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目次
この章は、次の項で構成されています。
MAC プールは、ネットワーク ID(MAC アドレス)の集合です。MAC アドレスはレイヤ 2 環境では一意で、サーバの vNIC に割り当てることができます。 サービス プロファイルで MAC プールを使用する場合は、サービス プロファイルに関連付けられたサーバで使用できるように MAC アドレスを手動で設定する必要はありません。
マルチテナント機能を実装しているシステムでは、組織階層を使用して、この MAC プールが特定のアプリケーションまたはビジネス サービスでのみ使用できるようにすることができます。 Cisco UCS は名前解決ポリシーを使用してプールから MAC アドレスを割り当てます。
サーバに MAC アドレスを割り当てるには、vNIC ポリシーに MAC プールをインクルードする必要があります。 その後、vNIC ポリシーは、そのサーバに割り当てられたサービス プロファイルに取り込まれます。
独自の MAC アドレスを指定することも、シスコから提供された MAC アドレスのグループを使用することもできます。
次の例では、pool37 という名前の MAC プールを作成し、プールに説明を加え、ブロックの最初および最後の MAC アドレスを指定して MAC アドレス ブロックを定義し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create mac-pool pool37 UCS-A /org/mac-pool* # set descr "This is my MAC pool" UCS-A /org/mac-pool* # create block 00:A0:D7:42:00:01 00:A0:D7:42:01:00 UCS-A /org/mac-pool/block* # commit-buffer UCS-A /org/mac-pool/block #
MAC プールを vNIC テンプレートに含めます。
プールを削除した場合、Cisco UCS Manager は、 でそのプールの vNIC または vHBA に割り当てられたアドレスを再割り当てしません。 削除されたプールのすべての割り当て済みブロックは、次のいずれかが起きるまで、割り当てられた vNIC または vHBA に残ります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete mac-pool pool-name | 指定された MAC プールを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、pool4 という名前の MAC プールを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete mac-pool pool4 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
この章は、次の項で構成されています。
MAC プール
MAC プールは、ネットワーク ID(MAC アドレス)の集合です。MAC アドレスはレイヤ 2 環境では一意で、サーバの vNIC に割り当てることができます。 サービス プロファイルで MAC プールを使用する場合は、サービス プロファイルに関連付けられたサーバで使用できるように MAC アドレスを手動で設定する必要はありません。
マルチテナント機能を実装しているシステムでは、組織階層を使用して、この MAC プールが特定のアプリケーションまたはビジネス サービスでのみ使用できるようにすることができます。 Cisco UCS は名前解決ポリシーを使用してプールから MAC アドレスを割り当てます。
サーバに MAC アドレスを割り当てるには、vNIC ポリシーに MAC プールをインクルードする必要があります。 その後、vNIC ポリシーは、そのサーバに割り当てられたサービス プロファイルに取り込まれます。
独自の MAC アドレスを指定することも、シスコから提供された MAC アドレスのグループを使用することもできます。
MAC プールの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create mac-pool mac-pool-name 指定された名前で MAC プールを作成し、組織 MAC プール モードを開始します。
この名前には、1 ~ 32 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
ステップ 3 UCS-A /org/mac-pool # set descr description (任意) MAC プールの説明を記入します。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/mac-pool # set assignmentorder {default | sequential} 次のいずれかになります。
ステップ 5 UCS-A /org/mac-pool # create block first-mac-addr last-mac-addr MAC アドレス ブロック(範囲)を作成し、組織 MAC プール ブロック モードを開始します。 MAC アドレス範囲の最初と最後のアドレスを nn:nn:nn:nn:nn:nn 形式を使用して指定する必要があります。アドレス間はスペースで区切ります。
(注) MAC プールには、複数の MAC アドレス ブロックを含めることができます。 複数の MAC アドレス ブロックを作成するには、組織 MAC プール モードから複数の create block コマンドを入力します。
ステップ 6 UCS-A /org/mac-pool # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次の例では、pool37 という名前の MAC プールを作成し、プールに説明を加え、ブロックの最初および最後の MAC アドレスを指定して MAC アドレス ブロックを定義し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create mac-pool pool37 UCS-A /org/mac-pool* # set descr "This is my MAC pool" UCS-A /org/mac-pool* # create block 00:A0:D7:42:00:01 00:A0:D7:42:01:00 UCS-A /org/mac-pool/block* # commit-buffer UCS-A /org/mac-pool/block #
MAC プールを vNIC テンプレートに含めます。
MAC プールの削除
手順プールを削除した場合、Cisco UCS Manager は、 でそのプールの vNIC または vHBA に割り当てられたアドレスを再割り当てしません。 削除されたプールのすべての割り当て済みブロックは、次のいずれかが起きるまで、割り当てられた vNIC または vHBA に残ります。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # delete mac-pool pool-name 指定された MAC プールを削除します。
ステップ 3 UCS-A /org # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。