この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、Cisco Unified Communications Manager または IM and Presence サービスをインストールまたはアップグレードするときに、システムが満たす必要のある要件および適用される制限事項について説明します。
注意 | Cisco Unified CM Administration インターフェイスの [アプリケーション サーバ(Application Server)] または [サーバの設定(Server Configuration)] ページで、IM and Presence サービスのサーバ エントリを変更しないでください。IM and Presence サービスのアップグレード プロセスでは、アップグレード プロセスの最終段階(バージョンの切り替え)で、Cisco Unified Communications Manager クラスタのこれらのエントリが自動的に更新されます。 リリース 8.x または 9.x からリリース 10.x 以降にアップグレードする場合に、アップグレード プロセス中にこれらのエントリを手動変更すると、IM and Presence サービスと Cisco Unified Communications Manager 間でのデータの移行に失敗します。このような障害が発生した場合は、Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence サービスの両方のクラスタに対して、すべてのアップグレード プロセスを再実行する必要があります。 |
次のタイプのハードウェアでホストされている仮想サーバに、Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence をインストールできます。
Cisco Business Edition 6000 または 7000
Cisco Unified Computing System(UCS)のユニファイド コミュニケーション(UC)テスト済みリファレンス構成(TRC)
UC on UCS 仕様ベースのサーバ
サードパーティ仕様ベースのサーバ
要件およびサポート ポリシーは、これらのオプションごとに異なります。アップグレードを開始する前に、現在のハードウェアが新しいリリース要件が満たされていることを確認します。www.cisco.com/go/virtualized-collaborationに移動し、Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence アプリケーションのリンクに従って要件の詳細を確認できます。
現在の導入が、上記のサーバのいずれも使用していない場合は、サポートされているハードウェアプラットフォームに導入を移動するために移行を実行する必要があります。
ここでは、Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence サービスを展開する前に満たす必要があるネットワーク要件を示します。
多数のサービスを適切に動作させるために、コラボレーション ソリューション全体は DNS に依存しているので、可用性の高い DNS 構成を適切な場所に配置する必要があります。基本的な IP テレフォニーを導入していて DNS を使用しない場合は、ゲートウェイおよびエンドポイント デバイスと通信するためにホスト名ではなく IP アドレスを使用するように Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence サービスを設定できます。
静的 IP アドレッシングを使用するようにサーバを設定し、サーバが固定 IP アドレスを取得できるようにします。また、静的 IP アドレスを使用することで、Cisco Unified IP Phone をネットワークに接続したときにアプリケーションに登録できるようにもなります。
導入で DNS を使用している場合は、以下の要件に注意してください。
混合モードの DNS 導入はサポートされません。シスコでは混合モードの導入をサポートしていません。DNS を Cisco Unified Communications Manager(Unified Communications Manager)と IM and Presence の両方で使用するか、両方で使用しない必要があります。
展開で DNS を使用している場合:Unified Communications Manager と IM and Presence で同じ DNS サーバを使用する必要があります。IM and Presence と Unified Communications Manager とで異なる DNS サーバを使用すると、システムの動作に異常が発生する場合があります。
展開で DNS を使用しない場合:Presence and IM UC サービスのサービス プロファイルで、[ホスト名/IP アドレス(Host Name/IP Address)] フィールドを変更する必要があります。DNS がサポートされない場合は、[ホスト名/IP アドレス(Host Name/IP Address)] フィールドを IM and Presence パブリッシャ ノードの IP アドレスに変更する必要があります。サービスの設定の詳細については、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
マルチノードの考慮事項:IM and Presence でマルチノード機能を使用する場合は、DNS 設定オプションについて、『Configuration and Administration of IM and Presence on Cisco Unified Communications Manager』でマルチノード展開に関する項を参照してください。
任意の SFTP サーバ製品を使用できますが、Cisco Solution Partner Program(CSPP)を介してシスコが認定する SFTP 製品を使用することをシスコでは推奨します。CSPP パートナー(GlobalSCAPE など)は、指定されたバージョンの Cisco Unified Communications Manager で自社製品を認定しています。ご使用のバージョンの Cisco Unified Communications Manager で自社製品を認定しているベンダーについては、次の URL に移動し、ナビゲーション ウィンドウのテクノロジーのリストから [コラボレーション(Collaboration)] を選択します。
https://marketplace.cisco.com/catalog
サポートされている Cisco Unified Communications バージョンで GlobalSCAPE を使用する方法の詳細については、次の URL を参照してください。
http://www.globalscape.com/gsftps/cisco.aspx
シスコでは社内テストに次のサーバを使用しています。いずれかのサーバを使用できますが、サポートについては各ベンダーにお問い合わせください。
Open SSH(http://sshwindows.sourceforge.net/を参照)
Cygwin(http://www.cygwin.com/を参照)
Titan(http://www.titanftp.com/を参照)
シスコでは、SFTP 製品の無料 FTPD の使用はサポートしません。この SFTP 製品では、ファイル サイズが 1GB に制限されているためです。
CSPP プロセスでまだ認定されていないサードパーティ製品で問題が発生した場合、サポートについてはそのサードパーティ ベンダーに問い合わせてください。
アップグレードや移行を開始する前に、現在の仮想マシン(VM)のソフトウェアが新しいリリースの要件を満たしていることを確認します。
項目 |
説明 |
---|---|
OVA テンプレート |
OVA ファイルには、仮想マシン設定用に事前定義された一連のテンプレートが用意されています。サポートされるキャパシティ レベル、必要な OS/VM/SAN 配置などの項目が含まれます。Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence アプリケーションに提供されている OVA ファイルから VM 構成を使用する必要があります。 OVA ファイルから使用する正しい VM 構成は、導入のサイズに基づいています。OVA ファイルに関する情報については、www.cisco.com/go/virtualized-collaboration で「Unified Communications Virtualization Sizing Guidelines」のトピックを検索してください。 |
VMware vSphere ESXi |
互換性およびサポート要件を満たすリリースの vSphere ESXi ハイパーバイザのバージョンをインストールする必要があります。 Cisco Prime Collaboration Deployment(PCD)を使用してアップグレードや移行を行う場合は、正しいライセンス タイプで vSphere ESXi をインストールすることも確認する必要があります。PCD には、vSphere ESXi の一部のライセンス タイプとの互換性がありません。これは、vSphere ESXi の一部のライセンスでは、必須の VMware API が有効にならないためです。 |
VMware vCenter |
VMware vCenter は、Cisco Unified Communications Manager または IM and Presence を Business Edition 6000/7000 アプライアンスまたは UC on UCS テスト済みリファレンス構成ハードウェアに導入する場合は省略可能です。 VMware vCenter は、UC on UCS 仕様ベースのハードウェアおよびサードパーティ サーバ仕様ベースのハードウェアに導入する場合に必須です。 |
VM 構成の仮想ハードウェア仕様 |
Unified Communications Manager または IM and Presence Service の新しいリリースにアップグレードするために、VM の仮想ハードウェア仕様を変更する必要があるかどうかを確認します。たとえば、vCPU、vRAM、vNIC のアダプタのタイプ、vDisk のサイズ、そのほかの仕様の要件を確認します。 VM に対するすべての変更は、OVA の構成に合わせる必要があります。サポートされない OVA の構成になるような VM の変更はできません。VM 要件の詳細については、リリースに対応する OVA テンプレートの README ファイルを参照してください。 |
www.cisco.com/go/virtualized-collaboration に移動すると、仮想化環境の要件に関する詳細情報を確認し、以下を行うことができます。
Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence サービスはどちらも、システムの設定や管理に使用できるインターフェイスを備えています。次の表に示すブラウザおよびオペレーティング システムを使用すると、インターフェイスにアクセスできます。シスコは、その他のブラウザに対するサポートおよび動作検証を行っていません。
使用できるブラウザ |
サポートされるオペレーティング システム |
---|---|
Google Chrome(最新のブラウザ バージョン) |
Microsoft Windows 10(64 ビット) |
Microsoft Internet Explorer 11 |
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Microsoft Edge |
Microsoft Windows 10(32 ビット/64 ビット) |
Mozilla Firefox(最新のブラウザ バージョン) |
Microsoft Windows 10(64 ビット) |
Safari |
Apple Mac OS 10.x(または最新の OS リリースが利用可能) |
ここでは、Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence サービスのライセンス要件について説明します。
直通:Cisco Unified Communications Manager は使用状況情報をインターネット経由で直接送信します。追加のコンポーネントは不要です。
(注) | Cisco Smart Software Manager サテライトは、スタンドアロンの Prime License Manager に類似したオンプレミス コレクタです。 |
プロキシ サーバ:Cisco Unified Communications Manager は使用状況情報をプロキシ サーバを介してインターネット経由で送信します。
シスコスマートソフトウェアライセンシングは、ライセンスに関する新しい考え方を提供しています。ライセンスの柔軟性が増し、企業全体のライセンスがシンプルになります。また、ライセンスの所有権および消費が可視化されます。
シスコスマートソフトウェアライセンシングを使用すると、デバイスが自己登録し、ライセンス消費を報告し、製品アクティベーション キー(PAK)が必要なくなり、ライセンスの調達、展開、管理が簡単にできるようになります。ライセンス資格を単一のアカウントにプールして、必要に応じてネットワーク経由でライセンスを自由に移動することができます。シスコ製品全体で有効化され、直接クラウドベースまたは間接導入モデルによって管理されます。
このサービスでは、製品インスタンスを登録し、ライセンスの使用状況を報告し、Cisco Smart Software Manager または Cisco Smart Software Manager サテライトから必要な認証を取得します。
Cisco Unified Communications Manager リリース 12.0(1) 以降のバージョンでは、Prime License Manager が Cisco Smart Software Manager に置き換わりました。Cisco Prime License Manager はリリース 12.0(1) 以降では使用されなくなり、[インストール済みアプリケーション(Installed Applications)] ログイン前画面には表示されません。
警告 | システムは現在、混合モードで実行しています。(The system is currently running Mixed mode.)混合モードの実行を続けるには、登録トークンを使用してSmart Licensing登録を完了してください。登録トークンはスマート/仮想アカウントから取得するもので、輸出規制機能の許可がオンになっています。(To continue running Mixed mode, please ensure Smart Licensing registration is completed using the Registration Token received from the Smart/Virtual Account that has Allow export-controlled functionality checked.) |
Cisco Unified Communications Manager が登録トークンで登録されていない場合、SmartLicenseExportControlNotAllowed という名前のアラートが送信されます。
シスコ スマート ソフトウェア ライセンシングの設定方法の詳細については、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.html)の「Smart Software Licensing」の章を参照してください。
Cisco Smart Software Manager サテライトのインストレーション ガイドの詳細については、www.cisco.com/go/smartsatellite を参照してください。
製品の Smart Licensing のバージョンにアップグレードする資格がある場合は、ライセンス登録ポータルまたは Cisco Smart Software Manager を使用して移行を開始できます。このプロセスを自己開始するには、ソフトウェアの Smart Licensing バージョンをダウンロードしてインストールし、登録トークンを使用してデバイスをスマート アカウントに登録します。シスコによって追跡された権限の移行は、自動的に顧客のスマート アカウントに移行されます。また、未使用の従来の PAK をスマート アカウントに移行して、後でスマート モードの製品で使用することもできます。このプロセスは、ライセンス登録ポータルまたは Cisco Smart Software Manager から利用できます。
Cisco Unified Communications Manager 9.0x 以降のバージョンの 12.0(1)
アクティブな Cisco Software Support サービス(SWSS)契約を保有している場合は、次の URL で、Cisco Smart Software Manager を使用して、従来のライセンスを Smart Entitlement に変換できます。https://software.cisco.com/#SmartLicensing-LicenseConversion
次の 2 種類の移行がサポートされています。
部分変換では、古いクラスタと Cisco Unified Communications Manager 2.0(1) のクラスタの混合環境がサポートされます。
Cisco Unified Communications Manager 9.0x より前(デバイス ベース)~ 12.0(1)
デバイスベースのライセンスを Smart Entitlement に移行する場合のサポートについては、Cisco Global Licensing Operations(GLO)にお問い合わせください。
顧客は、License Count Utility(LCU)を実行することによって必要な同等のユーザベースのライセンスを確立できます。詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/upgrade/uct/CUCM_BK_UCT_Admin_Guide/CUCM_BK_UCT_Admin_Guide_chapter_01.html を参照してください。
LCU のレポートから、顧客は Cisco Commerce Workspace を通じてそれぞれの数量のアップグレード ライセンスを発注できます。これを超えると、新しいライセンスを追加購入する必要があります。詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/partners/tools/collaboration-ordering-guides.html で『Ordering Guide』を参照してください。
IM and Presence Service には、サーバのライセンスまたはソフトウェア バージョンのライセンスは必要ありません。ただし、ユーザを割り当て、その各ユーザごとに IM and Presence サービスを有効にする必要があります。
(注) | Jabber for Everyone Offer を使用している場合、IM and Presence 機能を有効にするためのエンド ユーザ ライセンスは不要です。詳細については、『Jabber for Everyone Quick Start Guide』を参照してください。 |
各ユーザに関連付けられているクライアントの数に関係なく、ユーザ単位で IM and Presence を割り当てることができます。IM and Presence をユーザに割り当てると、そのユーザは IM の送受信が可能になり、アベイラビリティのアップデートも送受信できるようになります。IM and Presence が有効になっていないユーザは、IM and Presence サーバにログインして他のユーザのアベイラビリティを確認したり、IM を送受信したりできません。また、他のユーザはそのアベイラビリティ ステータスを確認できません。
次のオプションのいずれかを使用して、IM and Presence に対してユーザを有効にできます。
Cisco Unified Communications Manager の [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウ。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
一括管理ツール(BAT)
Unified Communications Manager の [ユーザ/電話のクイック追加(Quick User/Phone Add)] ウィンドウから参照できる機能グループ テンプレートに IM and Presence を割り当てます。
詳細については、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
IM and Presence 機能は、User Connect Licensing(UCL)および Cisco Unified Workspace Licensing(CUWL)の両方に含まれます。IM and Presence 機能は、Cisco Unified Communications Manager IP Telephony ユーザではないユーザに対しても、Jabber for Everyone Offer 経由で入手することができます。詳細については、『Jabber for Everyone Quick Start Guide』を参照してください。
ここでは、Cisco Unified Communications Manager または IM and Presence サービスをインストールまたはアップグレードする際の制限について説明します。
大量のデバイスを含む大規模な Class A または Class B サブネットに Cisco Unified Communications Manager をインストールしないでください。
クラスタ内の Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードの合計数は、8 つ(4 つのサブスクライバ ノードと 4 つのスタンバイ ノード)を超えることはできません。Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノード、TFTP サーバ、メディア サーバなどのクラスタ内のサーバ ノードの合計数は 21 を超えることはできません。
クラスタ内の IM and Presence ノードの最大数は 6 です。
詳細については、『Cisco Collaboration Solutions Design Guidance』を参照してください。 http://www.cisco.com/go/ucsrnd
24 ビット IP サブネット マスクを使用している場合は、255.255.255.0 という形式を使用するようにしてください。255.255.255.000 形式は使用しないでください。255.255.255.000 は有効な形式ですが、アップグレード プロセス中に問題を引き起こす可能性があります。考えられる問題を回避するめ、アップグレードを開始する前に形式を変更することをお勧めします。set network ip eth0 <server_IP_address> 255.255.255.0 コマンドを実行することで、サブネット マスクを変更できます。
サブネット マスクでは、その他の形式をサポートしており、この制限は 24 ビット サブネット マスクのみに適用されます。
IM and Presence Service は、異なるソフトウェアバージョンを実行しているクラスタに対するクラスタ間ピアをサポートしています。サポートされているドメイン間フェデレーションを検索するには、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-presence/products-device-support-tables-list.htmlのリリースの『Compatibility Matrix for Cisco Unified Communications Manager and IM and Presence Service』の「サポートされている統合」の章を参照してください。
Cisco Unified Mobile Communicator のデバイス名が 15 文字以内であることを確認します。Cisco Unified Mobile Communicator のデバイス名が 15 文字を超えていると、アップグレード時にデバイスが移行されません。
Cisco Unified Communications Manager のファームウェア リリース 12.0 以降、次の電話機はサポートされません。
Cisco Unified Communications Manager のファームウェア リリース 11.5 以降、次の電話機はサポートされません。
Cisco IP Phone 12 SP+ および関連モデル
Cisco IP Phone 30 VIP および関連モデル
Cisco Unified IP Phone 7902
Cisco Unified IP Phone 7905
Cisco Unified IP Phone 7910
Cisco Unified IP Phone 7910SW
Cisco Unified IP Phone 7912
Cisco Unified Wireless IP Phone 7920
Cisco Unified IP Conference Station 7935
Cisco Unified Communications Manager の過去のリリースで、これらの電話機モデルのいずれかを使用しており、リリース 12.0 にアップグレードした場合、使用していた電話機は、アップグレード完了後に機能しなくなります。
詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/rel_notes/12_0_1/deprecated_phones/cucm_b_deprecated-phone-models-for-1201.html でフィールド通知『Cisco Unified Communications Manager Release 12.0(x) does not support some deprecated phone models』を参照してください。
以前のリリースのこれらの電話機のいずれかを使用していて、このリリースにアップグレードする場合は、次の操作を実行します。
ネットワーク内の電話機がこのリリースでサポートされているかどうかを確認します。
サポートされていない電話機を確認します。
サポートされていない電話機の場合は、電話の電源を切り、ネットワークから電話を切断します。
この電話機のユーザに、サポートされる電話機をプロビジョニングします。移行 FX ツールを使用して、古いモデルから新しいモデルの電話機に移行することができます。詳細については、http://refreshcollab.cisco.com/webportal/46/CUCM%20Readiness%20Assessment#endpoint_refresh_tool を参照してください。
ネットワーク内のすべての電話機がこのリリースでサポートされたら、システムをアップグレードします。
(注) | 非推奨の電話機は、アップグレード後に削除することもできます。管理者がアップグレードの完了後に、Cisco Unified Communications Manager にログインすると、システムに非推奨の電話機の管理者に通知する警告メッセージが表示されます。 |
非推奨の電話機とサポートされている電話機を交換するために、新しいデバイス ライセンスを購入する必要はありません。システムから非推奨の電話機を削除するか、新しい Cisco Unified Communications Manager バージョンに切り替えて、非推奨の電話機が登録できなくなると、新しい電話機のデバイス ライセンスが使用可能になります。
utils system upgrade CLI コマンドを使用して、IM and Presence Service ノードをアップグレードする場合は、管理者権限を持つユーザではなく、デフォルト OS 管理者アカウントを使用する必要があります。デフォルト OS 管理者アカウントを使用しないと、必須のサービスをインストールするためにアップグレードに必要な特権レベルがなくなり、アップグレードが失敗する可能性があります。show myself CLI コマンドを実行すると、アカウントの特権レベルを確認できます。アカウントには特権レベル 4 が必要です。
この制限は、IM and Presence Service の CLI によって開始されるアップグレードにのみ適用され、Cisco Unified Communications Manager には適用されないことに注意してください。また、この制限は、新しい ISO ファイルでは修正される可能性があることに注意してください。特定の ISO ファイルの詳細については、ISO Readme ファイルを参照してください。この制限に関する最新情報については、https://bst.cloudapps.cisco.com/bugsearch/bug/CSCvb14399の CSCvb14399 を参照してください。
11.5(1)SU2 リリースからアップグレードしていて、旧リリースでプッシュ通知が有効になっていた場合は、現在のリリースでプッシュ通知を無効にしてから、オンボーディング プロセスに従ってプッシュ通知を再度有効にする必要があります。この作業は、11.5(1)SU2 リリースの一部ではなかった、このリリースでの API 変更のために必要です。プッシュ通知を無効にしてから、このリリースのオンボーディング プロセスに従わないと、アップグレードしたシステムはトラブルシューティング ログをシスコ クラウドに送信できません。
システムをアップグレードした後、次の操作を行います。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | プッシュ通知を無効化する | 次の手順に従ってください。 |
ステップ 2 | Cisco Unified Communications Manager 製品インスタンスを Smart Licensing システムに追加する | 『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.html)の「Smart Software Licensing」の章を参照してください。 |
ステップ 3 | このリリースのプッシュ通知を有効にする。 | 完全なオンボーディング プロセスについては、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.html)の「Configure Push Notifications for Cisco Jabber on iPhone and iPadSmart Software Licensing」の章を参照してください。 |
Microsoft SQL Server を IM and Presence サービスで外部データベースとして展開していて、11.5(1)SU1 または 11.5(1)SU2 からアップグレードする場合は、新しい SQL Server データベースを作成して新しいデータベースに移行する必要があります。この作業は、このリリースで強化されたデータ タイプのサポートのために必要です。データベースを移行しないと、既存の SQL Server データベースでスキーマの検証に失敗し、持続チャットなどの外部データベースに依存するサービスが開始されません。
IM and Presence サービスをアップグレードした後、この手順を使用して、新しい SQL Server データベースを作成し、新しいデータベースにデータを移行します。
(注) | この移行は、Oracle または PostgreSQL の外部データベースでは必要ありません。 |
データベースの移行は、MSSQL_migrate_script.sql スクリプトに依存します。コピーを入手するには、Cisco TAC にお問い合わせください。