この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Unity Connection では、別々のデータベースを使用してシステム設定、ボイスメールの情報をそれぞれ保管します。
Unity Connection でのメールボックス ストアの重要性について理解するには、以下の点を考慮してください。
Unity Connection サーバまたはクラスタでは、最大で 20,000 ユーザがサポートされます。5000 ユーザごとに別個のメールボックス ストアを作成する必要があります。追加のメールボックス ストアを作成すると、選択したメールボックスをバックアップでき、業務時間外にバックアップを確実に完了できます。
Unity Connection メールボックス ストアのデフォルト サイズ(15 GB)を、要件に合わせて変更できます。Unity Connection でサポートされているメールボックスの最大サイズは 30 GB です。
必要な権限を持つ管理者は、最大 4 つのメールボックス ストアを追加できます。各メールボックス ストアには、個別のメールボックス ストア データベースと個別のオペレーティング システム ディレクトリが含まれています。
Unity Connection サーバまたはクラスタ内のすべてのユーザのディレクトリ情報が、Unity Connection のインストール時に作成される 1 つのディレクトリ データベースに保存されます。
新しいメールボックス ストアを作成した後は、新しいメールボックス ストアに既存のメールボックスを移動したり、新しいメールボックス ストアに新しいメールボックスを作成したりできます。詳細は、メールボックス ストア間でのメールボックスの移動のセクションを参照してください。
Unity Connection クラスタでは、すべてのメールボックス ストアがパブリッシャとサブスクライバの両方に複製されます。
新しいユーザ アカウントの作成時に選択されるユーザ テンプレートは、そのユーザ アカウントでデフォルト値として使用されるいくつかの設定を指定します。デフォルト ユーザ テンプレートに基づくユーザ アカウントのメールボックスが、デフォルト メールボックス ストア内に作成されます。新しいメールボックス ストアを作成する場合、デフォルトのユーザ テンプレートまたは新しく作成したユーザ テンプレートで、メールボックスの設定を変更できます。
(注) | メールボックス ストアが 1 つ以上のユーザ テンプレートに適用される場合、ユーザ テンプレートの設定を変更するか、ユーザ テンプレートを削除するまでは、そのメールボックス ストアを削除することができません。 |
ユーザ テンプレートでのメールボックスの設定変更について詳しくは、ユーザ テンプレートの設定を参照してください。
新しいメールボックス ストアの作成時には、メールボックス ストアのボイス メッセージが占有できる最大ディスク容量を指定する必要があります。メールボックス ストアの最大サイズは、絶対的な最大値ではなく、制限を指定するものです。メールボックスに指定されたサイズ制限を超えた時点で、Unity Connection のログに警告またはエラーが記録されます。
メールボックス ストアでサポートされる最大サイズについては、以下の点を考慮してください。
ストアのサイズが、指定した最大サイズの 100% に達すると、エラーがシステム ログに記録されます。さらに、Cisco Unity Connection Administration の [メールボックス ストアの編集(Edit Mailbox Store)] ページのステータス バーにエラーが表示されます。
メールボックス ストアを指定された最大サイズの 100% 未満に維持するには、次のいずれかを行ってください。
個々のメールボックスのサイズとメールボックス ストアのサイズが縮小されるよう、メールボックス サイズ クォータとメッセージ エージング ポリシーを変更します。また、ボイス メッセージを削除してメールボックスのサイズを縮小し、それによってメールボックス ストアの合計サイズを縮小することもできます。ただし、メールボックスを削除する前に、必ずメールボックス ストアをバックアップして重要な情報を維持してください。
(注) | ユーザがメッセージを削除しても、削除したメッセージを消去するタスクが次に実行されるまでは、削除したメッセージがメールボックス ストアから削除されません。このタスクは 30 分間隔で実行されます。このタスクのスケジュールを編集することはできません。 |
バックアップ期間は、メールボックス ストアのサイズに応じて異なります。ディザスタ リカバリ システムは、1 つのバックアップ セッション中にメールボックス ストア全体および対応するデータベースのバックアップを作成します。バックアップを業務時間外の時間帯に完了できるよう、メールボックス ストアのデフォルト サイズは 15 GB に制限されています。複数のメールボックス ストアのバックアップ方法の詳細については、『Install, Upgrade, and Maintenance Guide, Release 12.x』の「Backing Up and Restoring Cisco Unity Connection Components」の章を参照してください。このドキュメントは https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/12x/install_upgrade/guide/b_12xcuciumg.html にあります。
新しいメールボックス ストアを追加するには、次の手順を実行します。
[メールボックス ストアの検索(Search Mailbox Store)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
[メールボックス ストアの新規作成(New Mailbox Store )] ページで、必要なフィールドに値を入力し、[保存(Save)] を選択します。
新しいメールボックス ストアが [メールボックス ストアの検索(Search Mailbox Store)] ページに表示されます。[アクセスを可能にする(Access Enabled)] カラムの値は [はい(Yes)]、[ステータス(Status)] カラムの値は [OK] です。
既存のメールボックス ストアを編集するには、次の手順を実行します。
[メールボックス ストアの検索(Search Mailbox Store)] ページで、編集するメールボックス ストアを選択します。
[メールボックス ストアの編集(Edit Mailbox Store)] ページで、必要なフィールドに値を入力し、[保存(Save)] を選択します。
1 つ以上のメールボックス ストアを削除するには、次の手順を実行します。
[メールボックス ストアの検索(Search Mailbox Store)] ページで、該当するチェックボックスをオンにして、削除するメールボックス ストアを持つユーザを選択します。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[メッセージ ストレージ(Message Storage)] を展開し、[メールボックス ストア メンバシップ(Mailbox Stores Membership)] を選択します。 |
ステップ 2 | [メールボックス ストア メンバーシップの検索(Search Mailbox Stores Membership)] ページの [メンバーシップ タイプの選択(Choose Membership Type)] リストから、[ユーザ メールボックス(User Mailbox)] を選択します。 |
ステップ 3 | [ユーザ メールボックスの検索結果(User Mailbox Search Results)] セクションで、メールボックスの移動元のメールボックス ストアを指定します。 |
ステップ 4 | メールボックスの移動先となるメールボックス ストアを選択し、移動するメールボックスを持つユーザに該当するチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 5 | [選択したメールボックスの移動(Move Selected Mailboxes)] を選択します。 |
ディザスタ リカバリ システムを使用してメールボックス ストアのバックアップを作成すると、各メールボックス ストアが自動的に無効になります。メールボックス ストアが無効のときは、次のようになります。
Cisco Unity Connection Administration には、メールボックス ストアを手動で無効にするオプションがありますが、使用中のメールボックス ストアを無効にしないでください。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[メッセージ ストレージ(Message Storage)] を展開し、[メールボックス ストア(Mailbox Stores)] を選択します。 |
ステップ 2 | [メールボックス ストアの検索(Search Mailbox Stores)] ページで、無効にするメールボックス ストアを選択します。 |
ステップ 3 | メールボックス ストアを無効にするには、次の手順を実行します。
[メールボックス ストアの編集(Edit Mailbox Store)] ページで、[マウント済み(Mounted)] チェックボックスをオフにし、[保存(Save)] を選択します。 |
ステップ 4 | メールボックス ストアを再度有効にするには、次の手順を実行します。
[メールボックス ストアの編集(Edit Mailbox Store)] ページで、[マウント済み(Mounted)] チェックボックスをオンにし、[保存(Save)] を選択します。 |
ユーザのボイス メールボックスのサイズを制御するには、Cisco Unity Connection Administration でメールボックスのサイズ クォータを指定し、メッセージ エージング ポリシーを変更することができます。
ユーザのボイス メールボックスのサイズを制御するには、Unity Connection でボイス メールボックスの最大サイズに対するクォータ(制限)を指定できます。クォータを設定すると、Unity Connection は次のように動作します。
デフォルトでは、次の表に示すシステム全体のメールボックス サイズ クォータが Unity Connection で設定されています。ただし、組織内のユーザの変化しやすいニーズに対応するために、個々のメールボックスとユーザ テンプレートに関するシステム規模のクォータをオーバーライドできます。
Unity Connection で定義されているメールボックス クォータ
クォータに達するまでの録音時間/ディスク スペース使用量1 |
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PCM 16 kHz 2 |
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4.5 分/ 44 KB/秒 |
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5 分/ 44 KB/秒 |
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5 分/ 44 KB/秒 |
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注意 | 電話ユーザ インターフェイスを使って Unity Connection ボイス メッセージを定期的に確認するユーザのメールボックスのサイズを制御できるのは、クォータだけです。Web Inbox と Cisco ViewMail for Microsoft Outlook は、メールボックスが制限に達したことをユーザに通知しません。ユーザが Web Inbox または Cisco ViewMail for Microsoft Outlook を使用してメッセージを確認する場合は、古いメッセージが自動的に削除されるよう、メッセージ エージングを設定する必要があります。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、 を展開し、[メールボックス クォータ(Mailbox Quotas)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [システム全体のメールボックス クォータの編集(Edit System-wide Mailbox Quotas)] ページで、必須設定の値を入力します。(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 | ||
ステップ 3 | [保存(Save)] を選択します。
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Unity Connection では、すべてのユーザのボイス メールボックスに関して最大クォータを指定できます。Cisco Unity Connection 10.0(1) 以降では、ユーザのボイス メールボックスのサイズが指定のしきい値制限に達すると、ユーザはクォータ通知メッセージを受信します。
クォータ通知メッセージは、ユーザのボイス メールボックスのサイズがしきい値制限を超えた時点で Unity Connection から社内電子メール アドレスに自動的に送信される電子メールです。デフォルトのクォータ通知メッセージを表示したり、クォータ通知メッセージを作成、表示、変更したりするには、Cisco Unity Connection Administration を使用できます。クォータ通知メッセージは、クォータ警告を出すよう指定されたサイズにメールボックスのサイズが達した時点で、Quota Notification Mail タスクによって、ユーザの設定済みの社内アドレスに送信されます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[ツール(Tools)] を展開し、[タスク管理(Task Management)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [タスクの定義(Task Definitions)] ページで [クォータ通知メール(Quota Notification Mail)] を選択します。 | ||
ステップ 3 | [タスク定義の基本設定(クォータ通知メール)(Task Definition Basics (Quota Notification Mail) )] ページで、[編集(Edit)] > [タスク スケジュール(Task Schedules)] を選択します。 | ||
ステップ 4 | [タスク スケジュール(Task Schedules)] ページで、必要なフィールドに値を入力して [保存(Save)] を選択します。(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。
また、CLI で次のコマンドを実行して Quota Notification Mail タスクを実行することもできます。 run cuc sysagent task Umss.QuotaNotificationMailTask Umss.QuotaNotificationMailTask は Quota Notification Mail タスクの名前です。 上記のコマンドの詳細については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions, Release 10.0(1)』の「Run commands」の章の「run cuc sysagent task」を参照してくだし。このドキュメントは http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/cli_ref/10_0_1/CUCM_BK_CBEED39F_00_cucm-cli-reference-guide-100/CUCM_BK_CBEED39F_00_cucm-cli-reference-guide-100_chapter_0101.html#CUCM_CL_R812A687_00 にあります。 |
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で、[メッセージ ストレージ(Message Storage)] > [メールボックス クォータ(Mailbox Quotas)] と展開し、[クォータ アラート テキスト(Quota Alert Text)] を選択します。 |
ステップ 2 | [メールボックス クォータのアラート テキストの編集(Edit Mailbox Quota Alert Text)] ページの [言語(Language)] リストで、必要なフィールドに値を入力します。(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 |
ステップ 3 | [保存(Save)] を選択します。 |
ステップ 4 | システムにインストールされている言語ごとに、ステップ 2 からステップ 3 を繰り返します。 |
単一受信トレイの設定では、Outlook を使用してユーザが削除したメッセージは Outlook の [削除済みアイテム(Deleted Items)] フォルダに移動するだけで、完全には削除されません。ユーザのメールボックスのサイズを抑えるには、Unity Connection ユーザに対してメッセージ エージング ポリシーを設定する必要があります。
メッセージ エージング ポリシーを使用すると、ボイス メッセージを保管するデータベースがいっぱいにならないように維持できます。メッセージ エージング ポリシーを管理するには、Cisco Unity Connection Administration の [メッセージ ストレージ(Message Storage)] > [メッセージ エージング(Message Aging)] > [エージング ポリシー(Aging Policie)] を使用します。
ポリシーごとにメッセージ エージング規則を指定して、(メッセージ エージング ポリシー(Message Aging Policy)] ページに記載されている)次の操作が自動的に実行されるように設定できます。
指定された日数が経過したら、新しいメッセージを [開封済みメッセージ(Saved Messages)] フォルダに移動する。
指定された日数が経過したら、開封済みメッセージを [削除済みアイテム(Deleted Items)] フォルダに移動する。
指定された日数が経過したら、[削除済みアイテム(Deleted Items)] フォルダからメッセージを完全に削除する。Default System Policy メッセージ エージング ポリシーでは、この規則だけが有効になっています。
指定された日数より古い開封済みセキュア メッセージを完全に削除する。セキュア メッセージを新規、既読、または削除済みメッセージとしてマークすると、そのセキュア メッセージは開封済みセキュア メッセージと見なされます。
指定された日数より古いすべてのセキュア メッセージを完全に削除する。このポリシーでは、ユーザがどのような方法でメッセージを聞き取ったか(開封したか)は考慮されません。
各ポリシーについて、それぞれのメッセージ エージング規則を有効または無効にすることができます。また、それぞれのルールに別の日数を指定できます。さらに、メッセージをエージングする前に Unity Connection からユーザに電子メール アラートを送信するかどうかを、メッセージ エージング規則ごとに指定できます。
企業のシステム要件によっては、Unity Connection に 1 つのメッセージ エージング規則のセットだけが必要になることも、複数のセットが必要になることあります。メッセージ エージング規則を 1 セットだけ使用する場合は、デフォルトのメッセージ エージング ポリシーの指定内容を変更して、それをすべてのユーザおよびユーザ テンプレートに割り当てることができます。一部のユーザに他のユーザよりも長くメッセージの保存を許可する必要がある場合や、少数のユーザだけにメッセージ アラートを送信する場合は、追加のポリシーを作成し、ユーザ テンプレートおよび個々のユーザに異なるポリシーを割り当てます。
さらに、メッセージ エージング ポリシー全体を有効または無効にすることもできます。Unity Connection には、デフォルト ポリシーである [メッセージをエージングしない(Do Not Age Messages)] が用意されています。このポリシーは無効になっており、これに関するすべてのルールが無効になっています。
メッセージ エージング規則の中には、最後に変更を加えられたタイミングに基づいているものがあります。メッセージを編集するには、次のいずれかを行う必要があります。
Web Inbox で、メッセージに新規または削除済みのマークを付けるか、メッセージの件名を変更して、[保存(Save)] を選択する。
電話インターフェイスで、メッセージに新規のマークを付けるオプション、メッセージを再び保存するオプション、メッセージを削除するオプション、または削除済みメッセージを開封済みに戻すオプションを選択する。
(注) | メッセージ エージングのスケジュールは、メッセージ エージング タスクによって制御されます。このタスクを Cisco Unity Connection Administration の [タスク管理(Task Management)] ページで管理できます。 |
新しいメッセージ エージング ポリシーを追加するには、次の手順を実行します。
[メッセージ エージング ポリシーの検索(Search Message Aging Policy)] ページで [新規追加(Add New)] を選択します。
ポリシーの表示名を入力し、[保存(Save)] を選択します。
[メッセージ エージング ポリシー(Message Aging Policy)] ページで必要なフィールドに値を入力し、[有効(Enabled)] チェックボックスをオンにします。[保存(Save)] を選択して、ポリシーの変更を適用します。
既存のメッセージ エージング ポリシーを編集するには、次の手順を実行します。
[メッセージ エージング ポリシーの検索(Search Message Aging Policy)] ページで、編集するポリシーを選択します。
[メッセージ エージング ポリシー(Message Aging Policy)] ページで、必要なフィールドに値を入力し、[保存(Save)] を選択します。
注意 | [メッセージをエージングしない(Do Not Age Messages)] ポリシーの設定は変更しないでください。 |
メッセージ エージング ポリシーを削除するには、次の手順を実行します。
[メッセージ エージング ポリシーの検索(Search Message Aging Policy)] ページで、削除するポリシーのチェックボックスをオンにします。
[選択項目の削除(Delete Selected)] を選択し、[OK] を選択して確定します。
(注) | [デフォルトのシステムポリシー(Default System Policy)] と [メッセージをエージングしない(Do Not Age Messages)] ポリシーは削除しないでください。メッセージのエージングが必要ない場合は、Default System Policy を削除せずに、無効にします。 |
メッセージ エージング規則ごとに、その規則に関連付けられているエージング アクションの実行前に Unity Connection からユーザに電子メール アラートを送信するかどうかを指定できます。これにより、ユーザには、該当するメッセージを確認して対応する時間が与えられます。Unity Connection がアラートを送信してからメッセージ エージング アクションが実行されるまでの時間を日数で指定します。
アラートがユーザに送信されるためには、[ユーザ(Users)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)] ページで各ユーザの [社内電子メール アドレス(Corporate Email Address)] フィールドに有効な電子メール アドレスが入力されている必要があります。また、SMTP スマート ホスト経由でメッセージをリレーするように Unity Connection を設定する必要もあります。
電子メール アラートのテキストはカスタマイズ可能です。また、デフォルトのテキストを使用することもできます。デフォルトの件名行と本文は、各エージング規則に関連するアラートによって異なり、個別にカスタマイズできます。
(注) | すべてのメッセージ エージング ポリシーでは同じ 5 つの規則を使用するので、ある規則のアラート テキストをカスタマイズすると、その規則を使用するすべてのポリシーで同じテキストが使用されます。(たとえば、開封済みメッセージを削除済みアイテム フォルダに移動する規則で電子メールの件名行と本文をカスタマイズすると、この規則がアラートとともに有効になっているメッセージ エージング ポリシーに割り当てられているユーザに送信されるすべてのアラートに、このテキストが使用されます)。 |
メッセージ エージング アラートを複数の言語でカスタマイズできます。Unity Connection でメッセージ エージング アラート電子メールをユーザに送信できるようにするには、SMTP スマート ホストを介してメッセージをリレーするように Unity Connection サーバを設定する必要があります。SMTP スマート ホストの詳細については、メッセージの章を参照してください。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で を展開し、[エージング アラート テキスト(Aging Alert Text)] を選択します。 |
ステップ 2 | [メッセージ エージング アラートテキストの編集(Edit Message Aging Alert Text)] ページの [言語(Language)] リストで、該当する言語を選択します。 |
ステップ 3 | 必要なフィールドに値を入力します。(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] を選択します。 |
ステップ 5 | システムにインストールされている言語ごとに上記のすべての手順を繰り返します。 |
録音メッセージの有効期限の機能を使って有効期限を指定すると、Unity Connection データべースに保管されたメッセージが別の Unity Connection 受信者にすでに転送されたかどうかに関わらず、この期限を過ぎたボイス メッセージにアクセスできないようにすることができます。録音メッセージの有効期限はシステム全体の設定であるため、一部のユーザだけにこれを適用することはできません。期限が切れると、元の録音メッセージは、期限が切れたことを通知する録音メッセージに自動的に置き換えられます。
Connection 11.5 以降では、ビデオ メッセージに対しても録画メッセージの有効期限ポリシーを指定することができます。この機能を使ってビデオ メッセージの有効期限を指定すると、期限が過ぎたビデオ メッセージのビデオ部分を失効させて、音声の部分だけをボイス メッセージとして保持できます。
通常は、メッセージ エージング規則だけで十分にメッセージ保存ポリシーを適用できます。ただし、メッセージが転送されると、そのメッセージは新規メッセージと見なされ、経過時間がリセットされます。ユーザがメッセージ保存ポリシーを回避しようとしてメッセージを転送することが懸念される場合は、録音メッセージの有効期限機能を有効にすることを検討してください。録音メッセージおよび音声テキスト変換されたメッセージ(存在する場合)は、ユーザが転送したかどうかに関係なく、メッセージの元のコピーが到着した日付に基づいて有効期限が適用されます。
ステップ 1 | Cisco Unity Connection Administration で [メッセージ ストレージ(Message Storage)] > [メッセージ エージング(Message Aging)] を展開し、[録音メッセージの有効期限(Message Recording Expiration)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [録音メッセージの有効期限の編集(Edit Message Recording Expiration)] ページで、メッセージの有効期間日数を指定し、[有効(Enabled)] チェックボックスをオンにします。(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 | ||
ステップ 3 | [録音メッセージの有効期限:(Video Message Recordings Expire in)] フィールドに、ビデオ メッセージの有効日数を指定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を参照)。 | ||
ステップ 4 | [保存(Save)] を選択します。
ユーザがローカル コピーを保存したり、ボイス メッセージを個人用電子メール アドレスに転送したりすることを防ぐには、すべてのメッセージにセキュアのマークを付けるように Unity Connection を設定することを検討してください。Unity Connection は、Unity Connection サーバをホームとする受信者のメールボックス内のメッセージに対して録音メッセージ有効期限機能を適用します。たとえば、Unity Connection サーバ A をホームとするユーザ A が Unity Connection サーバ B をホームとするユーザ B にメッセージを送信すると、サーバ B で録音メッセージの有効期限機能が有効になっている場合にのみ、メッセージ有効期限が適用されます。 |