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目次
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco UCS には、Cisco UCS ドメイン内のサーバ上の BIOS 設定をグローバルに変更する 2 種類の方法が用意されています。 サーバまたはサーバの集合のニーズに合う特定の BIOS 設定グループを含む BIOS ポリシーを 1 つ以上作成するか、特定のサーバ プラットフォームに対するデフォルトの BIOS 設定を使用できます。
BIOS ポリシーとサーバ プラットフォームのデフォルトの BIOS 設定のどちらででも、Cisco UCS Manager によって管理されているサーバの BIOS 設定を微調整できます。
データセンターの要件によっては、一部のサービス プロファイルの BIOS ポリシーを設定し、同じ Cisco UCS ドメイン内の他のサービス プロファイルで BIOS デフォルトを使用するか、それらのいずれかを使用することができます。 また、Cisco UCS Manager を使用して、サーバの実際の BIOS 設定を表示し、それらが現在のニーズを満たしているかどうかを確認できます。
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる主要なサーバ BIOS 設定を示します。
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できるプロセッサ BIOS 設定を示します。
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる Intel Directed I/O BIOS 設定を示します。
名前 | 説明 | ||
---|---|---|---|
[VT for Directed IO] |
Intel Virtualization Technology for Directed I/O(VT-d)をプロセッサで使用するかどうか。 次のいずれかになります。
|
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[Interrupt Remap] |
プロセッサで Intel VT-d Interrupt Remapping をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
||
[Coherency Support] |
プロセッサで Intel VT-d Coherency をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
||
[ATS Support] |
プロセッサで Intel VT-d Address Translation Services(ATS)をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
||
[Pass Through DMA Support] |
プロセッサで Intel VT-d Pass-through DMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる RAS メモリ BIOS 設定を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Memory RAS Config] |
サーバのメモリの信頼性、可用性、サービス性(RAS)を設定するかどうか。 次のいずれかになります。
|
[NUMA] |
BIOS で NUMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Mirroring Mode] |
メモリのミラーリングでは、メモリに 2 つの同じデータ イメージを保存することにより、システムの信頼性が向上します。 このオプションは、[Memory RAS Config] で [mirroring] オプションを選択した場合のみ使用できます。 次のいずれかを指定できます。 |
[Sparing Mode] |
スペアリングでは、他の DIMM で障害が発生した場合に使用できるように予約メモリに維持することにより、信頼性が最適化されます。 このオプションは、メモリの冗長性を実現しますが、ミラーリングほどの冗長性は提供されません。 使用可能なスペアリングのモードは、現在のメモリ配備によって異なります。 このオプションは、[Memory RAS Config] で [sparing] オプションを選択した場合にのみ使用できます。 次のいずれかを指定できます。 |
[LV DDR Mode] |
低電圧と高周波数のどちらのメモリ動作をシステムで優先するか。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できるシリアル ポート BIOS 設定を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Serial Port A] |
シリアル ポート A をイネーブルにするか、ディセーブルにするか。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる USB の BIOS 設定を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Make Device Non Bootable] |
サーバを USB デバイスからブートできるかどうか。 次のいずれかになります。 |
[USB System Idle Power Optimizing Setting] |
USB EHCI アイドル電力消費を減らすために [USB System Idle Power Optimizing Setting] を使用するかどうか。 この設定では、選択した値によって、パフォーマンスが影響を受ける場合があります。 次のいずれかになります。
|
[USB Front Panel Lock Access] |
USB の前面パネルのロックが、USB ポートに前面パネルからアクセス可能または不可能に設定されます。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる PCI 設定 BIOS 設定を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Max Memory Below 4G] |
システム設定に依存して、BIOS が PAE をサポートなしでオペレーティング システムの 4GB 未満のメモリ使用率を最大にするかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Memory Mapped IO Above 4Gb Config] |
4 GB 以上のアドレス空間に対する 64 ビット PCI デバイスのメモリ マップ I/O をイネーブルにするか、ディセーブルにするか。 レガシー オプション ROM では、4 GB を超えるアドレスにアクセスできません。 64 ビットに対応し、レガシー オプション ROM を使用する PCI デバイスは、この設定がイネーブルの場合に正しく動作しないことがあります。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できるブート オプションの BIOS 設定を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Boot Option Retry] |
BIOS でユーザ入力を待機せずに非 EFI ベースのブート オプションを再試行するかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Intel Entry SAS RAID] |
Intel SA Entry RAID モジュールがイネーブルかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Intel Entry SAS RAID Module] |
Intel SA Entry RAID モジュールがどのように設定されるか。 次のいずれかになります。 |
[Onboard SCU Storage Support] |
オンボード ソフトウェア RAID コントローラがサーバで使用できるかどうか。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できるサーバ管理 BIOS 設定を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Assert Nmi on Serr] |
システム エラー(SERR)の発生時に BIOS でマスク不能割り込み(NMI)を生成してエラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Assert Nmi on Perr] |
プロセッサ バス パリティ エラー(PERR)の発生時に BIOS でマスク不能割り込み(NMI)を生成してエラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。 |
[OS Boot Watchdog Timer] |
BIOS で事前定義されたタイムアウト値を使用してウォッチドッグ タイマーをプログラミングするかどうか。 タイマーの期限が切れるまでにオペレーティング システムのブートが完了しない場合は、CIMC によってシステムがリセットされ、エラーがログに記録されます。 次のいずれかになります。
この機能には、オペレーティング システムのサポートまたは Intel の管理ソフトウェアが必要です。 |
[OS Boot Watchdog Timer Timeout Policy] |
ウォッチドッグ タイマーの期限が切れた場合に実行されるアクション。 次のいずれかになります。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にのみ使用できます。 |
[OS Boot Watchdog Timer Timeout] |
BIOS でウォッチドッグ タイマーの設定に使用するタイムアウト値。 次のいずれかになります。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にのみ使用できます。 |
名前 | 説明 | ||
---|---|---|---|
[Console Redirection] |
POST 中および BIOS ブート中にコンソール リダイレクションでシリアル ポートを使用できます。 BIOS のブートが終了し、オペレーティング システムがサーバの役割を果たすと、コンソール リダイレクションは無関係になり、効果がなくなります。 次のいずれかになります。
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||
[Flow Control] |
ハンドシェイク プロトコルをフロー制御に使用するかどうか。 送信要求/クリア ツー センド(RTS/CTS)を使用すると、隠れた端末問題が原因で発生する可能性があるフレーム コリジョンを減らすことができます。 次のいずれかになります。
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[Baud Rate] |
シリアル ポートの送信速度に使用するボー レート。 [Console Redirection] をディセーブルにした場合、このオプションは使用できません。 次のいずれかになります。
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||
[Terminal Type] |
コンソール リダイレクションに使用する文字形式のタイプ。 次のいずれかになります。
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||
[Legacy OS Redirect] |
DOS などのレガシー オペレーティング システムからのリダイレクションをシリアル ポートでイネーブルにするかどうか。 次のいずれかになります。 |
BIOS ポリシーは、サーバまたはサーバ グループに対する BIOS 設定の設定を自動化するポリシーです。 ルート組織内のすべてのサーバに対して使用可能なグローバル BIOS ポリシーを作成するか、サブ組織の階層に対してだけ使用可能な BIOS ポリシーを作成できます。
BIOS ポリシーを使用するには、次の手順を実行します。
サービス プロファイルの関連付け時に、Cisco UCS Manager によってサーバ上の BIOS 設定が BIOS ポリシー内の設定と一致するように変更されます。 BIOS ポリシーを作成せず、BIOS ポリシーをサービス プロファイルに割り当てていない場合は、サーバの BIOS 設定にそのサーバ プラットフォームのデフォルトが使用されます。
Cisco UCS Manager には、Cisco UCS によってサポートされている各タイプのサーバに対するデフォルトの BIOS 設定のセットが含まれています。 デフォルトの BIOS 設定は、ルート組織だけで使用可能であり、グローバルです。 Cisco UCS でサポートされている各サーバ プラットフォームには、一組の BIOS 設定だけを適用できます。 デフォルトの BIOS 設定を変更できますが、追加のデフォルトの BIOS 設定のセットは作成できません。
デフォルトの BIOS 設定の各セットは、サポートされている特定タイプのサーバ用に設計されており、BIOS ポリシーがサービス プロファイルに含まれていない、その特定のタイプのすべてのサーバに適用されます。
Cisco UCS の実装にサーバ固有の設定によって満たされない特定の要求がない場合、Cisco UCS ドメインの各タイプのサーバ用に設計されたデフォルトの BIOS 設定を使用することを推奨します。
Cisco UCS Manager により、これらのサーバ プラットフォーム固有の BIOS 設定が次のように適用されます。
Cisco UCS Manager によって提供されるデフォルトの BIOS 設定は変更できます。 ただし、デフォルトの BIOS 設定に対する変更は、その特定のタイプまたはプラットフォームのすべてのサーバに適用されます。 特定のサーバの BIOS 設定だけを変更する場合は、BIOS ポリシーを使用することを推奨します。
![]() (注) |
Cisco UCS Manager は、BIOS 設定の変更内容を BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を使用して Cisco Integrated Management Controller(CIMC)のバッファにプッシュします。 これらの変更は、サーバがリブートされるまでバッファに残り、有効になりません。 設定するサーバの BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードおよび予備モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS Server ではサポートされているわけではありません。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [BIOS Policies] を右クリックして [Create BIOS Policy] を選択します。 |
ステップ 5 |
[Create BIOS Policy] ウィザードの [Main] ページで、[Name] フィールド の BIOS ポリシーの名前を入力します。 この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。 |
ステップ 6 |
[Create BIOS Policy] ウィザードで、次の手順を実行して BIOS 設定を行います。
|
ステップ 7 | ポリシーのすべての BIOS 設定が完了したら、[Finish] をクリックします。 |
設定するサーバの BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードおよび予備モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS Server ではサポートされているわけではありません。
Cisco UCS の実装にサーバ固有の設定によって満たされない特定の要求がない場合、Cisco UCS ドメインの各タイプのサーバ用に設計されたデフォルトの BIOS 設定を使用することを推奨します。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [BIOS Defaults] を展開し、デフォルトの BIOS 設定を変更するサーバ モデル番号を選択します。 |
ステップ 5 |
[Work] ペインで適切なタブをクリックし、目的のオプション ボタンをクリックするか、ドロップダウン リストから選択してデフォルトの BIOS 設定を変更します。 各 BIOS 設定のオプションに関する説明および情報については、次のトピックを参照してください。 サーバのタイプによっては、BIOS 設定が利用できない場合があります。
|
ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
サーバの実際の BIOS 設定を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Equipment] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | 実際の BIOS 設定を表示するサーバを選択します。 |
ステップ 4 | [Work] ペインで [Inventory] タブをクリックします。 |
ステップ 5 | [Motherboard] サブタブをクリックします。 |
ステップ 6 |
[BIOS Settings] 領域で、見出しの右側の [Expand] アイコンをクリックして領域を開きます。 [BIOS Settings] 領域の各タブに、そのサーバ プラットフォームの設定が表示されます。 いくつかのタブには、追加情報を含むサブタブが含まれています。 |
このポリシーでは、IP アドレスを使用して、IPMI コマンドを直接サーバに送信できるかどうかを決定することができます。 たとえば、CIMC からセンサー データを取得するためのコマンドを送信することができます。 このポリシーは、サーバでローカルに認証可能なユーザ名とパスワードを含む IPMI アクセス、およびこのアクセスが読み取り専用か、読み取りと書き込みであるかを定義します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
IPMI プロファイルは、次のリソースの 1 つ以上がシステムにすでに存在していることを前提にしています。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [IPMI Profiles] を右クリックし、[Create IPMI Profiles] を選択します。 |
ステップ 5 | [Create IPMI Profile] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。 |
ステップ 6 | ナビゲータの [IPMI Profile Users] 領域で、[+] をクリックします。 |
ステップ 7 |
[User Properties] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
|
ステップ 8 | 別のユーザを追加するには、ステップ 6 および 7 を繰り返します。 |
ステップ 9 | [OK] をクリックして、[Work] ペインの IPMI プロファイルに戻ります。 |
IPMI プロファイルはサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方にインクルードします。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [IPMI Profiles] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するプロファイルを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーは、ローカル ドライブのオンボード RAID コントローラを通じて、サーバ上にインストールされているオプションの SAS ローカル ドライブを設定します。 このポリシーでは、ローカル ディスク設定ポリシーをインクルードしているサービス プロファイルに関連付けられたすべてのサーバに対してローカル ディスク モードを設定できます。
ローカル ディスク モードには次のものがあります。
[No Local Storage]:ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。 このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。
[RAID 0 Striped]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。 データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。
[RAID 1 Mirrored]:データが 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合に完全なデータ冗長性を提供します。 最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。
[Any Configuration]:変更なしのローカル ディスク設定を転送するサーバ設定で使用します。
[No RAID]:RAID を削除し、ディスク MBR およびペイロードを変更しない状態のままにするサーバ設定で使用します。
[No RAID] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、システムによってディスクの内容が削除されません。 そのため、[No RAID] モードの適用後に違いがわからないことがあります。 これにより、ポリシー内の RAID 設定と、サーバの タブに表示される実際のディスク設定の間に不一致が生じる場合があります。
以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除させるには、No RAID コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。
[RAID 5 Striped Parity]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化されます。 各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。 RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。
[RAID 6 Striped Dual Parity]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して、最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。 データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。
[RAID10 Mirrored and Striped]:RAID 10 はミラー化されたディスクのペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。
このポリシーはサービス プロファイルにインクルードする必要があります。また。このポリシーを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
ローカル ディスク設定ポリシーを作成する前に、次のガイドラインを考慮してください。
単一サーバまたは RAID 設定に HDD と SSD を含めないでください。
B200 M1 および M2 サーバのストレージ コントローラによって提供される RAID/JBOD サポートと、B200 M3 サーバのストレージ コントローラによって提供される RAID/JBOD サポートは異なるため、B200M1 または M2 サーバからのデフォルトのローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルを B200 M3 サーバに割り当てる、または再割り当てすることはできません。 デフォルトのローカル ディスク設定ポリシーには、Any Configuration または JBOD 設定が含まれます。
古い Cisco UCS ファームウェア リリースをリリース 1.3(1i)以降にアップグレードすると、アップグレード後にサーバが初めてサーバ プロファイルに関連付けられるときに、ローカル ディスク設定ポリシーの Protect Configuration プロパティに次の影響が生じます。
Cisco UCS ドメインをアップグレードすると、ローカル ディスク設定ポリシーがサーバ ハードウェアと一致するかどうかに関係なく、初期サーバ アソシエーションは設定エラーを生じずに処理が進められます。 Protect Configuration プロパティをイネーブルにしていても、前のサービス プロファイルと新しいサービス プロファイルの間でローカル ディスク設定ポリシーの設定に不一致がある場合、Cisco UCS はサーバ上のユーザ データを保護しません。
![]() (注) |
Protect Configuration プロパティをイネーブルにした場合、前のサービス プロファイルと新しいサービス プロファイルの間でローカル ディスク設定ポリシーに不一致があると、サーバに対する後続のサービス プロファイル アソシエーションはすべてブロックされます。 |
サービス プロファイルと関連付けられているすべてのサーバは、アップグレード後にリブートしません。 Cisco UCS Manager はローカル ディスクの設定ポリシーとサーバ ハードウェアが一致しない場合、設定エラーを報告しません。
サービス プロファイルがサーバから関連付けを解除され、新しいサービス プロファイルが関連付けられると、新しいサービス プロファイルの Protect Configuration プロパティが優先され、前のサービス プロファイルの設定は上書きされます。
単一の RAID 設定に HDD と SSD を含めないでください。
Cisco UCS ドメイン内のブレード サーバまたはラックマウント サーバに MegaRAID ストレージ コントローラが搭載されている場合は、そのサーバ用のサービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに Any Configuration モードを設定しないでください。 MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバにこのモードを使用すると、オペレーティング システムのインストーラは、サーバ上のローカル ストレージを検出できなくなります。
MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバ上のローカル ストレージにオペレーティング システムをインストールする場合は、サーバ上で RAID LUN(RAID ボリューム)を作成するモードでローカル ディスク設定ポリシーを設定する必要があります。
RAID1 クラスタの移行後、サービス プロファイルをサーバに関連付ける必要があります。 サービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに RAID1 ではなく Any Configuration モードが設定されている場合は、RAID LUN は、関連付け中およびその後も「非アクティブ」状態のままになります。 その結果、サーバは起動できなくなります。
この問題を回避するには、サーバに関連付けるサービス プロファイルに、移行前の元のサービス プロファイルとまったく同じローカル ディスク設定ポリシーが含まれるようにし、Any Configuration モードは含まれないようにします。
ブレード サーバまたは統合されたラックマウント サーバに MegaRAID コントローラが搭載されている場合、そのサーバのサービス プロファイルに含まれるローカル ディスク設定ポリシーでドライブの RAID 設定を設定する必要があります。
OS をインストールする前に RAID LUN を設定していないと、インストール時にディスク検出エラーが発生し、「No Device Found」といったエラー メッセージが表示される可能性があります。
MegaRAID ストレージ コントローラが搭載されたブレード サーバまたは統合ラックマウント サーバ上で JBOD モードまたは JBOD 操作を設定または使用しないでください。 JBOD モードと操作は、これらのサーバで十分に機能することを意図していません。
Cisco UCS Manager と統合されているラックマウント サーバは、サーバ上に存在するハード ドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つしか設定できません。
統合されたラックマウント サーバ内のローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 Cisco UCS Manager との統合では、ローカル ハード ドライブが単一のラックマウント サーバ内の複数の RAID コントローラに接続することはサポートされていません。 そのため、Cisco UCS Manager と統合されるラックマウント サーバを発注する際は、単一の RAID コントローラ構成を要求することを推奨します。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ラックマウント サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager は、その設定をサポートしていません。
ブレード サーバは、サーバ内に存在するドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。 ローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 たとえば、B200 M3 に LSI コントローラと Intel Patsburg コントローラが搭載されていても、LSI コントローラだけが RAID コントローラして使用できます。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ブレード サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager は、その設定をサポートしていません。
ミラー RAID で選択されたディスクの数が 2 つを超えると、RAID 1 は RAID 10 LUN として作成されます。 この問題は、Cisco UCS B440 M1 サーバと B440 M2 サーバで発生する可能性があります。
一部の Cisco UCS サーバでは、特定の RAID 設定オプションにライセンスが必要です。 Cisco UCS Manager がこのローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルをサーバに関連付けると、Cisco UCS Manager は、選択した RAID オプションに適切なライセンスが付与されていることを確認します。 問題がある場合は、サービス プロファイルの関連付け中に Cisco UCS Manager によって設定エラーが表示されます。
特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『Hardware Installation Guide』を参照してください。
B420 M3 サーバは、ローカル ディスク設定ポリシーで次の設定モードをサポートしていません。
また、B420 M3 は、JBOD モードまたは JBOD 操作をサポートしていません。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 | ||||||||||||||||
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 | ||||||||||||||||
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 | ||||||||||||||||
ステップ 4 | [Local Disk Config Policies] を右クリックし、[Create Local Disk Configuration Policy] を選択します。 | ||||||||||||||||
ステップ 5 |
[Create Local Disk Configuration Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
この手順は、関連付けられた サービス プロファイル からローカル ディスク設定ポリシーを変更する方法について説明します。 [Servers] タブの [Policies] ノードからローカル ディスク設定ポリシーを変更することもできます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 | ||||||||
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 | ||||||||
ステップ 3 |
変更するローカル ディスク設定ポリシーを持つサービス プロファイルを含む組織を展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。 |
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ステップ 4 | 変更するローカル ディスク設定ポリシーを含む サービス プロファイル をクリックします。 | ||||||||
ステップ 5 | [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 | ||||||||
ステップ 6 | [Actions] 領域で、[Change Local Disk Configuration Policy] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 7 |
[Change Local Disk Configuration Policy] ダイアログボックスで、[Select the Local Disk Configuration Policy] ドロップダウン リストから次のいずれかのオプションを選択します。
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ステップ 8 | [OK] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 9 | (任意)[Local Disk Configuration Policy] 領域を展開し、変更が行われたことを確認します。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Local Disk Config Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中にサーバのローカル データおよび BIOS 設定に何が起こるか、およびサーバとサービス プロファイルの関連付けはいつ解除されるかを決定します。 スクラブ ポリシーの設定によっては、そのようなときに次の処理が行われます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 | ||||||||||
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 | ||||||||||
ステップ 4 | [Scrub Policies] を右クリックし、[Create Scrub Policy] を選択します。 | ||||||||||
ステップ 5 |
[Create Scrub Policy] ウィザードで、次のフィールドに値を入力します。
|
||||||||||
ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Scrub Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーは、このポリシーを使用するサービス プロファイルと関連付けられているすべてのサーバに対する Serial over LAN 接続の設定を行います。 デフォルトでは、Serial over LAN 接続はディセーブルにされています。
Serial over LAN ポリシーを実装する場合、IPMI プロファイルを作成することも推奨します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 | ||||||||||
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 | ||||||||||
ステップ 4 | [Serial over LAN Policies] を右クリックし、[Create Serial over LAN Policy] を選択します。 | ||||||||||
ステップ 5 |
[Create Serial over LAN Policy] ウィザードで、次のフィールドに値を入力します。
|
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ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Serial over LAN Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
Cisco UCS Manager このポリシーを使用して、新しいサーバの設定方法を決定します。 サーバ自動構成ポリシーを作成すると、新しいサーバの起動時に次の処理が行われます。
このポリシーは、次のリソースの 1 つ以上がシステムにすでに存在していることを前提にしています。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 2 | [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 | ||||||||||||
ステップ 3 | [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 4 | [Autoconfig Policies] サブタブをクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 5 |
テーブルの右側のアイコン バーの [+] をクリックします。 [+] アイコンがディセーブルの場合、テーブルのエントリをクリックして、イネーブルにします。 |
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ステップ 6 |
[Create Autoconfiguration Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 7 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 |
ステップ 3 | [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 |
ステップ 4 | [Autoconfig Policies] サブタブをクリックします。 |
ステップ 5 | 削除する自動構成ポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 6 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このディスカバリ ポリシーは、新しいサーバが追加されたときのシステムの反応を決定します。 サーバ ディスカバリ ポリシーを作成する場合、サーバがシャーシに追加されたときに、システムにより詳細なディスカバリを行うのか、または、ユーザがまず新しいサーバを確認する必要があるのかどうかを制御できます。 デフォルトでは、システムにより完全なディスカバリが実行されます。
サーバ ディスカバリ ポリシーを作成した場合は、新しいサーバを起動すると次の処理が行われます。
このポリシーとサーバ プールを関連付ける予定がある場合は、サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 |
ステップ 3 | [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 |
ステップ 4 | [Server Discovery Policies] サブタブをクリックします。 |
ステップ 5 | テーブル アイコン バーの [+] アイコンをクリックして、[Create Server Discovery Policy] ダイアログボックスを開きます。 |
ステップ 6 | [Description] フィールドに、ディカバリ ポリシーの説明を入力します。 |
ステップ 7 | [Action] フィールドで、次のオプションのいずれかを選択します。 |
ステップ 8 | (任意)このポリシーをサーバ プールに関連付けるには、[Qualification] ドロップダウン リストでサーバ プール ポリシーの資格情報を選択します。 |
ステップ 9 | (任意)スクラブ ポリシーを含めるには、[Scrub Policy] ドロップダウン リストでポリシーを選択します。 |
ステップ 10 | [OK] をクリックします。 |
サーバ ディスカバリ ポリシーはサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方にインクルードします。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 |
ステップ 3 | [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 |
ステップ 4 | [Server Discovery Policies] サブタブをクリックします。 |
ステップ 5 | 削除するサーバ ディスカバリ ポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 6 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーは、サーバのサービス プロファイルを作成するためのサーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。 このポリシーから作成されたすべてのサービス プロファイルは、製造元でブレードに設定された値を使用します。 このポリシーは次の機能を実行します。
このポリシーによって作成されたサービス プロファイルを別のサーバに移行できません。
VIC アダプタを持つブレード サーバまたはラックマウント サーバ(Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カード)には、工場でサーバ ハードウェアに刻印されたサーバ ID 値はありません。 このため、アダプタ ID はデフォルト プールから取得する必要があります。 デフォルト プールに、サーバに割り当てられるものへの十分なエントリが含まれていない場合、サービス プロファイルのアソシエーションは設定エラーで失敗します。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 2 | [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 | ||||||||||
ステップ 3 | [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 4 | [Server Inheritance Policies] サブタブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 5 |
テーブルの右側のアイコン バーの [+] をクリックします。 [+] アイコンがディセーブルの場合、テーブルのエントリをクリックして、イネーブルにします。 |
||||||||||
ステップ 6 |
[Create Server Inheritance Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
|
||||||||||
ステップ 7 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 |
ステップ 3 | [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 |
ステップ 4 | [Server Inheritance Policies] サブタブをクリックします。 |
ステップ 5 | 削除するサーバ継承ポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 6 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーはサーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。 これは、サーバ プール ポリシー資格情報により、サーバと、ポリシーで指定されたターゲット プールが一致した場合にどのような処理が行われるかを定義します。
サーバが複数のプールに適合したときに、これらのプールにサーバ プール ポリシーがあった場合、このサーバはこれらすべてのプールに追加されます。
このポリシーは、次のリソースの 1 つ以上がシステムにすでに存在していることを前提にしています。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 | ||||||||||
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 | ||||||||||
ステップ 4 | [Server Pool Policies] を右クリックし、[Create Server Pool Policy] を選択します。 | ||||||||||
ステップ 5 |
[Create Server Pool Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
|
||||||||||
ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Server Pool Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中に実行されたサーバのインベントリに基づいて、サーバを資格認定します。 資格情報は、サーバが選択基準を満たすかどうかを判断するために、ポリシーで設定されたルールです。 たとえば、データセンター プールのサーバの最小メモリ容量を指定するルールを作成できます。
資格情報は、サーバ プール ポリシーだけではなく、その他のポリシーでも、サーバを配置するために使用されます。 たとえば、サーバがある資格ポリシーの基準を満たしている場合、このサーバを 1 つ以上のサーバ プールに追加したり、自動的にサービス プロファイルと関連付けたりできます。
サーバ プール ポリシー資格情報を使用すると、次の基準に従ってサーバを資格認定できます。
実装によっては、サーバ プール ポリシー資格情報を使用して、次を含む複数のポリシーを設定できます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [Server Pool Policy Qualifications] ノードを右クリックし、[Create Server Pool Policy Qualification] を選択します。 |
ステップ 5 | [Create Server Pool Policy Qualification] ダイアログボックスに、ポリシーの一意の名前および説明を入力します。 |
ステップ 6 |
(任意)このポリシーを使用して、アダプタ構成に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 7 |
(任意)このポリシーを使用して、サーバが物理的に存在するシャーシに基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 8 |
(任意)このポリシーを使用して、サーバが物理的に存在するシャーシとスロットの両方に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 9 |
(任意)このポリシーを使用して、メモリ構成に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 10 |
(任意)このポリシーを使用して、CPU/コア構成に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 11 |
(任意)このポリシーを使用して、ストレージ構成および容量に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 12 | (任意)このポリシーを使用して、サーバのモデルに基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。 |
ステップ 13 | (任意)このポリシーを使用して、電源のグループに基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。 |
ステップ 14 |
(任意)このポリシーを使用して、関連付けられたサーバ プールに追加できるラックマウント サーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 15 | テーブル内の資格を確認し、必要に応じて修正します。 |
ステップ 16 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Server Pool Policy Qualifications] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシー資格情報を右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
1 つまたは複数の資格のセットを削除してサーバ プール ポリシーの資格情報を変更するには、この手順を使用します。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Server Pool Policy Qualifications] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 変更するポリシーを選択します。 |
ステップ 5 | [Work] ペインで、[Qualifications] タブを選択します。 |
ステップ 6 | 資格のセットを削除するには、次の手順を実行します。 |
ステップ 7 | [Save Changes] をクリックします。 |
vNIC/vHBA 配置ポリシーは、次を判別するために使用されます。
各 vNIC/vHBA 配置ポリシーには、物理アダプタの仮想表現である 4 つの vCon が含まれています。 vNIC/vHBA 配置ポリシーがサービス プロファイルに割り当てられ、サービス プロファイルがサーバに関連付けられると、vNIC/vHBA 配置ポリシーの vCons が物理アダプタに割り当てられ、vNIC および vHBA がそれらの vCon に割り当てられます。
1 つのアダプタを持つブレードまたはラック サーバでは、Cisco UCS は、すべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバでは、Cisco UCS は、vCon1 を Adapter1、vCon2 を Adapter2、vCon3 を Adapter3、vCon4 を Adapter4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを備えたブレードまたはラック サーバについて、Cisco UCS UCS は、サーバのタイプ、および [Round Robin] または [Linear Ordered] である選択した仮想スロット マッピング スキームに基づいて vCon を割り当てます。 使用可能なマッピング スキームに関する詳細については、vCon からアダプタへの配置を参照してください。
Cisco UCS によって vCon が割り当てられた後、各 vCon の [Selection Preference] に基づいて vNIC と vHBA が割り当てられます。これは次のいずれかになります。
サービス プロファイルに vNIC/vHBA 配置ポリシーを含めない場合、Cisco UCS Manager は、[Round Robin] の vCon マッピング スキームおよび [All] の vNIC/vHBA 選択プリファレンスにデフォルトで設定され、各アダプタの機能および相対容量に基づいてアダプタ間に vNIC および vHBA を配布します。
Cisco UCS Manager は、サービス プロファイルのすべての vCon をサーバ上の物理アダプタにマッピングします。 マッピングがどのように発生し、vCon がサーバの特定のアダプタにどのように割り当てられるかは、次の条件によって異なります。
サーバのタイプ。 2 枚のアダプタ カード付きの N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバは、他のサポートされているラックまたはブレード サーバとは異なるマッピング スキームを使用します。
サーバ内のアダプタ数。
vNIC/vHBA 配置ポリシーの仮想スロット マッピング スキームの設定(該当する場合)。
vNIC/vHBA の選択プリファレンスを設定して vNIC および vHBA を vCon に割り当てる場合は、この配置を考慮する必要があります。
![]() (注) |
vCon からアダプタへの配置は、アダプタの PCIE スロット番号には依存しません。 vCon 配置のために使用されるアダプタ番号は、アダプタの PCIE スロット番号ではなく、サーバ ディスカバリ中に割り当てられた ID です。 |
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバでは、2 つのアダプタには左から右に番号が付けられ、vCon には右から左に番号が付けられます。 いずれかのブレード サーバに単一のアダプタがある場合、Cisco UCS は、すべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 サーバに 2 つのアダプタがある場合、vCons の割り当ては、仮想スロット マッピング スキームによって異なります。
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバ以外の Cisco UCS でサポートされているその他すべてのサーバについて、vCon の割り当ては、サーバのアダプタ数および仮想スロット マッピング スキームによって異なります。
1 つのアダプタを持つブレードまたはラック サーバでは、Cisco UCS は、すべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバでは、Cisco UCS は、vCon1 を Adapter1、vCon2 を Adapter2、vCon3 を Adapter3、vCon4 を Adapter4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを備えたブレードまたはラック サーバについて、Cisco UCS は、選択した仮想スロット マッピング スキームに基づいて vCon を割り当てます。 この仮想スロット マッピング スキームは、[Round Robin] または [Linear Ordered] です。
アダプタの数 | vCon1 の割り当て | vCon2 の割り当て | vCon3 の割り当て | vCon4 の割り当て |
---|---|---|---|---|
1 |
Adapter1 |
Adapter1 |
Adapter1 |
Adapter1 |
2 |
Adapter1 |
Adapter2 |
Adapter1 |
Adapter2 |
3 |
Adapter1 |
Adapter2 |
Adapter3 |
Adapter2 |
4 |
Adapter1 |
Adapter2 |
Adapter3 |
Adapter4 |
[Round Robin] は、デフォルトのマッピング スキームです。
アダプタの数 | vCon1 の割り当て | vCon2 の割り当て | vCon3 の割り当て | vCon4 の割り当て |
---|---|---|---|---|
1 |
Adapter1 |
Adapter1 |
Adapter1 |
Adapter1 |
2 |
Adapter1 |
Adapter1 |
Adapter2 |
Adapter2 |
3 |
Adapter1 |
Adapter2 |
Adapter3 |
Adapter3 |
4 |
Adapter1 |
Adapter2 |
Adapter3 |
Adapter4 |
Cisco UCS Manager vNIC/vHBA 配置ポリシーを通して vCon に vNIC および vHBA を割り当てるための 2 つのオプション(明示的な割り当ておよび暗黙的な割り当て)を提供します。
明示的な割り当てでは、vCon、および vNIC または vHBA が割り当てられるアダプタを指定します。 サーバのアダプタ間で vNIC および vHBA が配布される方法を決定する必要がある場合は、この割り当てオプションを使用します。
vNIC または vHBA をそれらのタイプに設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって設定エラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。
サービス プロファイルの関連付け中に、Cisco UCS Manager は、ポリシーの設定に応じて vNIC および vHBA を割り当てる前に、サーバ上の物理アダプタの数および機能に対して vNIC および vHBA の設定された配置を検証します。 負荷分散は、このポリシーで設定された vCon およびアダプタへの明示的な割り当てに基づいています。
アダプタが 1 つ以上の vNIC または vHBA の割り当てをサポートしていない場合は、Cisco UCS Manager によってサービス プロファイルに対するエラーが生成されます。
暗黙的な割り当てでは、Cisco UCS Manager は、vCon、およびアダプタの機能とそれらの相対容量に応じて vNIC または vHBA が割り当てられるアダプタを判断します。 vNIC または vHBA が割り当てられるアダプタがシステム設定にとって重要でない場合は、この割り当てオプションを使用します。
vCon を暗黙的な割り当てに設定するには、次の手順を実行します。
vCon 設定を、[All]、[Exclude Dynamic]、または [Exclude Unassigned] に設定します。 vNIC/vHBA 配置ポリシー、またはサーバに関連付けられたサービス プロファイルで vCon を設定できます。
vCon 設定を [Assigned Only] に設定しないでください。 暗黙的な割り当てをこの設定で実行することはできません。
vNIC または vHBA を vCon に割り当てないでください。
サービス プロファイルの関連付け中に、Cisco UCS Manager は、サーバ上の物理アダプタの数および機能を確認し、それに従って vNIC および vHBA を割り当てます。 負荷分散は、アダプタの機能に基づいており、vNIC および vHBA の配置は、システムによって決定される実際の順番に従って実行されます。 たとえば、あるアダプタが別のアダプタよりも多くの vNIC に対応できる場合、そのアダプタにはより多くの vNIC が割り当てられます。
アダプタがそのサーバに対して設定された vNIC および vHBA の数をサポートしていない場合は、Cisco UCS Manager によってサービス プロファイルに対するエラーが生成されます。
各スロットでアダプタ カード付きのデュアル スロット サーバに暗黙的な vNIC の割り当てを使用すると、Cisco UCS Manager は、通常、次のように vNIC と vHBA を割り当てます。
サーバの両方のスロットに同じアダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、vNIC の半分および vHBA の半分を各アダプタに割り当てます。
サーバに 1 つの非 VIC アダプタおよび 1 つの VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC および 2 つの vHBA を非 VIC アダプタに割り当て、残りの vNIC および vHBA を VIC アダプタに割り当てます。
サーバに 2 つの異なる VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つのアダプタの能力比に基づいて、vNIC および vHBA を比例的に割り当てます。
次に、Cisco UCS Manager がサポートされているアダプタ カードの異なる組み合わせで vNIC および vHBA を割り当てる一般的な方法の例を示します。
4 つの vNIC を設定する場合で、サーバに 2 つの Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711アダプタ(それぞれに 2 つの vNIC)が含まれている場合、Cisco UCS Manager は 2 つの vNIC を各アダプタに割り当てます。
50 個の vNIC を設定する場合にサーバに Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタ(2 つの vNIC)と Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 個の vNIC)が含まれている場合、Cisco UCS Manager は 2 つの vNIC を Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタに割り当て、48 個の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
150 個の vNIC を設定する場合で、サーバに Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 個の vNIC)と Cisco UCS M82-8P 仮想インターフェイス カードアダプタ(256 個の vNIC)が含まれている場合、Cisco UCS Manager は 50 個の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当て、100 個の vNIC を Cisco UCS M82-8P 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
![]() (注) |
vNIC をファブリック フェールオーバー用に設定し、ダイナミック vNIC をサーバ用に設定した場合は、この暗黙的な割り当てに対する例外が発生します。 |
1 つのアダプタが vNIC フェールオーバーをサポートしていない vNIC ファブリック フェールオーバーを含む設定の場合、Cisco UCS Manager は、イネーブルにされたファブリック フェールオーバーがあるすべての vNIC を、それらをサポートしているアダプタに暗黙的に割り当てます。 ファブリック フェールオーバー用に設定された vNIC だけが含まれている設定の場合、vNIC をサポートしていないアダプタに暗黙的に割り当てられる vNIC はありません。 一部の vNIC がファブリック フェールオーバー用に設定され、一部の vNIC がそうでない場合、Cisco UCS Manager は上記の比率に従って、すべてのフェールオーバー vNIC を、それらをサポートしているアダプタに割り当て、少なくとも 1 つの非フェールオーバー vNIC を、それらをサポートしていないアダプタに割り当てます。
ダイナミック vNIC が含まれている設定では、同じ暗黙的な割り当てが発生します。 Cisco UCS Manager は、すべてのダイナミック vNIC をそれらをサポートするアダプタに割り当てます。 ただし、ダイナミック vNIC とスタティック vNIC の組み合わせでは、少なくとも 1 つのスタティック vNIC がダイナミック vNIC をサポートしていないアダプタに割り当てられます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [vNIC/vHBA Placement Policies] を右クリックし、[Create Placement Policy] を選択します。 |
ステップ 5 |
[Create Placement Policy] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
|
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [NIC/vHBA Placement Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
次のいずれかの値を使用して、vNIC/vHBA 配置ポリシーを介して、あるいはサービス プロファイルで、vCons を設定します。
vCon が [All] に設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 ただし、この設定では制御性が低くなります。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 | ||||||
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 | ||||||
ステップ 3 |
明示的に vCon に割り当てる vNIC のサービス プロファイルが含まれている組織のノードを展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。 |
||||||
ステップ 4 | [Service_Profile_Name] [vNICs] の順に展開します。 | ||||||
ステップ 5 | vCon に明示的に割り当てる vNIC をクリックします。 | ||||||
ステップ 6 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 | ||||||
ステップ 7 |
[Virtual Host Interface Placement] セクションで、次のフィールドに値を入力します。
vNIC をそのタイプの vNIC に設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって設定エラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。 vNIC を別の vCon に割り当てるか、サービス プロファイルの vCon 設定を変更する必要があります。 |
||||||
ステップ 8 |
[Order] セクションで、次のフィールドに値を入力します。
|
||||||
ステップ 9 | [Save Changes] をクリックします。 |
次のいずれかの値を使用して、vNIC/vHBA 配置ポリシーを介して、あるいはサービス プロファイルで、vCons を設定します。
vCon が [All] に設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 ただし、この設定では制御性が低くなります。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 | ||||||
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 | ||||||
ステップ 3 |
明示的に vCon に割り当てる vHBA のサービス プロファイルが含まれている組織のノードを展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。 |
||||||
ステップ 4 | [Service_Profile_Name] [vHBAs] を展開します。 | ||||||
ステップ 5 | vCon に明示的に割り当てる vHBA をクリックします。 | ||||||
ステップ 6 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 | ||||||
ステップ 7 |
[Virtual Host Interface Placement] セクションで、次のフィールドに値を入力します。
vHBA をそのタイプの vHBA に設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって設定エラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。 vHBA を別の vCon に割り当てるか、サービス プロファイルの vCon 設定を変更する必要があります。 |
||||||
ステップ 8 |
[Order] セクションで、次のフィールドに値を入力します。
|
||||||
ステップ 9 | [Save Changes] をクリックします。 |
最適なパフォーマンスを得るには、PCIe バスでダイナミック vNIC を配置する前に、スタティック vNIC およびスタティック vHBA を配置する必要があります。 スタティック vNIC は、スタティック vNIC およびスタティック vHBA の両方を指します。 Cisco UCS Manager リリース 2.1 は、スタティック vNIC とダイナミック vNIC の順序に関して次の機能を提供します。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後、既存のサービス プロファイル(Cisco UCS Manager リリース 2.1 より前のリリースで定義されたプロファイル)に対する変更がない場合は、vNIC の順序は変更されません。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後、vNIC 関連の変更によって vNIC マップの順序が変更される場合があります。 その結果、すべてのダイナミック vNIC がスタティック vNIC の後に配置されます。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 で新しく作成されたサービス プロファイルでは、スタティック vNIC が常にダイナミック vNIC の前の順序で配置されます。
上記の動作は、スタティック vNIC またはダイナミック vNIC の作成または削除のシーケンスとは無関係です。
SRIOV 対応サービス プロファイルでは、UCSM は、対応する仮想関数(VF)の前に vNIC 物理関数(PF)を挿入します。 このスキームにより、VF が PCIe バスの親 PF vNIC の近くに配置され、BDFs が VF の連続した増分順序になることが保証されます。
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4
dyn-vNIC-1 3
dyn-vNIC-2 4
eth-vNIC-1 1
eth-vNIC-2 2
dyn-vNIC-3 5
dyn-vNIC-4 6
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、0 機能デバイス(各スタティック vNIC 用の新しい BUS)としてスタティック vNIC をプロビジョニングします。 多機能ダイナミック vNIC は、最後のスタティック vNIC/vHBA の配置後に新しいバス スロットから配置されます。
![]() (注) |
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、新しい StaticZero モードをサポートします。 |
Cisco UCS Manager | ||
---|---|---|
バージョン 1.4 スキーム:ZeroFunction |
バージョン 2.0 スキーム:ZeroFunction/MultiFunction |
バージョン 2.1 スキーム:ZeroFunction/MultiFunction/StaticZero |
すべてのスタティック vNIC およびダイナミック vNIC は、バス [0-57]、機能 [0] にあります。 < ZeroFunction モード > |
静的 vNIC およびダイナミック vNIC は、バス [0-57]、機能 [0-7] にあります。 バス 0、機能 0 バス 0、機能 7 バス 1、機能 0 < MultiFunction モード > |
スタティック vNIC または PF は、バス [0-57]、機能 [0] にあります。 SRIOV:対応する VF は同一バスおよび機能 [1-255] にあります。No-SRIOV:ダイナミック vNIC はバス [0-57]、機能 [0-7] にあります。 < StaticZero モード > |
Balboa からのアップグレードは、バス <= 57 まで BDF(ZeroFunction モードのまま)の番号を付け直すことはしません。 デバイスが 58 を超えると、MultiFunction モードに切り替わります。 |
Balboa からのアップグレードは、バス <= 57 まで BDF(ZeroFunction モードのまま)の番号を付け直すことはしません。 デバイスが 58 またはプラットフォーム固有の最大 PCle バス番号を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 | |
Cisco UCS Manager バージョン 2.0 からのアップグレードは、BDF(ZeroFunction / MultiFunction モードのまま)の番号を付け直すことはしません。 デバイスが 58 またはプラットフォーム固有の最大 PCle バス番号を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 |
目次
- サーバ関連ポリシーの設定
- BIOS の設定
- サーバ BIOS 設定
- 主要な BIOS 設定
- プロセッサの BIOS 設定
- Intel Directed I/O BIOS 設定
- RAS メモリ BIOS 設定
- シリアル ポートの BIOS 設定
- USB の BIOS 設定
- PCI 設定 BIOS 設定
- ブート オプションの BIOS 設定
- サーバ管理 BIOS 設定
- BIOS ポリシー
- デフォルトの BIOS 設定
- BIOS ポリシーの作成
- BIOS のデフォルトの修正
- サーバの実際の BIOS 設定の表示
- IPMI アクセス プロファイルの設定
- IPMI アクセス プロファイル
- IPMI アクセス プロファイルの作成
- IPMI アクセス プロファイルの削除
- ローカル ディスク設定ポリシーの設定
- ローカル ディスク設定ポリシー
- すべてのローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
- RAID 用に設定されているローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
- ローカル ディスク設定ポリシーの作成
- ローカル ディスク設定ポリシーの変更
- ローカル ディスク設定ポリシーの削除
- スクラブ ポリシーの設定
- スクラブ ポリシー
- スクラブ ポリシーの作成
- スクラブ ポリシーの削除
- Serial over LAN ポリシーの設定
- Serial over LAN ポリシー
- Serial over LAN ポリシーの作成
- Serial over LAN ポリシーの削除
- サーバ自動構成ポリシーの設定
- サーバ自動構成ポリシー
- 自動構成ポリシーの作成
- 自動構成ポリシーの削除
- サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
- サーバ ディスカバリ ポリシー
- サーバ ディスカバリ ポリシーの作成
- サーバ ディスカバリ ポリシーの削除
- サーバ継承ポリシーの設定
- サーバ継承ポリシー
- サーバ継承ポリシーの作成
- サーバ継承ポリシーの削除
- サーバ プール ポリシーの設定
- サーバ プール ポリシー
- サーバ プール ポリシーの作成
- サーバ プール ポリシーの削除
- サーバ プール ポリシーの資格情報の設定
- サーバ プール ポリシー資格情報
- サーバ プール ポリシーの資格情報の作成
- サーバ プール ポリシーの資格情報の削除
- サーバ プール ポリシーの資格情報からの資格の削除
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの設定
- vNIC/vHBA 配置ポリシー
- vCon からアダプタへの配置
- N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバの vCon からアダプタへの配置
- その他すべてのサポートされているサーバの vCon からアダプタへの配置
- vNIC/vHBA から vCon への割り当て
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの作成
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの削除
- vCon への vNIC の明示的な割り当て
- vCon への vHBA の明示的な割り当て
- ダイナミック vNIC を配置する前のスタティック vNIC の配置
この章の内容は、次のとおりです。
- BIOS の設定
- IPMI アクセス プロファイルの設定
- ローカル ディスク設定ポリシーの設定
- スクラブ ポリシーの設定
- Serial over LAN ポリシーの設定
- サーバ自動構成ポリシーの設定
- サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
- サーバ継承ポリシーの設定
- サーバ プール ポリシーの設定
- サーバ プール ポリシーの資格情報の設定
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの設定
サーバ BIOS 設定
Cisco UCS には、Cisco UCS ドメイン内のサーバ上の BIOS 設定をグローバルに変更する 2 種類の方法が用意されています。 サーバまたはサーバの集合のニーズに合う特定の BIOS 設定グループを含む BIOS ポリシーを 1 つ以上作成するか、特定のサーバ プラットフォームに対するデフォルトの BIOS 設定を使用できます。
BIOS ポリシーとサーバ プラットフォームのデフォルトの BIOS 設定のどちらででも、Cisco UCS Manager によって管理されているサーバの BIOS 設定を微調整できます。
データセンターの要件によっては、一部のサービス プロファイルの BIOS ポリシーを設定し、同じ Cisco UCS ドメイン内の他のサービス プロファイルで BIOS デフォルトを使用するか、それらのいずれかを使用することができます。 また、Cisco UCS Manager を使用して、サーバの実際の BIOS 設定を表示し、それらが現在のニーズを満たしているかどうかを確認できます。
(注)
Cisco UCS Manager は、BIOS 設定の変更内容を BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を使用して Cisco Integrated Management Controller(CIMC)のバッファにプッシュします。 これらの変更は、サーバがリブートされるまでバッファに残り、有効になりません。
設定するサーバの BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードおよび予備モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS Server ではサポートされているわけではありません。
- 主要な BIOS 設定
- プロセッサの BIOS 設定
- Intel Directed I/O BIOS 設定
- RAS メモリ BIOS 設定
- シリアル ポートの BIOS 設定
- USB の BIOS 設定
- PCI 設定 BIOS 設定
- ブート オプションの BIOS 設定
- サーバ管理 BIOS 設定
主要な BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる主要なサーバ BIOS 設定を示します。
名前 説明 [Reboot on BIOS Settings Change]
1 つ以上の BIOS 設定を変更した後に、サーバがリブートされます。
この設定を有効にした場合、サービス プロファイルのメンテナンス ポリシーに従ってサーバがリブートされます。 たとえば、メンテナンス ポリシーで確認が必要な場合、サーバはリブートされず、ユーザが保留中のアクティビティを確認するまで BIOS の変更は適用されません。
この設定をイネーブルにしない限り、別のサーバ設定変更または手動リブートの結果としてサーバが次に再起動されるまで、BIOS の変更は適用されません。
[Quiet Boot]
BIOS が Power On Self-Test(POST)中に表示する内容。 次のいずれかになります。
[Post Error Pause]
POST 中にサーバで重大なエラーが発生した場合の処理。 次のいずれかになります。
[Resume Ac On Power Loss]
予期しない電力損失後に電力が復帰したときにサーバがどのように動作するか。 次のいずれかになります。
[Front Panel Lockout]
前面パネルの電源ボタンとリセット ボタンがサーバによって無視されるかどうかを決定します。 次のいずれかになります。
プロセッサの BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できるプロセッサ BIOS 設定を示します。
名前 説明 [Turbo Boost]
プロセッサで Intel Turbo Boost Technology を使用するかどうか。このテクノロジーでは、仕様よりも低い電力、温度、または電圧でプロセッサが動作していると、自動的にそのプロセッサの周波数が上がります。 次のいずれかになります。
[Enhanced Intel Speedstep]
システムがプロセッサ電圧とコア周波数を調整できる Enhanced Intel SpeedStep Technology をプロセッサで使用するかどうか。 このテクノロジーにより、平均電力消費量と平均熱発生量が減少する可能性があります。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサの電圧または周波数を動的に調整しません。
[enabled]:プロセッサで Enhanced Intel SpeedStep Technology が使用され、サポートされているすべてのスリープ状態でさらに電力を節約することが可能になります。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Hyper Threading]
プロセッサで Intel Hyper-Threading Technology を使用するかどうか。このテクノロジーでは、マルチスレッド ソフトウェア アプリケーションのスレッドを各プロセッサ内で並列に実行できます。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサでのハイパースレッディングを禁止します。
[enabled]:プロセッサでの複数スレッドの並列実行を許可します。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Core Multi Processing]
パッケージ内の論理的なプロセッサ コアの状態を設定します。 この設定をディセーブルにした場合、Hyper Threading もディセーブルになります。 次のいずれかになります。
[all]:すべての論理プロセッサ コアの多重処理をイネーブルにします。
[1] ~ [10]:サーバで実行できる論理プロセッサ コアの数を指定します。 多重処理をディセーブルにして、サーバで実行される論理プロセッサ コアを 1 個のみにするには、[1] を選択します。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Execute Disabled Bit]
サーバ上のメモリ領域を分類して、アプリケーション コードを実行できる場所を指定します。 この分類の結果、悪意のあるワームによってバッファへのコード挿入が試行された場合に、プロセッサはコードの実行をディセーブルにします。 この設定を使用すると、損傷、ワームの伝播、および特定クラスの悪意のあるバッファ オーバーフロー攻撃を防止できます。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサはメモリ領域を分類しません。
[enabled]:プロセッサはメモリ領域を分類します。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Virtualization Technology (VT)]
プロセッサで Intel Virtualization Technology を使用するかどうか。このテクノロジーでは、1 つのプラットフォームで、複数のオペレーティング システムとアプリケーションをそれぞれ独立したパーティション内で実行できます。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサでの仮想化を禁止します。
[enabled]:プロセッサで、複数のオペレーティング システムをそれぞれ独立したパーティション内で実行できます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) このオプションを変更した場合は、設定を有効にするためにサーバの電源を再投入する必要があります。
[Direct Cache Access]
データを I/O デバイスからプロセッサ キャッシュに直接配置することによって、プロセッサで I/O パフォーマンスを向上させることができます。 この設定により、キャッシュ ミスが少なくなります。 次のいずれかになります。
[Processor C State]
アイドル期間にシステムを省電力モードにすることができるかどうか。 次のいずれかになります。
[disabled]:システムは、アイドル時にも高パフォーマンス状態を維持します。
[enabled]:システムは、DIMM や CPU などのシステム コンポーネントに対する電力を削減できます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Processor C1E]
C1 状態に入ると、プロセッサは最小周波数に移行できます。 この設定は、サーバをリブートするまで有効になりません。 次のいずれかになります。
[Processor C3 Report]
プロセッサからオペレーティング システムに C3 レポートを送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサから C3 レポートを送信しません。
[acpi-c2]:ACPI C2 フォーマットを使用してプロセッサから C3 レポートを送信します。
[acpi-c3]:ACPI C3 フォーマットを使用してプロセッサから C3 レポートを送信します。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
B440 サーバの場合、[BIOS Setup] メニューでこれらのオプションに対して [enabled] と [disabled] が使用されます。 [acpi-c2] または [acpi-c2] を指定すると、このサーバではそのオプションの BIOS 値に [enabled] が設定されます。
[Processor C6 Report]
プロセッサからオペレーティング システムに C6 レポートを送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[Processor C7 Report]
プロセッサからオペレーティング システムに C7 レポートを送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[CPU Performance]
サーバの CPU パフォーマンス プロファイルを設定します。 次のいずれかになります。
[Max Variable MTRR Setting]
MTRR 変数の数を選択できます。 次のいずれかになります。
Intel Directed I/O BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる Intel Directed I/O BIOS 設定を示します。
名前 説明 [VT for Directed IO]
Intel Virtualization Technology for Directed I/O(VT-d)をプロセッサで使用するかどうか。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサで仮想化テクノロジーを使用しません。
[enabled]:プロセッサで仮想化テクノロジーを使用します。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) このオプションは、他の Intel Directed I/O BIOS 設定を変更する場合は、イネーブルにする必要があります。
[Interrupt Remap]
プロセッサで Intel VT-d Interrupt Remapping をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[Coherency Support]
プロセッサで Intel VT-d Coherency をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[ATS Support]
プロセッサで Intel VT-d Address Translation Services(ATS)をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[Pass Through DMA Support]
プロセッサで Intel VT-d Pass-through DMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
RAS メモリ BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる RAS メモリ BIOS 設定を示します。
名前 説明 [Memory RAS Config]
サーバのメモリの信頼性、可用性、サービス性(RAS)を設定するかどうか。 次のいずれかになります。
[maximum performance]:システムのパフォーマンスが最適化されます。
[mirroring]:システムのメモリの半分をバックアップとして使用することにより、システムの信頼性が最適化されます。
[lockstep]:サーバ内の DIMM ペアが、同一のタイプ、サイズ、および構成を持ち、SMI チャネルにまたがって装着されている場合、ロックステップ モードをイネーブルにして、メモリ アクセス遅延の最小化およびパフォーマンスの向上を実現できます。 B440 サーバでは lockstep がデフォルトでイネーブルになっています。
[sparing]:ある程度のメモリ冗長性によりシステムの信頼性が向上し、オペレーティング システムで利用できるメモリがミラーリングよりも多くなります。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
[NUMA]
BIOS で NUMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[Mirroring Mode]
メモリのミラーリングでは、メモリに 2 つの同じデータ イメージを保存することにより、システムの信頼性が向上します。
このオプションは、[Memory RAS Config] で [mirroring] オプションを選択した場合のみ使用できます。 次のいずれかを指定できます。
[Sparing Mode]
スペアリングでは、他の DIMM で障害が発生した場合に使用できるように予約メモリに維持することにより、信頼性が最適化されます。 このオプションは、メモリの冗長性を実現しますが、ミラーリングほどの冗長性は提供されません。 使用可能なスペアリングのモードは、現在のメモリ配備によって異なります。
このオプションは、[Memory RAS Config] で [sparing] オプションを選択した場合にのみ使用できます。 次のいずれかを指定できます。
[LV DDR Mode]
低電圧と高周波数のどちらのメモリ動作をシステムで優先するか。 次のいずれかになります。
USB の BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる USB の BIOS 設定を示します。
名前 説明 [Make Device Non Bootable]
サーバを USB デバイスからブートできるかどうか。 次のいずれかになります。
[USB System Idle Power Optimizing Setting]
USB EHCI アイドル電力消費を減らすために [USB System Idle Power Optimizing Setting] を使用するかどうか。 この設定では、選択した値によって、パフォーマンスが影響を受ける場合があります。 次のいずれかになります。
[high-performance]:最適なパフォーマンスが省電力より優先されるため、[USB System Idle Power Optimizing Setting] はディセーブルにされます。
このオプションを選択すると、パフォーマンスが大幅に向上します。 サイトにサーバ電源の制限がない場合は、このオプションを選択するよう推奨します。
[lower-idle-power]:省電力が最適なパフォーマンスより優先するため、[USB System Idle Power Optimizing Setting] がイネーブルにされます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
[USB Front Panel Lock Access]
USB の前面パネルのロックが、USB ポートに前面パネルからアクセス可能または不可能に設定されます。 次のいずれかになります。
PCI 設定 BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できる PCI 設定 BIOS 設定を示します。
名前 説明 [Max Memory Below 4G]
システム設定に依存して、BIOS が PAE をサポートなしでオペレーティング システムの 4GB 未満のメモリ使用率を最大にするかどうか。 次のいずれかになります。
[Memory Mapped IO Above 4Gb Config]
4 GB 以上のアドレス空間に対する 64 ビット PCI デバイスのメモリ マップ I/O をイネーブルにするか、ディセーブルにするか。 レガシー オプション ROM では、4 GB を超えるアドレスにアクセスできません。 64 ビットに対応し、レガシー オプション ROM を使用する PCI デバイスは、この設定がイネーブルの場合に正しく動作しないことがあります。 次のいずれかになります。
ブート オプションの BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できるブート オプションの BIOS 設定を示します。
名前 説明 [Boot Option Retry]
BIOS でユーザ入力を待機せずに非 EFI ベースのブート オプションを再試行するかどうか。 次のいずれかになります。
[Intel Entry SAS RAID]
Intel SA Entry RAID モジュールがイネーブルかどうか。 次のいずれかになります。
[Intel Entry SAS RAID Module]
Intel SA Entry RAID モジュールがどのように設定されるか。 次のいずれかになります。
[Onboard SCU Storage Support]
オンボード ソフトウェア RAID コントローラがサーバで使用できるかどうか。 次のいずれかになります。
サーバ管理 BIOS 設定
一般設定
名前 説明 [Assert Nmi on Serr]
システム エラー(SERR)の発生時に BIOS でマスク不能割り込み(NMI)を生成してエラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。
[Assert Nmi on Perr]
プロセッサ バス パリティ エラー(PERR)の発生時に BIOS でマスク不能割り込み(NMI)を生成してエラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。
[OS Boot Watchdog Timer]
BIOS で事前定義されたタイムアウト値を使用してウォッチドッグ タイマーをプログラミングするかどうか。 タイマーの期限が切れるまでにオペレーティング システムのブートが完了しない場合は、CIMC によってシステムがリセットされ、エラーがログに記録されます。 次のいずれかになります。
[disabled]:サーバでブートにかかる時間を追跡するためにウォッチドッグ タイマーを使用しません。
[enabled]:サーバでブートにかかる時間を追跡するためにウォッチドッグ タイマーを使用します。 サーバが事前に定義した時間内にブートしない場合、CIMC はシステムをリセットし、エラーのログを記録します。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
この機能には、オペレーティング システムのサポートまたは Intel の管理ソフトウェアが必要です。
[OS Boot Watchdog Timer Timeout Policy]
ウォッチドッグ タイマーの期限が切れた場合に実行されるアクション。 次のいずれかになります。
[power-off]:OS のブート中にウォッチドッグ タイマーの期限が切れた場合、サーバの電源がオフになります。
[reset]:OS のブート中にウォッチドッグ タイマーの期限が切れた場合、サーバはリセットされます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にのみ使用できます。
[OS Boot Watchdog Timer Timeout]
BIOS でウォッチドッグ タイマーの設定に使用するタイムアウト値。 次のいずれかになります。
[5-minutess]:ウォッチドッグ タイマーは、OS のブートが開始されてから 5 分後に期限が切れます。
[10-minutes]:ウォッチドッグ タイマーは、OS のブートが開始されてから 10 分後に期限が切れます。
[15-minutes]:ウォッチドッグ タイマーは、OS のブートが開始されてから 15 分後に期限が切れます。
[20-minutes]:ウォッチドッグ タイマーは、OS のブートが開始されてから 20 分後に期限が切れます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にのみ使用できます。
コンソール リダイレクションの設定
名前 説明 [Console Redirection]
POST 中および BIOS ブート中にコンソール リダイレクションでシリアル ポートを使用できます。 BIOS のブートが終了し、オペレーティング システムがサーバの役割を果たすと、コンソール リダイレクションは無関係になり、効果がなくなります。 次のいずれかになります。
[disabled]:POST 中にコンソール リダイレクションは実行されません。
[serial-port-a]:POST 中にシリアル ポート A をコンソール リダイレクション用にイネーブルにします。 このオプションは、ブレード サーバとラックマウント サーバに対して有効です。
[serial-port-b]:シリアル ポート B をコンソール リダイレクション用にイネーブルにし、サーバ管理タスクを実行可能にします。 このオプションは、ラックマウント サーバでのみ有効です。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) このオプションをイネーブルにすると、POST 中に Quiet Boot ロゴ画面の表示がディセーブルになります。
[Flow Control]
ハンドシェイク プロトコルをフロー制御に使用するかどうか。 送信要求/クリア ツー センド(RTS/CTS)を使用すると、隠れた端末問題が原因で発生する可能性があるフレーム コリジョンを減らすことができます。 次のいずれかになります。
[none]:フロー制御は使用されません。
[rts-cts]:フロー制御に RTS/CTS が使用されます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この設定は、リモート ターミナル アプリケーションの設定と一致している必要があります。
[Baud Rate]
シリアル ポートの送信速度に使用するボー レート。 [Console Redirection] をディセーブルにした場合、このオプションは使用できません。 次のいずれかになります。
[9600]:9600 ボー レートが使用されます。
[19200]:19200 ボー レートが使用されます。
[38400]:38400 ボー レートが使用されます。
[57600]:57600 ボー レートが使用されます。
[115200]:115200 ボー レートが使用されます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この設定は、リモート ターミナル アプリケーションの設定と一致している必要があります。
[Terminal Type]
コンソール リダイレクションに使用する文字形式のタイプ。 次のいずれかになります。
[pc-ansi]:PC-ANSI 端末フォントが使用されます。
[vt100]:サポートされている vt100 ビデオ端末とその文字セットが使用されます。
[vt100-plus]:サポートされている vt100-plus ビデオ端末とその文字セットが使用されます。
[vt-utf8]:UTF-8 文字セットのビデオ端末が使用されます。
[Platform Default]:BIOS は、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この設定は、リモート ターミナル アプリケーションの設定と一致している必要があります。
[Legacy OS Redirect]
DOS などのレガシー オペレーティング システムからのリダイレクションをシリアル ポートでイネーブルにするかどうか。 次のいずれかになります。
BIOS ポリシー
BIOS ポリシーは、サーバまたはサーバ グループに対する BIOS 設定の設定を自動化するポリシーです。 ルート組織内のすべてのサーバに対して使用可能なグローバル BIOS ポリシーを作成するか、サブ組織の階層に対してだけ使用可能な BIOS ポリシーを作成できます。
BIOS ポリシーを使用するには、次の手順を実行します。
サービス プロファイルの関連付け時に、Cisco UCS Manager によってサーバ上の BIOS 設定が BIOS ポリシー内の設定と一致するように変更されます。 BIOS ポリシーを作成せず、BIOS ポリシーをサービス プロファイルに割り当てていない場合は、サーバの BIOS 設定にそのサーバ プラットフォームのデフォルトが使用されます。
デフォルトの BIOS 設定
Cisco UCS Manager には、Cisco UCS によってサポートされている各タイプのサーバに対するデフォルトの BIOS 設定のセットが含まれています。 デフォルトの BIOS 設定は、ルート組織だけで使用可能であり、グローバルです。 Cisco UCS でサポートされている各サーバ プラットフォームには、一組の BIOS 設定だけを適用できます。 デフォルトの BIOS 設定を変更できますが、追加のデフォルトの BIOS 設定のセットは作成できません。
デフォルトの BIOS 設定の各セットは、サポートされている特定タイプのサーバ用に設計されており、BIOS ポリシーがサービス プロファイルに含まれていない、その特定のタイプのすべてのサーバに適用されます。
Cisco UCS の実装にサーバ固有の設定によって満たされない特定の要求がない場合、Cisco UCS ドメインの各タイプのサーバ用に設計されたデフォルトの BIOS 設定を使用することを推奨します。
Cisco UCS Manager により、これらのサーバ プラットフォーム固有の BIOS 設定が次のように適用されます。
Cisco UCS Manager によって提供されるデフォルトの BIOS 設定は変更できます。 ただし、デフォルトの BIOS 設定に対する変更は、その特定のタイプまたはプラットフォームのすべてのサーバに適用されます。 特定のサーバの BIOS 設定だけを変更する場合は、BIOS ポリシーを使用することを推奨します。
BIOS ポリシーの作成
手順
(注)
Cisco UCS Manager は、BIOS 設定の変更内容を BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を使用して Cisco Integrated Management Controller(CIMC)のバッファにプッシュします。 これらの変更は、サーバがリブートされるまでバッファに残り、有効になりません。
設定するサーバの BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードおよび予備モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS Server ではサポートされているわけではありません。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [BIOS Policies] を右クリックして [Create BIOS Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create BIOS Policy] ウィザードの [Main] ページで、[Name] フィールド の BIOS ポリシーの名前を入力します。 この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。
ステップ 6 [Create BIOS Policy] ウィザードで、次の手順を実行して BIOS 設定を行います。
ステップ 7 ポリシーのすべての BIOS 設定が完了したら、[Finish] をクリックします。
BIOS のデフォルトの修正
手順設定するサーバの BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードおよび予備モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS Server ではサポートされているわけではありません。
Cisco UCS の実装にサーバ固有の設定によって満たされない特定の要求がない場合、Cisco UCS ドメインの各タイプのサーバ用に設計されたデフォルトの BIOS 設定を使用することを推奨します。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [BIOS Defaults] を展開し、デフォルトの BIOS 設定を変更するサーバ モデル番号を選択します。 ステップ 5 [Work] ペインで適切なタブをクリックし、目的のオプション ボタンをクリックするか、ドロップダウン リストから選択してデフォルトの BIOS 設定を変更します。 各 BIOS 設定のオプションに関する説明および情報については、次のトピックを参照してください。 サーバのタイプによっては、BIOS 設定が利用できない場合があります。
[Main] タブ: 主要な BIOS 設定
[Advanced] タブ:
[Processor] サブタブ: プロセッサの BIOS 設定
[Intel Directed IO] サブタブ: Intel Directed I/O BIOS 設定
[RAS Memory] サブタブ: RAS メモリ BIOS 設定
[Serial Port] サブタブ: シリアル ポートの BIOS 設定
[USB] サブタブ: USB の BIOS 設定
[PCI Configuration] サブタブ: PCI 設定 BIOS 設定
[Boot Options] タブ: ブート オプションの BIOS 設定
[Server Management] タブ: サーバ管理 BIOS 設定
ステップ 6 [Save Changes] をクリックします。
サーバの実際の BIOS 設定の表示
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、 を展開します。 ステップ 3 実際の BIOS 設定を表示するサーバを選択します。 ステップ 4 [Work] ペインで [Inventory] タブをクリックします。 ステップ 5 [Motherboard] サブタブをクリックします。 ステップ 6 [BIOS Settings] 領域で、見出しの右側の [Expand] アイコンをクリックして領域を開きます。 [BIOS Settings] 領域の各タブに、そのサーバ プラットフォームの設定が表示されます。 いくつかのタブには、追加情報を含むサブタブが含まれています。
IPMI アクセス プロファイル
このポリシーでは、IP アドレスを使用して、IPMI コマンドを直接サーバに送信できるかどうかを決定することができます。 たとえば、CIMC からセンサー データを取得するためのコマンドを送信することができます。 このポリシーは、サーバでローカルに認証可能なユーザ名とパスワードを含む IPMI アクセス、およびこのアクセスが読み取り専用か、読み取りと書き込みであるかを定義します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
IPMI アクセス プロファイルの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [IPMI Profiles] を右クリックし、[Create IPMI Profiles] を選択します。 ステップ 5 [Create IPMI Profile] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。 ステップ 6 ナビゲータの [IPMI Profile Users] 領域で、[+] をクリックします。 ステップ 7 [User Properties] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
ステップ 8 別のユーザを追加するには、ステップ 6 および 7 を繰り返します。 ステップ 9 [OK] をクリックして、[Work] ペインの IPMI プロファイルに戻ります。
次の作業
IPMI プロファイルはサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方にインクルードします。
ローカル ディスク設定ポリシー
このポリシーは、ローカル ドライブのオンボード RAID コントローラを通じて、サーバ上にインストールされているオプションの SAS ローカル ドライブを設定します。 このポリシーでは、ローカル ディスク設定ポリシーをインクルードしているサービス プロファイルに関連付けられたすべてのサーバに対してローカル ディスク モードを設定できます。
ローカル ディスク モードには次のものがあります。
[No Local Storage]:ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。 このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。
[RAID 0 Striped]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。 データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。
[RAID 1 Mirrored]:データが 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合に完全なデータ冗長性を提供します。 最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。
[Any Configuration]:変更なしのローカル ディスク設定を転送するサーバ設定で使用します。
[No RAID]:RAID を削除し、ディスク MBR およびペイロードを変更しない状態のままにするサーバ設定で使用します。
[No RAID] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、システムによってディスクの内容が削除されません。 そのため、[No RAID] モードの適用後に違いがわからないことがあります。 これにより、ポリシー内の RAID 設定と、サーバの タブに表示される実際のディスク設定の間に不一致が生じる場合があります。
以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除させるには、No RAID コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。
[RAID 5 Striped Parity]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化されます。 各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。 RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。
[RAID 6 Striped Dual Parity]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して、最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。 データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。
[RAID10 Mirrored and Striped]:RAID 10 はミラー化されたディスクのペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。
このポリシーはサービス プロファイルにインクルードする必要があります。また。このポリシーを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
すべてのローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
ローカル ディスク設定ポリシーを作成する前に、次のガイドラインを考慮してください。
B200 M1 または M2 からのデフォルトのローカル ディスク設定ポリシーがあるサービス プロファイルを B200 M3 に割り当てないでください。
B200 M1 および M2 サーバのストレージ コントローラによって提供される RAID/JBOD サポートと、B200 M3 サーバのストレージ コントローラによって提供される RAID/JBOD サポートは異なるため、B200M1 または M2 サーバからのデフォルトのローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルを B200 M3 サーバに割り当てる、または再割り当てすることはできません。 デフォルトのローカル ディスク設定ポリシーには、Any Configuration または JBOD 設定が含まれます。
リリース 1.3(1i)より前のリリースからのアップグレードによる影響
古い Cisco UCS ファームウェア リリースをリリース 1.3(1i)以降にアップグレードすると、アップグレード後にサーバが初めてサーバ プロファイルに関連付けられるときに、ローカル ディスク設定ポリシーの Protect Configuration プロパティに次の影響が生じます。
- 関連付けられていないサーバ
Cisco UCS ドメインをアップグレードすると、ローカル ディスク設定ポリシーがサーバ ハードウェアと一致するかどうかに関係なく、初期サーバ アソシエーションは設定エラーを生じずに処理が進められます。 Protect Configuration プロパティをイネーブルにしていても、前のサービス プロファイルと新しいサービス プロファイルの間でローカル ディスク設定ポリシーの設定に不一致がある場合、Cisco UCS はサーバ上のユーザ データを保護しません。
(注)
Protect Configuration プロパティをイネーブルにした場合、前のサービス プロファイルと新しいサービス プロファイルの間でローカル ディスク設定ポリシーに不一致があると、サーバに対する後続のサービス プロファイル アソシエーションはすべてブロックされます。
- 関連付けられたサーバ
サービス プロファイルと関連付けられているすべてのサーバは、アップグレード後にリブートしません。 Cisco UCS Manager はローカル ディスクの設定ポリシーとサーバ ハードウェアが一致しない場合、設定エラーを報告しません。
サービス プロファイルがサーバから関連付けを解除され、新しいサービス プロファイルが関連付けられると、新しいサービス プロファイルの Protect Configuration プロパティが優先され、前のサービス プロファイルの設定は上書きされます。
RAID 用に設定されているローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバ上で Any Configuration モードを使用しない
Cisco UCS ドメイン内のブレード サーバまたはラックマウント サーバに MegaRAID ストレージ コントローラが搭載されている場合は、そのサーバ用のサービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに Any Configuration モードを設定しないでください。 MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバにこのモードを使用すると、オペレーティング システムのインストーラは、サーバ上のローカル ストレージを検出できなくなります。
MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバ上のローカル ストレージにオペレーティング システムをインストールする場合は、サーバ上で RAID LUN(RAID ボリューム)を作成するモードでローカル ディスク設定ポリシーを設定する必要があります。
サーバ プロファイルで Any Configuration モードが指定されている場合、RAID1 クラスタ移行後にサーバが起動しない
RAID1 クラスタの移行後、サービス プロファイルをサーバに関連付ける必要があります。 サービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに RAID1 ではなく Any Configuration モードが設定されている場合は、RAID LUN は、関連付け中およびその後も「非アクティブ」状態のままになります。 その結果、サーバは起動できなくなります。
この問題を回避するには、サーバに関連付けるサービス プロファイルに、移行前の元のサービス プロファイルとまったく同じローカル ディスク設定ポリシーが含まれるようにし、Any Configuration モードは含まれないようにします。
MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバ用のローカル ディスク設定ポリシーに RAID 設定を設定する
ブレード サーバまたは統合されたラックマウント サーバに MegaRAID コントローラが搭載されている場合、そのサーバのサービス プロファイルに含まれるローカル ディスク設定ポリシーでドライブの RAID 設定を設定する必要があります。
OS をインストールする前に RAID LUN を設定していないと、インストール時にディスク検出エラーが発生し、「No Device Found」といったエラー メッセージが表示される可能性があります。
MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバ上で JBOD モードを使用しない
MegaRAID ストレージ コントローラが搭載されたブレード サーバまたは統合ラックマウント サーバ上で JBOD モードまたは JBOD 操作を設定または使用しないでください。 JBOD モードと操作は、これらのサーバで十分に機能することを意図していません。
統合されたラックマウント サーバ内の RAID ボリュームと RAID コントローラはそれぞれ 1 つまで
Cisco UCS Manager と統合されているラックマウント サーバは、サーバ上に存在するハード ドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つしか設定できません。
統合されたラックマウント サーバ内のローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 Cisco UCS Manager との統合では、ローカル ハード ドライブが単一のラックマウント サーバ内の複数の RAID コントローラに接続することはサポートされていません。 そのため、Cisco UCS Manager と統合されるラックマウント サーバを発注する際は、単一の RAID コントローラ構成を要求することを推奨します。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ラックマウント サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager は、その設定をサポートしていません。
ブレード サーバ内の RAID ボリュームと RAID コントローラはそれぞれ 1 つまで
ブレード サーバは、サーバ内に存在するドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。 ローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 たとえば、B200 M3 に LSI コントローラと Intel Patsburg コントローラが搭載されていても、LSI コントローラだけが RAID コントローラして使用できます。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ブレード サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager は、その設定をサポートしていません。
ミラー RAID で選択されるディスクの数は 2 つまでにする
ミラー RAID で選択されたディスクの数が 2 つを超えると、RAID 1 は RAID 10 LUN として作成されます。 この問題は、Cisco UCS B440 M1 サーバと B440 M2 サーバで発生する可能性があります。
一部のサーバの特定の RAID 設定オプションに必要なライセンス
一部の Cisco UCS サーバでは、特定の RAID 設定オプションにライセンスが必要です。 Cisco UCS Manager がこのローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルをサーバに関連付けると、Cisco UCS Manager は、選択した RAID オプションに適切なライセンスが付与されていることを確認します。 問題がある場合は、サービス プロファイルの関連付け中に Cisco UCS Manager によって設定エラーが表示されます。
特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『Hardware Installation Guide』を参照してください。
ローカル ディスク設定ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Local Disk Config Policies] を右クリックし、[Create Local Disk Configuration Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create Local Disk Configuration Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。
[Description] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 `(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)を除く文字やスペースを使用できます。
次のローカル ディスク ポリシー モードのいずれかを選択できます。
[No Local Storage]:ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。 このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。
[RAID 0 Striped]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。 データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。
[RAID 1 Mirrored]:データが 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合に完全なデータ冗長性を提供します。 最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。
[Any Configuration]:変更なしのローカル ディスク設定を転送するサーバ設定で使用します。
[No RAID]:RAID を削除し、ディスク MBR およびペイロードを変更しない状態のままにするサーバ設定で使用します。
[No RAID] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、システムによってディスクの内容が削除されません。 そのため、[No RAID] モードの適用後に違いがわからないことがあります。 これにより、ポリシー内の RAID 設定と、サーバの タブに表示される実際のディスク設定の間に不一致が生じる場合があります。
以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除させるには、No RAID コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。
[RAID 5 Striped Parity]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化されます。 各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。 RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。
[RAID 6 Striped Dual Parity]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して、最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。 データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。
[RAID10 Mirrored and Striped]:RAID 10 はミラー化されたディスクのペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。
(注) 一部の Cisco UCS サーバでは、特定の RAID 設定オプションにライセンスが必要です。 Cisco UCS Manager がこのローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルをサーバに関連付けると、Cisco UCS Manager は、選択した RAID オプションに適切なライセンスが付与されていることを確認します。 問題がある場合は、サービス プロファイルの関連付け中に Cisco UCS Manager によって設定エラーが表示されます。
特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『Hardware Installation Guide』を参照してください。
オンにすると、サーバは、サービス プロファイルとの関連付けが解除されても、ローカル ディスク設定ポリシー内の設定を保持します。
注意 サーバ内の 1 つ以上のディスクに障害が発生すると、Protect Configuration は機能しなくなります。
サービス プロファイルがサーバから関連付けを解除され、新しいサービス プロファイルが関連付けられると、新しいサービス プロファイルの Protect Configuration プロパティが優先され、前のサービス プロファイルの設定は上書きされます。
(注) このオプションがイネーブルの状態でサーバとサービス プロファイルの関連付けを解除した後、そのサーバに新しいサービス プロファイルを関連付け、そのサービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに前とは異なるプロパティが含まれていると、サーバから設定不一致のエラーが返され、関連付けは失敗します。
ステップ 6 [OK] をクリックします。
ローカル ディスク設定ポリシーの変更
手順この手順は、関連付けられた サービス プロファイル からローカル ディスク設定ポリシーを変更する方法について説明します。 [Servers] タブの [Policies] ノードからローカル ディスク設定ポリシーを変更することもできます。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 変更するローカル ディスク設定ポリシーを持つサービス プロファイルを含む組織を展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。
ステップ 4 変更するローカル ディスク設定ポリシーを含む サービス プロファイル をクリックします。 ステップ 5 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 6 [Actions] 領域で、[Change Local Disk Configuration Policy] をクリックします。 ステップ 7 [Change Local Disk Configuration Policy] ダイアログボックスで、[Select the Local Disk Configuration Policy] ドロップダウン リストから次のいずれかのオプションを選択します。
オプション 説明 Use a Disk Policy
このオプションのリストから既存のローカル ディスク設定ポリシーを選択します。 Cisco UCS Manager このポリシーを サービス プロファイル に割り当てます。
Create a Local Disk Policy
選択された サービス プロファイル だけがアクセスできるローカル ディスク設定ポリシーを作成できます。
No Disk Policy
選択された サービス プロファイル のローカル ディスク設定ポリシーを使用しません。
ステップ 8 [OK] をクリックします。 ステップ 9 (任意)[Local Disk Configuration Policy] 領域を展開し、変更が行われたことを確認します。
スクラブ ポリシー
スクラブ ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Scrub Policies] を右クリックし、[Create Scrub Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create Scrub Policy] ウィザードで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。
[Description] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 `(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)を除く文字やスペースを使用できます。
このフィールドを [Yes] に設定すると、このスクラブ ポリシーを含むサービス プロファイルがサーバとの関連付けを解除されたときに、サーバのローカル ドライブにあるすべてのデータが完全に消去されます。 このフィールドを [No] に設定すると、すべてのローカル ストレージ設定を含むローカル ドライブ上のデータが維持されます。
このフィールドを [Yes] に設定すると、このスクラブ ポリシーを含むサービス プロファイルがサーバとの関連付けを解除されたときに、そのサーバの BIOS 設定が消去され、そのサーバ タイプとベンダーのデフォルトにリセットされます。 このフィールドを [No] に設定すると、BIOS 設定が維持されます。
ステップ 6 [OK] をクリックします。
Serial over LAN ポリシー
このポリシーは、このポリシーを使用するサービス プロファイルと関連付けられているすべてのサーバに対する Serial over LAN 接続の設定を行います。 デフォルトでは、Serial over LAN 接続はディセーブルにされています。
Serial over LAN ポリシーを実装する場合、IPMI プロファイルを作成することも推奨します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
Serial over LAN ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Serial over LAN Policies] を右クリックし、[Create Serial over LAN Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create Serial over LAN Policy] ウィザードで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。
[Description] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 `(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)を除く文字やスペースを使用できます。
ステップ 6 [OK] をクリックします。
サーバ自動構成ポリシー
自動構成ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Autoconfig Policies] サブタブをクリックします。 ステップ 5 テーブルの右側のアイコン バーの [+] をクリックします。 [+] アイコンがディセーブルの場合、テーブルのエントリをクリックして、イネーブルにします。
ステップ 6 [Create Autoconfiguration Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。
[Description] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 `(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)を除く文字やスペースを使用できます。
[Qualification] ドロップダウン リスト
この自動構成ポリシーに関連付けられたサーバ プール ポリシー資格。
サーバ プール ポリシー資格に指定されている条件と一致する新しいサーバが検出されると、Cisco UCS は自動的に、[Service Profile Template Name] ドロップダウン リストで選択されているサービス プロファイル テンプレートに基づいてサービス プロファイルを作成し、新しく作成されたサービス プロファイルをサーバに関連付けます。
[Org] ドロップダウン リスト
Cisco UCS が自動的にサービス プロファイルを作成してサーバに関連付けると、このフィールドで選択された組織の下にそのサービス プロファイルが置かれます。
[Service Profile Template Name] ドロップダウン リスト
このポリシーに関連付けられたサービス プロファイル テンプレート。
ステップ 7 [OK] をクリックします。
サーバ ディスカバリ ポリシー
サーバ ディスカバリ ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Server Discovery Policies] サブタブをクリックします。 ステップ 5 テーブル アイコン バーの [+] アイコンをクリックして、[Create Server Discovery Policy] ダイアログボックスを開きます。 ステップ 6 [Description] フィールドに、ディカバリ ポリシーの説明を入力します。 ステップ 7 [Action] フィールドで、次のオプションのいずれかを選択します。 ステップ 8 (任意)このポリシーをサーバ プールに関連付けるには、[Qualification] ドロップダウン リストでサーバ プール ポリシーの資格情報を選択します。 ステップ 9 (任意)スクラブ ポリシーを含めるには、[Scrub Policy] ドロップダウン リストでポリシーを選択します。 ステップ 10 [OK] をクリックします。
次の作業
サーバ ディスカバリ ポリシーはサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方にインクルードします。
サーバ ディスカバリ ポリシーの削除
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Server Discovery Policies] サブタブをクリックします。 ステップ 5 削除するサーバ ディスカバリ ポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 ステップ 6 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。
サーバ継承ポリシーの作成
手順VIC アダプタを持つブレード サーバまたはラックマウント サーバ(Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カード)には、工場でサーバ ハードウェアに刻印されたサーバ ID 値はありません。 このため、アダプタ ID はデフォルト プールから取得する必要があります。 デフォルト プールに、サーバに割り当てられるものへの十分なエントリが含まれていない場合、サービス プロファイルのアソシエーションは設定エラーで失敗します。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Server Inheritance Policies] サブタブをクリックします。 ステップ 5 テーブルの右側のアイコン バーの [+] をクリックします。 [+] アイコンがディセーブルの場合、テーブルのエントリをクリックして、イネーブルにします。
ステップ 6 [Create Server Inheritance Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。
[Description] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 `(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)を除く文字やスペースを使用できます。
[Qualification] ドロップダウン リスト
このポリシーを 1 つ以上の特定のサーバ プールに関連付ける場合は、これらのプールを識別するサーバ プールの資格ポリシーをドロップダウン リストから選択します。
[Org] ドロップダウン リスト
このポリシーに組織を関連付ける場合、または現在のアソシエーションを変更する場合は、該当する組織をドロップダウン リストから選択します。
ステップ 7 [OK] をクリックします。
サーバ継承ポリシーの削除
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。 ステップ 2 [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。 ステップ 3 [Work] ペインの [Policies] タブをクリックします。 ステップ 4 [Server Inheritance Policies] サブタブをクリックします。 ステップ 5 削除するサーバ継承ポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 ステップ 6 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。
サーバ プール ポリシー
このポリシーはサーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。 これは、サーバ プール ポリシー資格情報により、サーバと、ポリシーで指定されたターゲット プールが一致した場合にどのような処理が行われるかを定義します。
サーバが複数のプールに適合したときに、これらのプールにサーバ プール ポリシーがあった場合、このサーバはこれらすべてのプールに追加されます。
サーバ プール ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Server Pool Policies] を右クリックし、[Create Server Pool Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create Server Pool Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字またはスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後、この名前を変更することはできません。
[Description] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 `(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)を除く文字やスペースを使用できます。
[Target Pool] ドロップダウン リスト
このポリシーをサーバ プールに関連付ける場合は、ドロップダウン リストから該当のプールを選択します。
[Qualification] ドロップダウン リスト
このポリシーを 1 つ以上の特定のサーバ プールに関連付ける場合は、これらのプールを識別するサーバ プールの資格ポリシーをドロップダウン リストから選択します。
ステップ 6 [OK] をクリックします。
サーバ プール ポリシー資格情報
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中に実行されたサーバのインベントリに基づいて、サーバを資格認定します。 資格情報は、サーバが選択基準を満たすかどうかを判断するために、ポリシーで設定されたルールです。 たとえば、データセンター プールのサーバの最小メモリ容量を指定するルールを作成できます。
資格情報は、サーバ プール ポリシーだけではなく、その他のポリシーでも、サーバを配置するために使用されます。 たとえば、サーバがある資格ポリシーの基準を満たしている場合、このサーバを 1 つ以上のサーバ プールに追加したり、自動的にサービス プロファイルと関連付けたりできます。
サーバ プール ポリシー資格情報を使用すると、次の基準に従ってサーバを資格認定できます。
実装によっては、サーバ プール ポリシー資格情報を使用して、次を含む複数のポリシーを設定できます。
サーバ プール ポリシーの資格情報の作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Server Pool Policy Qualifications] ノードを右クリックし、[Create Server Pool Policy Qualification] を選択します。 ステップ 5 [Create Server Pool Policy Qualification] ダイアログボックスに、ポリシーの一意の名前および説明を入力します。 ステップ 6 (任意)このポリシーを使用して、アダプタ構成に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 7 (任意)このポリシーを使用して、サーバが物理的に存在するシャーシに基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 8 (任意)このポリシーを使用して、サーバが物理的に存在するシャーシとスロットの両方に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 9 (任意)このポリシーを使用して、メモリ構成に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 10 (任意)このポリシーを使用して、CPU/コア構成に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 11 (任意)このポリシーを使用して、ストレージ構成および容量に基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 12 (任意)このポリシーを使用して、サーバのモデルに基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。 ステップ 13 (任意)このポリシーを使用して、電源のグループに基づいたサーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。 ステップ 14 (任意)このポリシーを使用して、関連付けられたサーバ プールに追加できるラックマウント サーバの資格認定を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 15 テーブル内の資格を確認し、必要に応じて修正します。 ステップ 16 [OK] をクリックします。
サーバ プール ポリシーの資格情報からの資格の削除
vNIC/vHBA 配置ポリシー
vNIC/vHBA 配置ポリシーは、次を判別するために使用されます。
各 vNIC/vHBA 配置ポリシーには、物理アダプタの仮想表現である 4 つの vCon が含まれています。 vNIC/vHBA 配置ポリシーがサービス プロファイルに割り当てられ、サービス プロファイルがサーバに関連付けられると、vNIC/vHBA 配置ポリシーの vCons が物理アダプタに割り当てられ、vNIC および vHBA がそれらの vCon に割り当てられます。
1 つのアダプタを持つブレードまたはラック サーバでは、Cisco UCS は、すべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバでは、Cisco UCS は、vCon1 を Adapter1、vCon2 を Adapter2、vCon3 を Adapter3、vCon4 を Adapter4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを備えたブレードまたはラック サーバについて、Cisco UCS UCS は、サーバのタイプ、および [Round Robin] または [Linear Ordered] である選択した仮想スロット マッピング スキームに基づいて vCon を割り当てます。 使用可能なマッピング スキームに関する詳細については、vCon からアダプタへの配置を参照してください。
Cisco UCS によって vCon が割り当てられた後、各 vCon の [Selection Preference] に基づいて vNIC と vHBA が割り当てられます。これは次のいずれかになります。
- [All]:明示的に割り当てられているか、未割り当てであるか、または動的に割り当てられているかどうかに関係なく、すべての設定済みの vNIC と vHBA を vCon に割り当てることができます。 これはデフォルトです。
- [Assigned Only]:vNIC と vHBA を vCon に明示的に割り当てる必要があります。 サービス プロファイルまたは vNIC または vHBA のプロパティを介して、vNIC および vHBA を明示的に割り当てることができます。
- [Exclude Dynamic]:ダイナミック vNIC と vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は、未割り当てか、または明示的に割り当てられているかに関係なく、すべてのスタティック vNIC と vHBA に対して使用できます。
- [Exclude Unassigned]:未割り当ての vNIC と vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は、明示的に割り当てられているダイナミック vNIC と vHBA、およびスタティック vNIC と vHBA に対して使用できます。
サービス プロファイルに vNIC/vHBA 配置ポリシーを含めない場合、Cisco UCS Manager は、[Round Robin] の vCon マッピング スキームおよび [All] の vNIC/vHBA 選択プリファレンスにデフォルトで設定され、各アダプタの機能および相対容量に基づいてアダプタ間に vNIC および vHBA を配布します。
vCon からアダプタへの配置
Cisco UCS Manager は、サービス プロファイルのすべての vCon をサーバ上の物理アダプタにマッピングします。 マッピングがどのように発生し、vCon がサーバの特定のアダプタにどのように割り当てられるかは、次の条件によって異なります。
サーバのタイプ。 2 枚のアダプタ カード付きの N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバは、他のサポートされているラックまたはブレード サーバとは異なるマッピング スキームを使用します。
サーバ内のアダプタ数。
vNIC/vHBA 配置ポリシーの仮想スロット マッピング スキームの設定(該当する場合)。
vNIC/vHBA の選択プリファレンスを設定して vNIC および vHBA を vCon に割り当てる場合は、この配置を考慮する必要があります。
(注)
vCon からアダプタへの配置は、アダプタの PCIE スロット番号には依存しません。 vCon 配置のために使用されるアダプタ番号は、アダプタの PCIE スロット番号ではなく、サーバ ディスカバリ中に割り当てられた ID です。
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバの vCon からアダプタへの配置
その他すべてのサポートされているサーバの vCon からアダプタへの配置
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバ以外の Cisco UCS でサポートされているその他すべてのサーバについて、vCon の割り当ては、サーバのアダプタ数および仮想スロット マッピング スキームによって異なります。
1 つのアダプタを持つブレードまたはラック サーバでは、Cisco UCS は、すべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバでは、Cisco UCS は、vCon1 を Adapter1、vCon2 を Adapter2、vCon3 を Adapter3、vCon4 を Adapter4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを備えたブレードまたはラック サーバについて、Cisco UCS は、選択した仮想スロット マッピング スキームに基づいて vCon を割り当てます。 この仮想スロット マッピング スキームは、[Round Robin] または [Linear Ordered] です。
表 1 ラウンド ロビン マッピング スキームを使用した vCon からアダプタへの配置 アダプタの数 vCon1 の割り当て vCon2 の割り当て vCon3 の割り当て vCon4 の割り当て 1
Adapter1
Adapter1
Adapter1
Adapter1
2
Adapter1
Adapter2
Adapter1
Adapter2
3
Adapter1
Adapter2
Adapter3
Adapter2
4
Adapter1
Adapter2
Adapter3
Adapter4
[Round Robin] は、デフォルトのマッピング スキームです。
vNIC/vHBA から vCon への割り当て
Cisco UCS Manager vNIC/vHBA 配置ポリシーを通して vCon に vNIC および vHBA を割り当てるための 2 つのオプション(明示的な割り当ておよび暗黙的な割り当て)を提供します。
vNIC および vHBA の明示的な割り当て
明示的な割り当てでは、vCon、および vNIC または vHBA が割り当てられるアダプタを指定します。 サーバのアダプタ間で vNIC および vHBA が配布される方法を決定する必要がある場合は、この割り当てオプションを使用します。
vCon、および関連付けられた vNIC および vHBA を明示的な割り当てに設定するには、次の手順を実行します。vNIC または vHBA をそれらのタイプに設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって設定エラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。
サービス プロファイルの関連付け中に、Cisco UCS Manager は、ポリシーの設定に応じて vNIC および vHBA を割り当てる前に、サーバ上の物理アダプタの数および機能に対して vNIC および vHBA の設定された配置を検証します。 負荷分散は、このポリシーで設定された vCon およびアダプタへの明示的な割り当てに基づいています。
アダプタが 1 つ以上の vNIC または vHBA の割り当てをサポートしていない場合は、Cisco UCS Manager によってサービス プロファイルに対するエラーが生成されます。
vNIC および vHBA の暗黙的な割り当て
暗黙的な割り当てでは、Cisco UCS Manager は、vCon、およびアダプタの機能とそれらの相対容量に応じて vNIC または vHBA が割り当てられるアダプタを判断します。 vNIC または vHBA が割り当てられるアダプタがシステム設定にとって重要でない場合は、この割り当てオプションを使用します。
vCon を暗黙的な割り当てに設定するには、次の手順を実行します。
vCon 設定を、[All]、[Exclude Dynamic]、または [Exclude Unassigned] に設定します。 vNIC/vHBA 配置ポリシー、またはサーバに関連付けられたサービス プロファイルで vCon を設定できます。
vCon 設定を [Assigned Only] に設定しないでください。 暗黙的な割り当てをこの設定で実行することはできません。
vNIC または vHBA を vCon に割り当てないでください。
サービス プロファイルの関連付け中に、Cisco UCS Manager は、サーバ上の物理アダプタの数および機能を確認し、それに従って vNIC および vHBA を割り当てます。 負荷分散は、アダプタの機能に基づいており、vNIC および vHBA の配置は、システムによって決定される実際の順番に従って実行されます。 たとえば、あるアダプタが別のアダプタよりも多くの vNIC に対応できる場合、そのアダプタにはより多くの vNIC が割り当てられます。
アダプタがそのサーバに対して設定された vNIC および vHBA の数をサポートしていない場合は、Cisco UCS Manager によってサービス プロファイルに対するエラーが生成されます。
デュアル アダプタ環境における vNIC の暗黙的な割り当て
各スロットでアダプタ カード付きのデュアル スロット サーバに暗黙的な vNIC の割り当てを使用すると、Cisco UCS Manager は、通常、次のように vNIC と vHBA を割り当てます。
サーバの両方のスロットに同じアダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、vNIC の半分および vHBA の半分を各アダプタに割り当てます。
サーバに 1 つの非 VIC アダプタおよび 1 つの VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC および 2 つの vHBA を非 VIC アダプタに割り当て、残りの vNIC および vHBA を VIC アダプタに割り当てます。
サーバに 2 つの異なる VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つのアダプタの能力比に基づいて、vNIC および vHBA を比例的に割り当てます。
次に、Cisco UCS Manager がサポートされているアダプタ カードの異なる組み合わせで vNIC および vHBA を割り当てる一般的な方法の例を示します。
4 つの vNIC を設定する場合で、サーバに 2 つの Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711アダプタ(それぞれに 2 つの vNIC)が含まれている場合、Cisco UCS Manager は 2 つの vNIC を各アダプタに割り当てます。
50 個の vNIC を設定する場合にサーバに Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタ(2 つの vNIC)と Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 個の vNIC)が含まれている場合、Cisco UCS Manager は 2 つの vNIC を Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタに割り当て、48 個の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
150 個の vNIC を設定する場合で、サーバに Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 個の vNIC)と Cisco UCS M82-8P 仮想インターフェイス カードアダプタ(256 個の vNIC)が含まれている場合、Cisco UCS Manager は 50 個の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当て、100 個の vNIC を Cisco UCS M82-8P 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
(注)
vNIC をファブリック フェールオーバー用に設定し、ダイナミック vNIC をサーバ用に設定した場合は、この暗黙的な割り当てに対する例外が発生します。
1 つのアダプタが vNIC フェールオーバーをサポートしていない vNIC ファブリック フェールオーバーを含む設定の場合、Cisco UCS Manager は、イネーブルにされたファブリック フェールオーバーがあるすべての vNIC を、それらをサポートしているアダプタに暗黙的に割り当てます。 ファブリック フェールオーバー用に設定された vNIC だけが含まれている設定の場合、vNIC をサポートしていないアダプタに暗黙的に割り当てられる vNIC はありません。 一部の vNIC がファブリック フェールオーバー用に設定され、一部の vNIC がそうでない場合、Cisco UCS Manager は上記の比率に従って、すべてのフェールオーバー vNIC を、それらをサポートしているアダプタに割り当て、少なくとも 1 つの非フェールオーバー vNIC を、それらをサポートしていないアダプタに割り当てます。
ダイナミック vNIC が含まれている設定では、同じ暗黙的な割り当てが発生します。 Cisco UCS Manager は、すべてのダイナミック vNIC をそれらをサポートするアダプタに割り当てます。 ただし、ダイナミック vNIC とスタティック vNIC の組み合わせでは、少なくとも 1 つのスタティック vNIC がダイナミック vNIC をサポートしていないアダプタに割り当てられます。
vCon への vNIC の明示的な割り当て
はじめる前に手順次のいずれかの値を使用して、vNIC/vHBA 配置ポリシーを介して、あるいはサービス プロファイルで、vCons を設定します。
vCon が [All] に設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 ただし、この設定では制御性が低くなります。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 明示的に vCon に割り当てる vNIC のサービス プロファイルが含まれている組織のノードを展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。
ステップ 4 [Service_Profile_Name] [vNICs] の順に展開します。 ステップ 5 vCon に明示的に割り当てる vNIC をクリックします。 ステップ 6 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 7 [Virtual Host Interface Placement] セクションで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Desired Placement] ドロップダウン リスト
vNIC に対するユーザ指定の仮想ネットワーク インターフェイス接続(vCon)の配置。 次のいずれかになります。
[Actual Assignment] フィールド
vNIC をそのタイプの vNIC に設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって設定エラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。 vNIC を別の vCon に割り当てるか、サービス プロファイルの vCon 設定を変更する必要があります。
ステップ 8 [Order] セクションで、次のフィールドに値を入力します。 ステップ 9 [Save Changes] をクリックします。
vCon への vHBA の明示的な割り当て
はじめる前に手順次のいずれかの値を使用して、vNIC/vHBA 配置ポリシーを介して、あるいはサービス プロファイルで、vCons を設定します。
vCon が [All] に設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 ただし、この設定では制御性が低くなります。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 明示的に vCon に割り当てる vHBA のサービス プロファイルが含まれている組織のノードを展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。
ステップ 4 [Service_Profile_Name] [vHBAs] を展開します。 ステップ 5 vCon に明示的に割り当てる vHBA をクリックします。 ステップ 6 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 7 [Virtual Host Interface Placement] セクションで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Desired Placement] フィールド
vHBA 用のユーザ指定の仮想ネットワーク インターフェイス接続(vCon)の配置。 次のいずれかになります。
[Actual Assignment] フィールド
サーバ上の vHBA の実際の vCon の割り当て。
vHBA をそのタイプの vHBA に設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって設定エラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。 vHBA を別の vCon に割り当てるか、サービス プロファイルの vCon 設定を変更する必要があります。
ステップ 8 [Order] セクションで、次のフィールドに値を入力します。 ステップ 9 [Save Changes] をクリックします。
ダイナミック vNIC を配置する前のスタティック vNIC の配置
最適なパフォーマンスを得るには、PCIe バスでダイナミック vNIC を配置する前に、スタティック vNIC およびスタティック vHBA を配置する必要があります。 スタティック vNIC は、スタティック vNIC およびスタティック vHBA の両方を指します。 Cisco UCS Manager リリース 2.1 は、スタティック vNIC とダイナミック vNIC の順序に関して次の機能を提供します。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後、既存のサービス プロファイル(Cisco UCS Manager リリース 2.1 より前のリリースで定義されたプロファイル)に対する変更がない場合は、vNIC の順序は変更されません。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後、vNIC 関連の変更によって vNIC マップの順序が変更される場合があります。 その結果、すべてのダイナミック vNIC がスタティック vNIC の後に配置されます。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 で新しく作成されたサービス プロファイルでは、スタティック vNIC が常にダイナミック vNIC の前の順序で配置されます。
上記の動作は、スタティック vNIC またはダイナミック vNIC の作成または削除のシーケンスとは無関係です。
SRIOV 対応サービス プロファイルでは、UCSM は、対応する仮想関数(VF)の前に vNIC 物理関数(PF)を挿入します。 このスキームにより、VF が PCIe バスの親 PF vNIC の近くに配置され、BDFs が VF の連続した増分順序になることが保証されます。
例
Cisco UCS Manager リリース 2.0 の最初のデバイスの順序。dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2Cisco UCS Manager リリース 2.0 の新しいデバイスの順序(2 つのスタティック vNIC を追加)。dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後(サービス プロファイルに対する vNIC 関連の変更前)。dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4Cisco UCS Manager リリース 2.1 の新しいデバイスの順序(ポリシー数を 2 から 4 に変更することによって 2 つのダイナミック vNIC を追加)。dyn-vNIC-1 3 dyn-vNIC-2 4 eth-vNIC-1 1 eth-vNIC-2 2 dyn-vNIC-3 5 dyn-vNIC-4 6
多機能 PCIe デバイスとしてのダイナミック vNIC
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、0 機能デバイス(各スタティック vNIC 用の新しい BUS)としてスタティック vNIC をプロビジョニングします。 多機能ダイナミック vNIC は、最後のスタティック vNIC/vHBA の配置後に新しいバス スロットから配置されます。
(注)
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、新しい StaticZero モードをサポートします。
表 3 バージョンの互換性 Cisco UCS Manager バージョン 1.4 スキーム:ZeroFunction
バージョン 2.0 スキーム:ZeroFunction/MultiFunction
バージョン 2.1 スキーム:ZeroFunction/MultiFunction/StaticZero
すべてのスタティック vNIC およびダイナミック vNIC は、バス [0-57]、機能 [0] にあります。
< ZeroFunction モード >
静的 vNIC およびダイナミック vNIC は、バス [0-57]、機能 [0-7] にあります。 バス 0、機能 0 バス 0、機能 7
バス 1、機能 0
< MultiFunction モード >
スタティック vNIC または PF は、バス [0-57]、機能 [0] にあります。 SRIOV:対応する VF は同一バスおよび機能 [1-255] にあります。No-SRIOV:ダイナミック vNIC はバス [0-57]、機能 [0-7] にあります。 < StaticZero モード >
Balboa からのアップグレードは、バス <= 57 まで BDF(ZeroFunction モードのまま)の番号を付け直すことはしません。 デバイスが 58 を超えると、MultiFunction モードに切り替わります。
Balboa からのアップグレードは、バス <= 57 まで BDF(ZeroFunction モードのまま)の番号を付け直すことはしません。 デバイスが 58 またはプラットフォーム固有の最大 PCle バス番号を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 Cisco UCS Manager バージョン 2.0 からのアップグレードは、BDF(ZeroFunction / MultiFunction モードのまま)の番号を付け直すことはしません。 デバイスが 58 またはプラットフォーム固有の最大 PCle バス番号を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。