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目次
この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Manager を使用して Cisco UCS ドメインのすべてのブレード サーバを管理および監視できます。 電源状態の変更など一部のブレード サーバ管理タスクは、サーバおよびサービス プロファイルから行うことができます。
残りの管理タスクは、サーバ上でだけ実行できます。
シャーシ内のブレード サーバ スロットが空の場合、そのスロットに関する情報、エラー、および障害が Cisco UCS Manager から提供されます。 サーバ ミスマッチ エラーを解決し、そのスロット内のブレード サーバを Cisco UCS Manager で再検出するために、スロットを再認識させることもできます。
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバは、Cisco UCS 拡張コネクタで接続された 2 台の Cisco UCS B260 最大幅ブレード サーバから構成されています。 各ブレード サーバはノードと呼ばれ、マスター ノードまたはスレーブ ノードになることができます。
各 Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバには 2 つの異なるノードが存在するため、以下について注意する必要があります。
マスター ノードは常に、最も大きな番号が付いたスロットのノードです。
Cisco UCS B460 ブレード サーバが Cisco UCS Manager で参照される際は、マスターのスロット番号が参照されます。
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバから Cisco UCS 拡張コネクタを取り外すと、Cisco UCS Manager GUI の [Physical Display] 領域に、両方のマスター ノード スロットと両方のスレーブ ノード スロットに [Needs Resolution] が表示されます。
ヘルス LED には、マスター ノードとスレーブ ノードの個々の状態、および両方のノードを組み合せた状態が表示されます。 複合ヘルス LED には常に、最も状態が悪いノードのステータスが表示されます。 ヘルス LED アラームは個別に表示されます。
Cisco UCS Manager GUI では、マスターまたはスレーブ ノードのロケータ LED のオン/オフを切り替えることができます。 Cisco UCS Manager CLI では、ロケータ LED のオン/オフを個々に切り替えるか、両方のロケータ LED のオン/オフを同時に切り替えることができます。
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバに対する電力制限はサーバ レベルで適用され、各ノードは合計値の 2 分の 1 に制限されます。
ファームウェアを更新すると、マスターとスレーブ ノードの両方が同時に更新されます。 個々のノードのファームウェアは更新できません。
ローカル ディスク構成はマスター ノードでのみサポートされます。
Cisco UCS B460 ブレード サーバは、マスターまたはスレーブ ノードによって生成された SEL ログを区別しません。 ログは同じページに表示され、スロット番号で区別されます。
Cisco UCS Manager GUI では、[Storage] タブの [Local Disk Configuration Policy] と [Actual Disk Configurations] 領域に、Cisco UCS B460 ブレード サーバのマスター ノードのデータだけが表示されます。 スレーブ ノード用のフィールドは表示されません。
Cisco UCS B260 M4 ブレード サーバがある場合、アップグレード キットを購入して Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバにすることができます。 詳細については、該当の『Cisco UCS Hardware Installation Guide』を参照してください。
2 台の Cisco UCS B260 M4 ブレード サーバと Cisco UCS スケーラビリティ コネクタが必要です。
Cisco UCS Manager を使ってブレード サーバを削除するか解放するかを決定する場合は、次のガイドラインを考慮してください。
解放は、ブレード サーバが物理的に存在し接続しているときに、一時的に設定から削除する場合に実行します。 解放されたブレード サーバは最終的に再稼働することが予測されるので、サーバの情報部分は、将来の使用に備え、Cisco UCS Manager によって保持されます。
削除は、ブレード サーバをシャーシから接続解除して、サーバから物理的に削除する(取り外す)場合に実行します。 ブレード サーバが物理的に存在し、シャーシに接続しているときは、Cisco UCS Manager から削除できません。 ブレード サーバの物理的な削除が完了した後、その設定を Cisco UCS Manager から削除できます。
削除時、そのブレード サーバへのアクティブ リンクは無効化され、すべてのエントリがデータベースから削除されます。サーバは検出時に割り当てられたすべてのサーバ プールから自動的に削除されます。
(注) |
自動的に削除されるのは、検出時に自動的にサーバ プールに追加されたサーバだけです。 サーバ プールに手動で追加したサーバは手動で削除する必要があります。 |
削除したブレード サーバを再び設定に追加する場合は、それを再び接続して検出する必要があります。 Cisco UCS Manager に再導入したサーバは、新しいサーバとして処理され、詳細な検出プロセスが実施されます。 このため、Cisco UCS Manager によって以前とは異なる新しい ID がサーバに割り当てられることがあります。
サーバがサービス プロファイルに関連付けられていない場合は、サーバの物理的な [Power] または [Reset] ボタンなど、サーバの電源状態を変更するために使用可能な手段をすべて使用できます。
サーバがサービス プロファイルに関連付けられているか、サービス プロファイルに割り当てられている場合は、サーバの電源状態の変更は次の方法でのみ行う必要があります。
Cisco UCS Manager GUI で、サーバに関連付けられたサーバまたはサービス プロファイルの [General] タブに移動し、[Actions] 領域で [Boot Server] または [Shutdown Server] を選択します。
Cisco UCS Manager CLI で、サーバ、またはサーバに関連付けられたサービス プロファイルに対して power up または power down コマンドを使用します。
電源がオフになっている関連サーバには、次のオプションのいずれも使用しないでください。
現在電源がオフになっているサーバに対して、リセットまたはサイクルを実施するか、サーバの物理的な [Power] ボタンを使用すると、サーバの実際の電力状態がサービス プロファイルで必要とされる電源状態の設定と同期しなくなる可能性があります。 サーバと Cisco UCS Manager 間の通信が中断した場合や、サービス プロファイルの設定が変更されると、Cisco UCS Manager によって、必要とされる電源状態がサービス プロファイルからサーバに適用される場合があり、この結果予期しない電源変更が発生する可能性があります。
電源の同期に関する問題は、次に示すように予期しないサーバの再起動につながる可能性があります。
サービス プロファイルで必要とされる電源状態 |
現在のサーバの電源状態 |
通信が中断された後のサーバの電源状態 |
||
---|---|---|---|---|
Up |
Powered Off |
電源オン |
||
Down |
電源オン |
電源オン
|
ブレード サーバまたはサーバ プールにサービス プロファイルを関連付けます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name | 指定したサービス プロファイルで組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # power up | サービス プロファイルに関連付けられたブレード サーバをブートします。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ServProf34 という名前のサービス プロファイルに関連付けられたブレード サーバをブートし、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope service-profile ServProf34 UCS-A /org/service-profile* # power up UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile #
この手順を使用して、インストールされているオペレーティング システムによりサーバをシャットダウンする場合、Cisco UCS Manager により、この OS のグレースフル シャットダウン シーケンスがトリガーされます。
ブレード サーバまたはサーバ プールにサービス プロファイルを関連付けます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name | 指定したサービス プロファイルで組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # power down | サービス プロファイルに関連付けられたブレード サーバをシャットダウンします。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ServProf34 という名前のサービス プロファイルに関連付けられたブレード サーバをシャットダウンし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile ServProf34 UCS-A /org/service-profile # power down UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-num / server-num | 指定したブレード サーバでシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # cycle {cycle-immediate | cycle-wait} | ブレード サーバの電源を再投入します。 ブレード サーバの電源再投入をただちに開始するには、cycle-immediate キーワードを使用します。保留中のすべての管理操作が完了した後に電源再投入が開始されるようスケジュールするには、cycle-wait キーワードを使用します。 |
ステップ 3 | UCS-A# commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 の電源をただちに再投入し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 2/4 UCS-A /chassis/server # cycle cycle-immediate UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
サーバをリセットすると、Cisco UCS Manager により、リセット ライン上にパルスが送信されます。 オペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを選択することができます。 オペレーティング システムでグレースフル シャットダウンがサポートされていない場合、サーバ電源の再投入が行われます。 Cisco UCS Manager に、サーバをリセットする前にすべての管理操作を完了させるオプションでは、これらの操作がサーバのリセット前に完了するかどうかは保証されていません。
(注) |
電源切断状態からサーバをブートする場合は、[Reset] を使用しないでください。 この手順を使用して電源投入を続けると、サーバの望ましい電源状態が実際の電源状態と同期しなくなり、サーバが後で予期せずシャットダウンすることがあります。 選択したサーバを電源切断状態から安全にリブートするには、[Cancel] をクリックし、[Boot Server] アクションを選択します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-num / server-num | 指定サーバのシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # reset {hard-reset-immediate | hard-reset-wait} | ブレード サーバのハード リセットを実行します。 サーバのハード リセットをただちに開始するには、hard-reset-immediate キーワードを使用します。保留中のすべての管理操作が完了した後にハード リセットが開始されるようスケジュールするには、hard-reset-wait キーワードを使用します。 |
ステップ 3 | UCS-A /server # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 のハード リセットをただちに実行し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 2/4 UCS-A /chassis/server # reset hard-reset-immediate UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
Cisco UCS Manager にサーバ、およびそのサーバのすべてのエンドポイントを再検出させる必要がある場合は、次の手順を実行します。 たとえば、サーバがディスカバリ状態など、予期していなかった状態から抜け出せなくなっている場合に、この手順を使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# acknowledge server chassis-num / server-num | 選択されたブレード サーバを認識します。 |
ステップ 2 | UCS-A# commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、シャーシ 2 のサーバ 4 を認識し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# acknowledge server 2/4 UCS-A* # commit-buffer UCS-A #
次の手順を実行する前に、サーバをシャーシから物理的に取り外します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# remove server chassis-num / server-num | 指定したブレード サーバを削除します。 |
ステップ 2 | UCS-A# commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# remove server 2/4 UCS-A* # commit-buffer UCS-A #
ブレード サーバを物理的に取り付けなおす場合は、スロットを再認識して、Cisco UCS Manager にこのサーバを再検出させる必要があります。
詳細については、ブレード サーバの認識を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# decommission server chassis-num / server-num | 指定されたブレード サーバを解放します。 |
ステップ 2 | UCS-A# commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 を解放し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# decommission server 2/4 UCS-A* # commit-buffer UCS-A #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-num / server-num | 指定したシャーシでシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # enable locator-led [multi-master | multi-slave] | ブレード サーバのロケータ LED の電源を投入します。 Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバの場合は、次のキーワードを追加できます。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 のロケータ LED の電源を投入し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 2/4 UCS-A /chassis/server # enable locator-led UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 7 のロケータ LED の電源を投入し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 2/7 UCS-A /chassis/server # enable locator-led multi-master UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-num / server-num | 指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # disable locator-led [multi-master | multi-slave] | ブレード サーバのロケータ LED の電源を切断します。 Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバの場合は、次のキーワードを追加できます。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 のロケータ LED の電源を切断し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 2/4 UCS-A /chassis/server # disable locator-led UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 7 のロケータ LED の電源を切断し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 2/7 UCS-A /chassis/server # disable locator-led multi-master UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
非常に珍しいケースですが、サーバのトラブルシューティング時に、CMOS のリセットが必要になることがあります。 この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-num / server-num | 指定したシャーシでシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # reset-cmos | ブレード サーバの CMOS をリセットします。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 の CMOS をリセットし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 2/4 UCS-A /chassis/server # reset-cmos UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
現在実行されているファームウェアで問題が発生した場合など、非常に珍しいケースですが、サーバのトラブルシューティング時に、CIMC のリセットが必要になることがあります。 この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。 CIMC のリセット後、サーバは、そのサーバで実行されているバージョンのファームウェアを使ってブートされます。
CIMC をリセットすると、CIMC がリブートするまでの間、Cisco UCS の電力モニタリング機能が短時間使用不能になります。 通常は 20 秒しかかかりませんが、その間にピーク電力制限を超える可能性があります。 非常に低い電力制限が設定された環境で、設定された電力制限を超えないようにするには、CIMC のリブートまたはアクティブ化を交互に実施することを検討してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-num / server-num | 指定したシャーシでシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # scope CIMC | シャーシ サーバ CIMC モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server/CIMC # reset | ブレード サーバの CIMC をリセットします。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/CIMC # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 の CIMC をリセットし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 2/4 UCS-A /chassis/server # scope CIMC UCS-A /chassis/server/cimc # reset UCS-A /chassis/server/cimc* # commit-buffer UCS-A /chassis/server/cimc #
非常に珍しいケースですが、ブレード サーバの問題により、破損した BIOS の復旧が必要になることがあります。 この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。 BIOS の復旧後、ブレード サーバは、そのサーバで実行されているバージョンのファームウェアを使用してブートします。
サーバ上で破損している BIOS の復旧を試行する前に、そのサーバに接続またはマップされている USB ストレージをすべて取り外します。 外部 USB ドライブが vMedia からサーバに取り付けられた、またはマップされている場合、BIOS の回復に失敗します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-id / server-id | 指定したシャーシ内の指定したブレード サーバでシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # recover-bios version | 指定した BIOS バージョンをロードし、アクティブにします。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次に、BIOS を復旧する例を示します。
UCS-A# scope server 1/7 UCS-A /chassis/server # recover-bios S5500.0044.0.3.1.010620101125 UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
システムが応答しないままになっており、Cisco UCS Manager で、CIMC から Non Maskable Interrupt(NMI)を BIOS またはオペレーティング システムに発行する必要がある場合は、次の手順を実行します。 このアクションにより、サーバにインストールされているオペレーティング システム応じて、コア ダンプまたはスタック トレースが作成されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server [chassis-num/server-num | dynamic-uuid] | 指定したサーバのサーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # diagnostic-interrupt | |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server* # commit-buffer | 保留中のすべてのトランザクションをコミットします。 |
次に、シャーシ 2 のサーバ 4 から NMI を送信し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 2/4 UCS-A /chassis/server # diagnostic-interrupt UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
ブレード ヘルス LED は、各 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバの前面にあります。 Cisco UCS Manager では、センサー故障が発生すると、ブレード ヘルス LED が緑色からオレンジ色またはオレンジ色の点滅に変化します。
ヘルス LED アラームには次の情報が表示されます。
名前 | 説明 |
---|---|
[Sensor ID] カラム |
アラームをトリガーしたセンサーの ID。 |
[Sensor Name] カラム |
アラームをトリガーしたセンサーの名前。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-id / blade-id | 指定サーバのシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # show health-led expand | 選択したサーバのヘルス LED およびセンサー アラームを表示します。 |
次の例では、シャーシ 1 サーバ 1 のヘルス LED ステータスとセンサー アラームを表示する方法を示します。
UCS-A# scope server 1/1 UCS-A /chassis/server # show health-led Health LED: Severity: Minor Reason:: P0V75_STBY:Voltage Threshold Crossed;TEMP_SENS_FRONT:Temperature Threshold Crossed; Color: Amber Oper State:: On Sensor Alarm: Severity: Minor Sensor ID: 7 Sensor Name: P0V75_STBY Alarm Desc: Voltage Threshold Crossed Severity: Minor Sensor ID: 76 Sensor Name: TEMP_SENS_FRONT Alarm Desc: Temperature Threshold Crossed Severity: Minor Sensor ID: 91 Sensor Name: DDR3_P1_D2_TMP Alarm Desc: Temperature Threshold Crossed UCS-A /chassis/server #
目次
- ブレード サーバの管理
- ブレード サーバ管理
- Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバの管理
- Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバへのアップグレード
- ブレード サーバの削除および解放に関するガイドライン
- 予期しないサーバ電力変更を回避するための推奨事項
- ブレード サーバのブート
- ブレード サーバのシャットダウン
- ブレード サーバの電源再投入
- ブレード サーバのハード リセットの実行
- ブレード サーバの認識
- シャーシからのブレード サーバの削除
- ブレード サーバの解放
- ブレード サーバのロケータ LED の電源投入
- ブレード サーバのロケータ LED の電源切断
- ブレード サーバの CMOS のリセット
- ブレード サーバの CIMC のリセット
- ブレード サーバの破損した BIOS の復旧
- ブレード サーバからの NMI の発行
- ヘルス LED アラーム
- ヘルス LED ステータスの表示
この章は、次の項で構成されています。
- ブレード サーバ管理
- ブレード サーバの削除および解放に関するガイドライン
- 予期しないサーバ電力変更を回避するための推奨事項
- ブレード サーバのブート
- ブレード サーバのシャットダウン
- ブレード サーバの電源再投入
- ブレード サーバのハード リセットの実行
- ブレード サーバの認識
- シャーシからのブレード サーバの削除
- ブレード サーバの解放
- ブレード サーバのロケータ LED の電源投入
- ブレード サーバのロケータ LED の電源切断
- ブレード サーバの CMOS のリセット
- ブレード サーバの CIMC のリセット
- ブレード サーバの破損した BIOS の復旧
- ブレード サーバからの NMI の発行
- ヘルス LED アラーム
- ヘルス LED ステータスの表示
ブレード サーバ管理
Cisco UCS Manager を使用して Cisco UCS ドメインのすべてのブレード サーバを管理および監視できます。 電源状態の変更など一部のブレード サーバ管理タスクは、サーバおよびサービス プロファイルから行うことができます。
残りの管理タスクは、サーバ上でだけ実行できます。
シャーシ内のブレード サーバ スロットが空の場合、そのスロットに関する情報、エラー、および障害が Cisco UCS Manager から提供されます。 サーバ ミスマッチ エラーを解決し、そのスロット内のブレード サーバを Cisco UCS Manager で再検出するために、スロットを再認識させることもできます。
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバの管理
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバは、Cisco UCS 拡張コネクタで接続された 2 台の Cisco UCS B260 最大幅ブレード サーバから構成されています。 各ブレード サーバはノードと呼ばれ、マスター ノードまたはスレーブ ノードになることができます。
各 Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバには 2 つの異なるノードが存在するため、以下について注意する必要があります。
マスター ノードは常に、最も大きな番号が付いたスロットのノードです。
Cisco UCS B460 ブレード サーバが Cisco UCS Manager で参照される際は、マスターのスロット番号が参照されます。
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバから Cisco UCS 拡張コネクタを取り外すと、Cisco UCS Manager GUI の [Physical Display] 領域に、両方のマスター ノード スロットと両方のスレーブ ノード スロットに [Needs Resolution] が表示されます。
ヘルス LED には、マスター ノードとスレーブ ノードの個々の状態、および両方のノードを組み合せた状態が表示されます。 複合ヘルス LED には常に、最も状態が悪いノードのステータスが表示されます。 ヘルス LED アラームは個別に表示されます。
Cisco UCS Manager GUI では、マスターまたはスレーブ ノードのロケータ LED のオン/オフを切り替えることができます。 Cisco UCS Manager CLI では、ロケータ LED のオン/オフを個々に切り替えるか、両方のロケータ LED のオン/オフを同時に切り替えることができます。
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバに対する電力制限はサーバ レベルで適用され、各ノードは合計値の 2 分の 1 に制限されます。
ファームウェアを更新すると、マスターとスレーブ ノードの両方が同時に更新されます。 個々のノードのファームウェアは更新できません。
ローカル ディスク構成はマスター ノードでのみサポートされます。
Cisco UCS B460 ブレード サーバは、マスターまたはスレーブ ノードによって生成された SEL ログを区別しません。 ログは同じページに表示され、スロット番号で区別されます。
Cisco UCS Manager GUI では、[Storage] タブの [Local Disk Configuration Policy] と [Actual Disk Configurations] 領域に、Cisco UCS B460 ブレード サーバのマスター ノードのデータだけが表示されます。 スレーブ ノード用のフィールドは表示されません。
Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバへのアップグレード
手順Cisco UCS B260 M4 ブレード サーバがある場合、アップグレード キットを購入して Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバにすることができます。 詳細については、該当の『Cisco UCS Hardware Installation Guide』を参照してください。
ステップ 1 既存の Cisco UCS B260 M4 ブレード サーバがサービス プロファイルに関連付けられていないことを確認します。 ステップ 2 1 台目のブレード サーバの上か下のシャーシに 2 台目の Cisco UCS B260 M4 ブレード サーバを挿入します。
(注) 2 台目のブレード サーバに Cisco UCS スケーラビリティ ターミネータが付いていない場合は、1 台目のブレード サーバのターミネータを使用します。
ステップ 3 両方の Cisco UCS B260 M4 ブレード サーバを停止させます。 ステップ 4 ファームウェアを同期させます。 自動的に新しいサーバを更新するには、UCSCisco UCS Manager の [Firmware Auto Sync Server] ポリシーを使用します。 詳細については、適切な『Cisco UCS B-Series Firmware Management Guide(Cisco UCS B シリーズのファームウェアの管理ガイド)』を参照してください。
ステップ 5 Cisco UCS スケーラビリティ コネクタを Cisco UCS スケーラビリティ ターミネータで置き換えます。 スロットのプレゼンスはミスマッチに変わりますが、検出はトリガーされません。
ステップ 6 新しい Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバを再認識します。
ブレード サーバの削除および解放に関するガイドライン
ブレード サーバの解放
解放は、ブレード サーバが物理的に存在し接続しているときに、一時的に設定から削除する場合に実行します。 解放されたブレード サーバは最終的に再稼働することが予測されるので、サーバの情報部分は、将来の使用に備え、Cisco UCS Manager によって保持されます。
ブレード サーバの削除
削除は、ブレード サーバをシャーシから接続解除して、サーバから物理的に削除する(取り外す)場合に実行します。 ブレード サーバが物理的に存在し、シャーシに接続しているときは、Cisco UCS Manager から削除できません。 ブレード サーバの物理的な削除が完了した後、その設定を Cisco UCS Manager から削除できます。
削除時、そのブレード サーバへのアクティブ リンクは無効化され、すべてのエントリがデータベースから削除されます。サーバは検出時に割り当てられたすべてのサーバ プールから自動的に削除されます。
(注)
自動的に削除されるのは、検出時に自動的にサーバ プールに追加されたサーバだけです。 サーバ プールに手動で追加したサーバは手動で削除する必要があります。
削除したブレード サーバを再び設定に追加する場合は、それを再び接続して検出する必要があります。 Cisco UCS Manager に再導入したサーバは、新しいサーバとして処理され、詳細な検出プロセスが実施されます。 このため、Cisco UCS Manager によって以前とは異なる新しい ID がサーバに割り当てられることがあります。
予期しないサーバ電力変更を回避するための推奨事項
サーバがサービス プロファイルに関連付けられていない場合は、サーバの物理的な [Power] または [Reset] ボタンなど、サーバの電源状態を変更するために使用可能な手段をすべて使用できます。
サーバがサービス プロファイルに関連付けられているか、サービス プロファイルに割り当てられている場合は、サーバの電源状態の変更は次の方法でのみ行う必要があります。
Cisco UCS Manager GUI で、サーバに関連付けられたサーバまたはサービス プロファイルの [General] タブに移動し、[Actions] 領域で [Boot Server] または [Shutdown Server] を選択します。
Cisco UCS Manager CLI で、サーバ、またはサーバに関連付けられたサービス プロファイルに対して power up または power down コマンドを使用します。
重要:電源がオフになっている関連サーバには、次のオプションのいずれも使用しないでください。
現在電源がオフになっているサーバに対して、リセットまたはサイクルを実施するか、サーバの物理的な [Power] ボタンを使用すると、サーバの実際の電力状態がサービス プロファイルで必要とされる電源状態の設定と同期しなくなる可能性があります。 サーバと Cisco UCS Manager 間の通信が中断した場合や、サービス プロファイルの設定が変更されると、Cisco UCS Manager によって、必要とされる電源状態がサービス プロファイルからサーバに適用される場合があり、この結果予期しない電源変更が発生する可能性があります。
電源の同期に関する問題は、次に示すように予期しないサーバの再起動につながる可能性があります。
ブレード サーバのブート
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope service-profile profile-name 指定したサービス プロファイルで組織サービス プロファイル モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/service-profile # power up サービス プロファイルに関連付けられたブレード サーバをブートします。
ステップ 4 UCS-A /org/service-profile # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ブレード サーバのシャットダウン
手順この手順を使用して、インストールされているオペレーティング システムによりサーバをシャットダウンする場合、Cisco UCS Manager により、この OS のグレースフル シャットダウン シーケンスがトリガーされます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope service-profile profile-name 指定したサービス プロファイルで組織サービス プロファイル モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /org/service-profile # power down サービス プロファイルに関連付けられたブレード サーバをシャットダウンします。
ステップ 4 UCS-A /org/service-profile # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ブレード サーバの電源再投入
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-num / server-num 指定したブレード サーバでシャーシ サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # cycle {cycle-immediate | cycle-wait} ブレード サーバの電源を再投入します。
ブレード サーバの電源再投入をただちに開始するには、cycle-immediate キーワードを使用します。保留中のすべての管理操作が完了した後に電源再投入が開始されるようスケジュールするには、cycle-wait キーワードを使用します。
ステップ 3 UCS-A# commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ブレード サーバのハード リセットの実行
手順サーバをリセットすると、Cisco UCS Manager により、リセット ライン上にパルスが送信されます。 オペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを選択することができます。 オペレーティング システムでグレースフル シャットダウンがサポートされていない場合、サーバ電源の再投入が行われます。 Cisco UCS Manager に、サーバをリセットする前にすべての管理操作を完了させるオプションでは、これらの操作がサーバのリセット前に完了するかどうかは保証されていません。
(注)
電源切断状態からサーバをブートする場合は、[Reset] を使用しないでください。
この手順を使用して電源投入を続けると、サーバの望ましい電源状態が実際の電源状態と同期しなくなり、サーバが後で予期せずシャットダウンすることがあります。 選択したサーバを電源切断状態から安全にリブートするには、[Cancel] をクリックし、[Boot Server] アクションを選択します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-num / server-num 指定サーバのシャーシ サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # reset {hard-reset-immediate | hard-reset-wait} ブレード サーバのハード リセットを実行します。
サーバのハード リセットをただちに開始するには、hard-reset-immediate キーワードを使用します。保留中のすべての管理操作が完了した後にハード リセットが開始されるようスケジュールするには、hard-reset-wait キーワードを使用します。
ステップ 3 UCS-A /server # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ブレード サーバの認識
シャーシからのブレード サーバの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# remove server chassis-num / server-num 指定したブレード サーバを削除します。
ステップ 2 UCS-A# commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# remove server 2/4 UCS-A* # commit-buffer UCS-A #
ブレード サーバを物理的に取り付けなおす場合は、スロットを再認識して、Cisco UCS Manager にこのサーバを再検出させる必要があります。
詳細については、ブレード サーバの認識を参照してください。
ブレード サーバのロケータ LED の電源投入
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-num / server-num 指定したシャーシでシャーシ サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # enable locator-led [multi-master | multi-slave] ブレード サーバのロケータ LED の電源を投入します。 Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバの場合は、次のキーワードを追加できます。
ステップ 3 UCS-A /chassis/server # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 のロケータ LED の電源を投入し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 2/4 UCS-A /chassis/server # enable locator-led UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 7 のロケータ LED の電源を投入し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 2/7 UCS-A /chassis/server # enable locator-led multi-master UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #ブレード サーバのロケータ LED の電源切断
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-num / server-num 指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # disable locator-led [multi-master | multi-slave] ブレード サーバのロケータ LED の電源を切断します。 Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバの場合は、次のキーワードを追加できます。
ステップ 3 UCS-A /chassis/server # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 4 のロケータ LED の電源を切断し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 2/4 UCS-A /chassis/server # disable locator-led UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #次に、シャーシ 2 のブレード サーバ 7 のロケータ LED の電源を切断し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 2/7 UCS-A /chassis/server # disable locator-led multi-master UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #ブレード サーバの CMOS のリセット
ブレード サーバの CIMC のリセット
手順現在実行されているファームウェアで問題が発生した場合など、非常に珍しいケースですが、サーバのトラブルシューティング時に、CIMC のリセットが必要になることがあります。 この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。 CIMC のリセット後、サーバは、そのサーバで実行されているバージョンのファームウェアを使ってブートされます。
CIMC をリセットすると、CIMC がリブートするまでの間、Cisco UCS の電力モニタリング機能が短時間使用不能になります。 通常は 20 秒しかかかりませんが、その間にピーク電力制限を超える可能性があります。 非常に低い電力制限が設定された環境で、設定された電力制限を超えないようにするには、CIMC のリブートまたはアクティブ化を交互に実施することを検討してください。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-num / server-num 指定したシャーシでシャーシ サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # scope CIMC シャーシ サーバ CIMC モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /chassis/server/CIMC # reset ブレード サーバの CIMC をリセットします。
ステップ 4 UCS-A /chassis/server/CIMC # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ブレード サーバの破損した BIOS の復旧
非常に珍しいケースですが、ブレード サーバの問題により、破損した BIOS の復旧が必要になることがあります。 この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。 BIOS の復旧後、ブレード サーバは、そのサーバで実行されているバージョンのファームウェアを使用してブートします。
はじめる前に手順重要:サーバ上で破損している BIOS の復旧を試行する前に、そのサーバに接続またはマップされている USB ストレージをすべて取り外します。 外部 USB ドライブが vMedia からサーバに取り付けられた、またはマップされている場合、BIOS の回復に失敗します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-id / server-id 指定したシャーシ内の指定したブレード サーバでシャーシ サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # recover-bios version 指定した BIOS バージョンをロードし、アクティブにします。
ステップ 3 UCS-A /chassis/server # commit-buffer トランザクションをコミットします。
ブレード サーバからの NMI の発行
手順システムが応答しないままになっており、Cisco UCS Manager で、CIMC から Non Maskable Interrupt(NMI)を BIOS またはオペレーティング システムに発行する必要がある場合は、次の手順を実行します。 このアクションにより、サーバにインストールされているオペレーティング システム応じて、コア ダンプまたはスタック トレースが作成されます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server [chassis-num/server-num | dynamic-uuid] 指定したサーバのサーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # diagnostic-interrupt ステップ 3 UCS-A /chassis/server* # commit-buffer 保留中のすべてのトランザクションをコミットします。
ヘルス LED アラーム
ブレード ヘルス LED は、各 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバの前面にあります。 Cisco UCS Manager では、センサー故障が発生すると、ブレード ヘルス LED が緑色からオレンジ色またはオレンジ色の点滅に変化します。
ヘルス LED アラームには次の情報が表示されます。
ヘルス LED ステータスの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope server chassis-id / blade-id 指定サーバのシャーシ サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /chassis/server # show health-led expand 選択したサーバのヘルス LED およびセンサー アラームを表示します。
次の例では、シャーシ 1 サーバ 1 のヘルス LED ステータスとセンサー アラームを表示する方法を示します。
UCS-A# scope server 1/1 UCS-A /chassis/server # show health-led Health LED: Severity: Minor Reason:: P0V75_STBY:Voltage Threshold Crossed;TEMP_SENS_FRONT:Temperature Threshold Crossed; Color: Amber Oper State:: On Sensor Alarm: Severity: Minor Sensor ID: 7 Sensor Name: P0V75_STBY Alarm Desc: Voltage Threshold Crossed Severity: Minor Sensor ID: 76 Sensor Name: TEMP_SENS_FRONT Alarm Desc: Temperature Threshold Crossed Severity: Minor Sensor ID: 91 Sensor Name: DDR3_P1_D2_TMP Alarm Desc: Temperature Threshold Crossed UCS-A /chassis/server #