スイッチはデフォルトで、システム メッセージおよび debug 特権 EXEC コマンドの出力をロギング プロセスに送信します。 スタック メンバーはシステム メッセージをトリガーできます。 システム メッセージを生成するスタック メンバは、ホスト名を hostname-n の形式で付加し(n は 1 ~ 9 のスイッチ 1 ~ 8 の範囲)、出力をアクティブ スイッチのロギング プロセスにリダイレクトします。 アクティブ スイッチはスタック メンバですが、そのホスト名はシステム メッセージの末尾に追加されません。 ロギング プロセスはログ メッセージを各宛先(設定に応じて、ログ バッファ、端末回線、UNIX Syslog サーバなど)に配信する処理を制御します。 ロギング プロセスは、コンソールにもメッセージを送信します。
ロギング プロセスがディセーブルの場合、メッセージはコンソールにのみ送信されます。 メッセージは生成時に送信されるため、メッセージおよびデバッグ出力にはプロンプトや他のコマンドの出力が割り込みます。 メッセージがアクティブなコンソールに表示されるのは、メッセージを生成したプロセスが終了してからです。
メッセージの重大度を設定して、コンソールおよび各宛先に表示されるメッセージのタイプを制御できます。 ログ メッセージにタイム スタンプを設定したり、Syslog 送信元アドレスを設定したりして、リアルタイムのデバッグ機能および管理機能を強化できます。 表示されるメッセージについては、このリリースに対応するシステム メッセージ ガイドを参照してください。
ロギングされたシステム メッセージにアクセスするには、スイッチのコマンドライン インターフェイス(CLI)を使用するか、または適切に設定された Syslog サーバにこれらのシステム メッセージを保存します。 スイッチ ソフトウェアは、Syslog メッセージをスタンドアロン スイッチ上の内部バッファに保存します。スイッチ スタックの場合は、アクティブ スイッチ上に保存します。 スタンドアロン スイッチまたはスタック マスターに障害が発生すると、ログをフラッシュ メモリに保存していなかった場合、ログは失われます。
システム メッセージをリモートで監視するには、Syslog サーバ上でログを表示するか、あるいは Telnet、コンソール ポート、またはイーサネット管理ポート経由でスイッチにアクセスします。 スイッチ スタックでは、すべてのスタック メンバ コンソールにより、同じコンソール出力が用意されます。
 (注) |
Syslog フォーマットは 4.3 Berkeley Standard Distribution(BSD)UNIX と互換性があります。
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