この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、異なる Intel CPU バージョンを使用する複数の HX ノードを同じ FI に追加する方法を説明します。
HyperFlex は、同じファブリック インターコネクトで Intel v3 および Intel v4 CPU をサポートします。Intel v3 および Intel v4 CPU 間で仮想マシンを移行するには、VMware Enhanced vMotion Compatibility(EVC)を有効にします。EVC を有効にした後、下位モデルの CPU の機能が基準となるように、HyperFlex クラスタ内のすべてのホストを設定します。仮想マシンがどのホスト上で実行されているかに関わらず、すべての仮想マシンに同一の CPU 機能が公開されるため、仮想マシンを HyperFlex クラスタ内のホスト間で移行できます。これにより、ホストの基になるハードウェアが異なる場合でも、vMotion の CPU 互換性が確保されます。
CPU が EVC 対応のクラスタ内の単一のベンダーからのみ使用できること。この場合、別のベンダーによるホストを EVC 対応のクラスタに追加することはできません。
EVC 対応のクラスタで、異なるリビジョン番号(v2、v3、または v4)の Xeon E3 または Xeon E5 ファミリの Intel プロセッサが使用されていること。この場合、EVC ベースラインが必要になります。
BIOS で高度な仮想化 CPU 機能が有効であること(利用できる場合)。有効にしないと、EVC を有効にする際に、EVC 互換性チェックで特定の CPU に存在すると想定される機能を検出できないため、問題が発生することがあります。
以下のシナリオでは、仮想マシンが EVC クラスタに含まれているとしても、vMotion を使用した仮想マシンの移行が失敗する場合があります。
CPU との互換性がある EVC(Enhanced vMotion Compatibility)モードを判別するには、『VMware Compatibility Guide』を参照してください。サーバ モデルまたは CPU ファミリを検索し、[CPU シリーズ(CPU Series)] 列のエントリをクリックすると、互換性のある EVC モードが表示されます。
各 EVC モードは、同じ名前を持つプロセッサで利用できる機能と密接に対応します。
vSphere Web クライアントの使用
vSphere Web クライアント ナビゲータから、 を選択します。[サマリー(Summary)] タブでは、EVC が有効になっているかどうかが示され、有効になっている場合はホストの現在の EVC モードが表示されます。
EVC モードの横にある青いアイコンをクリックすると、そのホストでサポートされるすべての EVC モードの一覧が表示されます。
VMware 共有ユーティリティ ツールの使用
VMware には、互換性のある EVC モードおよびその他の CPU 機能を表示する、無料の CPU 識別ユーティリティが用意されています。このユーティリティを共有ユーティリティからダウンロードして、ISO イメージからホストをブートすることができます。