この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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この章では、Cisco ONS 15454、ONS 15327、ONS 15310-CL、ONS 15310-MA、および ONS 15600 の copy(COPY)コマンドについて説明します。
(Cisco ONS 15454、ONS 15310-CL、ONS 15310-MA)Copy Cisco IOS Configuration File(COPY-IOSCFG)コマンドは、ML シリーズ イーサネット カードの Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルについて、次のような処理をサポートしています。
1. ネットワークからノードへの Cisco IOS 起動コンフィギュレーション ファイルのアップロード。
FTP(ファイル転送プロトコル)は、アップロードに使用できる唯一のプロトコルです。この操作を実行する場合は、送信元アクセス ID(SRC)フィールドに、FTP 認証用のユーザ名とパスワードを指定し、さらにネットワークから起動コンフィギュレーション ファイルを検索するためのホストとディレクトリを、FTP URL 文字列で指定する必要があります。DEST フィールドには、[STARTUP] 文字列を指定する必要があります。
2. ノードからネットワークへの Cisco IOS 起動コンフィギュレーション ファイルのダウンロード。
FTP は、ダウンロードに使用できる唯一のプロトコルです。この操作を実行する場合は、SRC フィールドに [STARTUP] 文字列を指定する必要があります。DEST フィールドには、FTP 認証用のユーザ名とパスワードを指定し、さらに起動コンフィギュレーション ファイルをネットワーク上で保存するためのホストとディレクトリを、FTP URL 文字列で指定する必要があります。
• この FTP タイムアウトは 30 秒であり、ユーザが設定することはできません。
• Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルは、ML シリーズ カードごとに一意であり、コマンドの AID フィールドのスロット番号で指定されます。
• Gateway Network Element/End Network Element(GNE/ENE; ゲートウェイ ネットワーク要素/エンド ネットワーク要素)環境では、GNE ファイアウォールが存在する場合は、TL1 による Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルのダウンロード(バックアップ)は実行できません。実行しようとすると、GNE から「Data Connection Error(データ接続エラー)」を受信します。TL1 による Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルのアップロードの場合は、GNE でこの処理をファイアウォールを通じて実行できますが、ファイルに「! Cisco IOS config <text>」というヘッダーが含まれている場合に限られます。コンフィギュレーション ファイルにこのヘッダーが含まれていない場合、GNE は「Data Connection Error(データ接続エラー)」でアップロード処理をブロックします。
• このコマンドの SRC または DEST フィールドで使用する FTP URL 文字列の形式は次のとおりです。
–非ファイアウォール環境では、URL の形式は次のようになります。
"FTP://[FTPUSER[:FTPPASSWORD]]@FTPHOST/PACKAGE_PATH"
FTPUSER は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータに接続するためのユーザ ID です。
<FTPPASSWORD> は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータに接続する際に使用するパスワードです。
<FTPHOST> は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータの IP アドレスです。ホスト名の DNS ルックアップはサポートされていません。
<PACKAGE_PATH> はパッケージ ファイルへの長いパス名です。
ユーザがホスト コンピュータにログインする必要がない場合、ユーザ ID とパスワードは省略してもかまいません。最初の「FTP://」文字列を含む、URL の他の部分はすべて必須です。
–ファイアウォール環境では、ホスト名に、@ の文字で区切られた IP アドレスのリストを指定する必要があります。最初の IP アドレスは、パッケージ ファイルが保存されているマシンの IP アドレスにする必要があります。その後の IP アドレスは、ネットワークに存在するファイアウォール マシンの IP アドレスを並べ(ネットワークの外に向かって端まで)、最後は、外部のユーザが最初にネットワークにアクセスするマシンの IP アドレスとします。たとえば、トポロジーが
"FTPHOST <-> GNE3 <->GNE2 <-> GNE1 <-> ENE"
"FTP://FTPUSER:FTPPASSWORD@FTPHOST@GNE3@GNE2@GNE1/PACKAGE_PATH"
COPY-IOSCFG::SLOT-1:CTAG::SRC="LONG_FTP_PATH",DEST="STARTUP";
アクセス ID。Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルが属するカードのスロット番号を指定します。AID については、を参照してください。 |
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(Cisco ONS 15454、ONS 15327、ONS 15310-CL、ONS 15310-MA、ONS 15600)Copy File(COPY-RFILE)コマンドは、FTP URL で指定された場所から新しいソフトウェア パッケージをダウンロードします。また、システム データベースのバックアップと復元にも使用します。
ホストからパッケージ ファイルをアップロードしたりデータベースを復元する場合は、ホストで FTP サーバ アプリケーションを実行している必要があります。ホストが FTP サーバ アプリケーションを実行していない場合は、Network Element(NE; ネットワーク要素)がリモート IP アドレス(ホスト)に接続できないというメッセージを示してコマンドが失敗します。ホストには、FTP サーバ アプリケーションを実行している PC またはワークステーションを使用できます。
• ユーザ ID は、パッケージ ファイルまたはシステム データベースが存在するコンピュータに接続する際に使用するユーザの ID です。
• パスワードは、パッケージ ファイルまたはシステム データベースが存在するコンピュータに接続する際に使用するパスワードです。
• ホスト名は、パッケージ ファイルまたはシステム データベースが存在するコンピュータのホスト名または IP アドレスです。
• PACKAGE_PATH は、ログイン ユーザのホーム ディレクトリから始まる、パッケージ ファイルへの長いパス名です。
最初の [FTP://] 文字列を含む、URL の他の部分はすべて必須です。たとえば、次のようになります。
COPY-RFILE:TID:RFILE-PKG:703::TYPE=SWDL,SRC="FTP://USERID:PASSWORD@HOSTIP:21/DIR1/DIR2/DIR3/PACKAGE.PKG";
(注) • SWDL タイプは、ソフトウェア パッケージのアップロードに使用されます。RFBU タイプは、システム データベースのバックアップに使用され、RFR タイプは、システム データベースの復元に使用されます。タイプが SWDL または RFR の場合、SRC の入力が必要です。タイプが RFBU の場合、DEST の入力が必要です。同じコマンドで SRC および DEST の入力を同時に使用することはできません。
• 拡張 FTP URL 構文は、COPY-RFILE 構文で必要です。
• FTP URL を使用する場合、ポート番号(21)はオプションです。このフィールドを空白のままにすると、デフォルトの 21 が使用されます。ただし、FTTD URL を使用する場合、ポート番号(21)を入力する必要があり、デフォルトは定義されません。
• すべてのオプション パラメータのデフォルト値は、NE のデフォルト値になります。これらの値は、パラメータの現在の値とは異なる場合があります。現在の値を取得するには、RTRV-XX コマンドを実行してください。
• FTTD URL を使用する場合、GNE のファイアウォールをディセーブルにする必要があります。
(注) FTP タイムアウトは 30 秒であり、ユーザが設定することはできません。
COPY-RFILE:[<TID>]:[<SRC>]:<CTAG>::TYPE=<XFERTYPE>,[SRC=<SRC1>],
[DEST=<DEST>],[OVWRT=<OVWRT>],[FTTD=<FTTD>];
COPY-RFILE:HERNDON:RFILE-PKG:703::TYPE=SWDL,SRC="LONG_FTP_PATH",
DEST="LONG_FTP_PATH",OVWRT=YES,FTTD="FTTD_URL";