この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ONS 15454 および ONS 15310-MA の switch(SW)コマンドについて説明します。
(注) SW コマンドは ONS 15327、ONS 15310-CL、および ONS 15600 には適用されません。
(Cisco ONS 15454)Switch Duplex Equipment(SW-DX-EQPT)コマンドは、クロスコネクト カードをNetwork Element(NE; ネットワーク要素)のメイト カードと切り替えます。
NORM、FRCD、NULL 以外の値を指定してモード パラメータを送信すると、IDNV(Input, Data Not Valid)エラー メッセージが返されます。
アクセス ID( EQPTを参照)。メイトと切り替える NE 内の機器ユニットを識別します。 |
|
コマンド モード。パラメータ タイプは CMDMDE で、持続状態に関係なく、指定されたコマンドを強制的に実行します。デフォルトでは、すべてのコマンドは NORM モードで動作します。ただし、FRCD を指定して、通常であればコマンドが拒否されるステートを強制的に無効にできます。 |
|
(Cisco ONS 15454, ONS 15310-MA)Switch to Protection Equipment(SW-TOPROTN-EQPT)コマンドは、機器ユニットの保護切り替えを実行します。
このコマンドは電気回路カードに使用します(DS1、DS3、DS3XM、および EC1など)。DS1 および DS3 カードには 1:1 および 1:N の機器保護があります。DS3XM および EC1 カードには 1:1 機器保護しかありません。
このコマンドは、AID に指定された現用カードから保護カードにトラフィックを切り替えます。
保護コマンドへの切り替えには優先順位があります。たとえば、N が 1 よりも大きい 1:N 保護グループで 2 つの現用カードを使用するとします。それぞれ A と B とし、カード A を SW-TOPROTN コマンドで保護カードに切り替えるとします。カード B をシステムから取り外した場合、保護カードはカード B のトラフィックを伝送し、カード A では FAILTOSW の状態が発生しトラフィックを伝送します。カード B を交換して復元タイマーが時間切れになると、カード B はトラフィックを伝送し、カード A は保護カードに切り替わります。カード A の FAILTOSW 状態は解消されます。システムの 1:N 保護グループは常にリバーティブである点に注意してください。
復元保護グループでは、正常にコマンドが実行された場合、AID で指定されたユニットには WKSWPR の持続状態が発生します。非復元保護グループでは、正常にコマンドが実行された場合、AID で指定されたユニットには WKSWPR の一時的な状態が発生します。
• 保護グループに属さないカードにこのコマンドを送信すると、SNVS(Status, Not in Valid State)エラー メッセージが返されます。
• 存在しない現用カードにこのコマンドを送信すると、SWFA(Status, Working Unit Failed)エラー メッセージが返されます。
• このコマンドを保護カードに送信すると、IIAC(Input, Invalid Access Identifier)エラー メッセージが返されます。
• NORM、FRCD、NULL 以外の値を指定してモード パラメータを送信すると、IDNV(Input, Data Not Valid)エラー メッセージが返されます。
• 現用カードで INHSWPR が発生しているときに、現用カードにこのコマンドを送信すると、SWLD(Status, Working Unit Locked)のエラー メッセージが返されます。
• 保護カードで INHSWPR が発生しているときに、現用カードにこのコマンドを送信すると、SPLD(Status, Protection Unit Locked)のエラー メッセージが返されます。
• 保護カードがすでにトラフィックを伝送しているときに(N が 1 より大きい 1:N の保護グループでだけ発生)、アクティブな現用カードにこのコマンドを送信すると、SNVS(Status, Not in Valid State)のエラー メッセージが返されます。
• 保護カードが故障しているか存在しないときに、アクティブな現用カードにこのコマンドを送信すると、SPFA(Status, Protection Unit Failed)エラー メッセージが返されます。
• スタンバイ現用カードにこのコマンドを送信すると、SNVS(Status, Not in Valid State)エラー メッセージが返されます。
(注) • NE の保護グループ 1 つにつき保護ユニットが 1 つしかない場合はデフォルトの PROTID が保護ユニットです。それ以外の場合は、DENY エラー メッセージが返されます。
• このコマンドは BTH または DIRN パラメータのヌル値だけをサポートします。他の値を指定してコマンドを実行するとコマンドの誤用とみなされ、IDNV(Input、Data Not Valid)エラー メッセージが返されます。
• このコマンドは、共通コントロール(TCC2/TCC2P または XCVT/XC10G)カードには使用されません。共通コントロール カードでコマンドを実行すると、IIAC(Input、Invalid Access Identifier)エラー メッセージが返されます。共通コントロール カードの切り替えコマンドを実行するには、SW-DX-EQPT および ALW-SWDX-EQPT コマンドを使用します。
• このコマンドは、SONET(OC-N)カードには使用されません。SONET カードでコマンドを実行すると、IIAC(Input、Invalid Access Identifier)エラー メッセージが返されます。SONET カードの切り替えコマンドを実行するには、OPR-PROTNSW および RLS-PROTNSW コマンドを使用します。
SW-TOPROTN-EQPT:[<TID>]:<AID>:<CTAG>::[<MODE>],[<PROTID>],[<DIRN>];
アクセス ID( EQPTを参照)。トラフィックを保護に切り替える現用ユニットを指定します。 |
|
コマンドを実行するモード。パラメータは NORM 値だけをサポートします。ヌル値の場合は、デフォルトで NORM になります。FRCD 値を送信した場合は、NORM 値を送信した場合と同じ切り替え動作が発生します。パラメータ タイプは CMDMDE で、持続状態に関係なく、指定されたコマンドを強制的に実行します。デフォルトでは、すべてのコマンドは NORM モードで動作します。ただし、FRCD を指定して、通常であればコマンドが拒否されるステートを強制的に無効にできます。 |
|
(任意)アクセス ID( PRSLOTを参照)。NE 内に複数の保護ユニットがあるときに、切り替える保護ユニットを識別します。 |
|
AID フィールドで定義されているエンティティに関連する方向。つまり、切り替えの方向です。このコマンドは、このパラメータの BTH 値だけをサポートします。DIRN のデフォルトは BTH です。パラメータ タイプは DIRECTION で、送受信の方向です。 |
|
(Cisco ONS 15454, ONS 15310-MA)Switch to Working Equipment(SW-TOWKG-EQPT)コマンドは、保護されている現用ユニットを現用ユニットに戻します。
このコマンドは電気回路カードに使用します(DS1、DS3、DS3XM、および EC1など)。DS1 および DS3 カードには 1:1 および 1:N の機器保護があります。DS3XM および EC1 カードには 1:1 機器保護カードしかありません。
保護カードから AID で指定された現用カードにトラフィックを切り替えます。
復元保護グループでは、AID で指定されたユニットは、正常にコマンドが実行された場合、WKSWPR の持続状態を解消します。非復元保護グループでは、正常にコマンドが実行された場合、AID で指定されたユニットには WKSWBK の一時的な状態が発生します。
• 保護グループに属さないカードにこのコマンドを送信すると、SNVS(Status, Not in Valid State)エラー メッセージが返されます。
• 存在しない現用カードにこのコマンドを送信すると、SWFA(Status, Working Unit Failed)エラー メッセージが返されます。
• このコマンドを保護カードに送信すると、IIAC(Input, Invalid Access Identifier)エラー メッセージが返されます。
• NORM、FRCD、NULL 以外の値を指定してモード パラメータを送信すると、IDNV(Input, Data Not Valid)エラー メッセージが返されます。
• 現用カードで INHSWWKG が発生しているときに、現用カードにこのコマンドを送信すると、SWLD(Status, Working Unit Locked)エラー メッセージが返されます。
• 現用カードで INHSWWKG が発生しているときに、現用カードにこのコマンドを送信すると、SPLD(Status, Protection Unit Locked)エラー メッセージが返されます。
• アクティブ現用カードにこのコマンドを送信すると、SNVS(Status, Not in Valid State)エラー メッセージが返されます。
(注) • このコマンドは BTH または DIRN パラメータのヌル値だけをサポートします。他の値を指定してコマンドを実行するとコマンドの誤用とみなされ、IDNV(Input、Data Not Valid)エラー メッセージが返されます。
• このコマンドは、共通コントロール(TCC2/TCC2P または XCVT/XC10G)カードには使用されません。共通コントロール カードでコマンドを実行すると、IIAC(Input、Invalid Access Identifier)エラー メッセージが返されます。共通コントロール カードの切り替えコマンドを実行するには、SW-DX-EQPT および ALW-SWDX-EQPT コマンドを使用します。
• このコマンドは、SONET(OC-N)カードには使用されません。SONET カードでコマンドを実行すると、IIAC(Input、Invalid Access Identifier)エラー メッセージが返されます。SONET カードの切り替えコマンドを実行するには、OPR-PROTNSW および RLS-PROTNSW コマンドを使用します。
アクセス ID( PRSLOTを参照)。トラフィックを保護に切り替える現用ユニットを指定します。 |
|
コマンドを実行するモード。パラメータは NORM 値だけをサポートします。ヌル値の場合は、デフォルトで NORM になります。FRCD 値を送信した場合は、NORM 値を送信した場合と同じ切り替え動作が発生します。パラメータ タイプは CMDMDE で、持続状態に関係なく、指定されたコマンドを強制的に実行します。デフォルトでは、すべてのコマンドは NORM モードで動作します。ただし、FRCD を指定して、通常であればコマンドが拒否されるステートを強制的に無効にできます。 |
|
AID フィールドで定義されているエンティティに関連する方向。つまり、切り替えの方向です。このコマンドは、このパラメータの BTH 値だけをサポートします。DIRN のデフォルトは BTH です。パラメータ タイプは DIRECTION で、送受信の方向です。 |
|