テキスト リソース

この章は、次の項で構成されています。

テキスト リソースの概要

この章では、コンテンツ ディクショナリ、免責事項、およびテンプレートなどのさまざまなテキスト リソースの作成および管理について説明します。

関連項目

コンテンツ ディクショナリ

コンテンツディクショナリは、 電子メールゲートウェイの本文スキャン機能と連携して動作する単語またはエントリのグループであり、コンテンツフィルタおよびメッセージフィルタの両方に利用できます。定義したディクショナリを使用し、ディクショナリに含まれる単語に対してメッセージ、メッセージ ヘッダー、およびメッセージの添付ファイルをスキャンすることで、企業のポリシーに沿った適切なアクションを実行できます。たとえば、機密性の高い単語や野卑な単語のリストを作成し、フィルタ ルールを使用してリスト内の単語を含むメッセージをスキャンし、メッセージをドロップ、アーカイブ、または隔離できます。

AsyncOS オペレーティングシステムには、GUI([メールポリシー(Mail Policies)] > [辞書(Dictionaries)])または CLI の dictionaryconfig コマンドを使用して、合計 150 個のコンテンツディクショナリを定義する能力があります。ディクショナリの作成、削除、および表示、ディクショナリからのエントリの追加または削除、およびディクショナリ全体のインポートまたはエクスポートができます。

デフォルトでは、電子メールゲートウェイに最大 100 のコンテンツディクショナリを設定できます。デフォルトの制限を変更するには、CLI で dictionaryconfig > dictionarylimits サブコマンドを使用します。

コンテンツ ディクショナリを使用して、企業のポリシーに沿った適切なアクションを実行できるようにメッセージまたはコンテンツ フィルタに対してメッセージをスキャンできます。ディクショナリの作成、削除、および表示、ディクショナリからのエントリの追加または削除、およびディクショナリ全体のインポートまたはエクスポートができます。ディクショナリごとに、大文字と小文字の区別および単語の区切りの検出方法を決定することもできます。たとえば、機密性の高い単語や野卑な単語のリストを作成し、フィルタ ルールを使用してリスト内の単語に対してメッセージをスキャンし、一致する単語を含むメッセージをドロップまたはアーカイブできます。また、単語によってフィルタ アクションをより簡単にトリガーできるように、ディクショナリに「重み」の条件を追加できます。

ディクショナリには、非 ASCII 文字を含めることができます。

効率的に処理するため、次のコンテンツ ディクショナリのエントリは単語として処理されることに注意してください。

  • 英数字のみを含むエントリ
  • 0 ~ 9、A ~ Z、a ~ z、ドット、アンダースコア、ハイフン、アット マークを含む電子メール アドレス
  • 0 ~ 9、A ~ Z、a ~ z、ドット、アンダースコア、ハイフン、アット マークを含むドメイン名

このような単語を正規表現として 電子メールゲートウェイに処理させる場合は、(user@example.com) のように、その単語をカッコで囲みます。

関連項目

テキスト リソース

テキスト リソースは、免責事項、通知テンプレート、アンチウイルス テンプレートなどのテキスト オブジェクトです。AsyncOS のさまざまなコンポーネントで使用できる新規オブジェクトを作成できます。テキスト リソースをインポートおよびエクスポートできます。

メッセージの免責事項スタンプ

メッセージの免責事項スタンプを使用すると、免責事項のテキスト リソースをメッセージに追加できます。たとえば、企業内から送信される各メッセージに著作権宣言文、宣伝メッセージ、または免責事項を付加できます。

コンテンツ ディクショナリ

コンテンツディクショナリは、 電子メールゲートウェイの本文スキャン機能と連携して動作する単語またはエントリのグループであり、コンテンツフィルタおよびメッセージフィルタの両方に利用できます。定義したディクショナリを使用し、ディクショナリに含まれる単語に対してメッセージ、メッセージ ヘッダー、およびメッセージの添付ファイルをスキャンすることで、企業のポリシーに沿った適切なアクションを実行できます。たとえば、機密性の高い単語や野卑な単語のリストを作成し、フィルタ ルールを使用してリスト内の単語を含むメッセージをスキャンし、メッセージをドロップ、アーカイブ、または隔離できます。

AsyncOS オペレーティングシステムには、GUI([メールポリシー(Mail Policies)] > [辞書(Dictionaries)])または CLI の dictionaryconfig コマンドを使用して、合計 150 個のコンテンツディクショナリを定義する能力があります。ディクショナリの作成、削除、および表示、ディクショナリからのエントリの追加または削除、およびディクショナリ全体のインポートまたはエクスポートができます。

デフォルトでは、電子メールゲートウェイに最大 100 のコンテンツディクショナリを設定できます。デフォルトの制限を変更するには、CLI で dictionaryconfig > dictionarylimits サブコマンドを使用します。

コンテンツ ディクショナリを使用して、企業のポリシーに沿った適切なアクションを実行できるようにメッセージまたはコンテンツ フィルタに対してメッセージをスキャンできます。ディクショナリの作成、削除、および表示、ディクショナリからのエントリの追加または削除、およびディクショナリ全体のインポートまたはエクスポートができます。ディクショナリごとに、大文字と小文字の区別および単語の区切りの検出方法を決定することもできます。たとえば、機密性の高い単語や野卑な単語のリストを作成し、フィルタ ルールを使用してリスト内の単語に対してメッセージをスキャンし、一致する単語を含むメッセージをドロップまたはアーカイブできます。また、単語によってフィルタ アクションをより簡単にトリガーできるように、ディクショナリに「重み」の条件を追加できます。

ディクショナリには、非 ASCII 文字を含めることができます。

効率的に処理するため、次のコンテンツ ディクショナリのエントリは単語として処理されることに注意してください。

  • 英数字のみを含むエントリ
  • 0 ~ 9、A ~ Z、a ~ z、ドット、アンダースコア、ハイフン、アット マークを含む電子メール アドレス
  • 0 ~ 9、A ~ Z、a ~ z、ドット、アンダースコア、ハイフン、アット マークを含むドメイン名

このような単語を正規表現として 電子メールゲートウェイに処理させる場合は、(user@example.com) のように、その単語をカッコで囲みます。

関連項目

ディクショナリの内容

ディクショナリの単語は 1 行につき 1 つのテキスト文字列で作成し、エントリはプレーン テキストまたは正規表現の形式で記載できます。ディクショナリには、非 ASCII 文字を含めることもできます。正規表現のディクショナリを定義すると、より柔軟に単語を照合させることができます。ただし、このためには適切に単語を区切る方法を理解する必要があります。Python スタイルの正規表現の詳細については、次の URL からアクセスできる「Python Regular Expression HOWTO」を参考にしてください。

http://www.python.org/doc/howto/


(注)  


ディクショナリのエントリの最初に特殊文字 # を使用すると、文字クラス [#] をコメントとして扱われることなく使用できます。

単語によってフィルタ条件をより簡単にトリガーできるように、各単語に「重み」を指定できます。AsyncOS では、コンテンツ ディクショナリの単語に対してメッセージをスキャンし、単語インスタンスの数に単語の重みを掛けることでメッセージのスコアを付けます。2 つの単語インスタンスに 3 の重みが付いている場合、スコアは 6 になります。AsyncOS は、このスコアをコンテンツ フィルタまたはメッセージ フィルタに関連するしきい値と比較し、メッセージがフィルタ アクションをトリガーするかどうかを決定します。

コンテンツ ディクショナリにスマート ID を追加することもできます。スマート ID は、社会保障番号や ABA ルーティング番号など共通の数字パターンに一致するパターンをデータ内から検索するアルゴリズムです。これらの ID はポリシーの拡張に便利です。正規表現の詳細については、「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章にある「Regular Expressions in Rules」を参照してください。スマート ID の詳細については、「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章にある「Smart Identifiers」を参照してください。


(注)  


端末の CLI に非 ASCII 文字を含むディクショナリが正しく表示される場合とされない場合があります。非 ASCII 文字を含むディクショナリを表示および変更する最適な方法は、ディクショナリをテキストファイルにエクスポートし、テキストファイルを編集して、新しいファイルを再び 電子メールゲートウェイにインポートする方法です。詳細については、テキスト ファイルとしてディクショナリをインポートおよびエクスポートする方法を参照してください。

関連項目

単語境界と 2 バイト文字セット

一部の言語(2 バイト文字セット)では、単語または単語の区切りに関する概念や、大文字/小文字がありません。単語を構成する文字(正規表現で「\w」と表される文字)の識別などが必要になる複雑な正規表現では、ロケールが不明な場合、またはエンコードが不明な場合、問題が発生します。この理由から、単語境界の拡張をディセーブルにできます。

テキスト ファイルとしてディクショナリをインポートおよびエクスポートする方法

コンテンツディクショナリ機能には、デフォルトで 電子メールゲートウェイの configuration ディレクトリに配置されている次のテキストファイルが含まれます。

  • config.dtd
  • profanity.txt
  • proprietary_content.txt
  • sexual_content.txt

これらのテキスト ファイルは、コンテンツ ディクショナリ機能と組み合わせて使用することで、新規ディクショナリの作成をサポートすることを目的としています。これらのコンテンツ ディクショナリは重み付けされており、スマート ID を使用することでデータ内のパターンを高い精度で検出し、コンプライアンスの問題となるパターンの場合にはフィルタをトリガーします。


(注)  


ディクショナリをインポートおよびエクスポートする場合は、完全に一致する単語の設定と大文字と小文字を区別する設定が保持されません。この設定は、設定ファイルにのみ保持されます。

configuration ディレクトリへのアクセスの詳細については、FTP、SSH、および SCP アクセスを参照してください。

ユーザ独自のディクショナリファイルを作成して、 電子メールゲートウェイにインポートすることもできます。非 ASCII 文字をディクショナリに追加する最善の方法は、 電子メールゲートウェイ以外の場所でテキストファイルのディクショナリに単語を追加し、 電子メールゲートウェイ上にファイルを移動してから新しいディクショナリとしてファイルをインポートすることです。ディクショナリのインポートの詳細については、ディクショナリのインポートを参照してください。ディクショナリのエクスポートについては、ディクショナリのエクスポートを参照してください。


注意    


これらのテキスト ファイルには、一部の人の間では卑猥、下品または不快に感じられる単語が含まれています。これらのファイルからコンテンツディクショナリに単語をインポートした場合、 電子メールゲートウェイに設定したコンテンツディクショナリを後で閲覧する際にこれらの単語が表示されます。


ディクショナリの追加

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [辞書(Dictionaries)] ページに移動します。

ステップ 2

[ディクショナリを追加(Add Dictionary)] をクリックします。

ステップ 3

ディクショナリの名前を入力します。

ステップ 4

(任意)高度なマッチングを設定します。

(注)  

 
AsyncOS は、設定ファイルに保存する際に、[単語全体の一致(Match Whole Words)] と [大文字小文字を区別(Case Sensitive)] の設定を保持します。ディクショナリをインポートおよびエクスポートするときは、AsyncOS はこれらの設定は保持しません。

ステップ 5

(任意)ディクショナリにスマート ID を追加します。

スマート ID は、社会保障番号や ABA ルーティング番号など共通の数字パターンに一致するパターンをデータ内から検索するアルゴリズムです。スマート ID の詳細については、「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章を参照してください。

ステップ 6

新規ディクショナリのエントリを単語のリストに入力します。

追加する複数の新しいエントリがあり、フィルタ アクションを同じ様にトリガーにする場合は、1 行につき 1 つずつ新しい語を入力します。

(注)  

 
正規表現「.*」をエントリの最初または最後に使用したコンテンツ ディクショナリのエントリがあると、その「単語」に一致する MIME パートが見つかった場合にシステムがロックされます。コンテンツ ディクショナリのエントリの最初または最後に「.*」を使用しないことを推奨します。

ステップ 7

単語に対する重みを指定します。

フィルタ アクションを他の単語よりトリガーしやすくなるように、ディクショナリの単語に「重み」を付けられます。この重みがフィルタ アクションの決定に使用される仕組みの詳細については、「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章にある「Threshold Scoring for Content Dictionaries」を参照してください。

ステップ 8

[追加(Add)] をクリックします。

ステップ 9

変更を送信し、保存します。


次のタスク

関連項目

ディクショナリの削除

はじめる前に

AsyncOS は、削除されたディクショナリを参照しているすべてのメッセージ フィルタを無効としてマークすることに注意してください。AsyncOS は削除されたディクショナリを参照しているすべてのコンテンツ フィルタをイネーブルのままにしますが、今後無効と判断します。

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [辞書(Dictionaries)] ページに移動します。

ステップ 2

ディクショナリの横にあるゴミ箱アイコンをクリックして、ディクショナリのリストから削除します。

確認メッセージには、ディクショナリを現在参照しているフィルタがすべて表示されます。

ステップ 3

確認メッセージで [削除(Delete)] をクリックします。

ステップ 4

変更を保存します。


ディクショナリのインポート

はじめる前に

インポートするファイルが、 電子メールゲートウェイの configuration ディレクトリに存在することを確認します。

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [辞書(Dictionaries)] ページに移動します。

ステップ 2

[辞書をインポート(Import Dictionary)] をクリックします。

ステップ 3

インポート元の場所を選択します。

ステップ 4

インポートするファイルを選択します。

ステップ 5

ディクショナリの単語に使用するデフォルトの重みを選択します。

AsyncOS では、重みが指定されていない単語に対してデフォルトの重みを割り当てます。ファイルのインポート後に重みを編集できます。

ステップ 6

エンコード方式を選択します。

ステップ 7

[Next] をクリックします。

ステップ 8

ディクショナリの名前を指定し、編集します。

ステップ 9

変更を送信し、保存します。


ディクショナリのエクスポート

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [辞書(Dictionaries)] ページに移動します。

ステップ 2

[ディクショナリをエクスポート(Export Dictionary)] をクリックします。

ステップ 3

エクスポートするディクショナリを選択します。

ステップ 4

エクスポートされたディクショナリのファイル名を入力します。

これは、 電子メールゲートウェイの設定ディレクトリに作成されるファイルの名前になります。

ステップ 5

エクスポート先の場所を選択します。

ステップ 6

テキスト ファイルのエンコード方式を選択します。

ステップ 7

変更を送信し、保存します。


コンテンツ ディクショナリ フィルタ ルールの使用方法およびテスト方法

ディクショナリは、さまざまな dictionary-match() メッセージ フィルタ ルールおよびコンテンツ フィルタに使用できます。

関連項目

ディクショナリの照合フィルタ ルール

dictionary-match(<dictionary_name>) という名前のメッセージ フィルタ ルール(および同様のルール)は、メッセージの本文にコンテンツ ディクショナリ(dictionary_name)に存在するいずれかの正規表現が含まれる場合に有効と判断されます。該当のディクショナリが存在しない場合は、ルールは無効と判断されます。

dictionary-match() ルールは、body-contains() 本文スキャン ルールと同様にメッセージ本文と添付ファイルのみをスキャンし、ヘッダーをスキャンしないことに注意してください。

ヘッダーのスキャンには、適切な *-dictionary-match() タイプのルールを使用できます(subject-dictionary-match() や、より一般的なルールでカスタム ヘッダーを含むすべてのヘッダーを指定できる header-dictionary-match() など、特定のヘッダーに対するルールが存在します)。ディクショナリの照合の詳細については、「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章にある「Dictionary Rules」を参照してください。

表 1. コンテンツ ディクショナリのメッセージ フィルタ ルール

ルール

構文

説明

ディクショナリ照合


dictionary-match
(<dictionary_name>)

指定したディクショナリに存在するすべての正規表現に一致した単語がメッセージに含まれているか。

次の例では dictionary-match() ルールを使用して、電子メールゲートウェイが(前回の例で作成した)「secret_words」という名前のディクショナリ内の単語を含むメッセージをスキャンした際に、管理者にメッセージをブラインドカーボンコピーで送信する新規メッセージフィルタが作成されます。設定値によっては、大文字/小文字も含めて「codename」と完全に一致する単語を含むメッセージのみが、このフィルタで有効と判断されることに注意してください。

bcc_codenames:

if (dictionary-match ('secret_words'))

{

bcc('administrator@example.com');

}

この例では、ポリシー隔離にメッセージを送信します。

quarantine_codenames:

if (dictionary-match ('secret_words'))

{

quarantine('Policy');


}

関連項目

ディクショナリ エントリの例

表 2. ディクショナリ エントリの例

説明

ワイルドカード

アンカー

末尾:foo $、先頭:^ foo

電子メールアドレス(ピリオドをエスケープしない)

foo@example.com, @example.com

example.com$(次で終わる)@example.*

件名

電子メールの件名(電子メールの件名に ^ アンカーを使用する際は、件名の先頭に「RE:」や「FW:」などが多く付いていることを覚えておいてください)

コンテンツ ディクショナリのテスト方法

trace 関数を使用すると、dictionary‑match() ルールを使用しているメッセージ フィルタに対して迅速なフィードバックが得られます。詳細については、テスト メッセージを使用したメール フローのデバッグ:トレースを参照してください。上記の quarantine_codenames フィルタの例のように、quarantine() アクションを使用してフィルタをテストすることもできます。

テキスト リソースについて

テキスト リソースは、メッセージへの添付や、メッセージとしての送信が可能なテキスト テンプレートです。テキスト リソースは、次のいずれかの種類になります。

  • メッセージ免責事項:メッセージに追加されるテキスト。詳細については、免責事項テンプレートを参照してください。
  • 通知テンプレート:通知として送信されるメッセージ(notify() および notify-bcc() アクションで使用されます)。詳細については、通知テンプレートを参照してください。
  • アンチウイルス通知テンプレート:メッセージにウイルスが見つかったときに、通知として送信されるメッセージ。コンテナ用のテンプレート(元のメッセージに付加)、またはメッセージに付加せず通知として送信されるテンプレートを作成できます。詳細については、アンチウイルス通知テンプレートを参照してください。
  • バウンスおよび暗号化失敗通知テンプレート:メッセージがバウンスされたときやメッセージの暗号化に失敗したときに通知として送信されるメッセージ。詳細については、バウンス通知および暗号化失敗通知テンプレートを参照してください。
  • 暗号化通知テンプレート:発信電子メールを暗号化するように 電子メールゲートウェイを設定した場合に送信されるメッセージ。このメッセージは、受信者が暗号化されたメッセージを受信したことを受信者に通知し、メッセージを読む手順を示します。詳細については、暗号化通知テンプレートを参照してください。

CLI(textconfig)または GUI を使用して、テキスト リソースの追加、削除、編集、インポート、およびエクスポートを含むテキスト リソースの管理ができます。GUI を使用したテキスト リソースの管理については、テキスト リソース管理の概要を参照してください。

テキスト リソースには、非 ASCII 文字を含めることができます。


(注)  


非 ASCII 文字を含むテキスト リソースは端末の CLI に正しく表示される場合とされない場合があります。非 ASCII 文字を含むテキストリソースを表示および変更するには、テキストリソースをテキストファイルにエクスポートし、テキストファイルを編集して、新しいファイルを再び 電子メールゲートウェイにインポートします。詳細については、テキスト ファイルとしてディクショナリをインポートおよびエクスポートする方法を参照してください。

関連項目

テキスト ファイルとしてのテキスト リソースのインポートおよびエクスポート

電子メールゲートウェイの configuration ディレクトリに対するアクセス権を持っている必要があります。インポートするテキストファイルは、電子メールゲートウェイ上の configuration ディレクトリに存在する必要があります。エクスポートされたテキスト ファイルは、configuration ディレクトリに配置されます。

configuration ディレクトリへのアクセスの詳細については、FTP、SSH、および SCP アクセスを参照してください。

非 ASCII 文字をテキストリソースに追加するには、電子メールゲートウェイ以外の場所でテキストファイルのテキストリソースに単語を追加し、電子メールゲートウェイ上にファイルを移動し、新しいテキストリソースとしてファイルをインポートします。テキスト リソースのインポートの詳細については、テキスト リソースのインポートを参照してください。テキスト リソースのエクスポートについては、テキスト リソースのエクスポートを参照してください。

テキスト リソース管理の概要

GUI または CLI を使用してテキスト リソースを管理できます。この項では、GUI について説明します。

textconfig コマンドを使用して CLI からテキスト リソースを管理します。

テキスト リソース管理には、次のタスクが含まれます。

  • 追加
  • 編集および削除
  • エクスポートおよびインポート
  • すべてのテキスト リソース タイプのプレーン テキスト メッセージの定義
  • 一部のテキスト リソース タイプの HTML ベースのメッセージの定義

関連項目

テキスト リソースの追加

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [テキストリソース(Text Resources)] に移動します。

ステップ 2

[テキスト リソースを追加(Add Text Resource)] をクリックします。

ステップ 3

[名前(Name)] フィールドにテキスト リソースの名前を入力します。

ステップ 4

[タイプ(Type)] フィールドからテキスト リソースのタイプを選択します。

ステップ 5

[テキスト(Text)] または [HTMLおよびプレーンテキスト(HTML and Plain Text)] のどちらかのフィールドに、メッセージ テキストを入力します。

テキスト リソースがプレーン テキスト メッセージのみを許可する場合は、[テキスト(Text)] フィールドを使用します。テキスト リソースが HTML およびプレーン テキスト メッセージの両方を許可する場合は、[HTMLおよびプレーンテキスト(HTML and Plain Text)] フィールドを使用します。

ステップ 6

変更を送信し、保存します。


次のタスク

関連項目

テキスト リソースの削除

はじめる前に

テキスト リソースの削除の影響に注意してください。

  • 削除されたテキスト リソースを参照しているすべてのメッセージ フィルタは、無効としてマークされます。
  • 削除されたテキスト リソースを参照しているすべてのコンテンツ フィルタはイネーブルのままになりますが、今後無効と判断されます。

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [テキストリソース(Text Resources)] ページに移動し、削除するテキスト リソースの [削除(Delete)] 列にあるゴミ箱アイコンをクリックします。確認メッセージが表示されます。

ステップ 2

[削除(Delete)] をクリックして、テキスト リソースを削除します。

(注)  

 
コンテンツまたはメッセージ フィルタのいずれかの設定で参照されているテキスト リソースは削除できません。

ステップ 3

変更を保存します。


テキスト リソースのインポート

はじめる前に

インポートするファイルが、 電子メールゲートウェイの configuration ディレクトリに存在することを確認します。

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [テキストリソース(Text Resources)] ページに移動し、[テキストリソースのインポート(Import Text Resource)] をクリックします。

ステップ 2

インポートするファイルを選択します。

ステップ 3

エンコード方式を指定します。

ステップ 4

[Next] をクリックします。

ステップ 5

名前を選択し、テキスト リソース タイプを編集および選択します。

ステップ 6

変更を送信し、保存します。


テキスト リソースのエクスポート

はじめる前に

テキストリソースをエクスポートする場合は、テキストファイルが 電子メールゲートウェイの configuration ディレクトリに作成されることに注意してください。

手順


ステップ 1

[メールポリシー(Mail Policies)] > [テキストリソース(Text Resources)] ページに移動し、[テキストリソースのエクスポート(Export Text Resource)] をクリックします。

ステップ 2

エクスポートするテキスト リソースを選択します。

ステップ 3

テキスト リソースのファイル名を入力します。

ステップ 4

テキスト ファイルのエンコード方式を選択します。

ステップ 5

[送信(Submit)] をクリックしてテキスト リソースを含むテキスト ファイルを configuration ディレクトリに作成します。


HTML ベースのテキスト リソースの概要

免責事項などの一部のテキスト リソースは、HTML ベースのメッセージおよびプレーン テキスト メッセージの両方を使用して作成できます。HTML ベースのメッセージとプレーン テキスト メッセージの両方を含むテキスト リソースが電子メール メッセージに適用された場合、HTML ベースのテキスト リソース メッセージは電子メール メッセージのテキストまたは HTML 部分に適用され、プレーン テキスト メッセージは電子メール メッセージのテキストまたはプレーン部分に適用されます。

HTML ベースのテキスト リソースを追加または編集する場合、GUI には、HTML コードを手動で記述せずにリッチ テキストの入力を可能にするリッチ テキスト編集が含まれます。

HTML ベースのテキスト リソースを追加および編集する場合は、次の点に留意してください。

  • HTML バージョンに基づいて、メッセージのプレーン テキスト バージョンを自動的に生成するよう選択できます。または、プレーン テキスト バージョンを個別に定義できます。
  • [コードビュー(Code View)] ボタンをクリックすることにより、リッチ テキスト エディタと HTML コード間を切り替えることができます。
  • リッチ テキスト エディタでサポートされない HTML コードを GUI で入力するには、コード ビューに切り替え、HTML コードを手動で入力します。たとえば、これは、<img src> HTML タグを使用して外部サーバにあるイメージ ファイルへの参照を挿入する場合に行います。

関連項目

HTML ベースのテキスト リソースのインポートおよびエクスポート

HTML ベースのテキスト リソースをテキスト ファイルにエクスポートしたり、テキスト ファイルから HTML ベースのテキスト リソースをインポートしたりできます。HTML ベースのテキスト リソースをファイルにエクスポートする場合、ファイルにはテキスト リソースの各バージョンに対する次のセクションが含まれます。

  • [html_version]
  • [text_version]

これらのセクションの順序は重要ではありません。

たとえば、エクスポートされたファイルには、次のテキストが含まれることがあります。

 [html_version] 
  <p>Sample <i>message.</i></p>
		[text_version] 
  Sample message. 
	 

HTML ベースのテキスト リソースをエクスポートおよびインポートする場合は、次のルールとガイドラインに留意してください。

  • プレーン テキスト メッセージが HTML バージョンから自動的に生成される HTML ベースのテキスト リソースをエクスポートする場合、エクスポートされたファイルには [text_version] セクションが含まれません。
  • テキスト ファイルからインポートするとき、[html_version] セクション下のすべての HTML コードは作成されたテキスト リソースの HTML メッセージに変換されます(テキスト リソース タイプが HTML メッセージをサポートする場合)。同様に、[text_version] セクション下のすべてのテキストは、作成されたテキスト リソースのプレーン テキスト メッセージに変換されます。
  • HTML ベースのテキストリソースを作成するために、空の、または存在しない [html_version] セクションを含むファイルからインポートする場合、 電子メールゲートウェイ[text_version] セクションのテキストを使用して HTML およびプレーンテキストメッセージの両方を作成します。

テキスト リソースの使用

すべてのタイプのテキスト リソースは、[テキストリソース(Text Resources)] ページまたは CLI の textconfig コマンドを使用して、同じ方法で作成されます。一度作成されると、各タイプで異なる使われ方をします。免責事項テンプレートおよび通知テンプレートは、フィルタおよびリスナーで使用されます。一方、アンチウイルス通知テンプレートは、メール ポリシーおよびアンチウイルス設定値で使用されます。

関連項目

免責事項テンプレート

電子メールゲートウェイは、リスナーが受信した一部またはすべてのメッセージのテキストの上または下(ヘッダーまたはフッター)にデフォルトの免責事項を追加できます。次の方法を使用して、 電子メールゲートウェイでメッセージに免責事項を追加できます。

  • リスナーから、GUI または listenerconfig コマンドを使用する方法(リスナーからの免責事項テキストの追加を参照)。
  • コンテンツ フィルタ アクション Add Disclaimer Text を使用する方法(コンテンツ フィルタのアクションを参照)。
  • メッセージ フィルタ アクション add-footer() を使用する方法(「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章を参照)。
  • データ消失防止プロファイルを使用する方法(データ損失の防止を参照)。
  • メッセージの目的がフィッシングまたはマルウェアの配布である可能性があることをユーザに通知するようアウトブレイク フィルタに対してメッセージの修正を使用する方法(メッセージの変更を参照)。このタイプの通知に追加される免責事項は、テキストの上に追加されます。

たとえば、企業内から送信される各メッセージに著作権宣言文、宣伝メッセージ、または免責事項を付加できます。

免責事項テキストを使用する前に、免責事項テンプレートを作成する必要があります。GUI で [テキストリソース(Text Resources)] ページを使用(テキスト リソースの追加を参照)または textconfig コマンドを使用(『CLI Reference Guide for AsyncOS for Cisco Secure Email Gateway』を参照)して、使用するテキスト文字列のセットを作成および管理します。

関連項目

リスナーからの免責事項テキストの追加

免責事項テキスト リソースを作成したら、リスナーで受信するメッセージに付加するテキスト文字列を選択します。免責事項テキストをメッセージの上部または下部に追加できます。この機能は、パブリック(インバウンド)リスナーとプライベート(アウトバウンド)リスナーの両方に使用できます。

テキストおよび HTML から構成されるメッセージ(Microsoft Outlook では、このタイプのメッセージを「multipart alternative」と呼びます)を送信する場合、 電子メールゲートウェイは、メッセージの両方の部分に免責事項をスタンプします。ただし、メッセージが署名済みのコンテンツである場合、署名が無効になるためコンテンツは変更されません。代わりに、免責事項スタンプによって「Content-Disposition inline attachment」という新規パートが作成されます。マルチパート メッセージの詳細については、「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章の「Message Bodies vs. Message Attachments」を参照してください。

フィルタからの免責事項の追加

フィルタ アクション add-footer() またはコンテンツ フィルタ アクション「免責条項文の追加」を使用して、メッセージの免責事項に特定の定義済みテキスト文字列を付加することができます。たとえば、次のメッセージ フィルタ ルールは、LDAPグループ「Legal」に属するユーザから送信されるすべてのメッセージに、legal.disclaimer というテキスト文字列を付加します。

Add-Disclaimer-For-Legal-Team:

if (mail-from-group == 'Legal')

{

add-footer('legal.disclaimer');

}

免責事項およびフィルタ アクション変数

メッセージ フィルタ アクション変数を使用することもできます(詳細については、「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章にある「Action Variables」を参照してください)。

免責事項テンプレートには、次の変数を使用できます。

表 3. アンチウイルス通知変数

変数

置き換える値

$To

メッセージの To: ヘッダーに置き換えられます(エンベロープ受信者には置き換えられません)。

$From

メッセージの From: ヘッダーに置き換えられます(エンベロープ送信者には置き換えられません)。

$Subject

元のメッセージの件名に置き換えられます。

$Date

現在の日付(MM/DD/YYYY 形式)に置き換えられます。

$Time

現在の時刻(ローカル時間帯)に置き換えられます。

$GMTimestamp

現在の時刻および日付(GMT)に置き換えられます。電子メール メッセージの Received: 行で見られる形式と同様です。

$MID

メッセージを内部で識別するために使用するメッセージ ID(MID)に置き換えられます。RFC822「Message-Id」の値とは異なるため注意してください(「Message-Id」を取得するには $Header を使用します)。

$Group

メッセージのインジェクト時に、送信者が一致する送信者グループの名前に置き換えられます。送信者グループに名前がない場合は、文字列「>Unknown<」が挿入されます。

$Policy

メッセージのインジェクト時に、送信者に適用した HAT ポリシーの名前に置き換えられます。事前に定義されているポリシー名が使用されていない場合、文字列「>Unknown<」が挿入されます。

$Reputation

送信者の IP レピュテーションスコアに置き換えられます。レピュテーション スコアがない場合は「None」に置き換えられます。

$filenames

メッセージの添付ファイルのファイル名のカンマ区切リストに置き換えられます。

$filetypes

メッセージの添付ファイルのファイル タイプを示すカンマ区切りリストに置き換えられます。

$filesizes

メッセージの添付ファイル サイズのカンマ区切りリストに置き換えられます。

$remotehost

メッセージを 電子メールゲートウェイに送信したシステムのホスト名に置き換えられます。

$AllHeaders

メッセージ ヘッダーに置き換えられます。

$EnvelopeFrom

メッセージのエンベロープ送信者(Envelope From、<MAIL FROM>)に置き換えられます。

$Hostname

電子メールゲートウェイのホスト名に置き換えられます。

$header[‘string ’]

元のメッセージに一致するヘッダーが含まれる場合、引用符付きヘッダーの値に置き換えられます。二重引用符が使用される場合もあります。

$enveloperecipients

メッセージのエンベロープ受信者すべて(Envelope To、<RCPT TO>)に置き換えられます。

$bodysize

メッセージのサイズ(バイト単位)に置き換えられます。

$FilterName

処理中のフィルタの名前を返します。

$MatchedContent

スキャン フィルタ ルール(body-contains などのフィルタ ルールやコンテンツ ディクショナリを含む)をトリガーした内容を返します。

$DLPPolicy

違反があった Email DLP ポリシーの名前に置き換えられます。

$DLPSeverity

違反の重大度に置き換えられます。値は [低(Low)]、[中(Medium)]、[高(High)]、または [重大(Critical)] のいずれかです。

$DLPRiskFactor

メッセージの機密内容のリスク要因スコアに置き換えられます(スコア 0 ~ 100)。

$threat_category

フィッシング、ウイルス、詐欺、マルウェアなどのアウトブレイク フィルタ脅威のタイプに置き換えられます。

$threat_type

アウトブレイク フィルタ脅威カテゴリのサブカテゴリに置き換えられます。たとえば、チャリティ詐欺、金銭目的のフィッシング、偽の取引などがあります。

$threat_description

アウトブレイク フィルタ脅威の説明に置き換えられます。

$threat_level

メッセージの脅威レベル(スコア 0 ~ 5)に置き換えられます。

$threat_verdict

[メッセージの変更 - 脅威レベル(Message Modification Threat Level)] しきい値によって、「はい」または「いいえ」に置き換えられます。メッセージに含まれるウイルスまたは非ウイルスの脅威レベルが [メッセージの変更 - 脅威レベル(Message Modification Threat Level)] しきい値以上の場合、この変数の値は「はい」に設定されます。

メッセージ フィルタ アクション変数を免責事項で使用するには、(GUI の [テキストリソース(Text Resource)] ページまたは textconfig コマンドから)メッセージの免責事項を作成し、変数を参照します。

add-footer() アクションでは、フッターを inline attachment、UTF-8 coded attachment、quoted printable attachment として追加することで、非 ASCII テキストをサポートします。

免責事項スタンプと複数エンコード方式

AsyncOS には、異なる文字エンコード方式を含む免責事項スタンプの動作を変更するために使用される設定値が存在します。デフォルトでは、AsyncOS は電子メール メッセージの本文パート内に添付されるように、免責事項を配置します。localeconfig コマンド内で設定した設定値を使用して、本文パートと免責事項のエンコード方式が異なる場合の動作を設定できます。数個のパートから構成される電子メール メッセージを確認することで、この設定が理解しやすくなります。

To: joe@example.com

From: mary@example.com

Subject: Hi!

ヘッダー

<空白行>

Hello!

本文パート

このメッセージはスキャンされました。

最初の添付パート

Example.zip

2 番目の添付パート

最初の空白行に続くメッセージの本文には、多くの MIME パートが含まれている場合があります。多くの場合、最初のパートは「本文」または「テキスト」と呼ばれ、2 番目以降のパートは「アタッチメント」と呼ばれます。

免責事項は「アタッチメント」(上記の例)または本文の一部として、電子メールに含めることができます。

To: joe@example.com

From: mary@example.com

Subject: Hi!

ヘッダー

<空白行>

Hello!

本文パート

このメッセージはスキャンされました。

本文に含められた免責事項

Example.zip

最初の添付パート

一般的に、メッセージの本文と免責事項の間でエンコード方式の不一致が起こると、免責事項が本文に含まれ(インライン)個別のアタッチメントとして含まれないように、AsyncOS はメッセージ全体をメッセージの本文と同じエンコード方式でエンコードしようとします。つまり、免責事項と本文のエンコード方式が一致する場合、または免責事項のテキストに(本文の)インラインに表示できる文字が含まれている場合は、免責事項はインラインに含められます。たとえば、US-ASCII 文字のみを含む ISO-8859-1 エンコードされた免責事項が生成される可能性があります。結果的に、この免責事項は問題なく「インライン」に表示されます。

ただし、免責事項が本文と組み合わせられない場合、localeconfig コマンドを使用し、本文テキストを昇格または変換して免責事項のエンコード方式と一致させるように AsyncOS を設定することで、免責事項をメッセージの本文に含めることができます。


example.com> localeconfig

Behavior when modifying headers: Use encoding of message body
Behavior for untagged non-ASCII headers: Impose encoding of message body
Behavior for mismatched footer or heading encoding: Try both body and footer or heading encodings
Behavior when decoding errors found: Disclaimer is displayed as inline content and the message body is added as an attachment.

Choose the operation you want to perform:
- SETUP - Configure multi-lingual settings.
[]> setup

If a header is modified, encode the new header in the same encoding as the message body? 
(Some MUAs incorrectly handle headers encoded in a different encoding than the body. 
However, encoding a modified header in the same encoding as the message body may cause certain 
characters in the modified header to be lost.) [Y]>

If a non-ASCII header is not properly tagged with a character set and is being used or modified, 
impose the encoding of the body on the header during processing and final representation of the message? 
(Many MUAs create non-RFC-compliant headers that are then handled in an undefined way. 
Some MUAs handle headers encoded in character sets that differ from that of the main body in an incorrect way. 
Imposing the encoding of the body on the header may encode the header more precisely. 
This will be used to interpret the content of headers for processing, it will not modify or rewrite the 
header unless that is done explicitly as part of the processing.) [Y]>

Disclaimers (as either footers or headings) are added in-line with the message body whenever possible. 
However, if the disclaimer is encoded differently than the message body, and if imposing a single encoding 
will cause loss of characters, it will be added as an attachment. The system will always try to use the 
message body's encoding for the disclaimer. If that fails, the system can try to edit the message body to 
use an encoding that is compatible with the message body as well as the disclaimer. Should the system try to 
re-encode the message body in such a case? [Y]>

If the disclaimer that is added to the footer or header of the message generates an error when decoding the message body, 
it is added at the top of the message body. This prevents you to rewrite a new message content that must merge with 
the original message content and the header/footer-stamp. The disclaimer is now added as an additional MIME part 
that displays only the header disclaimer as an inline content, and the rest of the message content is split into 
separate email attachments. Should the system try to ignore such errors when decoding the message body? [N]>

Behavior when modifying headers: Use encoding of message body
Behavior for untagged non-ASCII headers: Impose encoding of message body
Behavior for mismatched footer or heading encoding: Try both body and footer or heading encodings
Behavior when decoding errors found: Disclaimer is displayed as inline content and the message body 
is added as an attachment.

Choose the operation you want to perform:
- SETUP - Configure multi-lingual settings.
[]>

localeconfig コマンドの詳細については、「 電子メールゲートウェイでのメール受信の設定」の章を参照してください。

通知テンプレート

通知テンプレートは、notify() および notify-copy() フィルタ アクションで使用されます。通知テンプレートには、アンチウイルス通知により使用されるアンチウイルス関連の変数を含む非 ASCII テキストおよびアクション変数を含めることができます(「Using Message Filters to Enforce Email Policies」の章にある「Action Variables」を参照)。たとえば、$Allheaders アクション変数を使用して、元のメッセージのヘッダーを含めることができます。通知用の From: アドレスを設定できます。電子メールゲートウェイに生成されるメッセージの返信アドレスの設定を参照してください。

通知テンプレートを作成したら、コンテンツ フィルタおよびメッセージ フィルタから参照させることができます。次の図は、「grapewatchers@example.com」に「grape_text」通知が送信されるように notify-copy() フィルタ アクションを設定したコンテンツ フィルタを示しています。

図 1. コンテンツ フィルタによる通知の例


アンチウイルス通知テンプレート

アンチウイルス通知テンプレートには、次の 2 つのタイプがあります。

  • アンチウイルス通知テンプレート。アンチウイルス通知テンプレートは、元のメッセージがウイルス通知に添付されていない場合に使用されます。
  • アンチウイルス コンテナ テンプレート。コンテナ テンプレートは、元のメッセージが添付ファイルとして送信される際に使用されます。

アンチウイルス通知テンプレートは、フィルタの代わりにアンチウイルス エンジンで使用される以外は、基本的に通知テンプレートと同様に使用されます。メール ポリシーの編集中に送信するカスタム通知を指定できます。ウイルス対策通知用の From: アドレスを設定できます。詳細については、電子メールゲートウェイに生成されるメッセージの返信アドレスの設定を参照してください。

関連項目

カスタム アンチウイルス通知テンプレート

次の図は、カスタム アンチウイルス通知が指定されたメール ポリシーを示しています。

図 2. メール ポリシーでのアンチウイルス コンテナ テンプレートの通知例


関連項目
アンチウイルス通知変数

ウイルス対策通知を作成する際に、次の表に記載されている通知変数を使用できます。

表 4. アンチウイルス通知変数

変数

置き換える値

$To

メッセージの To: ヘッダーに置き換えられます(エンベロープ受信者には置き換えられません)。

$From

メッセージの From: ヘッダーに置き換えられます(エンベロープ送信者には置き換えられません)。

$Subject

元のメッセージの件名に置き換えられます。

$AV_VIRUSES

メッセージで発見されたすべてのウイルスのリストに置き換えられます。

例:“Unix/Apache.Trojan”, “W32/Bagel-F”

$AV_VIRUS_TABLE

パートごとに MIME-Part/Attachment 名とウイルスを示すテーブルに置き換えられます。

例:“HELLO.SCR” : “W32/Bagel-F”

<unnamed part of the message> : “Unix/Apache.Trojan”

$AV_VERDICT

アンチウイルスの判定に置き換えられます。

$AV_DROPPED_TABLE

ドロップされた添付ファイルのテーブルに置き換えられます。各行は、パートまたはファイル名とパートに付随するウイルスのリストにより構成されます。

例:“HELLO.SCR” : “W32/Bagel-f”, “W32/Bagel-d” “Love.SCR” : “Netsky-c”, “W32/Bagel-d”

$AV_REPAIRED_VIRUSES

発見および修復されたすべてのウイルスのリストに置き換えられます。

$AV_REPAIRED_TABLE

発見および修復されたすべてのパーツとウイルスのテーブルに置き換えられます。例:"HELLO.SCR" : "W32/Bagel-F"

$AV_DROPPED_PARTS

ドロップされたファイル名のリストに置き換えられます。

例:“HELLO.SCR”, “CheckThisOut.exe”

$AV_REPAIRED_PARTS

修復されたファイル名またはパートのリストに置き換えられます。

$AV_ENCRYPTED_PARTS

暗号化されたファイル名またはパートのリストに置き換えられます。

$AV_INFECTED_PARTS

ウイルスを含むファイルのファイル名のカンマ区切りリストに置き換えられます。

$AV_UNSCANNABLE_PARTS

スキャンできなかったファイル名またはパートのリストに置き換えられます。

$Date

現在の日付(MM/DD/YYYY 形式)に置き換えられます。

$Time

現在の時刻(ローカル時間帯)に置き換えられます。

$GMTimestamp

現在の時刻および日付(GMT)に置き換えられます。電子メール メッセージの Received: 行で見られる形式と同様です。

$MID

メッセージを内部で識別するために使用するメッセージ ID(MID)に置き換えられます。RFC822「Message-Id」の値とは異なるため注意してください(「Message-Id」を取得するには $Header を使用します)。

$Group

メッセージのインジェクト時に、送信者が一致する送信者グループの名前に置き換えられます。送信者グループに名前がない場合は、文字列「>Unknown<」が挿入されます。

$Policy

メッセージのインジェクト時に、送信者に適用した HAT ポリシーの名前に置き換えられます。事前に定義されているポリシー名が使用されていない場合、文字列「>Unknown<」が挿入されます。

$Reputation

送信者の IP レピュテーションスコアに置き換えられます。レピュテーション スコアがない場合は「None」に置き換えられます。

$filenames

メッセージの添付ファイルのファイル名のカンマ区切リストに置き換えられます。

$filetypes

メッセージの添付ファイルのファイル タイプを示すカンマ区切りリストに置き換えられます。

$filesizes

メッセージの添付ファイル サイズのカンマ区切りリストに置き換えられます。

$remotehost

メッセージを 電子メールゲートウェイに送信したシステムのホスト名に置き換えられます。

$AllHeaders

メッセージ ヘッダーに置き換えられます。

$EnvelopeFrom

メッセージのエンベロープ送信者(Envelope From、<MAIL FROM>)に置き換えられます。

$Hostname

電子メールゲートウェイのホスト名に置き換えられます。


(注)  


変数名は大文字/小文字を区別しません。たとえば、テキスト リソースで「$to」と「$To」は同等です。元のメッセージで「AV_」変数が空の場合、文字列 <None> で置き換えられます。

テキスト リソースを定義した後、[メールポリシー(Mail Policies)] > [送受信メールポリシー(Incoming/Outgoing Mail Policies)] > [ウイルス対策設定を編集(Edit Anti-Virus Settings)] ページまたは policyconfig -> edit -> antivirus コマンドを使用して、修復されたメッセージ、スキャンできなかったメッセージ、暗号化されたメッセージ、またはウイルスが陽性のメッセージに対して、元のメッセージが RFC 822 のアタッチメントとして含まれるように指定します。詳細については、カスタム アラート通知の送信を参照してください。

バウンス通知および暗号化失敗通知テンプレート

バウンス通知および暗号化失敗通知テンプレートは、バウンス通知およびメッセージ暗号化失敗通知で使用される以外は、基本的に通知テンプレートと同様に使用されます。暗号化プロファイルを編集中に、バウンス プロファイルおよびカスタム メッセージ暗号化失敗通知を編集していた場合に送信するカスタム バウンス通知を指定できます。

次の図は、バウンス プロファイルで指定されたバウンス通知テンプレートを示しています。

図 3. バウンス プロファイルのバウンス通知の例



(注)  


カスタム テンプレートを使用する場合は、RFC-1891 の DSN を使用してください。

次の図は、暗号化プロファイルで指定された暗号化失敗テンプレートを示しています。

図 4. 暗号化プロファイルの暗号化失敗通知の例


関連項目

バウンス通知および暗号化失敗通知変数

バウンス通知または暗号化失敗通知を作成する際に、次の表に記載されている通知変数を使用できます。

表 5. バウンス通知変数

変数

置き換える値

$Subject

元のメッセージの件名。

$Date

現在の日付(MM/DD/YYYY 形式)に置き換えられます。

$Time

現在の時刻(ローカル時間帯)に置き換えられます。

$GMTimeStamp

現在の時刻および日付(GMT)に置き換えられます。電子メール メッセージの Received: 行で見られる形式と同様です。

$MID

メッセージを内部で識別するために使用するメッセージ ID(MID)に置き換えられます。RFC822「Message-Id」の値とは異なるため注意してください(「Message-Id」を取得するには $Header を使用します)。

$BouncedRecipient

バウンスされた受信者のアドレス。

$BounceReason

通知理由。

$remotehost

メッセージを 電子メールゲートウェイに送信したシステムのホスト名に置き換えられます。

暗号化通知テンプレート

暗号化通知テンプレートは、アウトバウンド電子メールを暗号化するように Cisco 電子メール暗号化を設定した際に使用されます。この通知では、受信者が暗号化されたメッセージを受信したことを通知し、メッセージを読む手順を説明しています。暗号化メッセージと一緒に送信するカスタム暗号化通知を指定できます。暗号化プロファイルを作成する際は、HTML 形式およびテキスト形式の両方の暗号化通知を指定します。このため、カスタム プロファイルを作成する場合は、テキスト形式および HTML 形式の両方の通知を作成する必要があります。