インターフェイスおよびハードウェア コマンド

debug ilpower

電源コントローラおよび Power over Ethernet(PoE)システムのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug ilpower コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug ilpower { cdp | event | ha | ipc | police | port | powerman | registries | scp | sense | upoe }

no debug ilpower { cdp | event | ha | ipc | police | port | powerman | registries | scp | sense | upoe }

構文の説明

cdp

PoE Cisco Discovery Protocol(CDP)デバッグ メッセージを表示します。

event

PoE イベント デバッグ メッセージを表示します。

ha

PoE ハイ アベイラビリティ メッセージを表示します。

ipc

PoE Inter-Process Communication(IPC)デバッグ メッセージを表示します。

police

PoE police デバッグ メッセージを表示します。

port

PoE ポート マネージャ デバッグ メッセージを表示します。

powerman

PoE 電力管理デバッグ メッセージを表示します。

registries

PoE レジストリ デバッグ メッセージを表示します。

scp

PoE SCP デバッグ メッセージを表示します。

sense

PoE sense デバッグ メッセージを表示します。

upoe

Cisco UPOE デバッグ メッセージを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE 3.3SE

upoe キーワードが追加されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、PoE 対応スイッチだけでサポートされています。

あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブ スイッチからのセッションを開始できます。次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。

debug interface

インターフェイス関連アクティビティのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug interface コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug interface { interface-id | counters { exceptions | protocol memory } | states }

no debug interface { interface-id | counters { exceptions | protocol memory } | states }

構文の説明

interface-id

物理インターフェイスの ID。タイプ スイッチ番号/モジュール番号/ポート(例:gigabitethernet 1/0/2)によって識別される指定された物理ポートのデバッグ メッセージを表示します。

counters

カウンタ デバッグ情報を表示します。

exceptions

インターフェイス パケットおよびデータ レート統計情報の計算中に回復可能な例外条件が発生したときにデバッグ メッセージを表示します。

protocol memory

プロトコル カウンタのメモリ操作のデバッグ メッセージを表示します。

states

インターフェイスの状態が移行するときに中間のデバッグ メッセージを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

キーワードを指定しない場合は、すべてのデバッグ メッセージが表示されます。

undebug interface コマンドは、no debug interface コマンドと同じです。

あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブ スイッチからのセッションを開始できます。次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。

debug lldp packets

Link Layer Discovery Protocol(LLDP)パケットのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug lldp packets コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug lldp packets

no debug lldp packets

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug lldp packets コマンドは、no debug lldp packets コマンドと同じです。

あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブ スイッチからのセッションを開始できます。

debug platform poe

Power over Ethernet(PoE)ポートのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug platform poe コマンドを使用します。デバッグを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug platform poe [ error | info ] [ switch switch-number ]

no debug platform poe [ error | info ] [ switch switch-number ]

構文の説明

error

(任意)PoE 関連エラーのデバッグ メッセージを表示します。

info

(任意)PoE 関連情報のデバッグ メッセージを表示します。

switch switch-number

(任意)スタック メンバを指定します。このキーワードは、スタック対応スイッチでのみサポートされています。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug platform poe コマンドは、no debug platform poe コマンドと同じです。

duplex

ポートのデュプレックス モードで動作するように指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで duplex コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

duplex { auto | full | half }

no duplex { auto | full | half }

構文の説明

auto

自動によるデュプレックス設定をイネーブルにします。接続されたデバイス モードにより、ポートが自動的に全二重モードか半二重モードで動作すべきかを判断します。

full

全二重モードをイネーブルにします。

half

半二重モードをイネーブルにします(10 または 100 Mb/s で動作するインターフェイスに限る)。1000 または 10,000 Mb/s で動作するインターフェイスに対して半二重モードを設定できません。

コマンド デフォルト

ギガビット イーサネット ポートに対するデフォルトは auto です。

10 ギガビット イーサネット ポートではデュプレックス モードを設定できません。常に full です。

二重オプションは、1000BASE-x または 10GBASE-x-x は -BX、-CWDM、-LX、-SX、または -ZX)SFP モジュールではサポートされていません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

ギガビット イーサネット ポートでは、接続装置がデュプレックス パラメータの自動ネゴシエーションを行わない場合にポートを auto に設定すると、full を指定するのと同じ効果があります。


(注)  

デュプレックス モードが auto で接続されている装置が半二重で動作している場合、半二重モードはギガビット イーサネット インターフェイスでサポートされます。ただし、これらのインターフェイスを半二重モードで動作するように設定することはできません。


特定のポートを全二重または半二重のいずれかに設定できます。このコマンドの適用可能性は、スイッチが接続されているデバイスによって異なります。

両方のラインの終端が自動ネゴシエーションをサポートしている場合、デフォルトの自動ネゴシエーションを使用することを強く推奨します。片方のインターフェイスが自動ネゴシエーションをサポートし、もう片方がサポートしていない場合、両方のインターフェイス上でデュプレックスと速度を設定し、サポートされている側で auto の設定を使用してください。

速度が auto に設定されている場合、スイッチはもう一方のリンクの終端にある装置と速度設定についてネゴシエートし、速度をネゴシエートされた値に強制的に設定します。デュプレックス設定はリンクの両端での設定が引き継がれますが、これにより、デュプレックス設定に矛盾が生じることがあります。

デュプレックス設定を行うことができるのは、速度が auto に設定されている場合です。


注意    

インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定中にインターフェイスがシャットダウンし、再びイネーブルになる場合があります。


設定を確認するには、show interfaces 特権 EXEC コマンドを入力します。

次の例では、インターフェイスを全二重動作に設定する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# duplex full

errdisable detect cause

特定の原因またはすべての原因に対して errdisable 検出をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable detect cause コマンドを使用します。errdisable 検出機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

errdisable detect cause { all | arp-inspection | bpduguard shutdown vlan | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | pagp-flap | pppoe-ia-rate-limit | security-violation shutdown vlan | sfp-config-mismatch }

no errdisable detect cause { all | arp-inspection | bpduguard shutdown vlan | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | pagp-flap | pppoe-ia-rate-limit | security-violation shutdown vlan | sfp-config-mismatch }

構文の説明

all

すべての errdisable の原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。

arp-inspection

ダイナミック アドレス解決プロトコル(ARP)インスペクションのエラー検出をイネーブルにします。

bpduguard shutdown vlan

BPDU ガードで VLAN ごとに errdisable をイネーブルにします。

dhcp-rate-limit

Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)スヌーピング用のエラー検出をイネーブルにします。

dtp-flap

ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)フラップのエラー検出をイネーブルにします。

gbic-invalid

無効なギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)モジュール用のエラー検出をイネーブルにします。

(注)   

このエラーは、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを意味します。

inline-power

Power over Ethernet(PoE)の errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。

(注)   

このキーワードは、PoE ポートを備えたスイッチでのみサポートされています。

l2ptguard

レイヤ 2 プロトコル トンネルの errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。

link-flap

リンクステートのフラップに対して、エラー検出をイネーブルにします。

loopback

検出されたループバックに対して、エラー検出をイネーブルにします。

pagp-flap

ポート集約プロトコル(PAgP)フラップの errdisable 原因のエラー検出をイネーブルにします。

pppoe-ia-rate-limit

PPPoE 中継エージェントのレート制限 errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。

security-violation shutdown vlan

音声認識 IEEE 802.1x セキュリティをイネーブルにします。

sfp-config-mismatch

SFP 設定の不一致によるエラー検出をイネーブルにします。

コマンド デフォルト

検出はすべての原因に対してイネーブルです。VLAN ごとの errdisable を除くすべての原因について、ポート全体をシャットダウンするように設定されます。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

原因(link-flap、dhcp-rate-limit など)は、errdisable ステートが発生した理由です。原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは errdisable ステートとなり、リンクダウン ステートに類似した動作ステートとなります。

ポートが errdisable になっているときは事実上シャットダウンし、トラフィックはポートで送受信されません。ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード、音声認識 802.1x セキュリティ、およびポート セキュリティ機能の場合は、違反の発生時にポート全体をシャットダウンする代わりに、ポートで問題となっている VLAN のみをシャットダウンするようにスイッチを設定できます。

errdisable recovery グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力して、原因の回復メカニズムを設定する場合は、すべての原因がタイムアウトになった時点で、インターフェイスは errdisable ステートから抜け出して、処理を再試行できるようになります。回復メカニズムを設定しない場合は、まず shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力して、インターフェイスを手動で errdisable ステートから回復させる必要があります。

設定を確認するには、show errdisable detect 特権 EXEC コマンドを入力します。

次の例では、リンクフラップ errdisable 原因に対して errdisable 検出をイネーブルにする方法を示します。

Device(config)# errdisable detect cause link-flap

次のコマンドでは、VLAN ごとの errdisable ステートで BPDU ガードをグローバルに設定する方法を示します。

Device(config)# errdisable detect cause bpduguard shutdown vlan

次のコマンドでは、VLAN ごとの errdisable ステートで音声認識 802.1x セキュリティをグローバルに設定する方法を示します。

Device(config)# errdisable detect cause security-violation shutdown vlan

show errdisable detect 特権 EXEC コマンドを入力すると、設定を確認できます。

errdisable recovery cause

特定の原因から回復するように error-disabled メカニズムをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable recovery cause コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

errdisable recovery cause { all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld | vmps }

no errdisable recovery cause { all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld | vmps }

構文の説明

all

すべての errdisable の原因から回復するタイマーをイネーブルにします。

arp-inspection

アドレス解決プロトコル(ARP)検査による errdisable ステートから回復するためのタイマーをイネーブルにします。

bpduguard

ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

channel-misconfig

EtherChannel 設定の矛盾による errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

dhcp-rate-limit

DHCP スヌーピング errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

dtp-flap

ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

gbic-invalid

ギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)モジュールを無効な errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

(注)   

このエラーは無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)の errdisable ステートを意味します。

inline-power

Power over Ethernet(PoE)の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

このキーワードは、PoE ポートを備えたスイッチでのみサポートされています。

l2ptguard

レイヤ 2 プロトコル トンネルによる errdisable ステートから回復するためのタイマーをイネーブルにします。

link-flap

リンクフラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

loopback

ループバック errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

mac-limit

MAC 制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

pagp-flap

ポート集約プロトコル(PAgP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

port-mode-failure

ポート モードの変更失敗の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

pppoe-ia-rate-limit

PPPoE IA レート制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

psecure-violation

ポート セキュリティ違反ディセーブル ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

security-violation

IEEE 802.1x 違反ディセーブル ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

sfp-config-mismatch

SFP 設定の不一致によるエラー検出をイネーブルにします。

storm-control

ストーム制御エラーから回復するタイマーをイネーブルにします。

udld

単方向リンク検出(UDLD)errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

vmps

VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

コマンド デフォルト

すべての原因に対して回復はディセーブルです。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

原因(all、BDPU ガードなど)は、errdisable ステートが発生した理由として定義されます。原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは errdisable ステート(リンクダウン ステートに類似した動作ステート)となります。

ポートが errdisable になっているときは事実上シャットダウンし、トラフィックはポートで送受信されません。BPDU ガード機能およびポートセキュリティ機能の場合は、違反の発生時にポート全体をシャットダウンする代わりに、ポートで問題となっている VLAN だけをシャットダウンするようにスイッチを設定できます。

原因の回復をイネーブルにしない場合、インターフェイスは、shutdown 及び no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが入力されるまで error-disabled ステートのままです。原因の回復をイネーブルにした場合、インターフェイスは errdisable ステートから回復し、すべての原因がタイムアウトになったときに処理を再開できるようになります。

原因の回復をイネーブルにしない場合、まず shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力して、手動でインターフェイスを error-disabled ステートから回復させる必要があります。

設定を確認するには、show errdisable recovery 特権 EXEC コマンドを入力します。

次の例では、BPDU ガード errdisable 原因に対して回復タイマーをイネーブルにする方法を示します。


Device(config)# errdisable recovery cause bpduguard

errdisable recovery interval

error-disabled ステートから回復する時間を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable recovery interval コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

errdisable recovery interval timer-interval

no errdisable recovery interval timer-interval

構文の説明

timer-interval

errdisable ステートから回復する時間。指定できる範囲は 30 ~ 86400 秒です。すべての原因に同じ間隔が適用されます。デフォルトの間隔は 300 秒です。

コマンド デフォルト

デフォルトの回復間隔は 300 秒です。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

errdisable recovery のタイマーは、設定された間隔値からランダムな差で初期化されます。実際のタイムアウト値と設定された値の差は、設定された間隔の 15% まで認められます。

設定を確認するには、show errdisable recovery 特権 EXEC コマンドを入力します。

次の例では、タイマーを 500 秒に設定する方法を示します。

Device(config)# errdisable recovery interval 500

interface

インターフェイスを設定するには、interface コマンドを使用します。

interface { Auto-Template Auto-Template interface-number | GigabitEthernet Gigabit Ethernet interface number | Group VI Group VI interface number Internal Interface Internal Interface number Loopback Loopback interface number Null Null interface number Port-channel interface number Port-channel interface number TenGigabitEthernet interface number Tunnel interface number Vlan interface number }

構文の説明

Auto-Template Auto-template interface-number

自動テンプレート インターフェイスを設定できます。指定できる範囲は 1 ~ 999 です。

GigabitEthernet Gigabit Ethernet interface number

ギガビット イーサネット IEEE 802.3z インターフェイスを設定できます。範囲は 0 ~ 9 です。

Group VI Group VI interface number

Group VI インターフェイスを設定できます。範囲は 0 ~ 9 です。

Internal Interface 内部インターフェイス

内部インターフェイスを設定できます。

Loopback Loopback Interface number

ループバック インターフェイスを設定できます。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Null Null interface number

ヌル インターフェイスを設定できます。デフォルト値は 0 です

Port-channel interface number

ポートチャネル インターフェイスを設定できます。有効な範囲は 1 ~ 128 です。

TenGigabitEthernet interface number

10 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定できます。範囲は 0 ~ 9 です。

Tunnel interface number

トンネル インターフェイスを設定できます。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Vlan interface number

スイッチ VLAN を設定できます。範囲は 0 ~ 4098 です。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは「no」形式を使用できません。

次に、トンネル インターフェイスを設定する例を示します。

Device# interface Tunnel 15

interface range

インターフェイス範囲を設定するには、interface range コマンドを使用します。

interface range { Gigabit Ethernet interface-number | | Loopback interface-number | Port Channel interface-number | TenGigabit Ethernet interface-number Tunnel interface-number Vlan interface-number Macro WORD }

構文の説明

GigabitEthernet interface-number

ギガビット イーサネット IEEE 802.3z インターフェイスを設定します。値の範囲は 1 ~ 9 です。

Loopback interface-number

ループバック インターフェイスを設定します。値の範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Port-Channel interface-number

インターフェイスの 10 ギガビット イーサネット チャネルを設定します。値の範囲は 1 ~ 128 です。

TenGigabit Ethernet interface-number

10 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定します。値の範囲は 0 ~ 9 です。

Tunnel interface-number

トンネル インターフェイスを設定します。値の範囲は 0 ~ 2147483647 です。

VLAN interface-number

スイッチの VLAN インターフェイスを設定します。値の範囲は 1 ~ 4095 です。

Macro WORD

インターフェイスに対するキーワードを設定します。最大 32 文字までサポートされます。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次に、インターフェイス範囲を設定する例を示します。

Device(config)# interface range vlan 1

ip mtu

スイッチまたはスイッチ スタックのすべてのルーテッド ポートのルーテッド パケットの IP 最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip mtu コマンドを使用します。デフォルトの IP MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip mtu bytes

no ip mtu bytes

構文の説明

bytes

MTU サイズ(バイト単位)。指定できる範囲は 68 からシステム MTU 値(バイト単位)までです。

コマンド デフォルト

すべてのスイッチ インターフェイスで送受信されるフレームのデフォルト IP MTU サイズは、1500 バイトです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

IP 値の上限は、スイッチまたはスイッチ スタックの設定に基づき、現在適用されているシステム MTU 値を参照します。MTU サイズの設定に関する詳細については、system mtu グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

デフォルトの IP MTU 設定に戻すには、インターフェイスで default ip mtu コマンドまたは no ip mtu コマンドを適用できます。

show ip interface interface-id または show interfaces interface-id 特権 EXEC コマンドを入力して設定を確認できます。

次に、VLAN 200 の最大 IP パケット サイズを 1000 バイト に設定する例を示します。

Device(config)# interface vlan 200
Device(config-if)# ip mtu 1000

次に、VLAN 200 の最大 IP パケット サイズをデフォルト設定の 1500 バイト に設定する例を示します。

Device(config)# interface vlan 200
Device(config-if)# default ip mtu

次に、show ip interface interface-id コマンドの出力の一部を示します。インターフェイスの現在の IP MTU 設定が表示されます。

Device# show ip interface gigabitethernet4/0/1
GigabitEthernet4/0/1 is up, line protocol is up
  Internet address is 18.0.0.1/24
  Broadcast address is 255.255.255.255
  Address determined by setup command
  MTU is 1500 bytes
  Helper address is not set

<output truncated>

ipv6 mtu

スイッチまたはスイッチ スタックのすべてのルーテッド ポートにルーテッド パケットの IPv6 最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 mtu コマンドを使用します。デフォルトの IPv6 MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv6 mtu bytes

no ipv6 mtu bytes

構文の説明

bytes

MTU サイズ(バイト単位)。指定できる範囲は 1280 からシステム MTU 値(バイト単位)までです。

コマンド デフォルト

すべてのスイッチ インターフェイスで送受信されるフレームのデフォルト IPv6 MTU サイズは、1500 バイトです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

IPv6 MTU 値の上限は、スイッチまたはスイッチ スタックの設定に基づき、現在適用されているシステム MTU 値を参照します。MTU サイズの設定に関する詳細については、system mtu グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

デフォルトの IPv6 MTU 設定に戻すには、インターフェイスで default ipv6 mtu コマンドまたは no ipv6 mtu コマンドを適用できます。

show ipv6 interface interface-id または show interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力して設定を確認できます。

次に、インターフェイスの最大 IPv6 パケット サイズを 2000 バイトに設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet4/0/1
Device(config-if)# ipv6 mtu 2000

次に、インターフェイスの最大 IPv6 パケット サイズをデフォルト設定の 1500 バイトに設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet4/0/1
Device(config-if)# default ipv6 mtu

次に、show ipv6 interface interface-id コマンドの出力の一部を示します。インターフェイスの現在の IPv6 MTU 設定が表示されます。

Device# show ipv6 interface gigabitethernet4/0/1
GigabitEthernet4/0/1 is up, line protocol is up
  Internet address is 18.0.0.1/24
  Broadcast address is 255.255.255.255
  Address determined by setup command
  MTU is 1500 bytes
  Helper address is not set

<output truncated>

lldp(インターフェイス コンフィギュレーション)

インターフェイスの Link Layer Discovery Protocol(LLDP)をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lldp コマンドを使用します。インターフェイスで LLDP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

lldp { med-tlv-select tlv | receive | tlv-select power-management | transmit }

no lldp { med-tlv-select tlv | receive | tlv-select power-management | transmit }

構文の説明

med-tlv-select

LLDP Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)の Time Length Value(TLV)要素を送信するように選択します。

tlv

TLV 要素を特定するストリング。有効な値は次のとおりです。

  • inventory-management :LLDP MED インベントリ管理 TLV。

  • location :LLDP MED ロケーション TLV。

  • network-policy :LLDP MED ネットワーク ポリシー TLV。

  • power-management :LLDP MED 電源管理 TLV。

receive

LLDP 伝送を受信するようにインターフェイスをイネーブルにします。

tlv-select

送信する LLDP TLV を選択します。

power-management

LLDP 電源管理 TLV を送信します。

transmit

インターフェイスで LLDP 伝送をイネーブルにします。

コマンド デフォルト

LLDP はディセーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、802.1 メディア タイプでサポートされています。

インターフェイスがトンネル ポートに設定されていると、LLDP は自動的にディセーブルになります。

インターフェイスの LLDP 伝送をディセーブルにする例を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# no lldp transmit

インターフェイスの LLDP 伝送をイネーブルにする例を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# lldp transmit

logging event power-inline-status

Power over Ethernet(PoE)イベントのロギングを有効にするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで logging event power-inline-status コマンドを使用します。PoE ステータス イベントのロギングを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

logging event power-inline-status

no logging event power-inline-status

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

PoE イベントのロギングはイネーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドの no 形式を使用しても、PoE エラー イベントは無効になりません。

次の例では、ポート上で PoE イベントのロギングをイネーブルにする方法を示します。

Device(config-if)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# logging event power-inline-status 
Device(config-if)#

mdix auto

インターフェイスで Automatic Medium-Dependent Interface Crossover(Auto MDIX)機能をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで mdix auto コマンドを使用します。Auto MDIX をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

mdix auto

no mdix auto

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

Auto MDIX は、イネーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

Auto MDIX がイネーブルな場合、インターフェイスは自動的に必要なケーブル接続タイプ(ストレートまたはクロス)を検出し、接続を適切に設定します。

インターフェイスの Auto MDIX をイネーブルにする場合は、機能が正常に動作するように、インターフェイス速度とデュプレックスも auto に設定する必要があります。

Auto MDIX が(速度とデュプレックスの自動ネゴシエーションとともに)接続するインターフェイスの一方または両方でイネーブルの場合は、ケーブル タイプ(ストレートまたはクロス)が不正でもリンクがアップします。

次の例では、ポートの Auto MDIX をイネーブルにする方法を示します。

Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed auto
Device(config-if)# duplex auto
Device(config-if)# mdix auto
Device(config-if)# end
		

mode(電源スタックの設定)

設定内容 電源スタックの電源スタックモードを設定するには、電源スタック コンフィギュレーション モードで mode コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

mode { power-shared | redundant } [strict]

no mode

構文の説明

power-shared

電源スタックが電源共有モードで動作するよう、設定します。これはデフォルトです。

redundant

電源スタックが冗長モードで動作するよう、設定します。他の電源の 1 つに障害が発生した場合のバックアップ電源として使用するため、最大の電源が電源プールから削除されます。

strict

(任意)電力バジェットが正確に実行されるよう、電源スタック モードを設定します。スタック電力は、使用可能電力を超えることができません。

コマンド デフォルト

デフォルト モードは power-shared および nonstrict です。

コマンド モード

電源スタックの設定

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、IP Base または IP Services フィーチャ セットが実行されているスイッチ スタックでのみ使用できます。

電源スタック コンフィギュレーション モードにアクセスするには、stack-power stack power stack name グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

no mode コマンドを入力すると、スイッチが、デフォルトの power-shared モードおよび non-strict モードに設定されます。


(注)  

スタック電源の場合、使用可能電力は、PoE で使用できる、電源スタックのすべての電源からの合計電力です。使用可能電力は、スタックの PoE ポートに接続されているすべての受電デバイスに割り当てられている電力です。消費電力は、受電デバイスで実際に消費される電力です。


power-shared モードでは、すべての入力電力を負荷に使用でき、使用可能な合計電力は 1 つの大きな電源として扱われます。電力バジェットには、すべての電源から供給されるすべての電力が含まれます。電源障害の場合に除外される電力はありません。電源に障害が発生した場合、負荷制限(受電デバイスまたはスイッチのシャットダウン)が発生する場合があります。

redundant モードでは、他の電源の 1 つに障害が発生した場合のバックアップ電源として使用するため、最大の電源が電源プールから削除されます。使用可能な電力バジェットは、合計電力から最大の電源を差し引いたものです。これによって、スイッチおよび受電デバイスのプールで使用できる電力が減少しますが、障害または過剰な電力負荷が発生した場合に、スイッチまたは受電デバイスのシャットダウンの必要性が小さくなります。

strict モードでは、電源に障害が発生し、使用可能な電力が電力バジェットを下回った場合、システムによって、実際の電力が使用可能な電力よりも少ないかのように、受電デバイスの負荷制限を介してバジェットのバランスがとられます。nonstrict モードでは、電源スタックは割り当て超過状態で実行でき、実際の電力が使用可能な電力を超過しない限り、安定しています。このモードでは、受電デバイスが通常の電力を超えて電力を引き出すと、電源スタックが負荷制限を開始することがあります。ほとんどの装置は全出力電力では実行されないため、これは、通常、問題ではありません。スタック内で同時に最大電力を必要とする複数の受電デバイスが存在する可能性は、小さいからです。

strict モードと nonstrict モードの両方とも、電力バジェットに使用可能な電力がなくなった時点で、電力は拒否されます。

次に、power1 という名前のスタックの電源スタックモードを、電力バジェットを strict にした power-shared に設定する例を示します。スタック内のすべての電力は共有されますが、使用可能な電力全体が割り当てられた場合、電力を使用できる余分な装置はなくなります。

Device(config)# stack-power stack power1
Device(config-stackpower)# mode power-shared strict
Device(config-stackpower)# exit

次に、power2 という名前のスタックの電源スタックモードを redundant に設定する例を示します。スタック内の最大の電源は電源プールから削除され、他の電源の 1 つが発生した場合に冗長性が提供されます。

Device(config)# stack-power stack power2
Device(config-stackpower)# mode redundant
Device(config-stackpower)# exit

network-policy

インターフェイスにネットワークポリシー プロファイルを適用するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで network-policy コマンドを使用します。ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

network-policy profile-number

no network-policy

構文の説明

profile-number

インターフェイスに適用するネットワークポリシー プロファイル番号

コマンド デフォルト

ネットワークポリシー プロファイルは適用されません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

インターフェイスにプロファイルを適用するには、network-policy profile number インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

最初にネットワークポリシー プロファイルを設定する場合、インターフェイスに switchport voice vlan コマンドを適用できません。ただし、switchport voice vlan vlan-id がすでにインターフェイス上に設定されている場合、ネットワークポリシー プロファイルをインターフェイス上に適用できます。その後、インターフェイスは、適用された音声または音声シグナリング VLAN ネットワークポリシー プロファイルを使用します。

次の例では、インターフェイスにネットワークポリシー プロファイル 60 を適用する方法を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# network-policy 60

network-policy profile(グローバル コンフィギュレーション)

ネットワークポリシー プロファイルを作成し、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで network-policy profile コマンドを使用します。ポリシーを削除して、グローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、このコマンドの no 形式を使用します。

network-policy profile profile-number

no network-policy profile profile-number

構文の説明

profile-number

ネットワークポリシー プロファイル番号。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。

コマンド デフォルト

ネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードを開始するには、network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声および音声シグナリング用のプロファイルを作成することができます。

これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。

次の例では、ネットワークポリシー プロファイル 60 を作成する方法を示します。


Device(config)# network-policy profile 60
Device(config-network-policy)#

power efficient-ethernet auto

インターフェイスの EEE をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power efficient-ethernet auto コマンドを使用します。インターフェイスで EEE をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

power efficient-ethernet auto

no power efficient-ethernet auto

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

EEE は、ディセーブルにされています。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

低電力アイドル(LPI)モードをサポートするデバイスで EEE をイネーブルにできます。このようなデバイスは、低い使用率のときに LPI モードを開始して、電力を節約できます。LPI モードでは、リンクの両端にあるシステムは、特定のサービスをシャット ダウンして、電力を節約できます。EEE は上位層プロトコルおよびアプリケーションに対して透過的であるように、LPI モードに移行したり、LPI モードから移行する必要があるプロトコルを提供します。

インターフェイスが EEE に対応している場合にのみ、power efficient-ethernet auto コマンドを使用できます。インターフェイスが EEE に対応しているかどうかを確認するには、show eee capabilities EXEC コマンドを使用します。

EEE がイネーブルの場合、デバイスはリンク パートナーに EEE をアドバタイズし、自動ネゴシエートします。インターフェイスの現在の EEE ステータスを表示するには、show eee status EXEC コマンドを使用します。

このコマンドにライセンスは必要ありません。

次に、インターフェイスで EEE をイネーブルにする例を示します。

Device(config-if)# power efficient-ethernet auto
Device(config-if)#

次に、インターフェイスで EEE をディセーブルにする例を示します。

Device(config-if)# no power efficient-ethernet auto
Device(config-if)#

power-priority

電源スタックのスイッチと高プライオリティおよび低プライオリティ PoE ポートに対して、Cisco StackPower の電源プライオリティ値を設定するには、スイッチ スタック電源コンフィギュレーション モードで power-priority コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

power-priority { high value | low value | switch value }

no power-priority { high | low | switch }

構文の説明

high value

ポートの電力プライオリティを高プライオリティ ポートとして設定します。値は 1 ~ 27 です。1 が最高のプライオリティです。high の値は、低プライオリティ ポートに設定する値よりも小さく、スイッチに設定する値よりも大きくする必要があります。

low value

ポートの電力プライオリティを低プライオリティ ポートとして設定します。指定できる範囲は 1 ~ 27 です。low の値は、高プライオリティ ポートおよびスイッチに設定された値よりも大きくする必要があります。

switch value

スイッチの電力プライオリティを設定します。指定できる範囲は 1 ~ 27 です。switch の値は、低プライオリティ ポートおよび高プライオリティ ポートに設定された値よりも小さくする必要があります。

コマンド デフォルト

値が設定されていない場合、電源スタックでは、デフォルト プライオリティがランダムに決定されます。

デフォルトの範囲は、スイッチで 1 ~ 9、高プライオリティ ポートで 10 ~ 18、低プライオリティ ポートで 19 ~ 27 です。

非 PoE スイッチでは、(ポート プライオリティの)高い値と低い値は、影響がありません。

コマンド モード

スイッチのスタック電源設定

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スイッチ スタック電源コンフィギュレーション モードにアクセスするには、stack-power switch switch-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

Cisco StackPower の電源プライオリティ値によって、電源が失われ、負荷制限が発生した場合のスイッチとポートのシャットダウンの順序が決定されます。プライオリティ値は 1 ~ 27 です。最も高い数が最初にシャットダウンされます。

各スイッチ、その高プライオリティ ポート、および低プライオリティ ポートでは、異なるプライオリティ値を設定して、電源が失われている間に一度にシャットダウンされる装置数を制限することを推奨します。同じ電源スタックの異なるスイッチに同じプライオリティ値を設定しようとすると、設定は許可されますが、警告メッセージが表示されます。


(注)  

このコマンドは、IP Base または IP Services フィーチャ セットが実行されているスイッチ スタックでのみ使用できます。


次に、電源スタックの switch 1 の電源プライオリティを 7 に、高プライオリティ ポートを 11 に、低プライオリティ ポートを 20 に設定する例を示します。

Device(config)# stack-power switch 1
Device(config-switch-stackpower)# stack-id power_stack_a
Device(config-switch-stackpower)# power-priority high 11
Device(config-switch-stackpower)# power-priority low 20 
Device(config-switch-stackpower)# power-priority switch 7
Device(config-switch-stackpower)# exit

power inline

Power over Ethernet(PoE)ポートで電源管理モードを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power inline コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

power inline { auto [ max max-wattage ] | four-pair forced | never | port priority { high | low } | static [ max max-wattage ] }

no power inline { auto | four-pair forced | never | port priority { high | low } | static [ max max-wattage ] }

構文の説明

auto

受電装置の検出をイネーブルにします。十分な電力がある場合は、装置の検出後に PoE ポートに電力を自動的に割り当てます。割り当ては、検出された順序で行われます。

max max-wattage

(任意)ポートに供給される電力を制限します。指定できる範囲は 4000 ~ 30000 mW です。値を指定しない場合は、最大電力が供給されます。

four-pair forced

(任意)L2 ネゴシエーションなしで 4 ペア PoE をイネーブルにします(Cisco UPOE スイッチのみ)。

never

装置の検出とポートへの電力供給をディセーブルにします。

port

ポートの電源プライオリティを設定します。デフォルトの優先度は [Low] です。

priority { high | low }

ポートの電源プライオリティを設定します。電源に障害が発生した場合には、低プライオリティとして設定されているポートが最初にオフになり、高プライオリティとして設定されたポートは最後にオフになります。デフォルトの優先度は [Low] です。

static

受電装置の検出をイネーブルにします。スイッチが受電デバイスを検出する前に、ポートへの電力を事前に割り当てます(確保します)。このアクションによって、インターフェイスに接続されたデバイスで十分な電力を受け取ることができます。

コマンド デフォルト

デフォルトの設定は auto (イネーブル)です。

最大ワット数は、30,000 mW です。

デフォルトのポート プライオリティは低です。

コマンド デフォルト

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE 3.3SE

four-pair forced キーワードが追加されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、PoE 対応ポートだけでサポートされています。PoE がサポートされていないポートでこのコマンドを入力すると、次のエラー メッセージが表示されます。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# power inline auto
                  ^
% Invalid input detected at '^' marker.

スイッチ スタックでは、このコマンドは PoE をサポートしているスタックの全ポートでサポートされます。

Cisco Universal Power Over Ethernet(Cisco UPOE)は、シグナル ペア(導線 1、2、3、6)付きの RJ-45 ケーブルのスペア ペア(導線 4、5、7、8)を使用して、IEEE 802.at PoE 標準を拡張するシスコ独自のテクノロジーで、標準のイーサネット ケーブル配線インフラストラクチャ(クラス D 以上)により最大 60 W の電力を供給する機能を提供します。スペア ペアの電力は、スイッチ ポートとエンドデバイスが Cisco UPOE 対応であることを CDP または LLDP を使用して相互に識別し、エンドデバイスがスペア ペアの電力のイネーブル化を要求したときにイネーブルになります。スペア ペアに給電されると、エンドデバイスは、CDP または LLDP を使用して、スイッチから最大 60 W の電力をネゴシエートできます。power inline four-pair forced コマンドは、信号ペアおよびスペア ペアの両方のエンド デバイスが PoE 対応の場合に使用します。ただし、Cisco UPOE に必要な CDP または LLDP 拡張はサポートしていません。

max max-wattage オプションを使用して、受電デバイスの電力が制限を超えないようにします。この設定によって、受電デバイスが最大ワット数より多い電力を要求する Cisco Discovery Protocol(CDP)メッセージを送信すると、スイッチはポートへ電力を供給しません。受電装置の IEEE クラスの最大値が最大ワット数を超えると、スイッチは装置に電力を供給しません。電力は、グローバル電力バジェットに送られます。


(注)  

power inline max max-wattage コマンドが 30 W 未満に設定されている場合、スイッチは Class 0 または Class 3 装置に電力を供給しません。


スイッチが受電デバイスへの電力供給を拒否する場合(受電デバイスが CDP メッセージを通じて制限を超えた電力を要求する場合、または IEEE クラスの最大値が最大ワット数を超えている場合)、PoE ポートは power-deny ステートになります。スイッチはシステム メッセージを生成し、show power inline 特権 EXEC コマンド出力の Oper カラムに power-deny が表示されます。

ポートに高いプライオリティを与えるには、 power inline static max max-wattage コマンドを使用します。スイッチは、auto モードに設定されたポートに電力を割り当てる前に、static モードに設定されたポートに PoE を割り当てます。スイッチは、装置検出より優先的に設定されている場合に、スタティック ポートの電力を確保します。接続された装置がない場合は、ポートがシャットダウン状態か否かに関係なく、スタティック ポートの電力が確保されます。スイッチは、設定された最大ワット数をポートに割り当てます。その値は、IEEE クラスまたは受電デバイスからの CDP メッセージによって調節されることはありません。電力が事前割り当てされているので、最大ワット数以下の電力を使用する受電デバイスは、スタティック ポートに接続されていれば電力が保証されます。ただし、受電デバイスの IEEE クラスが最大ワット数を超えると、スイッチは装置に電力を供給しません。CDP メッセージを通じて受電デバイスが最大ワット数を超えた量を要求していることをスイッチが認識すると、受電デバイスがシャットダウンします。

ポートが static モードの場合にスイッチが電力を事前割り当てできない場合(たとえば、電力バジェット全体がすでに別の自動ポートまたはスタティック ポートに割り当てられているなど)、次のメッセージが表示されます。Command rejected: power inline static: pwr not available。ポートの設定は、そのまま変更されません。

power inline auto または power inline static インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してポートを設定すると、ポートは設定された速度とデュプレックス設定を使用して自動ネゴシエーションします。これは、受電デバイスであるかどうかに関係なく、接続された装置の電力要件を判別するのに必要です。電力要件が判別された後、スイッチはインターフェイスをリセットすることなく、設定された速度とデュプレックス設定を使用してインターフェイスをハードコードします。

power inline never コマンドを使用してポートを設定すると、ポートは設定された速度とデュプレックス設定に戻ります。

ポートにシスコ製の受電デバイスが接続されている場合は、power inline never コマンドでポートを設定しないでください。不正なリンクアップが生じ、ポートが errdisable ステートになる可能性があります。

power inline port priority {high | low} コマンドを使用して、PoE ポートの電源プライオリティを設定します。電力が不足した場合には、低いポート プライオリティでポートに接続されている受電デバイスが、まず、シャットダウンされます。

設定を確認するには、show power inline EXEC コマンドを入力します。

次の例では、スイッチ上で受電デバイスの検出をイネーブルにし、PoE ポートに自動的に電力を供給する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline auto

次に、スイッチ ポート ギガビット イーサネット 1/0/1 から自動的に信号ペアおよびスペア ペアの両方の電力をイネーブルにする例を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# power inline four-pair forced

次の例では、Class 1 または Class 2 の受電デバイスを受け入れるように、スイッチ上で PoE ポートを設定する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline auto max 7000

次の例では、受電装置の検出をディセーブルにし、スイッチ上で PoE ポートへの電力供給を停止する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline never

次の例では、電源に障害が発生した場合に最後のポートの 1 つがシャットダウンされるよう、ポートのプライオリティを高に設定する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline port priority high

power inline police

受電デバイスでリアルタイム電力消費のポリシングをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power inline police コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

power inline police [ action { errdisable | log } ]

no power inline police

構文の説明

action errdisable

(任意)リアルタイムの電力消費がポートの最大電力割り当てを超過した場合、ポートへの電力をオフにするよう、デバイスを設定します。これがデフォルトのアクションになります。

action log

(任意)リアルタイムの電力消費がポートの最大電力割り当てを超過した場合、接続されているデバイスへの電力を供給しながら、デバイスが Syslog メッセージを生成するように設定します。

コマンド デフォルト

受電デバイスのリアルタイムの電力消費のポリシングは、ディセーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、LAN Base イメージのみでサポートされています。

このコマンドは、Power of Ethernet(PoE)対応ポートのみでサポートされています。PoE をサポートしていないデバイスまたはポートでこのコマンドを入力すると、エラー メッセージが表示されます。

スイッチ スタックでは、このコマンドは、PoE およびリアルタイム電力消費モニタリングをサポートしているスタックの全スイッチまたはポートでサポートされます。

リアルタイムの電力消費のポリシングがイネーブルである場合、受電デバイスが割り当てられた最大電力より多くの量を消費すると、デバイスが対処します。

PoE がイネーブルである場合、デバイスは受電装置のリアルタイムの電力消費を検知します。この機能は、パワー モニタリングまたはパワー センシングといわれます。また、デバイスパワー ポリシング機能を使用して消費電力をポリシングします。

パワー ポリシングがイネーブルである場合、デバイスは次の順のいずれかの方式で PoE ポートのカットオフ電力として、これらの値の 1 つを使用します。

  1. power inline auto max max-wattage インターフェイス コンフィギュレーション コマンドまたは power inline static max max-wattage インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力したときにポート上で許可される電力を制限するユーザ定義の電力レベル。
  2. デバイスでは、CDP パワー ネゴシエーションまたは IEEE 分類および LLPD 電力ネゴシエーションを使用して、装置の消費使用量が自動的に設定されます。

カットオフ電力量の値を手動で設定しない場合、デバイスは、CDP 電力ネゴシエーションまたはデバイスの IEEE 分類と LLDP 電力ネゴシエーションを使用して自動的に値を決定します。CDP または LLDP がイネーブルでない場合は、デフォルト値の 30 W が適用されます。ただし、CDP または LLDP がない場合は、15400 ~ 30000 mW の値が CDP 要求または LLDP 要求だけに基づいて割り当てられるため、装置で 15.4 W を超える電力の消費がデバイスから許可されません。受電デバイスが CDP または LLDP のネゴシエーションなしに 15.4 W を超える電力を消費する場合、装置は最大電流 Imax の制限に違反し、最大値を超える電流が供給されるという Icut 障害が発生する可能性があります。再び電源を入れるまで、ポートは障害状態のままになります。ポートで継続的に 15.4 W を超える電力が給電される場合、このサイクルが繰り返されます。

PoE+ ポートに接続されている受電デバイスが再起動し、電力 TLV で CDP パケットまたは LLDP パケットが送信される場合、デバイスは最初のパケットの電力ネゴシエーション プロトコルをロックし、その他のプロトコルからの電力要求に応答しません。たとえば、デバイスが CDP にロックされている場合、LLDP 要求を送信する装置に電力を供給しません。デバイスが CDP にロックされた後で CDP がディセーブルになった場合、デバイスは LLDP 電源要求に応答せず、アクセサリの電源がオンにならなくなります。この場合、受電デバイスを再起動する必要があります。

パワー ポリシングがイネーブルである場合、デバイスはリアルタイムの電力消費を PoE ポートに割り当てられた最大電力と比較して、消費電力をポリシングします。装置が最大電力割り当て(またはカットオフ電力)を超える電力をポートで使用している場合、デバイスでは、ポートへの電力供給がオフにされるか、または装置に電力を供給しながらデバイスは Syslog メッセージが生成して LED(ポート LED はオレンジ色に点滅)を更新します。

  • ポートへの電力供給をオフにして、ポートを error-disabled ステートとするようデバイスを設定するには、power inline police インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

  • 装置に電力を供給しながら、syslog メッセージを生成するようデバイスを設定するには、power inline police action log コマンドを使用します。

action log キーワードを入力しない場合のデフォルトのアクションは、ポートのシャット ダウン、ポートへの電力供給のオフ、およびポートを PoE error-disabled ステートに移行になります。PoE ポートを error-disabled ステートから自動的に回復するよう設定するには、errdisable detect cause inline-power グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、PoE 原因に対する error-disabled 検出をイネーブルにして、errdisable recovery cause inline-power interval interval グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、PoE error-disabled 原因の回復タイマーをイネーブルにします。


注意    

ポリシングがディセーブルである場合、受電デバイスがポートに割り当てられた最大電力より多くの量を消費しても対処されないため、デバイスに悪影響を与える場合があります。


設定を確認するには、show power inline police 特権 EXEC コマンドを入力します。

次の例では、電力消費のポリシングをイネーブルにして、デバイスの PoE ポートで Syslog メッセージを生成するようデバイスを設定する方法を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline police action log

電源装置

スイッチの内部電源を設定および管理するには、特権 EXEC モードで power supply コマンドを使用します。

power supply stack-member-number slot { A | B } { off | on }

構文の説明

stack-member-number

内部電源を設定するスタック メンバ番号。指定できる範囲は、スタック内のスイッチの数に応じて 1 ~ 9 です。

このパラメータは、スタック対応スイッチだけで使用できます。

slot

設定するスイッチの電源を選択します。

A

スロット A の電源を選択します。

B

スロット B の電源を選択します。

(注)   

電源スロット B は、スイッチの外側エッジに最も近いスロットです。

off

スイッチの電源をオフに設定します。

on

スイッチの電源をオンに設定します。

コマンド デフォルト

スイッチの電源がオンになります。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE 3.3SE

slot キーワードが frufep キーワードに代わるものとして使用されるようになりました。

使用上のガイドライン

power supply コマンドは、スイッチまたはすべてのスイッチが同じプラットフォームであるスイッチ スタックに適用されます。

同じプラットフォーム スイッチを含むスイッチ スタックでは、slot {A | B } off or on キーワードを入力する前に、スタック メンバを指定する必要があります。

デフォルト設定に戻すには、power supply stack-member-numberon コマンドを使用します。

設定を確認するには、show env power 特権 EXEC コマンドを入力します。

次に、スロット A の電源装置をオフに設定する例を示します。

Device> power supply 2 slot A off
Disabling Power supply A may result in a power loss to PoE devices and/or switches ...
Continue? (yes/[no]): yes
Device
Jun 10 04:52:54.389: %PLATFORM_ENV-6-FRU_PS_OIR: FRU Power Supply 1 powered off
Jun 10 04:52:56.717: %PLATFORM_ENV-1-FAN_NOT_PRESENT: Fan is not present

次に、スロット A の電源装置をオンに設定する例を示します。

Device> power supply 1 slot B on
Jun 10 04:54:39.600: %PLATFORM_ENV-6-FRU_PS_OIR: FRU Power Supply 1 powered on

次に、show env power コマンドの出力例を示します。

Device> show env power
SW  PID                 Serial#     Status           Sys Pwr  PoE Pwr  Watts
--  ------------------  ----------  ---------------  -------  -------  -----
1A  PWR-1RUC2-640WAC    DCB1705B05B OK               Good     Good     250/390
1B  Not Present

show eee

インターフェイスの EEE 情報を表示するには、EXEC モードで show eee コマンドを使用します。

show eee { capabilities | status } interface interface-id

構文の説明

capabilities

指定インターフェイスの EEE 機能を表示します。

status

指定したインターフェイスの EEE ステータス情報を表示します。

interface interface-id

EEE 機能またはステータス情報を表示するためのインターフェイスを指定します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

ユーザ EXEC

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

低電力アイドル(LPI)モードをサポートするデバイスで EEE をイネーブルにできます。このようなデバイスは、低い電力使用率のときに LPI モードを開始して、電力を節約できます。LPI モードでは、リンクの両端にあるシステムは、特定のサービスをシャット ダウンして、電力を節約できます。EEE は上位層プロトコルおよびアプリケーションに対して透過的であるように、LPI モードに移行したり、LPI モードから移行する必要があるプロトコルを提供します。

インターフェイスが EEE に対応しているかどうかを確認するには、show eee capabilities コマンドを使用します。power efficient-ethernet auto インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、EEE に対応しているインターフェイスで EEE をイネーブルにできます。

インターフェイスの EEE ステータス、LPI ステータス、および wake エラー カウント情報を表示するには、show eee status コマンドを使用します。

次の例では、EEE がイネーブルのインターフェイスの show eee capabilities コマンドの出力を示します。


Device# show eee capabilities interface gigabitethernet1/0/1
Gi1/0/1
        EEE(efficient-ethernet):  yes (100-Tx and 1000T auto)
        Link Partner           :  yes (100-Tx and 1000T auto)

次の例では、EEE がイネーブルでないインターフェイスの show eee capabilities コマンドの出力を示します。


Device# show eee capabilities interface gigabitethernet2/0/1
Gi2/0/1
        EEE(efficient-ethernet):  not enabled
        Link Partner           :  not enabled

次の例では、EEE がイネーブルで機能しているインターフェイスの show eee status コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。


Device# show eee status interface gigabitethernet1/0/4
Gi1/0/4 is up
        EEE(efficient-ethernet):  Operational
        Rx LPI Status          :  Received
        Tx LPI Status          :  Received
        

次の例では、EEE が機能していて、ポートが節電モードであるインターフェイスの show eee status コマンドの出力を示します。


Device# show eee status interface gigabitethernet1/0/3
Gi1/0/3 is up
        EEE(efficient-ethernet):  Operational
        Rx LPI Status          :  Low Power
        Tx LPI Status          :  Low Power
        Wake Error Count       :  0

次の例では、リモート リンク パートナーが EEE と互換性がないために、EEE がイネーブルでないインターフェイスの show eee status コマンドの出力を示します。


Device# show eee status interface gigabitethernet1/0/3
Gi1/0/3 is down
        EEE(efficient-ethernet):  Disagreed
        Rx LPI Status          :  None
        Tx LPI Status          :  None
        Wake Error Count       :  0
        
表 1. show eee status のフィールドの説明

フィールド

説明

EEE (efficient-ethernet)

インターフェイスの EEE ステータス。このフィールドには、次のいずれかの値を使用できます。

  • N/A:ポートは EEE に対応できません。

  • Disabled:ポートの EEE はディセーブルです。

  • Disagreed:リモート リンク パートナーが EEE に互換性がない可能性があるため、ポートの EEE は設定されていません。EEE 対応でないか、EEE の設定に互換性がありません。

  • Operational:ポートの EEE がイネーブルで機能しています。

インターフェイスの速度が 10 Mbps として設定されていると、EEE は内部的にディセーブルになります。インターフェイスの速度が auto、100 Mbps または 1000 Mbps に戻ると、EEE は再びアクティブになります。

Rx/Tx LPI Status

リンク パートナーの低電力アイドル(LPI)ステータス。このフィールドには、次のいずれかの値を使用できます。

  • N/A:ポートは EEE に対応できません。

  • Interrupted:リンク パートナーは低電力モードへの移行中です。

  • Low Power:リンク パートナーは低電力モードにあります。

  • None:EEE がディセーブルであるか、リンク パートナー側で対応できません。

  • Received:リンク パートナーは低電力モードにあり、トラフィック アクティビティがあります。

インターフェイスが半二重として設定されており、LPI ステータスが「None」の場合、インターフェイスが全二重として設定されるまで、インターフェイスは低電力モードにすることはできないことを意味します。

Wake Error Count

発生した PHY wake-up エラーの数EEE がイネーブルで、リンク パートナーへの接続が切断された場合に、wake-up エラーが発生します。

この情報は、PHY のデバッグに役立ちます。

show env

ファン、温度、、および電源情報を表示するには、EXEC モードで show env コマンドを使用します。

show env { all | fan | power [ all | switch [ stack-member-number ] ] | stack [ stack-member-number ] | temperature [ status ] }

構文の説明

all

ファンと温度環境の状態、および、内部電源を表示します。

fan

スイッチのファンの状態を表示します。

power

アクティブ スイッチの内部電源の状態を表示します。

all

(任意)スイッチでコマンドが入力された場合、スタンドアロン スイッチのすべての内部電源の状態が表示されます。アクティブ スイッチでコマンドが入力された場合は、すべてのスタック メンバのすべての内部電源の状態が表示されます。

switch

(任意)スタック内の各スイッチまたは指定したスイッチの内部電源装置のステータスを表示します。

このキーワードは、スタック構成対応スイッチでだけ使用できます。

stack-member-number

(任意)内部電源または環境ステータスの状態を表示するスタック メンバの数。

指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

stack

スタックの各スイッチまたは指定されたスイッチのすべての環境ステータスを表示します。

このキーワードは、スタック構成対応スイッチでだけ使用できます。

temperature

スイッチの温度ステータスを表示します。

status

(任意)スイッチの内部温度(外部温度ではなく)およびしきい値を表示します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

ユーザ EXEC

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

アクセスされているスイッチ(スタンドアロン スイッチまたはアクティブ スイッチ)の情報を表示するには、show env EXEC コマンドを使用します。stack および switch キーワードとともにこのコマンドを使用すると、スタックまたは指定されたスタック メンバのすべての情報が表示されます。

show env temperature status コマンドを入力すると、コマンド出力にスイッチの温度状態としきい値レベルが表示されます。

show env temperature コマンドを使用して、スイッチの温度状態を表示することもできます。コマンド出力では、GREEN および YELLOW ステートを OK と表示し、RED ステートを FAULTY と表示します。show env all コマンドを入力した場合のコマンド出力は、show env temperature status コマンド出力と同じです。

次に、show env all コマンドの出力例を示します。

Device>show env all
Switch 1 FAN 1 is OK
Switch 1 FAN 2 is OK
Switch 1 FAN 3 is OK
FAN PS-1 is NOT PRESENT
FAN PS-2 is OK
Switch 1: SYSTEM TEMPERATURE is OK
SW  PID                 Serial#     Status           Sys Pwr  PoE Pwr  Watts
--  ------------------  ----------  ---------------  -------  -------  -----
1A  Not Present
1B  PWR-C1-715WAC       LIT150119Z1  OK              Good     Good     715

次に、show env fan コマンドの出力例を示します。


Device>show env fan
Switch 1 FAN 1 is OK
Switch 1 FAN 2 is OK
Switch 1 FAN 3 is OK
FAN PS-1 is NOT PRESENT
FAN PS-2 is OK

次に、show env power コマンドの出力例を示します。


Device>show env power
SW  PID                 Serial#     Status           Sys Pwr  PoE Pwr  Watts
--  ------------------  ----------  ---------------  -------  -------  -----
1A  Not Present
1B  PWR-C1-715WAC       LIT150119Z1  OK              Good     Good     715

次に、アクティブ スイッチ上での show env power all コマンドの出力例を示します。


Device# show env power all
SW  PID                 Serial#     Status           Sys Pwr  PoE Pwr  Watts
--  ------------------  ----------  ---------------  -------  -------  -----
1A  Not Present
1B  PWR-C1-715WAC       LIT150119Z1  OK              Good     Good     715

次に、アクティブ スイッチ上でのshow env stack コマンドの出力例を示します。


Device> show env stack
SWITCH: 1
Switch 1 FAN 1 is OK
Switch 1 FAN 2 is OK
Switch 1 FAN 3 is OK
FAN PS-1 is NOT PRESENT
FAN PS-2 is OK
Switch 1: SYSTEM TEMPERATURE is OK
Temperature Value: 28 Degree Celsius
Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 41 Degree Celsius
Red Threshold    : 56 Degree Celsius

次の例では、スタンドアロン スイッチで温度値、ステート、およびしきい値を表示する方法を示します。表に、コマンド出力での温度ステートの説明を示します。


Device> show env temperature status
Temperature Value: 33 Degree Celsius
Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 65 Degree Celsius
Red Threshold    : 75 Degree Celsius

表 2. show env temperature status コマンド出力のステート

状態

説明

グリーン

スイッチの温度が正常な動作範囲にあります。

黄色

温度が警告範囲にあります。スイッチの外の周辺温度を確認する必要があります。

温度がクリティカル範囲にあります。温度がこの範囲にある場合、スイッチが正常に実行されない可能性があります。

show errdisable detect

error-disabled 検出ステータスを表示するには、EXEC モードで show errdisable detect コマンドを使用します。

show errdisable detect

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

ユーザ EXEC

特権 EXEC

コマンド履歴

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変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

gbic-invalid エラーの理由は、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを意味します。

コマンド出力内の errdisable の理由がアルファベット順に表示されます。Mode 列は、errdisable が機能ごとにどのように設定されているかを示します。

errdisable 検出は次のモードで設定できます。

  • ポート モード:違反が発生した場合、物理ポート全体が errdisable になります。

  • VLAN モード:違反が発生した場合、VLAN が errdisable になります。

  • ポート/VLAN モード:一部のポートでは物理ポート全体が errdisable になり、その他のポートでは VLAN ごとに errdisable になります。

次の例では、show errdisable detect コマンドの出力を示します。


Device> show errdisable detect
ErrDisable Reason    Detection    Mode
-----------------    ---------    ----
arp-inspection       Enabled      port
bpduguard            Enabled      vlan
channel-misconfig    Enabled      port
community-limit      Enabled      port
dhcp-rate-limit      Enabled      port
dtp-flap             Enabled      port
gbic-invalid         Enabled      port
inline-power         Enabled      port
invalid-policy       Enabled      port
l2ptguard            Enabled      port
link-flap            Enabled      port
loopback             Enabled      port
lsgroup              Enabled      port
pagp-flap            Enabled      port
psecure-violation    Enabled      port/vlan
security-violatio    Enabled      port
sfp-config-mismat    Enabled      port
storm-control        Enabled      port
udld                 Enabled      port
vmps                 Enabled      port

show errdisable recovery

error-disabled 回復タイマー情報を表示するには、EXEC モードで show errdisable recovery コマンドを使用します。

show errdisable recovery

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

ユーザ EXEC

特権 EXEC

コマンド履歴

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変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

gbic-invalid error-disable の理由は、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)インターフェイスを意味します。


(注)  

unicast-flood フィールドは、出力に表示はされますが無効です。


次の例では、show errdisable recovery コマンドの出力を示します。


Device> show errdisable recovery
ErrDisable Reason    Timer Status
-----------------    --------------
udld                 Disabled
bpduguard            Disabled
security-violatio    Disabled
channel-misconfig    Disabled
vmps                 Disabled
pagp-flap            Disabled
dtp-flap             Disabled
link-flap            Enabled
l2ptguard            Disabled
psecure-violation    Disabled
gbic-invalid         Disabled
dhcp-rate-limit      Disabled
unicast-flood        Disabled
storm-control        Disabled
arp-inspection       Disabled
loopback             Disabled
Timer interval:300 seconds
Interfaces that will be enabled at the next timeout:
Interface    Errdisable reason    Time left(sec)
---------    -----------------    --------------
Gi1/0/2        link-flap             279

show interfaces

すべてのインターフェイスまたは指定したインターフェイスの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces コマンドを使用します。

show interfaces [ interface-id | vlan vlan-id ] [ accounting | capabilities [ module number ] | debounce | description | etherchannel | flowcontrol | pruning | stats | status [ err-disabled | inactive ] | trunk ]

構文の説明

interface-id

(任意)インターフェイスの ID です。有効なインターフェイスには、物理ポート(タイプ、スタック構成可能なスイッチのスタック メンバ、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルが含まれます。指定できるポート チャネルは 1 ~ 48 です。

vlan vlan-id

(任意)VLAN ID です。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

accounting

(任意)インターフェイスのアカウント情報(アクティブ プロトコル、入出力のパケット、オクテットを含む)を表示します。

(注)   

ソフトウェアで処理されたパケットだけが表示されます。ハードウェアでスイッチングされるパケットは表示されません。

capabilities

(任意)すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスの性能(機能、インターフェイス上で設定可能なオプションを含む)を表示します。このオプションはコマンドラインのヘルプに表示されますが、VLAN ID に使用できません。

module number

(任意)スイッチまたは指定されたスタック メンバーのすべてのインターフェイスの機能を表示します。

指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。

debounce

(任意)インターフェイスのポート デバウンス タイマー情報を表示します。

description

(任意)特定のインターフェイスに設定された管理ステータスおよび説明を表示します。

etherchannel

(任意)インターフェイス EtherChannel 情報を表示します。

flowcontrol

(任意)インターフェイスのフロー制御情報を表示します。

mtu

(任意)各インターフェイスまたは指定されたインターフェイスに対応する MTU を表示します。

pruning

(任意)インターフェイスのトランク VTP プルーニング情報を表示します。

stats

(任意)インターフェイスのパスを切り替えることによる入出力パケットを表示します。

status

(任意)インターフェイスのステータスを表示します。Type フィールドの unsupported のステータスは、他社製の Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールがモジュール スロットに装着されていることを示しています。

err-disabled

(任意)errdisable ステートのインターフェイスを表示します。

inactive

(任意)非アクティブ ステートのインターフェイスを表示します。

trunk

(任意)インターフェイス トランク情報を表示します。インターフェイスを指定しない場合は、アクティブなトランキング ポートの情報だけが表示されます。


(注)  

crb fair-queue irb mac-accounting precedence random-detect および rate-limit キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングに表示されますが、サポートされていません。


コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

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変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show interfaces capabilities コマンドに異なるキーワードを指定することで、次のような結果になります。
  • show interface capabilities module number コマンドを使用して、スタックのスイッチ上のすべてのインターフェイスの機能を表示します。スタック内に該当するモジュール番号を持つスイッチがない場合、出力はありません。

  • 指定されたインターフェイスの機能を表示するには、show interfaces interface-id capabilities を使用します。

  • スタック内のすべてのインターフェイスの機能を表示するには、show interfaces capabilities を使用します(モジュール番号またはインターフェイス ID の指定なし)。

次の例では、スタック メンバ 3 のインターフェイスに対する show interfaces コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet3/0/2
GigabitEthernet3/0/2 is down, line protocol is down (notconnect)
  Hardware is Gigabit Ethernet, address is 2037.064d.4381 (bia 2037.064d.4381)
  MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit/sec, DLY 10 usec,
     reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
  Encapsulation ARPA, loopback not set
  Keepalive set (10 sec)
  Auto-duplex, Auto-speed, media type is 10/100/1000BaseTX
  input flow-control is off, output flow-control is unsupported
  ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
  Last input never, output never, output hang never
  Last clearing of "show interface" counters never
  Input queue: 0/2000/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
  Queueing strategy: fifo
  Output queue: 0/40 (size/max)
  5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
  5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
     0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
     Received 0 broadcasts (0 multicasts)
     0 runts, 0 giants, 0 throttles
     0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
     0 watchdog, 0 multicast, 0 pause input
     0 input packets with dribble condition detected
     0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
     0 output errors, 0 collisions, 1 interface resets
     0 unknown protocol drops
     0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
     0 lost carrier, 0 no carrier, 0 pause output
     0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out

次の例では、show interfaces accounting コマンドの出力を示します。

次の例では、インターフェイスに対する show interfaces capabilities コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/2 capabilities
GigabitEthernet1/0/2
  Model:                 UA-3850-24-CR
  Type:                  10/100/1000BaseTX
  Speed:                 10,100,1000,auto
  Duplex:                full,half,auto
  Trunk encap. type:     802.1Q
  Trunk mode:            on,off,desirable,nonegotiate
  Channel:               yes
  Fast Start:            yes
  QoS scheduling:        rx-(not configurable on per port basis),
                         tx-(4q3t) (3t: Two configurable values and one fixed.)
  CoS rewrite:           yes
  ToS rewrite:           yes
  UDLD:                  yes
  Inline power:          no
  SPAN:                  source/destination
  PortSecure:            yes
  Dot1x:                 yes

次の例では、description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスを Connects to Marketing として指定した場合の show interfaces interface description コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/2 description
Interface                      Status         Protocol Description
Gi1/0/2                        up             down     Connects to Marketing

次の例では、スイッチにポート チャネルが設定されている場合の show interfaces etherchannel コマンドの出力を示します。

次の例では、VTP ドメイン内でプルーニングがイネーブルの場合の show interfaces interface-id pruning コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/2 pruning
Port 				 Vlans pruned for lack of request by neighbor
Gi1/0/2   3,4

Port 			  Vlans traffic requested of neighbor
Gi1/0/2   1-3

次の例では、指定した VLAN インターフェイスの show interfaces stats コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces vlan 1 stats
Switching path    Pkts In    Chars In    Pkts Out    Chars Out
     Processor    1165354   136205310      570800     91731594
   Route cache          0           0           0            0
         Total    1165354   136205310      570800     91731594

次の例では、show interfaces status コマンドの出力の一部を示します。すべてのインターフェイスのステータスが表示されます。

次に、show interfaces interface-idstatus コマンドの出力例を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/20 status
Port      Name               Status       Vlan       Duplex  Speed       Type
Gi1/0/20                     notconnect   1            auto   auto 10/100/1000Ba
seTX

次の例では、show interfaces status err-disabled コマンドの出力を示します。errdisable ステートのインターフェイスのステータスを表示します。

Device# show interfaces status err-disabled
Port 		   Name       Status         Reason
Gi1/0/2              err-disabled   gbic-invalid
Gi2/0/3              err-disabled   dtp-flap

次の例では、show interfaces interface-id pruning コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/2 pruning
Port Vlans pruned for lack of request by neighbor

次の例では、show interfaces interface-id trunk コマンドの出力を示します。ポートのトランキング情報が表示されます。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/1 trunk
Port        Mode             Encapsulation  Status        Native vlan
Gi1/0/1     on               802.1q         other         10

Port        Vlans allowed on trunk
Gi1/0/1     none

Port        Vlans allowed and active in management domain
Gi1/0/1     none

Port        Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
Gi1/0/1     none

show interfaces counters

スイッチまたは特定のインターフェイスのさまざまなカウンタを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces counters コマンドを使用します。

show interfaces [ interface-id ] counters [ errors | etherchannel | module stack-member-number | protocol status | trunk ]

構文の説明

interface-id

(任意)物理インターフェイスの ID(タイプ、スタック メンバ(スタック構成可能なスイッチのみ)、モジュール、ポート番号を含む)。

errors

(任意)エラー カウンタを表示します。

etherchannel

(任意)送受信されたオクテット、ブロードキャスト パケット、マルチキャスト パケット、およびユニキャスト パケットなど、EtherChannel カウンタを表示します。

module stack-member-number

(任意)指定されたスタック メンバのカウンタを表示します。

指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

(注)   

このコマンドでは、module キーワードはスタック メンバ番号を参照しています。インターフェイス ID に含まれるモジュール番号は、常に 0 です。

protocol status

(任意)インターフェイスでイネーブルになっているプロトコルのステータスを表示します。

trunk

(任意)トランク カウンタを表示します。


(注)  

vlan vlan-id キーワードは、コマンドラインのヘルプ文字列には表示されますが、サポートされていません。


コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

キーワードを入力しない場合は、すべてのインターフェイスのすべてのカウンタが表示されます。

次の例では、show interfaces counters コマンドの出力の一部を示します。スイッチのすべてのカウンタが表示されます。

Device# show interfaces counters
Port            InOctets    InUcastPkts    InMcastPkts    InBcastPkts
Gi1/0/1                0              0              0              0
Gi1/0/2                0              0              0              0
Gi1/0/3         95285341          43115        1178430           1950
Gi1/0/4                0              0              0              0

<output truncated>

次の例では、スタック メンバ 2 に対する show interfaces counters module コマンドの出力の一部を示します。スタック内で指定されたスイッチのすべてのカウンタが表示されます。

Device# show interfaces counters module 2
Port            InOctets    InUcastPkts    InMcastPkts    InBcastPkts
Gi1/0/1              520              2              0              0
Gi1/0/2              520              2              0              0
Gi1/0/3              520              2              0              0
Gi1/0/4              520              2              0              0

<output truncated>

次の例では、すべてのインターフェイスに対する show interfaces counters protocol status コマンドの出力の一部を示します。

Device# show interfaces counters protocol status
Protocols allocated:
Vlan1: Other, IP
Vlan20: Other, IP, ARP
Vlan30: Other, IP, ARP
Vlan40: Other, IP, ARP
Vlan50: Other, IP, ARP
Vlan60: Other, IP, ARP
Vlan70: Other, IP, ARP
Vlan80: Other, IP, ARP
Vlan90: Other, IP, ARP
Vlan900: Other, IP, ARP
Vlan3000: Other, IP
Vlan3500: Other, IP
GigabitEthernet1/0/1: Other, IP, ARP, CDP
GigabitEthernet1/0/2: Other, IP
GigabitEthernet1/0/3: Other, IP
GigabitEthernet1/0/4: Other, IP
GigabitEthernet1/0/5: Other, IP
GigabitEthernet1/0/6: Other, IP
GigabitEthernet1/0/7: Other, IP
GigabitEthernet1/0/8: Other, IP
GigabitEthernet1/0/9: Other, IP
GigabitEthernet1/0/10: Other, IP, CDP

<output truncated>

次の例では、show interfaces counters trunk コマンドの出力を示します。すべてのインターフェイスのトランク カウンタが表示されます。

Device# show interfaces counters trunk
Port        TrunkFramesTx   TrunkFramesRx   WrongEncap
Gi1/0/1                 0               0            0
Gi1/0/2                 0               0            0
Gi1/0/3             80678               0            0
Gi1/0/4             82320               0            0
Gi1/0/5                 0               0            0

<output truncated>

show interfaces switchport

ポート ブロッキング、ポート保護設定など、スイッチング(非ルーティング)ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces switchport コマンドを使用します。

show interfaces [ interface-id ] switchport [ module number ]

構文の説明

interface-id

(任意)インターフェイスの ID です。有効なインターフェイスには、物理ポート(タイプ、スタック構成可能なスイッチのスタック メンバ、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルが含まれます。指定できるポート チャネルは 1 ~ 48 です。

module number

(任意)スイッチまたは指定されたスタック メンバのすべてのインターフェイスのスイッチポート設定を表示します。

指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スタックのスイッチ上のすべてのインターフェイスのスイッチ ポート特性を表示するには、show interface switchport module number コマンドを使用します。スタック内に該当するモジュール番号を持つスイッチがない場合、出力はありません。

次の例では、ポートの show interfaces switchport コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。


(注)  

プライベート VLAN はこのリリースではサポートされないので、フィールドは適用されません。


Device# show interfaces gigabitethernet1/0/1 switchport
Name: Gi1/0/1
Switchport: Enabled
Administrative Mode: trunk
Operational Mode: down
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Negotiation of Trunking: On
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 10 (VLAN0010)
Administrative Native VLAN tagging: enabled
Voice VLAN: none
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk associations: none
Administrative private-vlan trunk mappings: none
Operational private-vlan: none
Trunking VLANs Enabled: 11-20
Pruning VLANs Enabled: 2-1001
Capture Mode Disabled
Capture VLANs Allowed: ALL

Protected: false
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
Appliance trust: none

フィールド

説明

名前

ポート名を表示します。

Switchport

ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。この出力の場合、ポートはスイッチポート モードです。

Administrative Mode

動作モード

管理モードおよび動作モードを表示します。

Administrative Trunking Encapsulation

Operational Trunking Encapsulation

Negotiation of Trunking

管理上および運用上のカプセル化方式、およびトランキング ネゴシエーションがイネーブルかどうかを表示します。

Access Mode VLAN

ポートを設定する VLAN ID を表示します。

Trunking Native Mode VLAN

Trunking VLANs Enabled

Trunking VLANs Active

ネイティブ モードのトランクの VLAN ID を一覧表示します。トランク上の許可 VLAN を一覧表示します。トランク上のアクティブ VLAN を一覧表示します。

Pruning VLANs Enabled

プルーニングに適格な VLAN を一覧表示します。

Protected

インターフェイス上で保護ポートがイネーブル(True)であるかまたはディセーブル(False)であるかを表示します。

Unknown unicast blocked

Unknown multicast blocked

不明なマルチキャストおよび不明なユニキャスト トラフィックがインターフェイス上でブロックされているかどうかを表示します。

音声 VLAN

音声 VLAN がイネーブルである VLAN ID を表示します。

Appliance trust

IP Phone のデータ パケットのサービス クラス(CoS)設定を表示します。

show interfaces transceiver

SFP モジュール インターフェイスの物理インターフェイスを表示するには、EXEC モードで show interfaces transceiver コマンドを使用します。

show interfaces [ interface-id ] transceiver [ detail | module number | properties | supported-list | threshold-table ]

構文の説明

interface-id

(任意)物理インターフェイスの ID(タイプ、スタック メンバ(スタック構成可能なスイッチのみ)、モジュール、ポート番号を含む)。

detail

(任意)(スイッチにインストールされている場合)Digital Optical Monitoring(DoM)対応トランシーバの高低値やアラーム情報などの、調整プロパティを表示します。

module number

(任意)スイッチのモジュールのインターフェイスへの表示を制限します。

指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。

properties

(任意)インターフェイスの速度、デュプレックス、およびインライン パワー設定を表示します。

supported-list

(任意)サポートされるトランシーバをすべて表示します。

threshold-table

(任意)アラームおよび警告しきい値テーブルを表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次に、show interfaces interface-idtransceiver properties コマンドの出力例を示します。


Device# show interfaces gigabitethernet1/1/1 transceiver properties
		Name : Gi1/1/1
		Administrative Speed: auto 
		Operational Speed: auto 
		Administrative Duplex: auto
		Administrative Power Inline: enable
		Operational Duplex: auto
		Administrative Auto-MDIX: off
		Operational Auto-MDIX: off

次に、show interfaces interface-idtransceiver detail コマンドの出力例を示します。


Device# show interfaces gigabitethernet1/1/1 transceiver detail
		ITU Channel not available (Wavelength not available),
		Transceiver is internally calibrated.
		mA:milliamperes, dBm:decibels (milliwatts), N/A:not applicable.
		++:high alarm, +:high warning, -:low warning, -- :low alarm.
		A2D readouts (if they differ), are reported in parentheses.
		The threshold values are uncalibrated.
		
		                            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Temperature        Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (Celsius)         (Celsius)   (Celsius)  (Celsius)  (Celsius)
		-------  -----------------  ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  29.9               74.0        70.0       0.0        -4.0
		                            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Voltage            Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (Volts)            (Volts)     (Volts)    (Volts)    (Volts)
		-------  ---------------    ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  3.28               3.60        3.50       3.10       3.00

		         Optical            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Transmit Power     Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (dBm)              (dBm)       (dBm)      (dBm)      (dBm)
		-------  -----------------  ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  1.8                7.9         3.9        0.0        -4.0
		
		         Optical            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Receive Power      Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (dBm)              (dBm)       (dBm)      (dBm)      (dBm)
		-------  -----------------  ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  -23.5              -5.0        -9.0       -28.2      -32.2

次に、show interfaces transceiver threshold-table コマンドの出力例を示します。


Device# show interfaces transceiver threshold-table
              Optical Tx     Optical Rx    Temp     Laser Bias    Voltage
                                                    current
             -------------  -------------  ------   ------------  ---------

 DWDM GBIC
Min1             -4.00        -32.00        -4            N/A          4.65
Min2              0.00        -28.00        0             N/A          4.75
Max2              4.00         -9.00        70            N/A          5.25
Max1              7.00         -5.00        74            N/A          5.40
 DWDM SFP
Min1             -4.00        -32.00        -4            N/A          3.00
Min2              0.00        -28.00        0             N/A          3.10
Max2              4.00         -9.00        70            N/A          3.50
Max1              8.00         -5.00        74            N/A          3.60
 RX only WDM GBIC
Min1              N/A         -32.00        -4            N/A          4.65
Min2              N/A         -28.30        0             N/A          4.75
Max2              N/A          -9.00        70            N/A          5.25
Max1              N/A          -5.00        74            N/A          5.40
 DWDM XENPAK
Min1             -5.00        -28.00        -4            N/A          N/A
Min2             -1.00        -24.00        0             N/A          N/A
Max2              3.00         -7.00        70            N/A          N/A
Max1              7.00         -3.00        74            N/A          N/A
 DWDM X2
Min1             -5.00        -28.00        -4            N/A          N/A
Min2             -1.00        -24.00        0             N/A          N/A
Max2              3.00         -7.00        70            N/A          N/A
Max1              7.00         -3.00        74            N/A          N/A
 DWDM XFP
Min1             -5.00        -28.00        -4            N/A          N/A
Min2             -1.00        -24.00        0             N/A          N/A
Max2              3.00         -7.00        70            N/A          N/A
Max1              7.00         -3.00        74            N/A          N/A
 CWDM X2
Min1              N/A           N/A         0             N/A          N/A
Min2              N/A           N/A         0             N/A          N/A
Max2              N/A           N/A         0             N/A          N/A
Max1              N/A           N/A         0             N/A          N/A

<output truncated>

show memory platform

プラットフォームのメモリ統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show memory platform コマンドを使用します。

show memory platform [ compressed-swap | information | page-merging ]

構文の説明

compressed-swap

(任意)プラットフォーム メモリの圧縮スワップ情報を表示します。

information

(任意)プラットフォームに関する一般的な情報を表示します。

page-merging

(任意)プラットフォーム メモリのページマージング情報を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 より前は、コマンド出力に表示される「空きメモリ」は基盤となる Linux カーネルから得ていました。使用可能な一部のメモリ チャンクは空きメモリと見なされていなかったため、この値は正確ではありませんでした。

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 では、空きメモリは正確に計算されて、コマンド出力の Free Memory フィールドに表示されます。

次に、show memory platform コマンドの出力例を示します。

Switch# show memory platform
 
 Virtual memory   : 12874653696
  Pages resident   : 627041
  Major page faults: 2220
  Minor page faults: 2348631

  Architecture     : mips64
  Memory (kB)
    Physical       : 3976852
    Total          : 3976852
    Used           : 2761276
    Free           : 1215576
    Active         : 2128196
    Inactive       : 1581856
    Inact-dirty    : 0
    Inact-clean    : 0
    Dirty          : 0
    AnonPages      : 1294984
    Bounce         : 0
    Cached         : 1978168
    Commit Limit   : 1988424
    Committed As   : 3343324
    High Total     : 0
    High Free      : 0
    Low Total      : 3976852
    Low Free       : 1215576
    Mapped         : 516316
    NFS Unstable   : 0
    Page Tables    : 17124
    Slab           : 0
    VMmalloc Chunk : 1069542588
    VMmalloc Total : 1069547512
    VMmalloc Used  : 2588
    Writeback      : 0
    HugePages Total: 0
    HugePages Free : 0
    HugePages Rsvd : 0
    HugePage Size  : 2048

  Swap (kB)
    Total          : 0
    Used           : 0
    Free           : 0
    Cached         : 0

  Buffers (kB)     : 437136

  Load Average
    1-Min          : 1.04
    5-Min          : 1.16
    15-Min         : 0.94
   
 

次に、show memory platform information コマンドの出力例を示します。

Device# show memory platform information

 Virtual memory   : 12870438912
  Pages resident   : 626833
  Major page faults: 2222
  Minor page faults: 2362455

  Architecture     : mips64
  Memory (kB)
    Physical       : 3976852
    Total          : 3976852
    Used           : 2761224
    Free           : 1215628
    Active         : 2128060
    Inactive       : 1584444
    Inact-dirty    : 0
    Inact-clean    : 0
    Dirty          : 284
    AnonPages      : 1294656
    Bounce         : 0
    Cached         : 1979644
    Commit Limit   : 1988424
    Committed As   : 3342184
    High Total     : 0
    High Free      : 0
    Low Total      : 3976852
    Low Free       : 1215628
    Mapped         : 516212
    NFS Unstable   : 0
    Page Tables    : 17096
    Slab           : 0
    VMmalloc Chunk : 1069542588
    VMmalloc Total : 1069547512
    VMmalloc Used  : 2588
    Writeback      : 0
    HugePages Total: 0
    HugePages Free : 0
    HugePages Rsvd : 0
    HugePage Size  : 2048

  Swap (kB)
    Total          : 0
    Used           : 0
    Free           : 0
    Cached         : 0

  Buffers (kB)     : 438228

  Load Average
    1-Min          : 1.54
    5-Min          : 1.27
    15-Min         : 0.99

show module

スイッチ番号、モデル番号、シリアル番号、ハードウェア リビジョン番号、ソフトウェア バージョン、MAC アドレスなどのモジュール情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで、このコマンドを使用します。

show module [ switch-num ]

構文の説明

switch-num

(任意)スイッチの番号。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

switch-num 引数を指定せずに show module コマンドを入力した場合、show module all コマンドを入力した場合と同じ結果になります。

次に、Cisco Catalyst 3850 シリーズ スイッチ上のすべてのモジュールの情報を表示する例を示します。

show mgmt-infra trace messages ilpower

トレース バッファ内のインライン パワーのメッセージを表示するには、特権 EXEC モードで show mgmt-infra trace messages ilpower コマンドを使用します。

show mgmt-infra trace messages ilpower [ switch stack-member-number ]

構文の説明

switch stack-member-number

(任意)トレース バッファ内のインライン パワーのメッセージを表示するスタック メンバ番号を指定します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次に、show mgmt-infra trace messages ilpower コマンドの出力例を示します。

Device# show mgmt-infra trace messages ilpower
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 1 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 1.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 2 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 2.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 3 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 3.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 4 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 4.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 5 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 5.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 6 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 6.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 7 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 7.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 8 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 8.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC 9 3] Initialized inline power system configuration fo
r slot 9.
[10/23/12 14:05:10.984 UTC a 3] Inline power subsystem initialized.
[10/23/12 14:05:18.908 UTC b 264] Create new power pool for slot 1
[10/23/12 14:05:18.909 UTC c 264] Set total inline power to 450 for slot 1
[10/23/12 14:05:20.273 UTC d 3] PoE is not supported on .
[10/23/12 14:05:20.288 UTC e 3] PoE is not supported on .
[10/23/12 14:05:20.299 UTC f 3] PoE is not supported on .
[10/23/12 14:05:20.311 UTC 10 3] PoE is not supported on .
[10/23/12 14:05:20.373 UTC 11 98] Inline power process post for switch 1
[10/23/12 14:05:20.373 UTC 12 98] PoE post passed on switch 1
[10/23/12 14:05:20.379 UTC 13 3] Slot #1: PoE initialization for board id 16387
[10/23/12 14:05:20.379 UTC 14 3] Set total inline power to 450 for slot 1
[10/23/12 14:05:20.379 UTC 15 3] Gi1/0/1 port config Initialized
[10/23/12 14:05:20.379 UTC 16 3] Interface Gi1/0/1 initialization done.
[10/23/12 14:05:20.380 UTC 17 3] Gi1/0/24 port config Initialized
[10/23/12 14:05:20.380 UTC 18 3] Interface Gi1/0/24 initialization done.
[10/23/12 14:05:20.380 UTC 19 3] Slot #1: initialization done.
[10/23/12 14:05:50.440 UTC 1a 3] Slot #1: PoE initialization for board id 16387
[10/23/12 14:05:50.440 UTC 1b 3] Duplicate init event

show mgmt-infra trace messages ilpower-ha

トレース バッファ内のインライン パワーのハイ アベイラビリティのメッセージを表示するには、特権 EXEC モードで show mgmt-infra trace messages ilpower-ha コマンドを使用します。

show mgmt-infra trace messages ilpower-ha [ switch stack-member-number ]

構文の説明

switch stack-member-number

(任意)トレース バッファ内のインライン パワーのメッセージを表示するスタック メンバ番号を指定します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次に、show mgmt-infra trace messages ilpower-ha コマンドの出力例を示します。

Device# show mgmt-infra trace messages ilpower-ha
[10/23/12 14:04:48.087 UTC 1 3] NG3K_ILPOWER_HA: Created NGWC ILP CF client succ
essfully.

show mgmt-infra trace messages platform-mgr-poe

トレース バッファ内のプラットフォーム マネージャの Power over Ethernet(PoE)メッセージを表示するには、show mgmt-infra trace messages platform-mgr-poe 特権 EXEC コマンドを使用します。

show mgmt-infra trace messages platform-mgr-poe [ switch stack-member-number ]

構文の説明

switch stack-member-number

(任意)トレース バッファ内のメッセージを表示するスタック メンバ番号を指定します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次に、show mgmt-infra trace messages platform-mgr-poe コマンドの一部の出力例を示します。

Device# show mgmt-infra trace messages platform-mgr-poe
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 1 5495] PoE Info: get power controller param sent:
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 2 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 1 (0:0)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 3 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 2 (0:1)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 4 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 3 (0:2)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 5 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 4 (0:3)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 6 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 5 (0:4)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 7 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 6 (0:5)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 8 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 7 (0:6)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 9 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 8 (0:7)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC a 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 9 (0:8)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC b 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 10 (0:9)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC c 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 11 (0:10)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC d 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 12 (0:11)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC e 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 13 (e:0)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC f 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 14 (e:1)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 10 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 15 (e:2)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 11 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 16 (e:3)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 12 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 17 (e:4)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 13 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 18 (e:5)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 14 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 19 (e:6)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 15 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 20 (e:7)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 16 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 21 (e:8)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 17 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 22 (e:9)
[10/23/12 14:04:06.431 UTC 18 5495] PoE Info: POE_SHUT sent for port 23 (e:10)

show network-policy profile

ネットワークポリシー プロファイルを表示するには、特権 EXEC モードで show network policy profile コマンドを使用します。

show network-policy profile [ profile-number ]

構文の説明

profile-number

(任意)ネットワークポリシー プロファイル番号を表示します。プロファイルが入力されていない場合、すべてのネットワーク ポリシー プロファイルが表示されます。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次の例では、show network-policy profile コマンドの出力を示します。

Device# show network-policy profile
Network Policy Profile 60
  Interface:
   none

show platform hardware fed switch forward

デバイス固有のハードウェア情報を表示するには、show platform hardware fed switch switch_number コマンドを使用します。

このトピックでは、転送特有のオプション、つまり show platform hardware fed switch { switch_num | active | standby } forward summary コマンドで使用可能なオプションのみについて詳しく説明します。

show platform hardware fed switch switch_numberforward summary の出力には、パケットに対して下された転送決定に関するすべての詳細が表示されます。

show platform hardware fed switch { switch_num | active | standby } forward summary

構文の説明

switch { switch_num | active | standby }
情報を表示するスイッチ。次のオプションがあります。
  • switch_num :スイッチの ID。

  • active :アクティブなスイッチに関する情報を表示します。

  • standby :存在する場合、スタンバイ スイッチに関する情報を表示します。

forward summary

パケット転送の情報を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

テクニカル サポート担当者がこのコマンドの使用を推奨した場合以外には使用しないでください。このコマンドは、テクニカル サポート担当者とともに問題解決を行う場合にだけ使用してください。

コマンド出力に表示されるフィールドついて、以下で説明します。

  • Station Index(ステーション インデックス):Station Index は、レイヤ 2 ルックアップの結果で、以下を表示するステーション記述子にポイントします。

    • Destination Index(接続先インデックス):パケットを送信する出力ポートを決定します。グローバル ポート番号(GPN)は、接続先インデックスとして使用できます。15 から 12 ビットの接続先インデックスのセットは、使用される GPN を示します。たとえば、接続先インデックス 0xF04E は GPN - 78(0x4e)に対応します。

    • Rewrite Index(書き換えインデックス):パケットで何が実行される必要があるかを決定します。レイヤ 2 スイッチングの場合、通常はブリッジング アクションです。

    • Flexible Lookup Pipeline Stages(FPS)(フレキシブル ルックアップ パイプライン ステージ):パケットのルーティングまたはブリッジングのために下された転送判断を示します。

    • Replication Bit Map(複製ビット マップ):パケットを CPU またはスタックに送信する必要があるかどうかを決定します。

      • ローカル データ コピー = 1

      • リモート データ コピー = 0

      • ローカル CPU コピー = 0

      • リモート CPU コピー = 0

これは、show platform hardware fed switch { switch_num | active | standby } forward summary コマンドの出力例です。

Device#show platform hardware fed switch 1 forward summary
Time: Fri Sep 16 08:25:00 PDT 2016

Incomming Packet Details:  

###[ Ethernet ]###
  dst       = 00:51:0f:f2:0e:11
  src       = 00:1d:01:85:ba:22
  type      = ARP
###[ ARP ]###
     hwtype    = 0x1
     ptype     = IPv4
     hwlen     = 6
     plen      = 4
     op        = is-at
     hwsrc     = 00:1d:01:85:ba:22
     psrc      = 10.10.1.33
     hwdst     = 00:51:0f:f2:0e:11
     pdst      = 10.10.1.1

Ingress:
Switch             : 1
Port               : GigabitEthernet1/0/1
Global Port Number : 1
Local Port Number  : 1
Asic Port Number   : 21
ASIC Number        : 0
STP state          :
	                   blkLrn31to0: 0xffdfffdf
	                   blkFwd31to0: 0xffdfffdf
Vlan               : 1
Station Descriptor : 170
DestIndex          : 0xF009
DestModIndex       : 2
RewriteIndex       : 2
Forwarding Decision: FPS 2A L2 Destination

Replication Bitmap:
Local CPU copy     : 0
Local Data copy    : 1
Remote CPU copy    : 0
Remote Data copy   : 0

Egress:
Switch             : 1
Outgoing Port      : GigabitEthernet1/0/9
Global Port Number : 9
ASIC Number        : 0
Vlan               : 1

show platform resources

プラットフォームのリソース情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform reources コマンドを使用します。

show platform resources

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドの出力には、総メモリから正確な空きメモリを引いた値である使用メモリが表示されます。

次に、show platform resources コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform resources 

**State Acronym: H - Healthy, W - Warning, C - Critical                                             
Resource                 Usage                 Max             Warning         Critical        State
----------------------------------------------------------------------------------------------------
 Control Processor       7.20%                 100%            90%             95%             H    
  DRAM                   2701MB(69%)           3883MB          90%             95%             H  

show platform software ilpower

デバイス上のすべての PoE ポートのインライン パワーの詳細を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software ilpower コマンドを使用します。

show platform software ilpower { details | port { GigabitEthernet interface-number } | system slot-number }

構文の説明

details

すべてのインターフェイスのインライン パワーの詳細を表示します。

port

インライン パワー ポートの設定を表示します。

GigabitEthernet interface-number

GigabitEthernet インターフェイス番号。値の範囲は 0 ~ 9 です。

system slot-number

インライン パワー システムの設定を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.3.2

このコマンドが変更されました。キーワード details 引数が追加されました。

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが追加されました。

次に、show platform software ilpower details コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software ilpower details
ILP Port Configuration for interface Gi1/0/1
    Initialization Done:   Yes
    ILP Supported:         Yes
    ILP Enabled:           Yes
    POST:                  Yes
    Detect On:             No
    Powered Device Detected            No
    Powered Device Class Done          No
    Cisco Powered Device:              No
    Power is On:           No
    Power Denied:          No
    Powered Device Type:               Null
    Powerd Device Class:              Null
    Power State:           NULL
    Current State:         NGWC_ILP_DETECTING_S
    Previous State:        NGWC_ILP_SHUT_OFF_S
    Requested Power in milli watts:       0
    Short Circuit Detected:                 0
    Short Circuit Count:             0
    Cisco Powerd Device Detect Count: 0
    Spare Pair mode:       0
        IEEE Detect:       Stopped
        IEEE Short:        Stopped
        Link Down:         Stopped
        Voltage sense:            Stopped
    Spare Pair Architecture:       1
    Signal Pair Power allocation in milli watts: 0
    Spare Pair Power On:   0
    Powered Device power state:        0
    Timer:
        Power Good:        Stopped
        Power Denied:      Stopped
        Cisco Powered Device Detect:   Stopped


show platform software process list

プラットフォームで実行中のプロセスのリストを表示するには、特権 EXEC モードで show platform software process list コマンドを使用します。

show platform software process list switch { switch-number | active | standby } { 0 | F0 | R0 } [ name process-name | process-id process-ID | sort memory | summary ]

構文の説明

switch switch-number

スイッチに関する情報を表示します。switch-number 引数の有効な値は 0 ~ 9 です。

active

スイッチのアクティブ インスタンスに関する情報を表示します。

standby

スイッチのスタンバイ インスタンスに関する情報を表示します。

0

共有ポート アダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 に関する情報を表示します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 に関する情報を表示します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 に関する情報を表示します。

name process-name

(任意)指定されたプロセスに関する情報を表示します。

process-id process-ID

(任意)指定されたプロセス ID に関する情報を表示します。

sort

(任意)プロセスに従いソートされた情報を表示します。

memory

(任意)メモリに従いソートされた情報を表示します。

summary

(任意)ホスト デバイスのプロセス メモリのサマリーを表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが追加されました。

使用上のガイドライン

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 より前は、コマンド出力に表示される「空きメモリ」は基盤となる Linux カーネルから得ていました。使用可能な一部のメモリ チャンクは空きメモリと見なされていなかったため、この値は正確ではありませんでした。

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 では、空きメモリは正確に計算されて、コマンド出力の Free Memory フィールドに表示されます。

次に、show platform software process list switch active R0 コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform software process list switch active R0 summary
      
Total number of processes: 278
  Running          : 2
  Sleeping         : 276
  Disk sleeping    : 0
  Zombies          : 0
  Stopped          : 0
  Paging           : 0

  Up time          : 8318
  Idle time        : 0
  User time        : 216809
  Kernel time      : 78931

  Virtual memory   : 12933324800
  Pages resident   : 634061
  Major page faults: 2228
  Minor page faults: 3491744

  Architecture     : mips64
  Memory (kB)
    Physical       : 3976852
    Total          : 3976852
    Used           : 2766952
    Free           : 1209900
    Active         : 2141344
    Inactive       : 1589672
    Inact-dirty    : 0
    Inact-clean    : 0
    Dirty          : 4
    AnonPages      : 1306800
    Bounce         : 0
    Cached         : 1984688
    Commit Limit   : 1988424
    Committed As   : 3358528
    High Total     : 0
    High Free      : 0
    Low Total      : 3976852
    Low Free       : 1209900
    Mapped         : 520528
    NFS Unstable   : 0
    Page Tables    : 17328
    Slab           : 0
    VMmalloc Chunk : 1069542588
    VMmalloc Total : 1069547512
    VMmalloc Used  : 2588
    Writeback      : 0
    HugePages Total: 0
    HugePages Free : 0
    HugePages Rsvd : 0
    HugePage Size  : 2048

  Swap (kB)
    Total          : 0
    Used           : 0
    Free           : 0
    Cached         : 0

  Buffers (kB)     : 439528

  Load Average
    1-Min          : 1.13
    5-Min          : 1.18
    15-Min         : 0.92


show platform software process slot switch

プラットフォーム ソフトウェア プロセスのスイッチ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software process slot switch コマンドを使用します。

show platform software process slot switch { switch-number | active | standby } { 0 | F0 | R0 } monitor [ cycles no-of-times [ interval delay [ lines number ] ] ]

構文の説明

switch-number

スイッチ番号。

active

アクティブ インスタンスを指定します。

standby

スタンバイ インスタンスを指定します。

0

共有ポート アダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

monitor

実行中のプロセスをモニタします。

cycles no-of-tmes

(任意)monitor コマンドを実行する回数を設定します。有効な値は、1 ~ 4294967295 です。デフォルトは 5 分です。

interval delay

(任意)それぞれの遅延を設定します。有効値は 0 ~ 300 です。デフォルトは 3 です。

lines number

(任意)表示される出力の行数を設定します。有効値は 0 ~ 512 です。デフォルトは 0 です。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show platform software process slot switch コマンドと show processes cpu platform monitor location コマンドの出力に、Linux top コマンドの出力が表示されます。これらのコマンドの出力には、Linux top コマンドで表示される「空きメモリ」と「使用メモリ」が表示されます。これらのコマンドによって「空きメモリ」と「使用メモリ」に表示される値は、その他のプラットフォーム メモリ関連 CLI の出力で表示される値とは一致しません。

次に、show platform software process slot switch active R0 monitor コマンドの出力例を示します。


Switch# show platform software process slot switch active R0 monitor

top - 00:01:52 up 1 day, 11:20,  0 users,  load average: 0.50, 0.68, 0.83
Tasks: 311 total,   2 running, 309 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  7.4%us,  3.3%sy,  0.0%ni, 89.2%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.1%si,  0.0%st
Mem:   3976844k total,  3955036k used,    21808k free,   419312k buffers
Swap:        0k total,        0k used,        0k free,  1946764k cached

  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND            
 5693 root      20   0  3448 1368  912 R    7  0.0   0:00.07 top                
17546 root      20   0 2044m 244m  79m S    7  6.3 186:49.08 fed main event     
18662 root      20   0 1806m 678m 263m S    5 17.5 215:32.38 linux_iosd-imag    
30276 root      20   0  171m  42m  33m S    5  1.1 125:06.77 repm               
17835 root      20   0  935m  74m  63m S    4  1.9  82:28.31 sif_mgr            
18534 root      20   0  182m 150m  10m S    2  3.9   8:12.08 smand              
    1 root      20   0  8440 4740 2184 S    0  0.1   0:09.52 systemd            
    2 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kthreadd           
    3 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:02.86 ksoftirqd/0        
    5 root       0 -20     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kworker/0:0H       
    7 root      RT   0     0    0    0 S    0  0.0   0:01.44 migration/0        
    8 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 rcu_bh             
    9 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:23.08 rcu_sched          
   10 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:58.04 rcuc/0             
   11 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0  21:35.60 rcuc/1             
   12 root      RT   0     0    0    0 S    0  0.0   0:01.33 migration/1  


show platform software status control-processor

プラットフォーム ソフトウェアの制御プロセッサのステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show platform software status control-processor コマンドを使用します。

show platform software status control-processor [ brief ]

構文の説明

brief

(任意)プラットフォームの制御プロセッサのステータスのサマリーを表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 より前は、コマンド出力に表示される「空きメモリ」は基盤となる Linux カーネルから得ていました。使用可能な一部のメモリ チャンクは空きメモリと見なされていなかったため、この値は正確ではありませんでした。

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 では、空きメモリは正確に計算されて、コマンド出力の Free Memory フィールドに表示されます。

次に、show platform memory software status control-processor コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform software status control-processor
        
2-RP0: online, statistics updated 7 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 1.00, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 1.21, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.90, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 2766284 (70%), status: healthy
  Free: 1210568 (30%)
  Committed: 3358008 (84%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.40, System:  1.70, Nice:  0.00, Idle: 93.80
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  3.80, System:  1.20, Nice:  0.00, Idle: 94.90
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  7.00, System:  1.10, Nice:  0.00, Idle: 91.89
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.49, System:  0.69, Nice:  0.00, Idle: 94.80
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
          
3-RP0: unknown, statistics updated 2 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 0.24, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 0.27, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.32, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 2706768 (68%), status: healthy
  Free: 1270084 (32%)
  Committed: 3299332 (83%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.50, System:  1.20, Nice:  0.00, Idle: 94.20
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  5.20, System:  0.50, Nice:  0.00, Idle: 94.29
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  3.60, System:  0.70, Nice:  0.00, Idle: 95.69
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  3.00, System:  0.60, Nice:  0.00, Idle: 96.39
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00

4-RP0: unknown, statistics updated 2 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 0.21, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 0.24, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.24, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 1452404 (37%), status: healthy
  Free: 2524448 (63%)
  Committed: 1675120 (42%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  2.30, System:  0.40, Nice:  0.00, Idle: 97.30
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.19, System:  0.69, Nice:  0.00, Idle: 95.10
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.79, System:  0.79, Nice:  0.00, Idle: 94.40
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  2.10, System:  0.40, Nice:  0.00, Idle: 97.50
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00

9-RP0: unknown, statistics updated 4 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 0.20, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 0.35, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.35, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 1451328 (36%), status: healthy
  Free: 2525524 (64%)
  Committed: 1675932 (42%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  1.90, System:  0.50, Nice:  0.00, Idle: 97.60
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.39, System:  0.19, Nice:  0.00, Idle: 95.40
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  5.70, System:  1.00, Nice:  0.00, Idle: 93.30
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  1.30, System:  0.60, Nice:  0.00, Idle: 98.00
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00


次に、show platform memory software status control-processor brief コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform software status control-processor brief

Load Average
 Slot  Status  1-Min  5-Min 15-Min
2-RP0 Healthy   1.10   1.21   0.91
3-RP0 Healthy   0.23   0.27   0.31
4-RP0 Healthy   0.11   0.21   0.22
9-RP0 Healthy   0.10   0.30   0.34

Memory (kB)
 Slot  Status    Total     Used (Pct)     Free (Pct) Committed (Pct)
2-RP0 Healthy  3976852  2766956 (70%)  1209896 (30%)   3358352 (84%)
3-RP0 Healthy  3976852  2706824 (68%)  1270028 (32%)   3299276 (83%)
4-RP0 Healthy  3976852  1451888 (37%)  2524964 (63%)   1675076 (42%)
9-RP0 Healthy  3976852  1451580 (37%)  2525272 (63%)   1675952 (42%)

CPU Utilization
 Slot  CPU   User System   Nice   Idle    IRQ   SIRQ IOwait
2-RP0    0   4.10   2.00   0.00  93.80   0.00   0.10   0.00
         1   4.60   1.00   0.00  94.30   0.00   0.10   0.00
         2   6.50   1.10   0.00  92.40   0.00   0.00   0.00
         3   5.59   1.19   0.00  93.20   0.00   0.00   0.00
3-RP0    0   2.80   1.20   0.00  95.90   0.00   0.10   0.00
         1   4.49   1.29   0.00  94.20   0.00   0.00   0.00
         2   5.30   1.60   0.00  93.10   0.00   0.00   0.00
         3   5.80   1.20   0.00  93.00   0.00   0.00   0.00
4-RP0    0   1.30   0.80   0.00  97.89   0.00   0.00   0.00
         1   1.30   0.20   0.00  98.50   0.00   0.00   0.00
         2   5.60   0.80   0.00  93.59   0.00   0.00   0.00
         3   5.09   0.19   0.00  94.70   0.00   0.00   0.00
9-RP0    0   3.99   0.69   0.00  95.30   0.00   0.00   0.00
         1   2.60   0.70   0.00  96.70   0.00   0.00   0.00
         2   4.49   0.89   0.00  94.60   0.00   0.00   0.00
         3   2.60   0.20   0.00  97.20   0.00   0.00   0.00


show processes cpu platform monitor

IOS XE プロセスの CPU 使用率に関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show processes cpu platform monitor コマンドを使用します。

show processes cpu platform monitor location switch { switch-number | active | standby } { 0 | F0 | R0 }

構文の説明

location

Field Replaceable Unit(FRU)の場所に関する情報を表示します。

switch

スイッチを指定します。

switch-number

スイッチ番号。

active

アクティブ インスタンスを指定します。

standby

スタンバイ インスタンスを指定します。

0

共有ポート アダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show platform software process slot switch コマンドと show processes cpu platform monitor location コマンドの出力に、Linux top コマンドの出力が表示されます。これらのコマンドの出力には、Linux top コマンドで表示される「空きメモリ」と「使用メモリ」が表示されます。これらのコマンドによって「空きメモリ」と「使用メモリ」に表示される値は、その他のプラットフォーム メモリ関連 CLI の出力で表示される値とは一致しません。

次に、show processes cpu monitor location switch active R0 コマンドの出力例を示します。

Switch# show processes cpu platform monitor location switch active R0 

top - 00:04:21 up 1 day, 11:22,  0 users,  load average: 0.42, 0.60, 0.78
Tasks: 312 total,   4 running, 308 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  7.4%us,  3.3%sy,  0.0%ni, 89.2%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.1%si,  0.0%st
Mem:   3976844k total,  3956928k used,    19916k free,   419312k buffers
Swap:        0k total,        0k used,        0k free,  1947036k cached

  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND            
 6294 root      20   0  3448 1368  912 R    9  0.0   0:00.07 top                
17546 root      20   0 2044m 244m  79m S    7  6.3 187:02.07 fed main event     
30276 root      20   0  171m  42m  33m S    7  1.1 125:15.54 repm               
   16 root      20   0     0    0    0 S    5  0.0  22:07.92 rcuc/2             
   21 root      20   0     0    0    0 R    5  0.0  22:13.24 rcuc/3             
18662 root      20   0 1806m 678m 263m R    5 17.5 215:47.59 linux_iosd-imag    
   11 root      20   0     0    0    0 S    4  0.0  21:37.41 rcuc/1             
10333 root      20   0  6420 3916 1492 S    4  0.1   4:47.03 btrace_rotate.s    
   10 root      20   0     0    0    0 S    2  0.0   0:58.13 rcuc/0             
 6304 root      20   0   776   12    0 R    2  0.0   0:00.01 ls                 
17835 root      20   0  935m  74m  63m S    2  1.9  82:34.07 sif_mgr            
    1 root      20   0  8440 4740 2184 S    0  0.1   0:09.52 systemd            
    2 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kthreadd           
    3 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:02.86 ksoftirqd/0        
    5 root       0 -20     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kworker/0:0H       
    7 root      RT   0     0    0    0 S    0  0.0   0:01.44 migration/0 


show processes memory platform

Cisco IOS XE プロセスごとのメモリ使用率を表示するには、特権 EXEC モードで show processes memory platform コマンドを使用します。

show processes memory platform [ detailed { name process-name | process-id process-ID } [ location | maps [ location ] | smaps [ location ] ] | location | sorted [ location ] ] switch { switch-number | active | standby } { 0 | F0 | R0 }

構文の説明

detailed process-name

(任意)指定された Cisco IOS XE プロセスの詳細なメモリ情報を表示します。

name process-name

(任意)Cisco IOS XE プロセス名と一致します。

process-id process-ID

(任意)Cisco IOS XE プロセス ID と一致します。

location

(任意)FRU の場所に関する情報を表示します。

maps

(任意)プロセスのメモリ マップを表示します。

smaps

(任意)プロセスの smap を表示します。

sorted

(任意)Cisco IOS XE プロセスによって使用されている合計メモリに基づいてソートされた出力を表示します。

switch switch-number

デバイスに関する情報を表示します。

active

スイッチのアクティブ インスタンスに関する情報を表示します。

standby

スイッチのスタンバイ インスタンスに関する情報を表示します。

0

SPA プロセッサ間スロット 0 に関する情報を表示します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 に関する情報を表示します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 に関する情報を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが追加されました。

使用上のガイドライン

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 より前は、コマンド出力に表示される「空きメモリ」は基盤となる Linux カーネルから得ていました。使用可能な一部のメモリ チャンクは空きメモリと見なされていなかったため、この値は正確ではありませんでした。

Cisco IOS XE Denali 16.3.1 では、空きメモリは正確に計算されて、コマンド出力の Free Memory フィールドに表示されます。

次に、show processes memory platform コマンドの出力例を示します。

Switch# show processes memory platform
  
System memory: 3976852K total, 2761580K used, 1215272K free,
Lowest: 1215272K
   Pid    Text      Data   Stack   Dynamic       RSS     Total              Name  
--------------------------------------------------------------------------------
     1    1246      4400     132      1308      4400      8328           systemd  
    96     233      2796     132       132      2796     12436   systemd-journal  
   105     284      1796     132       176      1796      5208     systemd-udevd  
   707      52      2660     132       172      2660     11688        in.telnetd  
   744     968      3264     132      1700      3264      5800         brelay.sh  
   835      52      2660     132       172      2660     11688        in.telnetd  
   863     968      3264     132      1700      3264      5800         brelay.sh  
   928     968      3996     132      2312      3996      6412      reflector.sh  
   933     968      3976     132      2312      3976      6412       droputil.sh  
   934     968      2140     132       528      2140      4628            oom.sh  
   936     173       936     132       132       936      3068            xinetd  
   945     968      1472     132       132      1472      4168       libvirtd.sh  
   947     592     43164     132      3096     43164    154716              repm  
   954      45       932     132       132       932      3132           rpcbind  
   986     482      3476     132       132      3476    169288          libvirtd  
   988      66       940     132       132       940      2724         rpc.statd  
   993     968       928     132       132       928      4232   boothelper_evt.  
  1017      21       640     132       132       640      2500       inotifywait  
  1089     102      1200     132       132      1200      3328        rpc.mountd  
  1328       9      2940     132       148      2940     13844             rotee  
  1353      39       532     132       132       532      2336             sleep  
!
!
!

次に、show processes memory platform information コマンドの出力例を示します。

Switch# show processes memory platform location switch active R0 

System memory: 3976852K total, 2762844K used, 1214008K free,
Lowest: 1214008K
   Pid    Text      Data   Stack   Dynamic       RSS     Total              Name  
--------------------------------------------------------------------------------
     1    1246      4400     132      1308      4400      8328           systemd  
    96     233      2796     132       132      2796     12436   systemd-journal  
   105     284      1796     132       176      1796      5208     systemd-udevd  
   707      52      2660     132       172      2660     11688        in.telnetd  
   744     968      3264     132      1700      3264      5800         brelay.sh  
   835      52      2660     132       172      2660     11688        in.telnetd  
   863     968      3264     132      1700      3264      5800         brelay.sh  
   928     968      3996     132      2312      3996      6412      reflector.sh  
   933     968      3976     132      2312      3976      6412       droputil.sh  
!
!
!


次に、show processes memory platform sorted コマンドの出力例を示します。

Switch# show processes memory platform sorted

System memory: 3976852K total, 2762884K used, 1213968K free,
Lowest: 1213968K
   Pid    Text      Data   Stack   Dynamic       RSS     Total              Name  
--------------------------------------------------------------------------------
  9655    3787    264964     136     18004    264964   2675968               wcm  
 17261     324    248588     132    103908    248588   2093076    fed main event  
  7885  149848    684864     136        80    684864   1853548   linux_iosd-imag  
 17891     398     75772     136      1888     75772    958240           sif_mgr  
 17067    1087     77912     136      1796     77912    702184      platform_mgr  
  4268     391    102084     136      5596    102084    482656         cli_agent  
  4856     357     93388     132      3680     93388    340052               dbm  
 29842    8722     64428     132      8056     64428    297068     fman_fp_image  
  5960    9509     76088     136      3200     76088    287156           fman_rp  
!
!
! 


次に、show processes memory platform sorted location switch active R0 コマンドの出力例を示します。

Switch# show processes memory platform sorted location switch active R0 

System memory: 3976852K total, 2763584K used, 1213268K free,
Lowest: 1213268K
   Pid    Text      Data   Stack   Dynamic       RSS     Total              Name  
--------------------------------------------------------------------------------
  9655    3787    264968     136     18004    264968   2675968               wcm  
 17261     324    249020     132    103908    249020   2093076    fed main event  
  7885  149848    684912     136        80    684912   1853548   linux_iosd-imag  
 17891     398     75884     136      1888     75884    958240           sif_mgr  
 17067    1087     77820     136      1796     77820    702184      platform_mgr  
  4268     391    102084     136      5596    102084    482656         cli_agent  
  4856     357     93388     132      3680     93388    340052               dbm  
 29842    8722     64428     132      8056     64428    297068     fman_fp_image  
  5960    9509     76088     136      3200     76088    287156           fman_rp  
!
!
!

show power inline

指定された PoE ポート、指定されたスタック メンバ、またはスイッチ スタックのすべての PoE ポートの PoE ステータスを表示するには、EXEC モードで show power inline コマンドを使用します。

show power inline [ police | priority ] [ interface-id | module stack-member-number ] [detail]

構文の説明

police

(任意)リアルタイムの電力消費に関するパワー ポリシング情報を表示します。

priority

(任意)各ポートのパワー インライン ポート プライオリティを表示します。

interface-id

(任意)物理インターフェイスの ID です。

module stack-member-number

(任意)指定されたスタック メンバのポートだけを表示します。

指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

このキーワードは、スタック対応スイッチでのみサポートされています。

detail

(任意)インターフェイスまたはモジュールの詳細な出力を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次の例では、show power inline コマンドの出力を示します。次の表に、出力フィールドについて説明します。


Device> show power inline
Module   Available     Used     Remaining
          (Watts)     (Watts)    (Watts)
------   ---------   --------   ---------
1             n/a        n/a         n/a
2             n/a        n/a         n/a
3          1440.0       15.4      1424.6
4           720.0        6.3       713.7
Interface Admin  Oper       Power   Device              Class Max
                            (Watts)
--------- ------ ---------- ------- ------------------- ----- ----
Gi3/0/1   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/2   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/3   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/4   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/5   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/6   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/7   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/8   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/9   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/10  auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/11  auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
Gi3/0/12  auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0
<output truncated>

次の例では、スイッチ ポートに対する show power inline interface-id コマンドの出力を示します。

Device> show power inline gigabitethernet1/0/1 
Interface Admin  Oper       Power   Device              Class Max
                            (Watts)
--------- ------ ---------- ------- ------------------- ----- ----
Gi1/0/1   auto   off        0.0     n/a                 n/a   30.0

次の例では、スタック メンバ 3 での show power inline module switch-number コマンドの出力を示します。次の表に、出力フィールドについて説明します。

Device> show power inline module 3
Module   Available     Used     Remaining
          (Watts)     (Watts)    (Watts)
------   ---------   --------   ---------
3           865.0      864.0         1.0
Interface Admin  Oper       Power   Device              Class Max
                            (Watts)
--------- ------ ---------- ------- ------------------- ----- ----
Gi3/0/1   auto   power-deny 4.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/2   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/3   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/4   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/5   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/6   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/7   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/8   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/9   auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
Gi3/0/10  auto   off        0.0     n/a                 n/a   15.4
<output truncated>

表 3. show power inline のフィールドの説明

フィールド

説明

Available

スイッチ上の設定電力1 の合計で、ワット数(W)です。

Used

PoE ポートに割り当てられている設定電力の合計で、ワット数です。

Remaining

システムで割り当てられていない設定電力の合計(ワット数)です。(Available - Used = Remaining)

Admin

管理モード:auto、off、static

Oper

動作モード:

  • on:受電デバイスが検出され、電力が適用されています。

  • off:PoE が適用されていません。

  • faulty:装置検出または受電デバイスが障害の状態です。

  • power-deny:受電デバイスが検出されていますが、PoE が使用できない状態か、最大ワット数が検出された受電デバイスの最大数を超えています。

電源

受電デバイスに割り当てられている最大電力の合計で、ワット数です。この値は、show power inline police コマンドの出力の Cutoff Power フィールドの値と同じです。

デバイス

検出された装置のタイプ:n/a、unknown、Cisco 受電装置、IEEE 受電装置、または CDP からの名前。

クラス

IEEE 分類:n/a または 0 ~ 4 の値。

Max

受電デバイスに割り当てられている最大電力の合計で、ワット数です。

AdminPowerMax

スイッチがリアルタイム電力消費をポリシングする場合に、受電デバイスに割り当てられる電力の最大量です(ワット単位)。この値は、Max フィールドの値と同じです。

AdminConsumption

スイッチがリアルタイム電力消費をポリシングする場合に、受電デバイスに割り当てられる電力の消費量です(ワット単位)。ポリシングがディセーブルである場合、この値は AdminPowerMax フィールドの値と同じです。

1 設定電力とは、手動で指定する電力、または CDP 電力ネゴシエーションまたは IEEE 分類を使用してスイッチが指定する電力(電力検知機能によってモニタされるリアルタイムの電力とは異なります)です。

次の例では、スタッキング対応スイッチに対する show power inline police コマンドの出力を示します。

Device> show power inline police
Module   Available    Used      Remaining
          (Watts)     (Watts)    (Watts)
------   ---------   --------   ---------
1           370.0        0.0       370.0
3           865.0      864.0         1.0
          Admin  Oper        Admin      Oper       Cutoff Oper 
Interface State  State       Police     Police     Power  Power
--------- ------ ----------- ---------- ---------- ------ ------
Gi1/0/1   auto   off         none       n/a        n/a    0.0 
Gi1/0/2   auto   off         log        n/a        5.4    0.0 
Gi1/0/3   auto   off         errdisable n/a        5.4    0.0 
Gi1/0/4   off    off         none       n/a        n/a    0.0 
Gi1/0/5   off    off         log        n/a        5.4    0.0 
Gi1/0/6   off    off         errdisable n/a        5.4    0.0 
Gi1/0/7   auto   off         none       n/a        n/a    0.0 
Gi1/0/8   auto   off         log        n/a        5.4    0.0 
Gi1/0/9   auto   on          none       n/a        n/a    5.1 
Gi1/0/10  auto   on          log        ok         5.4    4.2 
Gi1/0/11  auto   on          log        log        5.4    5.9 
Gi1/0/12  auto   on          errdisable ok         5.4    4.2 
Gi1/0/13  auto   errdisable  errdisable n/a        5.4    0.0 
<output truncated>

上の例では、次のようになっています。

  • Gi1/0/1 ポートはシャットダウンしていて、ポリシングは設定されていません。

  • Gi1/0/2 ポートはシャットダウンしていますが、ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとして syslog メッセージを生成するよう設定されています。

  • Gi1/0/3 ポートはシャットダウンしていますが、ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとしてポートをシャットダウンするよう設定されています。

  • Gi1/0/4 ポートでは、デバイス検出がディセーブルであり、ポートに電力が供給されておらず、ポリシングがディセーブルです。

  • Gi1/0/5 ポートでは、デバイス検出がディセーブルであり、ポートに電力が供給されていませんが、ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとして syslog メッセージを生成するよう設定されています。

  • Gi1/0/6 ポートでは、デバイス検出がディセーブルであり、ポートに電力が供給されていませんが、ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとしてポートをシャットダウンするよう設定されています。

  • Gi1/0/7 ポートはアップしていて、ポリシングはディセーブルですが、接続されている装置に対してスイッチから電力が供給されていません。

  • Gi1/0/8 ポートはアップしていて、ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとして syslog メッセージを生成するよう設定されていますが、受電デバイスに対してスイッチから電力が供給されていません。

  • Gi1/0/9 ポートはアップしていて、受電デバイスが接続されており、ポリシングはディセーブルです。

  • Gi1/0/10 ポートはアップしていて、受電デバイスが接続されています。ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとして syslog メッセージを生成するよう設定されています。リアルタイム電力消費がカットオフ値より少ないため、ポリシング アクションは作動しません。

  • Gi1/0/11 ポートはアップしていて、受電デバイスが接続されています。ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとして syslog メッセージを生成するよう設定されています。

  • Gi1/0/12 ポートはアップしていて、受電デバイスが接続されています。ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとしてポートをシャットダウンするよう設定されています。リアルタイム電力消費がカットオフ値より少ないため、ポリシング アクションは作動しません。

  • Gi1/0/13 ポートはアップしていて、受電デバイスが接続されています。ポリシングはイネーブルであり、ポリシング アクションとしてポートをシャットダウンするよう設定されています。

次の例では、スタンドアロン スイッチに対する show power inline police interface-id コマンドの出力を示します。次の表に、出力フィールドについて説明します。

Device> show power inline police gigabitethernet1/0/1 
Interface Admin  Oper       Admin      Oper       Cutoff Oper
          State  State      Police     Police     Power  Power
--------- ------ ---------- ---------- ---------- ------ -----
Gi1/0/1   auto   off        none       n/a        n/a    0.0

表 4. show power inline police のフィールドの説明

フィールド

説明

Available

スイッチ上の設定電力2

Used

PoE ポートに割り当てられている設定電力の合計で、ワット数です。

Remaining

システムで割り当てられていない設定電力の合計(ワット数)です。(Available - Used = Remaining)

Admin State

管理モード:auto、off、static

Oper State

動作モード:

  • errdisable:ポリシングはイネーブルです。
  • faulty:受電デバイスでの装置検出が障害の状態です。
  • off:PoE が適用されていません。
  • on:受電デバイスが検出され、電力が適用されています。
  • power-deny:受電デバイスが検出されていますが、PoE が使用できない状態か、リアルタイム電力消費が最大電力割り当てを超えています。
(注)   

動作モードは、指定した PoE ポート、指定したスタック メンバ、またはスイッチのすべての PoE ポートの現在の PoE ステートです。

Admin Police

リアルタイム電力消費ポリシング機能のステータス:

  • errdisable:ポリシングがイネーブルで、リアルタイム電力消費が最大電力割り当てを超えるとスイッチはポートをシャットダウンします。
  • log:ポリシングはイネーブルで、リアルタイム電力消費が最大電力割り当てを超えるとスイッチが Syslog メッセージを生成します。
  • none:ポリシングはディセーブルです。

Oper Police

ポリシング ステータス:

  • errdisable:リアルタイム電力消費が最大電力割り当てを超えています。スイッチが PoE ポートをシャットダウンします。
  • log:リアルタイム電力消費が最大電力割り当てを超えています。スイッチが Syslog メッセージを生成します。
  • n/a:装置検出がディセーブルで、電力が PoE ポートに適用されていないか、ポリシング アクションが設定されていません。
  • ok:リアルタイム電力消費が最大電力割り当てより少ない状態です。

Cutoff Power

ポートに割り当てられている最大電力です。リアルタイム電力消費がこの値を上回ると、スイッチは設定されたポリシング アクションを実行します。

Oper Power

受電デバイスのリアルタイム電力消費です。

2 設定電力とは、手動で指定する電力、または CDP 電力ネゴシエーションまたは IEEE 分類を使用してスイッチが指定する電力(電力検知機能によってモニタされるリアルタイムの電力とは異なります)です。

次の例では、スタンドアロン スイッチ上での show power inline priority コマンドの出力を示します。


Device> show power inline priority 
Interface  Admin  Oper       Priority
           State  State
---------- ------ ---------- --------

Gi1/0/1    auto   off        low
Gi1/0/2    auto   off        low
Gi1/0/3    auto   off        low
Gi1/0/4    auto   off        low
Gi1/0/5    auto   off        low
Gi1/0/6    auto   off        low
Gi1/0/7    auto   off        low
Gi1/0/8    auto   off        low
Gi1/0/9    auto   off        low

show stack-power

電源スタックのStackPower スタックまたはスイッチに関する情報を表示するには、EXEC モードで show stack-power コマンドを使用します。

{ show stack-power [ budgeting | detail | load-shedding | neighbors ] [ order power-stack-name ] | [ stack-name [stack-id] | switch [switch-id] ] }

構文の説明

budgeting

(任意)スタック電源のバジェット テーブルを表示します。

detail

(任意)スタック電源のスタックの詳細を表示します。

load-shedding

(任意)スタック電源の負荷制限テーブルを表示します。

neighbors

(任意)スタック電源のネイバー テーブルを表示します。

order power-stack-name

(任意)電源スタックの負荷制限優先順位を表示します。

(注)   

このキーワードは、load-shedding キーワードの後にのみ使用できます。

stack-name

(任意)すべての電源スタックまたは指定された電源スタックのバジェット テーブル、詳細、またはネイバーを表示します。

(注)   

このキーワードは、load-shedding キーワードの後には使用できせん。

stack-id

(任意)電源スタックの電源スタック ID。スタック ID は、31 文字以下である必要があります。

switch

(任意)すべてのスイッチ、または指定されたスイッチのバジェット テーブル、詳細、負荷制限、またはネイバーを表示します。

switch-id

(任意)スイッチのスイッチ ID。スイッチ番号は 1~9 です。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.3.2

すべてのオプションのサポートは、このコマンドに対して有効になっています。

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが再度導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、IP Base または IP Services イメージが実行されているスイッチ スタックでのみ使用できます。

負荷制限のためにスイッチがシャットダウンされた場合、show stack-power コマンドの出力には、シャットダウンされたネイバー スイッチの MAC アドレスが含まれています。コマンド出力は、スイッチに供給するために十分な電力がない場合でも、スタック電力トポロジを示します。

次の例では、show stack-power コマンドの出力を示します。


Device# show stack-power
Power Stack           Stack   Stack    Total   Rsvd    Alloc   Unused  Num  Num
Name                  Mode    Topolgy  Pwr(W)  Pwr(W)  Pwr(W)  Pwr(W)  SW   PS
--------------------  ------  -------  ------  ------  ------  ------  ---  ---
Powerstack-1          SP-PS   Stndaln  350     150     200     0       1    1

次の例では、show stack-power budgeting コマンドの出力を示します。


Device# show stack-power budgeting
Power Stack           Stack   Stack    Total   Rsvd    Alloc   Unused  Num  Num
Name                  Mode    Topolgy  Pwr(W)  Pwr(W)  Pwr(W)  Pwr(W)  SW   PS
--------------------  ------  -------  ------  ------  ------  ------  ---  ---
Powerstack-1          SP-PS   Stndaln  350     150     200     0       1    1

    Power Stack           PS-A   PS-B   Power     Alloc     Avail   Consumd Pwr
SW  Name                  (W)    (W)    Budgt(W)  Power(W)  Pwr(W)  Sys/PoE(W)
--  --------------------  -----  -----  --------  --------  ------  -----------
1   Powerstack-1          350    0      200       200       0       60   /0
--  --------------------  -----  -----  --------  --------  ------  -----------
Totals:                                           200       0       60   /0

show system mtu

グローバル最大伝送ユニット(MTU)、またはスイッチに設定されている最大パケット サイズを表示するには、特権 EXEC モードで show system mtu コマンドを使用します。

show system mtu

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

MTU 値および MTU 値に影響を与えるスタック設定の詳細については、system mtu コマンドを参照してください。

次の例では、show system mtu コマンドの出力を示します。

Device# show system mtu
Global Ethernet MTU is 1500 bytes.

show tech-support

システム情報を表示する show コマンドを自動的に実行するには、特権 EXEC モードで show tech-support コマンドを使用します。

show tech-support [ cef | cft | eigrp | evc | fnf | ipc | ipmulticast | ipsec | mfib | nat | nbar | onep | ospf | page | password | rsvp | subscriber | vrrp | wccp ]

構文の説明

cef

(任意)CEF 関連情報を表示します。

cft

(任意)CFT 関連情報を表示します。

eigrp

(任意)EIGRP 関連情報を表示します。

evc

(任意)EVC 関連情報を表示します。

fnf

(任意)Flexible NetFlow 関連情報を表示します。

ipc

(任意)IPC 関連情報を表示します。

ipmulticast

(任意)IP 関連情報を表示します。

ipsec

(任意)IPSEC 関連情報を表示します。

mfib

(任意)MFIB 関連情報を表示します。

nat

(任意)NAT 関連情報を表示します。

nbar

(任意)NBAR 関連情報を表示します。

onep

(任意)ONEP 関連情報を表示します。

ospf

(任意)OSPF 関連情報を表示します。

page

(任意)コマンド出力を 1 ページずつ表示します。Return キーを押して、出力の次の行を表示するか、スペースバーを使用して、次の情報ページを表示します。使用しない場合、出力がスクロールします(つまり、改ページで停止しません)。

コマンド出力を停止するには、Ctrl+C キーを押します。

password

(任意)パスワードおよびその他のセキュリティ情報を出力に残します。使用しない場合、出力中のパスワードおよびそのほかのセキュリティ関連情報は、ラベル「<removed>」と置き換えられます。

rsvp

(任意)IP RSVP 関連情報を表示します。

subscriber

(任意)サブスクライバ関連情報を表示します。

vrrp

(任意)VRRP 関連情報を表示します。

wccp

(任意)WCCP 関連情報を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Denali 16.3.2

このコマンドは、出力修飾子の次のコマンドの出力を表示できるよう強化されました。
  • show power inline
  • show platform software ilpower details
  • show power inline police
  • show stack-power budgeting

Cisco IOS XE Denali 16.1.1

このコマンドが再度導入されました。

使用上のガイドライン

show tech-support コマンドの出力は非常に長くなります。この出力を効率よく処理するには、ローカルの書き込み可能なストレージ、またはリモート ファイル システムで、この出力をファイルにリダイレクトします(たとえば、show tech-support > filename)。ファイルに出力をリダイレクトすると、出力を Cisco Technical Assistance Center(TAC)の担当者に送信することも容易になります。

リダイレクトには、次のいずれかの方法を使用できます。

  • > filename:出力をファイルにリダイレクトします。
  • >> filename:出力をファイルにアペンド モードでリダイレクトします。

speed

10/100/1000/2500/5000 Mbps ポートの速度を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで speed コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

speed { 10 | 100 | 1000 | 2500 | 5000 | auto [ 10 | 100 | 1000 | 2500 | 5000 ] | nonegotiate }

no speed

構文の説明

10

ポートが 10 Mbps で稼働することを指定します。

100

ポートが 100 Mbps で稼働することを指定します。

1000

ポートが 1000 Mbps で稼働することを指定します。このオプションは、10/100/1000 Mb/s ポートでだけ有効になって表示されます。

2500

ポートが 2500 Mbps で稼働することを指定します。このオプションは、マルチギガビット対応のイーサネット ポートでのみ有効であり、表示されます。

5000

ポートが 5000 Mbps で稼働することを指定します。このオプションは、マルチギガビット対応のイーサネット ポートでのみ有効であり、表示されます。

auto

稼働時のポートの速度を、リンクのもう一方の終端のポートを基準にして自動的に検出します。10 , 100 , 1000 , 1000 , 2500 キーワードまたは 5000 キーワードを auto キーワードとともに使用すると、ポートは指定した速度でのみ自動ネゴシエーションを実行します。

nonegotiate

自動ネゴシエーションをディセーブルにし、ポートは 1000 Mbps で稼働します。

コマンド デフォルト

デフォルトは auto です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Denali 16.3.1

このコマンドが変更されました。25005000 のキーワードが追加されました。これらのキーワードは、マルチギガビット イーサネット ポート対応デバイスでのみ表示されます。

使用上のガイドライン

10 ギガビット イーサネット ポートでは速度を設定できません。

1000BASE-T Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを除き、SFP モジュール ポートが自動ネゴシエーションをサポートしていないデバイスに接続されている場合は、ネゴシエートしないように(nonegotiate )速度を設定できます。

新しいキーワードの 2500 および 5000 は、マルチギガビット(m-Gig)イーサネット対応デバイスでのみ表示されます。

速度が auto に設定されている場合、スイッチはもう一方のリンクの終端にあるデバイスと速度設定についてネゴシエートし、速度をネゴシエートされた値に強制的に設定します。デュプレックス設定はリンクの両端での設定が引き継がれますが、これにより、デュプレックス設定に矛盾が生じることがあります。

ラインの両端が自動ネゴシエーションをサポートしている場合、デフォルトの自動ネゴシエーション設定を使用することを強く推奨します。一方のインターフェイスでは自動ネゴシエーションをサポートし、もう一方の終端ではサポートしていない場合、サポートしている側には auto 設定を使用し、サポートしていない終端にはデュプレックスおよび速度を設定します。


注意    

インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定中にインターフェイスがシャットダウンし、再びイネーブルになる場合があります。


スイッチの速度およびデュプレックスのパラメータの設定に関する注意事項は、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring Interface Characteristics」の章を参照してください。

show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用して、設定を確認します。

次に、ポートの速度を 100 Mbps に設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed 100
		

次に、10 Mbps でだけポートが自動ネゴシエートするように設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed auto 10
		

次に、10 Mbps または 100 Mbps でだけポートが自動ネゴシエートするように設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed auto 10 100

stack-power

設定内容 電源スタックまたは電源スタックのスイッチに StackPower パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで stack power コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

stack-power { stack power-stack-name | switch stack-member-number }

no stack-power { stack power-stack-name | switch stack-member-number }

構文の説明

stack power-stack-name

電源スタックの名前を指定します。名前は最大で 31 文字にできます。これらのキーワードの後に改行を入力すると、電源スタック コンフィギュレーション モードが開始されます。

switch stack-member-number

スタックのスイッチ番号(1 ~ 4)を指定して、スイッチのスイッチ スタック電源コンフィギュレーション モードを開始します。

コマンド デフォルト

デフォルトはありません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

stack-power stack power stack name コマンドを入力すると、電源スタック コンフィギュレーション モードが開始され、次のコマンドが使用可能になります。

  • default :コマンドをデフォルト設定に戻します。
  • exit :ARP アクセスリスト コンフィギュレーション モードを終了します。
  • mode :電源スタックの電源モードを設定します。mode コマンドを参照してください。
  • no :コマンドを無効にするか、またはデフォルト設定に戻します。

StackPower に関係のないスイッチ番号を指定して stack-power switch switch-number コマンドを入力すると、エラー メッセージが表示されます。

StackPower に関係するスイッチの番号を指定して stack-power switch switch-number コマンドを入力すると、スイッチ スタック電源コンフィギュレーション モードが開始され、次のコマンドが使用可能になります。

  • default :コマンドをデフォルト設定に戻します。
  • exit :スイッチ スタック電源コンフィギュレーション モードを終了します。
  • no :コマンドを無効にするか、またはデフォルト設定に戻します。
  • power-priority :スイッチとスイッチ ポートの電源プライオリティを設定します。power-priority コマンドを参照してください。
  • stack-id name:スイッチが属する電源スタックの名前を入力します。電源スタック ID を入力しない場合、スイッチはスタック パラメータを継承しません。名前は最大で 31 文字にできます。
  • standalone :スイッチをスタンドアロン電源モードで動作させます。このモードに設定すると、両方の電源ポートがシャットダウンします。

次の例では、電源スタックに接続されたスイッチ 2 が電源プールから削除され、両方の電源ポートがシャットダウンされます。

Device(config)# stack-power switch 2
Device(config-switch-stackpower)# standalone
Device(config-switch-stackpower)# exit

switchport block

不明のマルチキャストまたはユニキャスト パケットが転送されないようにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport block コマンドを使用します。不明のマルチキャストまたはユニキャスト パケットの転送を許可するには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport block { multicast | unicast }

no switchport block { multicast | unicast }

構文の説明

multicast

不明のマルチキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。

(注)   

純粋なレイヤ 2 マルチキャスト トラフィックだけがブロックされます。ヘッダーに IPv4 または IPv6 の情報を含むマルチキャスト パケットはブロックされません。

unicast

不明のユニキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。

コマンド デフォルト

不明なマルチキャストおよびユニキャスト トラフィックはブロックされていません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

デフォルトでは、不明な MAC アドレスを持つすべてのトラフィックがすべてのポートに送信されます。保護ポートまたは非保護ポート上の不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックをブロックすることができます。不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックが保護ポートでブロックされない場合、セキュリティに問題のある場合があります。

マルチキャスト トラフィックでは、ポート ブロッキング機能は純粋なレイヤ 2 パケットだけをブロックします。ヘッダーに IPv4 または IPv6 の情報を含むマルチキャスト パケットはブロックされません。

不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックのブロックは、保護ポート上で自動的にイネーブルにはなりません。明示的に設定する必要があります。

パケットのブロックに関する情報は、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

次の例では、インターフェイス上で不明なユニキャスト トラフィックをブロックする方法を示します。

Device(config-if)# switchport block unicast

設定を確認するには、show interfaces interface-idswitchport 特権 EXEC コマンドを入力します。

system mtu

ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートのスイッチド パケットのグローバル最大パケット サイズまたは MTU サイズを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで system mtu コマンドを使用します。グローバル MTU 値をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

system mtu bytes

no system mtu

構文の説明

bytes

グローバル MTU のサイズ(バイト単位)。指定できる範囲は、1500 ~ 9198 バイトです。デフォルトは 1500 バイトです。

コマンド デフォルト

すべてのポートのデフォルトの MTU サイズは 1500 バイトです。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

設定を確認するには、show system mtu 特権 EXEC コマンドを入力します。

スイッチはインターフェイス単位では MTU をサポートしていません。

特定のインターフェイス タイプで許容範囲外の値を入力した場合、その値は受け入れられません。

次に、グローバル システム MTU サイズを 6000 バイトに設定する例を示します。

Device(config)# system mtu 6000
Global Ethernet MTU is set to 6000 bytes.
Note: this is the Ethernet payload size, not the total 
Ethernet frame size, which includes the Ethernet
header/trailer and possibly other tags, such as ISL or 
802.1q tags.

test mcu read-register

Power over Ethernet(PoE)コントローラのデバッグを有効にするには、特権 EXEC モードで test mcu read-register コマンドを使用します。

test mcu read-register { det-cls-offset | manufacture-id | port-mode }

構文の説明

det-cls-offset

読み取り検出分類登録の概要を表示します。

manufacture-id

PoE コントローラの製造 ID を表示します。

port-mode

ポート モードの詳細を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

次に、test mcu read-register det-cls-offset コマンドの出力例を示します。

Device# test mcu read-register det-cls-offset 1
 DETECTION ENABLE BIT SUMMARY

Controller    port1          port2          port3          port4       register
                                                                     (hexadecimal)
----------   -------        -------        -------        -------    ------------ 
1               1              0              1              0            5

2               1              0              1              0            5
 
3               1              0              1              0            5

4               1              0              1              0            5

5               1              0              1              0            5

6               1              0              1              0            5

7               1              0              1              0            5

8               1              0              1              0            5

9               1              0              1              0            5

10              1              0              1              0            5

11              0              0              1              0            4

12              1              0              0              0            1

 CLASSIFICATION ENABLE BIT SUMMARY

Controller    port1          port2          port3          port4       register
                                                                     (hexadecimal)
----------   -------        -------        -------        -------    ------------ 
1               1              0              1              0            5

2               1              0              1              0            5

3               1              0              1              0            5

4               1              0              1              0            5

5               1              0              1              0            5

6               1              0              1              0            5

7               1              0              1              0            5

8               1              0              1              0            5

9               1              0              1              0            5

10              1              0              1              0            5

11              0              0              1              0            4

12              1              0              0              0            1

次に、test mcu read-register manufacture-id コマンドの出力例を示します。

MANUFACTURE ID : DEVICE_BCM_PALPATINE reg_val = 0x1B

次に、test mcu read-register port-mode コマンドの出力例を示します。

 PORT MODE SUMMERY

Controller    port1          port2          port3          port4       register
                                                                     (hexadecimal)
----------   -------        -------        -------        -------    ------------ 
1              01             00             01             00           22
 
2              01             00             01             00           22

3              01             00             01             00           22

4              01             00             01             00           22

5              01             00             01             00           22

6              01             00             01             00           22

7              01             00             01             00           22

8              01             00             01             00           22

9              01             00             01             00           22

10             01             00             01             00           22

11             00             00             01             00           20

12             01             00             00             00            2

voice-signaling vlan(ネットワークポリシー コンフィギュレーション)

音声シグナリング アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルを作成するには、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードで voice-signaling vlan コマンドを使用します。ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

voice-signaling vlan { vlan-id [ cos cos-value | dscp dscp-value ] | dot1p [ cos l2-priority | dscp dscp ] | none | untagged }

構文の説明

vlan-id

(任意)音声トラフィック用の VLAN。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

cos cos-value

(任意)設定された VLAN に対するレイヤ 2 プライオリティ Class of Service(CoS)を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。

dscp dscp-value

(任意)設定された VLAN に対する Diffserv コード ポイント(DSCP)値を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。

dot1p

(任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話を設定します。

none

(任意)音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。電話は電話のキー パッドから入力された設定を使用します。

untagged

(任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように電話を設定します。これが電話のデフォルトになります。

コマンド デフォルト

音声シグナリング アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。

デフォルトの CoS 値は、5 です。

デフォルトの DSCP 値は、46 です。

デフォルトのタギング モードは、untagged です。

コマンド モード

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードを開始するには、network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

voice-signaling アプリケーション タイプは、音声メディアと異なる音声シグナリング用のポリシーを必要とするネットワーク トポロジ用です。すべての同じネットワーク ポリシーが voice policy TLV にアドバタイズされたポリシーとして適用される場合、このアプリケーション タイプはアドバタイズしないでください。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声シグナリング用のプロファイルを作成することができます。

これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。

次の例では、プライオリティ 2 の CoS を持つ VLAN 200 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。

Device(config)# network-policy profile 1
Device(config-network-policy)# voice-signaling vlan 200 cos 2

次の例では、DSCP 値 45 を持つ VLAN 400 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。

Device(config)# network-policy profile 1
Device(config-network-policy)# voice-signaling vlan 400 dscp 45

次の例では、プライオリティ タギングを持つネイティブ VLAN 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。

Device(config-network-policy)# voice-signaling vlan dot1p cos 4

voice vlan(ネットワークポリシー コンフィギュレーション)

音声アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルを作成するには、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードで voice vlan コマンドを使用します。ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

voice vlan { vlan-id [ cos cos-value | dscp dscp-value ] | dot1p [ cos l2-priority | dscp dscp ] | none | untagged }

構文の説明

vlan-id

(任意)音声トラフィック用の VLAN。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

cos cos-value

(任意)設定された VLAN に対するレイヤ 2 プライオリティ Class of Service(CoS)を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。

dscp dscp-value

(任意)設定された VLAN に対する Diffserv コード ポイント(DSCP)値を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。

dot1p

(任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話を設定します。

none

(任意)音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。電話は電話のキー パッドから入力された設定を使用します。

untagged

(任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように電話を設定します。これが電話のデフォルトになります。

コマンド デフォルト

音声アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。

デフォルトの CoS 値は、5 です。

デフォルトの DSCP 値は、46 です。

デフォルトのタギング モードは、untagged です。

コマンド モード

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE 3.2SE

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードを開始するには、network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

voice アプリケーション タイプは IP Phone 専用であり、対話形式の音声サービスをサポートするデバイスに似ています。通常、これらのデバイスは、展開を容易に行えるようにし、データ アプリケーションから隔離してセキュリティを強化するために、別個の VLAN に配置されます。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声用のプロファイルを作成することができます。

これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。

次の例では、プライオリティ 4 の CoS を持つ VLAN 100 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

Device(config)# network-policy profile 1
Device(config-network-policy)# voice vlan 100 cos 4

次の例では、DSCP 値 34 を持つ VLAN 100 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

Device(config)# network-policy profile 1
Device(config-network-policy)# voice vlan 100 dscp 34

次の例では、プライオリティ タギングを持つネイティブ VLAN 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

Device(config-network-policy)# voice vlan dot1p cos 4