IP アドレッシング モード
IP アドレッシング モードは、デバイスが通信および認識できるアドレスの種類を指定します。Cisco Collaboration Systems リリース(CSR)12.0 の一部として次の IP アドレッシング モードが使用されます。
IP アドレッシング モード |
説明 |
注記 |
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IPv4 専用スタック |
一部のエンドポイントとゲートウェイに使用されます。 |
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IPv6 専用スタック |
一部のエンドポイントとゲートウェイに使用されます。 |
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2 つのスタック:IPv4 専用および IPv6 専用 |
Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unity Connection、Cisco Emergency Responder、および Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(Unified SRST)などのアプリケーション サーバに使用されます。ANAT サポートを必要とするデュアルスタック エンドポイントにも適用できます。 |
Session Initiation Protocol(SIP)Session Description Protocol(SDP)代替ネットワーク アドレス タイプ(ANAT)属性は、IPv6 専用に移行するように設定しないでください。DoD ネットワークに適用できます。 |
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IPv6 対応 |
IPv4 を使用して IPv6 アプリケーション情報を転送する、Cisco Prime Collaboration Provisioning モジュール、Cisco Emergency Responder、および Unified CM などのアプリケーション サーバで使用されます。 |
IPv6 対応デバイスは IPv4 アドレスと通信しますが、アプリケーション プロトコル データ ユニット(PDU)に埋め込まれた IPv6 アドレスを受信および認識できます。 |
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デュアルスタック |
DoD ネットワーク用の Cisco Unified IP Phone 6900 および 7900 シリーズにのみ使用されます。エンタープライズ ネットワークにはデュアルスタックを推奨しません。DoD ネットワークに適用できます。 デュアルスタック エンドポイントで SIP SDP ANAT をサポートするには、IPv4 アドレスと IPv6 アドレスが必要です。これらのデバイスは IPv4 と IPv6 の両方のアドレスと通信し、認識します。 |
コラボレーション製品で ANAT SDP Grouping Framework を設定することはできません。RFC 4091 および 4092 の IETF 廃止に従うため、デュアルスタック サポートは削除されます。デュアルスタックとは、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスをシグナリングとメディアの両方に使用できることを意味します。メディアについては、デュアルスタック デバイスが他のデバイスとの通信時に IPv4 と IPv6 の両方をサポートするという点を最大限に活用できます。シグナリングについては、デバイス設定を使用して IP アドレッシング モードを IPv4 または IPv6 に設定します。ただし、この機能を使用する場合 IPv6 専用スタック ネットワークへの移行は行えません。CSR 12.0 以降、デュアルスタックという用語は DoD ネットワークのエンドポイント導入にのみ適用されます。 |