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目次
この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCSでは、Cisco UCS ドメイン内のサーバ上の BIOS 設定をグローバルに変更する方法が 2 通り用意されています。 サーバまたはサーバの集合のニーズに合う特定の BIOS 設定グループを含む BIOS ポリシーを 1 つ以上作成するか、特定のサーバ プラットフォームに対するデフォルトの BIOS 設定を使用できます。
BIOS ポリシーおよびサーバ プラットフォームのデフォルトの BIOS 設定のいずれを使用しても、Cisco UCS Manager によって管理されているサーバの BIOS 設定を微調整できます。
データセンターのニーズに応じて、一部のサービス プロファイルについては BIOS ポリシーを設定し、同じ Cisco UCS ドメイン内の他のサービス プロファイルについては BIOS のデフォルトを使用したり、そのいずれかのみを使用したりできます。 また、Cisco UCS Manager を使用して、サーバの実際の BIOS 設定を表示し、それらが現在のニーズを満たしているかどうかを確認できます。
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができるメイン サーバの BIOS 設定を示しています。
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができるプロセッサの BIOS 設定を示しています。
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができる Intel Directed I/O の BIOS 設定を示しています。
名前 | 説明 | ||
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[VT for Directed IO] set intel-vt-directed-io-config vtd |
Intel Virtualization Technology for Directed I/O(VT-d)をプロセッサで使用するかどうか。 次のいずれかになります。
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[Interrupt Remap] set intel-vt-directed-io-config interrupt-remapping |
プロセッサで Intel VT-d Interrupt Remapping をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
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[Coherency Support] set intel-vt-directed-io-config coherency-support |
プロセッサで Intel VT-d Coherency をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
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[ATS Support] set intel-vt-directed-io-config ats-support |
プロセッサで Intel VT-d Address Translation Services(ATS)をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
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[Pass Through DMA Support] set intel-vt-directed-io-config passthrough-dma |
プロセッサで Intel VT-d Pass-through DMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる RAS メモリの BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[Memory RAS Config] set memory-ras-config ras-config |
サーバに対するメモリの Reliability, Availability, and Serviceability(RAS)の設定方法。 次のいずれかになります。
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[NUMA] set numa-config numa-optimization |
BIOS で NUMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Mirroring Mode] set memory-mirroring-mode mirroring-mode |
メモリのミラーリングでは、メモリに 2 つの同じデータ イメージを保存することにより、システムの信頼性が向上します。 このオプションは、[Memory RAS Config] で [mirroring] オプションを選択したときのみ使用可能です。 次のいずれかを指定できます。 |
[Sparing Mode] set memory-sparing-mode sparing-mode |
スペアリングはメモリを予備に保持することで信頼性を最適化し、別の DIMM の障害発生時に使用できるようにします。 このオプションは、メモリの冗長性を実現しますが、ミラーリングほどの冗長性は提供されません。 使用可能なスペアリングのモードは、現在のメモリの数によって異なります。 このオプションは、[Memory RAS Config] で [sparing] オプションを選択したときのみ使用可能です。 次のいずれかを指定できます。 |
[LV DDR Mode] set lv-dimm-support-config lv-ddr-mode |
低電圧と高周波数のどちらのメモリ動作をシステムで優先するか。 次のいずれかになります。 |
[DRAM Refresh Rate] |
このオプションは、内部メモリの更新頻度を制御します。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できるシリアル ポートの BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Serial Port A] set serial-port-a-config serial-port-a |
シリアル ポート A がイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる USB BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Make Device Non Bootable] set usb-boot-config make-device-non-bootable |
サーバが USB デバイスからブートできるかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Legacy USB Support] set LegacyUSBSupport |
システムでレガシー USB デバイスをサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
[USB System Idle Power Optimizing Setting] set usb-system-idle-power-optimizing-setting-config usb-idle-power-optimizing |
USB EHCI のアイドル時電力消費を減らすために USB システムにアイドル時電力最適化設定を使用するかどうか。 この設定で選択した値によって、パフォーマンスが影響を受けることがあります。 次のいずれかになります。 |
[USB Front Panel Access Lock] set usb-front-panel-access-lock-config usb-front-panel-lock |
USB の前面パネルのロックが、USB ポートに前面パネルからアクセス可能または不可能に設定されます。 次のいずれかになります。 |
[Port 60/64 Emulation] set UsbEmul6064 |
完全な USB キーボード レガシー サポートのために 60h/64h エミュレーションをシステムでサポートするかどうか。 次のいずれかになります。 |
[USB Port:Front] set UsbPortFront |
前面パネルの USB デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。 |
[USB Port:Internal] set UsbPortInt |
内部 USB デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。 |
[USB Port:KVM] set UsbPortKVM |
KVM ポートがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。 |
[USB Port:Rear] set UsbPortRear |
背面パネルの USB デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。 |
[USB Port:SD Card] set UsbPortSdCard |
SD カード ドライブがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。 |
[USB Port:VMedia] set UsbPortVMedia |
仮想メディア デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。 |
[All USB Devices] set AllUsbDevices |
すべての物理および仮想 USB デバイスがイネーブルであるか、ディセーブルであるか。 次のいずれかになります。 |
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができる PCI 設定の BIOS 設定を示しています。
名前 | 説明 | ||||
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[Max Memory Below 4G] set max-memory-below-4gb-config max-memory |
システム設定に応じて、PAE 非対応のオペレーティング システムのメモリ使用量を BIOS で 4 GB 以下に最大化するかどうか。 次のいずれかになります。 |
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[Memory Mapped IO Above 4Gb Config] set memory-mapped-io-above-4gb-config memory-mapped-io |
64 ビット PCI デバイスの 4 GB 以上のアドレス空間に対するメモリ マップド I/O をイネーブルにするか、ディセーブルにするか。 レガシーなオプション ROM は 4 GB を超えるアドレスにアクセスできません。 PCI デバイスが 64 ビット対応でも、レガシーなオプション ROM を使用する場合は、この設定をイネーブルにしても正しく機能しない場合があります。 次のいずれかになります。 |
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[VGA Priority] set VGAPriority |
システムに複数の VGA デバイスがある場合は、VGA グラフィックス デバイスのプライオリティを設定できます。 次のいずれかになります。
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次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができる QPI の BIOS 設定を示しています。
名前 | 説明 |
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[QPI Link Frequency] set QPILinkFrequency |
Intel QuickPath Interconnect(QPI)リンク周波数(ギガトランスファー/秒(GT/s)単位)。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる USB BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[All Onboard LOM Ports] ド set AllLomPortControl |
すべての LOM ポートがイネーブルであるか、ディセーブルであるか。 次のいずれかになります。 |
[LOM Port n OptionROM] set LomnpromControlPort |
n で指定された LOM ポートでオプション ROM を使用できるかどうか。 次のいずれかになります。 |
[PCIe Slot:SAS OptionROM] set PcieSASOptionROM |
オプション ROM が SAS ポートで使用できるかどうか。 次のいずれかになります。 |
[PCIe Slot:n Link Speed] set PCIe Slot:nLinkSpeed |
このオプションを使用すると、PCIe スロット n に装着されているアダプタ カードの最大速度を制限できます。 次のいずれかになります。 |
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができるブート オプションの BIOS 設定を示しています。
名前 | 説明 |
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[Boot Option Retry] set boot-option-retry-config retry |
BIOS でユーザ入力を待機せずに非 EFI ベースのブート オプションを再試行するかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Intel Entry SAS RAID] set intel-entry-sas-raid-config sas-raid |
Intel SAS Entry RAID モジュールがイネーブルかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Intel Entry SAS RAID Module] set intel-entry-sas-raid-config sas-raid-module |
Intel SAS Entry RAID モジュールをどのように設定するか。 次のいずれかになります。 |
[Onboard SCU Storage Support] set onboard-sas-storage-config onboard-sas-ctrl |
オンボード ソフトウェア RAID コントローラをサーバで使用できるかどうか。 次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できるサーバ管理 BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[Assert Nmi on Serr] set assert-nmi-on-serr-config assertion |
システム エラー(SERR)の発生時に、BIOS がマスク不能割り込み(NMI)を生成し、エラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。 |
[Assert Nmi on Perr] set assert-nmi-on-perr-config assertion |
プロセッサ バス パリティ エラー(PERR)の発生時に、BIOS がマスク不能割り込み(NMI)を生成し、エラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。 |
[OS Boot Watchdog Timer] set os-boot-watchdog-timer-config os-boot-watchdog-timer |
BIOS が、定義済みのタイム アウト値を持つウォッチドッグ タイマーをプログラムするかどうか。 タイマーが切れる前にオペレーティング システムのブートを完了しない場合、CIMC はシステムをリセットし、エラーがログに記録されます。 次のいずれかになります。
この機能には、オペレーティング システムのサポートまたは Intel 管理ソフトウェアが必要です。 |
[OS Boot Watchdog Timer Timeout Policy] set os-boot-watchdog-timer-policy-config os-boot-watchdog-timer-policy |
ウォッチドッグ タイマーが切れた場合にシステムで実行されるアクション。 次のいずれかになります。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にだけ利用できます。 |
[OS Boot Watchdog Timer Timeout] set os-boot-watchdog-timer-timeout-config os-boot-watchdog-timer-timeout |
BIOS でウォッチドッグ タイマーの設定に使用されるタイムアウト値。 次のいずれかになります。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にだけ利用できます。 |
名前 | 説明 | ||
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[Console Redirection] set console-redir-config console-redir |
POST および BIOS のブート中に、シリアル ポートをコンソール リダイレクションに使用できるようにします。 BIOS のブートが完了し、オペレーティング システムがサーバを担当すると、コンソール リダイレクションは関連がなくなり、無効になります。 次のいずれかになります。
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[Flow Control] set console-redir-config flow-control |
フロー制御にハンドシェイク プロトコルを使用するかどうか。 送信要求/クリア ツー センド(RTS/CTS)を使用すると、隠れた端末問題が原因で発生する可能性があるフレーム コリジョンを減らすことができます。 次のいずれかになります。
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[BAUD Rate] set console-redir-config baud-rate |
シリアル ポートの伝送速度として使用されるボー レート。 [Console Redirection] をディセーブルにした場合は、このオプションを使用できません。 次のいずれかになります。
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[Terminal Type] set console-redir-config terminal-type |
コンソール リダイレクションに使用される文字フォーマットのタイプ。 次のいずれかになります。
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[Legacy OS Redirect] set console-redir-config legacy-os-redir |
シリアル ポートでレガシーなオペレーティング システム(DOS など)からのリダイレクションをイネーブルにするかどうか。 次のいずれかになります。 |
BIOS ポリシーは、サーバまたはサーバ グループに対する BIOS 設定の設定を自動化するポリシーです。 ルート組織内のすべてのサーバに対して使用可能なグローバル BIOS ポリシーを作成するか、サブ組織の階層に対してだけ使用可能な BIOS ポリシーを作成できます。
BIOS ポリシーを使用するには、次の手順を実行します。
サービス プロファイルの関連付け時に、Cisco UCS Manager はサーバ上の BIOS 設定を BIOS ポリシー内の設定と一致するように変更します。 BIOS ポリシーを作成せず、BIOS ポリシーをサービス プロファイルに割り当てていない場合は、サーバの BIOS 設定にそのサーバ プラットフォームのデフォルトが使用されます。
Cisco UCS Managerには、Cisco UCS がサポートするサーバの各タイプのための 1 セットのデフォルト BIOS 設定が含まれます。 デフォルト BIOS 設定は、ルート組織だけで使用でき、グローバルです。 Cisco UCS でサポートされている各サーバ プラットフォームには、1 セットの BIOS 設定だけを適用できます。 デフォルト BIOS 設定は変更できますが、デフォルト BIOS 設定の追加セットの作成はできません。
デフォルト BIOS 設定の各セットは、サポートされているサーバの特定のタイプに合わせて設計されており、サービス プロファイルに BIOS ポリシーが含まれていない、特定のタイプのすべてのサーバに適用されます。
Cisco UCS 実装にサーバ特定の設定によって満たされない特定の要件がない限り、Cisco UCS ドメインのサーバの各タイプ用に設計されたデフォルト BIOS 設定を使用するよう推奨します。
Cisco UCS Manager により、これらのサーバ プラットフォーム固有の BIOS 設定が次のように適用されます。
Cisco UCS Manager によって提供されるデフォルトの BIOS 設定は変更できます。 ただし、デフォルトの BIOS 設定に対する変更は、その特定のタイプまたはプラットフォームのすべてのサーバに適用されます。 特定のサーバの BIOS 設定だけを変更する場合は、BIOS ポリシーを使用することを推奨します。
(注) |
Cisco UCS Manager は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定による BIOS 設定の変更を Cisco Integrated Management Controller(CIMC)バッファにプッシュします。 これらの変更はバッファ内にとどまり、サーバがリブートされるまでは有効になりません。 設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードなど一部の設定は、すべてのCisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織で組織モードを開始します。 デフォルト組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create bios-policy policy-name | BIOS ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織 BIOS ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | BIOS 設定を設定します。 | CLI コマンドに関する各 BIOS 設定のオプションの詳細については、次のトピックを参照してください。
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ステップ 4 | UCS-A /org/bios-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、ルート組織下で BIOS ポリシーを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create bios-policy biosPolicy3 UCS-A /org/bios-policy* # set numa-config numa-optimization enabled UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer UCS-A /org/bios-policy #
設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードなど一部の設定は、すべてのCisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。
Cisco UCS 実装にサーバ特定の設定によって満たされない特定の要件がない限り、Cisco UCS ドメインのサーバの各タイプ用に設計されたデフォルト BIOS 設定を使用するよう推奨します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | UCS-A# scope system | システム モードを開始します。 |
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ステップ 2 | UCS-A /system # scope server-defaults | サーバ デフォルト モードを開始します。 |
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ステップ 3 | UCS-A /system/server-defaults # show platform | (任意)すべてのサーバのプラットフォームの説明を表示します。 |
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ステップ 4 | UCS-A /system/server-defaults # scope platform platform-description | 指定したサーバでサーバ デフォルト モードを開始します。 platform-description 引数に、次のフォーマットを使用して show platform コマンドによって表示されるサーバの説明を入力します:"vendor" モデル リビジョン。
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ステップ 5 | UCS-A /system/server-defaults/platform # scope bios-settings | サーバでサーバ デフォルト BIOS 設定モードを開始します。 |
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ステップ 6 | BIOS 設定を再設定します。 | CLI コマンドに関する各 BIOS 設定のオプションの詳細については、次のトピックを参照してください。
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ステップ 7 | UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、プラットフォームの NUMA デフォルト BIOS 設定を変更し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope server-defaults UCS-A /system/server-defaults # show platform Platform: Product Name Vendor Model Revision ------------ ---------- ---------- -------- Cisco B200-M1 Cisco Systems, Inc. N20-B6620-1 0 UCS-A /system/server-defaults # scope platform "Cisco Systems, Inc." N20-B6620-1 0 UCS-A /system/server-defaults/platform # scope bios-settings UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings # set numa-config numa-optimization disabled UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings* # commit-buffer UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings #
サーバの実際の BIOS 設定を表示するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-id / server-id | 指定サーバのシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # scope bios | 指定したサーバで BIOS モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server/bios # scope bios-settings | 指定したサーバで BIOS 設定モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/bios/bios-settings # show setting | BIOS 設定を表示します。 show ? と入力して、 setting で使用可能な値のリストを表示します。 |
次に、シャーシ 1 のブレード 3 の BIOS 設定を表示する例を示します。
UCS-A# scope server 1/3 UCS-A /chassis/server # scope bios UCS-A /chassis/server/bios # scope bios-settings UCS-A /chassis/server/bios/bios-settings # show intel-vt-config Intel Vt Config: Vt -- Enabled UCS-A /chassis/server/bios/bios-settings #
Cisco UCS Manager は、セキュリティを強化するために次のポリシーを提供しています。
このポリシーでは、IP アドレスを使用して、IPMI コマンドを直接サーバに送信できるかどうかを決定することができます。 たとえば、CIMC からセンサー データを取得するためのコマンドを送信することができます。 このポリシーは、サーバでローカルに認証可能なユーザ名とパスワードを含む IPMI アクセス、およびこのアクセスが読み取り専用か、読み取りと書き込みであるかを定義します。
また、IPMI アクセス プロファイルの IPMI over LAN を無効または有効にして、リモート接続を制限することもできます。 デフォルトでは、IPMI over LAN は、関連付けされていないすべてのサーバ、および IPMI アクセス ポリシーがないすべてのサーバで無効になっています。 IPMI アクセス ポリシーを作成すると、デフォルトで、IPMI over LAN が「有効」に設定されます。 この値を「無効」に変更しない場合は、関連するすべてのサーバで IPMI over LAN が有効になります。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
次を入手します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
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ステップ 2 | UCS-A /org # create ipmi-access-profile profile-name | 指定された IPMI アクセス プロファイルを作成し、組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。 |
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ステップ 3 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # set ipmi-over-lan {disable | enable} | リモート接続を確立できるかどうかを決定します。
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ステップ 4 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # create ipmi-user ipmi-user-name | 指定されたエンドポイント ユーザを作成して、組織 IPMI アクセス プロファイル エンドポイント ユーザ モードを開始します。
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ステップ 5 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set password | エンドポイント ユーザのパスワードを設定します。 set password コマンドの入力後、パスワードの入力と確認を求められます。 セキュリティ上の理由から、入力したパスワードは CLI には表示されません。 |
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ステップ 6 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set privilege {admin | readonly} | エンドポイント ユーザが管理権限と読み取り専用権限のいずれを持つかを指定します。 |
||
ステップ 7 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルを作成し、bob という名前のエンドポイント ユーザを作成し、bob のパスワードと権限を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile* # create ipmi-user bob UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set privilege readonly UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #
IPMI プロファイルをサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方に含めます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete ipmi-access-profile profile-name | 指定した IPMI アクセス プロファイルを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope ipmi-access-profile profile-name | 指定した IPMI アクセス プロファイルの組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # create ipmi-user ipmi-user-name | 指定されたエンドポイント ユーザを作成して、組織 IPMI アクセス プロファイル エンドポイント ユーザ モードを開始します。
|
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ステップ 4 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set password | エンドポイント ユーザのパスワードを設定します。 set password コマンドの入力後、パスワードの入力と確認を求められます。 セキュリティ上の理由から、入力したパスワードは CLI には表示されません。 |
||
ステップ 5 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set privilege {admin | readonly} | エンドポイント ユーザが管理権限と読み取り専用権限のいずれを持つかを指定します。 |
||
ステップ 6 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルに alice という名前のエンドポイント ユーザを追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile* # create ipmi-user alice UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set privilege readonly UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope ipmi-access-profile profile-name | 指定した IPMI アクセス プロファイルの組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # delete ipmi-user epuser-name | IPMI アクセス プロファイルから指定したエンドポイント ユーザを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルから alice という名前のエンドポイント ユーザを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile # delete ipmi-user alice UCS-A /org/ipmi-access-profile* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile #
このポリシーを使用して、KVM 経由でサーバにアクセスするときに vMedia 暗号化を有効にするかどうかを指定できます。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create kvm-mgmt-policy policy-name | 指定された KVM 管理ポリシーを作成し、組織 KVM 管理ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/kvm-mgmt-policy # set descr description | (任意) ポリシーの説明を記します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/kvm-mgmt-policy # set vmedia-encryption {disable | enable} | vMedia の暗号化をイネーブルにするかディセーブルにするかを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、KVM_Policy1 という名前の KVM 管理ポリシーを作成し、vMedia の暗号化をイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create kvm-mgmt-policy KVM_Policy1 UCS-A /org/kvm-mgmt-policy* # set vmedia-encryption enable UCS-A /org/kvm-mgmt-policy* # commit-buffer UCS-A /org/kvm-mgmt-policy #
このポリシーは、ローカル ドライブのオンボード RAID コントローラを通じて、サーバ上にインストールされているオプションの SAS ローカル ドライブを設定します。 このポリシーでは、ローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられたすべてのサーバに対して、ローカル ディスク モードを設定できるようにします。
ローカル ディスク モードには次のものがあります。
[ローカルストレージなし]:ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。 このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。
[RAID 0がストライプ済み]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。 データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。
[RAID 1がミラー済み]:データが 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合でも完全なデータ冗長性を提供します。 最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。
[任意の設定]:変更なしのローカル ディスク設定を転送するサーバ設定で使用します。
[RAIDなし]:RAID を削除し、ディスク MBR およびペイロードを変更しない状態のままにするサーバ設定で使用します。
[RAIDなし] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、ディスクの内容は削除されません。 そのため、[RAIDなし] モードの適用後にサーバでの違いがわからないことがあります。 よって、ポリシーの RAID 設定と、サーバの タブに表示される実際のディスク設定とが一致しない場合があります。
以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除するには、[RAIDなし] コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。
[RAID 5が部分的にストライプ済み]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化されます。 各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。 RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。
[RAID 6が部分的にデュアルストライプ済み]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して、最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。 データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。
[RAID 10がミラーおよびストライプ済み]:RAID 10 はミラー化されたディスクのペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。
[RAID 50が部分的にストライプおよびストライプ済み]:データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと複数のディスク故障耐性を提供します。
[RAID 60部分的にストライプおよびストライプ済み] :データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと優れたディスク故障耐性を提供します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このポリシーを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
ローカル ディスク設定ポリシーを作成する前に、次のガイドラインを考慮してください。
1 台のサーバや RAID 設定に、HDD と SSD を使用しないでください。
B200 M1 および M2 サーバと B200 M3 サーバのストレージ コントローラで提供される RAID/JBOD サポートは異なっているため、B200M1 または M2 サーバのデフォルト ローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルを B200 M3 サーバに割り当てたり、再割り当てを行ったりすることはできません。 デフォルトのローカル ディスク設定ポリシーには、[任意の設定] モードまたは JBOD 設定が含まれます。
(注) |
ローカル ディスクの JBOD モードをサポートしているのは、B200 M1、B200 M2、B200 M3、B250 M1、B250 M2、B22 M3 ブレード サーバのみです。 |
ブレード サーバまたは統合されたラックマウント サーバに MegaRAID コントローラが搭載されている場合、そのサーバのサービス プロファイルに含まれるローカル ディスク設定ポリシーでドライブの RAID 設定を設定する必要があります。 これを実行するには、そのサーバに定義されている RAID モードのいずれかを使用して、サービス プロファイルのローカル ディスク設定ポリシーを設定するか、[任意の設定] モードと LSI ユーティリティ ツールセットを使用して、RAID ボリュームを作成します。
OS をインストールする前に RAID LUN を設定していないと、インストール時にディスク検出エラーが発生し、「No Device Found」といったエラー メッセージが表示される可能性があります。
RAID 1 クラスタの移行後、サービス プロファイルをサーバに関連付ける必要があります。 サービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに RAID 1 ではなく [任意の設定] モードが設定されていると、RAID LUN は、関連付け中およびその後も「非アクティブ」状態のままになります。 その結果、サーバは起動できなくなります。
この問題を回避するには、サーバに関連付けるサービス プロファイルに、移行前の元のサービス プロファイルとまったく同じローカル ディスク設定ポリシーが含まれるようにし、[任意の設定] モードは含まれないようにします。
MegaRAID ストレージ コントローラが搭載されたブレード サーバまたは統合ラックマウント サーバ上で JBOD モードまたは JBOD 操作を設定または使用しないでください。 JBOD モードと操作は、このサーバで完全に機能するよう設計されていません。
Cisco UCS Manager と統合されているラックマウント サーバは、Cisco UCS Centralサーバ上に存在するハード ドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。
統合されたラックマウント サーバ内のローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 Cisco UCS Manager との統合では、ローカル ハード ドライブが単一のラックマウント サーバ内の複数の RAID コントローラに接続することはサポートされていません。 そのため、Cisco UCS Manager と統合されるラックマウント サーバを発注する際は、単一の RAID コントローラ構成を要求することを推奨します。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ラックマウント サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager では、そのような設定はサポートされていません。
ブレード サーバは、サーバ内に存在するドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。 ローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 たとえば、B200 M3 に LSI コントローラと Intel Patsburg コントローラが搭載されていても、LSI コントローラだけが RAID コントローラして使用できます。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ブレード サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager では、そのような設定はサポートされていません。
ミラー RAID で選択されたディスクの数が 2 つを超えると、RAID 1 は RAID 10 LUN として作成されます。 この問題は、Cisco UCS B440 M1 サーバと B440 M2 サーバで発生する可能性があります。
一部の Cisco UCS サーバには、特定の RAID 設定オプションのライセンスが必要です。 Cisco UCS Manager で、このローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルとサーバを関連付けると、Cisco UCS Manager によって選択された RAID オプションに適切なライセンスが備わっているかが確認されます。 問題がある場合は、サービス プロファイルを関連付ける際に、Cisco UCS Manager に設定エラーが表示されます。
特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『ハードウェア インストール ガイド』を参照してください。
B420 M3 サーバでは、ローカル ディスク設定ポリシーで、次のような設定オプションはサポートされていません。
また、B420 M3 では JBOD モードや操作はサポートされていません。
シングル ディスク RAID 0 設定は、次のブレード サーバではサポートされていません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
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ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
||||
ステップ 2 | UCS-A /org # create local-disk-config-policy policy-name | ローカル ディスク設定ポリシーを作成し、ローカル ディスク設定ポリシー モードを開始します。 |
||||
ステップ 3 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set descr description | (任意) ローカル ディスク設定ポリシーに説明を記入します。 |
||||
ステップ 4 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set mode {any-configuration | no-local-storage | no-raid | raid-0-striped | raid-1-mirrored | raid-5-striped-parity | raid-6-striped-dual-parity | raid-10-mirrored-and-striped} | ローカル ディスク設定ポリシーのモードを指定します。 |
||||
ステップ 5 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set protect {yes | no} | サーバは、サービス プロファイルとの関連付けが解除されても、ローカル ディスク設定ポリシー内の設定を保持するかどうかを指定します。
サービス プロファイルがサーバから関連付けを解除され、新しいサービス プロファイルが関連付けられると、新しいサービス プロファイルの Protect Configuration プロパティの設定が優先され、前のサービス プロファイルの設定が上書きされます。
|
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ステップ 6 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state {enable | disable} | FlexFlash SD カードのサポートをイネーブルにするかを指定します。 |
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ステップ 7 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-raid-reporting-state {enable | disable} | FlexFlash RAID レポートのサポートをイネーブルにするかを指定します。
|
||||
ステップ 8 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ローカル ディスク設定ポリシーを設定し、トランザクションをコミットます。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create local-disk-config-policy DiskPolicy7 UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set mode raid-1-mirrored UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set protect yes UCS-A /org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # show local-disk-config-policy policy-name | ローカル ディスク ポリシーを表示します。 ローカル ディスク ポリシーを設定していない場合は、(create local-disk-config コマンドで作成された)ローカル ディスク設定が表示されます。 (create local-disk-config コマンドで設定された)ローカル ディスク定義を表示します。 Serial over LAN 定義が設定されていない場合、およびポリシーが(set local-disk-config-policy コマンドを使用して)設定されている場合、ポリシーが表示されます。 |
次に、DiskPolicy7 というローカル ディスク設定ポリシーのローカル ディスク ポリシー情報を表示する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # show local-disk-config-policy DiskPolicy7 Local Disk Config Policy: Name: DiskPolicy7 Mode: Raid 1 Mirrored Description: Protect Configuration: Yes
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete local-disk-config-policy policy-name | 指定したローカル ディスク設定ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、DiskPolicy7 という名前のローカル ディスク設定ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete local-disk-config-policy DiskPolicy7 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
Cisco UCS B シリーズおよび C シリーズ M3 および M4 サーバは内部セキュア デジタル(SD)メモリ カードをサポートします。 SD カードは、Cisco Flexible Flash ストレージ コントローラ(SD カード用スロットが 2 つある PCI ベースのコントローラ)によってホストされます。 カードには、HV と呼ばれる単一のパーティションが含まれます。 FlexFlash がイネーブルの場合、Cisco UCS Manager には、BIOS とホスト オペレーティング システムの両方に対する USB ドライブとして HV パーティションが表示されます。
FlexFlash はデフォルトでディセーブルになっています。 サービス プロファイルで使用されるローカル ディスク ポリシーで FlexFlash をイネーブルにできます。 FlexFlash がローカル ディスク ポリシーでイネーブルと定義され、サーバが SD カードをサポートしている場合、FlexFlash コントローラはサービス プロファイルを関連付ける際にイネーブルになります。 サーバが SD カードをサポートしていない場合や CIMC バージョンが古い場合は、構成エラーメッセージが表示されます。
サポートされるサーバで FlexFlash をディセーブルにすると、ホストの再起動がトリガーされ、再起動の警告メッセージが表示されます。 FlexFlash コントローラは、関連サービス プロファイルの関連付け解除の一環としてもディセーブルになります。
FlexFlash コントローラはデュアル SD カード用の RAID-1 をサポートします。 FlexFlash スクラブ ポリシーを作成しサーバを再認識することで RAID ペアに新しい SD カードを設定できます。 FlexFlash スクラブ ポリシーは、両方のカードの HV パーティションを削除し、そのカードを正常な RAID 状態にすることができます。
(注) |
ペアリングが完了したらすぐにスクラブ ポリシーをディセーブルにします。 |
HV パーティションから起動するには、SD カードがサービス プロファイルで使用されるブート ポリシーで定義されている必要があります。
FlexFlash コントローラ ファームウェアは、CIMC イメージの一部としてバンドルされます。 CIMC をアップグレードする際に、最新のファームウェア バージョンが FlexFlash コントローラで使用可能な場合、コントローラは管理されなくなり、FlexFlash インベントリには、コントローラ ステータスが [Waiting For User Action]、コントローラ ヘルスが [Old Firmware Running] と表示されます。 FlexFlash コントローラのファームウェアをアップグレードするには、ボード コントローラの更新を行う必要があります。 詳細については、適切な『Cisco UCS B-Series Firmware Management Guide(Cisco UCS B シリーズのファームウェアの管理ガイド)』を参照してください。
16 GB の SD カードのみサポートされます。
ラック サーバの SD カードをブレード サーバで使用したり、ブレード サーバの SD カードをラック サーバで使用することは推奨されません。 サーバ タイプ間での SD カードの交換は SD カードのデータ損失につながる可能性があります。
一部の Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバには、4 つのパーティション(HV、HUU、SCU、ドライバ)を持つ SD カードが搭載されています。 Cisco UCS Manager では HV パーティションのみが表示されます。 FlexFlash スクラブ ポリシーを使用して、4 つのパーティションを持つ SD カードを単一 HV パーティション カードに移行できます。
FlexFlash コントローラは RAID-1 同期(ミラー再構築)をサポートしません。 SD カードが RAID デグレード状態である場合、あるいはメタデータ エラーがコントローラによって報告された場合は、FlexFlash スクラブ ポリシーを実行して RAID のためのカードを組み合わせる必要があります。 FlexFlash スクラブ ポリシーの詳細については、スクラブ ポリシー を参照してください。 次の条件によって RAID デグレードやメタデータ エラーが引き起こされる可能性があります。
サーバのファームウェア バージョンは、2.2(1a) 以上が必要です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope local-disk-config-policy policy-name | 指定したローカル ディスク設定ポリシー モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state {enable | disable} | FlexFlash SD カードのサポートをイネーブルにするかを指定します。 |
||
ステップ 4 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-raid-reporting-state {enable | disable} | FlexFlash RAID レポートのサポートをイネーブルにするかを指定します。
|
||
ステップ 5 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムにコミットします。 |
次の例では、ローカル ディスク設定ポリシー デフォルトの FlexFlash SD カードのサポートおよび FlexFlash RAID レポート ステートをイネーブルにし、システムへのトランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org/ UCS-A /org # scope local-disk-config-policy default UCS-A /org/local-disk-config-policy #set flexflash-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy# #set flexflash-raid-reporting-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy #
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中にサーバのローカル データおよび BIOS 設定に何が起こるか、サーバがいつ再認識されるか、またはサーバとサービス プロファイルの関連付けがいつ解除されるかを決定します。
(注) |
ローカル ディスク スクラブ ポリシーは、Cisco UCS Manager によって管理されるハード ドライブにのみ適用され、USB ドライブなど他のデバイスには適用されません。 |
スクラブ ポリシーの設定によっては、そのようなときに次の処理が行われます。
ローカル ドライブのデータに対しては、アソシエーションが解除されるときに、次のいずれかが発生します。
BIOS 設定に対しては、スクラブ ポリシーを含むサービス プロファイルがサーバからアソシエーション解除されるときに、次のいずれかが発生します。
FlexFlash スクラブにより、新規またはデグレードした SD カードの組み合わせ、FlexFlash メタデータの設定エラーの解決、4 パーティションの旧式 SD カードから単一パーティション SD カードへの移行を実行することができます。 スクラブ ポリシーを含むサービス プロファイルとサーバとの関連付けが解除されるとき、またはサーバが再認識されるときに、SD カードに対して次のいずれかが発生します。
有効になっている場合は、PNUOS フォーマット ユーティリティにより SD カードの HV パーティションがフォーマットされます。 SD カードが 2 枚ある場合、それらカードは RAID-1 ペアになっており、両方のカードの HV パーティションが有効と見なされます。 スロット 1 のカードはプライマリ、スロット 2 のカードはセカンダリと見なされます。
無効になっている場合は、既存の SD カード設定が保持されます。
(注) |
|
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # create scrub-policy policy-name | スクラブ ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織スクラブ ポリシー モードを開始します。 |
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ステップ 3 | UCS-A /org/scrub-policy # set descr description | (任意) スクラブ ポリシーの説明を記入します。
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||
ステップ 4 | UCS-A /org/scrub-policy # set disk-scrub {no | yes} | 次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでのディスク スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。 |
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ステップ 5 | UCS-A /org/scrub-policy # set bios-settings-scrub {no | yes} | 次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでの BIOS 設定スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。 |
||
ステップ 6 | UCS-A /org/scrub-policy # set flexflash-scrub {no | yes} | 次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでの flexflash スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。 |
||
ステップ 7 | UCS-A /org/scrub-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ScrubPolicy2 という名前のスクラブ ポリシーを作成し、スクラブ ポリシーを使用するサーバでディスクのスクラブをイネーブルにし、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create scrub-policy ScrubPolicy2 UCS-A /org/scrub-policy* # set descr "Scrub disk but not BIOS." UCS-A /org/scrub-policy* # set disk-scrub yes UCS-A /org/scrub-policy* # set bios-settings-scrub no UCS-A /org/scrub-policy* # set flexflash-scrub no UCS-A /org/scrub-policy* # commit-buffer UCS-A /org/scrub-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete scrub-policy policy-name | 指定したスクラブ ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ScrubPolicy2 という名前のスクラブ ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete scrub-policy ScrubPolicy2 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
Cisco UCS Manager では、DIMM が事前定義されたウィンドウにおいて修正可能な重大エラーに遭遇した場合、ステータスが Degraded と表され、機能しないデバイスと見なされます。
DIMM の修正可能なエラー処理機能により、サーバ内のすべての DIMM に関する修正可能および修正不可能なメモリ エラーをすべてリセットできます。 エラー設定をリセットすると、当該 DIMM のエラー数はクリアされ、ステータスは操作可能に変わり、DIMM のセンサー状態がリセットされます。
Cisco UCS Manager とベースボード管理コントローラ(BMC)で発生したすべての修正可能および修正不可能なメモリ エラーをリセットするには、この手順を使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope chassis chassis-num | 指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A/chassis # scope server server-num | 指定したサーバのサーバ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A/chassis/server # reset-all-memory-errors | サーバ内のすべての DIMM で発生した修正可能および修正不可能なエラーをリセットします。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server* # commit-buffer | 保留中のすべてのトランザクションをコミットします。 |
次に、選択されたメモリ ユニットのメモリ エラーをリセットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 1 UCS-A/chassis # scope server 1 UCS-A/chassis/server # reset-all-memory-errors UCS-A/chassis/server* # commit-buffer UCS-A/chassis/server #
Cisco UCS Manager で、デュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)の状態は、SEL イベント レコードに基づいています。 BIOS が BIOS ポスト中のメモリ テスト実行時に修正不可能なメモリ エラーに遭遇した場合、DIMM は不良と判別されます。 不良と判別された DIMM は機能しないデバイスと見なされます。
DIMM のブラックリスト化を有効にすると、Cisco UCS Manager はメモリ テスト実行メッセージをモニタし、DIMM SPD データ内でメモリ エラーに遭遇した DIMM をブラックリストに載せます。 これにより、ホストは修正不可能な ECC エラーに遭遇した DIMM をマップから外すことができます。
メモリ ポリシーは、Cisco UCS ドメインの既存のサーバ、およびメモリ ポリシーを設定した後で追加されたサーバに適用できるグローバル ポリシーです。
(注) |
|
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / | ルート組織モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # memory-config-policy default | グローバル メモリ ポリシーのメモリ ポリシー モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /org/memory-config-policy # set blacklisting enabled |
|
||
ステップ 4 | UCS-A /org/memory-config-policy* # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
UCS-A# scope org / UCS-A /chassis/org # scope memory-config-policy default UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # set blacklisting enabled UCS-A /chassis/org/memory-config-policy* # commit-buffer UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # show detail Memory Config Policy: Blacklisting: enabled
このポリシーは、このポリシーを使用するサービス プロファイルと関連付けられているすべてのサーバに対する Serial over LAN 接続の設定を行います。 デフォルトでは、Serial over LAN 接続はディセーブルにされています。
Serial over LAN ポリシーを実装する場合、IPMI プロファイルを作成することも推奨します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # create sol-policy policy-name | Serial over LAN ポリシーを作成し、組織 LAN Serial over LAN ポリシー モードを開始します。 |
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ステップ 3 | UCS-A /org/sol-policy # set descr description | (任意) ポリシーの説明を記します。
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||
ステップ 4 | UCS-A /org/sol-policy # set speed {115200 | 19200 | 38400 | 57600 | 9600} | シリアル ボー レートを指定します。 |
||
ステップ 5 | UCS-A /org/sol-policy # {disable | enable} | Serial over LAN ポリシーをディセーブルまたはイネーブルにします。 デフォルトでは、Serial over LAN ポリシーはディセーブルです。ポリシーを適用する前にイネーブルにする必要があります。 |
||
ステップ 6 | UCS-A /org/sol-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、Sol9600 という名前の Serial over LAN ポリシーを作成し、ポリシーの説明を指定し、速度を 9,600 ボーに設定し、ポリシーをイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create sol-policy Sol9600 UCS-A /org/sol-policy* # set descr "Sets serial over LAN policy to 9600 baud." UCS-A /org/sol-policy* # set speed 9600 UCS-A /org/sol-policy* # enable UCS-A /org/sol-policy* # commit-buffer UCS-A /org/sol-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # show sol-policy policy-name | (create sol-config コマンドで設定された)Serial over LAN 定義を表示します。 Serial over LAN 定義が設定されていない場合、およびポリシーが(set sol-policy コマンドを使用して)設定されている場合、ポリシーが表示されます。 |
次に、Sol9600 という Serial over LAN ポリシーの Serial over LAN 情報を表示する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # show sol-policy Sol9600 SOL Policy: Full Name: Sol9600 SOL State: Enable Speed: 9600 Description:
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete sol-policy policy-name | 指定された Serial over LAN ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、Sol9600 という名前の Serial over LAN ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete sol-policy Sol9600 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
Cisco UCS Manager では、このポリシーを使用して、新しいサーバの設定方法を決定します。 サーバ自動構成ポリシーを作成すると、新しいサーバの起動時に次の処理が行われます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # create server-autoconfig-policy policy-name | サーバ自動構成ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ自動構成ポリシー モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set descr description | (任意) ポリシーの説明を記します。
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||
ステップ 4 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set destination org org-name | (任意) サーバを使用する組織を指定します。 |
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ステップ 5 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set qualifier server-qual-name | (任意) サーバの資格認定にサーバ プール ポリシー資格情報を使用するように指定します。 |
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ステップ 6 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set template profile-name | (任意) サーバのサービス プロファイル インスタンスを作成するために使用するサービス プロファイル テンプレートを指定します。 |
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ステップ 7 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、AutoConfigFinance というサーバ自動構成ポリシーを作成し、ポリシーに説明を加え、宛先組織として finance を、サーバ プール ポリシー資格情報として ServPoolQual22 を、サービス プロファイル テンプレートとして ServTemp2 を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-autoconfig-policy AutoConfigFinance UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set descr "Server Autoconfiguration Policy for Finance" UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set destination org finance UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set qualifier ServPoolQual22 UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set template ServTemp2 UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # commit-buffer UCS-A /org/server-autoconfig-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete server-autoconfig-policy policy-name | 指定されたサーバ自動構成ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、AutoConfigFinance という名前のサーバ自動構成ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete server-autoconfig-policy AutoConfigFinance UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
このディスカバリ ポリシーは、新しいサーバが追加されたときのシステムの反応を決定します。 サーバ ディスカバリ ポリシーを作成する場合、サーバがシャーシに追加されたときに、システムにより詳細なディスカバリを行うのか、または、ユーザがまず新しいサーバを確認する必要があるのかどうかを制御できます。 デフォルトでは、システムにより完全なディスカバリが実行されます。
サーバ ディスカバリ ポリシーを作成した場合は、新しいサーバを起動すると次の処理が行われます。
このポリシーとサーバ プールを関連付ける予定がある場合は、サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | UCS-A# scope org / | ルート組織モードを開始します。
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ステップ 2 | UCS-A /org # create server-disc-policy policy-name | サーバ ディスカバリ ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ ディスカバリ ポリシー モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /org/server-disc-policy # set action {diag | immediate | user-acknowledged} | システムが新しいサーバの検出を試みるタイミングを指定します。 |
||
ステップ 4 | UCS-A /org/chassis-disc-policy # set descr description | (任意) サーバ ディスカバリ ポリシーに説明を加えます。
|
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ステップ 5 | UCS-A /org/server-disc-policy # set qualifier qualifier | (任意) 指定されたサーバ プール ポリシー資格情報をこのポリシーとサーバ プールを関連付けるために使用します。 |
||
ステップ 6 | UCS-A /org/server-disc-policy # set scrub-policy | このポリシーが使用するスクラブ ポリシーを指定します。 スクラブ ポリシーは、検出時にサーバのディスク ドライブをきれいにスクラブするかどうかを定義します。 |
||
ステップ 7 | UCS-A /org/server-disc-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ServDiscPolExample という名前のサーバ ディスカバリ ポリシーを作成し、すぐに新しいサーバを検出するように設定し、ポリシーについて説明を加え、サーバ プール ポリシー資格情報とスクラブ ポリシーを指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create server-disc-policy ServDiscPolExample UCS-A /org/server-disc-policy* # set action immediate UCS-A /org/server-disc-policy* # set descr "This is an example server discovery policy." UCS-A /org/server-disc-policy* # set qualifier ExampleQual UCS-A /org/server-disc-policy* # set scrub-policy NoScrub UCS-A /org/server-disc-policy # commit-buffer
サーバ ディスカバリ ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方に含めます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # Delete server-disc-policy policy-name | 指定したサーバ ディスカバリ ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-disc-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ServDiscPolExample という名前のサーバ ディスカバリ ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete server-disc-policy ServDiscPolExample UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
このポリシーは、サーバ用のサービス プロファイルを作成するために、サーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。 このポリシーから作成されたサービス プロファイルはすべて、製造元でブレードに設定された値を使用します。 このポリシーは次の機能を実行します。
このポリシーを使って作成したサービス プロファイルは他のサーバに移行できません。
VIC アダプタが搭載されたブレード サーバまたはラックマウント サーバ(Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードなど)、サーバのアイデンティティ値が製造時にサーバ ハードウェアに書き込まれていません。 その結果、アダプタのアイデンティティは、デフォルト プールから取得する必要があります。 デフォルト プールに、サーバに割り当てるのに十分なエントリが格納されていない場合、サービス プロファイルの関連付けが設定エラーで失敗します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
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ステップ 2 | UCS-A /org # create server-inherit-policy policy-name | サーバ継承ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ継承ポリシー モードを開始します。 |
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ステップ 3 | UCS-A /org/server-inherit-policy # set descr description | (任意) ポリシーの説明を記します。
|
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ステップ 4 | UCS-A /org/server-inherit-policy # set destination org org-name | (任意) サーバを使用する組織を指定します。 |
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ステップ 5 | UCS-A /org/server-inherit-policy # set qualifier server-qual-name | (任意) サーバの資格認定にサーバ プール ポリシー資格情報を使用するように指定します。 |
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ステップ 6 | UCS-A /org/server-inherit-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、InheritEngineering という名前のサーバ継承ポリシーを作成し、ポリシーに説明を加え、宛先組織として engineering を、サーバ プール ポリシー資格情報として ServPoolQual22 を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-inherit-policy InheritEngineering UCS-A /org/server-inherit-policy* # set descr "Server Inheritance Policy for Engineering" UCS-A /org/server-inherit-policy* # set destination org engineering UCS-A /org/server-inherit-policy* # set qualifier ServPoolQual22 UCS-A /org/server-inherit-policy* # commit-buffer UCS-A /org/server-inherit-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete server-inherit-policy policy-name | 指定されたサーバ継承ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、InheritEngineering という名前のサーバ継承ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete server-inherit-policy InheritEngineering UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
このポリシーはサーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。 これは、サーバ プール ポリシー資格情報により、サーバと、ポリシーで指定されたターゲット プールが一致した場合にどのような処理が行われるかを定義します。
サーバが複数のプールに適合したときに、これらのプールにサーバ プール ポリシーがあった場合、このサーバはこれらすべてのプールに追加されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
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ステップ 2 | UCS-A /org # create pooling-policy policy-name | サーバ プール ポリシーを指定された名前で作成し、組織プール ポリシー モードを開始します。 |
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ステップ 3 | UCS-A /org/pooling-policy # set descr description | (任意) サーバ プール ポリシーに説明を加えます。
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ステップ 4 | UCS-A /org/pooling-policy # set pool pool-distinguished-name | サーバ プール ポリシーで使用するサーバ プールを指定します。 プールの完全識別名を指定する必要があります。 |
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ステップ 5 | UCS-A /org/pooling-policy # set qualifier qualifier-name | サーバ プール ポリシーで使用するサーバ プール修飾子を指定します。 |
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ステップ 6 | UCS-A /org/pooling-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ServerPoolPolicy4 という名前のサーバ プール ポリシーを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create pooling-policy ServerPoolPolicy4 UCS-A /org/pooling-policy* # set pool org-root/compute-pool-pool3 UCS-A /org/pooling-policy* # set qualifier ServPoolQual8 UCS-A /org/pooling-policy* # commit-buffer UCS-A /org/pooling-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete pooling-policy policy-name | 指定したサーバ プール ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ServerPoolPolicy4 という名前のサーバ プール ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete pooling-policy ServerPoolPolicy4 UCS-A /org/pooling-policy* # commit-buffer UCS-A /org/pooling-policy #
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中に実行されたサーバのインベントリに基づいて、サーバを資格認定します。 資格情報は、サーバが選択基準を満たすかどうかを判断するために、ポリシーで設定されたルールです。 たとえば、データセンター プールのサーバの最小メモリ容量を指定するルールを作成できます。
資格情報は、サーバ プール ポリシーだけではなく、その他のポリシーでも、サーバを配置するために使用されます。 たとえば、サーバがある資格ポリシーの基準を満たしている場合、このサーバを 1 つ以上のサーバ プールに追加したり、自動的にサービス プロファイルと関連付けたりできます。
サーバ プール ポリシー資格情報を使用すると、次の基準に従ってサーバを資格認定できます。
実装によっては、サーバ プール ポリシー資格情報を使用して、次を含む複数のポリシーを設定する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create server-qual server-qual-name | サーバ プール資格情報を指定された名前で作成し、組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ServPoolQual22 という名前のサーバ プール資格情報を作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
次のサーバ コンポーネントの 1 つ以上の資格情報を設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete server-qual server-qual-name | 指定されたサーバ プール資格情報を削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ServPoolQual22 という名前のサーバ プール資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create adapter | アダプタ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報アダプタ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/adapter # create cap-qual adapter-type | 指定されたアダプタ タイプのアダプタ容量資格を作成して、組織サーバ資格アダプタ容量資格情報モードを開始します。 adapter-type 引数には、次の任意の値を設定できます。
|
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual # set maximum {max-cap | unspecified} | 選択したアダプタ タイプの最大容量を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、非仮想化イーサネット インターフェイスのアダプタ資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create adapter UCS-A /org/server-qual/adapter* # create cap-qual non-virtualized-eth-if UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual* # set maximum 2500000000 UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete adapter | サーバ プール ポリシー資格情報からアダプタ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ServPoolQual22 という名前のサーバ プール ポリシー資格情報からアダプタ資格情報を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete adapter UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create chassis min-chassis-num max-chassis-num | 指定されたシャーシ範囲のシャーシ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/chassis # create slot min-slot-num max-slot-num | 指定されたスロット範囲のシャーシ スロット資格情報を作成し、組織サーバ資格情報シャーシ スロット モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/chassis/slot # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、シャーシ 1 および 2 のスロット 1 ~ 4 にシャーシ資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual* # create chassis 1 2 UCS-A /org/server-qual/chassis* # create slot 1 4 UCS-A /org/server-qual/chassis/slot* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/chassis/slot #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete chassis min-chassis-num max-chassis-num | 指定されたシャーシ範囲のシャーシ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、シャーシ 1 および 2 のシャーシ資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete chassis 1 2 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create cpu | CPU 資格情報を作成し、組織サーバ資格情報プロセッサ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set arch {any | dual-core-opteron | intel-p4-c | opteron | pentium-4 | turion-64 | xeon | xeon-mp} | プロセッサのアーキテクチャ タイプを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxcores {max-core-num | unspecified} | プロセッサの最大コア数を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set mincores {min-core-num | unspecified} | プロセッサの最小コア数を指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxprocs {max-proc-num | unspecified} | プロセッサの最大数を指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set minprocs {min-proc-num | unspecified} | プロセッサの最小数を指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxthreads {max-thread-num | unspecified} | スレッドの最大数を指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set minthreads {min-thread-num | unspecified} | スレッドの最小数を指定します。 |
ステップ 11 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set stepping {step-num | unspecified} | プロセッサのステッピング番号を指定します。 |
ステップ 12 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set model-regex regex | プロセッサ モデル名が一致する必要のある正規表現を指定します。 |
ステップ 13 | UCS-A /org/server-qual/cpu # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、CPU 資格を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create processor UCS-A /org/server-qual/cpu* # set arch xeon UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxcores 8 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set mincores 4 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxprocs 2 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set minprocs 1 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxthreads 16 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set minthreads 8 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set stepping 5 UCS-A /org/server-qual/cpu* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/cpu #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete cpu | プロセッサ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、プロセッサの資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete cpu UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create power-group power-group-name | 指定された電源グループ名の電源グループ資格情報を作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、powergroup1 という電源グループの電源グループ資格情報を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create power-group powergroup1 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete power-group power-group-name | 指定された電源グループ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、powergroup1 という電源グループの電源グループ資格情報を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete power-group powergroup1 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create memory | メモリ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報メモリ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/memory # set clock {clock-num | unspec} | メモリのクロック速度を指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/memory # set maxcap {max-cap-num | unspec} | メモリ アレイの最大容量を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/memory # set mincap {min-cap-num | unspec} | メモリ アレイの最小容量を指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/server-qual/memory # set speed {speed-num | unspec} | メモリ データ レートを指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/server-qual/memory # set units {unit-num | unspec} | メモリ ユニット(メモリ基板にマウントされている DRAM チップ)の数を指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/server-qual/memory # set width {width-num | unspec} | データ バスのビット幅を指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/server-qual/memory # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、メモリ資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create memory UCS-A /org/server-qual/memory* # set clock 1067 UCS-A /org/server-qual/memory* # set maxcap 4096 UCS-A /org/server-qual/memory* # set mincap 2048 UCS-A /org/server-qual/memory* # set speed unspec UCS-A /org/server-qual/memory* # set units 16 UCS-A /org/server-qual/memory* # set width 64 UCS-A /org/server-qual/memory* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/memory #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete memory | メモリ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、メモリの資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete memory UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create physical-qual | 物理的な資格情報を作成し、組織サーバ資格情報物理モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/physical-qual # set model-regex regex | モデル名が一致する必要のある正規表現を指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/physical-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、物理的な資格情報を作成して設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create physical-qual UCS-A /org/server-qual/physical-qual* # set model-regex UCS-A /org/server-qual/physical-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/physical-qual #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete physical-qual | 物理的な資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、物理的な資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete physical-qual UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create storage | ストレージ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/storage # set blocksize {block-size-num | unknown} | ストレージ ブロック サイズを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/storage # set diskless {no | unspecified | yes } | 使用できるストレージがディスクレスである必要があるかどうかを指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/storage # set flexflash-num-cards {ff_card-num | unknown} | FlexFlash カードの数を指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/server-qual/storage # set maxcap {max-cap-num | unknown} | ストレージ アレイの最大容量を指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/server-qual/storage # set mincap {min-cap-num | unknown} | ストレージ アレイの最小容量を指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/server-qual/storage # set numberofblocks {block-num | unknown} | ブロック数を指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/server-qual/storage # set perdiskcap {disk-cap-num | unknown} | ディスク単位の容量を指定します。 |
ステップ 11 | UCS-A /org/server-qual/storage # set units {unit-num | unspecified} | ストレージ デバイス数を指定します。 |
ステップ 12 | UCS-A /org/server-qual/storage # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ストレージ資格情報を作成および設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create storage UCS-A /org/server-qual/storage* # set blocksize 512 UCS-A /org/server-qual/storage* # set maxcap 420000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set mincap 140000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set numberofblocks 287277984 UCS-A /org/server-qual/storage* # set perdiskcap 140000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set units 1 UCS-A /org/server-qual/storage* # set flexflash-num-cards 2 UCS-A /org/server-qual/storage* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/storage #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name | 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete storage | ストレージ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/ # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ストレージの資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete storage UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
vNIC/vHBA 配置ポリシーは、以下を決定するために使用されます。
各 vNIC/vHBA 配置ポリシーには、物理アダプタの仮想表現である 4 つの vCon が含まれています。 vNIC/vHBA 配置ポリシーがサービス プロファイルに割り当てられ、サービス プロファイルがサーバに関連付けられると、vNIC/vHBA 配置ポリシーの vCon が物理アダプタに割り当てられ、vNIC と vHBA がそれらの vCon に割り当てられます。
1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを搭載したブレード サーバまたはラック サーバの場合、Cisco UCS は、サーバのタイプと選択された仮想スロット マッピング スキーム([Round Robin] または [Linear Ordered])に基づいて vCon を割り当てます。 使用可能なマッピング スキームの詳細については、vCon のアダプタへの配置 を参照してください。
Cisco UCS は、vCon の割り当て後、vNIC と vHBA を各 vCon の選択プリファレンスに基づいて割り当てます。これは次のいずれかになります。
all:設定されたすべての vNIC と vHBA が vCon に割り当てられます。明示的な割り当て、割り当て解除、動的のいずれかとなります。 これがデフォルトです。
assigned-only:vNICs と vHBA を vCon に明示的に割り当てる必要があります。 サービス プロファイルや vNIC または vHBA のプロパティにより、明示的に割り当てることができます。
exclude-dynamic:動的な vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は静的な vNIC と vHBA に使用可能で、割り当て解除または明示的な割り当てを行います。
exclude-unassigned:割り当て解除された vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は動的な vNIC や vHBA の他、明示的に割り当てられた静的な vNIC や vHBA に使用できます。
[ExcludeusNIC]exclude-usni:Cisco usNICs を vCon に割り当てることができません。 vCon は他のすべての設定された vNIC と vHBA で使用できます。それらが明示的に vCon に割り当てられているか、未割り当てか、動的であるかについては問いません。
(注) |
[ExcludeusNIC]exclude-usnic に設定された vCon に明示的に割り当てられている SRIOV usNIC は割り当てられたままになります。 |
vNIC/vHBA 配置ポリシーをサービス プロファイルに含めない場合、Cisco UCS Manager はデフォルトで、vCon マッピング スキームを [Round Robi]、vNIC/vHBA 選択プリファレンスを [All] に設定し、各アダプタの機能と相対的な処理能力に基づいて vNIC と vHBA をアダプタに配分します。
Cisco UCS は、サービス プロファイル内のすべての vCon をサーバ上の物理アダプタにマッピングします。 マッピングの実行方法、およびサーバ内の特定のアダプタへの vCon の割り当て方法は、次の条件によって決まります。
サーバのタイプ。 2 つのアダプタ カードを搭載した N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバは、他のサポートされるラック サーバまたはブレード サーバとは異なるマッピング スキームを使用します。
サーバ内のアダプタの数。
vNIC/vHBA 配置ポリシー内の仮想スロット マッピング スキームの設定(該当する場合)。
vNIC および vHBA を vCon に割り当てるための vNIC/vHBA 選択環境設定を設定するときは、この配置を検討する必要があります。
(注) |
vCon のアダプタへの配置は、アダプタの PCIE スロット番号とは関係ありません。 vCon の配置のために使用されるアダプタ番号は、アダプタの PCIE スロット番号ではなく、サーバ検出中にそれらに割り当てられる ID です。 |
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバの場合は、2 つのアダプタを左から右に、vCon を右から左に数えます。 これらのブレード サーバの 1 台が 1 つのアダプタを持つ場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 サーバが 2 つのアダプタを持つ場合は、vCon の割り当ては仮想スロット マッピング スキームに基づいて行われます。
N20-B6620-2 と N20-B6625-2 ブレード サーバに加え、Cisco UCS でサポートされるその他すべてのサーバにおいて、vCon の割り当ては、サーバ内のアダプタの数および仮想スロット マッピング スキームによって異なります。
1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを搭載したブレード サーバまたはラック サーバの場合、Cisco UCS は、選択された仮想スロット マッピング スキーム(「ラウンドロビン」または「線形順序」)に基づいて vCon を割り当てます。
アダプタの数 | vCon1 の割り当て | vCon2 の割り当て | vCon3 の割り当て | vCon4 の割り当て |
---|---|---|---|---|
1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
2 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
3 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ2 |
4 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ4 |
ラウンドロビンはデフォルトのマッピング スキームです。
アダプタの数 | vCon1 の割り当て | vCon2 の割り当て | vCon3 の割り当て | vCon4 の割り当て |
---|---|---|---|---|
1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
2 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ2 |
3 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ3 |
4 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ4 |
(注) |
Cisco UCS B440 M2 ブレード サーバ内の 2 つのアダプタで vCon ポリシーを使用している場合は、次のマッピングに注意してください。 |
Cisco UCS Manager には、vNIC/vHBA 配置ポリシーによって vCon に vNIC および vHBA を割り当てる 2 種類のオプション(明示的割り当てと暗黙的割り当て)があります。
明示的割り当てでは、vCon を指定してから、vNIC または vHBA を割り当てるアダプタを指定します。 この割り当てオプションは、サーバ上のアダプタに vNIC および vHBA を配布する方法を決める必要がある場合に使用します。
vNIC や vHBA をそれらのタイプ用に設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって、設定エラーを示すメッセージ表示されます。
サービス プロファイルの関連付け中、Cisco UCS Manager は、ポリシーの設定に従って vNIC および vHBA を割り当てる前に、設定された vNIC および vHBA の配置をサーバ内の物理アダプタの数および機能と比較して検証します。 負荷分散は、このポリシーで設定された vCon およびアダプタへの明示的な割り当てに基づいて実行されます。
1 つ以上の vNIC または vHBA の割り当てがアダプタでサポートされない場合、Cisco UCS Manager はサービス プロファイルに対してエラーを発生させます。
暗黙的割り当てでは、Cisco UCS Manager は vCon を決定した後で、アダプタの機能とそれらの相対的な処理能力に基づいて vNIC または vHBA を割り当てるアダプタを決定します。 この割り当てオプションは、vNIC または vHBA を割り当てるアダプタがシステム設定において重要ではない場合に使用します。
暗黙的割り当ての場合に vCon を設定するには、次の手順を実行します。
vCon 設定を [All]、[Exclude Dynamic]、または [Exclude Unassigned] に設定します。 vCon は、vNIC/vHBA 配置ポリシーを使用して設定するか、サーバに関連付けられているサービス プロファイルで設定できます。
vCon 設定を [Assigned Only] にしないでください。 この設定を使用して暗黙的割り当てを実行することはできません。
vNIC または vHBA を vCon に割り当てないでください。
サービス プロファイルの関連付け中、Cisco UCS Manager は、サーバ内の物理アダプタの数および機能を検証し、それに従って vNIC および vHBA を割り当てます。 負荷分散はアダプタの機能に基づいて実行され、vNIC および vHBA の配置は、システムで決定された実際の順序に従って実行されます。 たとえば、あるアダプタが他のアダプタよりも多くの vNIC を処理できる場合、そのアダプタにはより多くの vNIC が割り当てられます。
アダプタがそのサーバに対して設定された vNIC と vHBA の数をサポートしていない場合は、Cisco UCS Manager によってサービス プロファイルに対するエラーが生成されます。
各スロットにアダプタ カードを搭載したデュアル スロット サーバで暗黙的な vNIC 割り当てを使用する場合、Cisco UCS Manager は通常、次のように vNIC/vHBA を割り当てます。
サーバの両方のスロットに同じアダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、各アダプタに vNIC と vHBA を半分ずつ割り当てます。
サーバに 1 つの非 VIC アダプタと 1 つの VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC と 2 つの vHBA を非 VIC アダプタに割り当て、残りの vNIC と vHBA を VIC アダプタに割り当てます。
サーバに 2 つの異なる VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つのアダプタの相対的な処理能力に基づいて、vNIC と vHBA を比例的に割り当てます。
次の例は、サポートされるアダプタ カードのさまざまな組み合わせに対して、Cisco UCS Manager が vNIC と vHBA を割り当てる一般的な方法を示しています。
4 つの vNIC と、2 つの Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711アダプタ(それぞれに 2 つの vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は 2 つの vNIC を各アダプタに割り当てます。
50 の vNIC と、Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタ(2 つの vNIC)および Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 の vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC を Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタに割り当て、48 の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
150 の vNIC と、Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 の vNIC)および Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードアダプタ(256 の vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は、50 の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当て、100 の vNIC を Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
(注) |
vNIC をファブリック フェールオーバー用に設定し、ダイナミック vNIC をサーバ用に設定した場合に、この暗黙的な割り当てに対する例外が発生します。 |
1 つのアダプタが vNIC フェールオーバーをサポートしない環境で vNIC ファブリック フェールオーバーを含む設定を行った場合、Cisco UCS Manager は、ファブリック フェールオーバーが有効になっているすべての vNIC を、それらをサポートしているアダプタに暗黙的に割り当てます。 ファブリック フェールオーバー用に設定された vNIC のみが設定に含まれている場合、それらをサポートしてないアダプタには vNIC が暗黙的に割り当てられません。 一部の vNIC がファブリック フェールオーバー用に設定され、一部の vNIC がそうでない場合、Cisco UCS Manager は、上記の比率に従って、すべてのフェールオーバー vNIC をそれらをサポートしているアダプタに割り当て、少なくとも 1 つの非フェールオーバー vNIC をそれらをサポートしていないアダプタに割り当てます。
ダイナミック vNIC が含まれる設定では、同様の暗黙的な割り当てが発生します。 Cisco UCS Manager は、すべてのダイナミック vNIC をそれらをサポートするアダプタに割り当てます。 ただし、ダイナミック vNIC とスタティック vNIC の組み合わせでは、少なくとも 1 つのスタティック vNIC がダイナミック vNIC をサポートしていないアダプタに割り当てられます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # create vcon-policy policy-name | 指定された vNIC/vHBA 配置プロファイルを作成し、組織 vCon ポリシー モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /org/vcon-policy # set descr description | (任意) vNIC/vHBA 配置プロファイルの説明を提供します。 256 文字以下で入力します。 次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。
|
||
ステップ 4 | UCS-A /org/vcon-policy # set mapping-scheme {round-robin | linear-ordered} | (任意) 1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。 2 つまたは 3 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS が選択された仮想スロット マッピング スキームに基づいて、vCon を割り当てます。 次のいずれかになります。
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバの場合は、2 つのアダプタを左から右に、vCon を右から左に数えます。 これらのブレード サーバの 1 台が 1 つのアダプタを持つ場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 サーバが 2 つのアダプタを持つ場合は、vCon の割り当ては仮想スロット マッピング スキームに基づいて行われます。 |
||
ステップ 5 | UCS-A /org/vcon-policy # set vcon {1 | 2 | 3 | 4} selection {all | assigned-only | exclude-dynamic | exclude-unassigned} | 指定された vCon に選択プリファレンスを指定します。 次のオプションがあります。
|
||
ステップ 6 | UCS-A /org/vcon-policy # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次の例では、Adapter1All という名前の vNIC/vHBA 配置ポリシーを作成し、vCons マッピング方式を [Linear Ordered] に設定し、割り当てられた vNIC および vHBA のみがアダプタ 1 に配置できるよう指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vcon-policy Adapter1 UCS-A /org/vcon-policy* # set descr "This profile places all vNICs and vHBAs on adapter 1." UCS-A /org/vcon-policy* # set mapping-scheme linear-ordered UCS-A /org/vcon-policy* # set vcon 1 selection assigned-only UCS-A /org/vcon-policy* # commit-buffer UCS-A /org/vcon-policy* # UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete vcon-policy policy-name | 指定した vNIC/vHBA 配置プロファイルを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次に、Adapter1All という名前の vNIC/vHBA 配置プロファイルを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete vcon-policy Adapter1All UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
vNIC/vHBA 配置ポリシーまたはサービス プロファイルで次のいずれかの値を使用して、vCon を設定します。
vCon で [All] が設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 しかし、この設定ではほとんど制御ができません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | vCon に明示的に割り当てる vNIC があるサービス プロファイルを含む組織で組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name | 指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic-name | 指定した vnic で組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/vnic # set vcon {1 | 2 | 3 | 4 | any} | 指定した vNIC の vCon(仮想ネットワーク インターフェイス接続)の配置を設定します。 いずれかの値を入力すると、Cisco UCS Manager は vNIC の割り当て先の vCon を判別できます。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vnic # set order {order-num | unspecified} | vNIC の目的の PCI 順序を指定します。 有効な値は 0 ~ 128 および未指定です。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/vnic # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、vnic3 という vNIC の vCon 配置を 2 に設定し、目的の順序を 10 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic3 UCS-A /org/service-profile/vnic # set vcon 2 UCS-A /org/service-profile/vnic* # set order 10 UCS-A /org/service-profile/vnic* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/vnic #
vNIC/vHBA 配置ポリシーまたはサービス プロファイルで次のいずれかの値を使用して、vCon を設定します。
vCon で [All] が設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 しかし、この設定ではほとんど制御ができません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | vCon に明示的に割り当てる vHBA があるサービス プロファイルを含む組織で組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name | 指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vhba vhba-name | 指定した vHBA で組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/vhba # set vcon {1 | 2 | 3 | 4 | any} | 指定した vHBA の vCon(仮想ネットワーク インターフェイス接続)の配置を設定します。 いずれかの値を入力すると、Cisco UCS Manager は vHBA の割り当て先の vCon を判別できます。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vhba # set order {order-num | unspecified} | vHBA の目的の PCI 順序を指定します。 有効な順序番号値は 0 ~ 128 および未指定です。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/vhba # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、vhba3 という vHBA の vCon 配置を 2 に設定し、目的の順序を 10 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vhba vhba3 UCS-A /org/service-profile/vhba # set vcon 2 UCS-A /org/service-profile/vhba* # set order 10 UCS-A /org/service-profile/vhba* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/vhba #
最適なパフォーマンスを得るために、スタティック vNIC とスタティック vHBA は、PCIe バス上のダイナミック vNIC の前に配置する必要があります。 スタティック vNIC とは、スタティック vNIC と vHBA の両方を指します。 Cisco UCS Manager リリース 2.1 は、スタティックおよびダイナミック vNIC の順序に関する次の機能を備えています。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後、既存のサービス プロファイル(Cisco UCS Manager リリース 2.1 以前のリリースで定義されたプロファイル)に変更がない場合は、vNIC の順序は変更されません。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 へのアップグレード後、vNIC 関連の変更によって vNIC マップの順序が変更される場合があります。 その場合、結果としてすべてのダイナミック vNIC がスタティック vNIC の後に配置されます。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 で新しく作成されたサービス プロファイルでは、スタティック vNIC が常にダイナミック vNIC の前に順序付けられます。
上記の動作は、スタティック vNIC またはダイナミック vNIC の作成または削除の順番に依存しません。
SRIOV 対応のサービス プロファイルの場合は、UCSM によって対応する仮想関数(VF)の前に vNIC 物理関数(PF)が挿入されます。 この方式では、VF が PCIe バスおよび BDF 上の親 PF vNIC の近くに配置され、VF の継続的な増分順序になることが保証されます。
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4
dyn-vNIC-1 3
dyn-vNIC-2 4
eth-vNIC-1 1
eth-vNIC-2 2
dyn-vNIC-3 5
dyn-vNIC-4 6
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、0 機能デバイス(すべてのスタティック vNIC に対応する新しい BUS)としてスタティック vNIC をプロビジョニングします。 多機能ダイナミック vNIC は、新しいバス スロットから最後のスタティック vNIC/vHBA の後に配置されます。
(注) |
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、新しい StaticZero モードをサポートしています。 |
Cisco UCS Manager | ||
---|---|---|
バージョン 1.4 方式:ZeroFunction |
Version 2.0 方式:ZeroFunction/MultiFunction |
バージョン 2.1 方式:ZeroFunction/MultiFunction/StaticZero |
スタティックおよびダイナミック vNIC はすべて、バス [0-57]、関数 [0] 上にあります。 < ZeroFunction モード > |
スタティック vNIC およびダイナミック vNIC は、バス [0-57]、関数 [0-7] 上にあります バス 0、関数 0 バス 0、関数 7 バス 1、関数 0 < MultiFunction モード > |
スタティック vNIC または PF は、バス [0-57]、関数 [0] 上にあります。 SRIOV:対応する VF が同一バスおよび関数 [1-255] 上にあります。No-SRIOV:ダイナミック vNIC は、バス [0-57]、関数 [0-7] 上にあります。 < StaticZero モード> |
Balboa からのアップグレードでは、バスが <= 57 になるまで BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction モードのまま)。 デバイスが 58 台を超えると、MultiFunction モードに切り替わります。 |
Balboa からのアップグレードでは、バスが <= 57 になるまで BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction モードのまま)。 デバイスが 58 台またはプラットフォーム固有の最大 PCIe バス数を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 | |
Cisco UCS Manager バージョン 2.0 からのアップグレードでは、BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction/MultiFunction モードのまま)。 デバイスが 58 台またはプラットフォーム固有の最大 PCIe バス数を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 |
Cisco UCS Manager では、リモート UCS サーバの vMedia デバイス ISO イメージをプロビジョニングできます。 スクリプト可能な vMedia を使用して、リモート サーバに IMG または ISO イメージをマウントするようにプログラミングできます。 CIMC マウント vMedia を使用すると、メディア接続を追加することなく、データセンター内の他のマウント メディア間で通信できるようになります。 スクリプト可能な vMedia を使用すると、ブラウザを使用せずに仮想メディア デバイスを制御して、手動で各 UCS サーバを個別にマッピングできます。
スクリプト可能な vMedia は、NFS、CIFS、HTTP、および HTTPS の共有など、複数の共有タイプをサポートします。 スクリプト可能な vMedia は BIOS 設定によって有効になり、Web GUI および CLI インターフェイスを介して設定されます。
Cisco UCS Manager のスクリプト可能な vMedia は次の機能をサポートしています。
(注) |
Cisco UCS Manager によるスクリプト可能な vMedia のサポートは、CIMC にマッピングされているデバイスにのみ適用されます。 既存の KVM ベースの vMedia デバイスはサポートされません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /org # create vmedia-policy policy-name | 指定されたポリシー名で vMedia ポリシーを作成します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /org/vmedia-policy* # create vmedia-mapping mapping -name | 指定されたマッピング名で vMedia ポリシーのサブディレクトリを作成します。 |
||
ステップ 4 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping # set descr description | (任意) vMedia ポリシーの説明を記入します。
|
||
ステップ 5 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set device type device-type |
|
||
ステップ 6 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-file image-file-name | リモート vMedia のイメージ ファイル名のタイプを指定します。 |
||
ステップ 7 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-path image-path | リモート vMedia のイメージ パスを指定します。 |
||
ステップ 8 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set mount-protocol mount-protocol | リモート vMedia のマウント プロトコルを指定します。 次のオプションがあります。 |
||
ステップ 9 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set password | リモート vMedia のイメージ パスワードを指定します。 |
||
ステップ 10 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set remote-ip remote-ip | リモート vMedia のイメージ IP アドレスを指定します。 |
||
ステップ 11 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set user-id user-id | vMedia デバイスをマウントするためのユーザ ID を指定します。 |
||
ステップ 12 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、vMediaPolicy2 という名前の vMedia ポリシーを作成し、リモート vMedia のデバイス タイプ、マウント プロトコル、イメージの場所を選択し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vmedia-policy vmediapolicy2 UCS-A /org/vmedia-policy* # create vmedia-mapping map1 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set descr vmedia-map UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set device-type cdd UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-file-name win2011.iso UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-path cifs UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set mount-protocol cifs UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set password Password: UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set remote-ip 172.41.1.158 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set user-id Adminstrator UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # commit-buffer
(注) |
vMedia ポリシーが作成されると、[Retry on Mount Fail] オプションが [Yes] に設定されます。 次に、[Retry on Mount Fail] オプションを [No] に変更する例を示します。 |
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vmedia-policy vmediapolicy2 UCS-A /org/vmedia-policy* # set retry-on-mount-fail No UCS-A /org/vmedia-policy* # commit-buffer
(注) |
[Retry on Mount Fail] オプションを [No] に設定すると、「This will disable automatic retry of mount in case of any vMedia mount failure」という警告メッセージが表示されます。 |
目次
- サーバ関連ポリシーの設定
- BIOS の設定
- サーバ BIOS 設定
- メイン BIOS 設定
- プロセッサの BIOS 設定
- Intel Directed I/O の BIOS 設定
- RAS メモリの BIOS 設定
- シリアル ポートの BIOS 設定
- USB の BIOS 設定
- PCI 設定の BIOS 設定
- QPI の BIOS 設定
- LOM および PCIe スロットの BIOS 設定
- ブート オプションの BIOS 設定
- サーバ管理 BIOS 設定
- BIOS ポリシー
- デフォルトの BIOS 設定
- BIOS ポリシーの作成
- BIOS デフォルトの変更
- サーバの実際の BIOS 設定の表示
- CIMC セキュリティ ポリシー
- IPMI アクセス プロファイル
- IPMI アクセス プロファイルの設定
- IPMI アクセス プロファイルの削除
- IPMI アクセス プロファイルへのエンドポイント ユーザの追加
- IPMI アクセス プロファイルからのエンドポイント ユーザの削除
- KVM 管理ポリシー
- KVM 管理ポリシーの設定
- ローカル ディスク設定ポリシーの設定
- ローカル ディスク設定ポリシー
- すべてのローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
- RAID 用に設定されているローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
- ローカル ディスク設定ポリシーの作成
- ローカル ディスク設定ポリシーの表示
- ローカル ディスク設定ポリシーの削除
- FlexFlash のサポート
- FlexFlash SD カードのサポートのイネーブルまたはディセーブル
- スクラブ ポリシーの設定
- スクラブ ポリシー
- スクラブ ポリシーの作成
- スクラブ ポリシーの削除
- DIMM エラー管理の設定
- DIMM の修正可能なエラー処理
- メモリ エラーのリセット
- DIMM のブラックリスト化
- DIMM のブラックリストのイネーブル化
- Serial over LAN ポリシーの設定
- Serial over LAN ポリシー
- Serial over LAN ポリシーの設定
- Serial over LAN ポリシーの表示
- Serial over LAN ポリシーの削除
- サーバ自動構成ポリシーの設定
- サーバ自動構成ポリシー
- サーバ自動構成ポリシーの設定
- サーバ自動構成ポリシーの削除
- サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
- サーバ ディスカバリ ポリシー
- サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
- サーバ ディスカバリ ポリシーの削除
- サーバ継承ポリシーの設定
- サーバ継承ポリシー
- サーバ継承ポリシーの設定
- サーバ継承ポリシーの削除
- サーバ プール ポリシーの設定
- サーバ プール ポリシー
- サーバ プール ポリシーの設定
- サーバ プール ポリシーの削除
- サーバ プール ポリシーの資格情報の設定
- サーバ プール ポリシー資格情報
- サーバ プール ポリシーの資格情報の作成
- サーバ プール ポリシーの資格情報の削除
- アダプタ資格情報の作成
- アダプタ資格情報の削除
- シャーシ資格情報の設定
- シャーシ資格情報の削除
- CPU 資格情報の作成
- CPU 資格情報の削除
- 電源グループ資格情報の作成
- 電源グループ資格情報の削除
- メモリ資格情報の作成
- メモリ資格情報の削除
- 物理的な資格情報の作成
- 物理的な資格情報の削除
- ストレージ資格情報の作成
- ストレージ資格情報の削除
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの設定
- vNIC/vHBA 配置ポリシー
- vCon のアダプタへの配置
- N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバでの vCon のアダプタへの配置
- vCon のアダプタへの配置(他のすべてのサポート対象サーバの場合)
- vCon への vNIC/vHBA の割り当て
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの設定
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの削除
- vCon への vNIC の明示的割り当て
- vCon への vHBA の明示的割り当て
- ダイナミック vNIC の前にスタティック vNIC を配置
- CIMC マウント vMedia
- CIMC vMedia ポリシーの作成
この章は、次の項で構成されています。
- BIOS の設定
- CIMC セキュリティ ポリシー
- ローカル ディスク設定ポリシーの設定
- スクラブ ポリシーの設定
- DIMM エラー管理の設定
- Serial over LAN ポリシーの設定
- サーバ自動構成ポリシーの設定
- サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
- サーバ継承ポリシーの設定
- サーバ プール ポリシーの設定
- サーバ プール ポリシーの資格情報の設定
- vNIC/vHBA 配置ポリシーの設定
- CIMC マウント vMedia
サーバ BIOS 設定
Cisco UCSでは、Cisco UCS ドメイン内のサーバ上の BIOS 設定をグローバルに変更する方法が 2 通り用意されています。 サーバまたはサーバの集合のニーズに合う特定の BIOS 設定グループを含む BIOS ポリシーを 1 つ以上作成するか、特定のサーバ プラットフォームに対するデフォルトの BIOS 設定を使用できます。
BIOS ポリシーおよびサーバ プラットフォームのデフォルトの BIOS 設定のいずれを使用しても、Cisco UCS Manager によって管理されているサーバの BIOS 設定を微調整できます。
データセンターのニーズに応じて、一部のサービス プロファイルについては BIOS ポリシーを設定し、同じ Cisco UCS ドメイン内の他のサービス プロファイルについては BIOS のデフォルトを使用したり、そのいずれかのみを使用したりできます。 また、Cisco UCS Manager を使用して、サーバの実際の BIOS 設定を表示し、それらが現在のニーズを満たしているかどうかを確認できます。
(注)
Cisco UCS Manager は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定による BIOS 設定の変更を Cisco Integrated Management Controller(CIMC)バッファにプッシュします。 これらの変更はバッファ内にとどまり、サーバがリブートされるまでは有効になりません。
設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードなど一部の設定は、すべてのCisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。
- メイン BIOS 設定
- プロセッサの BIOS 設定
- Intel Directed I/O の BIOS 設定
- RAS メモリの BIOS 設定
- シリアル ポートの BIOS 設定
- USB の BIOS 設定
- PCI 設定の BIOS 設定
- QPI の BIOS 設定
- LOM および PCIe スロットの BIOS 設定
- ブート オプションの BIOS 設定
- サーバ管理 BIOS 設定
メイン BIOS 設定
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができるメイン サーバの BIOS 設定を示しています。
名前 説明 [Reboot on BIOS Settings Change]
set reboot-on-update
1 つ以上の BIOS 設定を変更した後にサーバをリブートするタイミング。
yes:この設定を有効にした場合は、サーバのサービス プロファイルのメンテナンス ポリシーに従ってリブートされます。 たとえば、メンテナンス ポリシーでユーザの確認応答が必要な場合、サーバはリブートされず、ユーザが保留中のアクティビティを確認するまで BIOS の変更は適用されません。
no:この設定を有効にしない場合は、別のサーバ設定の変更によるリブートであれ手動によるリブートであれ、次回サーバがリブートされるまで BIOS の変更は適用されません。
[Quiet Boot]
set quiet-boot-config quiet-boot
BIOS が Power On Self-Test(POST)中に表示する内容。 次のいずれかになります。
[Post Error Pause]
set post-error-pause-config post-error-pause
POST 中にサーバで重大なエラーが発生した場合の処理。 次のいずれかになります。
[Resume Ac On Power Loss]
set resume-ac-on-power-loss-config resume-action
予期しない電力損失後、電力が復帰したときにサーバが実行する動作を決定します。 次のいずれかになります。
[Front Panel Lockout]
set front-panel-lockout-config front-panel-lockout
前面パネルの電源ボタンとリセット ボタンがサーバによって無視されるかどうかを決定します。 次のいずれかになります。
プロセッサの BIOS 設定
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができるプロセッサの BIOS 設定を示しています。
名前 説明 [Turbo Boost]
set intel-turbo-boost-config turbo-boost
プロセッサで Intel Turbo Boost Technology を使用するかどうか。このテクノロジーでは、仕様よりも低い電力、温度、または電圧でプロセッサが動作していると、自動的にそのプロセッサの周波数が上がります。 次のいずれかになります。
[Enhanced Intel Speedstep]
set enhanced-intel-speedstep-config speed-step
プロセッサで Enhanced Intel SpeedStep Technology を使用するかどうか。このテクノロジーでは、プロセッサの電圧やコア周波数をシステムが動的に調整できます。 このテクノロジーにより、平均電力消費量と平均熱発生量が減少する可能性があります。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサの電圧または周波数を動的に調整しません。
[enabled]:プロセッサで Enhanced Intel SpeedStep Technology が使用され、サポートされているすべてのスリープ状態でさらに電力を節約することが可能になります。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Hyper Threading]
set hyper-threading-config hyper-threading
プロセッサで Intel Hyper-Threading Technology を使用するかどうか。このテクノロジーでは、マルチスレッド ソフトウェア アプリケーションのスレッドを各プロセッサ内で並列に実行できます。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサでのハイパースレッディングを禁止します。
[enabled]:プロセッサでの複数スレッドの並列実行を許可します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Core Multi Processing]
set core-multi-processing-config multi-processing
パッケージ内の論理プロセッサ コアの状態を設定します。 この設定をディセーブルにすると、ハイパー スレッディングもディセーブルになります。 次のいずれかになります。
[all]:すべての論理プロセッサ コアでマルチ プロセッシングを有効にします。
[1] ~ [10]:サーバで実行可能な論理プロセッサ コアの数を指定します。 マルチ プロセッシングをディセーブルにし、サーバ上で動作する論理プロセッサ コアを 1 つだけにするには、[1] を選択します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Execute Disabled Bit]
set execute-disable bit
サーバのメモリ領域を分類し、アプリケーション コードを実行可能な場所を指定します。 この分類の結果、悪意のあるワームがバッファにコードを挿入しようとした場合、プロセッサでコードの実行をディセーブルにします。 この設定は、損害、ワームの増殖、および特定クラスの悪意のあるバッファ オーバーフロー攻撃を防止するのに役立ちます。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサでメモリ領域を分類しません。
[enabled]:プロセッサでメモリ領域を分類します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Virtualization Technology (VT)]
set intel-vt-config vt
プロセッサで Intel Virtualization Technology を使用するかどうか。このテクノロジーでは、1 つのプラットフォームで、複数のオペレーティング システムとアプリケーションをそれぞれ独立したパーティション内で実行できます。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサでのバーチャライゼーションを禁止します。
[enabled]:プロセッサで、複数のオペレーティング システムをそれぞれ独立したパーティション内で実行できます。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) このオプションを変更した場合は、設定を有効にするためにサーバの電源を再投入する必要があります。
[Hardware Pre-fetcher]
set HardwarePrefetch
プロセッサで、インテル ハードウェア プリフェッチャが必要に応じてデータおよび命令ストリームをメモリから取得し、統合 2 次キャッシュに入れることを許可するかどうか。 次のいずれかになります。
[Disabled]:ハードウェア プリフェッチャは使用しません。
[Enabled]:プロセッサで、キャッシュの問題が検出されたときにプリフェッチャを使用します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この値を指定するには、CPUPerformance を [Custom] に設定する必要があります。 [Custom] 以外の値の場合は、このオプションよりも、選択された CPU パフォーマンス プロファイルの設定が優先されます。
[Adjacent Cache Line Pre-fetcher]
set AdjacentCacheLinePrefetch
プロセッサで必要な行のみを取得するのではなく、偶数または奇数のペアのキャッシュ行を取得するかどうか。 次のいずれかになります。
[Disabled]:プロセッサで必要な行のみを取得します。
[Enabled]:プロセッサで必要な行およびペアの行の両方を取得します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この値を指定するには、CPUPerformance を [Custom] に設定する必要があります。 [Custom] 以外の値の場合は、このオプションよりも、選択された CPU パフォーマンス プロファイルの設定が優先されます。
[DCU Streamer Pre-fetch]
set DcuStreamerPrefetch
プロセッサで DCU IP Prefetch メカニズムを使用して履歴キャッシュ アクセス パターンを分析し、L1 キャッシュ内で最も関連性の高い行をプリロードします。 次のいずれかになります。
[DCU IP Pre-fetcher]
set DculpPrefetch
プロセッサで DCU IP Prefetch メカニズムを使用して履歴キャッシュ アクセス パターンを分析し、L1 キャッシュ内で最も関連性の高い行をプリロードします。 次のいずれかになります。
[Direct Cache Access]
set direct-cache-access-config access
プロセッサで、データを I/O デバイスから直接プロセッサ キャッシュに入れることにより、I/O パフォーマンスを向上させることができます。 この設定はキャッシュ ミスを減らすのに役立ちます。 次のいずれかになります。
[Processor C State]
set processor-c-state-config c-state
アイドル期間中にシステムが省電力モードに入ることができるかどうか。 次のいずれかになります。
[disabled]:システムはアイドル時でもハイ パフォーマンス状態のままになります。
[enabled]:システムは DIMM や CPU などのシステム コンポーネントへの電力を低減できます。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
オペレーティング システムがこの機能をサポートするかどうかについては、オペレーティング システムのベンダーに問い合わせることを推奨します。
[Processor C1E]
set processor-c1e-config c1e
C1 ステートになったときに、プロセッサが最小周波数に移行できるようにします。 この設定は、サーバをリブートするまで有効になりません。 次のいずれかになります。
[Processor C3 Report]
set processor-c3-report-config processor-c3-report
プロセッサからオペレーティング システムに C3 レポートを送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサから C3 レポートを送信しません。
[acpi-c2]:ACPI C2 フォーマットを使用してプロセッサから C3 レポートを送信します。
[acpi-c3]:ACPI C3 フォーマットを使用してプロセッサから C3 レポートを送信します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
B440 サーバの場合、[BIOS Setup] メニューではこれらのオプションに対して [enabled] と [disabled] が使用されます。 [acpi-c2] または [acpi-c2] を指定すると、このサーバではそのオプションの BIOS 値に [enabled] が設定されます。
[Processor C6 Report]
set processor-c6-report-config processor-c6-report
プロセッサからオペレーティング システムに C6 レポートを送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[Processor C7 Report]
set processor-c7-report-config processor-c7-report
プロセッサからオペレーティング システムに C7 レポートを送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[CPU Performance]
set cpu-performance-config cpu-performance
サーバの CPU パフォーマンス プロファイルを設定します。 次のいずれかになります。
[Max Variable MTRR Setting]
set max-variable-mtrr-setting-config processor-mtrr
MTRR 変数の数を選択できます。 次のいずれかになります。
[Local X2 APIC]
set local-x2-apic-config
APIC アーキテクチャのタイプを設定できます。 次のいずれかになります。
[Power Technology]
set CPUPowerManagement
次のオプションの CPU 電源管理設定を指定できます。
[Power Technology] は次のいずれかになります。
[Disabled]:サーバで CPU 電源管理は実行されず、前述の BIOS パラメータの設定が無視されます。
Energy_Efficient:前述の BIOS パラメータに最適な設定が決定され、これらのパラメータの個々の設定は無視されます。
[Performance]:サーバは上記の BIOS パラメータのパフォーマンスを自動的に最適化します。
[Custom]:前述の BIOS パラメータの個々の設定が使用されます。 これらの BIOS パラメータのいずれかを変更する場合は、このオプションを選択する必要があります。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
[Energy Performance]
set CpuEngPerfBias
システム パフォーマンスまたはエネルギー効率がこのサーバで重要かどうかを判断できます。 次のいずれかになります。
パフォーマンス
balanced-performance
balanced-energy
energy-efficient
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) CPUPowerManagement を [Custom] に設定する必要があります。そのようにしない場合、このパラメータの設定は無視されます。
[Frequency Floor Override]
set CpuFreqFloor
アイドル状態のときに CPU を最大非ターボ周波数未満にすることができるかどうか。 次のいずれかになります。
[P-STATE Coordination]
set PsdCoordType
BIOS がオペレーティング システムに P-state サポート モデルを伝達する方法を定義できます。 Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)仕様では、次の 3 つのモデルが定義されています。
[HW_ALL]:プロセッサ ハードウェアによって、依存関係にある論理プロセッサ(パッケージ内のすべての論理プロセッサ)間の P-state を調整します。
[SW_ALL]:OS Power Manager(OSPM)によって、依存関係にある論理プロセッサ(物理パッケージ内のすべての論理プロセッサ)間の P-state を調整します。すべての論理プロセッサで遷移を開始する必要があります。
[SW_ANY]:OS Power Manager(OSPM)によって、依存関係にある論理プロセッサ(パッケージ内のすべての論理プロセッサ)間の P-state を調整します。ドメイン内の任意の論理プロセッサで遷移を開始できます。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) CPUPowerManagement を [Custom] に設定する必要があります。そのようにしない場合、このパラメータの設定は無視されます。
[DRAM Clock Throttling]
set DRAMClockThrottling
メモリ帯域幅と消費電力に関してシステム設定を調整できます。 次のいずれかになります。
[Channel Interleaving]
set ChannelInterLeave
CPU がメモリ ブロックを分割して、インターリーブされたチャネル間にデータの連続部分を分散し、同時読み取り動作を有効にするかどうか。 次のいずれかになります。
[Rank Interleaving]
set RankInterLeave
1 つのランクを更新中に別のランクにアクセスできるよう、CPU がメモリの物理ランクをインターリーブするかどうか。 次のいずれかになります。
[Demand Scrub]
set DemandScrub
CPU または I/O から読み取り要求があった時に発生したシングル ビット メモリ エラーを、システムで修正するかどうか。 次のいずれかになります。
[Patrol Scrub]
set PatrolScrub
システムがサーバ上のメモリの未使用部分でも単一ビット メモリ エラーをアクティブに探して訂正するかどうか。 次のいずれかになります。
Intel Directed I/O の BIOS 設定
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができる Intel Directed I/O の BIOS 設定を示しています。
名前 説明 [VT for Directed IO]
set intel-vt-directed-io-config vtd
Intel Virtualization Technology for Directed I/O(VT-d)をプロセッサで使用するかどうか。 次のいずれかになります。
[disabled]:プロセッサでバーチャライゼーション テクノロジーを使用しません。
[enabled]:プロセッサでバーチャライゼーション テクノロジーを使用します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) 他の Intel Directed I/O BIOS 設定を変更する場合は、このオプションを有効にする必要があります。
[Interrupt Remap]
set intel-vt-directed-io-config interrupt-remapping
プロセッサで Intel VT-d Interrupt Remapping をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[Coherency Support]
set intel-vt-directed-io-config coherency-support
プロセッサで Intel VT-d Coherency をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[ATS Support]
set intel-vt-directed-io-config ats-support
プロセッサで Intel VT-d Address Translation Services(ATS)をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[Pass Through DMA Support]
set intel-vt-directed-io-config passthrough-dma
プロセッサで Intel VT-d Pass-through DMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
RAS メモリの BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる RAS メモリの BIOS 設定の一覧を示します。
名前 説明 [Memory RAS Config]
set memory-ras-config ras-config
サーバに対するメモリの Reliability, Availability, and Serviceability(RAS)の設定方法。 次のいずれかになります。
[maximum performance]:システムのパフォーマンスが最適化されます。
[mirroring]:システムのメモリの半分をバックアップとして使用することにより、システムの信頼性が最適化されます。
[lockstep]:サーバ内の DIMM ペアが、同一のタイプ、サイズ、および構成を持ち、SMI チャネルにまたがって装着されている場合、ロックステップ モードをイネーブルにして、メモリ アクセス遅延の最小化およびパフォーマンスの向上を実現できます。 B440 サーバでは lockstep がデフォルトでイネーブルになっています。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
[NUMA]
set numa-config numa-optimization
BIOS で NUMA をサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[Mirroring Mode]
set memory-mirroring-mode mirroring-mode
メモリのミラーリングでは、メモリに 2 つの同じデータ イメージを保存することにより、システムの信頼性が向上します。
このオプションは、[Memory RAS Config] で [mirroring] オプションを選択したときのみ使用可能です。 次のいずれかを指定できます。
[Sparing Mode]
set memory-sparing-mode sparing-mode
スペアリングはメモリを予備に保持することで信頼性を最適化し、別の DIMM の障害発生時に使用できるようにします。 このオプションは、メモリの冗長性を実現しますが、ミラーリングほどの冗長性は提供されません。 使用可能なスペアリングのモードは、現在のメモリの数によって異なります。
このオプションは、[Memory RAS Config] で [sparing] オプションを選択したときのみ使用可能です。 次のいずれかを指定できます。
[LV DDR Mode]
set lv-dimm-support-config lv-ddr-mode
低電圧と高周波数のどちらのメモリ動作をシステムで優先するか。 次のいずれかになります。
[DRAM Refresh Rate]
このオプションは、内部メモリの更新頻度を制御します。
USB の BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる USB BIOS 設定の一覧を示します。
名前 説明 [Make Device Non Bootable]
set usb-boot-config make-device-non-bootable
サーバが USB デバイスからブートできるかどうか。 次のいずれかになります。
[Legacy USB Support]
set LegacyUSBSupport
システムでレガシー USB デバイスをサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[USB System Idle Power Optimizing Setting]
set usb-system-idle-power-optimizing-setting-config usb-idle-power-optimizing
USB EHCI のアイドル時電力消費を減らすために USB システムにアイドル時電力最適化設定を使用するかどうか。 この設定で選択した値によって、パフォーマンスが影響を受けることがあります。 次のいずれかになります。
[USB Front Panel Access Lock]
set usb-front-panel-access-lock-config usb-front-panel-lock
USB の前面パネルのロックが、USB ポートに前面パネルからアクセス可能または不可能に設定されます。 次のいずれかになります。
[Port 60/64 Emulation]
set UsbEmul6064
完全な USB キーボード レガシー サポートのために 60h/64h エミュレーションをシステムでサポートするかどうか。 次のいずれかになります。
[USB Port:Front]
set UsbPortFront
前面パネルの USB デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。
[USB Port:Internal]
set UsbPortInt
内部 USB デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。
[USB Port:KVM]
set UsbPortKVM
KVM ポートがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。
[USB Port:Rear]
set UsbPortRear
背面パネルの USB デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。
[USB Port:SD Card]
set UsbPortSdCard
SD カード ドライブがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。
[USB Port:VMedia]
set UsbPortVMedia
仮想メディア デバイスがイネーブルかディセーブルか。 次のいずれかになります。
[All USB Devices]
set AllUsbDevices
すべての物理および仮想 USB デバイスがイネーブルであるか、ディセーブルであるか。 次のいずれかになります。
PCI 設定の BIOS 設定
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができる PCI 設定の BIOS 設定を示しています。
名前 説明 [Max Memory Below 4G]
set max-memory-below-4gb-config max-memory
システム設定に応じて、PAE 非対応のオペレーティング システムのメモリ使用量を BIOS で 4 GB 以下に最大化するかどうか。 次のいずれかになります。
[Memory Mapped IO Above 4Gb Config]
set memory-mapped-io-above-4gb-config memory-mapped-io
64 ビット PCI デバイスの 4 GB 以上のアドレス空間に対するメモリ マップド I/O をイネーブルにするか、ディセーブルにするか。 レガシーなオプション ROM は 4 GB を超えるアドレスにアクセスできません。 PCI デバイスが 64 ビット対応でも、レガシーなオプション ROM を使用する場合は、この設定をイネーブルにしても正しく機能しない場合があります。 次のいずれかになります。
[VGA Priority]
set VGAPriority
システムに複数の VGA デバイスがある場合は、VGA グラフィックス デバイスのプライオリティを設定できます。 次のいずれかになります。
[onboard]:オンボード VGA デバイスにプライオリティが与えられます。 BIOS ポスト画面および OS ブートはオンボード VGA ポートを介して実行されます。
[offboard]:PCIE グラフィックス アダプタにプライオリティが与えられます。 BIOS ポスト画面および OS ブートは外部グラフィックス アダプタ ポートを介して実行されます。
[onboard-vga-disabled]:PCIE グラフィックス アダプタにプライオリティが与えられ、オンボード VGA デバイスはディセーブルになります。
(注) オンボード VGA がディセーブルなると、vKVM は機能しません。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) Cisco UCSS B シリーズ サーバでは、オンボード VGA デバイスだけがサポートされます。
LOM および PCIe スロットの BIOS 設定
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる USB BIOS 設定の一覧を示します。
名前 説明 [All Onboard LOM Ports] ド
set AllLomPortControl
すべての LOM ポートがイネーブルであるか、ディセーブルであるか。 次のいずれかになります。
[LOM Port n OptionROM]
set LomnpromControlPort
n で指定された LOM ポートでオプション ROM を使用できるかどうか。 次のいずれかになります。
[PCIe Slot:SAS OptionROM]
set PcieSASOptionROM
オプション ROM が SAS ポートで使用できるかどうか。 次のいずれかになります。
[PCIe Slot:n Link Speed]
set PCIe Slot:nLinkSpeed
このオプションを使用すると、PCIe スロット n に装着されているアダプタ カードの最大速度を制限できます。 次のいずれかになります。
ブート オプションの BIOS 設定
次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して行うことができるブート オプションの BIOS 設定を示しています。
名前 説明 [Boot Option Retry]
set boot-option-retry-config retry
BIOS でユーザ入力を待機せずに非 EFI ベースのブート オプションを再試行するかどうか。 次のいずれかになります。
[Intel Entry SAS RAID]
set intel-entry-sas-raid-config sas-raid
Intel SAS Entry RAID モジュールがイネーブルかどうか。 次のいずれかになります。
[Intel Entry SAS RAID Module]
set intel-entry-sas-raid-config sas-raid-module
Intel SAS Entry RAID モジュールをどのように設定するか。 次のいずれかになります。
[Onboard SCU Storage Support]
set onboard-sas-storage-config onboard-sas-ctrl
オンボード ソフトウェア RAID コントローラをサーバで使用できるかどうか。 次のいずれかになります。
サーバ管理 BIOS 設定
[General Settings]
名前 説明 [Assert Nmi on Serr]
set assert-nmi-on-serr-config assertion
システム エラー(SERR)の発生時に、BIOS がマスク不能割り込み(NMI)を生成し、エラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。
[Assert Nmi on Perr]
set assert-nmi-on-perr-config assertion
プロセッサ バス パリティ エラー(PERR)の発生時に、BIOS がマスク不能割り込み(NMI)を生成し、エラーをログに記録するかどうか。 次のいずれかになります。
[OS Boot Watchdog Timer]
set os-boot-watchdog-timer-config os-boot-watchdog-timer
BIOS が、定義済みのタイム アウト値を持つウォッチドッグ タイマーをプログラムするかどうか。 タイマーが切れる前にオペレーティング システムのブートを完了しない場合、CIMC はシステムをリセットし、エラーがログに記録されます。 次のいずれかになります。
[disabled]:サーバのブートにかかる時間をトラッキングするためにウォッチドッグ タイマーは使用されません。
[enabled]:サーバのブートにかかる時間をウォッチドッグ タイマーでトラッキングします。 サーバが事前に定義した時間内にブートしない場合、CIMC はシステムをリセットし、エラーを記録します。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
この機能には、オペレーティング システムのサポートまたは Intel 管理ソフトウェアが必要です。
[OS Boot Watchdog Timer Timeout Policy]
set os-boot-watchdog-timer-policy-config os-boot-watchdog-timer-policy
ウォッチドッグ タイマーが切れた場合にシステムで実行されるアクション。 次のいずれかになります。
[power-off]:OS ブート中にウォッチドッグ タイマーが期限切れになった場合、サーバは電源オフになります。
[Reset]:OS のブート中にウォッチドッグ タイマーが切れた場合、サーバはリセットされます。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にだけ利用できます。
[OS Boot Watchdog Timer Timeout]
set os-boot-watchdog-timer-timeout-config os-boot-watchdog-timer-timeout
BIOS でウォッチドッグ タイマーの設定に使用されるタイムアウト値。 次のいずれかになります。
[5-minutes]:ウォッチドッグ タイマーは OS ブート開始から 5 分後に期限切れになります。
[10-minutes]:ウォッチドッグ タイマーは OS ブート開始から 10 分後に期限切れになります。
[15-minutes]:ウォッチドッグ タイマーは OS ブート開始から 15 分後に期限切れになります。
[20-minutes]:ウォッチドッグ タイマーは OS ブート開始から 20 分後に期限切れになります。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
このオプションは、[OS Boot Watchdog Timer] をイネーブルにした場合にだけ利用できます。
コンソール リダイレクション設定
名前 説明 [Console Redirection]
set console-redir-config console-redir
POST および BIOS のブート中に、シリアル ポートをコンソール リダイレクションに使用できるようにします。 BIOS のブートが完了し、オペレーティング システムがサーバを担当すると、コンソール リダイレクションは関連がなくなり、無効になります。 次のいずれかになります。
[disabled]:POST 中にコンソール リダイレクションは発生しません。
[serial-port-a]:POST 中のコンソール リダイレクションのためシリアル ポート A をイネーブルにします。 このオプションはブレード サーバおよびラックマウント サーバに対して有効です。
[serial-port-b]:コンソール リダイレクションのためシリアル ポート B をイネーブルにし、サーバ管理タスク実行を許可します。 このオプションは、ラックマウント サーバでのみ有効です。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) このオプションをイネーブルにする場合は、POST 中に表示される Quiet Boot のロゴ画面もディセーブルにします。
[Flow Control]
set console-redir-config flow-control
フロー制御にハンドシェイク プロトコルを使用するかどうか。 送信要求/クリア ツー センド(RTS/CTS)を使用すると、隠れた端末問題が原因で発生する可能性があるフレーム コリジョンを減らすことができます。 次のいずれかになります。
[none]:フロー制御は使用されません。
[rts-cts]:RTS/CTS がフロー制御に使用されます。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この設定は、リモート ターミナル アプリケーション上の設定と一致している必要があります。
[BAUD Rate]
set console-redir-config baud-rate
シリアル ポートの伝送速度として使用されるボー レート。 [Console Redirection] をディセーブルにした場合は、このオプションを使用できません。 次のいずれかになります。
[9600]:ボー レート 9600 が使用されます。
[19200]:ボー レート 19200 が使用されます。
[38400]:ボー レート 38400 が使用されます。
[57600]:ボー レート 57600 が使用されます。
[115200]:ボー レート 115200 が使用されます。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この設定は、リモート ターミナル アプリケーション上の設定と一致している必要があります。
[Terminal Type]
set console-redir-config terminal-type
コンソール リダイレクションに使用される文字フォーマットのタイプ。 次のいずれかになります。
[pc-ansi]:PC-ANSI 端末フォントが使用されます。
[vt100]:サポートされている vt100 ビデオ端末とその文字セットが使用されます。
[vt100-plus]:サポートされている vt100-plus ビデオ端末とその文字セットが使用されます。
[vt-utf8]:UTF-8 文字セットのビデオ端末が使用されます。
[platform-default]:BIOSは、サーバ タイプとベンダーの BIOS デフォルト値に含まれるこの属性の値を使用します。
(注) この設定は、リモート ターミナル アプリケーション上の設定と一致している必要があります。
[Legacy OS Redirect]
set console-redir-config legacy-os-redir
シリアル ポートでレガシーなオペレーティング システム(DOS など)からのリダイレクションをイネーブルにするかどうか。 次のいずれかになります。
BIOS ポリシー
BIOS ポリシーは、サーバまたはサーバ グループに対する BIOS 設定の設定を自動化するポリシーです。 ルート組織内のすべてのサーバに対して使用可能なグローバル BIOS ポリシーを作成するか、サブ組織の階層に対してだけ使用可能な BIOS ポリシーを作成できます。
BIOS ポリシーを使用するには、次の手順を実行します。
サービス プロファイルの関連付け時に、Cisco UCS Manager はサーバ上の BIOS 設定を BIOS ポリシー内の設定と一致するように変更します。 BIOS ポリシーを作成せず、BIOS ポリシーをサービス プロファイルに割り当てていない場合は、サーバの BIOS 設定にそのサーバ プラットフォームのデフォルトが使用されます。
デフォルトの BIOS 設定
Cisco UCS Managerには、Cisco UCS がサポートするサーバの各タイプのための 1 セットのデフォルト BIOS 設定が含まれます。 デフォルト BIOS 設定は、ルート組織だけで使用でき、グローバルです。 Cisco UCS でサポートされている各サーバ プラットフォームには、1 セットの BIOS 設定だけを適用できます。 デフォルト BIOS 設定は変更できますが、デフォルト BIOS 設定の追加セットの作成はできません。
デフォルト BIOS 設定の各セットは、サポートされているサーバの特定のタイプに合わせて設計されており、サービス プロファイルに BIOS ポリシーが含まれていない、特定のタイプのすべてのサーバに適用されます。
Cisco UCS 実装にサーバ特定の設定によって満たされない特定の要件がない限り、Cisco UCS ドメインのサーバの各タイプ用に設計されたデフォルト BIOS 設定を使用するよう推奨します。
Cisco UCS Manager により、これらのサーバ プラットフォーム固有の BIOS 設定が次のように適用されます。
Cisco UCS Manager によって提供されるデフォルトの BIOS 設定は変更できます。 ただし、デフォルトの BIOS 設定に対する変更は、その特定のタイプまたはプラットフォームのすべてのサーバに適用されます。 特定のサーバの BIOS 設定だけを変更する場合は、BIOS ポリシーを使用することを推奨します。
BIOS ポリシーの作成
手順
(注)
Cisco UCS Manager は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定による BIOS 設定の変更を Cisco Integrated Management Controller(CIMC)バッファにプッシュします。 これらの変更はバッファ内にとどまり、サーバがリブートされるまでは有効になりません。
設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードなど一部の設定は、すべてのCisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織で組織モードを開始します。 デフォルト組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create bios-policy policy-name BIOS ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織 BIOS ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 BIOS 設定を設定します。 CLI コマンドに関する各 BIOS 設定のオプションの詳細については、次のトピックを参照してください。
[Main] ページ: メイン BIOS 設定
[Processor] ページ: プロセッサの BIOS 設定
[Intel Directed IO] ページ: Intel Directed I/O の BIOS 設定
[RAS Memory] ページ: RAS メモリの BIOS 設定
[Serial Port] ページ: シリアル ポートの BIOS 設定
[USB] ページ: USB の BIOS 設定
[PCI Configuration] ページ: PCI 設定の BIOS 設定
[Boot Options] ページ: ブート オプションの BIOS 設定
[Server Management] ページ: サーバ管理 BIOS 設定
ステップ 4 UCS-A /org/bios-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
BIOS デフォルトの変更
手順設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードなど一部の設定は、すべてのCisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。
Cisco UCS 実装にサーバ特定の設定によって満たされない特定の要件がない限り、Cisco UCS ドメインのサーバの各タイプ用に設計されたデフォルト BIOS 設定を使用するよう推奨します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope system システム モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /system # scope server-defaults サーバ デフォルト モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /system/server-defaults # show platform (任意)すべてのサーバのプラットフォームの説明を表示します。
ステップ 4 UCS-A /system/server-defaults # scope platform platform-description 指定したサーバでサーバ デフォルト モードを開始します。 platform-description 引数に、次のフォーマットを使用して show platform コマンドによって表示されるサーバの説明を入力します:"vendor" モデル リビジョン。
ヒント ベンダーは、すべての句読点を含む show platform コマンドで表示されるとおり正確に入力する必要があります。
ステップ 5 UCS-A /system/server-defaults/platform # scope bios-settings サーバでサーバ デフォルト BIOS 設定モードを開始します。
ステップ 6 BIOS 設定を再設定します。 CLI コマンドに関する各 BIOS 設定のオプションの詳細については、次のトピックを参照してください。
[Main] ページ: メイン BIOS 設定
[Processor] ページ: プロセッサの BIOS 設定
[Intel Directed IO] ページ: Intel Directed I/O の BIOS 設定
[RAS Memory] ページ: RAS メモリの BIOS 設定
[Serial Port] ページ: シリアル ポートの BIOS 設定
[USB] ページ: USB の BIOS 設定
[PCI Configuration] ページ: PCI 設定の BIOS 設定
[Boot Options] ページ: ブート オプションの BIOS 設定
[Server Management] ページ: サーバ管理 BIOS 設定
ステップ 7 UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、プラットフォームの NUMA デフォルト BIOS 設定を変更し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope server-defaults UCS-A /system/server-defaults # show platform Platform: Product Name Vendor Model Revision ------------ ---------- ---------- -------- Cisco B200-M1 Cisco Systems, Inc. N20-B6620-1 0 UCS-A /system/server-defaults # scope platform "Cisco Systems, Inc." N20-B6620-1 0 UCS-A /system/server-defaults/platform # scope bios-settings UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings # set numa-config numa-optimization disabled UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings* # commit-buffer UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings #サーバの実際の BIOS 設定の表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-id / server-id 指定サーバのシャーシ サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # scope bios 指定したサーバで BIOS モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /chassis/server/bios # scope bios-settings 指定したサーバで BIOS 設定モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /chassis/server/bios/bios-settings # show setting BIOS 設定を表示します。 show ? と入力して、 setting で使用可能な値のリストを表示します。
CIMC セキュリティ ポリシー
- IPMI アクセス プロファイル
- IPMI アクセス プロファイルの設定
- IPMI アクセス プロファイルの削除
- IPMI アクセス プロファイルへのエンドポイント ユーザの追加
- IPMI アクセス プロファイルからのエンドポイント ユーザの削除
- KVM 管理ポリシー
- KVM 管理ポリシーの設定
IPMI アクセス プロファイル
このポリシーでは、IP アドレスを使用して、IPMI コマンドを直接サーバに送信できるかどうかを決定することができます。 たとえば、CIMC からセンサー データを取得するためのコマンドを送信することができます。 このポリシーは、サーバでローカルに認証可能なユーザ名とパスワードを含む IPMI アクセス、およびこのアクセスが読み取り専用か、読み取りと書き込みであるかを定義します。
また、IPMI アクセス プロファイルの IPMI over LAN を無効または有効にして、リモート接続を制限することもできます。 デフォルトでは、IPMI over LAN は、関連付けされていないすべてのサーバ、および IPMI アクセス ポリシーがないすべてのサーバで無効になっています。 IPMI アクセス ポリシーを作成すると、デフォルトで、IPMI over LAN が「有効」に設定されます。 この値を「無効」に変更しない場合は、関連するすべてのサーバで IPMI over LAN が有効になります。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
IPMI アクセス プロファイルの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create ipmi-access-profile profile-name 指定された IPMI アクセス プロファイルを作成し、組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/ipmi-access-profile # set ipmi-over-lan {disable | enable} リモート接続を確立できるかどうかを決定します。
(注) IPMI over LAN はデフォルトでは、すべての関連付けられていないサーバ上と、IPMI アクセス ポリシーがないすべてのサーバ上でディセーブルになっています。 IPMI アクセス ポリシーを作成すると、IPMI over LAN はデフォルトでイネーブルに設定されます。 値を変更してディセーブルにしないと、IPMI over LAN は関連するすべてのサーバでイネーブルになります。
ステップ 4 UCS-A /org/ipmi-access-profile # create ipmi-user ipmi-user-name 指定されたエンドポイント ユーザを作成して、組織 IPMI アクセス プロファイル エンドポイント ユーザ モードを開始します。
(注) IPMI アクセス プロファイル内には、それぞれが独自のパスワードと権限を持つエンドポイント ユーザを複数作成できます。
ステップ 5 UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set password エンドポイント ユーザのパスワードを設定します。
set password コマンドの入力後、パスワードの入力と確認を求められます。 セキュリティ上の理由から、入力したパスワードは CLI には表示されません。
ステップ 6 UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set privilege {admin | readonly} エンドポイント ユーザが管理権限と読み取り専用権限のいずれを持つかを指定します。
ステップ 7 UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次の例は、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルを作成し、bob という名前のエンドポイント ユーザを作成し、bob のパスワードと権限を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile* # create ipmi-user bob UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set privilege readonly UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #
IPMI プロファイルをサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方に含めます。
IPMI アクセス プロファイルの削除
IPMI アクセス プロファイルへのエンドポイント ユーザの追加
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope ipmi-access-profile profile-name 指定した IPMI アクセス プロファイルの組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/ipmi-access-profile # create ipmi-user ipmi-user-name 指定されたエンドポイント ユーザを作成して、組織 IPMI アクセス プロファイル エンドポイント ユーザ モードを開始します。
(注) IPMI アクセス プロファイル内には、それぞれが独自のパスワードと権限を持つエンドポイント ユーザを複数作成できます。
ステップ 4 UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set password エンドポイント ユーザのパスワードを設定します。
set password コマンドの入力後、パスワードの入力と確認を求められます。 セキュリティ上の理由から、入力したパスワードは CLI には表示されません。
ステップ 5 UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set privilege {admin | readonly} エンドポイント ユーザが管理権限と読み取り専用権限のいずれを持つかを指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例では、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルに alice という名前のエンドポイント ユーザを追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile* # create ipmi-user alice UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set privilege readonly UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #IPMI アクセス プロファイルからのエンドポイント ユーザの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope ipmi-access-profile profile-name 指定した IPMI アクセス プロファイルの組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/ipmi-access-profile # delete ipmi-user epuser-name IPMI アクセス プロファイルから指定したエンドポイント ユーザを削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/ipmi-access-profile # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
KVM 管理ポリシー
このポリシーを使用して、KVM 経由でサーバにアクセスするときに vMedia 暗号化を有効にするかどうかを指定できます。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
KVM 管理ポリシーの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create kvm-mgmt-policy policy-name 指定された KVM 管理ポリシーを作成し、組織 KVM 管理ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/kvm-mgmt-policy # set descr description (任意) ポリシーの説明を記します。
ステップ 4 UCS-A /org/kvm-mgmt-policy # set vmedia-encryption {disable | enable} vMedia の暗号化をイネーブルにするかディセーブルにするかを指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ローカル ディスク設定ポリシー
このポリシーは、ローカル ドライブのオンボード RAID コントローラを通じて、サーバ上にインストールされているオプションの SAS ローカル ドライブを設定します。 このポリシーでは、ローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられたすべてのサーバに対して、ローカル ディスク モードを設定できるようにします。
ローカル ディスク モードには次のものがあります。
[ローカルストレージなし]:ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。 このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。
[RAID 0がストライプ済み]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。 データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。
[RAID 1がミラー済み]:データが 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合でも完全なデータ冗長性を提供します。 最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。
[任意の設定]:変更なしのローカル ディスク設定を転送するサーバ設定で使用します。
[RAIDなし]:RAID を削除し、ディスク MBR およびペイロードを変更しない状態のままにするサーバ設定で使用します。
[RAIDなし] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、ディスクの内容は削除されません。 そのため、[RAIDなし] モードの適用後にサーバでの違いがわからないことがあります。 よって、ポリシーの RAID 設定と、サーバの タブに表示される実際のディスク設定とが一致しない場合があります。
以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除するには、[RAIDなし] コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。
[RAID 5が部分的にストライプ済み]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化されます。 各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。 RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。
[RAID 6が部分的にデュアルストライプ済み]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して、最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。 データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。
[RAID 10がミラーおよびストライプ済み]:RAID 10 はミラー化されたディスクのペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。
[RAID 50が部分的にストライプおよびストライプ済み]:データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと複数のディスク故障耐性を提供します。
[RAID 60部分的にストライプおよびストライプ済み] :データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと優れたディスク故障耐性を提供します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このポリシーを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
すべてのローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
ローカル ディスク設定ポリシーを作成する前に、次のガイドラインを考慮してください。
B200 M1 または M2 のデフォルト ローカル ディスク設定ポリシーを使用して、B200 M3 にサービス プロファイルを割り当てないでください。
B200 M1 および M2 サーバと B200 M3 サーバのストレージ コントローラで提供される RAID/JBOD サポートは異なっているため、B200M1 または M2 サーバのデフォルト ローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルを B200 M3 サーバに割り当てたり、再割り当てを行ったりすることはできません。 デフォルトのローカル ディスク設定ポリシーには、[任意の設定] モードまたは JBOD 設定が含まれます。
RAID 用に設定されているローカル ディスク設定ポリシーに関するガイドライン
MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバ用のローカル ディスク設定ポリシーに RAID 設定を設定する
ブレード サーバまたは統合されたラックマウント サーバに MegaRAID コントローラが搭載されている場合、そのサーバのサービス プロファイルに含まれるローカル ディスク設定ポリシーでドライブの RAID 設定を設定する必要があります。 これを実行するには、そのサーバに定義されている RAID モードのいずれかを使用して、サービス プロファイルのローカル ディスク設定ポリシーを設定するか、[任意の設定] モードと LSI ユーティリティ ツールセットを使用して、RAID ボリュームを作成します。
OS をインストールする前に RAID LUN を設定していないと、インストール時にディスク検出エラーが発生し、「No Device Found」といったエラー メッセージが表示される可能性があります。
サーバ プロファイルで [任意の設定] モードが指定されている場合、RAID 1 クラスタ移行後にサーバが起動しない
RAID 1 クラスタの移行後、サービス プロファイルをサーバに関連付ける必要があります。 サービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに RAID 1 ではなく [任意の設定] モードが設定されていると、RAID LUN は、関連付け中およびその後も「非アクティブ」状態のままになります。 その結果、サーバは起動できなくなります。
この問題を回避するには、サーバに関連付けるサービス プロファイルに、移行前の元のサービス プロファイルとまったく同じローカル ディスク設定ポリシーが含まれるようにし、[任意の設定] モードは含まれないようにします。
MegaRAID ストレージ コントローラを搭載したサーバ上で JBOD モードを使用しない
MegaRAID ストレージ コントローラが搭載されたブレード サーバまたは統合ラックマウント サーバ上で JBOD モードまたは JBOD 操作を設定または使用しないでください。 JBOD モードと操作は、このサーバで完全に機能するよう設計されていません。
統合されたラックマウント サーバ内の RAID ボリュームと RAID コントローラはそれぞれ 1 つまで
Cisco UCS Manager と統合されているラックマウント サーバは、Cisco UCS Centralサーバ上に存在するハード ドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。
統合されたラックマウント サーバ内のローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 Cisco UCS Manager との統合では、ローカル ハード ドライブが単一のラックマウント サーバ内の複数の RAID コントローラに接続することはサポートされていません。 そのため、Cisco UCS Manager と統合されるラックマウント サーバを発注する際は、単一の RAID コントローラ構成を要求することを推奨します。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ラックマウント サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager では、そのような設定はサポートされていません。
ブレード サーバ内の RAID ボリュームと RAID コントローラはそれぞれ 1 つまで
ブレード サーバは、サーバ内に存在するドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。 ローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。 たとえば、B200 M3 に LSI コントローラと Intel Patsburg コントローラが搭載されていても、LSI コントローラだけが RAID コントローラして使用できます。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ブレード サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。 Cisco UCS Manager では、そのような設定はサポートされていません。
ミラー RAID で選択されるディスクの数は 2 つまでにする
ミラー RAID で選択されたディスクの数が 2 つを超えると、RAID 1 は RAID 10 LUN として作成されます。 この問題は、Cisco UCS B440 M1 サーバと B440 M2 サーバで発生する可能性があります。
一部のサーバの特定の RAID 設定オプションでは、ライセンスが必要
一部の Cisco UCS サーバには、特定の RAID 設定オプションのライセンスが必要です。 Cisco UCS Manager で、このローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルとサーバを関連付けると、Cisco UCS Manager によって選択された RAID オプションに適切なライセンスが備わっているかが確認されます。 問題がある場合は、サービス プロファイルを関連付ける際に、Cisco UCS Manager に設定エラーが表示されます。
特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『ハードウェア インストール ガイド』を参照してください。
ローカル ディスク設定ポリシーの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create local-disk-config-policy policy-name ローカル ディスク設定ポリシーを作成し、ローカル ディスク設定ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/local-disk-config-policy # set descr description (任意) ローカル ディスク設定ポリシーに説明を記入します。
ステップ 4 UCS-A /org/local-disk-config-policy # set mode {any-configuration | no-local-storage | no-raid | raid-0-striped | raid-1-mirrored | raid-5-striped-parity | raid-6-striped-dual-parity | raid-10-mirrored-and-striped} ローカル ディスク設定ポリシーのモードを指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/local-disk-config-policy # set protect {yes | no} サーバは、サービス プロファイルとの関連付けが解除されても、ローカル ディスク設定ポリシー内の設定を保持するかどうかを指定します。
注意 サーバ内の 1 つ以上のディスクに障害が発生すると、[設定の保護] は機能しなくなります。
サービス プロファイルがサーバから関連付けを解除され、新しいサービス プロファイルが関連付けられると、新しいサービス プロファイルの Protect Configuration プロパティの設定が優先され、前のサービス プロファイルの設定が上書きされます。
(注) このオプションが有効な状態でサーバとサービス プロファイルの関連付けを解除した後、そのサーバに新しいサービス プロファイルを関連付け、そのサービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに前とは異なるプロパティが含まれていると、サーバから設定不一致のエラーが返され、関連付けは失敗します。
ステップ 6 UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state {enable | disable} FlexFlash SD カードのサポートをイネーブルにするかを指定します。
ステップ 7 UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-raid-reporting-state {enable | disable} FlexFlash RAID レポートのサポートをイネーブルにするかを指定します。
(注) インストールされている SD カードが 1 つだけの場合、FlexFlash インベントリに RAID 状態が [Disabled]、RAID ヘルスが [NA] と表示されます。
ステップ 8 UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ローカル ディスク設定ポリシーを設定し、トランザクションをコミットます。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create local-disk-config-policy DiskPolicy7 UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set mode raid-1-mirrored UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set protect yes UCS-A /org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy #ローカル ディスク設定ポリシーの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # show local-disk-config-policy policy-name ローカル ディスク ポリシーを表示します。 ローカル ディスク ポリシーを設定していない場合は、(create local-disk-config コマンドで作成された)ローカル ディスク設定が表示されます。
(create local-disk-config コマンドで設定された)ローカル ディスク定義を表示します。 Serial over LAN 定義が設定されていない場合、およびポリシーが(set local-disk-config-policy コマンドを使用して)設定されている場合、ポリシーが表示されます。
ローカル ディスク設定ポリシーの削除
FlexFlash のサポート
概要
Cisco UCS B シリーズおよび C シリーズ M3 および M4 サーバは内部セキュア デジタル(SD)メモリ カードをサポートします。 SD カードは、Cisco Flexible Flash ストレージ コントローラ(SD カード用スロットが 2 つある PCI ベースのコントローラ)によってホストされます。 カードには、HV と呼ばれる単一のパーティションが含まれます。 FlexFlash がイネーブルの場合、Cisco UCS Manager には、BIOS とホスト オペレーティング システムの両方に対する USB ドライブとして HV パーティションが表示されます。
FlexFlash はデフォルトでディセーブルになっています。 サービス プロファイルで使用されるローカル ディスク ポリシーで FlexFlash をイネーブルにできます。 FlexFlash がローカル ディスク ポリシーでイネーブルと定義され、サーバが SD カードをサポートしている場合、FlexFlash コントローラはサービス プロファイルを関連付ける際にイネーブルになります。 サーバが SD カードをサポートしていない場合や CIMC バージョンが古い場合は、構成エラーメッセージが表示されます。
サポートされるサーバで FlexFlash をディセーブルにすると、ホストの再起動がトリガーされ、再起動の警告メッセージが表示されます。 FlexFlash コントローラは、関連サービス プロファイルの関連付け解除の一環としてもディセーブルになります。
FlexFlash コントローラはデュアル SD カード用の RAID-1 をサポートします。 FlexFlash スクラブ ポリシーを作成しサーバを再認識することで RAID ペアに新しい SD カードを設定できます。 FlexFlash スクラブ ポリシーは、両方のカードの HV パーティションを削除し、そのカードを正常な RAID 状態にすることができます。
(注)
ペアリングが完了したらすぐにスクラブ ポリシーをディセーブルにします。
HV パーティションから起動するには、SD カードがサービス プロファイルで使用されるブート ポリシーで定義されている必要があります。
FlexFlash ファームウェア管理
FlexFlash コントローラ ファームウェアは、CIMC イメージの一部としてバンドルされます。 CIMC をアップグレードする際に、最新のファームウェア バージョンが FlexFlash コントローラで使用可能な場合、コントローラは管理されなくなり、FlexFlash インベントリには、コントローラ ステータスが [Waiting For User Action]、コントローラ ヘルスが [Old Firmware Running] と表示されます。 FlexFlash コントローラのファームウェアをアップグレードするには、ボード コントローラの更新を行う必要があります。 詳細については、適切な『Cisco UCS B-Series Firmware Management Guide(Cisco UCS B シリーズのファームウェアの管理ガイド)』を参照してください。
制限事項:
16 GB の SD カードのみサポートされます。
ラック サーバの SD カードをブレード サーバで使用したり、ブレード サーバの SD カードをラック サーバで使用することは推奨されません。 サーバ タイプ間での SD カードの交換は SD カードのデータ損失につながる可能性があります。
一部の Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバには、4 つのパーティション(HV、HUU、SCU、ドライバ)を持つ SD カードが搭載されています。 Cisco UCS Manager では HV パーティションのみが表示されます。 FlexFlash スクラブ ポリシーを使用して、4 つのパーティションを持つ SD カードを単一 HV パーティション カードに移行できます。
FlexFlash コントローラは RAID-1 同期(ミラー再構築)をサポートしません。 SD カードが RAID デグレード状態である場合、あるいはメタデータ エラーがコントローラによって報告された場合は、FlexFlash スクラブ ポリシーを実行して RAID のためのカードを組み合わせる必要があります。 FlexFlash スクラブ ポリシーの詳細については、スクラブ ポリシー を参照してください。 次の条件によって RAID デグレードやメタデータ エラーが引き起こされる可能性があります。
サーバのファームウェア バージョンは、2.2(1a) 以上が必要です。
FlexFlash SD カードのサポートのイネーブルまたはディセーブル
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope local-disk-config-policy policy-name 指定したローカル ディスク設定ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state {enable | disable} FlexFlash SD カードのサポートをイネーブルにするかを指定します。
ステップ 4 UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-raid-reporting-state {enable | disable} FlexFlash RAID レポートのサポートをイネーブルにするかを指定します。
(注) インストールされている SD カードが 1 つだけの場合、FlexFlash インベントリに RAID 状態が [Disabled]、RAID ヘルスが [NA] と表示されます。
ステップ 5 UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer トランザクションをシステムにコミットします。
次の例では、ローカル ディスク設定ポリシー デフォルトの FlexFlash SD カードのサポートおよび FlexFlash RAID レポート ステートをイネーブルにし、システムへのトランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org/ UCS-A /org # scope local-disk-config-policy default UCS-A /org/local-disk-config-policy #set flexflash-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy# #set flexflash-raid-reporting-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy #スクラブ ポリシー
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中にサーバのローカル データおよび BIOS 設定に何が起こるか、サーバがいつ再認識されるか、またはサーバとサービス プロファイルの関連付けがいつ解除されるかを決定します。
(注)
ローカル ディスク スクラブ ポリシーは、Cisco UCS Manager によって管理されるハード ドライブにのみ適用され、USB ドライブなど他のデバイスには適用されません。スクラブ ポリシーの設定によっては、そのようなときに次の処理が行われます。
FlexFlash スクラブ
FlexFlash スクラブにより、新規またはデグレードした SD カードの組み合わせ、FlexFlash メタデータの設定エラーの解決、4 パーティションの旧式 SD カードから単一パーティション SD カードへの移行を実行することができます。 スクラブ ポリシーを含むサービス プロファイルとサーバとの関連付けが解除されるとき、またはサーバが再認識されるときに、SD カードに対して次のいずれかが発生します。
有効になっている場合は、PNUOS フォーマット ユーティリティにより SD カードの HV パーティションがフォーマットされます。 SD カードが 2 枚ある場合、それらカードは RAID-1 ペアになっており、両方のカードの HV パーティションが有効と見なされます。 スロット 1 のカードはプライマリ、スロット 2 のカードはセカンダリと見なされます。
無効になっている場合は、既存の SD カード設定が保持されます。
(注)
FlexFlash スクラブを行うと SD カードの HV パーティションが消去されるため、FlexFlash スクラブを実行する前に、ホスト オペレーティング システム用の適切なユーティリティを使用して SD カードの完全バックアップを行うことを推奨します。
サービス プロファイルのメタデータ設定の不具合を解決するには、FlexFlash スクラブを実行する前に、ローカル ディスク設定ポリシーの FlexFlash を無効にして、サーバが再認識された後に FlexFlash を有効にする必要があります。
ペアリングが完了したら、またはメタデータの不具合が解決したら、ただちにスクラブ ポリシーを無効にしてください。
スクラブ ポリシーの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create scrub-policy policy-name スクラブ ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織スクラブ ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/scrub-policy # set descr description (任意) スクラブ ポリシーの説明を記入します。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/scrub-policy # set disk-scrub {no | yes} 次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでのディスク スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。
ステップ 5 UCS-A /org/scrub-policy # set bios-settings-scrub {no | yes} 次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでの BIOS 設定スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。
ステップ 6 UCS-A /org/scrub-policy # set flexflash-scrub {no | yes} 次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでの flexflash スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。
ステップ 7 UCS-A /org/scrub-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ScrubPolicy2 という名前のスクラブ ポリシーを作成し、スクラブ ポリシーを使用するサーバでディスクのスクラブをイネーブルにし、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create scrub-policy ScrubPolicy2 UCS-A /org/scrub-policy* # set descr "Scrub disk but not BIOS." UCS-A /org/scrub-policy* # set disk-scrub yes UCS-A /org/scrub-policy* # set bios-settings-scrub no UCS-A /org/scrub-policy* # set flexflash-scrub no UCS-A /org/scrub-policy* # commit-buffer UCS-A /org/scrub-policy #スクラブ ポリシーの削除
DIMM の修正可能なエラー処理
Cisco UCS Manager では、DIMM が事前定義されたウィンドウにおいて修正可能な重大エラーに遭遇した場合、ステータスが Degraded と表され、機能しないデバイスと見なされます。
DIMM の修正可能なエラー処理機能により、サーバ内のすべての DIMM に関する修正可能および修正不可能なメモリ エラーをすべてリセットできます。 エラー設定をリセットすると、当該 DIMM のエラー数はクリアされ、ステータスは操作可能に変わり、DIMM のセンサー状態がリセットされます。
メモリ エラーのリセット
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope chassis chassis-num 指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A/chassis # scope server server-num 指定したサーバのサーバ モードを開始します。 ステップ 3 UCS-A/chassis/server # reset-all-memory-errors サーバ内のすべての DIMM で発生した修正可能および修正不可能なエラーをリセットします。 ステップ 4 UCS-A /chassis/server* # commit-buffer 保留中のすべてのトランザクションをコミットします。
DIMM のブラックリスト化
Cisco UCS Manager で、デュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)の状態は、SEL イベント レコードに基づいています。 BIOS が BIOS ポスト中のメモリ テスト実行時に修正不可能なメモリ エラーに遭遇した場合、DIMM は不良と判別されます。 不良と判別された DIMM は機能しないデバイスと見なされます。
DIMM のブラックリスト化を有効にすると、Cisco UCS Manager はメモリ テスト実行メッセージをモニタし、DIMM SPD データ内でメモリ エラーに遭遇した DIMM をブラックリストに載せます。 これにより、ホストは修正不可能な ECC エラーに遭遇した DIMM をマップから外すことができます。
DIMM のブラックリストのイネーブル化
手順メモリ ポリシーは、Cisco UCS ドメインの既存のサーバ、およびメモリ ポリシーを設定した後で追加されたサーバに適用できるグローバル ポリシーです。
(注)
本グローバル ポリシーをサービス プロファイルに追加できません。
Cisco UCS B シリーズ M1 ブレード サーバはこの機能をサポートしません。
Cisco UCS C シリーズ ラック サーバへのサポートは今後のリリースで可能になる予定です。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org / ルート組織モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /org # memory-config-policy default グローバル メモリ ポリシーのメモリ ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/memory-config-policy # set blacklisting enabled DIMM のブラックリストは、ドメイン レベル ポリシーでイネーブルにされ、これらの変更は、その特定のドメイン内のすべてのサーバに適用されます。
(注) サーバの CIMC が DIMM のブラックリストをサポートしない場合、info level 障害が生成されます。
ステップ 4 UCS-A /org/memory-config-policy* # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、DIMM のブラックリストをイネーブルにする例を示します。UCS-A# scope org / UCS-A /chassis/org # scope memory-config-policy default UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # set blacklisting enabled UCS-A /chassis/org/memory-config-policy* # commit-buffer UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # show detail Memory Config Policy: Blacklisting: enabledSerial over LAN ポリシー
このポリシーは、このポリシーを使用するサービス プロファイルと関連付けられているすべてのサーバに対する Serial over LAN 接続の設定を行います。 デフォルトでは、Serial over LAN 接続はディセーブルにされています。
Serial over LAN ポリシーを実装する場合、IPMI プロファイルを作成することも推奨します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
Serial over LAN ポリシーの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create sol-policy policy-name Serial over LAN ポリシーを作成し、組織 LAN Serial over LAN ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/sol-policy # set descr description (任意) ポリシーの説明を記します。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/sol-policy # set speed {115200 | 19200 | 38400 | 57600 | 9600} シリアル ボー レートを指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/sol-policy # {disable | enable} Serial over LAN ポリシーをディセーブルまたはイネーブルにします。 デフォルトでは、Serial over LAN ポリシーはディセーブルです。ポリシーを適用する前にイネーブルにする必要があります。
ステップ 6 UCS-A /org/sol-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、Sol9600 という名前の Serial over LAN ポリシーを作成し、ポリシーの説明を指定し、速度を 9,600 ボーに設定し、ポリシーをイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create sol-policy Sol9600 UCS-A /org/sol-policy* # set descr "Sets serial over LAN policy to 9600 baud." UCS-A /org/sol-policy* # set speed 9600 UCS-A /org/sol-policy* # enable UCS-A /org/sol-policy* # commit-buffer UCS-A /org/sol-policy #Serial over LAN ポリシーの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # show sol-policy policy-name (create sol-config コマンドで設定された)Serial over LAN 定義を表示します。 Serial over LAN 定義が設定されていない場合、およびポリシーが(set sol-policy コマンドを使用して)設定されている場合、ポリシーが表示されます。
Serial over LAN ポリシーの削除
サーバ自動構成ポリシー
サーバ自動構成ポリシーの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create server-autoconfig-policy policy-name サーバ自動構成ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ自動構成ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set descr description (任意) ポリシーの説明を記します。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set destination org org-name (任意) サーバを使用する組織を指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set qualifier server-qual-name (任意) サーバの資格認定にサーバ プール ポリシー資格情報を使用するように指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set template profile-name (任意) サーバのサービス プロファイル インスタンスを作成するために使用するサービス プロファイル テンプレートを指定します。
ステップ 7 UCS-A /org/server-autoconfig-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、AutoConfigFinance というサーバ自動構成ポリシーを作成し、ポリシーに説明を加え、宛先組織として finance を、サーバ プール ポリシー資格情報として ServPoolQual22 を、サービス プロファイル テンプレートとして ServTemp2 を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-autoconfig-policy AutoConfigFinance UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set descr "Server Autoconfiguration Policy for Finance" UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set destination org finance UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set qualifier ServPoolQual22 UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set template ServTemp2 UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # commit-buffer UCS-A /org/server-autoconfig-policy #サーバ自動構成ポリシーの削除
サーバ ディスカバリ ポリシー
サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org / ルート組織モードを開始します。
(注) シャーシ ディスカバリ ポリシーは、ルート組織からしかアクセスできません。
ステップ 2 UCS-A /org # create server-disc-policy policy-name サーバ ディスカバリ ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ ディスカバリ ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-disc-policy # set action {diag | immediate | user-acknowledged} システムが新しいサーバの検出を試みるタイミングを指定します。
ステップ 4 UCS-A /org/chassis-disc-policy # set descr description (任意) サーバ ディスカバリ ポリシーに説明を加えます。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 5 UCS-A /org/server-disc-policy # set qualifier qualifier (任意) 指定されたサーバ プール ポリシー資格情報をこのポリシーとサーバ プールを関連付けるために使用します。
ステップ 6 UCS-A /org/server-disc-policy # set scrub-policy このポリシーが使用するスクラブ ポリシーを指定します。 スクラブ ポリシーは、検出時にサーバのディスク ドライブをきれいにスクラブするかどうかを定義します。
ステップ 7 UCS-A /org/server-disc-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次の例は、ServDiscPolExample という名前のサーバ ディスカバリ ポリシーを作成し、すぐに新しいサーバを検出するように設定し、ポリシーについて説明を加え、サーバ プール ポリシー資格情報とスクラブ ポリシーを指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create server-disc-policy ServDiscPolExample UCS-A /org/server-disc-policy* # set action immediate UCS-A /org/server-disc-policy* # set descr "This is an example server discovery policy." UCS-A /org/server-disc-policy* # set qualifier ExampleQual UCS-A /org/server-disc-policy* # set scrub-policy NoScrub UCS-A /org/server-disc-policy # commit-buffer
サーバ ディスカバリ ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方に含めます。
サーバ ディスカバリ ポリシーの削除
サーバ継承ポリシーの設定
手順VIC アダプタが搭載されたブレード サーバまたはラックマウント サーバ(Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードなど)、サーバのアイデンティティ値が製造時にサーバ ハードウェアに書き込まれていません。 その結果、アダプタのアイデンティティは、デフォルト プールから取得する必要があります。 デフォルト プールに、サーバに割り当てるのに十分なエントリが格納されていない場合、サービス プロファイルの関連付けが設定エラーで失敗します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create server-inherit-policy policy-name サーバ継承ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ継承ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-inherit-policy # set descr description (任意) ポリシーの説明を記します。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/server-inherit-policy # set destination org org-name (任意) サーバを使用する組織を指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/server-inherit-policy # set qualifier server-qual-name (任意) サーバの資格認定にサーバ プール ポリシー資格情報を使用するように指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/server-inherit-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、InheritEngineering という名前のサーバ継承ポリシーを作成し、ポリシーに説明を加え、宛先組織として engineering を、サーバ プール ポリシー資格情報として ServPoolQual22 を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-inherit-policy InheritEngineering UCS-A /org/server-inherit-policy* # set descr "Server Inheritance Policy for Engineering" UCS-A /org/server-inherit-policy* # set destination org engineering UCS-A /org/server-inherit-policy* # set qualifier ServPoolQual22 UCS-A /org/server-inherit-policy* # commit-buffer UCS-A /org/server-inherit-policy #サーバ継承ポリシーの削除
サーバ プール ポリシー
このポリシーはサーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。 これは、サーバ プール ポリシー資格情報により、サーバと、ポリシーで指定されたターゲット プールが一致した場合にどのような処理が行われるかを定義します。
サーバが複数のプールに適合したときに、これらのプールにサーバ プール ポリシーがあった場合、このサーバはこれらすべてのプールに追加されます。
サーバ プール ポリシーの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create pooling-policy policy-name サーバ プール ポリシーを指定された名前で作成し、組織プール ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/pooling-policy # set descr description (任意) サーバ プール ポリシーに説明を加えます。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/pooling-policy # set pool pool-distinguished-name サーバ プール ポリシーで使用するサーバ プールを指定します。 プールの完全識別名を指定する必要があります。
ステップ 5 UCS-A /org/pooling-policy # set qualifier qualifier-name サーバ プール ポリシーで使用するサーバ プール修飾子を指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/pooling-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ServerPoolPolicy4 という名前のサーバ プール ポリシーを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create pooling-policy ServerPoolPolicy4 UCS-A /org/pooling-policy* # set pool org-root/compute-pool-pool3 UCS-A /org/pooling-policy* # set qualifier ServPoolQual8 UCS-A /org/pooling-policy* # commit-buffer UCS-A /org/pooling-policy #サーバ プール ポリシーの削除
サーバ プール ポリシー資格情報
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中に実行されたサーバのインベントリに基づいて、サーバを資格認定します。 資格情報は、サーバが選択基準を満たすかどうかを判断するために、ポリシーで設定されたルールです。 たとえば、データセンター プールのサーバの最小メモリ容量を指定するルールを作成できます。
資格情報は、サーバ プール ポリシーだけではなく、その他のポリシーでも、サーバを配置するために使用されます。 たとえば、サーバがある資格ポリシーの基準を満たしている場合、このサーバを 1 つ以上のサーバ プールに追加したり、自動的にサービス プロファイルと関連付けたりできます。
サーバ プール ポリシー資格情報を使用すると、次の基準に従ってサーバを資格認定できます。
実装によっては、サーバ プール ポリシー資格情報を使用して、次を含む複数のポリシーを設定する必要があります。
サーバ プール ポリシーの資格情報の作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create server-qual server-qual-name サーバ プール資格情報を指定された名前で作成し、組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次の例は、ServPoolQual22 という名前のサーバ プール資格情報を作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
次のサーバ コンポーネントの 1 つ以上の資格情報を設定します。
サーバ プール ポリシーの資格情報の削除
アダプタ資格情報の作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # create adapter アダプタ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報アダプタ モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual/adapter # create cap-qual adapter-type 指定されたアダプタ タイプのアダプタ容量資格を作成して、組織サーバ資格アダプタ容量資格情報モードを開始します。 adapter-type 引数には、次の任意の値を設定できます。
fcoe:Fibre Channel over Ethernet
non-virtualized-eth-if:非仮想化イーサネット インターフェイス
non-virtualized-fc-if:非仮想化ファイバ チャネル インターフェイス
path-encap-consolidated:パス カプセル化統合
path-encap-virtual:パス カプセル化仮想
protected-eth-if:保護されたイーサネット インターフェイス
protected-fc-if:保護されたファイバ チャネル インターフェイス
protected-fcoe:保護された Fibre Channel over Ethernet
virtualized-eth-if:仮想化イーサネット インターフェイス
virtualized-fc-if:仮想ファイバ チャネル インターフェイス
virtualized-scsi-if:仮想化 SCSI インターフェイス
ステップ 5 UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual # set maximum {max-cap | unspecified} 選択したアダプタ タイプの最大容量を指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例では、非仮想化イーサネット インターフェイスのアダプタ資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create adapter UCS-A /org/server-qual/adapter* # create cap-qual non-virtualized-eth-if UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual* # set maximum 2500000000 UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual #アダプタ資格情報の削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # delete adapter サーバ プール ポリシー資格情報からアダプタ資格情報を削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
シャーシ資格情報の設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # create chassis min-chassis-num max-chassis-num 指定されたシャーシ範囲のシャーシ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報シャーシ モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual/chassis # create slot min-slot-num max-slot-num 指定されたスロット範囲のシャーシ スロット資格情報を作成し、組織サーバ資格情報シャーシ スロット モードを開始します。
ステップ 5 UCS-A /org/server-qual/chassis/slot # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、シャーシ 1 および 2 のスロット 1 ~ 4 にシャーシ資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual* # create chassis 1 2 UCS-A /org/server-qual/chassis* # create slot 1 4 UCS-A /org/server-qual/chassis/slot* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/chassis/slot #シャーシ資格情報の削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # delete chassis min-chassis-num max-chassis-num 指定されたシャーシ範囲のシャーシ資格情報を削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
CPU 資格情報の作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # create cpu CPU 資格情報を作成し、組織サーバ資格情報プロセッサ モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual/cpu # set arch {any | dual-core-opteron | intel-p4-c | opteron | pentium-4 | turion-64 | xeon | xeon-mp} プロセッサのアーキテクチャ タイプを指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxcores {max-core-num | unspecified} プロセッサの最大コア数を指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/server-qual/cpu # set mincores {min-core-num | unspecified} プロセッサの最小コア数を指定します。
ステップ 7 UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxprocs {max-proc-num | unspecified} プロセッサの最大数を指定します。
ステップ 8 UCS-A /org/server-qual/cpu # set minprocs {min-proc-num | unspecified} プロセッサの最小数を指定します。
ステップ 9 UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxthreads {max-thread-num | unspecified} スレッドの最大数を指定します。
ステップ 10 UCS-A /org/server-qual/cpu # set minthreads {min-thread-num | unspecified} スレッドの最小数を指定します。
ステップ 11 UCS-A /org/server-qual/cpu # set stepping {step-num | unspecified} プロセッサのステッピング番号を指定します。
ステップ 12 UCS-A /org/server-qual/cpu # set model-regex regex プロセッサ モデル名が一致する必要のある正規表現を指定します。
ステップ 13 UCS-A /org/server-qual/cpu # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、CPU 資格を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create processor UCS-A /org/server-qual/cpu* # set arch xeon UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxcores 8 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set mincores 4 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxprocs 2 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set minprocs 1 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxthreads 16 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set minthreads 8 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set stepping 5 UCS-A /org/server-qual/cpu* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/cpu #CPU 資格情報の削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # delete cpu プロセッサ資格情報を削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
電源グループ資格情報の作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # create power-group power-group-name 指定された電源グループ名の電源グループ資格情報を作成します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
電源グループ資格情報の削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # delete power-group power-group-name 指定された電源グループ資格情報を削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
メモリ資格情報の作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # create memory メモリ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報メモリ モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual/memory # set clock {clock-num | unspec} メモリのクロック速度を指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/server-qual/memory # set maxcap {max-cap-num | unspec} メモリ アレイの最大容量を指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/server-qual/memory # set mincap {min-cap-num | unspec} メモリ アレイの最小容量を指定します。
ステップ 7 UCS-A /org/server-qual/memory # set speed {speed-num | unspec} メモリ データ レートを指定します。
ステップ 8 UCS-A /org/server-qual/memory # set units {unit-num | unspec} メモリ ユニット(メモリ基板にマウントされている DRAM チップ)の数を指定します。
ステップ 9 UCS-A /org/server-qual/memory # set width {width-num | unspec} データ バスのビット幅を指定します。
ステップ 10 UCS-A /org/server-qual/memory # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、メモリ資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create memory UCS-A /org/server-qual/memory* # set clock 1067 UCS-A /org/server-qual/memory* # set maxcap 4096 UCS-A /org/server-qual/memory* # set mincap 2048 UCS-A /org/server-qual/memory* # set speed unspec UCS-A /org/server-qual/memory* # set units 16 UCS-A /org/server-qual/memory* # set width 64 UCS-A /org/server-qual/memory* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/memory #メモリ資格情報の削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # delete memory メモリ資格情報を削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
物理的な資格情報の作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # create physical-qual 物理的な資格情報を作成し、組織サーバ資格情報物理モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual/physical-qual # set model-regex regex モデル名が一致する必要のある正規表現を指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/server-qual/physical-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
物理的な資格情報の削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # delete physical-qual 物理的な資格情報を削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ストレージ資格情報の作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # create storage ストレージ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報ストレージ モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual/storage # set blocksize {block-size-num | unknown} ストレージ ブロック サイズを指定します。
ステップ 5 UCS-A /org/server-qual/storage # set diskless {no | unspecified | yes } 使用できるストレージがディスクレスである必要があるかどうかを指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/server-qual/storage # set flexflash-num-cards {ff_card-num | unknown} FlexFlash カードの数を指定します。
ステップ 7 UCS-A /org/server-qual/storage # set maxcap {max-cap-num | unknown} ストレージ アレイの最大容量を指定します。
ステップ 8 UCS-A /org/server-qual/storage # set mincap {min-cap-num | unknown} ストレージ アレイの最小容量を指定します。
ステップ 9 UCS-A /org/server-qual/storage # set numberofblocks {block-num | unknown} ブロック数を指定します。
ステップ 10 UCS-A /org/server-qual/storage # set perdiskcap {disk-cap-num | unknown} ディスク単位の容量を指定します。
ステップ 11 UCS-A /org/server-qual/storage # set units {unit-num | unspecified} ストレージ デバイス数を指定します。
ステップ 12 UCS-A /org/server-qual/storage # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ストレージ資格情報を作成および設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create storage UCS-A /org/server-qual/storage* # set blocksize 512 UCS-A /org/server-qual/storage* # set maxcap 420000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set mincap 140000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set numberofblocks 287277984 UCS-A /org/server-qual/storage* # set perdiskcap 140000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set units 1 UCS-A /org/server-qual/storage* # set flexflash-num-cards 2 UCS-A /org/server-qual/storage* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/storage #ストレージ資格情報の削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name 指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/server-qual # delete storage ストレージ資格情報を削除します。
ステップ 4 UCS-A /org/server-qual/ # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
vNIC/vHBA 配置ポリシー
vNIC/vHBA 配置ポリシーは、以下を決定するために使用されます。
各 vNIC/vHBA 配置ポリシーには、物理アダプタの仮想表現である 4 つの vCon が含まれています。 vNIC/vHBA 配置ポリシーがサービス プロファイルに割り当てられ、サービス プロファイルがサーバに関連付けられると、vNIC/vHBA 配置ポリシーの vCon が物理アダプタに割り当てられ、vNIC と vHBA がそれらの vCon に割り当てられます。
1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを搭載したブレード サーバまたはラック サーバの場合、Cisco UCS は、サーバのタイプと選択された仮想スロット マッピング スキーム([Round Robin] または [Linear Ordered])に基づいて vCon を割り当てます。 使用可能なマッピング スキームの詳細については、vCon のアダプタへの配置 を参照してください。
Cisco UCS は、vCon の割り当て後、vNIC と vHBA を各 vCon の選択プリファレンスに基づいて割り当てます。これは次のいずれかになります。
all:設定されたすべての vNIC と vHBA が vCon に割り当てられます。明示的な割り当て、割り当て解除、動的のいずれかとなります。 これがデフォルトです。
assigned-only:vNICs と vHBA を vCon に明示的に割り当てる必要があります。 サービス プロファイルや vNIC または vHBA のプロパティにより、明示的に割り当てることができます。
exclude-dynamic:動的な vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は静的な vNIC と vHBA に使用可能で、割り当て解除または明示的な割り当てを行います。
exclude-unassigned:割り当て解除された vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は動的な vNIC や vHBA の他、明示的に割り当てられた静的な vNIC や vHBA に使用できます。
[ExcludeusNIC]exclude-usni:Cisco usNICs を vCon に割り当てることができません。 vCon は他のすべての設定された vNIC と vHBA で使用できます。それらが明示的に vCon に割り当てられているか、未割り当てか、動的であるかについては問いません。
(注)
[ExcludeusNIC]exclude-usnic に設定された vCon に明示的に割り当てられている SRIOV usNIC は割り当てられたままになります。
vNIC/vHBA 配置ポリシーをサービス プロファイルに含めない場合、Cisco UCS Manager はデフォルトで、vCon マッピング スキームを [Round Robi]、vNIC/vHBA 選択プリファレンスを [All] に設定し、各アダプタの機能と相対的な処理能力に基づいて vNIC と vHBA をアダプタに配分します。
vCon のアダプタへの配置
Cisco UCS は、サービス プロファイル内のすべての vCon をサーバ上の物理アダプタにマッピングします。 マッピングの実行方法、およびサーバ内の特定のアダプタへの vCon の割り当て方法は、次の条件によって決まります。
サーバのタイプ。 2 つのアダプタ カードを搭載した N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバは、他のサポートされるラック サーバまたはブレード サーバとは異なるマッピング スキームを使用します。
サーバ内のアダプタの数。
vNIC/vHBA 配置ポリシー内の仮想スロット マッピング スキームの設定(該当する場合)。
vNIC および vHBA を vCon に割り当てるための vNIC/vHBA 選択環境設定を設定するときは、この配置を検討する必要があります。
(注)
vCon のアダプタへの配置は、アダプタの PCIE スロット番号とは関係ありません。 vCon の配置のために使用されるアダプタ番号は、アダプタの PCIE スロット番号ではなく、サーバ検出中にそれらに割り当てられる ID です。
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバでの vCon のアダプタへの配置
vCon のアダプタへの配置(他のすべてのサポート対象サーバの場合)
N20-B6620-2 と N20-B6625-2 ブレード サーバに加え、Cisco UCS でサポートされるその他すべてのサーバにおいて、vCon の割り当ては、サーバ内のアダプタの数および仮想スロット マッピング スキームによって異なります。
1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを搭載したブレード サーバまたはラック サーバの場合、Cisco UCS は、選択された仮想スロット マッピング スキーム(「ラウンドロビン」または「線形順序」)に基づいて vCon を割り当てます。
表 1 ラウンドロビン マッピング スキームを使用した vCon のアダプタへの配置 アダプタの数 vCon1 の割り当て vCon2 の割り当て vCon3 の割り当て vCon4 の割り当て 1
アダプタ1
アダプタ1
アダプタ1
アダプタ1
2
アダプタ1
アダプタ2
アダプタ1
アダプタ2
3
アダプタ1
アダプタ2
アダプタ3
アダプタ2
4
アダプタ1
アダプタ2
アダプタ3
アダプタ4
ラウンドロビンはデフォルトのマッピング スキームです。
表 2 線形順序マッピング スキームを使用した vCon のアダプタへの配置 アダプタの数 vCon1 の割り当て vCon2 の割り当て vCon3 の割り当て vCon4 の割り当て 1
アダプタ1
アダプタ1
アダプタ1
アダプタ1
2
アダプタ1
アダプタ1
アダプタ2
アダプタ2
3
アダプタ1
アダプタ2
アダプタ3
アダプタ3
4
アダプタ1
アダプタ2
アダプタ3
アダプタ4
(注)
Cisco UCS B440 M2 ブレード サーバ内の 2 つのアダプタで vCon ポリシーを使用している場合は、次のマッピングに注意してください。
vCon への vNIC/vHBA の割り当て
Cisco UCS Manager には、vNIC/vHBA 配置ポリシーによって vCon に vNIC および vHBA を割り当てる 2 種類のオプション(明示的割り当てと暗黙的割り当て)があります。
vNIC および vHBA の明示的割り当て
明示的割り当てでは、vCon を指定してから、vNIC または vHBA を割り当てるアダプタを指定します。 この割り当てオプションは、サーバ上のアダプタに vNIC および vHBA を配布する方法を決める必要がある場合に使用します。
明示的割り当ての場合、vCon および関連付ける vNIC と vHBA を設定するには、次の手順を実行します。vNIC や vHBA をそれらのタイプ用に設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって、設定エラーを示すメッセージ表示されます。
サービス プロファイルの関連付け中、Cisco UCS Manager は、ポリシーの設定に従って vNIC および vHBA を割り当てる前に、設定された vNIC および vHBA の配置をサーバ内の物理アダプタの数および機能と比較して検証します。 負荷分散は、このポリシーで設定された vCon およびアダプタへの明示的な割り当てに基づいて実行されます。
1 つ以上の vNIC または vHBA の割り当てがアダプタでサポートされない場合、Cisco UCS Manager はサービス プロファイルに対してエラーを発生させます。
vNIC および vHBA の暗黙的割り当て
暗黙的割り当てでは、Cisco UCS Manager は vCon を決定した後で、アダプタの機能とそれらの相対的な処理能力に基づいて vNIC または vHBA を割り当てるアダプタを決定します。 この割り当てオプションは、vNIC または vHBA を割り当てるアダプタがシステム設定において重要ではない場合に使用します。
暗黙的割り当ての場合に vCon を設定するには、次の手順を実行します。
vCon 設定を [All]、[Exclude Dynamic]、または [Exclude Unassigned] に設定します。 vCon は、vNIC/vHBA 配置ポリシーを使用して設定するか、サーバに関連付けられているサービス プロファイルで設定できます。
vCon 設定を [Assigned Only] にしないでください。 この設定を使用して暗黙的割り当てを実行することはできません。
vNIC または vHBA を vCon に割り当てないでください。
サービス プロファイルの関連付け中、Cisco UCS Manager は、サーバ内の物理アダプタの数および機能を検証し、それに従って vNIC および vHBA を割り当てます。 負荷分散はアダプタの機能に基づいて実行され、vNIC および vHBA の配置は、システムで決定された実際の順序に従って実行されます。 たとえば、あるアダプタが他のアダプタよりも多くの vNIC を処理できる場合、そのアダプタにはより多くの vNIC が割り当てられます。
アダプタがそのサーバに対して設定された vNIC と vHBA の数をサポートしていない場合は、Cisco UCS Manager によってサービス プロファイルに対するエラーが生成されます。
デュアル アダプタ環境での vNIC の暗黙的割り当て
各スロットにアダプタ カードを搭載したデュアル スロット サーバで暗黙的な vNIC 割り当てを使用する場合、Cisco UCS Manager は通常、次のように vNIC/vHBA を割り当てます。
サーバの両方のスロットに同じアダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、各アダプタに vNIC と vHBA を半分ずつ割り当てます。
サーバに 1 つの非 VIC アダプタと 1 つの VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC と 2 つの vHBA を非 VIC アダプタに割り当て、残りの vNIC と vHBA を VIC アダプタに割り当てます。
サーバに 2 つの異なる VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つのアダプタの相対的な処理能力に基づいて、vNIC と vHBA を比例的に割り当てます。
次の例は、サポートされるアダプタ カードのさまざまな組み合わせに対して、Cisco UCS Manager が vNIC と vHBA を割り当てる一般的な方法を示しています。
4 つの vNIC と、2 つの Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711アダプタ(それぞれに 2 つの vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は 2 つの vNIC を各アダプタに割り当てます。
50 の vNIC と、Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタ(2 つの vNIC)および Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 の vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC を Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタに割り当て、48 の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
150 の vNIC と、Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 の vNIC)および Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードアダプタ(256 の vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は、50 の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当て、100 の vNIC を Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
(注)
vNIC をファブリック フェールオーバー用に設定し、ダイナミック vNIC をサーバ用に設定した場合に、この暗黙的な割り当てに対する例外が発生します。
1 つのアダプタが vNIC フェールオーバーをサポートしない環境で vNIC ファブリック フェールオーバーを含む設定を行った場合、Cisco UCS Manager は、ファブリック フェールオーバーが有効になっているすべての vNIC を、それらをサポートしているアダプタに暗黙的に割り当てます。 ファブリック フェールオーバー用に設定された vNIC のみが設定に含まれている場合、それらをサポートしてないアダプタには vNIC が暗黙的に割り当てられません。 一部の vNIC がファブリック フェールオーバー用に設定され、一部の vNIC がそうでない場合、Cisco UCS Manager は、上記の比率に従って、すべてのフェールオーバー vNIC をそれらをサポートしているアダプタに割り当て、少なくとも 1 つの非フェールオーバー vNIC をそれらをサポートしていないアダプタに割り当てます。
ダイナミック vNIC が含まれる設定では、同様の暗黙的な割り当てが発生します。 Cisco UCS Manager は、すべてのダイナミック vNIC をそれらをサポートするアダプタに割り当てます。 ただし、ダイナミック vNIC とスタティック vNIC の組み合わせでは、少なくとも 1 つのスタティック vNIC がダイナミック vNIC をサポートしていないアダプタに割り当てられます。
vNIC/vHBA 配置ポリシーの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create vcon-policy policy-name 指定された vNIC/vHBA 配置プロファイルを作成し、組織 vCon ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/vcon-policy # set descr description (任意) vNIC/vHBA 配置プロファイルの説明を提供します。
256 文字以下で入力します。 次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/vcon-policy # set mapping-scheme {round-robin | linear-ordered} (任意) 1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS が選択された仮想スロット マッピング スキームに基づいて、vCon を割り当てます。 次のいずれかになります。
方式:2 つのアダプタ カードを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 と vCon3 をアダプタ 1 に、vCon2 と vCon4 をアダプタ 2 に割り当てます。
3 つのアダプタ カードを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 と vCon4 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に割り当てます。
これがデフォルトのスキームです。
方式:Cisco UCS が vCon1 と vCon2 をアダプタ 1 に、vCon3 と vCon4 をアダプタ 2 に割り当てます。
3 つのアダプタ カードを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に割り当て、 vCon3 と vCon4 をアダプタ 3 に割り当てます。
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバの場合は、2 つのアダプタを左から右に、vCon を右から左に数えます。 これらのブレード サーバの 1 台が 1 つのアダプタを持つ場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。 サーバが 2 つのアダプタを持つ場合は、vCon の割り当ては仮想スロット マッピング スキームに基づいて行われます。
ステップ 5 UCS-A /org/vcon-policy # set vcon {1 | 2 | 3 | 4} selection {all | assigned-only | exclude-dynamic | exclude-unassigned} 指定された vCon に選択プリファレンスを指定します。 次のオプションがあります。
all:設定されたすべての vNIC と vHBA が vCon に割り当てられます。明示的な割り当て、割り当て解除、動的のいずれかとなります。 これがデフォルトです。
assigned-only:vNICs と vHBA を vCon に明示的に割り当てる必要があります。 サービス プロファイルや vNIC または vHBA のプロパティにより、明示的に割り当てることができます。
exclude-dynamic:動的な vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は静的な vNIC と vHBA に使用可能で、割り当て解除または明示的な割り当てを行います。
exclude-unassigned:割り当て解除された vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。 vCon は動的な vNIC や vHBA の他、明示的に割り当てられた静的な vNIC や vHBA に使用できます。
[ExcludeusNIC]exclude-usni:Cisco usNICs を vCon に割り当てることができません。 vCon は他のすべての設定された vNIC と vHBA で使用できます。それらが明示的に vCon に割り当てられているか、未割り当てか、動的であるかについては問いません。
(注) [ExcludeusNIC]exclude-usnic に設定された vCon に明示的に割り当てられている SRIOV usNIC は割り当てられたままになります。
ステップ 6 UCS-A /org/vcon-policy # commit-buffer トランザクションをコミットします。
次の例では、Adapter1All という名前の vNIC/vHBA 配置ポリシーを作成し、vCons マッピング方式を [Linear Ordered] に設定し、割り当てられた vNIC および vHBA のみがアダプタ 1 に配置できるよう指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vcon-policy Adapter1 UCS-A /org/vcon-policy* # set descr "This profile places all vNICs and vHBAs on adapter 1." UCS-A /org/vcon-policy* # set mapping-scheme linear-ordered UCS-A /org/vcon-policy* # set vcon 1 selection assigned-only UCS-A /org/vcon-policy* # commit-buffer UCS-A /org/vcon-policy* # UCS-A /org #vNIC/vHBA 配置ポリシーの削除
vCon への vNIC の明示的割り当て
はじめる前に手順vNIC/vHBA 配置ポリシーまたはサービス プロファイルで次のいずれかの値を使用して、vCon を設定します。
vCon で [All] が設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 しかし、この設定ではほとんど制御ができません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name vCon に明示的に割り当てる vNIC があるサービス プロファイルを含む組織で組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope service-profile profile-name 指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic-name 指定した vnic で組織サービス プロファイル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/service-profile/vnic # set vcon {1 | 2 | 3 | 4 | any} 指定した vNIC の vCon(仮想ネットワーク インターフェイス接続)の配置を設定します。
いずれかの値を入力すると、Cisco UCS Manager は vNIC の割り当て先の vCon を判別できます。
ステップ 5 UCS-A /org/service-profile/vnic # set order {order-num | unspecified} vNIC の目的の PCI 順序を指定します。
有効な値は 0 ~ 128 および未指定です。
ステップ 6 UCS-A /org/service-profile/vnic # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、vnic3 という vNIC の vCon 配置を 2 に設定し、目的の順序を 10 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic3 UCS-A /org/service-profile/vnic # set vcon 2 UCS-A /org/service-profile/vnic* # set order 10 UCS-A /org/service-profile/vnic* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/vnic #vCon への vHBA の明示的割り当て
はじめる前に手順vNIC/vHBA 配置ポリシーまたはサービス プロファイルで次のいずれかの値を使用して、vCon を設定します。
vCon で [All] が設定されている場合でも、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。 しかし、この設定ではほとんど制御ができません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name vCon に明示的に割り当てる vHBA があるサービス プロファイルを含む組織で組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope service-profile profile-name 指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/service-profile # scope vhba vhba-name 指定した vHBA で組織サービス プロファイル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /org/service-profile/vhba # set vcon {1 | 2 | 3 | 4 | any} 指定した vHBA の vCon(仮想ネットワーク インターフェイス接続)の配置を設定します。
いずれかの値を入力すると、Cisco UCS Manager は vHBA の割り当て先の vCon を判別できます。
ステップ 5 UCS-A /org/service-profile/vhba # set order {order-num | unspecified} vHBA の目的の PCI 順序を指定します。
有効な順序番号値は 0 ~ 128 および未指定です。
ステップ 6 UCS-A /org/service-profile/vhba # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、vhba3 という vHBA の vCon 配置を 2 に設定し、目的の順序を 10 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vhba vhba3 UCS-A /org/service-profile/vhba # set vcon 2 UCS-A /org/service-profile/vhba* # set order 10 UCS-A /org/service-profile/vhba* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/vhba #ダイナミック vNIC の前にスタティック vNIC を配置
最適なパフォーマンスを得るために、スタティック vNIC とスタティック vHBA は、PCIe バス上のダイナミック vNIC の前に配置する必要があります。 スタティック vNIC とは、スタティック vNIC と vHBA の両方を指します。 Cisco UCS Manager リリース 2.1 は、スタティックおよびダイナミック vNIC の順序に関する次の機能を備えています。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後、既存のサービス プロファイル(Cisco UCS Manager リリース 2.1 以前のリリースで定義されたプロファイル)に変更がない場合は、vNIC の順序は変更されません。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 へのアップグレード後、vNIC 関連の変更によって vNIC マップの順序が変更される場合があります。 その場合、結果としてすべてのダイナミック vNIC がスタティック vNIC の後に配置されます。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 で新しく作成されたサービス プロファイルでは、スタティック vNIC が常にダイナミック vNIC の前に順序付けられます。
上記の動作は、スタティック vNIC またはダイナミック vNIC の作成または削除の順番に依存しません。
SRIOV 対応のサービス プロファイルの場合は、UCSM によって対応する仮想関数(VF)の前に vNIC 物理関数(PF)が挿入されます。 この方式では、VF が PCIe バスおよび BDF 上の親 PF vNIC の近くに配置され、VF の継続的な増分順序になることが保証されます。
例
Cisco UCS Manager リリース 2.0 での当初のデバイス順序dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2Cisco UCS Manager リリース 2.0 での新たなデバイス順序(2 つのスタティック vNIC を追加)dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4Cisco UCS Manager リリース 2.1 へのアップグレード後(vNIC 関連の変更がサービス プロファイルで行われる前)dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4Cisco UCS Manager リリース 2.1 での新たなデバイス順序(ポリシー数を 2 から 4 に変更することによって 2 つのダイナミック vNIC を追加)dyn-vNIC-1 3 dyn-vNIC-2 4 eth-vNIC-1 1 eth-vNIC-2 2 dyn-vNIC-3 5 dyn-vNIC-4 6
多機能 PCIe デバイスとしてのダイナミック vNIC
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、0 機能デバイス(すべてのスタティック vNIC に対応する新しい BUS)としてスタティック vNIC をプロビジョニングします。 多機能ダイナミック vNIC は、新しいバス スロットから最後のスタティック vNIC/vHBA の後に配置されます。
(注)
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、新しい StaticZero モードをサポートしています。
表 3 バージョンの互換性 Cisco UCS Manager バージョン 1.4 方式:ZeroFunction
Version 2.0 方式:ZeroFunction/MultiFunction
バージョン 2.1 方式:ZeroFunction/MultiFunction/StaticZero
スタティックおよびダイナミック vNIC はすべて、バス [0-57]、関数 [0] 上にあります。
< ZeroFunction モード >
スタティック vNIC およびダイナミック vNIC は、バス [0-57]、関数 [0-7] 上にあります バス 0、関数 0 バス 0、関数 7
バス 1、関数 0
< MultiFunction モード >
スタティック vNIC または PF は、バス [0-57]、関数 [0] 上にあります。 SRIOV:対応する VF が同一バスおよび関数 [1-255] 上にあります。No-SRIOV:ダイナミック vNIC は、バス [0-57]、関数 [0-7] 上にあります。 < StaticZero モード>
Balboa からのアップグレードでは、バスが <= 57 になるまで BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction モードのまま)。 デバイスが 58 台を超えると、MultiFunction モードに切り替わります。
Balboa からのアップグレードでは、バスが <= 57 になるまで BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction モードのまま)。 デバイスが 58 台またはプラットフォーム固有の最大 PCIe バス数を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 Cisco UCS Manager バージョン 2.0 からのアップグレードでは、BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction/MultiFunction モードのまま)。 デバイスが 58 台またはプラットフォーム固有の最大 PCIe バス数を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 CIMC マウント vMedia
スクリプト可能な vMedia の使用
Cisco UCS Manager では、リモート UCS サーバの vMedia デバイス ISO イメージをプロビジョニングできます。 スクリプト可能な vMedia を使用して、リモート サーバに IMG または ISO イメージをマウントするようにプログラミングできます。 CIMC マウント vMedia を使用すると、メディア接続を追加することなく、データセンター内の他のマウント メディア間で通信できるようになります。 スクリプト可能な vMedia を使用すると、ブラウザを使用せずに仮想メディア デバイスを制御して、手動で各 UCS サーバを個別にマッピングできます。
スクリプト可能な vMedia は、NFS、CIFS、HTTP、および HTTPS の共有など、複数の共有タイプをサポートします。 スクリプト可能な vMedia は BIOS 設定によって有効になり、Web GUI および CLI インターフェイスを介して設定されます。
Cisco UCS Manager のスクリプト可能な vMedia は次の機能をサポートしています。
(注)
Cisco UCS Manager によるスクリプト可能な vMedia のサポートは、CIMC にマッピングされているデバイスにのみ適用されます。 既存の KVM ベースの vMedia デバイスはサポートされません。
CIMC vMedia ポリシーの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create vmedia-policy policy-name 指定されたポリシー名で vMedia ポリシーを作成します。
ステップ 3 UCS-A /org/vmedia-policy* # create vmedia-mapping mapping -name 指定されたマッピング名で vMedia ポリシーのサブディレクトリを作成します。
ステップ 4 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping # set descr description (任意) vMedia ポリシーの説明を記入します。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 5 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set device type device-type ステップ 6 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-file image-file-name リモート vMedia のイメージ ファイル名のタイプを指定します。
ステップ 7 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-path image-path リモート vMedia のイメージ パスを指定します。
ステップ 8 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set mount-protocol mount-protocol リモート vMedia のマウント プロトコルを指定します。 次のオプションがあります。
ステップ 9 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set password リモート vMedia のイメージ パスワードを指定します。
ステップ 10 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set remote-ip remote-ip リモート vMedia のイメージ IP アドレスを指定します。
ステップ 11 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set user-id user-id vMedia デバイスをマウントするためのユーザ ID を指定します。
ステップ 12 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、vMediaPolicy2 という名前の vMedia ポリシーを作成し、リモート vMedia のデバイス タイプ、マウント プロトコル、イメージの場所を選択し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vmedia-policy vmediapolicy2 UCS-A /org/vmedia-policy* # create vmedia-mapping map1 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set descr vmedia-map UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set device-type cdd UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-file-name win2011.iso UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-path cifs UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set mount-protocol cifs UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set password Password: UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set remote-ip 172.41.1.158 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set user-id Adminstrator UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # commit-buffer
(注)
vMedia ポリシーが作成されると、[Retry on Mount Fail] オプションが [Yes] に設定されます。 次に、[Retry on Mount Fail] オプションを [No] に変更する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vmedia-policy vmediapolicy2 UCS-A /org/vmedia-policy* # set retry-on-mount-fail No UCS-A /org/vmedia-policy* # commit-buffer
(注)
[Retry on Mount Fail] オプションを [No] に設定すると、「This will disable automatic retry of mount in case of any vMedia mount failure」という警告メッセージが表示されます。