scope
既存の管理対象オブジェクトを「範囲設定」(入力)するには、適切なコマンド モードで該当する scope コマンドを使用します。
scope object_type name [ parameters]
構文の説明
object_type |
開始するオブジェクトのタイプ。例には、ローカル ユーザ アカウントと組織が含まれています。 |
name |
開始する特定のオブジェクトの名前。 |
パラメータ |
(オプション)オブジェクトの識別に必要な追加のプロパティまたはパラメータ。このコマンドを使用する場合、一般的にオブジェクトの識別には name で十分です。詳細については、特定のオブジェクトに対する create コマンドの説明を参照してください。 |
コマンド モード
範囲設定するオブジェクトのタイプに応じて異なります。詳細については、特定のオブジェクトに対する create コマンドの説明を参照してください。
コマンド履歴
履歴情報については、特定のオブジェクトに対する create コマンドの説明を参照してください。 |
使用上のガイドライン
オブジェクトは、管理可能な物理コンポーネント エンティティまたは論理エンティティを抽象的に表現したものです。たとえば、シャーシ、セキュリティ モジュール、ネットワーク モジュール、ポート、プロセッサは、管理対象オブジェクトとして表現される物理コンポーネントです。また、ライセンス、ユーザ ロール、プラットフォーム ポリシーは、管理対象オブジェクトとして表現される論理エンティティです。
FXOS には、オブジェクト管理用に一般的な 4 つのコマンド(create 、delete 、enter 、scope )があります。たとえば、ローカル ユーザ アカウントの作成、ローカル ユーザ アカウントの削除、ローカル ユーザ アカウントの入力を行い、そのアカウントのプロパティを割り当てまたは変更することができます。また、ローカル ユーザ アカウントを「調査」し、プロパティを割り当てまたは変更することもできます。
通常、これらのオブジェクト管理コマンドごとに利用可能なキーワードとオプションは同じであるため、さまざまなオブジェクト コマンドの create バージョンだけについて説明します。つまり、特定のオブジェクトの delete コマンドの詳細については、そのオブジェクトの create コマンドの説明を参照してください。たとえば、既存のローカル ユーザ アカウントの範囲設定に関連する情報については、create local-userを参照してください。
例
次の例は、セキュリティ モードを開始して、ローカル ユーザ アカウントを範囲設定し、アカウントの詳細を表示する方法を示しています。
firepower # scope security
firepower /security # scope local-user test_user
firepower /security/local-user # show detail
Local User test_user:
First Name: test
Last Name: user
Email: test_user@testuser.com
Phone:
Expiration: Never
Password: ****
User lock status: Not Locked
Account status: Active
User Roles:
Name: admin
Name: read-only
User SSH public key:
firepower /security/local-user #