 crashinfo_iosd_20150909-064754-UTC
21 -rwx 9540376 Sep 9 2015 06:49:13 +00:00 fullcore_iosd_20150909-064754-UTC
22 -rw- 469476 Sep 9 2015 06:49:56 +00:00 system-report_1_20150909-064754-UTC.gz
23 -rwx 3425350 Sep 9 2015 09:28:47 +00:00 crashinfo_iosd_20150909-092728-UTC
24 -rwx 9535535 Sep 9 2015 09:28:47 +00:00 fullcore_iosd_20150909-092728-UTC
25 -rw- 459709 Sep 9 2015 09:29:28 +00:00 system-report_1_20150909-092728-UTC.gz
26 -rw- 0 Sep 22 2015 11:11:33 +00:00 tracelogs.J8C
50601 drwx 10240 Oct 28 2015 22:42:50 +00:00 tracelogs
248354816 bytes total (204800000 bytes free)
システムレポートは、次の形式で crashinfo ディレクトリにあります。
system-report_[switch number]_[date]-[timestamp]-UTC.gz
スイッチがクラッシュしたら、システムレポートファイルを確認します。最後に生成されたシステムレポートファイルは crashinfo ディレクトリの下に last_systemreport というファイル名で保存されます。システム レポートおよび crashinfo ファイルは、Technical Assistance Center が問題のトラブルシューティングを行う際に役立ちます。
![]() (注) |
トレースログやその他の目的に使用できる領域を確保するため、システム レポートやトレース アーカイブはコピー後に flash ディレクトリや crashinfo ディレクトリから消去することが重要です。 |