Cisco IP デスクフォンハードウェア

Cisco IP Phone 6800 シリーズ マルチプラットフォーム フォン

Cisco IP Phone 6800 シリーズ マルチプラットフォーム フォンは、IP ネットワーク経由で音声通信を実現するフル機能の VoIP(Voice-over-Internet Protocol)電話機で構成されます。 これらの電話機は、コール転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、コール転送、会議コールなど、従来のビジネス フォンのすべての機能を提供します。 Cisco IP Phone 6800 シリーズ マルチプラットフォーム フォンは、サードパーティ SIP ベースの IP PBX を中心としたソリューションを対象としています。


(注)  


このドキュメントには、DECT 電話機は含まれていません。


Cisco IP Phone 6800 シリーズ マルチプラットフォーム フォン は使いやすく、安全性の高い音声通信を実現します。 次の図で、(左上から時計回り)以下をご覧になれます。

  • Cisco IP 電話 6841 マルチプラットフォーム フォン

  • キー拡張モジュール付属 Cisco IP 電話 6851 マルチプラットフォーム フォン

  • Cisco IP 電話 6851 マルチプラットフォーム フォン

  • Cisco IP 電話 6861 マルチプラットフォーム フォン

  • Cisco IP 電話 6871 マルチプラットフォーム フォン

  • Cisco IP 電話 6821 マルチプラットフォーム フォン

図 1. Cisco IP Phone 6800 シリーズ マルチプラットフォーム フォン
Cisco IP 電話 6821、 6841、6851、6861 および 6871

(注)  


このマニュアルで、「Cisco IP 電話」「電話機」、または「デバイス」は、 Cisco IP Phone 6800 シリーズ マルチプラットフォーム フォンのことを指しています。


Cisco IP Phone 6821 マルチプラットフォーム フォン 接続

電話機のすべての機能を利用できるようにするには、イーサネット ケーブルを使用して電話機を LAN に接続します。 イーサネット ポートに Power over Ethernet(PoE)が搭載されている場合は、LAN ポート経由で電話機に電力を供給できます。 PoE が利用できない場合は、電源アダプタを使用して、電話機に給電する必要があります。 イーサネット ケーブルを建物外部まで延ばさないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。

図 2. Cisco IP Phone 6821 マルチプラットフォーム フォン 接続

1

DC アダプタ ポート(オプション)

4

アクセス ポート(10/100 PC)の接続(オプション)

2

電源アダプタ(オプション)

5

ハンドセットの接続

3

IEEE 802.3af 電源が有効化されたネットワーク ポート(10/100 SW)接続

6

アナログ ヘッドセット接続(任意)


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。


Cisco IP Phone 6841 マルチプラットフォーム フォン 接続

電話機のすべての機能を利用できるようにするには、イーサネット ケーブルを使用して電話機を LAN に接続します。 電話機に電力を供給する電源アダプタが必要です。 LAN イーサネット ケーブルは建物の外部まで延長しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。

1

DC アダプタ ポート

4

アクセス ポート(10/100/1000 PC)の接続(オプション)

2

電源アダプタ

5

ハンドセットの接続

3

ネットワーク ポート(10/100/1000 SW)の接続

6

アナログ ヘッドセット接続(任意)

Cisco IP Phone 6851 マルチプラットフォーム フォン 接続

電話機のすべての機能を利用できるようにするには、イーサネット ケーブルを使用して電話機を LAN に接続します。 イーサネット ポートに Power over Ethernet(PoE)が搭載されている場合は、LAN ポート経由で電話機に電力を供給できます。 PoE が利用できない場合は、電源アダプタを使用して、電話機に給電する必要があります。 LAN イーサネット ケーブルは建物の外部まで延長しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。

1

キー拡張モジュールのポート

5

アクセス ポート(10/100/1000 PC)の接続(オプション)

2

DC アダプタ ポート(オプション)

6

補助ポート(オプション)

3

電源アダプタ(オプション)

7

ハンドセットの接続

4

IEEE 802.3af 電源が有効化されたネットワーク ポート(10/100/1000 SW)接続

8

アナログ ヘッドセット接続(任意)

Cisco IP Phone 6861 マルチプラットフォーム フォン 接続

電話機のすべての機能を利用できるようにするには、イーサネット ケーブルまたは Wi-Fi を使用して電話機を LAN に接続します。 電話機に電力を供給する電源アダプタが必要です。 電話機を有線ネットワークに接続する場合は、LAN のイーサネットケーブルを建物の外に拡張しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。

1

DC アダプタ ポート

4

補助ポート(オプション)

2

電源アダプタ

5

ハンドセットの接続

3

ネットワーク ポート(10/100 SW)接続

6

アナログ ヘッドセット接続(任意)

Cisco IP 電話 6871 マルチプラットフォーム フォン 接続

電話機のすべての機能を利用できるようにするには、イーサネット ケーブルを使用して電話機を LAN に接続します。 イーサネット ポートに Power over Ethernet(PoE)が搭載されている場合は、LAN ポート経由で電話機に電力を供給できます。 PoE が利用できない場合は、電源アダプタを使用して、電話機に給電する必要があります。 LAN イーサネット ケーブルは建物の外部まで延長しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。

1

USB ヘッドセット

5

アクセス ポート(10/100/1000 PC)の接続(オプション)

2

DC アダプタ ポート(オプション)

6

補助ポート(オプション)

3

電源アダプタ(オプション)

7

ハンドセットの接続

4

IEEE 802.3af 電源が有効化されたネットワーク ポート(10/100/1000 SW)接続

8

アナログ ヘッドセット接続(任意)

Cisco IP Phone 6821 マルチプラットフォーム フォン ボタンとハードウェア

次の図は、Cisco IP Phone 6821 マルチプラットフォーム フォンを示します。

図 3. Cisco IP Phone 6821 マルチプラットフォーム フォン

1

ライトストリップ

着信コール(赤色に点滅)または新しいボイス メッセージ(赤色に点灯)があるかどうかを示します。

2

プログラム可能な機能ボタンと回線ボタン

電話回線、機能、コール セッションにアクセスできます。

3

ソフトキー ボタン

電話会議や転送などの機能およびサービスにアクセスします。

4

ナビゲーション クラスタ

ナビゲーション リングと選択 ボタン。 メニューをスクロールして項目を強調表示し、強調表示された項目を選択できます。

5

アプリケーションヘッドセット

[アプリケーション(Applications)]:通話履歴、ユーザ設定、電話機の設定、電話機のモデル情報にアクセスします。

[ヘッドセット(Headset)] :ヘッドセットのオン/オフを切り替えます。 ヘッドセットがアクティブの場合、ヘッダー内にヘッドセットのアイコンが表示されます。

6

ミュートおよびスピーカフォン

[ミュート(Mute)] :マイクロフォンのオン/オフを切り替えます。 マイクの音声がミュートになっている場合、ミュートアイコンが画面上で点滅しています。

[スピーカーフォン(Speakerphone)] :スピーカフォンのオン/オフを切り替えます。

7

音量 ボタン

ハンドセット、ヘッドセット、およびスピーカーフォンの音量(オフ フック)と呼出音の音量(オン フック)を調整します。

Cisco IP 電話6841、6851、および 6861 マルチプラットフォーム フォンのボタンとハードウェア

次の図は、Cisco IP 電話 6841 を示しています。

図 4. Cisco IP 電話 6841、6851 および 6861 マルチプラットフォーム電話機のボタンと機能

1

ハンドセットとハンドセット ライト ストリップ

着信コール(赤色に点滅)または新しいボイス メッセージ(赤色に点灯)があるかどうかを示します。

2

プログラム可能な機能ボタンと回線ボタン

電話回線、機能、コール セッションにアクセスできます。

3

ソフトキー ボタン

機能とサービスにアクセスします。

4

ナビゲーション クラスタ

ナビゲーション リングと選択 ボタン。 メニューをスクロールして項目を強調表示し、強調表示された項目を選択できます。

5

保留/再開、会議、および転送

保留/再開:アクティブ コールを保留にしたり、保留中のコールを再開したりします。

会議:電話会議を作成します。

転送:コールを転送します。

6

スピーカーフォン、ミュート、およびヘッドセット

[スピーカーフォン(Speakerphone)] :スピーカフォンのオン/オフを切り替えます。 スピーカフォンがオンになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ミュート(Mute)] :マイクロフォンのオン/オフを切り替えます。 マイクロフォンがミュートになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ヘッドセット(Headset)] :ヘッドセットのオン/オフを切り替えます。 ヘッドセットがオンのときは、ボタンが点灯します。

7

連絡先、アプリケーション、およびメッセージ

連絡先:個人用ディレクトリや社内ディレクトリにアクセスします。

[アプリケーション(Applications)]:通話履歴、ユーザ設定、電話機の設定、電話機のモデル情報にアクセスします。

メッセージ:ボイス メッセージング システムを自動的にダイヤルします。

8

音量 ボタン

ハンドセット、ヘッドセット、およびスピーカーフォンの音量(オフ フック)と呼出音の音量(オン フック)を調整します。

Cisco IP 電話 6871 マルチプラットフォーム フォン ボタンとハードウェア

次の図は、Cisco IP 電話 6871 を示しています。

図 5. Cisco IP 電話 6871 マルチプラットフォーム フォン ボタンと機能
Cisco IP 電話 6871 のボタン

1

ハンドセットとハンドセット ライト ストリップ

着信コール(赤色に点滅)または新しいボイス メッセージ(赤色に点灯)があるかどうかを示します。

2

プログラム可能な機能ボタンと回線ボタン

電話回線、機能、コール セッションにアクセスできます。

詳細については、ソフトキー、回線ボタン、機能ボタン を参照してください。

3

ソフトキー ボタン

機能とサービスにアクセスします。

詳細については、ソフトキー、回線ボタン、機能ボタン を参照してください。

4

ナビゲーション クラスタ

ナビゲーション リングと選択 ボタン。 メニューをスクロールして項目を強調表示し、強調表示された項目を選択できます。

5

保留/再開、会議、および転送

保留/再開:アクティブ コールを保留にしたり、保留中のコールを再開したりします。

会議:電話会議を作成します。

転送:コールを転送します。

6

スピーカーフォン、ミュート、およびヘッドセット

[スピーカーフォン(Speakerphone)] :スピーカフォンのオン/オフを切り替えます。 スピーカフォンがオンになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ミュート(Mute)] :マイクロフォンのオン/オフを切り替えます。 マイクロフォンがミュートになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ヘッドセット(Headset)] :ヘッドセットのオン/オフを切り替えます。 ヘッドセットがオンのときは、ボタンが点灯します。

7

連絡先、アプリケーション、およびメッセージ

連絡先:個人用ディレクトリや社内ディレクトリにアクセスします。

[アプリケーション(Applications)]:通話履歴、ユーザ設定、電話機の設定、電話機のモデル情報にアクセスします。

メッセージ:ボイス メッセージング システムを自動的にダイヤルします。

8

音量 ボタン

ハンドセット、ヘッドセット、およびスピーカーフォンの音量(オフ フック)と呼出音の音量(オン フック)を調整します。

Cisco IP 電話 7800 シリーズ マルチプラットフォーム電話

Cisco IP 電話は、インターネット プロトコル(IP)ネットワーク経由の音声通信を提供します。 Cisco IP 電話は、デジタルビジネスフォンとほぼ同様に機能し、電話コールの発受信に加えて、ミュート、保留、転送、短縮ダイヤル、コール転送などの機能を使用できます。 また、データ ネットワークに接続するため、IP テレフォニー機能が拡張され、ネットワーク情報やサービス、およびカスタマイズ可能な機能やサービスにアクセスできるようになります。

Cisco IP 電話 7841 はギガビット イーサネット接続をサポートしています。

電話ラインキーに機能を追加する場合、使用できるラインキーの数には制限があります。 使用している電話機のラインキーの数を超えて機能を追加することはできません。

表 1. Cisco IP 電話 7800 シリーズとサポートされるラインキー

電話(Phone)

サポートされるラインキー

Cisco IP 電話 7811

0

Cisco IP 電話 7821

2

Cisco IP 電話 7841

4

Cisco IP 電話 7861

16

Cisco IP 電話は、他のネットワーク デバイスと同様に設定と管理を行う必要があります。 これらの電話機は、G.711 a-law、G.711 mu-law、G.722、G.722.2/AMR-WB、G.729a、G.729ab、および iLBC コーデックのエンコード、および G.711 a-law、G.711 mu-law、G.722、G.722.2/AMR-WB、G.729a、G.729ab、および iLBC コーデックのデコードをサポートしています。


注意    


セル方式の電話、携帯電話、GSM 電話、または双方向ラジオを Cisco IP 電話のすぐ近くで使用すると、相互干渉が発生することがあります。 詳細については、干渉が発生するデバイスの製造元のマニュアルを参照してください。

Cisco IP 電話は、通話転送や転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、会議コール、ボイス メッセージング システムへのアクセスなど、従来のテレフォニー機能を提供します。 Cisco IP Phones では、さらにその他の各種の機能も提供します。

Cisco IP 電話は、他のネットワーク デバイスと同様に、サードパーティ コール制御システムおよび IP ネットワークの他の部分にアクセスできるように設定する必要があります。 DHCP を使用すると、電話機上で設定する内容が少なくなります。 ただし、お使いのネットワークで必要な場合は、IP アドレス、TFTP サーバ、サブネット情報などの情報を手動で設定できます。

Cisco IP 電話は、IP ネットワーク上の他のサービスやデバイスと連携することで、高度な機能を提供できます。 たとえば、サードパーティ コール制御システムを社内の Lightweight Directory Access Protocol 3(LDAP3)標準ディレクトリと統合すると、ユーザが同僚の連絡先情報を IP 電話で直接検索できるようになります。 XML を使用すると、天気予報、株価情報、商品相場などの Web ベースの情報にユーザがアクセスできるようになります。

さらに、Cisco IP 電話はネットワーク デバイスであるため、詳細なステータス情報を電話機から直接取得することができます。 この情報は、ユーザが IP 電話を使用しているときに生じた問題をトラブルシューティングするのに役立ちます。 また、現在のコールに関する統計情報や、ファームウェアのバージョンも電話機で取得できます。

Cisco IP 電話を IP テレフォニー ネットワークで機能させるには、IP 電話を Cisco Catalyst スイッチなどのネットワーク デバイスに接続する必要があります。 また、コールを送受信する前に、Cisco IP 電話をサードパーティ コール制御システムに登録する必要があります。


Cisco IP 電話 7811 マルチプラットフォームフォンの接続

イーサネット ケーブルを使って電話機を LAN に接続することにより、電話機の全機能が使用可能になります。 イーサネット ポートに Power over Ethernet(PoE)が搭載されている場合は、LAN ポート経由で電話機に電力を供給できます。 LAN イーサネット ケーブルは建物の外部まで延長しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。



1

DC アダプタ ポート(DC48V)。

4

ネットワーク ポート(10/100 SW)の接続。 IEEE 802.3af 電源対応。

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

5

アクセス ポート(10/100 PC)接続(オプション)。

3

AC 電源コンセント(オプション)。

6

ハンドセットの接続。


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。


Cisco IP 電話 7821 マルチプラットフォームフォンの接続

Cisco IP 電話のすべての機能を利用できるようにするため、イーサネット ケーブルを使用して Cisco IP 電話を LAN に接続します。 イーサネット ポートに Power over Ethernet(PoE)が付属している場合は、LAN ポートを介して Cisco IP 電話に電力を供給できます。 LAN イーサネット ケーブルは建物の外部まで延長しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。



1

DC アダプタ ポート(DC48V)(オプション)。

5

アクセス ポート(10/100 PC)接続(オプション)。

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

6

補助ポート(オプション)。

3

AC 電源コンセント(オプション)。

7

ハンドセットの接続。

4

ネットワーク ポート(10/100 SW)の接続。 IEEE 802.3af 電源対応。

8

アナログ ヘッドセットの接続(オプション)。


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。


Cisco IP 電話 7841 マルチプラットフォームフォンの接続

Cisco IP 電話のすべての機能を利用できるようにするため、イーサネット ケーブルを使用して Cisco IP 電話を LAN に接続します。 イーサネット ポートに Power over Ethernet(PoE)が付属している場合は、LAN ポートを介して Cisco IP 電話に電力を供給できます。 LAN イーサネット ケーブルは建物の外部まで延長しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。



1

DC アダプタ ポート(DC48V)(オプション)。

5

アクセス ポート(10/100/1000 PC)接続(オプション)。

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

6

補助ポート(オプション)。

3

AC 電源コンセント(オプション)。

7

ハンドセットの接続。

4

ネットワーク ポート(10/100/1000 SW)接続。 IEEE 802.3af 電源対応。

8

アナログ ヘッドセットの接続(オプション)。


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。


Cisco IP 電話 7861 マルチプラットフォームフォンの接続

Cisco IP 電話のすべての機能を利用できるようにするため、イーサネット ケーブルを使用して Cisco IP 電話を LAN に接続します。 イーサネット ポートに Power over Ethernet(PoE)が付属している場合は、LAN ポートを介して Cisco IP 電話に電力を供給できます。 LAN イーサネット ケーブルは建物の外部まで延長しないでください。 電話機が機能するには、電話機が IP テレフォニー ネットワークに接続されている必要があります。



1

DC アダプタ ポート(DC48V)(オプション)。

5

アクセス ポート(10/100 PC)接続(オプション)。

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

6

補助ポート(オプション)。

3

AC 電源コンセント(オプション)。

7

ハンドセットの接続。

4

ネットワーク ポート(10/100 SW)の接続。 IEEE 802.3af 電源対応。

8

アナログ ヘッドセットの接続(オプション)。


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。


ボタンとハードウェア

Cisco IP 電話 7800 シリーズには、さまざまなハードウェア タイプがあります。

  • Cisco IP 電話 7811:画面の両側にボタンなし

  • Cisco IP 電話 7821:画面の左側に 2 つのボタン

  • Cisco IP 電話 7841:画面の両側に 2 つのボタン

  • Cisco IP 電話 7861:画面の右側に 16 個のボタン

次の図に、Cisco IP 電話 7841 を示します。

図 6. Cisco IP 電話 7800 シリーズのボタンと機能

1

ハンドセットとハンドセット ライト ストリップ

着信コール(赤色に点滅)または新しいボイス メッセージ(赤色に点灯)があるかどうかを示します。

2

プログラム可能な機能ボタンと回線ボタン

電話回線、機能、コール セッションにアクセスできます。

詳細については、13 ページの「ソフトキー、回線ボタン、機能ボタン」を参照してください。

3

ソフトキー ボタン

機能とサービスにアクセスします。

詳細については、13 ページの「ソフトキー、回線ボタン、機能ボタン」を参照してください。

4

ナビゲーション クラスタ

ナビゲーション リングと選択 ボタン。 メニューをスクロールして項目を強調表示し、強調表示された項目を選択できます。

5

保留/再開、会議、および転送

保留/再開:アクティブ コールを保留にしたり、保留中のコールを再開したりします。

会議:電話会議を作成します。

転送:コールを転送します。

6

スピーカーフォン、ミュート、およびヘッドセット

[スピーカーフォン(Speakerphone)] :スピーカフォンのオン/オフを切り替えます。 スピーカフォンがオンになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ミュート(Mute)] :マイクロフォンのオン/オフを切り替えます。 マイクロフォンがミュートになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ヘッドセット(Headset)] :ヘッドセットのオン/オフを切り替えます。 ヘッドセットがオンの場合、ボタンは点灯します。

7

連絡先、アプリケーション、およびメッセージ

連絡先:個人用ディレクトリや社内ディレクトリにアクセスします。

[アプリケーション(Applications)]:通話履歴、ユーザ設定、電話機の設定、電話機のモデル情報にアクセスします。

メッセージ:ボイス メッセージング システムを自動的にダイヤルします。

8

音量 ボタン

ハンドセット、ヘッドセット、およびスピーカーフォンの音量(オフフック)と呼出音の音量(オンフック)を調整します。

ナビゲーション

ナビゲーション クラスタの外側のリングを使用して、メニューをスクロールし、フィールド間を移動します。 ナビゲーション クラスタの内側の [選択(Select)]ボタンを使用してメニュー項目を選択します。

メニュー項目にインデックス番号がある場合は、キーパッドでインデックス番号を入力して項目を選択できます。

ソフトキー、回線ボタン、機能ボタン

電話機で対話式に機能を操作する方法がいくつかあります。

  • ソフトキーは画面の下にあり、ソフトキーの上の画面に表示されている機能にアクセスできます。 ソフトキーは、その時点で行っている操作に応じて変化します。 [その他...(More...)] ソフトキーは、その他にも使用可能な機能があることを示しています。

  • スクリーンの両側にある機能ボタンと回線ボタンを使用すると、電話機能および電話回線にアクセスできます。

    • 機能ボタン:短縮ダイヤルやコール ピックアップなどの機能で使用します。また、別の回線での自分のステータスを表示するために使用します。

    • 回線ボタンを使用すると、コールに応答したり、保留通話を再開したりできます。 アクティブ コールに対して使用されないときは、不在着信の表示などの電話機能を開始できます。

機能ボタンと回線ボタンの点灯は、次のようなステータスを示します。

管理者は、いくつかの機能をソフトキーまたは機能ボタンとして設定できます。 さらに、ソフトキーや関連するハード ボタンを使っていくつかの機能にアクセスすることもできます。

Cisco IP Phone 8800 シリーズ マルチプラットフォーム フォン

Cisco IP 電話 8800シリーズ マルチプラットフォーム フォンは、IP ネットワーク経由で音声通信を実現するフル機能の VoIP(Voice-over-Internet Protocol)電話機で構成されます。 これらの電話機は、コール転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、コール転送、会議コールなど、従来のビジネス フォンのすべての機能を提供します。 Cisco IP 電話 8800シリーズ マルチプラットフォーム フォンは、サードパーティSIPベースのIP PBXを中心としたソリューションを対象としています。


(注)  


このマニュアルで、「Cisco IP 電話」または「電話機」はCisco IP 電話 8800シリーズ マルチプラットフォーム フォン のことを指しています。


Cisco IP 電話 8811 マルチプラットフォームフォンの接続

次の図に示されているように、組織の IP テレフォニー ネットワークに電話機を接続します。

1

DC アダプタ ポート(DC48V)。

5

アクセス ポート(10/100/1000 PC)接続

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

6

補助ポート

3

AC 電源コンセント(オプション)。

7

ハンドセットの接続。

4

ネットワーク ポート(10/100/1000 SW)接続。 IEEE 802.3at 電源対応

8

アナログ ヘッドセットの接続(オプション)。


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 このケーブルは、一緒に出荷される Power Cube 4 電源アダプター (P/N 341-100594-01 以上) でのみ動作します。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。



(注)  


Cisco IP Phone 8811 はキー拡張モジュールをサポートしていません。


Cisco IP 電話 8841 および 8845 電話接続

次のダイヤグラムを使用して、電話機を会社の IP テレフォニー ネットワークに接続します。

1

DC アダプタ ポート(DC48V)

5

アクセス ポート(10/100/1000 PC)接続

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

6

補助ポート

3

AC 電源コンセント(オプション)。

7

ハンドセットの接続。

4

ネットワーク ポート(10/100/1000 SW)接続。 IEEE 802.3at 電源対応

8

アナログ ヘッドセットの接続(オプション)。


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 このケーブルは、一緒に出荷される Power Cube 4 電源アダプター (P/N 341-100594-01 以上) でのみ動作します。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。



(注)  


Cisco IP 電話 8841 および 8845 はキー拡張モジュールをサポートしていません。


Cisco IP 電話 8851 電話接続

次の図に示されているように、企業 IP テレフォニー ネットワークに電話機を接続します。

1

DC アダプタ ポート(DC48V)

6

補助ポート

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

7

ハンドセットの接続。

3

AC 電源コンセント(オプション)。

8

アナログ ヘッドセットの接続(オプション)。

4

ネットワーク ポート(10/100/1000 SW)接続。 IEEE 802.3at 電源対応

9

USB ポート

5

アクセス ポート(10/100/1000 PC)接続


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが電話機に同梱されています。 このケーブルは、一緒に出荷される Power Cube 4 電源アダプター (P/N 341-100594-01 以上) でのみ動作します。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。



(注)  


各 USB ポートは、最大 5 台のサポート対象デバイスおよび非サポート デバイスの接続をサポートしています。 電話機に接続された各デバイスは、最大デバイス数に含まれます。 たとえば、電話機は 5 台の USB デバイス(2 台のキー拡張モジュール、1 台のヘッドセット、1 台のハブ、および 1 台の別の標準 USB デバイスなど)を側面ポートでサポートします。 第三者製の USB 製品の多くは複数の USB デバイスとしてカウントされる場合があります。たとえば、あるデバイスに USB ハブとヘッドセットが含まれる場合は 2 台の USB デバイスとして扱われることがあります。 詳細については、USB デバイスのマニュアルを参照してください。


Cisco IP 電話 8861 および 8865 電話接続

次の図に示されているように、企業 IP テレフォニー ネットワークに電話機を接続します。

1

DC アダプタ ポート(DC48V)

7

ハンドセットの接続。

2

AC-DC 電源装置(オプション)。

8

アナログ ヘッドセットの接続(オプション)。

3

AC 電源コンセント(オプション)。

9

USB ポート

4

ネットワーク ポート(10/100/1000 SW)接続。 IEEE 802.3at 電源対応

10

オーディオ イン/アウト ポート

5

アクセス ポート(10/100/1000 PC)接続

11

USB ポート

6

補助ポート


(注)  


EU および英国では、AC-DC 電源を使用する際に電話機に電力を供給するために必要な電源スイッチケーブルが Cisco IP Phone 8861 に同梱されています。 このケーブルは、一緒に出荷される Power Cube 4 電源アダプター (P/N 341-100594-01 以上) でのみ動作します。 電源コードを電源スイッチ ケーブルに接続し、電源スイッチ ケーブルのもう一方の端を DC アダプタ ポートに接続します。



(注)  


各 USB ポートは、最大 5 台のサポート対象デバイスおよび非サポート デバイスの接続をサポートしています。 電話機に接続された各デバイスは、最大デバイス数に含まれます。 たとえば、電話機では 5 台の USB デバイス(たとえば 3 台のキー拡張モジュール、1 台のハブ、もう 1 台の標準 USB デバイス)を側面ポートでサポートし、さらに 5 台の標準 USB デバイスを背面ポートでサポートできます 第三者製の USB 製品の多くは複数の USB デバイスとしてカウントされる場合があります。たとえば、あるデバイスに USB ハブとヘッドセットが含まれる場合は 2 台の USB デバイスとして扱われることがあります。 詳細については、USB デバイスのマニュアルを参照してください。


ボタンとハードウェア

Cisco IP 電話 8800 シリーズには、次に示す 2 つの異なるハードウェア タイプがあります。

  • Cisco IP 電話 8811、8841、8851、8851NR、および 8861:カメラなし。

  • Cisco IP 電話 8845、8865、および 8865NR:内蔵カメラ付き。

図 7. Cisco IP 電話 8845 のボタンおよびハードウェア

1

ハンドセットとハンドセット ライト ストリップ

着信コール(赤色に点滅)または新しいボイス メッセージ(赤色に点灯)があるかどうかを示します。

2

カメラ

Cisco IP 電話 8845、8865、8865NR のみ

ビデオ コールのためにカメラを使用します。

3

プログラム可能な機能ボタンと回線ボタン

電話回線、機能、コール セッションにアクセスできます。

4

ソフトキー ボタン

機能およびサービスにアクセスできます。

5

戻る、ナビゲーションクラスタ、およびリリース

戻る:前の画面またはメニューに戻ります。

[戻る] ボタンを 0.5 秒以上押し続けると(長押し)、メイン画面またはコール画面に戻ります。 設定画面が表示されている場合、長押しによりメイン画面に戻ります。 いずれかのコール画面が表示されている場合、長押しによりコール画面に戻ります。

ナビゲーション クラスタ ナビゲーション リングと [選択(Select)]ボタン:メニューをスクロールしたり、項目を強調表示したり、強調表示されている項目を選択したりできます。

リリース :接続されているコールまたはセッションを終了します。

6

保留/再開、会議、および転送

保留/再開:アクティブ コールを保留にしたり、保留中のコールを再開したりします。

会議:電話会議を作成します。

転送:コールを転送します。

7

スピーカーフォン、ミュート、およびヘッドセット

[スピーカーフォン(Speakerphone)] :スピーカフォンのオン/オフを切り替えます。 スピーカフォンがオンになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ミュート(Mute)] :マイクロフォンのオン/オフを切り替えます。 マイクロフォンがミュートになっているとき、ボタンは点灯しています。

[ヘッドセット(Headset)] :ヘッドセットのオン/オフを切り替えます。 ヘッドセットがオンのときは、ボタンが点灯します。

8

連絡先、アプリケーション、およびメッセージ

連絡先:個人用ディレクトリや社内ディレクトリにアクセスします。

[アプリケーション(Applications)]:通話履歴、ユーザ設定、電話機の設定、電話機のモデル情報にアクセスします。

メッセージ:ボイス メッセージング システムを自動的にダイヤルします。

9

音量 ボタン

ハンドセット、ヘッドセット、スピーカーフォンの音量(オフフック)および呼出音の音量(オンフック)を調節します。

ソフトキー、回線ボタン、機能ボタン

電話機で対話式に機能を操作する方法がいくつかあります。

  • ソフトキーは画面の下にあり、ソフトキーの上の画面に表示されている機能にアクセスできます。 ソフトキーは、その時点で行っている操作に応じて変化します。 [その他...(More...)] ソフトキーは、その他にも使用可能な機能があることを示しています。

  • 機能と回線のボタンを使用して、電話の機能と電話回線にアクセスできます。 Cisco IP 電話 6821 の場合、画面の左側にある各ボタン。 Cisco IP 電話 6841、6851 および 6871 の場合、画面の一方の側に各ボタンがあります。

    • 機能ボタン:短縮ダイヤルやコール ピックアップなどの機能で使用します。また、別の回線での自分のステータスを表示するために使用します。

    • 回線ボタン:通話を始めたり、着信通話に応答したりするために使用します。 ラインキーを使用して、コールセッションウィンドウを開いたり閉じたり、コールセッションウィンドウをナビゲートすることもできます。 回線上のコールを表示するには、コールセッションウィンドウを開きます。

機能ボタンと回線ボタンの点灯は、次のようなステータスを示します。

  • または 緑色:回線がアイドル状態です。

  • または 赤色、点灯:回線がアクティブ状態または使用中。

  • または 赤、点滅:回線が保留中または着信通話あり。

  • または オレンジ、点灯:回線が未登録(使用できません)。

一部の機能をソフトキーまたは機能ボタンとしてセットアップする事ができます。 さらに、ソフトキーや関連するハード ボタンを使っていくつかの機能にアクセスすることもできます。

Cisco IP 電話 6821 では、ハード ボタンの数が限定されています。 ほとんどの通話機能にはソフトキーを使ってアクセスできます。