この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Unity Connection Administration の [詳細設定(Advanced)] メニューでは、管理者がさまざまな機能とパラメータ(Cisco Unity Connection でのメッセージングとカンバセーションなど)のシステム全体の設定を管理できます。
SMPP プロバイダーは Unity Connection ユーザに SMS メッセージングを提供し、メッセージ通知を可能にします。詳細については、「SMS メッセージ通知の設定」(ページ 14-5)を参照してください。
Unity Connection のすべてのユーザに影響を与える、システム規模のカンバセーション設定を行うことができます。
PIN 入力カンバセーション中に有効なユーザ補助の設定:個々のユーザの電話メニューのユーザ補助設定値は、ボイスメール PIN を入力することによりユーザが認証されるまで有効になりません。
宛先優先リスト:ユーザが名前を言うか、または名前の一部をキー入力して受信者をメッセージの宛先に指定しようとすると、一致する名前が複数見つかることがあります。2 つのメカニズムを設定することにより、特定の受信者が優先されるようにすると、検索結果がソートされ、大きな重み付けをされた名前が検索結果の最初に表示されます。宛先指定優先リストへの名前の格納方法、および名前の格納期間をカスタマイズできます。
宛先指定と録音順序:ユーザが他のユーザまたは配布リストにメッセージを送信または転送するときに宛先指定や録音が可能になるように、標準カンバセーションをカスタマイズできます。メッセージや音声コメントを録音する前にメッセージの宛先を指定するよう、ユーザ カンバセーションをカスタマイズできます。この設定変更は、すべてのユーザに対してシステム全体で適用されます。ユーザがメッセージに返信する際に宛先指定して録音する順序を変更することはできません。
メッセージがセキュリティ保護としてマークされている場合にユーザにアナウンス:[メッセージ ヘッダーでセキュア ステータスをアナウンス(Announce Secure Status in Message Header)] チェックボックスがオンの場合、セキュア メッセージの再生の前に、それがセキュア メッセージであることを通知するプロンプトが Unity Connection によりユーザに対して再生されます。
ユーザと外部発信者の両方が残したすべてのメッセージがセキュアと設定されるように Unity Connection を設定済みの場合、このチェックボックスをオフにすると、ユーザがメッセージを聞くたびにセキュア メッセージのプロンプトが再生されることを防止できます。
メッセージが複数受信者に送信された場合にアナウンスし、メッセージ受信者の一覧を表示:メッセージが複数受信者に送信された場合に、メッセージ再生前にそのことを Unity Connection がユーザにアナウンスするよう、カンバセーションをカスタマイズできます。
また、ユーザに対してメッセージのすべての受信者のリストを再生するように Unity Connection をカスタマイズすることもできます。デフォルトでは、タッチトーン カンバセーションでこの機能が有効になっていないため、カスタム キーパッド マッピング ツールを使ってこれを設定する必要があります。キー マッピングの設定内容に応じて、メッセージのヘッダー、本文、フッター、またはメッセージ聞き取り後のプロンプトの再生中にユーザが対応するキーを押すと、メッセージ受信者のリストが再生されます。
代行内線番号の自動追加:ユーザがプライマリ内線番号または代行内線番号以外の電話番号からサインインすると、その番号がユーザの発信側 ID(CPID)履歴に追加されます。番号が代行内線番号として追加されると、ユーザはユーザ ID(プライマリ内線番号)を入力しなくても、この番号から Unity Connection にサインインできます。
コール保留待機時間:コール保留を使用すると、電話が話し中であるときに Unity Connection は発信元に保留するよう求めることができます。各発信者は、この設定に従ってキュー内にとどまります。
返信または全員に返信でメッセージ ステータスをアナウンス:ユーザがメッセージに返信または全員に返信する際に、Unity Connection によりメッセージ ステータスがユーザにアナウンスされます。デフォルトでは、ユーザがメッセージに返信または全員返信しても、Unity Connection はメッセージ ステータスをアナウンスしません。
返信または全員に返信による受信者リストのアナウンス:メッセージが複数の受信者や同報リストに送信される場合、受信者は全員に返信することができます。ユーザがメッセージに対して全員に返信するとき、その受信者数が [全員に返信警告が再生されない受信者の最大数(Maximum Number of Recipients Before Reply-all Warning)] フィールドに指定された数値より少ない場合は、Unity Connection が受信者リストをアナウンスします。
管理者が [応答中にメッセージ ステータスをユーザにアナウンスする(Announce Message Status to User(s) while Replying)] オプションを有効または無効に設定している場合、表 17-1 を参照してください。
ユーザのアクション |
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返信または全員に返信でのメッセージ ステータス アナウンス:メッセージが複数の受信者や同報リストに送信される場合、受信者は全員に返信することができます。ユーザがメッセージに対して全員に返信するとき、その受信者数が [全員に返信警告が再生されない受信者の最大数(Maximum Number of Recipients Before Reply-all Warning)] フィールドに指定された数値より少ない場合は、Unity Connection が受信者リストをアナウンスします。
Unity Connection 10.0(1) 以降では、ユーザがメッセージに返信するとき、受信者名だけを再生します。メッセージの応答が [全員に返信警告が再生されない受信者の最大数(Maximum Number of Recipients Before Reply-all warning)] に記載された値に関係ありません。
管理者が [応答中にメッセージ ステータスをユーザにアナウンスする(Announce Message Status to User(s) while Replying)] オプションを有効または無効に設定している場合、表 17-2 を参照してください。
ユーザのアクション |
応答中にメッセージ ステータスをユーザにアナウンスする(Announce Message Status to User(s) while Replying) |
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返信または全員に返信による受信者リストのアナウンス:メッセージが複数の受信者や同報リストに送信される場合、受信者は全員に返信することができます。Unity Connection 10.0(1) 以降では、ユーザがメッセージに返信するとき、受信者名だけを再生します。メッセージの応答が [全員に返信警告が再生されない受信者の最大数(Maximum Number of Recipients Before Reply-all warning)] に記載された値に関係ありません。
管理者が [応答中に受信者リストをユーザにアナウンスする(Announce Recipients list to User(s) while Replying)] オプションを有効または無効に設定している場合、表 17-3 を参照してください。
ユーザのアクション |
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全員に返信で受信者数が最大数を超える場合にユーザに警告:複数受信者や配布リストにメッセージが送られた場合、受信者はオプションで全員に返信することができます。ユーザがメッセージに対して全員返信するとき、その受信者数が [全員に返信警告が再生されない受信者の最大数(Maximum Number of Recipients Before Reply-all Warning)] フィールドの数値以上である場合は、Unity Connection からユーザに警告が出されます。
発信者情報:メッセージを再生する前に、メッセージを残した各発信者に関する追加情報をユーザに提供するように、ユーザ カンバセーションをカスタマイズできます。詳細については、表 17-4 を参照してください。
未確認発信者に対するライブ返信のためのダイヤル プレフィックス設定:ライブ返信機能が有効である場合、電話でメッセージを聞いているユーザは、送信者を呼び出すことによりメッセージに返信できます。識別できない発信者に電話をかけてユーザが応答しようとすると、Unity Connection は電話システムで提供された自動番号識別(ANI)ストリングの発信者番号を、ユーザのサービス クラスに関連付けられている転送規制テーブルでチェックします。
メッセージの削除:標準カンバセーションをカスタマイズして、削除されたメッセージをユーザが管理するときに再生される内容を、次のように変更できます。
デフォルトとは異なる設定として、Unity Connection が選択プロンプトをユーザに対して再生せず、削除されたボイス メッセージまたは削除されたすべてのメッセージ(ボイス、電子メールの該当するもの)のうち、事前に指定したタイプのメッセージを完全削除する、という指定も可能です。どちらかの方法に設定するには、次のいずれかの値を入力して、[複数メッセージ削除モード(Multiple Message Delete Mode)] の設定を変更します。
1:削除するメッセージをユーザが選択します。Unity Connection は、「ボイス メッセージだけを消去するには 1、すべてのメッセージを削除するには 2 を押します」と促します。(デフォルト設定)
2:Unity Connection はユーザに対して削除対象のメッセージを選択するよう要求しません。代わりに、Unity Connection は削除済みボイス メッセージをすべて削除します。
3:Unity Connection はユーザに対して削除対象のメッセージを選択するよう要求しません。代わりに、Unity Connection は削除済みメッセージ(該当するボイス メッセージ、開封確認、電子メール メッセージ)をすべて削除します。
システム プロンプトの言語:電話言語とは、Unity Connection がシステム プロンプトをユーザおよび発信者に再生するときの言語です。電話言語を設定可能な Unity Connection コンポーネントは、ユーザ アカウント、ルーティング ルール、コール ハンドラ、インタビュー ハンドラ、ディレクトリ ハンドラです。
ユーザ グリーティングからサインイン:発信者の入力設定では、ユーザがユーザ グリーティングを聞いているときに、Unity Connection にサインインする方法を指定できます。発信者の入力設定を使用すると、ユーザ グリーティングを中断して Unity Connection にサインインするためのキーと、サインイン時の Unity Connection メッセージの後で再生される内容を指定できます。
表 17-5 は、自分のグリーティングまたは別のユーザのグリーティングから Unity Connection にサインインする方法を指定する際に使用できるオプションを示しています。
[メッセージング(Messaging)] 設定ページでは、メッセージの設定値を管理できます。各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照してください。メッセージングの詳細については、メッセージの章を参照してください。
[サイト内ネットワーキング(Intrasite Networking)] 設定ページでは、サイト内ネットワークの設定を管理できます。詳細については、『Networking Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x』を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/networking/guide/b_12xcucnetx.html から入手できます。
テレフォニーの設定を使用すると、Unity Connection のテレフォニー統合設定を管理できます。各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照してください。
テレフォニー統合については、テレフォニー統合の章を参照してください。
Unity Connection では、システム設定とコール管理コンポーネント(コール ハンドラやユーザなど)に関する情報を収集するためにレポートが生成されます。Unity Connection はデータを収集して保存するように自動的に設定されているので、そのデータからレポートを生成できます。
Unity Connection のレポートを管理するには、Cisco Unity Connection Administration にサインインして、[システム設定(System Settings)] > [詳細設定(Advanced)] を展開し、[レポート(Reports)] を選択します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。
Cisco Unity Connection Serviceability で、レポートを生成して表示できます。Cisco Unity Connection Serviceability に移動するには、ナビゲーション ペインで [Cisco Unity Connection Serviceability] を選択してから、[移動(Go)] を選択します。
Cisco Unity Connection Serviceability でのレポートの生成と表示について詳しくは、『Administration Guide for Cisco Unity Connection Serviceability』(http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html)を参照してください。
表 17-6 に、Unity Connection で使用可能なレポートを記載します。
データベース内のメッセージとメッセージ カウントに関する情報が、ファイルとして Unity Connection サーバ上に保管されます。Unity Connection ユーザの数、受信するメッセージの数と期間、およびメッセージ エージング ポリシーやクォータに関して指定する設定によっては、メッセージおよびグリーティングを保管するハード ディスクがいっぱいになることがあります。ハード ディスクがいっぱいになると、Unity Connection が機能を停止します。ハードディスクの最大容量に近づくに従い、予測しない動作が発生することもあります。
ディスク容量のページに、メッセージとグリーティングを保管できるハード ディスクの最大容量が記載されています。ディスク容量は、Cisco Unity Connection Administration の [システム設定(System Settings)] > [詳細設定(Advanced)] > [Disk Capacity(ディスク容量)] で管理できます。詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照してください。
指定されたパーセンテージの制限までハード ディスクがいっぱいになると、ユーザも外部発信者もボイス メッセージを残せなくなります。この場合、Unity Connection のログにエラーも記録されます。これらのログを Real-Time Monitoring Tool の [ツール(Tools)] > [SysLog ビューア(SysLog Viewer)] ページで表示できます。
(注) | ハード ディスクが指定の制限を超えても、ブロードキャスト メッセージを送信することはできます。 |
ディスク容量の設定を変更した場合は、Cisco Unity Connection Serviceability で Unity Connection メッセージ転送エージェント サービスを再起動する必要があります。
ハード ディスクの使用済み容量が指定の制限値を超えた場合は、不要なボイス メッセージをすぐに削除するようユーザに指示してください。さらに、再発を防ぐために、メッセージ エージング ポリシーおよびクォータを再評価することもできます。詳細については、第 メッセージ ストレージ 章の「メールボックスのサイズの制御」の項を参照してください。
Cisco Personal Communications Assistant(PCA)により、Cisco Personal Communications Assistant Inbox およびセッション タイムアウトの設定が変更されます。詳細については、『User Workstation Setup Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x』の「Setting Up Access to the Cisco Personal Communications Assistant」の章を参照してください。このガイドは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/user_setup/guide/b_12xcucuwsx.html から入手できます。
Really Simple Syndication(RSS)は、ボイス メッセージングへのアクセスを可能にする Web アプリケーションです。RSS 設定により、非セキュア RSS 接続が有効になります。
デフォルトで、Unity Connection は、SSL を使用する RSS フィードへのセキュアな接続だけをサポートします。Apple iTunes など、一部の RSS リーダは、セキュア接続をサポートしません。
セキュア接続をサポートしない RSS リーダを使用できるようにするには、「セキュアでない RSS 接続の有効化」(17-11 ページ)を参照してください。
ユーザは、ボイス メッセージを表示するように、RSS リーダを設定できます。いくつかの重要な考慮事項を次に示します。
– https://<Unity Connection server name>/cisco-unity-rss/rss.do
サーバ名として、Unity Connection サーバのホスト名、IPv4 アドレス、または IPv6 アドレスが可能です。
メッセージがセキュアまたはプライベートの場合、実際のメッセージの代わりに、デコイ メッセージが再生されます。デコイ メッセージは、メッセージがセキュアまたはプライベートであることを示し、電話でコールしてメッセージを取得する必要があることを示します。
ディスパッチ メッセージの受け入れ、拒否、延期はできません。ディスパッチ メッセージには既読のマークを付けることができません。ディスパッチ メッセージは、別のインターフェイスで処理するか、別の受信者が受け入れるまで、RSS フィードに残ります。
一部の RSS リーダでは、メッセージの説明にハイパーリンクを含めることができません。これらのリーダでは、メッセージに既読のマークを付けるオプションが提供されません。
複数のパートで構成されるメッセージ(コメント付きで転送されたメッセージなど)の場合、メッセージのすべてのパートは再生できません。最初のパート(コメントなど)だけが再生され、件名行によって、他の添付があることが示されます。残りのメッセージ パートは、電話でコールして取得する必要があります。
クラスタ構成設定ページでは、いずれか 1 つのサーバが機能していない場合、メンテナンス ウィンドウ シナリオ中にクラスタを管理することができます。詳細については、「Configuring Cisco Unity Connection Cluster」(『Install, Upgrade, and Maintenance Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x』、
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/install_upgrade/guide/b_12xcuciumg.html)を参照してください。
[ファクス設定(Fax Settings)] ページでは、ファクス送信の成功/失敗を示す件名プレフィックスとファクスのファイル タイプを管理できます。詳細については、ファクス サーバの章を参照してください。
ユニファイド メッセージング サービスの設定は、ユニファイド メッセージング機能でサポートされるカレンダーと連絡先の統合設定を定義します。詳細は、ユニファイド メッセージングのセクションを参照してください。
アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)には、プロビジョニング、メッセージング、および Unity Connection へのテレフォニー アクセスの機能があります。これは、Cisco Unity Connection Messaging Interface(CUMI)API の設定を有効または無効にするために使用されます。詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/design/guide/b_12xcucdg.html で入手可能な『Design Guide for Cisco Unity Connection, Release 12.x』の「Cisco Unity Connection Overview」の章を参照してください。