シスコの仮想ネットワーキングを使用すると、データセンター ネットワークできわめてセキュアなマルチテナント サービスを実現できます。
シスコは、仮想ネットワーキング ソリューションの包括的なセットを提供しています。これらのソリューションを使用して、管理が簡素化され、企業のデータセンターをプライベート クラウドおよびハイブリッド クラウドにセキュアに拡張することが可能です。また、ハイパーバイザと仮想マシンにネットワーク エッジが拡張されます。これは、仮想ネットワーク オーバーレイ、Cisco Open Network Environment(ONE)、ソフトウェア定義型ネットワーキング(SDN)の基盤になります。
シスコの仮想ネットワーキングは Cisco Nexus 1000V スイッチを基盤とし、ハイパーバイザには依存しません。Cisco Nexus 1000V には次のような大きな利点があります。
Cisco Nexus 1000V ポート プロファイル:Nexus 1000V では、Cisco NX-OS ポート プロファイルを使用した参照設定の概念がさらに拡張されています。ポート プロファイルはハイパーバイザ管理ドメインに発行されるので、ネットワーキング ポリシーやセキュリティ ポリシーの割り当てと移動が簡単になります。
Nexus 1000V は仮想分散スイッチであるため、プロファイルのポリシーは、Cisco Nexus 1000V の基本的なアーキテクチャ コンポーネントである Cisco vPath v2.0 全体で認識されサポートされます。vPath は仮想マシンとクラウド環境で、レイヤ 4 ~ 7 の仮想ネットワーキング サービスの利用を最適化します。
サービス チェイニングのサポートにより、単一のトラフィック フローの一部として、複数の仮想ネットワーク サービスが提供されます。たとえば、ネットワーク ポリシーを指定するだけで、vPath にトラフィックを転送させることができます。
Cisco vPath は VXLAN でも機能し、異なるレイヤ 2 ドメインにあるサーバ間の移動をサポートします。これらの機能が連携することで、クラウドのポリシー、アプリケーション、サービス提供のセキュリティが強化されます。
Cisco Nexus 1000V InterCloud を使用すると、企業のデータセンター仮想ネットワークをクラウド サービス プロバイダーにセキュアに接続できます。このハイブリッド クラウド アプローチは、以下を含むシンプルで透過的な統合で構成されます。