セットアップ

シングルノード Intersight 接続型仮想アプライアンスのセットアップ

Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、オープン仮想アプライアンス(OVA)ファイル形式、ZIP ファイル形式、または TAR ファイル形式で含まれている展開可能な仮想マシンとして配布されます。

始める前に:VMware vSphere 上の Cisco Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist のインストール」の手順に従って、Intersight 仮想アプライアンスソフトウェアがインストールされていることを確認します。


(注)  


バックアップからアプライアンスを復元するには、アプライアンスのインストーラが必要です。アプライアンス リリース バージョン N からバックアップを取得していた場合、バージョン N 以前の最新のインストーラを使用してのみ復元できます。次に例を示します。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.0-0 をバックアップしていた場合は、1.1.0-0 以前で最新のアプライアンス インストーラ バージョンが必要であり、この例では 1.1.0-0 になります。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.1-1 をバックアップしていた場合は、1.1.1-1 以前で最新のアプライアンス インストーラバージョンが必要であり、この例では 1.1.1-0 になります。

そのため、作成するバックアップのために必要な、ダウンロード済みのアプライアンス インストーラを保持することを推奨します。詳細については、「Intersight 接続仮想アプライアンスの復元」を参照してください。


Cisco Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアの展開が完了し、VM の電源がオンになったら、 <<https://your fqdn.com>> URLをクリックします。[Intersight あぷらインす インストーラ(Intersight Appliance Installer)] 画面が表示され、新規インストール、バックアップからのアプライアンス ソフトウェアの回復、またはアプライアンスへのノードの追加のいずれかのセットアップを完了できます。

ウィザードで、ソフトウェアパッケージをダウンロードしてインストールする一連の手順を実行します。インストールの進行状況は確認できます。

次の手順を使用して、Intersight 接続型仮想アプライアンスのセットアップを完了します。

手順


ステップ 1

[Intersight アプライアンス インストーラ(Intersight Appliance Installer)] 画面で [Intersight 接続型仮想アプライアンス(Intersight Connected Virtual Appliance)] を選択し、[開始(Start)] をクリックします。

ステップ 2

Cisco ID を使用して、[Intersight 仮想アプライアンスの接続(Intersight Virtual Appliance Connect )] ページにログインします。シスコ ID をお持ちでない場合はこちらから作成してください。

  1. (オプション)[設定(Settings)] をクリックして HTTPS プロキシ設定を有効にします。

    インターネットへ Cisco Intersight 仮想アプライアンスを接続するのに HTTP/S プロキシが必要な場合は、接続手順を実行する前にプロキシ設定を構成する必要があります。

    • [設定(Settings)] をクリックして [HTTPS プロキシ(HTTPS Proxy)] オプションを有効にします。

    • プロキシ ホスト名または IP アドレスプロキシ ポートを追加します。

      プロキシ ポートは、1 ~ 65535 の範囲にする必要があります。アプライアンスの UI からプロキシ設定を編集するには、[設定(Settings)] > [ネットワーキング(Networking)] > [クラウド接続 (Cloud Connection)]を選択します。

  2. [接続 (Connect)] ページに表示されているデバイス ID要求コードを使用して Intersight への接続を実行します。

  3. [接続 (Connection)] のステータスに [要求済み (Claimed)] と表示されていることを確認します。

    (注)  

     

    新しいブラウザ タブが表示され、Intersight でのデバイスの要求ステータスが示されます。Intersight アカウントを持っていない場合は、[アカウント作成 (Account Creation)]ウィンドウでアカウントを作成し、ターゲットを要求することができます。ターゲット接続に成功すると、成功メッセージが表示されます。[閉じる(Close)] タブをクリックしてタブを終了し、Intersight 仮想アプライアンスのセットアップ ウィザードに戻ります。ターゲット要求が失敗した場合は、Intersight へのログイン画面が表示され、ターゲットを要求するワークフローが再開されます。

ステップ 3

Intersight アプライアンス インストーラ のセットアップ ウィザードで、次の手順を実行します。

  1. [接続(Connect)][続行(Continue)] をクリックして、[ネットワーク要件の確認(Check Network Requirements)] ステップに進みます。

  2. [ネットワーク要件の確認(Check Network Requirements)]:結果を表示し、[次へ(Next)] をクリックして、[内部ネットワークの構成(Configure Internal Network)] ステップに進みます。

    ネットワーク要件のチェック中に、いずれかの DNS テストが失敗した場合は、設定を続行できないことに注意してください。

  3. [内部ネットワークの構成(Configure Internal Network)]:必要に応じて、デフォルトの内部ネットワーク IP アドレスを変更し、[次へ(Next)] をクリックして、[ソフトウェア バージョンの選択(Select Software Version)] ステップに進みます。

    注意:この IP アドレス範囲は、Intersight 仮想アプライアンス内の内部通信に使用されます。この範囲は、172.16.0.0/12 サブネット内に収まる必要がありますが、より小さな範囲になる可能性があります(最大 20 サブネット プレフィックス サイズ)。ほとんどの場合、デフォルト値を使用できます。デフォルト値を変更する理由としては、アプライアンスが同じサブネット内の他のデバイ スと直接通信する必要がある場合、NAT など IP 変換メカニズムを通さずに通信する必要がある場合が考えられます。

  4. [ソフトウェア バージョンの選択(Select Software Version)]:アプライアンス ソフトウェアの最新バージョンをダウンロードするオプションがあります。または、インストーラのバージョンと同じか、インストーラのバージョンより大きい、サポートされている他のバージョンのソフトウェアをアップロードできます。

  1. アプライアンス ソフトウェアの最新バージョンをダウンロードするには、[最新バージョンのダウンロード(Download Latest Version)] ボタンを選択し、[完了(Finish)] をクリックして、[インストールの結果(Installation Result)] 画面に進みます。

  2. アプライアンス ソフトウェアのバージョンをアップロードするには、ソフトウェア パッケージの保存場所に応じて、[ローカル マシン(Local Machine)] または [ネットワーク共有(Network Share)] を選択します。

    (注)  

     
    • [ローカル マシン(Local Machine)] で、ソフトウェア イメージを保存した場所を参照し、[完了(Finish)] をクリックして、[インストール結果(Installation Result)] 画面に進みます。

    • [ネットワーク共有(Network Share)] オプションの場合は、プロトコルを入力し、ファイルのコピー元であるリモート サーバーの詳細を入力して、[完了(Finish)] をクリックして、[インストール結果(Installation Result)] 画面に進みます。

      • [プロトコル(Protocol)]:ファイル転送に使用される通信プロトコル。Intersight 仮想アプライアンスは現在、CIFS(Common Internet File System、共通インターネット ファイル システム)SCP(Secure Copy Protocol、セキュア コピー プロトコル)および SFTP(Secure File Transfer Protocol、セキュア ファイル転送プロトコル)をサポートしています。

      • [サーバ IP/ホスト名(Server IP/Hostname)]:ファイルのコピー元のホスト サーバー

      • [ポート(Port)]:使用する TCP ポート

      • [場所(Location)]:コピーするファイルが保存されているディレクトリ

      • [アプライアンスのソフトウェア バンドル ファイル名(Software Bundle File Name for Appliance)]:ネットワーク共有からコピーするアプライアンス ソフトウェア バンドル ファイルの名前。

      • [ユーザ名(Username)]:ネットワーク共有で認証するためのユーザー名

      • [パスワード(Password)]:ネットワーク共有で認証するためのパスワード

  3. [インストール結果(Installation Result)] :この画面でインストールの進行状況を確認できます。

ステップ 4

[データ収集(Data Collection)] を指定します。

Intersight がシスコに追加のシステム情報を送信できるようにする設定を指定します。このオプションは、デフォルトで有効です。Intersight でどんなデータが収集されるかの詳細については、Intersight 接続型仮想アプライアンスから収集されたデータ を参照してください。

ステップ 5

[ライセンスの登録(Register License)] をクリックします。

Cisco Smart License Manager からライセンス登録トークンを取得し、トークンを適用して追加し、ライセンスをアクティブにします。ライセンスの登録プロセスは完了するまでに数分かかる場合があります。Intersight ライセンスの登録の詳細については、「Cisco Intersight ライセンスの階層と登録(Cisco Intersight Licensing Tiers and Registration)」を視聴してください。

[完了(Finish)] をクリックすると、Intersight 接続型仮想アプライアンス ダッシュボードが表示されます。


次のタスク

単一ノードの Intersight 仮想アプライアンスの初期セットアップが正常に完了したら、次に進めます:

シングルノード Intersight プライベート仮想アプライアンスのセットアップ

Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、オープン仮想アプライアンス(OVA)ファイル形式、ZIP ファイル形式、または TAR ファイル形式で含まれている展開可能な仮想マシンとして配布されます。

始める前に:VMware vSphere 上の Cisco Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist のインストール」の手順に従って、Intersight 仮想アプライアンスソフトウェアがインストールされていることを確認します。


(注)  


バックアップからアプライアンスを復元するには、アプライアンスのインストーラが必要です。アプライアンス リリース バージョン N からバックアップを取得していた場合、バージョン N 以前の最新のインストーラを使用してのみ復元できます。次に例を示します。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.0-0 をバックアップしていた場合は、1.1.0-0 以前で最新のアプライアンス インストーラ バージョンが必要であり、この例では 1.1.0-0 になります。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.1-1 をバックアップしていた場合は、1.1.1-1 以前で最新のアプライアンス インストーラバージョンが必要であり、この例では 1.1.1-0 になります。

そのため、作成するバックアップのために必要な、ダウンロード済みのアプライアンス インストーラを保持することを推奨します。詳細については、「Intersight 接続仮想アプライアンスの復元」を参照してください。


Cisco Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアの展開が完了し、VM の電源がオンになったら、 <<https://your fqdn.com>> URLをクリックします。[Intersight あぷらインす インストーラ(Intersight Appliance Installer)] 画面が表示され、新規インストール、バックアップからのアプライアンス ソフトウェアの回復、またはアプライアンスへのノードの追加のいずれかのセットアップを完了できます。

ウィザードで、ソフトウェアパッケージをダウンロードしてインストールする一連の手順を実行します。インストールの進行状況は確認できます。

次の手順を使用して、Intersight プライベート仮想アプライアンスのセットアップを完了します。

手順


ステップ 1

[Intersight アプライアンスインストーラ(Intersight Appliance Installer)] 画面で、[Intersight プライベート仮想アプライアンス(Intersight Private Virtual Appliance)] を選択し、[開始(Start)] をクリックして、単一ノードのプライベート仮想アプライアンスのセットアップを続行します。

[ソフトウェアのアップロード(Upload Software)] ページが表示されます。インストーラのバージョンと同じか、インストーラのバージョンより大きいソフトウェアのサポートされているバージョンをアップロードできます。

ステップ 2

Intersight アプライアンス インストーラ のセットアップ ウィザードで、次の手順を実行します。

  1. [ネットワーク要件の確認(Check Network Requirements)]:結果を表示し、[次へ(Next)] をクリックして、[内部ネットワークの構成(Configure Internal Network)] ステップに進みます。

    ネットワーク要件のチェック中に、いずれかの DNS テストが失敗した場合は、設定を続行できないことに注意してください。

  2. [内部ネットワークの設定(Configure Internal Network)]:必要に応じて、デフォルトの内部ネットワーク IP アドレスを変更し、[次へ(Next)] をクリックして [ソフトウェアのアップロード(Upload Software)] ステップに進みます。

    注意:この IP アドレス範囲は、Intersight 仮想アプライアンス内の内部通信に使用されます。この範囲は、172.16.0.0/12 サブネット内に収まる必要がありますが、より小さな範囲になる可能性があります(最大 20 サブネット プレフィックス サイズ)。ほとんどの場合、デフォルト値を使用できます。デフォルト値を変更する理由としては、アプライアンスが同じサブネット内の他のデバイ スと直接通信する必要がある場合、NAT など IP 変換メカニズムを通さずに通信する必要がある場合が考えられます。

  3. [ソフトウェアのアップロード(Upload Software)]:インストーラのバージョンと同じか、インストーラのバージョンより大きいソフトウェアのサポートされているバージョンをアップロードできます。

    ソフトウェア パッケージの保存場所に応じて、[ローカル マシン(Local Machine)] または [ネットワーク共有(Network Share)] を選択します。

    (注)  

     
    • [ローカル マシン(Local Machine)] で、ソフトウェア イメージを保存した場所を参照し、[完了(Finish)] をクリックして、[インストール結果(Installation Result)] 画面に進みます。

    • [ネットワーク共有(Network Share)] オプションの場合は、プロトコルを入力し、ファイルのコピー元であるリモート サーバーの詳細を入力して、[完了(Finish)] をクリックして、[インストール結果(Installation Result)] 画面に進みます。

      • [プロトコル(Protocol)]:ファイル転送に使用される通信プロトコル。Intersight 仮想アプライアンスは現在、CIFS(Common Internet File System、共通インターネット ファイル システム)SCP(Secure Copy Protocol、セキュア コピー プロトコル)および SFTP(Secure File Transfer Protocol、セキュア ファイル転送プロトコル)をサポートしています。

      • [サーバ IP/ホスト名(Server IP/Hostname)]:ファイルのコピー元のホスト サーバー

      • [ポート(Port)]:使用する TCP ポート

      • [場所(Location)]:コピーするファイルが保存されているディレクトリ

      • [アプライアンスのソフトウェア バンドル ファイル名(Software Bundle File Name for Appliance)]:ネットワーク共有からコピーするアプライアンス ソフトウェア バンドル ファイルの名前。

      • [ユーザ名(Username)]:ネットワーク共有で認証するためのユーザー名

      • [パスワード(Password)]:ネットワーク共有で認証するためのパスワード

  4. [インストール結果(Installation Result)] :この画面でインストールの進行状況を確認できます。

ステップ 3

[Intersight仮想アプライアンスの接続(Intersight Virtual Appliance Connect)] ページにログインします。ユーザー名として admin を使用し、インストール プロセス中に設定したパスワードを入力します。

ステップ 4

[ライセンス登録(Register License)] プロセスを完了します。

  1. このページで取得した予約要求コードを使用し、Cisco Smart Software Manager で予約承認コードを生成します。

  2. Cisco Smart Software Manager で生成した予約承認コードをコピーし、[ライセンスの予約(Reserve License)] ページに貼り付けます。

  3. [インストール(Install)] をクリックします。

    ライセンスの予約プロセスは完了するまでに数分かかる場合があります。Intersight ライセンス階層および登録に関する詳細は、『Cisco Intersight ライセンス階層および登録』をご覧ください。

[閉じる(Close)] をクリックすると、Cisco Intersight プライベート仮想アプライアンス ダッシュボードが表示されます。


次のタスク

単一ノードの Intersight 仮想アプライアンスの初期セットアップが正常に完了したら、次に進めます:

Intersight アプライアンス アシストのセットアップ

Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、オープン仮想アプライアンス(OVA)ファイル形式、ZIP ファイル形式、または TAR ファイル形式で含まれている展開可能な仮想マシンとして配布されます。

始める前に:VMware vSphere 上の Cisco Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist のインストール」の手順に従って、Intersight 仮想アプライアンスソフトウェアがインストールされていることを確認します。

Cisco Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアの展開が完了し、VM の電源がオンになったら、 <<https://your fqdn.com>> URLをクリックします。[Intersight あぷらインす インストーラ(Intersight Appliance Installer)] 画面が表示され、新規インストール、バックアップからのアプライアンス ソフトウェアの回復、またはアプライアンスへのノードの追加のいずれかのセットアップを完了できます。

ウィザードで、ソフトウェアパッケージをダウンロードしてインストールする一連の手順を実行します。インストールの進行状況は確認できます。

次の手順を使用して Intersight Assist のセットアップを実行します。

手順


ステップ 1

1.[Intersight アプライアンス インストーラ(Intersight Appliance Installer)] 画面で [Intersight Assist] を選択し、[開始(Start)] をクリックします。

ステップ 2

Cisco ID を使用して、[Intersight 仮想アプライアンスの接続(Intersight Virtual Appliance Connect )] ページにログインします。シスコ ID をお持ちでない場合はこちらから作成してください。

  1. (オプション)[設定(Settings)] をクリックして HTTPS プロキシ設定を有効にします。

    インターネットへ Cisco Intersight 仮想アプライアンスを接続するのに HTTP/S プロキシが必要な場合は、接続手順を実行する前にプロキシ設定を構成する必要があります。

    • [設定(Settings)] をクリックして [HTTPS プロキシ(HTTPS Proxy)] オプションを有効にします。

    • プロキシ ホスト名または IP アドレスプロキシ ポートを追加します。

      プロキシ ポートは、1 ~ 65535 の範囲にする必要があります。アプライアンスの UI からプロキシ設定を編集するには、[設定(Settings)] > [ネットワーキング(Networking)] > [クラウド接続 (Cloud Connection)]を選択します。

  2. [接続 (Connect)] ページに表示されているデバイス ID要求コードを使用して Intersight への接続を実行します。

  3. [接続 (Connection)] のステータスに [要求済み (Claimed)] と表示されていることを確認します。

    (注)  

     

    新しいブラウザ タブが表示され、Intersight でのデバイスの要求ステータスが示されます。Intersight アカウントを持っていない場合は、[アカウント作成 (Account Creation)]ウィンドウでアカウントを作成し、ターゲットを要求することができます。ターゲット接続に成功すると、成功メッセージが表示されます。[閉じる(Close)] タブをクリックしてタブを終了し、Intersight 仮想アプライアンスのセットアップ ウィザードに戻ります。ターゲット要求が失敗した場合は、Intersight へのログイン画面が表示され、ターゲットを要求するワークフローが再開されます。

ステップ 3

Intersight アプライアンス インストーラ のセットアップ ウィザードで、次の手順を実行します。

  1. [接続(Connect)][続行(Continue)] をクリックして、[ネットワーク要件の確認(Check Network Requirements)] ステップに進みます。

  2. [ネットワーク要件の確認(Check Network Requirements)]:結果を表示し、[次へ(Next)] をクリックして、[内部ネットワークの構成(Configure Internal Network)] ステップに進みます。

    ネットワーク要件の確認中に DNS テストが失敗した場合は、構成を続行できないことに注意してください。

  3. [内部ネットワークの構成(Configure Internal Network)]:必要に応じて、デフォルトの内部ネットワーク IP アドレスを変更し、[次へ(Next)] をクリックして [インストール結果(Installations Results)] 画面に進みます。

    注意:この IP アドレス範囲は、Intersight 仮想アプライアンス内の内部通信に使用されます。この範囲は、172.16.0.0/12 サブネット内に収まる必要がありますが、より小さな範囲になる可能性があります(最大 20 サブネット プレフィックス サイズ)。ほとんどの場合、デフォルト値を使用できます。デフォルト値を変更する理由としては、アプライアンスが同じサブネット内の他のデバイ スと直接通信する必要がある場合、NAT など IP 変換メカニズムを通さずに通信する必要がある場合が考えられます。

  4. [インストール結果(Installation Result)] :この画面でインストールの進行状況を確認できます。


Intersight 仮想アプライアンスにおける高可用性向けマルチノード クラスタ構成

インターサイト仮想アプライアンスのマルチノード クラスタにより、高可用性、安定性の向上、および回復力の向上が可能になります。

VMware vSphere のシングルノード アプライアンスの初期セットアップが完了したら、追加の高可用性(HA)管理ノードを加えることができます。2 つの追加 HA 管理ノードを正常に追加することができたら、Intersight 仮想アプライアンスで高可用性マルチノード クラスタを作成できます。


(注)  


マルチノード クラスタ構成は、VMware vSphere のインストールでのみサポートされることに注意してください。



重要


  • マルチノード クラスタの構成に進む前に、単一ノードインスタンスと VM スナップショットのバックアップを作成することを強くお勧めします。仮にマルチノード クラスタ構成中に問題が発生したとしても、バックアップまたはスナップショットを使用して単一ノードインスタンスに戻すことができます。Intersight 仮想アプライアンスのバックアップについては、「データのバックアップ」を参照してください。Intersight 接続型仮想アプライアンスの復元については、「Intersight 接続型仮想アプライアンスのリカバリ」を参照してください。Intersight プライベート仮想アプライアンスの復元については、「Intersight プライベート仮想アプライアンスのリカバリ」を参照してください。

  • Intersight 仮想アプライアンスのマルチノード クラスタを設定すると、単一ノード インスタンスに戻すことはできません。


要件:

  • 単一ノード アプライアンスの初期セットアップを完了した後にのみ、アプライアンスのマルチノード クラスタをセットアップできます。次のタスクの手順に従って、単一ノードの Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアがセットアップされていることを確認します。

  • アプライアンスの初期設定が完了したら、いつでもマルチノード クラスタを設定できます。

  • Intersight 仮想アプライアンスで高可用性向けマルチノード クラスタを作成するため、追加の HA 高可用性ノードを加えられるようにするには、最初のノードが操作可能な状態になっている必要があります。

接続型仮想アプライアンスおよびプライベート仮想アプライアンス用に、高可用性向けマルチノード クラスタをセットアップするには、次の手順を実行します:

手順


ステップ 1

VM を使用して <<https://myhost2.mydomain.com/ URL にアクセスします。

ステップ 2

[Intersight アプライアンス インストーラー(Intersight Appliance Installer)] 画面で、[ノードをアプライアンスに追加(Add Node to Appliance)] タブをクリックします。

ステップ 3

[ノードをアプライアンスに追加(Add Node to Appliance)] 画面で、[高可用性(HA)管理ノード(High Availability(HA)Management Node)] を選択し、以下のフィールドの詳細を入力して、[完了(Finish)] をクリックします。

  • [アプライアンス ホスト名(Appliance Hostname)] — ノードが追加される既存のスタンドアロン アプライアンスのホスト名。

  • [アプライアンス管理ユーザー名(Appliance Admin Username)]:既存のスタンドアロン アプライアンスの管理ユーザー名。

  • [管理ユーザー パスワード(Admin User Password)] — 既存のスタンドアローン アプライアンスの管理パスワード。

2 番目の管理ノード(node2)が正常に追加されたら、クラスタに参加させることができます。

この時点で、クラスタを作成できるように 3 番目の管理ノード(node3)を追加できます。

ステップ 4

手順 1、2、および 3 の手順を繰り返して、node3 を追加します。

ステップ 5

node3 が正常に追加されたら、[アプライアンス ポータルに移動(Go to Appliance Portal)] をクリックしてアプライアンスに進みます。

ステップ 6

<<https:// mymanagementhost1.mydomain.com>> にログインします。

ステップ 7

[システム(System)] > [アプライアンスの詳細(Appliance Details)]を選択します。

node2 と node3 が[参加準備完了(Ready to Join)]状態であることを確認します。

ステップ 8

[クラスタの作成(Create Cluster)] をクリックします。

重要

 

クラスタを作成する操作は元に戻すことができません。

クラスタ作成ワークフローの実行中、アプライアンスはメンテナンス モードに切り替わることに注意してください。進行状況ページが読み込まれるまで 5 ~ 10 分かかります。その後、[マルチノード クラスターの作成結果(Multi-Node Cluster Creation Results)] ページでクラスター作成の進行状況を確認できます。また、ノード 2 とノード 3 でのクラスタ作成の進行状況を表示することもでき、すぐに利用できます。

セット アップが完了すると、ログイン画面が表示されます。

ステップ 9

[インターサイト仮想アプライアンスの接続(Intersight Virtual Appliance Connect)] ページにログインします。

ユーザー名として admin を使用し、初期の単一ノードアプライアンスセットアップ中に設定したパスワードを入力します。この時点で、node2 と node3 にもログインできます。


1 つのノードがダウンすると、マルチノード クラスタは完全に動作します。1 つのノードがダウンすると、アプライアンスは自動的に安定します。移行段階では、アプライアンスにアクセスできない場合があります。

2 つのノードがダウンすると、マルチノードクラスタはメンテナンスモードに移行します。この状態の間、システムは動作しません。

ノードが起動すると、マルチノードクラスタは自動的に [動作可能(Operational)] になります。

既存の単一ノード展開用のマルチノードクラスタの構成が正常に完了したら、次のリンクの情報を使用して、マルチノード クラスタの追加構成を実行します。

Intersight 仮想アプライアンスでのメトリックのスケーラビリティを向上させるためのマルチノード クラスタの構成

また、Intersight 仮想アプライアンスを VMware vSphere 上にマルチノード クラスタとして展開して、アドバンテージ層のメトリック データ収集を可能にすることもできます。この展開オプションは、アプライアンス管理ノードとメトリック ノードを含む 2 ノードクラスタになります。単一ノード アプライアンスの初期セットアップが完了したら、メトリック ノードを追加することができます。


(注)  


マルチノード クラスタ構成は、VMware vSphere のインストールでのみサポートされます。



重要


  • マルチノード クラスタの構成に進む前に、単一ノードインスタンスと VM スナップショットのバックアップを作成することを強くお勧めします。仮にマルチノード クラスタ構成中に問題が発生したとしても、バックアップまたはスナップショットを使用して単一ノードインスタンスに戻すことができます。Intersight 仮想アプライアンスのバックアップについては、「データのバックアップ」を参照してください。Intersight 接続型仮想アプライアンスの復元については、「Intersight 接続型仮想アプライアンスのリカバリ」を参照してください。Intersight プライベート仮想アプライアンスの復元については、「Intersight プライベート仮想アプライアンスのリカバリ」を参照してください。

  • Intersight 仮想アプライアンスのマルチノード クラスタを設定すると、単一ノード インスタンスに戻すことはできません。


要件:

  • 単一ノード アプライアンスの初期セットアップを完了した後にのみ、アプライアンスのマルチノード クラスタをセットアップできます。次のタスクの手順に従って、単一ノードの Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアがセットアップされていることを確認します。

  • アプライアンスの初期設定が完了したら、いつでもマルチノード クラスタを設定できます。

  • Intersight 仮想アプライアンスで、メトリックの拡張性を目的として、マルチノード クラスタを作成するためのメトリック ノードを追加できるようにするには、最初のノードが操作可能な状態になっている必要があります。

アドバンテージ層メトリック データ収集のために、接続型仮想アプライアンスとプライベート仮想アプライアンスからなるマルチノード クラスタをセットアップするには、次の手順を実行します:

手順


ステップ 1

<<https://mymetricshost.mydomain.com/>> URL により、VM にアクセスします。

ステップ 2

[Intersight アプライアンス インストーラー(Intersight Appliance Installer)] 画面で、[ノードをアプライアンスに追加(Add Node to Appliance)] タブをクリックします。

ステップ 3

[ノードをアプライアンスに追加(Add Node to Appliance)] 画面で、[メトリック ノード(Metrics Node)] を選択し、次のフィールドの詳細を入力して、[完了(Finish)] をクリックします。

  • [アプライアンス ホスト名(Appliance Hostname)]:ノードが追加される既存のスタンドアロン アプライアンスのホスト名。

  • [アプライアンス管理ユーザー名(Appliance Admin Username)]:既存のスタンドアロン アプライアンスの管理ユーザー名。

  • [管理ユーザー パスワード(Admin User Password)] — 既存のスタンドアローン アプライアンスの管理パスワード。

メトリック ノードが正常に追加されると、クラスタに参加する準備が整います。

ステップ 4

メトリック ノードが正常に追加されたら、[アプライアンス ポータルに移動(Go to Appliance Portal)] をクリックして、アプライアンスに進みます。

ステップ 5

<<https:// mymanagementhost.mydomain.com>> にログインします。

ステップ 6

[システム(System)] > [アプライアンスの詳細(Appliance Details)]を選択します。

メトリック ノードが [参加準備完了(Ready to Join)]状態であることを確認します。

ステップ 7

メトリック ノード行の省略記号をクリックし、[メトリック ノードの参加(Join Metrics Node)]を選択します。

重要

 
  • マルチノード クラスタを作成する操作は元に戻すことができません。

  • メトリックノードのワークフローの実行中、メトリック データの収集は中断されます。


アドバンテージ層メトリック データ収集のためのマルチノードクラスタの構成が正常にに完了したら、次のリンクの情報を使用して、マルチノード クラスタの追加構成を実行します。

アプライアンス管理ノードとメトリック ノードを含むマルチノード クラスタでは、次のノード動作が予期されます。

  • アプライアンス管理ノードが稼働し、メトリック ノードが停止している場合、アプライアンス UI と API を使用でき、すべてのアプライアンス管理機能が完全に動作します。ただし、メトリック データの収集とレポートは使用できず、メトリック データのロールアップと消去も機能しません。メンテナンス シェルとコンソール UI は、メトリック ノードがダウンしていることを示します。メトリック ノードが動作可能になると、メトリック データの収集とレポートが再開されます。

  • アプライアンス管理ノードがダウンし、メトリックノードが稼働している場合、アプライアンス全体が動作しません。メトリックデータの収集とレポートは使用できません。ただし、メトリック データのロールアップと消去は続行されます。メンテナンス シェルとコンソール UI は、アプライアンス管理ノードがダウンしていることを示します。アプライアンス管理ノードが動作可能になると、メトリック データの収集とレポートが再開されます。

  • アプライアンス管理ノードとメトリック ノードの両方がダウンしている場合、アプライアンス全体が動作しません。メトリック データの収集とレポートは、アプライアンス管理ノード および メトリック ノードの両方が完全に動作した後にのみ再開されます。

Intersight 接続型仮想アプライアンスのリカバリ

Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、オープン仮想アプライアンス(OVA)ファイル形式、ZIP ファイル形式、または TAR ファイル形式で含まれている展開可能な仮想マシンとして配布されます。

接続型仮想アプライアンス構成を復元するには、初期セットアップ時にバックアップ ファイルからデータを復旧します。


重要


アプライアンス リリース バージョン N からバックアップを取得していた場合、バージョン N 以前の最新のインストーラを使用してのみ復元できます。次に例を示します。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.0-0 をバックアップしていた場合は、1.1.0-0 以前で最新のアプライアンス インストーラ バージョンが必要であり、この例では 1.1.0-0 になります。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.1-1 をバックアップしていた場合は、1.1.1-1 以前で最新のアプライアンス インストーラバージョンが必要であり、この例では 1.1.1-0 になります。

Cisco Software Centralで利用できるのは、ごく少数のアプライアンス インストーラ バージョンです。必要なバージョンのインストーラが存在しない場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。


始める前に:VMware vSphere 上の Cisco Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist のインストール」の手順に従って、Intersight 仮想アプライアンスソフトウェアがインストールされていることを確認します。

Cisco Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアの展開が完了し、VM の電源がオンになったら、 <<https://your fqdn.com>> URLをクリックします。[インストーラ オプション(Installer Options)] 画面が表示され、新規インストールのセットアップを完了したり、バックアップからアプライアンス ソフトウェアを回復したりできます。

ウィザードで、ソフトウェアパッケージをダウンロードしてインストールする一連の手順を実行します。リカバリの進行状況は確認できます。

次の手順を使用して、バックアップ ファイルから構成をリカバリします。

手順


ステップ 1

[インストーラ オプション(Installer Options)] 画面で、[バックアップからリカバリ(Recover from Backup)] タブを選択し、[スタート(Start)] をクリックします。

ステップ 2

[バックアップの選択(Select Backup)] ページでプロトコルを選択し、バックアップ データをリカバリするリモート サーバーの詳細を入力します。

  • [プロトコル(Protocol)]:バックアップ プロセスで使用される通信プロトコルのオプション。現時点で Intersight 仮想アプライアンスがバックアップでサポートしているプロトコルは SCP(Secure Copy Protocol)と SFTP(Secure File Transfer Protocol)です。

  • [サーバ IP/ホスト名(Server IP/Hostname)]:バックアップ データのリカバリ元のホスト

  • [ポート(Port)]:バックアップ サーバーの TCP ポート

  • [場所(Location)]:バックアップ ファイルを保存するディレクトリ

  • [ファイル名(Filename)]:復元するバックアップ ファイルの名前

  • [ユーザ名(Username)]:バックアップ サーバーでバックアップ クライアントを認証するためのユーザー名

  • [パスワード(Password)]:バックアップ サーバーでバックアップ クライアントを認証するためのパスワード

ステップ 3

[次へ(Next)] をクリックします。

重要

 

復元プロセスは一度開始すると変更できません。

ステップ 4

ポップアップ上で [続行(Continue)] をクリックします。

ステップ 5

[ソフトウェア バージョンの選択(Select Software Version)] ページには、アプライアンス ソフトウェアの最新バージョンをダウンロードするオプションがあります。または、インストーラのバージョンと同じか、インストーラのバージョンより大きい、サポートされている他のバージョンのソフトウェアをアップロードできます。

  1. アプライアンス ソフトウェアの最新バージョンをダウンロードするには、[最新バージョンのダウンロード(Download Latest Version)] ボタンを選択し、[完了(Finish)] をクリックします。

  2. アプライアンス ソフトウェアのバージョンをアップロードするには、ソフトウェア パッケージの保存場所に応じて、[ローカル マシン(Local Machine)] または [ネットワーク共有(Network Share)] を選択します。

    (注)  

     

    Intersight 接続型仮想アプライアンスを手動で復元するには、アプライアンスアカウントにアクセスして、必要なソフトウェアパッケージをダウンロードする必要があります。詳細については、ソフトウェア パッケージをダウンロードするためのアプライアンス アカウントの作成 および Intersight 仮想アプライアンスのソフトウェアパッケージのダウンロード を参照してください。

    • [ローカル マシン(Local Machine)] で、ソフトウェア イメージを保存した場所を参照し、[完了(Finish)] をクリックします。

    • [ネットワーク共有(Network Share)] オプションの場合は、プロトコルを入力し、ファイルのコピー元であるリモート サーバーの詳細を入力して、[完了(Finish)] をクリックします。

      • [プロトコル(Protocol)]:ファイル転送に使用される通信プロトコル。現時点で Intersight 仮想アプライアンスがバックアップでサポートしているプロトコルは、CIFS(Common Internet File System)、SCP(Secure Copy Protocol)と SFTP(Secure File Transfer Protocol)です。

      • [サーバ IP/ホスト名(Server IP/Hostname)]:ファイルのコピー元のホスト サーバー

      • [ポート(Port)]:使用する TCP ポート

      • [場所(Location)]:コピーするファイルが保存されているディレクトリ

        (注)  

         

        CIFS 共有名には英数字のみを含める必要があり、 ^(\w+)(/\w+)*/?$などの正規表現に準拠している必要があります。スペースを含めることはできません。また、CIFS 共有の下のフォルダを指定する場合は、スラッシュ(/)を区切り文字として使用する必要があります。たとえば、 backupshare/Intersight/Dailybackupshare/Monthlyなどです。

        また、正規表現の共有名には先頭のスラッシュは含まれないため、最初のスラッシュなしで CIF 共有名を入力してください。たとえば、<share1/subdirectory1> 。

      • [アプライアンスのソフトウェア バンドル ファイル名(Software Bundle File Name for Appliance)]:ネットワーク共有からコピーするアプライアンス ソフトウェア バンドル ファイルの名前。

      • [アプライアンスのパッチ バンドル ファイル名(Patch Bundle File Name for Appliance) ]:ネットワーク共有からコピーするアプライアンス パッチ バンドル ファイルの名前。

        (注)  

         
        • このフィールドは、アプライアンス バックアップがパッチ バージョンで取得された場合にのみ UI に表示されます。

        • アプライアンス ソフトウェア バンドルのバージョンがアプライアンス バックアップ バージョンと同じかそれよりも新しい場合は、[パッチ バンドル(Patch bundle)] フィールドを空白のままにします。それ以外の場合は、アプライアンス バックアップ バージョンと一致するか、それよりも新しいパッチ バンドルを指定します。

        • ソフトウェアバンドルとパッチバンドルが、 [場所(Location)] フィールドで指定されている、同じフォルダにコピーされていることを確認します。

      • [ユーザ名(Username)]:ネットワーク共有で認証するためのユーザー名

      • [パスワード(Password)]:ネットワーク共有で認証するためのパスワード

    [リカバリ結果(Recovery Results)] ページでリカバリの進行状況を確認できます。リカバリ プロセスが完了すると、Cisco Intersight 接続型仮想アプライアンス ダッシュボードが表示されます。


次のタスク

HA クラスタのマルチノード展開のリカバリ:マルチノード クラスタ展開からバックアップからリカバリを行う場合、まず node1 でリカバリしてから、マルチノードクラスタを作成するために Intersight 仮想アプライアンスにおける高可用性向けマルチノード クラスタ構成 の手順に従って 2 つの追加ノードを加えます。

アドバンテージ階層メトリックデータ収集展開向けのマルチノードをリカバリするには: 管理ノードまたはメトリックノードのサポート対象ハイパーバイザから、スナップショットを取得し、それを復元する場合は、アプライアンスの詳細画面で [再接続(reconnect)] オプションを使用することを強くお勧めします。メトリック ノードの再接続方法については、 「マルチノード クラスタでのメトリック ノードの再接続」を参照してください。

また、復元されるメトリック ノードのスナップショットは、管理ノードと同じか、それ以前のバージョンである必要があることに注意してください。以前のスナップショットに戻すと、スナップショットの時刻から現在の時刻までに収集されたメトリックデータは失われます。スナップショットから復元した後、どのサービスも影響を受けていないことを確認するため、[アプライアンスの詳細] 画面でメトリックノードの動作ステータスと、クリティカルおよび警告アラームを確認してください。

Intersight プライベート仮想アプライアンスのリカバリ

Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、オープン仮想アプライアンス(OVA)ファイル形式、ZIP ファイル形式、または TAR ファイル形式で含まれている展開可能な仮想マシンとして配布されます。

プライベート仮想アプライアンス構成を復元するには、初期セットアップ時にバックアップ ファイルからデータを復旧します。


重要


アプライアンス リリース バージョン N からバックアップを取得していた場合、バージョン N 以前の最新のインストーラを使用してのみ復元できます。次に例を示します。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.0-0 をバックアップしていた場合は、1.1.0-0 以前で最新のアプライアンス インストーラ バージョンが必要であり、この例では 1.1.0-0 になります。

  • アプライアンス リリース バージョン 1.1.1-1 をバックアップしていた場合は、1.1.1-1 以前で最新のアプライアンス インストーラバージョンが必要であり、この例では 1.1.1-0 になります。

Cisco Software Centralで利用できるのは、ごく少数のアプライアンス インストーラ バージョンです。必要なバージョンのインストーラが存在しない場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。


始める前に:VMware vSphere 上の Cisco Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist のインストール」の手順に従って、Intersight 仮想アプライアンスソフトウェアがインストールされていることを確認します。

Cisco Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアの展開が完了し、VM の電源がオンになったら、 <<https://your fqdn.com>> URLをクリックします。[インストーラ オプション(Installer Options)] 画面が表示され、新規インストールのセットアップを完了したり、バックアップからアプライアンス ソフトウェアを回復したりできます。

ウィザードで、ソフトウェアパッケージをダウンロードしてインストールする一連の手順を実行します。リカバリの進行状況は確認できます。

次の手順を使用して、バックアップ ファイルから構成をリカバリします。

手順


ステップ 1

[インストーラ オプション(Installer Options)] 画面で、[バックアップからリカバリ(Recover from Backup)] タブを選択し、[スタート(Start)] をクリックします。

ステップ 2

[バックアップの選択(Select Backup)] ページでプロトコルを選択し、バックアップ データをリカバリするリモート サーバーの詳細を入力します。

  • [プロトコル(Protocol)]:バックアップ プロセスで使用される通信プロトコルのオプション。現時点で Intersight 仮想アプライアンスがバックアップでサポートしているプロトコルは、CIFS(Common Internet File System)、SCP(Secure Copy Protocol)と SFTP(Secure File Transfer Protocol)です。

  • [サーバ IP/ホスト名(Server IP/Hostname)]:バックアップ データのリカバリ元のホスト

  • [ポート(Port)]:バックアップ サーバーの TCP ポート

  • [場所(Location)]:バックアップ ファイルを保存するディレクトリ

  • [ファイル名(Filename)]:復元するバックアップ ファイルの名前

  • [ユーザ名(Username)]:バックアップ サーバーでバックアップ クライアントを認証するためのユーザー名

  • [パスワード(Password)]:バックアップ サーバーでバックアップ クライアントを認証するためのパスワード

ステップ 3

[次へ(Next)] をクリックします。

重要

 

復元プロセスは一度開始すると変更できません。

ステップ 4

ポップアップ上で [続行(Continue)] をクリックします。

ステップ 5

[ソフトウェア バージョンの選択(Select Software Version)] ページでは、インストーラのバージョンと同じか、インストーラのバージョンより大きい、サポートされている他のバージョンのソフトウェアをアップロードできます。

(注)  

 

Intersight プライベート仮想アプライアンスを手動で復元するには、必要なソフトウェアパッケージをダウンロードできるようにアプライアンスアカウントにアクセスする必要があります。詳細については、ソフトウェア パッケージをダウンロードするためのアプライアンス アカウントの作成 および Intersight 仮想アプライアンスのソフトウェアパッケージのダウンロード を参照してください。

  • [ローカル マシン(Local Machine)] で、ソフトウェア イメージを保存した場所を参照し、[完了(Finish)] をクリックします。

  • [ネットワーク共有(Network Share)] オプションの場合は、プロトコルを入力し、ファイルのコピー元であるリモート サーバーの詳細を入力して、[完了(Finish)] をクリックします。

    • [プロトコル(Protocol)]:ファイル転送に使用される通信プロトコル。現時点で Intersight 仮想アプライアンスがバックアップでサポートしているプロトコルは、CIFS(Common Internet File System)、SCP(Secure Copy Protocol)と SFTP(Secure File Transfer Protocol)です。

    • [サーバ IP/ホスト名(Server IP/Hostname)]:ファイルのコピー元のホスト サーバー

    • [ポート(Port)]:使用する TCP ポート

    • [場所(Location)]:コピーするファイルが保存されているディレクトリ

      (注)  

       

      CIFS 共有名には英数字のみを含める必要があり、 ^(\w+)(/\w+)*/?$などの正規表現に準拠している必要があります。スペースを含めることはできません。また、CIFS 共有の下のフォルダを指定する場合は、スラッシュ(/)を区切り文字として使用する必要があります。たとえば、 backupshare/Intersight/Dailybackupshare/Monthlyなどです。

      また、正規表現の共有名には先頭のスラッシュは含まれないため、最初のスラッシュなしで CIF 共有名を入力してください。たとえば、<share1/subdirectory1> 。

    • [アプライアンスのソフトウェア バンドル ファイル名(Software Bundle File Name for Appliance)]:ネットワーク共有からコピーするアプライアンス ソフトウェア バンドル ファイルの名前。

    • [アプライアンスのパッチ バンドル ファイル名(Patch Bundle File Name for Appliance) ]:ネットワーク共有からコピーするアプライアンス パッチ バンドル ファイルの名前。

      (注)  

       
      • このフィールドは、アプライアンス バックアップがパッチ バージョンで取得された場合にのみ UI に表示されます。

      • アプライアンス ソフトウェア バンドルのバージョンがアプライアンス バックアップ バージョンと同じかそれよりも新しい場合は、[パッチ バンドル(Patch bundle)] フィールドを空白のままにします。それ以外の場合は、アプライアンス バックアップ バージョンと一致するか、それよりも新しいパッチ バンドルを指定します。

      • ソフトウェアバンドルとパッチバンドルが、 [場所(Location)] フィールドで指定されている、同じフォルダにコピーされていることを確認します。

    • [ユーザ名(Username)]:ネットワーク共有で認証するためのユーザー名

    • [パスワード(Password)]:ネットワーク共有で認証するためのパスワード

(注)  

 

[リカバリ結果(Recovery Results)] ページでリカバリの進行状況を確認できます。リカバリ プロセスが完了すると、Cisco Intersight プライベート仮想アプライアンス ダッシュボードが表示されます。


次のタスク

HA クラスタのマルチノード展開のリカバリ:マルチノード クラスタ展開からバックアップからリカバリを行う場合、まず node1 でリカバリしてから、マルチノードクラスタを作成するために Intersight 仮想アプライアンスにおける高可用性向けマルチノード クラスタ構成 の手順に従って 2 つの追加ノードを加えます。

アドバンテージ階層メトリックデータ収集展開向けのマルチノードをリカバリするには: 管理ノードまたはメトリックノードのサポート対象ハイパーバイザから、スナップショットを取得し、それを復元する場合は、アプライアンスの詳細画面で [再接続(reconnect)] オプションを使用することを強くお勧めします。メトリック ノードの再接続方法については、 「マルチノード クラスタでのメトリック ノードの再接続」を参照してください。

また、復元されるメトリック ノードのスナップショットは、管理ノードと同じか、それ以前のバージョンである必要があることに注意してください。以前のスナップショットに戻すと、スナップショットの時刻から現在の時刻までに収集されたメトリックデータは失われます。スナップショットから復元した後、どのサービスも影響を受けていないことを確認するため、[アプライアンスの詳細] 画面でメトリックノードの動作ステータスと、クリティカルおよび警告アラームを確認してください。

マルチノード クラスタでのメトリック ノードの再接続

次のいずれかのシナリオの後には、マルチノード クラスタのメトリック ノードを再接続する必要があります。

  • メトリックノードの VM スナップショットを復元した場合。

  • 管理ノードを回復し、メトリック データを保持する場合。

メトリック ノードを再接続するには、次の手順を実行します:

  1. <<https://mymanagementhost.mydomain.com>> にログインします。

  2. <<https://mymetricshost.mydomain.com>> の電源をオンにします。

  3. [アプライアンスの詳細(Appliance Details) ] 画面のメトリック ノード行にある省略記号をクリックし、 [ノードの再接続(Reconnect Node)] を選択します。

ワークフローの進行状況をモニタリングできます。ワークフローが正常に実行されると、再接続されたノードは完全に動作可能になります。

Intersight 仮想アプライアンスのマルチノード クラスタのノードを交換

次のいずれかの理由により、マルチノード クラスタ内のノードを置き換えることができます。

  • マルチノード クラスタ内のノードに 障害が発生した場合。

  • Intersight 仮想アプライアンスの HA 向けの既存マルチノード クラスタ内で、HA 管理ノードの IP アドレスを変更する必要が生じた場合 。

  • 重要: メトリック ノードの IP アドレスを変更する際には、メンテナンス シェルを使用することをお勧めします。メトリック ノードを交換すると、メトリックデータが失われる可能性があるからです。詳細については、「メンテナンス シェル」を参照してください。

既存のクラスタ内のノードを交換するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

VMware vSphere のインストールから、不具合があるため IPv4 アドレスの変更が必要なノードをパワーオフして削除します。

ステップ 2

マルチノード クラスタで別の運用ノードにログインします。

ステップ 3

[設定(Settings)] [ > アプライアンスの詳細(Appliance Details)]の順に選択します。

ステップ 4

[ノード(Node)] の下のテーブルで、次の手順を実行します。

  1. [障害(Impaired)]または[不明(Unknown)]ステータスが表示されているノードの行で、省略記号をクリックします。

  2. [ノードの置換(Replace Node)] をクリックします。

このノードのステータスは、[アウト オブ サービス(Out of Service)]として表示されます。

ステップ 5

同じ IPv4 アドレスまたは新しい IPv4 アドレスを使用して、置き換えられるノードと同じ DNS ドメイン値を使用して、新しい OVA を展開します。

(注)  

 

IPv4 アドレスを変更する場合は、新しい IPv4 アドレスで DNS ドメイン値を更新します。

アプライアンスのインストールと展開の詳細については、[インストール(Installation)]の章を参照してください。

ステップ 6

<<https://fqdn-of-your-appliance.com>> URL を使用して VM にアクセスします。

ステップ 7

[インストーラー オプション] 画面で、[ノードをアプライアンスに追加] タブをクリックします。

ステップ 8

[ノードをアプライアンスに追加(Add Node to Appliance)] ページで、[HA 管理ノード(HA Management Node)] または [メトリック ノード(Metrics Node)] のいずれかを選択し、以下のフィールの詳細を入力して、[完了(Finish)] をクリックします。

  • [アプライアンス ホスト名(Appliance Hostname)]:ノードが追加される既存のアプライアンス VM のホスト名または IP アドレス。

  • [アプライアンス管理ユーザー名(Appliance Admin Username)]:既存のアプライアンス VM の管理ユーザー名。

  • [管理ユーザー パスワード(Admin User Password)]:既存のアプライアンス VM の管理パスワード。

ノードが正常に追加されると、クラスタに参加する準備が整います。

ステップ 9

運用ノードの 1 つにログインします。

ステップ 10

運用ノードの [アプライアンス ポータルに移動(Go to Appliance Portal)] をクリックし、アプライアンスに進みます。

ステップ 11

[設定(Settings)] > [アプライアンスの詳細(Appliance Details)]の順に選択します。

ステップ 12

クラスタに参加する準備ができているノードの行で、次の手順を実行します。

  1. 省略記号をクリックします。

  2. [クラスタに参加(Join Cluster)] をクリックします。

  3. ポップアップ画面で、[参加(Join)] をクリックします。

ワークフローの進行状況をモニタリングできます。ワークフローが正常に実行されると、置き換えられたノードは完全に動作可能になります。


マルチノード クラスタにおける HA 管理ノードの IPv4 アドレスの変更

既存のマルチノード クラスタ内の HA 管理ノードの IPv4 アドレスは、一度に 1 ノードずつ、順番に変更できます。

HA 管理ノードの IPv4 アドレスを変更するには、次の手順を実行します。

  1. IPv4 アドレスを置き換えるノードをシャットダウンします。

  2. Intersight 仮想アプライアンスのマルチノード クラスタのノードを交換」の指示に従い、ノードを交換します。

ノードが交換されると、新しい IPv4 アドレスが反映されます。クラスタ内の複数のノードの IPv4 アドレスを変更するには、別のノードの交換に進む前に、1 つのノードの交換プロセスが完了していることを確認します。

マルチノード クラスタ内のメトリック ノード IPv4 アドレスの変更

メンテナンス シェルを使用して、既存のマルチノード クラスタ内のメトリックノード IPv4 アドレスを変更できます。詳細については、Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist のメンテナンスシェルを参照してください。


(注)  


ノードの交換でもメトリック ノードの IPv4 アドレスを変更することはできますが、このオプションを使用するとメトリック データが失われます。


マルチノード クラスタ構成中に発生するノード追加の問題のトラブルシューティング

次の表に、マルチノード クラスタの構成中に発生する可能性のあるエラー メッセージのいくつかの例と、それぞれに対して考えられる解決策を示します。

表 1. アプライアンス マルチノード クラスタ構成のエラーと取り得る解決策

エラー

考えられる解決策

プライマリ ノード アプライアンスのバージョンが <version> の要件を満たしていない。

(注)  

 

<version> は変数であり、ここではプレースホルダとして扱われています。

セカンダリ ノードの OVA バージョンは 1.1.1-0 以降である必要があり、一方でプライマリ ノードのアプライアンス バージョン以前である必要があります。たとえば、セカンダリノードで OVA バージョン 1.1.1-0 を使用している場合、プライマリノードはアプライアンス リリースバージョン 1.1.1-0 以降で実行されている必要があります。

マルチノード クラスタの構成は、<hypervisor list> のハイパーバイザ上に展開されているアプライサンスでのみサポートされている。

(注)  

 

<hypervisor list> は変数であり、ここではプレースホルダとして扱われています。

プライマリ ノードとすべてのセカンダリ ノードは、サポート対象のハイパーバイザに展開する必要があります。現時点では、VMware ESXi のみがサポートされています。

プライマリ ノードのディスク サイズが、セカンダリ ノードを追加するのに十分ではない。

プライマリ ノードは、ディスク サイズの要件を満たしている必要があります。詳細については、Intersight 仮想アプライアンス展開のリソースの管理を参照してください。

セカンダリ ノードはアプライアンス インストーラ <version> 以降でインストールする必要がある。

(注)  

 

<version> は変数であり、ここではプレースホルダとして扱われています。

プライマリ ノードに追加するには、セカンダリ ノードを OVA バージョン 1.1.1-0 以降でインストールする必要があります。

Cisco Intersight 仮想アプライアンスのハイアベイラビリティおよびディザスタリカバリ

Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、ハイアベイラビリティ(HA)およびディザスタリカバリ(DR)の移行アーキテクチャをサポートします。

Intersight 仮想アプライアンスを正常に移行するには、次の要件を満たす必要があります。

  • Intersight 仮想アプライアンスに完全修飾ドメイン名(FQDN)があります。Intersight 仮想アプライアンスを移行するには、アプライアンスの FQDN(ホスト名)を同じままにする必要があります。ただし、アプライアンスの IP アドレスと DNS/NTP は、リカバリ プロセス中に変更できます。

  • 要求されたエンドポイントから FQDN に到達可能である限り、あるサイトから別のサイトにアプライアンスを移行できます。これにより、あるサイトから取得したバックアップを別のサイトで復元できます。

  • Intersight 仮想アプライアンスとその管理対象エンドポイント間のネットワーク接続を維持する必要があります。

Intersight 仮想アプライアンスのハイアベイラビリティ

ベンダーが提供するソリューションを活用して、Intersight 仮想アプライアンスでハイアベイラビリティ(HA)機能を提供できます。

VMware vSphere に展開された Intersight 仮想アプライアンス — Intersight 仮想アプライアンスは VMware ハイアベイラビリティ (VMHA) をサポートしており、仮想アプライアンスの動作が中断しないことを保証します。VMware HA の詳細については、VMware の Web サイトで関連するドキュメントを参照してください。

Microsoft Hyper-V Server に展開された Intersight 仮想アプライアンス — Intersight 仮想アプライアンスは Microsoft Hyper-V ハイアベイラビリティ (VMHA) をサポートしており、仮想アプライアンスの動作が中断しないことを保証します。Microsoft Hyper-V は、ホストサーバーで実行されているワークロードを保護するためのフェイルオーバー クラスタリング ハイアベイラビリティ ソリューションを提供し、それによってアプライアンスを保護します。フェールオーバー クラスタリング機能により、ユーザーはサービスの中断を最小限に抑えることができます。Microsoft Hyper-V HA の詳細については、Microsoft のウェブサイトの関連ドキュメントを参照してください。

KVM ハイパーバイザに展開された Intersight 仮想アプライアンス — KVM は、複数のオペレーティング システム(OS)ベンダーによってサポートされています。最も一般的な OS ベンダーは、Red-Hat Virtualization と Ubuntu です。ハイアベイラビリティの特定のソリューションについては、OS ベンダーが提供するドキュメントを参照してください。

Nutanix AHV に展開された Intersight 仮想アプライアンス:Intersight 仮想アプライアンスは Nutanix AHV ハイアベイラビリティ (VMHA) をサポートしており、仮想アプライアンスの動作が中断しないことを保証します。Nutanix HA の詳細については、Nutanix の Web サイトで関連するドキュメントを参照してください。

Intersight 仮想アプライアンスのディザスタリカバリ

ディザスタリカバリには、Intersight 仮想アプライアンスまたはその他のサードパーティ ソリューションの既存のバックアップと復元機能を使用できます。

Intersight 仮想アプライアンスでのバックアップと復元

シスコでは、Intersight 仮想アプライアンスの定期的なバックアップを取ることを強くお勧めしています。

Intersight 仮想アプライアンスのバックアップについては、「データのバックアップ」を参照してください。

Intersight 接続型仮想アプライアンスの復元については、「Intersight 接続型仮想アプライアンスのリカバリ」を参照してください。

Intersight プライベート仮想アプライアンスの復元については、「Intersight プライベート仮想アプライアンスのリカバリ」を参照してください。

サードパーティのディザスタリカバリ ソリューション

仮想マシンのディザスタリカバリ構成では、ベンダーが提供するソリューションを使用してディザスタリカバリ機能を強化できます。構成の詳細については、ベンダー固有の構成マニュアルを参照してください。

VMware のディザスタリカバリ ソリューション

  • VMware スナップショット — Intersight 仮想アプライアンスのバックアップおよび復元機能に加えて、VMware では、仮想マシンの状態とデータを保持するための VM スナップショットも使用できます。状態の保持には VM の電源状態が含まれ、データの保持には、ディスク、メモリなどデバイスの仮想ネットワーク インターフェイス カードを含むすべてのファイルが含まれます。VM スナップショットを作成する前に、アプライアンス(VM)の電源をオフにすることを強くお勧めします。

    マルチノード クラスタ アプライアンスのスナップショットを作成する場合は、 すべてのノードのスナップショットを作成する必要があります。スナップショットの完全なセットは、Intersight 仮想アプライアンス全体の状態を表します。複数の VM に分散している場合でもそうです。すべてのノードの電源をオフにして、電源がオフの状態でスナップショットを作成することを強くお勧めします。これにより、スナップショットの一貫したセットが保証されます。Intersight 仮想アプライアンスを以前の VM スナップショットのセットに戻す場合、 すべての スナップショットを同時に復元する必要があります。一部のスナップショットのみを復元することはできません。

    VM スナップショットの詳細については、VMware の Web サイトで関連ドキュメントを参照してください。

  • VMware vSphere 上に展開された Intersight 仮想アプライアンス — VMware には、ディザスタリカバリのためのソリューションがいくつかあります。

    • VMware-SRM(VMware Site Recovery Manager)

    • VMware-VRS(VMware vSphere Replication)

Microsoft Hyper-V のディザスタリカバリ ソリューション

Microsoft Hyper-V には、効率的な VM ディザスタリカバリを提供する一連の組み込み機能が含まれています。Hyper-V 仮想マシンのディザスタリカバリは、VM をバックアップまたはレプリケートすることによって実行できます。どちらのオプションにも、ディザスタリカバリ計画を作成する際に考慮すべき特定の側面があります。詳細については、Microsoft の Web サイトの関連ドキュメントを参照してください。

KVM ハイパーバイザのディザスタリカバリ ソリューション

KVM は、複数のオペレーティングシステム(OS)ベンダーによってサポートされています。最も一般的な OS ベンダーは、Red Hat Virtualization と Ubuntu です。KVM 上に展開された Intersight 仮想アプライアンスのディザスタリカバリ専用ソリューションについては、OS ベンダーが提供するドキュメントを参照してください。

その他の承認されたサードパーティ製ディザスタリカバリ ソリューションについては、サードパーティのインストールマニュアルを参照してください。

Intersight 仮想アプライアンスにログイン

Intersight 仮想アプライアンスにログイン

Intersight 仮想アプライアンスをインストールした後、次に説明するいずれかの方法でユーザーとしてアプライアンスにログインできます。[LDAP/AD] タブと [SSO] タブは、アカウントの LDAP 設定または SSO を設定した後に表示されます。

  • [ローカル ユーザ (Local User)]: ユーザー名として admin を使用し、アプライアンスの登録時に設定したものと同じパスワードを使用します。登録時に設定したパスワードが脆弱である場合、Interswitch はパスワードをより強力なものに変更するように要求します。強力なパスワードに正常にリセットされると、アプライアンスに直接ログインします。Intersight は、ローカル ユーザー(admin)を 1 つだけサポートします。

  • [LDAP/AD]: 設定した LDAP ドメインを選択し、ユーザー名または電子メールと、LDAP サーバーで設定したパスワードを入力します。ログインに使用するユーザー名は、LDAP サーバーでユーザに対して設定した sAMAccountName と同じである必要があります。詳細については、「LDAP 設定」、「ユーザーの追加」および「グループの追加(Add Groups)」を参照してください。

  • [SSO]: ID プロバイダーで SSO を設定するために使用した電子メール ID を入力します。シングル サインオン (SSO) 認証では複数のアプリケーションへのログインに 1 つのクレデンシャル セットを使用できます。SSO の詳細については、「SSO のセットアップ」を参照してください。

[ローカル ユーザのみの場合(For Local User Only)]:ユーザー名またはパスワードが正しくないためにローカル ユーザー ログインが失敗した場合、失敗したログイン情報の詳細が監査ログに記録されます。アプライアンスに正常にログインすると、監査ログにある失敗したログインの詳細を表示できます。

ソフトウェア パッケージをダウンロードするためのアプライアンス アカウントの作成

Intersight プライベート仮想アプライアンスの展開を完了する、または Intersight 接続型仮想アプライアンスを手動で更新するには、Intersight 仮想アプライアンス、HyperFlex、UCS Director、および HCI ソフトウェア パッケージをダウンロードできるように、アプライアンス アカウントにアクセスする必要があります。

(注)  


アプライアンス アカウントの更新を定期的に確認し、Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアの最新バージョンを使用することを強くお勧めします。Intersight 仮想アプライアンス ソフトウェアは、新機能と拡張機能を含むように継続的に改善されているためです。また、製品の「N-3」ソフトウェア バージョンのみがサポートされ、「N」がアプライアンス ソフトウェアの最新バージョンであることに注意することも重要です。

インストール用に手動でアップロードするソフトウェアのバージョンが、常に実行中のバージョンよりも高いことを確認します。


このタスクの手順を使用して、アプライアンスアカウントを作成します。

手順


ステップ 1

Cisco ID を使用して https://www.intersight.com/pvapp にログインしてください。シスコ ID をお持ちでない場合はこちらから作成してください。

注:プライベート仮想アプライアンスアカウントを作成する場合にのみ、https://www.intersight.com/pvapp にログインする必要があります。アプライアンス アカウントを作成したら、Intersight にログインすることでアカウントにアクセスできます。

ステップ 2

ライセンス条項に同意し、[次へ(Next)] をクリックします。

ステップ 3

[アプライアンス アカウントの作成(Appliance Account Creation)] 画面でアプライアンス アカウントの名前を入力します。

ステップ 4

[作成(Create)] をクリックします。

アプライアンスアカウントが正常に作成されたら、Intersight にログインしてアカウントにアクセスし、必要な Intersight プライベート仮想アプライアンス、HyperFlex、、または Cisco UCS Director ソフトウェアパッケージをダウンロードできます。

Cisco UCS サーバーファームウェアおよび Cisco UCS サーバー設定ユーティリティをダウンロードするには、Cisco Software Central にアクセスします。

(注)  

 

アカウント管理者は、作成されたアプライアンス アカウントにユーザーとグループがアクセスできるようにします。ユーザーとグループを追加する方法の詳細については、「ユーザーの追加」と「グループの追加」を参照してください。

(注)  

 

Intersight 仮想アプライアンスのソフトウェア更新を最新の状態に保つように電子メール通知を構成できます。詳細については、「Intersight 仮想アプライアンスでのソフトウェア更新の電子メール通知の構成」を参照してください。


Intersight 仮想アプライアンスのソフトウェアパッケージのダウンロード

このタスクの手順を使用して、Intersight 仮想アプライアンス、UCS ファームウェア、Hyperflex、UCS Director、HCI ソフトウェア パッケージをダウンロードします。


(注)  


Cisco UCS サーバーファームウェアおよび Cisco UCS サーバー設定ユーティリティをダウンロードするには、Cisco Software Central にアクセスします。


始める前に

アプライアンスアカウントが作成されていることを確認します。アプライアンス アカウントを作成していない場合は、「ソフトウェア パッケージをダウンロードするためのアプライアンス アカウントの作成」を参照してください。

手順


ステップ 1

Cisco ID を使用して Intersight にログインします。シスコ ID をお持ちでない場合はこちらから作成してください。

ステップ 2

アプライアンス アカウントにアクセスするために作成したアカウントを選択します。

[ソフトウェアのダウンロード(Software Download)] ページが表示されます。

ステップ 3

[ソフトウェア カタログ(Catalog)] をクリックします。

このページに表示されるタブから必要なソフトウェア パッケージをダウンロードできます。[+] をクリックしてカスタムタブを作成することもできます。

[アプライアンス(Appliance)] タブから、次のアプライアンスパッケージをダウンロードできます。

  • Intersight アプライアンス ソフトウェア バンドル:1.1.0-0、1.1.1-0 などのアプライアンス ソフトウェア バンドル。新たにインストールする場合や、既存のアプライアンスを新しいソフトウェアバージョンに更新する場合には、ソフトウェアバンドルを使用します。

  • Intersight アプライアンス パッチ バンドル:1.1.0-1、1.1.0-2、1.1.1-1、1.1.1-2 などのアプライアンス パッチ バンドル。パッチバンドルを使用して、ソフトウェアバージョンの条件を満たす既存の Intersight 仮想アプライアンスを更新します。

  • Intersight アプライアンス インテリジェンス バンドル:インテリジェンス バンドルは、ハードウェア互換性リスト(HCL)とアドバイザリなどの、Intersight インテリジェンスが利用可能になったらすぐ、アプライアンスのソフトウェア更新スケジュールとは関係なく更新するために使用します。

アプライアンスのパッチ リリースの詳細については、「Intersight 仮想アプライアンスのパッチ リリース」を参照してください。

[ダウンロード(My Download)] タブには、すべてのダウンロードに関する情報と、ダウンロード可能なソフトウェアの最新バージョンが表示されます。さらに、アプライアンスの [監査ログ(Audit Logs)] ですべてのダウンロードのログを見つけることができます。

アプライアンスへのソフトウェアのアップロードに進むことができます。詳細については、「Intersight プライベート仮想アプライアンスのソフトウェア パッケージのダウンロード」を参照してください。

ソフトウェアパッケージをアップロードした後、要求されたターゲットにそれらをインストールできます。Cisco UCS Director ターゲットのコネクタパックをアップグレードするには、「UCS Director インスタンスでのコネクタパックのアップグレード」を参照してください。

(注)  

 

ESXi ソフトウェアパッケージも、Hyperflex ソフトウェアパッケージの一部としてダウンロードされます。したがって、ESXi ソフトウェアパッケージを個別にダウンロードする必要はありません。


Intersight プライベート仮想アプライアンスのソフトウェア パッケージのダウンロード

Intersight プライベート仮装アプライアンスは、切断(エアギャップ)モードでデータセンターを運用する環境を対象としています。したがって、ソフトウェアパッケージは Cisco Software Central サイトから、または Intersight のアプライアンスアカウントにアクセスしてダウンロードし、アプライアンスにアップロードする必要があります。

プライベート仮想アプライアンスのソフトウェアパッケージをアップロードするには、次の手順を使用します。

始める前に

必要なソフトウェアパッケージが次のようにダウンロードされていることを確認します。

手順


ステップ 1

左のナビゲーション パネルから、[ソフトウェア リポジトリ(Software Repository)] > [ソフトウェア(Software)].をクリックします。

ステップ 2

[ソフトウェアをアップロード(Upload Software)] をクリックします。

[ソフトウェアをアップロード(Upload Software)] ページが表示されます。

  1. ソフトウェア パッケージの保存場所に応じて、[ローカル マシン(Local Machine)] または [ネットワーク共有(Network Share)] を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。

  2. [ネットワーク共有(Network Share)] オプションの場合は、プロトコルを入力し、ファイルのコピー元であるリモートサーバーの詳細を入力します。

    • [プロトコル(Protocol)]:ファイル転送に使用される通信プロトコル。Intersight 仮想アプライアンスは現在、CIFS(Common Internet File System、共通インターネット ファイル システム)SCP(Secure Copy Protocol、セキュア コピー プロトコル)および SFTP(Secure File Transfer Protocol、セキュア ファイル転送プロトコル)をサポートしています。

    • [サーバ IP/ホスト名(Server IP/Hostname)]:ファイルのコピー元のネットワーク共有サーバー

    • [ポート(Port)]:使用する TCP ポート

    • [場所(Location)]:コピーするファイルが保存されているディレクトリ

    • [ファイル名(Filename)]:ネットワーク共有からコピーするファイルの名前

    • [ユーザ名(Username)]ネットワーク共有で認証するためのユーザー名

    • [パスワード(Password)]:ネットワーク共有で認証するためのパスワード

[要求(Requests)] アイコンをクリックすると、アップロードの進行状況を追跡できます。アップロード プロセスが正常に完了すると、アップロードしたソフトウェアが [ソフトウェア リポジトリ(Software Repository)] ページに表示されます。