この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco HyperFlex Systems の物理コンポーネントをインストールする方法について説明します。
図に示されたタスクを完了します。スタートアップ ガイドの関連する章を参照してください。
ラックへの Cisco HyperFlex Systems のハードウェアの設置
Cisco HX シリーズ サーバ には、クラスタ内に 3 ~ 8 台の HX220c サーバ、または 3 ~ 8 台の HX240c サーバ、あるいは最大 4 台の Cisco UCS B200/C240/C220 サーバと 3 ~ 8 台の HX240c サーバのハイブリッドが含まれています。
HX220c および HX240c サーバの設置手順については、『HX シリーズ サーバ 設置ガイド』を参照してください
Cisco UCS B200 サーバの設置手順については、『ブレード サーバ設置ガイド』を参照してください。
Cisco UCS C240 サーバの設置手順については、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C240M4/install/C240M4.html を参照してください。
Cisco UCS C220 サーバの設置手順については、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C220/install/C220/install.html を参照してください。
ラックにハードウェアを設置した後、このガイドに戻り、後続のインストールおよび設定手順へ進みます。
高い可用性のために FI クラスタを作成するには、ファブリック インターコネクト(FI)の冗長ペアを構成します。イーサネット ケーブルを使用して、2 つの FI を L1 と L2 のハイ アベイラビリティ ポート間で直接接続する必要があります。ファブリック インターコネクト A のポート L1 はファブリック インターコネクト B の L1 に接続し、ファブリック インターコネクト A のポート L2 はファブリック インターコネクト B の L2 に接続します。これにより、両方の FI がお互いのステータスを継続的にモニタできます。
FI を接続するときは、次の情報を入手し、確認する必要があります。
項目 |
説明 |
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FI の物理的な接続の確認 |
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コンピュータ端末でのコンソール ポート パラメータの確認 |
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初期設定の情報の取得 |
初期設定に関する次の情報を収集します。 |
両方のファブリック インターコネクトで、同じセットアップ プロセスを実施する必要があります。プライマリ FI を設定し、クラスタ構成に対して有効にする必要があります。次に、同じプロセスを使用してセカンダリ FI を設定すると、最初のファブリック インターコネクトがピアとして検出されます。
設定を始める前に、同じサブネットで次の 3 つの IP アドレスを指定する必要があります。
次のように GUI を使用してプライマリ ファブリック インターコネクトを設定します。
ステップ 1 | コンソール ポートに接続します。詳細については、『Cisco 6200 Series Fabric Interconnect Hardware Installation guide』を参照してください。『Cisco 6200 Series Fabric Interconnect Hardware Installation guide』 | ||||||||||||||||||
ステップ 2 | FI の電源を入れます。FI が起動すると、電源投入時セルフテストのメッセージが表示されます。 | ||||||||||||||||||
ステップ 3 | インストール方式プロンプトに「gui」と入力します。 | ||||||||||||||||||
ステップ 4 | システムが DHCP サーバにアクセスできない場合は、次の情報を入力するよう求められます。 | ||||||||||||||||||
ステップ 5 | プロンプトから、Web ブラウザに Web リンクをコピーし、Cisco UCS Manager GUI 起動ページに移動します。 | ||||||||||||||||||
ステップ 6 | Cisco UCS Manager GUI 起動ページで [Express 設定(Express Setup)] を選択します。 | ||||||||||||||||||
ステップ 7 | [Express 設定(Express Setup)] ページで [初期セットアップ(Initial Setup)] を選択し、[実行(Submit)] をクリックします。 | ||||||||||||||||||
ステップ 8 | [クラスタとファブリックの設定(Cluster and Fabric Setup)] 領域で、以下の操作を行います。 | ||||||||||||||||||
ステップ 9 | [システムのセットアップ(System Setup)] 領域で、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 10 | [送信(Submit)] をクリックします。 セットアップ操作の結果がページに表示されます。 |
第 2 FI のコンソール ポートが、コンピュータまたはコンソール サーバに物理的に接続されていることを確認します。また、前に設定した第 1 FI の管理者アカウントのパスワードを把握している必要があります。
両方のファブリック インターコネクトの設定が確実に行われていることを確認するために、SSH を使用してファブリック インターコネクトにログインしたり、CLI を使用してクラスタの状態を確認したりすることができます。
クラスタの状態を確認するには、次のコマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
出力例 |
---|---|---|
show cluster state |
ハイ アベイラビリティ クラスタの両方のファブリック インターコネクトの動作状態およびリーダーシップ ロールを表示します。 |
次の例の表示では、両方のファブリック インターコネクトが Up 状態、HA が Ready 状態、ファブリック インターコネクト A がプライマリ ロール、ファブリック インターコネクト B が従属ロールです。 UCS-A# show cluster state Cluster Id: 0x4432f72a371511de-0xb97c000de1b1ada4 A: UP, PRIMARY B: UP, SUBORDINATE HA READY |
show cluster extended-state |
クラスタの状態を詳細に表示します。通常は問題をトラブルシューティングする場合に使用します。 |
UCSC# show cluster extended-state 0x2e95deacbd0f11e2-0x8ff35147e84f3de2Start time: Thu May 16 06:54:22 2013Last election time: Thu May 16 16:29:28 2015System Management Viewing the Cluster State A: UP, PRIMARY B: UP, SUBORDINATE A: memb state UP, lead state PRIMARY, mgmt services state: UP B: memb state UP, lead state SUBORDINATE, mgmt services state: UP heartbeat state PRIMARY_OK HA READY Detailed state of the device selected for HA quorum data: Device 1007, serial: a66b4c20-8692-11df-bd63-1b72ef3ac801, state: active Device 1010, serial: 00e3e6d0-8693-11df-9e10-0f4428357744, state: active Device 1012, serial: 1d8922c8-8693-11df-9133-89fa154e3fa1, state: active |
Cisco HX220c および HX240c サーバはファブリック インターコネクトに直接接続します。直接接続することで、Cisco UCS Manager は管理トラフィックとデータ トラフィックの両方に対し、1 つのケーブルを使用して HX シリーズ サーバを管理できます。
(注) | サーバを FI に接続した後に、サーバが検出された場合は、UCS Manager 設定フォームを使用して、Cisco UCS Manager で使用可能な C シリーズ ソフトウェア バンドルを更新します。 |
直接接続モードを使用する場合は、Cisco UCS のすべての管理対象アダプタをファブリック インターコネクトのサーバ ポートに接続する必要があります。「要件」の章に記載されているように、HX サーバに推奨されるファームウェアがあることを確認します。ない場合は、UCS Manager を使用してファームウェアを更新します。
設定の制限事項については、シスコの Web サイトで『UCS Manager GUI Configuration Guide, Release 2.2』のドキュメントを参照してください。
このトピックでは、HX ストレージ クラスタを作成または追加するためにコンバージド ノードを物理的に追加する方法について説明します。
Cisco UCS Manager と統合するには、サーバの CIMC が工場出荷時の設定に設定されていることを確認してください。
ステップ 1 | Cisco HX シリーズ サーバのラックへの設置とスタッキングで説明されているように、ラックにサーバを取り付けます。 | ||
ステップ 2 | リストされている次の手順に従って、FI 上にサーバ ポートを設定します。 | ||
ステップ 3 | 電源コードをノードの各電源装置に接続し、次に接地された AC 電源コンセントに電源コードを接続します。初めての起動時には、ノードがスタンバイ電源で起動するまでに約 2 分かかります。
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ステップ 4 | ステップ 1 ~ 4 を繰り返し、HyperFlex ストレージ クラスタの残りの HX シリーズ サーバを接続します。 |
1 |
Cisco UCS 6248 シリーズ FI(ファブリック A) |
3 |
HX シリーズ サーバ |
2 |
Cisco UCS 6248 シリーズ FI(ファブリック B) |
4 |
サポート対象の mLOM スロット内の Cisco UCS VIC 1227 |
このトピックでは、HX ストレージ クラスタに追加するコンピューティング専用ノードを物理的に追加する方法について説明します。
(注) | HyperFlex ストレージ クラスタが作成されて設定された後、すべての コンピューティング専用 ノードが HyperFlex クラスタに接続されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | HX ストレージ クラスタがすでに作成されていることを確認します。 | |
ステップ 2 | コンピューティング ノードとなる HX サーバを接続します。手順については、リストされているマニュアルを参照してください。 |
UCS サーバの物理的な設置についての参照先は以下のとおりです。
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ステップ 3 | HX 展開クラスタ ワークフローを実行します。 |
コンピューティング ノードを追加するには、展開クラスタ ワークフローを使用します。Cisco HyperFlex System クラスタへのコンピューティング専用ノードの追加 を参照してください。 |