Catalyst Center ITSM 統合ワークフロー

Catalyst Center 統合でサポートされるワークフロー

次の Catalyst Center ITSM 統合ワークフローがサポートされています。

Catalyst Center と汎用 REST エンドポイントの統合

次の表に、Catalyst Center と汎用 REST エンドポイントの統合を設定する手順を示します。パフォーマンス、セキュリティ、イベント応答、またはその他の理由で、ネットワークイベントと自動化イベントを汎用 REST エンドポイント(構成管理データベースの外部)に公開する必要が生じる場合があります。

表 1. Catalyst Center と汎用 REST エンドポイントの統合の手順
ステップ 説明

ステップ 1

最新の Catalyst Center リリースをインストールするか、それにアップグレードします。

Catalyst Center のインストール方法については、Cisco Catalyst Center Installation Guideを参照してください。

ステップ 2

Catalyst Center GUI の [Bundles] ウィンドウを使用して、バンドルを有効にして設定します。

バンドルの設定の詳細については、『Cisco Catalyst Center Platform User Guide』を参照してください。

ステップ 3

設定スライドインペインで、[Destination to receive events] をクリックします。

ステップ 4

ServiceNow の別のステージングテーブルにデータを送信するには、イベントを受信する接続先として [Generic REST Endpoint in ServiceNow] を選択します。

ネットワークイベントおよび自動化イベントを公開するための汎用 REST エンドポイント(接続先 URI)を決定します。

ステップ 5

[Event Settings] でネットワークイベント設定を構成します。

Catalyst Center プラットフォームと ITSM の統合により、ユーザーは設定されたバンドルに固有のイベントのリストから選択して、ビジネスの優先順位に一致するように、イベント、インシデント、または問題のシビラティ(重大度)を作成および変更することができます。

詳細については、イベント設定の構成を参照してください。

ステップ 6

統合の設定を行います。メインメニューから次を選択します。[System] > [Settings] > [System Configuration] > [Integration Settings]。コールバック URL ホスト名または IP アドレスを入力します。

ステップ 7

ITSM の汎用 REST エンドポイントにアクセスし、この手順で REST API を使用して投稿されたネットワークイベントデータを確認します。ビジネスまたはネットワークのニーズに応じて、このデータのレビューと操作を開始します。

ネットワークイベントの設定

ネットワークで発生する可能性のある特定のイベントを登録できます。登録すると、ネットワークイベントが発生するたびに通知を受け取ります。イベントを登録するには、Catalyst Center プラットフォーム GUI の [Event Notifications] ウィンドウを使用します。

図 1. Catalyst Center プラットフォーム [Event] ウィンドウ
図 1:[Events] ウィンドウ([Event Catalog] を表示)

始める前に

  • ネットワークイベントを登録するには、Catalyst Center プラットフォームからイベント通知を配信するために必要な接続先を設定しておく必要があります。[Destinations] ウィンドウにアクセスするには、メニューアイコンをクリックして次を選択します。 [System] > [Settings] > [External Services] > [Destinations]

  • この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Developer Toolkit] > [Event Notifications]

[Events Notifications] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2

[Notifications] タブをクリックして、通知タイルを表示します。

各通知はタイルで表され、通知の詳細を表示するためのリンクが含まれています。左側のペインの [CHANNELS] エリアで、通知チャネルの横にあるオプションボタンをクリックすると、選択したチャネルの既存のタイルが表示されます。

ステップ 3

[Create a New Notification] ウィザードの手順に従って、新しい通知を作成します。

[Let's Do It] をクリックして、ワークフローに直接移動します。

ステップ 4

[Select Site and Events] ウィンドウで、ドロップダウンリストからサイトを選択し、必要な通知チャネルをサポートするネットワークイベントを選択します。

ステップ 5

[Next] をクリックします。

[Select Channels] ウィンドウが表示されます。

ステップ 6

[Select Channels] ウィンドウで、通知チャネルを選択します。

[Next] をクリックして、対応する [Settings] ウィンドウの値を設定します。

ステップ 7

[Next] をクリックします。

[Name and Description] ウィンドウが表示されます。

ステップ 8

[Next] をクリックします。

[Summary] ウィンドウが開きます。

ステップ 9

[Summary] ウィンドウで、設定を確認します。

変更するには、[Edit] をクリックします。

ステップ 10

[完了(Finish)] をクリックします。

タスク完了[Done! Your new notification is complete] ウィンドウが表示されます。

詳細については、『Cisco Catalyst Center Platform User Guide』の「Work with Event Notifications」および『Cisco Catalyst Center User Guide』の「Create an Event Notification」を参照してください。


イベント設定の構成

Catalyst Center プラットフォームと ITSM の統合により、ユーザーは候補となる問題のリストから選択して、ビジネスの優先順位に一致するように、ServiceNow のイベント、インシデント、または問題のシビラティ(重大度)を作成および変更することができます。これらのタスクは、[Events Settings] ウィンドウで実行します。


(注)  


このリリースでは、[Event Setting] で設定する SWIM イベントはありません。ネットワーク アシュアランス イベントのみを設定します。



重要


[Event Settings] ウィンドウとその機能は、ITSM 統合のイベントの設定にのみ適用され、その他の接続先に設定されたイベントには適用されません。ウェブフックまたはその他の接続先にイベントを設定するには、列の上にあるリンクをクリックします。[Event Notifications] ウィンドウを使用して、電子メール、ウェブフック、または SNMP トラップのイベントを設定します。


図 2. [Event Settings] ウィンドウ
図 2:[Event Settings] ウィンドウの表示。

始める前に

この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Configurations]

[Events Settings] セクションが含まれている [Configurations] ウィンドウが開きます。

ステップ 2

[Event Settings] セクションに表示される情報を確認します。

  • [Event Name]:Catalyst Center イベントの名前。

  • [Domain]:Catalyst Center イベントのドメイン。

  • [Type]:ネットワーク、アプリ、システム、セキュリティ、または統合。

  • [Category]:エラー、警告、情報、アラート、タスクの進捗状況、タスクの完了。

  • [Severity]:1 〜 5。

    (注)  

     

    シビラティ(重大度)1 が最も重要、または最優先です。イベントのシビラティ(重大度)レベルは編集できます。

  • [Workflow]:インシデント、問題、イベント、または RFC(変更要求)。

  • [Actions]:編集。

テーブルに表示される内容を変更するには、[Filter] アイコンをクリックするか、[Find] フィールドにキーワードを入力します。たとえば、すべてのネットワーク通知を表示するには、[Find] フィールドに Network と入力します。シビラティ(重大度)1 のすべての通知を表示するには、[Find] フィールドに 1 と入力します。

ステップ 3

イベントを編集するには、[Actions] 列で [Edit] をクリックします。

設定を変更するには、下矢印をクリックして、使用可能なオプションから値を選択します。

ステップ 4

イベント名の横にあるボックスをクリックして、通知を有効にします。

ITSM 統合のイベントを設定するには、[Event Settings] セクションでイベントを選択する必要があります。これにより、将来イベントが発生した場合、Catalyst Center により通知が有効になります。

ステップ 5

[Save] をクリックします。


Cisco Catalyst アプリを使用しない Catalyst Center と ServiceNow の統合

次の表に、Cisco Catalyst アプリを使用せずに、Catalyst Center と ServiceNow の統合を設定するための手順を示します。手順に従い、必要とする機能に応じて、ネットワークイベント、SWIM イベント、または両方のイベントタイプの統合を設定します。


(注)  


このワークフローでは、[Basic ITSM (ServiceNow) CMDB synchronization] バンドルを使用することもできます。このバンドルを使用する場合は、接続先タイプとして [Post device inventory details to a staging table] を必ず選択してください。他の接続先タイプ([Synchronize device inventory directly with CMDB])には、Cisco Catalyst アプリが必要です。さらに、[Post device inventory details to a staging table] 接続先タイプは、REST API エンドポイントにのみデータを送信します。データに対してさらにアクションを実行するには、スクリプトを作成する必要があります。


表 2. Cisco Catalyst アプリの手順を使用しない Catalyst Center と ServiceNow の統合
ステップ 説明

ステップ 1

最新の Catalyst Center リリースをインストールするか、それにアップグレードします。

インストール Catalyst Centerについては、Cisco Catalyst Center Installation Guideを参照してください。

ステップ 2

ServiceNow ストアの Web サイトにアクセスするには、次のリンクをクリックします。

https://store.servicenow.com/sn_appstore_store.do#!/store/application/03eb0f4ddbf6ba00f27978b5ae96197b

ユーザープロファイルの設定と MID サーバーの設定については、ServiceNow ストアの Web サイトで入手可能な『Scope Certified Application (Cisco Catalyst) - Installation and Configuration』を参照してください。

ステップ 3

[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルが設定済み。詳細については、[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定を参照してください。

このバンドルにより、2 つのシステム(Catalyst Center および ServiceNow)の間の変更管理が有効になります。変更管理およびインシデント/問題管理ワークフローは、ServiceNow でチケットを記録する自動化またはアシュアランスの使用例に基づいて有効にする必要があります。

ステップ 4

[Event Settings] でネットワークイベント設定を構成します。

詳細については、イベント設定の構成を参照してください。

(注)  

 

Catalyst Center プラットフォームと ITSM の統合により、ユーザーは候補となる問題のリストから選択して、ビジネスの優先順位に一致するように、ServiceNow のイベント、インシデント、または問題のシビラティ(重大度)を作成および変更することができます。

ステップ 5

[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルを設定します。

詳細については、[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定を参照してください。

[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルは、コンプライアンス、セキュリティ、またはその他の運用トリガーに必要なソフトウェアイメージの更新に関連するイベントを Catalyst Center から取得します。SWIM イベント通知は、ポーリングおよび通知スケジュールではなく、発生時に Catalyst Center から ServiceNow に送信されます。

詳細については、SWIM クローズドループ自動化についてを参照してください。

ステップ 6

ServiceNow インスタンスにアクセスし、この手順で REST API を使用して投稿されたネットワークおよび SWIM イベントデータを確認します。ビジネスまたはネットワークのニーズに応じて、ServiceNow でこのデータの確認と操作を開始します。

[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定

この手順を実行して、アシュアランスおよびメンテナンスの問題に対応するためにネットワークのモニタリングの設定を行い、ServiceNow システムにイベント詳細を発行します。


(注)  


  • クローズドループ自動化は、Catalyst Center と ServiceNow の間のアシュアランスイベントでサポートされています。クローズドループ自動化は、他のイベントタイプではサポートされていません。

  • クローズドループ自動化のサポートは、[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルで設定された REST API エンドポイントにのみ拡張されます。このバンドルで設定されたイベント管理および汎用 REST API エンドポイントは、アシュアランスイベントのクローズドループ自動化の自動チケット作成とチケットの自動解決をサポートしていません。ただし、解決/無視されているアシュアランスイベントに関する更新は、イベント管理および汎用 REST API エンドポイントに送信されます。

  • アシュアランスイベントまたは問題が Catalyst Center で無視または解決されると、[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルで設定されているエンドポイント(イベント管理/REST API エンドポイントまたは汎用 REST API エンドポイント)に関係なく、更新が ServiceNow に送信されます。

  • イベントデータは、ServiceNow の [Event] テーブルに公開できます。これには、ServiceNow インスタンスにイベント管理プラグインが存在している必要があります。ServiceNow インスタンスにイベント管理プラグインがない場合は、Cisco Catalyst アプリの REST API エンドポイントにデータを送信するようにバンドルを設定できます。


始める前に

この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Bundles]

表示されたバンドルとその現在のステータスを確認します。

ステップ 2

[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] のバンドルリンクまたはアイコン(イニシャルと色付きの四角形)をクリックして、バンドルに関する詳細情報を表示します。

表示される追加情報には、次のものが含まれることがあります。

  • [General information]:四角いアイコンの下に、ベンダー、バージョン、プラットフォーム、タグが表示されます。

  • [Information]:一般的な情報(バンドルの目的、ネットワーク内のバンドルのしくみ)、サンプルスキーマ、構成メモ、およびバンドルに関するその他のデータを表示するタブです。

  • [Contents]:バンドルを構成する API および統合フローにアクセスしたり、バンドルを構成する統合フローに関する情報を提供したりするタブ。

  • [Release Notes]:自身のバージョンを含む、バンドルに関する最新のリリース情報を表示するタブです。

ステップ 3

上記の各タブをクリックし、バンドルに関する情報を確認します。

ステップ 4

[Enable] ボタンをクリックしてバンドルを有効にします。

ウィンドウに [Information] フィールドが表示されます。

ステップ 5

[Information] フィールドで、[Enable] ボタンをクリックして、バンドルの有効化を確認します。

[Enable] ボタンをクリックして確認すると、成功メッセージが表示されます。

ステップ 6

成功メッセージの中の [OK] をクリックします。

ステップ 7

[Configure] ボタンをクリックして、バンドルレベルで設定します。

設定 スライドインペイン が表示されます。

ステップ 8

設定スライドインペインで、[ServiceNow Access Settings] をクリックして、ServiceNow の接続インスタンスを設定します。

ステップ 9

ラジオボタンをクリックして、既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 3. ServiceNow インスタンスの設定フィールドの例
図 16:ServiceNow インスタンスの設定フィールド。

既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 10

新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Host name]:ServiceNow システムのホスト名。

  • [Username]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なユーザー名。

  • [Password]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なパスワード。

ステップ 11

[Check Connectivity] をクリックして、エンドポイントが設置されたサーバーへの接続が可能かどうかテストします。

サーバーへの接続テストが成功したら、[Destination to receive events] を設定します。

ステップ 12

構成 スライドインペイン で、[Destination to receive events] をクリックし、接続先接続インスタンスを設定します。

ステップ 13

ラジオボタンをクリックして、既存の宛先接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 4. [Destination to receive events] 設定フィールドの例
図 17:[Destination to receive events] 設定フィールド。

既存の宛先接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 14

新しい接続先インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Destination to receive events]:次のいずれかのオプションを選択します。

    • [Event Management]:Cisco Catalyst アプリを使用せずに Catalyst Center と ServiceNow の統合を設定する場合は、[Event Management] オプションを選択します。[Event Management] オプションを選択する場合、ServiceNow インスタンス内でイベント管理プラグインを設定する必要もあります。

    • [REST API Endpoint]:[REST API Endpoint] オプションは、Cisco Catalyst アプリで使用できます。このオプションを使用すると、データは Cisco Catalyst アプリ内の REST API エンドポイントに送信されます。

      (注)  

       

      ネットワークイベントまたは問題が Catalyst Center で無視または解決されると、イベントステータスの更新が ServiceNow の Cisco Catalyst アプリに送信され、ServiceNow のイベントに対して作成されたチケットが自動的に閉じられます。

    • [Generic REST Endpoint in ServiceNow]:このオプションの場合、ServiceNow の別のステージングテーブルにデータを送信できます。

  • [Destination URI]:[Generic REST Endpoint in ServiceNow] オプションの接続先 URI(Uniform Resource Indicator)を入力します。このオプションでは、このフィールドは必須です。

この情報を入力して、次のステップに進みます。

ステップ 15

[Activate] をクリックし、変更を保存してバンドルを有効化するか、[Cancel] をクリックして設定をキャンセルし、スライドインペインを閉じます。

バンドルに加えられた変更は、直ちに適用が開始されます。さらに、バンドルのステータスは [ENABLED] から [ACTIVATE] に変更されます。


イベント設定の構成

Catalyst Center プラットフォームと ITSM の統合により、ユーザーは候補となる問題のリストから選択して、ビジネスの優先順位に一致するように、ServiceNow のイベント、インシデント、または問題のシビラティ(重大度)を作成および変更することができます。これらのタスクは、[Events Settings] ウィンドウで実行します。


(注)  


このリリースでは、[Event Setting] で設定する SWIM イベントはありません。ネットワーク アシュアランス イベントのみを設定します。



重要


[Event Settings] ウィンドウとその機能は、ITSM(ServiceNow)の統合のイベントにのみ適用され、その他の接続先に設定されたイベントには適用されません。ウェブフックまたはその他の接続先に設定されているイベントの場合は、列の上にあるリンクをクリックして [Events] ウィンドウにアクセスします。[Events] ウィンドウを使用して、電子メール、ウェブフック、または SNMP トラップのイベントを設定します。


図 5. [Event Settings] ウィンドウ
図 5:[Event Settings] ウィンドウ

始める前に

この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Configurations]

[Events Settings] セクションが含まれている [Configurations] ウィンドウが開きます。

ステップ 2

次の情報が含まれている [Event Settings] セクションを確認します。

  • [Event Name]:Catalyst Center イベントの名前。

  • [Domain]:Catalyst Center イベントのドメイン。

  • [Type]:ネットワーク、アプリ、システム、セキュリティ、または統合のタイプ。

  • [Category]:エラー、警告、情報、アラート、タスクの進捗状況、タスクの完了。

  • [Severity]:P1(シビラティ(重大度)1)から P5(シビラティ(重大度)5)。

    (注)  

     

    シビラティ(重大度) 1 が最も優先順位が高く、最も重要または重大なイベントに割り当てます。

  • [Workflow]:インシデント、問題、イベント、または RFC(変更要求)。

  • [Actions]:編集。

[Filter] アイコンをクリックしてフィルタを使用するか、[Find] フィールドにキーワードを入力することで、テーブルに表示される内容を調整することができます。たとえば、すべてのアクセスポイントの通知を表示するには、[Find] フィールドに「AP」と入力します。すべてのネットワーク通知を表示するには、[Find] フィールドに「Network」と入力します。すべてのシビラティ(重大度)通知を表示するには、[Find] フィールドに「1」と入力します。

ステップ 3

[Actions] カラムの [Edit] をクリックして、イベントを編集します。

下向き矢印をクリックして設定を選択し、値を調整します。たとえば、[Network] をクリックして、[App] に調整します。これにより、イベントタイプはネットワークタイプからアプリケーションタイプに変更されます。[Severity] をクリックし、「5」から「1」に調整します。これにより、シビラティ(重大度)レベルが 5 から 1 に上がります。

ステップ 4

イベント名の横にあるボックスをクリックして、通知を有効にします。

これにより、将来イベントが発生した場合、Catalyst Center により通知が有効になります。

ステップ 5

[Save] をクリックします。


[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定

この手順を実行して、コンプライアンス、セキュリティ、またはその他の操作トリガーのためにデバイス プロビジョニング アクティビティ、ソフトウェアイメージの更新を必要とするイベントのモニタリングおよび ServiceNow システムへの公開を設定します。


(注)  


ServiceNow インスタンスに Event Management プラグインがある場合は、ServiceNow の [Event] テーブルにイベントデータを公開できます。プラグインがない場合は、Cisco Catalyst アプリの REST API エンドポイントにデータを送信するようにバンドルを設定できます。


Catalyst Center で ITSM を有効にすると、Catalyst Center デバイス プロビジョニング アクティビティおよびグループベースポリシーの変更をより適切に制御するための ServiceNow 承認プロセスが適用されます。ただし、SWIM は [Visibility and Control of Configurations] 設定を優先しないため、ソフトウェアイメージの更新のために ITSM を有効にする必要はありません。ITSM 承認を有効にする方法については、『Cisco Catalyst Center Administrator Guide』の「システム設定の構成」の章を参照してください。

始める前に

この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Bundles]

表示されたバンドルとバンドルの現在のステータスを確認します。

ステップ 2

[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルのリンクまたはアイコン(イニシャルと色付きの四角形)をクリックして、バンドルに関する詳細情報を表示します。

表示される追加情報には、次のものが含まれることがあります。

  • [General information]:四角いアイコンの下に、ベンダー、バージョン、プラットフォーム、タグが表示されます。

  • [Information]:一般的な情報(バンドルの目的、ネットワーク内のバンドルのしくみ)、サンプルスキーマ、構成メモ、およびバンドルに関するその他のデータを表示するタブです。

  • [Contents]:バンドルを構成する API および統合フローにアクセスしたり、バンドルを構成する統合フローに関する情報を提供したりするタブ。

  • [Release Notes]:自身のバージョンを含む、バンドルに関する最新のリリース情報を表示するタブです。

ステップ 3

前述の各タブをクリックし、バンドルに関する情報を確認します。

ステップ 4

[Enable] をクリックしてバンドルを有効にします。

ウィンドウに [Information] フィールドが表示されます。

ステップ 5

[Information] フィールドの [Enable] をクリックして、バンドルが有効化されていることを確認します。

[Enable] をクリックして確認すると、成功メッセージが表示されます。

ステップ 6

成功メッセージの中の [OK] をクリックします。

ステップ 7

[Configure] をクリックして、バンドルレベルで設定します。

設定 スライドインペイン が表示されます。

ステップ 8

設定 スライドインペインで、[Automation Events Workflow Selection] をクリックして、ソフトウェアイメージの更新、ネットワークデバイスの構成の変更、および ITSM 統合で有効にする必要があるグループベースのポリシーの更新に関連するイベントを選択します。ここでは 1 つ以上またはすべてのイベントを選択できます。

ステップ 9

ラジオボタンをクリックして、既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 6. [Automation Events Workflow Selection] 設定フィールドの例
図 19:アクセス設定の ServiceNow インスタンスの設定フィールド

既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンリストでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 10

新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Software Image Management]:ドロップダウンリストから [true] を選択して、ソフトウェアイメージの更新に関連するイベントの ITSM 統合を有効にします。

  • [Network Provisioning]:ドロップダウンリストから [true] を選択して、ネットワークデバイスの設定変更に関連するイベントの ITSM 統合を有効にします。

  • [Group Based Policies]:ドロップダウンリストから [true] を選択して、グループベースのポリシーの更新に関連するイベントの ITSM 統合を有効にします。

ステップ 11

設定スライドインペインで、[ServiceNow Access Settings] をクリックして、ServiceNow の接続インスタンスを設定します。

ステップ 12

ラジオボタンをクリックして、既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 7. ServiceNow インスタンスの設定フィールドの例
図 19:アクセス設定の ServiceNow インスタンスの設定フィールド

既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンリストでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 13

新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Host name]:ServiceNow システムのホスト名。

  • [Username]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なユーザー名。

  • [Password]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なパスワード。

ステップ 14

[Check Connectivity] をクリックして、エンドポイントが設置されたサーバーへの接続が可能かどうかテストします。

サーバーへの接続テストが成功したら、バンドルをアクティブ化します。

ステップ 15

構成 スライドインペイン で、[Destination to receive events] をクリックし、接続先接続インスタンスを設定します。

ステップ 16

ラジオボタンをクリックして、既存の宛先接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 8. [Destination to receive events] 設定フィールドの例
図 20:イベントの宛先設定フィールド。

既存の宛先接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 17

新しい宛先インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Destination to receive events]:次のいずれかのオプションを選択します。

    • [Event Management]:Cisco Catalyst アプリを使用せずに Catalyst Center と ServiceNow の統合を設定する場合は、[Event Management] オプションを選択します。[Event Management] オプションを選択する場合、ServiceNow インスタンス内で Event Management プラグインを設定する必要があります。

    • [REST API Endpoint]:[REST API Endpoint] オプションは、Cisco Catalyst アプリで使用できます。データは、[REST API Endpoint] オプションを使用して Cisco Catalyst アプリ内の REST API エンドポイントに送信されます。

    • [Generic REST Endpoint in ServiceNow]:[Generic REST Endpoint in ServiceNow] オプションの場合、ServiceNow の別のステージングテーブルにデータを送信できます。

  • [Destination URI]:[Generic REST Endpoint in ServiceNow] オプションの接続先 Uniform Resource Identifier(URI)を入力します。このオプションでは、このフィールドは必須です。

この情報を入力して、次のステップに進みます。

ステップ 18

[Activate] をクリックし、変更を保存してバンドルを有効化するか、[Cancel] をクリックして設定をキャンセルし、スライドインペインを閉じます。

(注)  

 

[Activate] をクリックすると、バンドルに加えた変更が有効になり、変更は直ちに実施されます。バンドルのステータスは [ENABLED] から [ACTIVE] に変更されます。


Cisco Catalyst アプリを使用した Catalyst Center と ServiceNow の統合

Catalyst Center は、ServiceNow との統合を促進するアプリケーション(Catalyst Center)をサポートしています。このアプリケーション(アプリ)は、イベント管理プラグインなしで ServiceNow と連携するように設計されています。

ServiceNow インスタンス内に Cisco Catalyst アプリ(バージョン 2.3.1)をインストールします。アプリケーションが次のタスクを実行することを確認します。

  • Catalyst Center 検出デバイスの ServiceNow 構成管理データベース(CMDB)への基本的な一方向同期をスケジュールします(信頼できる情報源として Catalyst Center インベントリを使用)。Cisco Catalyst アプリは、Catalyst Center から ServiceNow への CMDB 同期をサポートしています。

  • Catalyst Center によって発行されたネットワーク イベントの問題、インシデント、および変更ワークフローを自動的にトリガーします。

  • Catalyst Center からのネットワークの詳細を使用してインシデントチケットを強化します。Cisco Catalyst アプリは、Catalyst Center に REST API コールを行います。この API コールは、クライアント MAC アドレスまたはネットワークユーザー ID のいずれかに基づいて、クライアントまたはユーザーエンリッチメント情報を取得するのに役立ちます。

  • ServiceNow でネットワークイベントの変更要求(CR)チケットを自動化された方法で作成するため、Catalyst Center プラットフォームと ServiceNow の統合をサポートしています。

次の表に、Cisco Catalyst アプリを使用して、Catalyst Center と ServiceNow の統合を設定するための手順を示します。手順に従い、必要とする機能に応じて、ネットワークイベント、SWIM イベント、または両方のイベントタイプの統合を設定します。

表 3. Cisco Catalyst アプリを使用した Catalyst Center と ServiceNow の統合手順
ステップ 説明

ステップ 1

最新の Catalyst Center リリースをインストールするか、それにアップグレードします。

Catalyst Center のインストール方法については、Cisco Catalyst Center Installation Guideを参照してください。

ステップ 2

ServiceNow ストアの Web サイトに記載されている ServiceNow の互換性のあるバージョンをインストールするか、またはアップグレードします。

ServiceNow ストアの Web サイトにアクセスするには、次のリンクをクリックします。

https://store.servicenow.com/sn_appstore_store.do#!/store/application/03eb0f4ddbf6ba00f27978b5ae96197b/2.3.1

インストールおよびアップグレード手順については、ServiceNow ドキュメントを参照してください。

(注)  

 

この手順を実行できるのは ServiceNow 管理者だけです。

ステップ 3

このリンクをクリックして、Cisco Catalyst アプリを含む ServiceNow ストアの Web サイトにアクセスします。

https://store.servicenow.com/sn_appstore_store.do#!/store/application/03eb0f4ddbf6ba00f27978b5ae96197b/2.3.1

Web サイトで入手可能なドキュメントに従って、Cisco Catalyst アプリ(バージョン 2.3.1)をダウンロードして、ServiceNow にインストールします。

(注)  

 
この手順は、ServiceNow 管理者が実行してください。

ステップ 4

Catalyst Center と ServiceNow の統合の要件が満たされていることを確認します。

詳細については、要件を参照してください。

ステップ 5

Catalyst Center プラットフォーム GUI にアクセスし、[Basic ITSM (ServiceNow) CMDB Synchronization] バンドルを設定します。

詳細については、[Basic ITSM (ServiceNow) CMDB Synchronization] バンドルの設定を参照してください。

(注)  

 

ネットワーク デバイス インベントリと ServiceNow CMDB との同期は、ITSM チケットの自動生成を有効にするための前提条件です。したがって、最初に CMDB 同期を有効にする必要があります(Catalyst Center 以外でまだ実行されていない場合)。CMDB の同期が他の場所で実行されているかどうかについては、ServiceNow 管理者に確認してください。

ステップ 6

[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルが設定済み。詳細については、[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定を参照してください。

このバンドルは、ServiceNow で任意のタイプのワークフローを作成するために、データを Catalyst Center から送信できるようにします。変更管理およびインシデント/問題管理ワークフローは、ServiceNow でチケットを記録する自動化またはアシュアランスの使用例に基づいて有効にする必要があります。

ステップ 7

[Event Settings] でネットワークイベント設定を構成します。

詳細については、イベント設定の構成を参照してください。

(注)  

 

Catalyst Center プラットフォームと ITSM の統合により、ユーザーは候補となる問題のリストから選択して、ビジネスの優先順位に一致するように、ServiceNow のイベント、インシデント、または問題のシビラティ(重大度)を作成および変更することができます。

ステップ 8

[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルを設定します。

詳細については、[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定を参照してください。

ステップ 9

ServiceNow インスタンスにアクセスし、この手順で Catalyst Center REST API を使用して投稿されたネットワークおよび SWIM イベントデータを確認します。ビジネスまたはネットワークのニーズに応じて、このデータを確認し、利用を開始します。

要件

Catalyst Center と ServiceNow の統合に関する次のネットワーキングおよびシステム要件が満たされていることを確認します。

  • ネットワーク:

    • Cisco Catalyst アプリは、統合されている Catalyst Center インストールの IP アドレスとアクセス情報を使用して設定されます。


      (注)  


      この情報については、Catalyst Center 管理者に問い合わせてください。


    • Catalyst Center と ServiceNow 間の HTTPS ネットワークアクセス。


      (注)  


      これを確立するには、ネットワーク管理者に連絡し、協力してください。


  • 管理、実装、およびディスカバリ(MID)サーバー:

    • MID サーバーは稼働中であり、ServiceNow インスタンスからアクセスできます。

    • Catalyst Center プラットフォーム は 、MID サーバーからアクセスできます。

    • Catalyst Center プラットフォーム REST API は、MID サーバーから許可されます。


      (注)  


      MID サーバーは、ServiceNow インスタンスから REST 要求をプロキシするために使用されます。


    MID サーバーの構成情報については、ServiceNow ストアの Web サイトにある『Scope Certified Application Installation and Configuration Guide』を参照してください。https://store.servicenow.com/sn_appstore_store.do#!/store/application/03eb0f4ddbf6ba00f27978b5ae96197b

  • Catalyst Center プラットフォーム

    • Catalyst Center プラットフォーム は 、Catalyst Center で有効になっています。

    • Catalyst Center プラットフォーム で必要なバンドルを設定し、アクティブ化します(次の手順で説明するとおり)。


      (注)  


      これらのバンドルには、ServiceNow の Cisco Catalyst アプリと統合するために必須の API が含まれています。


[Basic ITSM (ServiceNow) CMDB Synchronization] バンドルの設定

この手順を実行すると、Catalyst Center デバイスと ServiceNow CMDB システム間での同期がトリガーされるか、またはスケジュールされます。デバイスが Catalyst Center と ServiceNow CMDB システム間で同期されていない場合、他のバンドルをアクティブ化する前に、前提条件としてこのバンドルをアクティブ化する必要があります。


(注)  


Catalyst Center CMDB 同期では、Catalyst Center の複数のインスタンスを検出できません。

  • 特定の Catalyst Center インスタンスから同期された属性を識別するために、各属性には Catalyst Center IP アドレスのタグが付けられています。

  • ServiceNow は、属性がどの Catalyst Center インスタンスからのものかを識別できるようになりました。Catalyst Center IP アドレスまたはホスト名の情報を保持するために、構成アイテム(CI)の追加属性が追加されました。


始める前に

  • Catalyst Center プラットフォーム と統合したシステムで ServiceNow が稼働していることを確認してください。

  • 正常なディスカバリジョブを Catalyst Center で実行します。[Device Inventory] ディスカバリジョブが成功しているかどうか確認できます。メインメニューから次を選択します。[Provision] > [Inventory] の順に選択して結果を表示します。

  • この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Bundles]

表示されたバンドルとその現在のステータスを確認します。

ステップ 2

[Basic ITSM (ServiceNow) CMDB synchronization] バンドルのリンクまたはアイコン(イニシャルと色付きの四角形)をクリックして、バンドルに関する詳細情報を表示します。

表示される追加情報には、次のものが含まれることがあります。

  • [General information]:四角いアイコンの下に、ベンダー、バージョン、プラットフォーム、タグが表示されます。

  • [Information]:一般的な情報(バンドルの目的、ネットワーク内のバンドルのしくみ)、サンプルスキーマ、構成メモ、およびバンドルに関するその他のデータを表示するタブです。

  • [Contents]:バンドルを構成する統合フローおよび API にアクセスするタブです。

  • [Release Notes]:自身のバージョンを含む、バンドルに関する最新のリリース情報を表示するタブです。

ステップ 3

[Content] タブをクリックします。

ステップ 4

[Integration Flows] ヘッダーをクリックします。

統合フローまたは統合フローのリストがヘッダーの下に表示されます。

ステップ 5

[Enable] をクリックして、統合フローのリンクをアクティブ化します。

ウィンドウに [Information] フィールドが表示されます。

ステップ 6

[Information] フィールドで、[Enable] をクリックして、バンドルの有効化を確認します。

[Enable] をクリックして確認すると、成功メッセージが表示されます。

ステップ 7

成功メッセージの中の [Okay] をクリックします。

ステップ 8

統合フローのリンクをクリックして、次のタスクを実行します。

  • [Description]、[Tags]、[How to Use this Flow]、およびスケジューラを確認します。

  • [Run Now](スケジューラをすぐに実行する場合)、[Run Later](後で実行するようにスケジュールする場合)、または [Recurring](反復スケジュールを設定する場合)をクリックします。

    [Run Later] を選択した場合は、日付、時刻、およびタイムゾーンを選択する必要があります。[Recurring] を選択した場合は、繰り返しの頻度(毎日または毎週)、間隔(分または時間)、開始日と終了日を設定する必要があります。

  • [Schedule] をクリックしてスケジューラを有効にします。

    重要

     

    次の手順に従い、バンドル自体の設定が完了した後にのみ、統合フローのスケジュールを設定および有効化します。統合フローのスケジュールを設定して有効にするには、このビューに戻って [Schedule] をクリックします。または、[Configure Basic ITSM (ServiceNow) CMDB synchronization] スライドインペインの [View Flows] リンクをクリックします(次の手順を参照)。あるいは、メニューアイコンをクリックして次を選択します。[Platform] > [Developer Toolkit] > [Integration Flows] > [Schedule to Publish Inventory Details-ServiceNow Connector]

ステップ 9

[X] アイコンをクリックして、前のバンドルウィンドウに戻ります。

ステップ 10

[Configure] ボタンをクリックして、バンドルレベルで設定します。

設定 スライドインペイン が表示されます。CMDB 同期情報を確認します。

ステップ 11

オプションボタンをクリックして、CMDB 同期の ServiceNow アクセス設定(既存または新規)を設定します。

図 9. [ServiceNow Access Settings]
図 8:[ServiceNow Access Settings] ページ。

既存の設定を設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューで設定を選択し、[Next] をクリックします。

ステップ 12

新しいアクセス設定を設定するには、次のインスタンス情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

[Next] をクリックします。

ステップ 13

新しいアクセス設定を設定するには、次の追加の設定情報を入力する必要があります。

図 10. [ServiceNow Access Settings]
図 9:[ServiceNow Access Settings] ページ
  • [Hostname]:ServiceNow サーバーのホスト名または IP アドレス。

  • [Username]:ServiceNow サーバーにアクセスするためのユーザー名。

  • [Password]:ServiceNow サーバーにアクセスするためのパスワード。

[Check Connectivity] をクリックして、ServiceNow サーバーへのアクセスを確認します。

[Next] をクリックします。

ステップ 14

オプションボタンをクリックして、CMDB インベントリ設定に対して既存のインスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 11. CMDB インベントリ設定
図 10:[CMDB inventory settings] ページ。

既存のインスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Configure] をクリックします。

ステップ 15

新しいインスタンスを設定するには、次の情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

[Next] をクリックします。

ステップ 16

[Select Destination] ウィンドウで、次の情報を入力します。

  • [Destination Type]:次の 2 つの接続先タイプから選択できます。

    • [Synchronize device inventory directly with CMDB]

    • [Post device inventory details to a staging table]

    (注)  

     

    [Synchronize device inventory directly with CMDB] 接続先タイプを使用して、Cisco Catalyst アプリ内の REST API エンドポイントにデータを送信します。Cisco Catalyst アプリを使用していて、独自のカスタマイズされた ServiceNow インスタンスがない場合は、この接続先タイプを使用する必要があります。Cisco Catalyst アプリの外部の REST API エンドポイントにデータを送信するには、他の接続先タイプ([Post device inventory details to a staging table])を使用します。作成したステージングテーブルに u_inventory_details というフィールドがあることを確認します。Cisco Catalyst アプリからのインベントリの詳細は、このフィールドにマッピングされます。[Post device inventory details to a staging table] 接続先タイプでは、データ転送後に、ステージングテーブルからデータを取得して ServiceNow CMDB にマッピングするカスタムコードを記述する必要があります。

  • [Destination URL]:ServiceNow サーバー(CMDB)またはステージングテーブルの Uniform Resource Indicator(URI)。

図 12. [Select Destination] ウィンドウ
図 12:[Inventory Data Fields] ウィンドウ。

[Next] をクリックします。

ステップ 17

[Select Inventory Data Fields] ウィンドウで、同期するデータフィールドを選択します。

(注)  

 

インベントリ データ フィールドは、CMDB またはステージングテーブルに同期される属性または参照として指定できる、シスコが作成したデータタイプです。

[Select Inventory Data Fields] ウィンドウの上部のチェックボックスをクリックすると、同期するすべてのインベントリ データ フィールドが選択されます。すべてのインベントリ データ フィールドを同期する場合は、この上部のチェックボックスをクリックします。すべてを同期しない場合は、一度に 1 つのチェックボックスを確認してクリックし、同期するインベントリ データ フィールドの小さなサブセットを作成します。

図 13. [Select Inventory Data Fields] ウィンドウ
図 13:[Inventory Data Fields] ウィンドウ。

[Select Inventory Data Fields] ウィンドウは、次の列で構成されています。

  • [Name]:インベントリ データ フィールドの名前。

  • [Description]:インベントリ データ フィールドの簡単な説明。

  • [Is Attribute/Is Reference]:インベントリ データ フィールドが属性または参照のどちらであるか。参照データフィールドは、データベース内の 2 つのテーブル間の関係を作成するために使用されます。これはクエリの目的で使用されます。属性データフィールドは、データベースのテーブルにデータを追加するために使用されます。

ステップ 18

前のステップで同期対象として選択したデータフィールドについて、指定が属性または参照のどちらとして設定されているかを確認します。

データフィールドのデフォルトの設定を変更するには、目的のデータフィールドの設定([Attribute] または [Reference])をクリックします。

統合は参照フィールドとして「場所」、「建物」、および「部品番号」のみをサポートしています。

同期するデータフィールドと、データフィールドを属性または参照のどちらにするか選択したら、[Next] をクリックします。

ステップ 19

[Update Transforms] ウィンドウで、Catalyst Center デバイスファミリと ServiceNow CI クラス間の ServiceNow 変換マッピングを受け入れるか、更新します。

図 14. [Update Transforms] ウィンドウ
図 14:[Update Transforms] ウィンドウ

デバイスファミリは Catalyst Center デバイスの分類(ユニファイド AP、ルータ、ワイヤレスコントローラ、スイッチ、ハブなど)であり、ServiceNow へのインベントリ属性/参照マッピングは ServiceNow の既存の Cisco Catalyst アプリケーションですでに使用できます。デバイスファミリのタイプと数は、ユーザーのネットワーク内のシスコデバイスによって異なります。

(注)  

 

Catalyst Center プラットフォームは、ユーザーの Catalyst Center ネットワーク内のすべてのデバイスファミリを自動的に取得し、この GUI ウィンドウに表示できます。

CI クラスは ServiceNow のデータベーステーブルです(cmdb_ci_wap_network、cmdb_ci_ip_router、cmdb_ci_ip_switch など)。GUI ウィンドウの [CI Class] 列は、CI クラスをそれぞれのデバイスファミリにマッピングするために使用されます。

次の表に、Catalyst Center のデフォルトの CI クラスをデバイスファミリごとに示します。デフォルトの CI クラスは、ユーザーが変更できます。以下にリストされていない他のデバイスファミリの場合、シスコでは [CI Class] 列にデフォルト値を示しません。ServiceNow アプリケーションユーザーは、対応する CI クラスおよび属性/参照マッピングを手動で作成するか、既存の CI クラスを「親」CI クラスとして使用する必要があります。既存のクラスまたは新しく作成されたクラスがネットワークギア(cmdb_ci_netgear)クラスから継承されていることを確認します。

表 4. デフォルトのデバイスファミリから CI クラスへのマッピングリスト

デバイス ファミリ

対応する CI クラス

ユニファイド AP

cmdb_ci_wap_network

ワイヤレスコントローラ

x_caci_cisco_dna_wireless_lan_controller

ルータ

cmdb_ci_ip_router

スイッチおよびハブ

cmdb_ci_ip_switch

Meraki アクセスポイント

cmdb_ci_wap_network

Meraki カメラ

cmdb_ci_netgear

Meraki ダッシュボード

cmdb_ci_netgear

Meraki MX セキュリティアプライアンス

cmdb_ci_netgear

Meraki スイッチ

cmdb_ci_ip_switch

このウィンドウの情報を受け入れるか、更新したら、[Next] をクリックします。

(注)  

 

バンドルを設定してスケジュールを設定した後、新しいデバイス(デバイスファミリ)が検出され、そのデバイスファミリの [Update Transform] ウィンドウに CI クラスマッピングがない場合、バンドルを再設定して CI クラスマッピングを含める必要があります。これにより、すべてのデバイスが予想どおりに CMDB CI テーブルに適切に同期されます。

ステップ 20

[Set Source Identifier and Operational Limit] ウィンドウで、データソースと最大制限を設定します。

図 15. [Set Source Identifier and Operational Limit] ウィンドウ
図 15:[Summary] ウィンドウ

次の値を設定します。

  • [Source Identifier (Exact Match)]:以前に選択した値と同じ値を入力するか、デフォルトの [Other Automated] のままにします。

    • [Synchronize device inventory directly with CMDB]

    • [Post device inventory details to a staging table]

    (注)  

     

    [Other Automated] は、OOB ServiceNow インスタンスの検出リソース属性の事前設定値です。これは、ServiceNow CI が検出されたデータソースを示す値です。デフォルトで、シスコは既存の事前設定値の 1 つを統合に使用します。

    ServiceNow インスタンスに同期するためにデバイスがフェッチされたソースを一意に識別できるように、ユーザーは独自の検出ソースを作成することをお勧めします。新しい検出ソースを作成する手順は、ServiceNow アプリの『Installation and Configuration Guide』で説明されています。

  • [Inventory Items Per Iteration]:反復(単一の API コール)で同期できるデバイスの最大数。制限を 100 デバイスに設定することをお勧めします。

情報を入力したら、[Next] をクリックします。

ステップ 21

[Summary] ウィンドウで、設定の概要を確認します。

図 16. [Summary] ウィンドウ
図 16:[Summary] ウィンドウ

情報を確認した後、[Configure] をクリックします。

設定が正常に完了すると、「Done!Bundle Configured」メッセージが表示されます。


次のタスク

ステップ 8 で説明されているいずれかの方法を使用して、このバンドル([Schedule to Publish Inventory Details - ServiceNow Connector])の統合フローを設定します。

次のタスクを実行して、CMDB の同期をテストできます。

  • メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Runtime Dashboard] > [CMDB Synchronization Summary]。GUI ビューをリフレッシュするには、[Refresh] をクリックします。ServiceNow へのインベントリデバイスの同期ステータスを確認します。

  • メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Runtime Dashboard] > [Event Summary]。GUI ビューをリフレッシュするには、[Refresh] をクリックします。ウィンドウの個々のイベントをクリックして、イベントデータを表示し、ServiceNow へのリンクにアクセスします。

  • ServiceNow に移動し、同期されたデバイスを検索します。そのデバイスのレコードの同期されたデータの [Configuration] タブと [Other Attributes] タブを確認します。

[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定

この手順を実行して、アシュアランスおよびメンテナンスの問題に対応するためにネットワークのモニタリングの設定を行い、ServiceNow システムにイベント詳細を発行します。


(注)  


  • クローズドループ自動化は、Catalyst Center と ServiceNow の間のアシュアランスイベントでサポートされています。クローズドループ自動化は、他のイベントタイプではサポートされていません。

  • クローズドループ自動化のサポートは、[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] バンドルで設定された REST API エンドポイントにのみ拡張されます。このバンドルで設定されたイベント管理および汎用 REST API エンドポイントは、アシュアランスイベントのクローズドループ自動化の自動チケット作成とチケットの自動解決をサポートしていません。ただし、解決/無視されているアシュアランスイベントに関する更新は、イベント管理および汎用 REST API エンドポイントに送信されます。

  • アシュアランスイベントまたは問題が Catalyst Center で無視または解決されると、[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルで設定されているエンドポイント(イベント管理/REST API エンドポイントまたは汎用 REST API エンドポイント)に関係なく、更新が ServiceNow に送信されます。

  • イベントデータは、ServiceNow の [Event] テーブルに公開できます。これには、ServiceNow インスタンスにイベント管理プラグインが存在している必要があります。ServiceNow インスタンスにイベント管理プラグインがない場合は、Cisco Catalyst アプリの REST API エンドポイントにデータを送信するようにバンドルを設定できます。


始める前に

この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Bundles]

表示されたバンドルとその現在のステータスを確認します。

ステップ 2

[Network Issue Monitor and Enrichment for ITSM (ServiceNow)] のバンドルリンクまたはアイコン(イニシャルと色付きの四角形)をクリックして、バンドルに関する詳細情報を表示します。

表示される追加情報には、次のものが含まれることがあります。

  • [General information]:四角いアイコンの下に、ベンダー、バージョン、プラットフォーム、タグが表示されます。

  • [Information]:一般的な情報(バンドルの目的、ネットワーク内のバンドルのしくみ)、サンプルスキーマ、構成メモ、およびバンドルに関するその他のデータを表示するタブです。

  • [Contents]:バンドルを構成する API および統合フローにアクセスしたり、バンドルを構成する統合フローに関する情報を提供したりするタブ。

  • [Release Notes]:自身のバージョンを含む、バンドルに関する最新のリリース情報を表示するタブです。

ステップ 3

上記の各タブをクリックし、バンドルに関する情報を確認します。

ステップ 4

[Enable] ボタンをクリックしてバンドルを有効にします。

ウィンドウに [Information] フィールドが表示されます。

ステップ 5

[Information] フィールドで、[Enable] ボタンをクリックして、バンドルの有効化を確認します。

[Enable] ボタンをクリックして確認すると、成功メッセージが表示されます。

ステップ 6

成功メッセージの中の [OK] をクリックします。

ステップ 7

[Configure] ボタンをクリックして、バンドルレベルで設定します。

設定 スライドインペイン が表示されます。

ステップ 8

設定スライドインペインで、[ServiceNow Access Settings] をクリックして、ServiceNow の接続インスタンスを設定します。

ステップ 9

ラジオボタンをクリックして、既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 17. ServiceNow インスタンスの設定フィールドの例
図 16:ServiceNow インスタンスの設定フィールド。

既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 10

新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Host name]:ServiceNow システムのホスト名。

  • [Username]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なユーザー名。

  • [Password]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なパスワード。

ステップ 11

[Check Connectivity] をクリックして、エンドポイントが設置されたサーバーへの接続が可能かどうかテストします。

サーバーへの接続テストが成功したら、[Destination to receive events] を設定します。

ステップ 12

構成 スライドインペイン で、[Destination to receive events] をクリックし、接続先接続インスタンスを設定します。

ステップ 13

ラジオボタンをクリックして、既存の宛先接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 18. [Destination to receive events] 設定フィールドの例
図 17:[Destination to receive events] 設定フィールド。

既存の宛先接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 14

新しい接続先インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Destination to receive events]:次のいずれかのオプションを選択します。

    • [Event Management]:Cisco Catalyst アプリを使用せずに Catalyst Center と ServiceNow の統合を設定する場合は、[Event Management] オプションを選択します。[Event Management] オプションを選択する場合、ServiceNow インスタンス内でイベント管理プラグインを設定する必要もあります。

    • [REST API Endpoint]:[REST API Endpoint] オプションは、Cisco Catalyst アプリで使用できます。このオプションを使用すると、データは Cisco Catalyst アプリ内の REST API エンドポイントに送信されます。

      (注)  

       

      ネットワークイベントまたは問題が Catalyst Center で無視または解決されると、イベントステータスの更新が ServiceNow の Cisco Catalyst アプリに送信され、ServiceNow のイベントに対して作成されたチケットが自動的に閉じられます。

    • [Generic REST Endpoint in ServiceNow]:このオプションの場合、ServiceNow の別のステージングテーブルにデータを送信できます。

  • [Destination URI]:[Generic REST Endpoint in ServiceNow] オプションの接続先 URI(Uniform Resource Indicator)を入力します。このオプションでは、このフィールドは必須です。

この情報を入力して、次のステップに進みます。

ステップ 15

[Activate] をクリックし、変更を保存してバンドルを有効化するか、[Cancel] をクリックして設定をキャンセルし、スライドインペインを閉じます。

バンドルに加えられた変更は、直ちに適用が開始されます。さらに、バンドルのステータスは [ENABLED] から [ACTIVATE] に変更されます。


イベント設定の構成

Catalyst Center プラットフォームと ITSM の統合により、ユーザーは候補となる問題のリストから選択して、ビジネスの優先順位に一致するように、ServiceNow のイベント、インシデント、または問題のシビラティ(重大度)を作成および変更することができます。これらのタスクは、[Events Settings] ウィンドウで実行します。


(注)  


このリリースでは、[Event Setting] で設定する SWIM イベントはありません。ネットワーク アシュアランス イベントのみを設定します。



重要


[Event Settings] ウィンドウとその機能は、ITSM(ServiceNow)の統合のイベントにのみ適用され、その他の接続先に設定されたイベントには適用されません。ウェブフックまたはその他の接続先に設定されているイベントの場合は、列の上にあるリンクをクリックして [Events] ウィンドウにアクセスします。[Events] ウィンドウを使用して、電子メール、ウェブフック、または SNMP トラップのイベントを設定します。


図 19. [Event Settings] ウィンドウ
図 18:[Event Settings] ウィンドウ

始める前に

この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Configurations]

[Events Settings] セクションが含まれている [Configurations] ウィンドウが開きます。

ステップ 2

表示される [Event Settings] セクションを確認します。

次の [Event Settings] 情報が表示されます。

  • [Event Name]:Catalyst Center イベントの名前。

  • [Domain]:Catalyst Center イベントのドメイン。

  • [Type]:ネットワーク、アプリ、システム、セキュリティ、または統合のタイプ。

  • [Category]:エラー、警告、情報、アラート、タスクの進捗状況、タスクの完了。

  • [Severity]:P1(シビラティ(重大度)1)から P5(シビラティ(重大度)5)。

    (注)  

     

    シビラティ(重大度) 1 が最も優先順位が高く、最も重要または重大なイベントに割り当てます。

  • [Workflow]:インシデント、問題、イベント、または RFC(変更要求)。

  • [Actions]:編集。

[Filter] アイコンをクリックしてフィルタを使用するか、[Find] フィールドにキーワードを入力することで、テーブルに表示される内容を調整することができます。たとえば、すべてのアクセスポイントの通知を表示するには、[Find] フィールドに「AP」と入力します。すべてのネットワーク通知を表示するには、[Find] フィールドに「Network」と入力します。すべてのシビラティ(重大度)通知を表示するには、[Find] フィールドに「1」と入力します。

ステップ 3

[Actions] カラムの [Edit] をクリックして、イベントを編集します。

下向き矢印をクリックして設定を選択し、値を調整します。たとえば、[Network] をクリックして、[App] に調整します。これにより、イベントタイプはネットワークタイプからアプリケーションタイプに変更されます。[Severity] をクリックし、「5」から「1」に調整します。これにより、シビラティ(重大度)レベルが 5 から 1 に上がります。

ステップ 4

イベント名の横にあるボックスをクリックして、通知を有効にします。

これにより、将来イベントが発生した場合、Catalyst Center により通知が有効になります。

ステップ 5

[Save] をクリックします。


[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定

この手順を実行して、コンプライアンス、セキュリティ、またはその他の操作トリガーのためにデバイス プロビジョニング アクティビティ、ソフトウェアイメージの更新を必要とするイベントのモニタリングおよび ServiceNow システムへの公開を設定します。


(注)  


ServiceNow インスタンスに Event Management プラグインがある場合は、ServiceNow の [Event] テーブルにイベントデータを公開できます。プラグインがない場合は、Cisco Catalyst アプリの REST API エンドポイントにデータを送信するようにバンドルを設定できます。


Catalyst Center で ITSM を有効にすると、Catalyst Center デバイス プロビジョニング アクティビティおよびグループベースポリシーの変更をより適切に制御するための ServiceNow 承認プロセスが適用されます。ただし、SWIM は [Visibility and Control of Configurations] 設定を優先しないため、ソフトウェアイメージの更新のために ITSM を有効にする必要はありません。ITSM 承認を有効にする方法については、『Cisco Catalyst Center Administrator Guide』の「システム設定の構成」の章を参照してください。

始める前に

この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Bundles]

表示されたバンドルとバンドルの現在のステータスを確認します。

ステップ 2

[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルのリンクまたはアイコン(イニシャルと色付きの四角形)をクリックして、バンドルに関する詳細情報を表示します。

表示される追加情報には、次のものが含まれることがあります。

  • [General information]:四角いアイコンの下に、ベンダー、バージョン、プラットフォーム、タグが表示されます。

  • [Information]:一般的な情報(バンドルの目的、ネットワーク内のバンドルのしくみ)、サンプルスキーマ、構成メモ、およびバンドルに関するその他のデータを表示するタブです。

  • [Contents]:バンドルを構成する API および統合フローにアクセスしたり、バンドルを構成する統合フローに関する情報を提供したりするタブ。

  • [Release Notes]:自身のバージョンを含む、バンドルに関する最新のリリース情報を表示するタブです。

ステップ 3

前述の各タブをクリックし、バンドルに関する情報を確認します。

ステップ 4

[Enable] をクリックしてバンドルを有効にします。

ウィンドウに [Information] フィールドが表示されます。

ステップ 5

[Information] フィールドの [Enable] をクリックして、バンドルが有効化されていることを確認します。

[Enable] をクリックして確認すると、成功メッセージが表示されます。

ステップ 6

成功メッセージの中の [OK] をクリックします。

ステップ 7

[Configure] をクリックして、バンドルレベルで設定します。

設定 スライドインペイン が表示されます。

ステップ 8

設定 スライドインペインで、[Automation Events Workflow Selection] をクリックして、ソフトウェアイメージの更新、ネットワークデバイスの構成の変更、および ITSM 統合で有効にする必要があるグループベースのポリシーの更新に関連するイベントを選択します。ここでは 1 つ以上またはすべてのイベントを選択できます。

ステップ 9

ラジオボタンをクリックして、既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 20. [Automation Events Workflow Selection] 設定フィールドの例
図 19:アクセス設定の ServiceNow インスタンスの設定フィールド

既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンリストでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 10

新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Software Image Management]:ドロップダウンリストから [true] を選択して、ソフトウェアイメージの更新に関連するイベントの ITSM 統合を有効にします。

  • [Network Provisioning]:ドロップダウンリストから [true] を選択して、ネットワークデバイスの設定変更に関連するイベントの ITSM 統合を有効にします。

  • [Group Based Policies]:ドロップダウンリストから [true] を選択して、グループベースのポリシーの更新に関連するイベントの ITSM 統合を有効にします。

ステップ 11

設定スライドインペインで、[ServiceNow Access Settings] をクリックして、ServiceNow の接続インスタンスを設定します。

ステップ 12

ラジオボタンをクリックして、既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 21. ServiceNow インスタンスの設定フィールドの例
図 19:アクセス設定の ServiceNow インスタンスの設定フィールド

既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンリストでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 13

新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Host name]:ServiceNow システムのホスト名。

  • [Username]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なユーザー名。

  • [Password]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なパスワード。

ステップ 14

[Check Connectivity] をクリックして、エンドポイントが設置されたサーバーへの接続が可能かどうかテストします。

サーバーへの接続テストが成功したら、バンドルをアクティブ化します。

ステップ 15

構成 スライドインペイン で、[Destination to receive events] をクリックし、接続先接続インスタンスを設定します。

ステップ 16

ラジオボタンをクリックして、既存の宛先接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 22. [Destination to receive events] 設定フィールドの例
図 20:イベントの宛先設定フィールド。

既存の宛先接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 17

新しい宛先インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Destination to receive events]:次のいずれかのオプションを選択します。

    • [Event Management]:Cisco Catalyst アプリを使用せずに Catalyst Center と ServiceNow の統合を設定する場合は、[Event Management] オプションを選択します。[Event Management] オプションを選択する場合、ServiceNow インスタンス内で Event Management プラグインを設定する必要があります。

    • [REST API Endpoint]:[REST API Endpoint] オプションは、Cisco Catalyst アプリで使用できます。データは、[REST API Endpoint] オプションを使用して Cisco Catalyst アプリ内の REST API エンドポイントに送信されます。

    • [Generic REST Endpoint in ServiceNow]:[Generic REST Endpoint in ServiceNow] オプションの場合、ServiceNow の別のステージングテーブルにデータを送信できます。

  • [Destination URI]:[Generic REST Endpoint in ServiceNow] オプションの接続先 Uniform Resource Identifier(URI)を入力します。このオプションでは、このフィールドは必須です。

この情報を入力して、次のステップに進みます。

ステップ 18

[Activate] をクリックし、変更を保存してバンドルを有効化するか、[Cancel] をクリックして設定をキャンセルし、スライドインペインを閉じます。

(注)  

 

[Activate] をクリックすると、バンドルに加えた変更が有効になり、変更は直ちに実施されます。バンドルのステータスは [ENABLED] から [ACTIVE] に変更されます。


ITSM(ServiceNow)との Cisco SD-Access 統合の設定

Cisco SD-Access と ServiceNow との統合により、セキュリティのためにファブリックロールの更新を必要とするファブリックイベントや、ITSM(ServiceNow)システムへのその他の操作トリガーが監視および公開されます。また、Catalyst Center デバイスと ServiceNow CMDB システム間の同期をトリガーする、またはスケジュールできます。

始める前に

Catalyst Center プラットフォーム と統合したシステムで ServiceNow が稼働していることを確認してください。

  • 正常なディスカバリジョブを Catalyst Center で実行します。[Device Inventory] ディスカバリジョブが成功しているかどうか確認できます。メインメニューから次を選択します。[Provision] > [Inventory] の順に選択して結果を表示します。

  • この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Bundles]

表示されたバンドルとバンドルの現在のステータスを確認します。

ステップ 2

データ同期を設定するには、[Basic ITSM (ServiceNow) CMDB Synchronization] バンドルを有効にして設定します。詳細については、[Basic ITSM (ServiceNow) CMDB Synchronization] バンドルの設定を参照してください。

ステップ 3

ファブリックイベントを監視および公開するには、[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルを有効にして、設定します。詳細については、[Automation Events for ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定を参照してください。

ステップ 4

Cisco SD-Access-ServiceNow インスタンスの ServiceNow へのアクセス設定を構成します。メインメニューから次を選択します。[System] > [Settings] > [External Services]

ステップ 5

左ペインで [Destination] をクリックし、[ITSM] を選択して ServiceNow インスタンスを追加または編集します。詳細については、『Cisco Catalyst Center Platform User Guide』の「Configure ITSM Integration」を参照してください。

ステップ 6

デバイスをファブリックに追加し、要件に基づいてロールを割り当てます。ロールは、コントロール プレーン、境界、またはエッジにすることができます。メインメニューから次を選択します。[Provision] > [Fabric]

すべてのプロビジョニングされたファブリック ドメインがウィンドウに表示されます。

ステップ 7

ファブリックドメインのリストから、[SDA-ITSM-Fabric] を選択します。

図 23. Catalyst Center プラットフォーム ファブリック
図 21:ファブリックとトランジット/ピアネットワーク

結果の画面に、そのファブリックドメイン内のすべてのファブリックサイトが表示されます。

ステップ 8

ファブリックサイトを選択します。

[Fabric Infrastructure] テーブルには、インベントリされたネットワーク内のすべてのデバイスがリストされます。

(注)  

 

ファブリックに追加されたデバイスは、[Device Role] 列に青い円で表示されます。

図 24. ファブリック インフラストラクチャのデバイスのリスト
図 22:ファブリック インフラストラクチャのデバイスのリスト

ステップ 9

リストビューでデバイスをクリックします。スライドインウィンドウにデバイスの詳細が表示され、次の [Fabric] オプションが表示されます。

オプション 説明

エッジ

選択したデバイスをエッジノードとして有効にするには、このオプションの横にあるトグルボタンをクリックします。

ボーダー

選択したデバイスをボーダーノードとして有効にするには、このオプションの横にあるトグルボタンをクリックします。

コントロール プレーン

選択したデバイスをコントロールプレーンノードとして有効にするには、このオプションの横にあるトグルボタンをクリックします。

(注)  

 
  • デバイスを一体型ファブリックとして設定するには、[Control Plane]、[Border]、および [Edge] オプションを選択します。

  • デバイスをコントロールプレーンおよびボーダーノードとして設定するには、[Control Plane] と [Border] の両方を選択します。

ステップ 10

[Add] をクリックします。

ステップ 11

(オプション)ファブリックからデバイスを削除するには、デバイスを選択し、デバイスのスライドインペインで [Remove From Fabric] をクリックします。

図 25. ファブリックのデバイスロール
図 23:ファブリックのデバイスロール

ステップ 12

[Deploy] をクリックして、デバイスロールを展開します。

ステップ 13

[Modify Fabric Domain] ウィンドウで、[Now] をクリックしてチケットをすぐに作成するか、[Later] をクリックして特定の時刻にチケットの作成をスケジュールします。

ステップ 14

[Apply] をクリックします。

(注)  

 

[Later] を選択して特定の時刻にチケット作成をスケジュールすると、リクエストは Catalyst Center スケジューラに送られます。

ステップ 15

メインメニューから次を選択します。[Activities] > [Tasks]を選択し、予定、進行中、成功、失敗したファブリックタスクを表示します。

ステップ 16

[Tasks] ウィンドウのチケットステータスの概要には、次の情報が表示されます。

  • ファブリック チケット リクエストのステータス:チケット承認済み、チケット拒否済み、または失敗。

  • ファブリックチケットのタイムスタンプ。

図 26. ファブリック チケット リクエストのステータス
図 24:ファブリック チケット リクエストのステータス

ステップ 17

Cisco SD-Access プロビジョニング作成要求のイベントサマリーを表示するには、メニューアイコンをクリックして次を選択します。 [Platform] > [Runtime Dashboard] > [SDA Provision Creation Request]

[SDA Provision Creation Request] スライドインペインには、個々のファブリックイベントのイベント ID、送信元、接続先、ITSM ワークフロー、ITSM ステータス、ITSM ID、ITSM リンク、ITSM の最終更新時刻、ITSM エンティティのシビラティ(重大度)/優先順位、および個々のファブリックイベントのイベントシビラティ(重大度)が表示されます。詳細については、『Cisco Catalyst Center Platform User Guide』の「Review the Event Summary」を参照してください。


ServiceNow での Catalyst Center エンドポイント属性の取得

この Catalyst Center リリースでは、エンドポイントインベントリと ITSM(ServiceNow)構成管理データベース(CMDB)の間で同期をスケジュールしたり、更新をトリガーしたりできる Cisco Catalyst アプリ(バージョン 2.3.1)を使用して、ServiceNow で Catalyst Center エンドポイント属性の取得を設定できます。ServiceNow からのエンドポイント属性情報は、ネットワーク内のエンドポイントのプロファイリングに役立ちます。ServiceNow は、エンドポイント プロファイリング ワークスペースに追加のプローブとして表示されます。ServiceNow によって送信される属性を利用してカスタム プロファイリング ルールを作成することができます。

ServiceNow CMDB フィールドとエンドポイント属性の間のマッピングはプラットフォームレベルで発生し、[Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (ServiceNow)] バンドルを使用して実現されます。このバンドルは、[Scheduler for ServiceNow Asset Sync] 統合フローをサポートします。これは、設定されたスケジュールで実行して、内部 Cisco API を呼び出し、ServiceNow からエンドポイント属性情報を取得するように設定できます。

次の表に、ServiceNow での Catalyst Center エンドポイント属性の取得を設定する手順を示します。


(注)  


この手順では、既存の ITSM(ServiceNow)ツールの CI は変更または削除されません。


表 5. ServiceNow での Catalyst Center エンドポイント属性の取得

ステップ

説明

ステップ 1

最新の Catalyst Center リリースをインストールするか、それにアップグレードします。

Catalyst Center のインストール方法については、Cisco Catalyst Center Installation Guideを参照してください。

ステップ 2

ServiceNow ストアの Web サイトに記載されている ServiceNow の互換性のあるバージョンをインストールするか、またはアップグレードします。

ServiceNow ストアの Web サイトにアクセスするには、次のリンクをクリックします。

https://store.servicenow.com/sn_appstore_store.do#!/store/application/03eb0f4ddbf6ba00f27978b5ae96197b/2.3.1

インストールおよびアップグレード手順については、ServiceNow ドキュメントを参照してください。

(注)  

 

この手順は、ServiceNow 管理者が実行する必要があります。

ステップ 3

ServiceNow Web サイトで入手可能なドキュメントに従って、Cisco Catalyst アプリ(バージョン 2.3.1)を ServiceNow にダウンロードしてインストールします。

(注)  

 

Catalyst Center は、ITSM(ServiceNow)でのエンドポイント属性の取得を容易にするアプリケーション(Catalyst Center)をサポートします。このアプリケーションまたはアプリは、イベント管理プラグインなしで ServiceNow と連携するように設計されています。

このリンクをクリックして、Cisco Catalyst アプリがある ServiceNow ストアの Web サイトにアクセスします。

https://store.servicenow.com/sn_appstore_store.do#!/store/application/03eb0f4ddbf6ba00f27978b5ae96197b/2.3.1

(注)  

 

この手順は、ServiceNow 管理者が実行する必要があります。

ステップ 4

Catalyst Center と ServiceNow の統合の要件が満たされていることを確認します。

詳細については、要件を参照してください。

ステップ 5

[Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (ServiceNow)] バンドルを設定します。

詳細については、[Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定を参照してください。

要件

Catalyst Center と ServiceNow の統合に関する次のネットワーキングおよびシステム要件が満たされていることを確認します。

  • ネットワーク:

    • Cisco Catalyst アプリは、統合されている Catalyst Center インストールの IP アドレスとアクセス情報を使用して設定されます。


      (注)  


      この情報については、Catalyst Center 管理者に問い合わせてください。


    • Catalyst Center と ServiceNow 間の HTTPS ネットワークアクセス。


      (注)  


      これを確立するには、ネットワーク管理者に連絡し、協力してください。


  • 管理、実装、およびディスカバリ(MID)サーバー:

    • MID サーバーは稼働中であり、ServiceNow インスタンスからアクセスできます。

    • Catalyst Center プラットフォーム は 、MID サーバーからアクセスできます。

    • Catalyst Center プラットフォーム REST API は、MID サーバーから許可されます。


      (注)  


      MID サーバーは、ServiceNow インスタンスから REST 要求をプロキシするために使用されます。


    MID サーバーの構成情報については、ServiceNow ストアの Web サイトにある『Scope Certified Application Installation and Configuration Guide』を参照してください。https://store.servicenow.com/sn_appstore_store.do#!/store/application/03eb0f4ddbf6ba00f27978b5ae96197b

  • Catalyst Center プラットフォーム

    • Catalyst Center プラットフォーム は 、Catalyst Center で有効になっています。

    • Catalyst Center プラットフォーム で必要なバンドルを設定し、アクティブ化します(次の手順で説明するとおり)。


      (注)  


      これらのバンドルには、ServiceNow の Cisco Catalyst アプリと統合するために必須の API が含まれています。


[Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (ServiceNow)] バンドルの設定

ServiceNow CMDB からの Catalyst Center エンドポイント属性の取得を設定するには、次の手順を実行します。

始める前に

  • Catalyst Center プラットフォーム と統合したシステムで ServiceNow が稼働していることを確認してください。

  • この手順で説明するタスクを実行するには、適切な権限が必要になります。Catalyst Center プラットフォーム のロールベース アクセス コントロールの詳細については、Cisco Catalyst Center Platform User Guideを参照してください。

  • Cisco ISE バージョン 3.1 以降の最新 Catalyst Center リリースがインストールまたはアップグレードされていることを確認してください。


    (注)  


    Cisco AI エンドポイント分析 設定ウィンドウで [ISE Configuration] を設定するときは、Cisco ISE にデータが重複して送信されないようにするために、[Enhanced Authorization Integration] チェックボックスをオンにすることをお勧めします。詳細については、『Cisco Catalyst Center User Guide』の「Publish Authorization Attributes to Cisco ISE」を参照してください。


手順


ステップ 1

メインメニューから次を選択します。[Platform] > [Manage] > [Bundles]

表示されたバンドルとその現在のステータスを確認します。

ステップ 2

バンドルの詳細については、[Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (ServiceNow)] バンドルリンクまたはアイコン(イニシャルと色付きの四角形)をクリックしてください。

表示される追加情報には、次のものが含まれることがあります

  • [General information]:四角いアイコンの下に、ベンダー、バージョン、プラットフォーム、タグが表示されます。

  • [Information]:一般的な情報(バンドルの目的、ネットワーク内のバンドルのしくみ)、サンプルスキーマ、構成メモ、およびバンドルに関するその他のデータを表示するタブです。

    (注)  

     

    取得された特定のエンドポイント属性データは、[Information] タブに表示されます。次のエンドポイント属性データが ServiceNow から取得されます(括弧内は Catalyst Center での表示名)。

    • アセットタグ(CMDB アセットタグ)

    • モデルカテゴリ(CMDB モデルカテゴリ)

    • モデル(CMDB モデル)

    • 管理者(CMDB 管理者)

    • シリアル番号(CMDB シリアル番号)

    • ロケーション(CMDB ロケーション)

    • 部署(CMDB 部署)

    • MAC アドレス(CMDB MAC アドレス)

    • 表示名(CMDB 表示名)

  • [Contents]:バンドルを構成する API および統合フローにアクセスしたり、バンドルを構成する統合フローに関する情報を提供したりするタブです。

  • [Release Notes]:自身のバージョンを含む、バンドルに関する最新のリリース情報を表示するタブです。

ステップ 3

[Content] タブをクリックします。

ステップ 4

[Integration Flows] ヘッダーをクリックします。

ヘッダーの下に統合フローが表示されます。

ステップ 5

[Enable] ボタンをクリックして、統合フローのリンクをアクティブ化します。

ウィンドウに [Information] フィールドが表示されます。

ステップ 6

[Information] フィールドで、[Enable] ボタンをクリックして、バンドルの有効化を確認します。

[Enable] ボタンをクリックして確認すると、成功メッセージが表示されます。

ステップ 7

成功メッセージの中の [Okay] をクリックします。

ステップ 8

個々の統合フローのリンクをクリックして、次のタスクを実行します。

スケジュールベースの統合フロー([Scheduler for ServiceNow Asset Sync])の場合は、次のタスクを実行します。

  • [Description]、[Tags]、[How to Use this Flow]、およびスケジューラを確認します。

  • [Run Now](スケジューラをすぐに実行する場合)、[Run Later](後で実行するようにスケジュールする場合)、または [Recurring](反復スケジュールを設定する場合)をクリックします。

    [Run Later] を選択した場合は、日付、時刻、およびタイムゾーンを選択する必要があります。[Recurring] を選択した場合は、繰り返しの頻度(毎時間、毎日または毎週)、間隔(分または時間)、開始日と終了日を設定する必要があります。

  • [Schedule] をクリックしてスケジューラを有効にします。

    重要

     
    • 次の手順に従い、バンドル自体の設定が完了した後にのみ、統合フローのスケジュールを設定および有効化します。統合フローのスケジュールを設定して有効にするには、このビューに戻って [Schedule] をクリックします。または、[Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (ServiceNow)] スライドインペインの [View Flows] リンクをクリックします(次の手順を参照)。または、メニューアイコンをクリックして次を選択します。 [Platform] > [Developer Toolkit] > [Integration Flows] > [Scheduler for ServiceNow Asset Sync]

    • 同期を 1 回実行すると、常に完全同期になります。

    • 増分同期は、スケジュールされた同期でのみ実行されます。

    • [Recurring] 同期はスケジュールされた同期であり、[Run Later] 同期は 1 回限りの同期です。

    • 定期的な同期の最初の発生も完全同期です。定期的な同期には、少なくとも 2 つのオカレンスを構成する必要があります。

    • 最初の完全同期を完了するには、同期スケジュールを 2 時間以上の時間差で構成する必要があります。

図 27. ServiceNow アセット同期のスケジューラ
図 25:Scheduler for ServiceNow Asset Sync

ステップ 9

[X] アイコンをクリックして、前のバンドルウィンドウに戻ります。

ステップ 10

[Configure] ボタンをクリックして、バンドルレベルで設定します。

設定 スライドインペイン が表示されます。[Configure Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (ServiceNow)] 情報を確認します。

ステップ 11

[Configure] ボタンをクリックして、バンドルレベルで設定します。

設定 スライドインペイン が表示されます。

ステップ 12

設定スライドインペインで、[ServiceNow Access Settings] をクリックして、ServiceNow の接続インスタンスを設定します。

ステップ 13

ラジオボタンをクリックして、既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するか、または新しいインスタンスを設定します。

図 28. ServiceNow インスタンスの設定フィールドの例
図 26:[Configure Endpoint Attribute Retrieval with ITSM (Service Now)] 有効化ページ

既存の ServiceNow の接続インスタンスを設定するには、ウィンドウのドロップダウンメニューでインスタンスを選択し、[Activate] をクリックします。

ステップ 14

新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定するには、次の追加情報を入力する必要があります。

  • [Instance Name]:インスタンスの名前。

  • [Description]:インスタンスの説明テキスト。

  • [Host name]:ServiceNow システムのホスト名。

  • [Username]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なユーザー名。

  • [Password]:ServiceNow システムへのアクセスに必要なパスワード。

ステップ 15

[Check Connectivity] をクリックして、エンドポイントが設置されたサーバーへの接続が可能かどうかテストします。

ステップ 16

[Synchronization Options] を展開して、エンドポイントの増分同期を定義し、次の手順を実行します。

  1. [Create a new instance] ラジオボタンをクリックし、新しい ServiceNow 接続インスタンスを設定します。

    1. [INFORMATION] 領域に、インスタンス名および説明を入力します。

    2. [SYNCHRONIZATION OPTIONS] 領域で、[Incremental Sync] チェックボックスをオンにして、エンドポイントの増分同期を選択し、各サイクルでプルする増分同期レコードの最大制限を指定します。

      最初に ServiceNow からすべてのデータを取得し、その後、後続の反復から変更されたデータのみを取得できる [Incremental Sync] を使用することをお勧めします。

(注)  

 
  • 最大 100 の増分同期レコードを指定できます。

  • 初めて同期を設定すると、増分同期であっても完全同期で実行されます。

  • 同期設定を編集すると、増分同期であっても完全同期で実行されます。

ステップ 17

[Save] をクリックして、変更内容を保存します。


次のタスク

前述のいずれかの方法を使用して、このバンドルの統合フロー ([Scheduler for ServiceNow Asset Sync])を設定します。