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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
IM and Presence Service エンド ユーザ用の許可ポリシーを設定し、ユーザ連絡先リストの一括インポートおよびエクスポートを実行するだけでなく、重複しているエンド ユーザ インスタンスや無効なエンド ユーザ インスタンスを管理できます。
IM and Presence Service は、ローカル企業の SIP ベースのクライアントから受信するすべてのプレゼンス サブスクリプション要求を許可します。SIP ベースのクライアントを実行するローカル ユーザは、クライアントでこれらの登録を許可するよう求められることなく、ローカル企業の連絡先の可用性ステータスを自動的に受信します。IM and Presence Service は、連絡先がユーザの拒否リストに存在する場合にのみ、ローカル企業の連絡先の登録を許可するようにユーザに求めます。これは、IM and Presence Service における SIP ベースのクライアントのデフォルト許可動作であり、この動作を設定することはできません。
XMPP ネットワークでは、クライアントにすべてのプレゼンス サブスクリプションを送信するのがノードの標準動作で、クライアントは登録を許可または拒否するようにユーザに求めます。SIP ベースのクライアントと XMPP ベースのクライアントが混在する IM and Presence Service を(両方のクライアント タイプの許可ポリシーに合わせて)企業が展開できるように、シスコは IM and Presence Service に次の自動許可設定を提供しています。
自動許可をオンにすると、IM and Presence Service は、ローカル企業で XMPP ベースのクライアントおよび SIP ベースのクライアントの両方から受信したすべてのプレゼンス サブスクリプション要求を自動的に許可します。これは、IM and Presence Service におけるデフォルト設定です。
自動許可をオフにすると、IM and Presence Service は XMPP ベースのクライアントのみをサポートします。XMPP ベースのクライアントでは、IM and Presence Service はクライアントにすべてのプレゼンス サブスクリプションを送信し、クライアントはユーザにプレゼンス サブスクリプションを許可または拒否するよう求めます。SIP ベースのクライアントは、自動許可をオフにすると、IM and Presence で正しく動作しません。
注意 |
自動許可をオフにした場合、SIP ベースのクライアントはサポートされません。自動承認をオフにしたときの XMPP ベースのクライアントだけがサポートされます。 |
自動許可ポリシーの読み取りに加えて、IM and Presence サービスはプレゼンス サブスクリプション要求の処理方法を判断するためにユーザのポリシー設定を読み取ります。ユーザは Cisco Jabber クライアントからポリシー設定をします。ユーザ ポリシーには次の設定オプションがあります。
[拒否リスト(Blocked list)] :ユーザの実際のステータスに関係なく使用不可としてユーザのプレゼンス ステータスを常に表示するローカルおよび外部(フェデレーション)ユーザのリスト。ユーザはフェデレーション ドメイン全体を拒否することもできます。
[許可リスト(Allowed list)] :可用性を表示することをユーザが許可したローカルおよび外部ユーザのリスト。外部(フェデレーション)ドメイン全体を許可することもできます。
[デフォルト ポリシー(Default policy)] :ユーザのデフォルト ポリシー設定。ユーザは、すべてのユーザを拒否するか、すべてのユーザを許可するようにポリシーを設定できます。
自動許可をオフにした場合、IM and Presence サービスは他のユーザの連絡先リストに存在するユーザの登録要求を自動的に許可することに注意してください。これは、同じドメイン内のユーザおよび異なるドメイン内のユーザ(フェデレーション ユーザ)に適用されます。次に、例を示します。
UserA は UserB のプレゼンス ステータスの表示を登録することを望んでいます。自動許可が IM and Presence サービスでオフであり、UserB は UserA の許可リストまたは拒否リストにありません。
IM and Presence サービスは UserB のクライアント アプリケーションにプレゼンス サブスクリプション要求を送信し、クライアント アプリケーションは登録を許可または拒否するように UserB に求めます。
UserB は、プレゼンス サブスクリプション要求を受け入れ、UserB は UserA の連絡先リストに追加されます。
UserA は、プレゼンス サブスクリプションを許可するように求められることなく、UserB の連絡先リストに自動的に追加されます。
IM and Presence サービスは、UserB のポリシーが (i) 外部ドメインを拒否する場合、(ii) ユーザのデフォルト ポリシーがすべて拒否の場合、または (iii) [確認(Ask me)] が選択されている場合でも、UserB の連絡先リストに自動的に UserA を追加します。
ローカル IM and Presence サービス エンタープライズとサポートされる外部エンタープライズとの間にドメイン間フェデレーションを展開すると、IM and Presence サービスは、外部連絡先から受信したプレゼンス サブスクリプション要求に自動許可設定を適用しません。ただし、ユーザがその外部連絡先またはドメインにポリシーを適用した場合を除きます。外部連絡先からプレゼンス サブスクリプション要求を受信すると、ユーザが [確認(Ask me)] を選択して外部連絡先の独自の許可/拒否ポリシーを設定するように求められた場合、および外部連絡先またはドメインがユーザの許可リストまたは拒否リストにない場合にのみ、IM and Presence サービスはクライアント アプリケーションに登録要求を送信します。クライアント アプリケーションは、ユーザに登録を許可または拒否するように求めます。
(注) |
IM and Presence サービスは、可用性およびインスタント メッセージの両方に共通ユーザ ポリシーを使用します。 |
IM and Presence サービスがローカル エンタープライズで XMPP ベースのクライアントおよび SIP ベースのクライアントの両方から受信したすべてのプレゼンス サブスクリプション要求を自動的に許可するようにするには、自動許可をオンにします。自動許可をオフにする場合、IM and Presence サービスが XMPP ベースのクライアントのみをサポートし、プレゼンス サブスクリプションの許可または拒否を求めるユーザ クライアントにすべてのプレゼンス サブスクリプションを送信します。
ヒント |
このウィンドウ内のすべてのパラメータの定義については Cisco Unified CM IM and Presence の管理インターフェイスのオンライン ヘルプ トピックを参照してください。 |
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | 認可ポリシーを設定します。次のいずれかの操作を実行します。 |
ステップ 3 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 4 | Cisco XCP Router サービスを再起動します。 |
IM and Presence サービスの一括割り当てツール(BAT)により、ある形式から別の形式にユーザ連絡先リストのコンタクト ID(JID)の名前変更ができます。たとえば、firstname.lastname @ domain.com から userid @ domain.com にユーザの連絡先 ID の名前変更ができます。また、一括管理ツールは新しいコンタクト ID で各ユーザの連絡先リストを更新します。
注意 |
連絡先 ID の一括名前変更は、Microsoft Server(たとえば Lync)から IM and Presence サービス サービスへのユーザの移行で使用されます。このツールのユーザ移行プロセスの一部としての使用方法についての詳しい手順については、Cisco.com の『Partitioned Intradomain Federation Guide』を参照してください。それ以外の状況での、このツールの使用はサポートされません。 |
このジョブを実行する前に、連絡先 ID のリストおよびそれらの連絡先 ID の対応する新しい形式を含むファイルをアップロードする必要があります。ファイルは次の形式の CSV ファイルである必要があります。
<Contact ID>、 <New Contact ID>
<Contact ID> が、既存の連絡先 ID であり、<New Contact ID> が連絡先 ID の新しい形式です。
Release 10.0 より、<Contact ID> は [プレゼンス トポロジ ユーザ 管理(Presence Topology User Assignment )] ウィンドウで表示されるユーザの IM アドレスです。
次に、1 つのエントリを持つ CSV ファイルのサンプルを示します。
Contact ID, New Contact ID john.smith@example.com, jsmith@example.com
CSV ファイルをアップロードして、ユーザのリストの連絡先 ID の名前を変更するには、次の手順を実行します。
IM and Presence サービスの一括管理ツール(BAT)を使用すると、特定のノードまたはプレゼンス冗長グループに属するユーザの連絡先リストを CSV データ ファイルにエクスポートできます。その後、BAT を使用して、ユーザ連絡先リストを別のクラスタ内の別のノードまたはプレゼンス冗長グループにインポートできます。BAT のユーザ連絡先リストのエクスポートおよびインポート機能を使用すると、クラスタ間でのユーザの移動が容易になります。詳細については、ユーザ連絡先リストの一括インポートに関するトピックを参照してください。
(注) |
連絡先リスト上の、IM アドレスを持たないユーザは、エクスポートされません。 |
BAT を使用すると、エクスポートする連絡先リストのユーザを検索して選択できます。ユーザ連絡先リストは次の形式の CSV ファイルにエクスポートされます。
<User ID>,<User Domain>,<Contact ID>,<Contact Domain>,<Nickname>,<Group Name>
次の表に、エクスポート ファイルのパラメータについて説明します。
パラメータ | 説明 | ||
---|---|---|---|
User ID | IM and Presence サービス ユーザのユーザ ID。
|
||
ユーザのドメイン名(User Domain) | IM and Presence サービス ユーザのプレゼンス ドメイン。
|
||
Contact ID | 連絡先リスト エントリのユーザ ID。 | ||
Contact Domain | 連絡先リスト エントリのプレゼンス ドメイン。 | ||
Nickname | 連絡先リスト エントリのニックネーム。 ユーザが連絡先のニックネームを指定しない場合、[ニックネーム(Nickname)] パラメータは空白です。 |
||
Group Name | 連絡先リスト エントリが追加されるグループの名前。 ユーザの連絡先がグループに分けられていない場合、デフォルト グループ名が、[グループ名(Group Name)] フィールドに指定されます。 |
次に、CSV ファイル エントリのサンプルを示します。
userA,example.com,userB,example.com,buddyB,General
次の手順を実行して、BAT でユーザ連絡先リストをエクスポートし、エクスポート ファイルをダウンロードします。
IM and Presence Service の一括割り当てツール(BAT)を使用して、ユーザ連絡先リストを IM and Presence Service にインポートできます。このツールを使用すると、新しい IM and Presence Service クライアント ユーザの連絡先リストを事前に設定したり、既存の連絡先リストに追加したりできます。ユーザ連絡先リストをインポートするには、ユーザ連絡先リストを含む入力ファイルを BAT に指定する必要があります。
入力ファイルは次の形式の CSV ファイルである必要があります。
<User ID>,<User Domain>,<Contact ID>,<Contact Domain>,<Nickname>,<Group Name>
userA,example.com,userB,example.com,buddyB,General
(注) |
別のクラスタ内の別のノードまたはプレゼンス冗長グループにユーザを移動する場合は、BAT を使用して、選択したユーザの CSV ファイルを生成できます。詳細については、ユーザ連絡先リストの一括エクスポートに関するトピックを参照してください。 |
次の手順を実行して、ユーザ連絡先リストを IM and Presence Service にインポートします。
ユーザ連絡先リストをインポートする前に、次の手順を実行する必要があります。
Cisco Unified Communications Manager でユーザをプロビジョニングします。
Cisco Unified Communications Manager でユーザに IM and Presence Service のライセンスが供与されていることを確認します。
(注) |
デフォルトの連絡先リストのインポート速度は、仮想マシン展開のハードウェアのタイプに基づいています。IM and Presence Service で CPU 使用率とメモリ使用率が高くなります。 を選択して、連絡先リストのインポート レートを変更できます。ただし、デフォルトのインポート レートを大きくすると、 |
連絡先リストを IM and Presence Service にインポートする前に、連絡先リストの最大サイズとウォッチャの最大設定を確認します。[連絡先リストの最大サイズ(Maximum Contact List Size)] のシステム デフォルト値は 200、[ウォッチャの最大数(Maximum Watchers)] のシステム デフォルト値は 200 です。
ユーザ連絡先リストを IM and Presence Service にインポート中は [連絡先リストの最大サイズ(Maximum Contact List Size)] と [ウォッチャの最大数(Maximum Watchers)] の設定値を [無制限(Unlimited)] に設定することを推奨します。これにより、移行した各ユーザ連絡先リストが完全にインポートされます。すべてのユーザを移行した後は、[連絡先リストの最大サイズ(Maximum Contact List Size)] と [ウォッチャの最大数(Maximum Watchers)] の設定値を必要な値にリセットできます。
(注) |
連絡先リストのインポート時に BAT を使用するとデータを損失することなく連絡先リストの最大サイズを超過できますが、 [連絡先リストの最大サイズ(Maximum Contact List Size)] の設定値を一時的に大きくするか、値を [無制限(Unlimited)] に設定してインポートすることを推奨します。インポートが完了した後に、最大値をリセットできます。 |
連絡先をインポートするユーザを含むクラスタについてのみ、連絡先リストの最大サイズを確認する必要があります。プレゼンス設定を変更する場合、変更はクラスタ内のすべてのノードに適用されます。したがって、クラスタ内の IM and Presence データベース パブリッシャ ノードでのみこれらの設定を変更する必要があります。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [参照(Browse)] をクリックして CSV ファイルを見つけて選択します。 |
ステップ 4 | ターゲットとして [連絡先リスト(Contact Lists)] を選択します。 |
ステップ 5 | トランザクション タイプとして [ユーザの連絡先 - カスタム ファイル(Import Users’ Contacts – Custom File)] を選択します。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックし、ファイルをアップロードします。 |
次の手順では、Cisco Unified CM IM and Presence の管理の新しい一括管理ジョブを作成する方法について説明します。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [ファイル名(File Name)] ドロップダウン リストから、インポートするファイルを選択します。 |
ステップ 3 | [ジョブの説明(Job Description)] フィールドに、この一括管理コミッションの説明を入力します。 |
ステップ 4 | 次のいずれかを実行します。 |
ステップ 5 | [送信(Submit)] をクリックします。ジョブをただちに実行するように選択した場合は、[送信(Submit)] をクリックするとジョブが実行されます。 |
一括管理ジョブが完了すると、IM and Presence サービス BAT ツールは、連絡先リストのインポート ジョブの結果をログ ファイルに書き込みます。ログ ファイルには、次の情報が含まれています。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [検索(Find)] をクリックして、連絡先リストのインポート ジョブのジョブ ID を選択します。 |
ステップ 3 | [ログ ファイル名(Log File Name)] リンクをクリックし、ログを開きます。 |
Cisco IM and Presence Data Monitor サービスは、すべての IM and Presence Service クラスタ間ノードで重複するユーザ ID と、空または重複するディレクトリ UIR を確認します。何らかのエラーが検出された場合、M and Presence Service はソフトウェアでアラームを生成します。それらのエラーを修正するための対策をすぐに講じて、ユーザに対する通信の中断を回避することを推奨します。
Cisco Unified CM IM and Presence の管理 GUI を使用して、システム トラブルシュータから重複するユーザ ID やディレクトリ URI のチェックの状態を監視できます。また、GUI を使用して、ユーザ ID と ディレクトリ URI のチェック間隔を設定できます。
これらのアラームの原因となったユーザに関する特定の情報を収集するには、コマンド ライン インターフェイスを使用します。システム アラームやアラートを監視するには、リアルタイム監視ツール(RTMT)を使用します。
コマンド ライン インターフェイスを使用したユーザ ID またはディレクトリ URI の検証の詳細については、『Command Line Interface Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。リアルタイム監視ツールの使用の詳細については、『Cisco Unified Real Time Monitoring Tool Administration Guide』を参照してください。
Cisco IM and Presence Data Monitor サービスは、Active ディレクトリ エントリで、すべての IM and Presence Service クラスタの重複ユーザ ID および空または重複ディレクトリ URI をチェックします。重複ユーザ ID またはディレクトリ URI はクラスタ内では無効です。ただし、誤ってクラスタ間展開の異なるクラスタのユーザに同じユーザ ID または ディレクトリ URI 値を割り当てる可能性があります。
Cisco Unified CM IM and Presence 管理 GUI のシステム トラブルシュータを使用することで、重複ユーザ ID とディレクトリ URI チェックのステータスを監視することができます。これらのユーザ ID とディレクトリ URI チェックの間隔は、Cisco Unified CM IM and Presence 管理 GUI を使用して設定されます。有効な範囲は、5 ~ 1440 分(12 時間)です。デフォルトは 30 分です。
エラーが検出された場合、IM and Presence Service ではソフトウェア アラームが発生します。
これらのアラーム条件に関連するユーザの特定情報を収集するには、Command Line Interface を使用して、その完全な一覧を確認してください。システム アラームは、影響を受けるユーザの詳細を提供しません。また、システム トラブルシュータは最大で 10 ユーザのみの詳細を表示します。Command Line Interface を使用してユーザを確認し、アラームが発生しているユーザに関する情報を収集します。詳細については、『Command Line Interface Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。
注意 |
影響を受けているユーザの通信の中断を避けるために、重複ユーザ ID および重複しているか無効なディレクトリ URI を解決するための適切な処置をとります。ユーザの連絡先情報を変更するには、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。 |
次の表は、重複ユーザおよび重複または無効なディレクトリ URI のシステム確認をクラスタ間展開で実行するときに起こる可能性のあるユーザ ID とディレクトリ URI のエラー状態を示します。発生するアラームとそのエラーを修正するための推奨措置が一覧表示されます。
エラー状態 |
説明 |
推奨措置 |
---|---|---|
重複ユーザ ID |
重複ユーザ ID は、クラスタ間展開内で別のクラスタの 1 人以上のユーザに割り当てられます。影響を受けるユーザが、クラスタ間ピアに配置されている場合があります。 関連アラーム: DuplicateUserid |
DuplicateUserid アラートが発生したら、問題を修正するために即時に対処してください。クラスタ間展開内の各ユーザは一意なユーザ ID が必要です。 |
重複したディレクトリ URI |
クラスタ間展開内の複数のユーザに同じディレクトリ URI 値が割り当てられます。影響を受けるユーザが、クラスタ間ピアに配置されている場合があります。 |
ディレクトリ URI IM アドレス スキームを使用するようにシステムが設定がされていて、DuplicateDirectoryURI アラートが発生した場合、問題を修正するために即時に対処をしてください。各ユーザは一意のディレクトリ URI が割り当てられる必要があります。 userID @ Default_Domain IM アドレス スキームを使用するように設定されていて、重複ディレクトリ URI が 検出されると、DuplicateDirectoryURIWarning の警告が発生します。即時に対処する必要はありませんが、問題を解決することを推奨します。 |
無効なディレクトリ URI |
展開内の 1 人以上のユーザに無効または空のディレクトリ URI 値が割り当てられます。user @ domain 形式でない URI は無効なディレクトリ URI です。影響を受けるユーザが、クラスタ間ピアに配置されている場合があります。 |
ディレクトリ URI IM アドレス スキームを使用するように設定がされていて、次のアラートが発生した場合、問題を修正するために即時に対処します。InvalidDirectoryURI。 userID @ Default_Domain IM アドレス スキームを使用するための設定がされており、無効なディレクトリ URI が検出された場合、InvalidDirectoryURIWarning の警告が発生します。即時に対処する必要はありませんが、問題を解決することを推奨します。 |
特に、新しいユーザを追加した後や連絡先リストを移行した場合は、システムでアラームが発生するのを待たずに、重複ユーザ情報のチェックを実行することを推奨します。
Cisco Unified CM IM and Presence の管理 GUI のシステム トラブルシュータを使用すると、ユーザ ID とディレクトリ URI のエラーの概要を表示できます。詳細および包括的なレポートについては、CLI コマンドを使用し、IM and Presence Service ユーザを検証します。
ユーザに重複または無効な情報があると特定された場合は、[エンド ユーザ設定(End User Configuration)] ウィンドウ( )を使用して、Cisco Unified Communications Manager のユーザ レコードを変更できます。必要に応じて、すべてのユーザに有効なユーザ ID またはディレクトリ URI 値があることを確認します。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
重複ユーザ ID と重複または無効なディレクトリ URI が設定されたユーザを識別する IM and Presence サービスのユーザを確認するための CLI コマンドは、utils users validate { all | userid | uri } です。CLI とコマンドの説明の使用方法の詳細については、『Command Line Interface Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。
Users with Duplicate User IDs --------------------------------------------- User ID: user3 Node Name cucm-imp-1 cucm-imp-2
Users with No Directory URI Configured ----------------------------------------------------- Node Name: cucm-imp-2 User ID user4 Users with Invalid Directory URI Configured ----------------------------------------------------- Node Name: cucm-imp-2 User ID Directory URI user1 asdf@ASDF@asdf@ADSF@cisco Users with Duplicate Directory URIs ----------------------------------------------------- Directory URI: user1@cisco.com Node Name User ID cucm-imp-1 user4 cucm-imp-2 user3
Cisco Unified CM IM and Presence の管理を使用して、重複ユーザ ID とディレクトリ URI の展開ですべてのノードとクラスタを確認するために Cisco IM and Presence Data Monitor サービスの間隔を設定します。
整数を使用して間隔を分単位で入力します。値の範囲は 5 ~ 1440 です。デフォルトは 30 分です。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [サービス(Service)] フィールドの [Cisco IM and Presence データ モニタ(Cisco IM and Presence Data Monitor)] を選択します。 |
ステップ 3 | [ユーザ確認間隔(User Check Interval)] として 5 ~ 1440 の整数を入力し、[保存(Save)] をクリックします。 |
Cisco Unified CM IM and Presence Administration の GUI のシステム トラブルシュータを使用して、展開されているすべてのノードおよびクラスタ全体にわたって重複するユーザ ID や、重複または無効なディレクトリ URI を特定するシステム チェックのステータスを表示します。
詳細および包括的なレポートについては、CLI コマンドを使用し、IM and Presence Service ユーザを検証します。CLI の使用方法およびコマンドの詳細については、『Command Line Interface Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。
ステップ 1 | を選択します。 | ||
ステップ 2 |
ユーザ ID と ディレクトリ URI のステータスを [ユーザ トラブルシュータ(User Troubleshooter)] 領域で監視します。 システム チェックで何らかの問題が検出された場合は、[問題(Problem)] 列に表示されます。
|
重複または無効なユーザ情報が検出された場合は、推奨ソリューションを実行します。ユーザ ID およびディレクトリ URI のエラーのトラブルシューティングを行うには、トラブルシューティングに関するトピックを参照してください。
ヒント |
[ソリューション(Solution)] 列の [修正(fix)] リンクをクリックすると、Cisco Unified Communications Manager の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration) の [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウにリダイレクトされます。このウィンドウで、ユーザ プロファイルを見つけ、再設定することができます。詳細なユーザ検証情報については、CLI コマンドを使用してユーザを検証します。 |
(注) |
ユーザ プロファイルの [ユーザ ID(User ID)] フィールドと [ディレクトリ URI(Directory URI)] フィールドが LDAP ディレクトリにマップされている場合があります。その場合は、 LDAP ディレクトリ サーバで修正を適用します。 |