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目次
この章では E シリーズ サーバインターフェイスの概要と、E シリーズ サーバが ISR G2 にインストールされ、E シリーズ サーバが Cisco ISR 4451-X にインストールされている場合に CIMC アクセスを設定するための手順を説明します。 ここで説明する内容は、次のとおりです。
次の図は、ダブル幅の E シリーズ サーバおよび Cisco ISR 4451-X ホスト ルータのインターフェイスを示します。
インターフェイス |
インターフェイスの場所 |
説明 |
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1 |
ルータの ucse slot/0/0 インターフェイス |
内部インターフェイス |
高速バックプレーン スイッチ上で CIMC にアクセスするために使用されます。 MGF インターフェイスは、ルータと E シリーズ サーバ間の内部レイヤ 2 GE リンクを提供します。 このインターフェイスは、CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。
|
||
2 |
ルータの ucse slot/0/1 インターフェイス |
内部インターフェイス |
高速バックプレーン スイッチ上で CIMC にアクセスするために使用されます。 MGF インターフェイスは、ルータと E シリーズ サーバ間の内部レイヤ 2 GE リンクを提供します。 このインターフェイスは、CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。
|
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3 |
GE0 および GE1 インターフェイス |
内部インターフェイス |
E シリーズ サーバ の内部 NIC インターフェイス。 |
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4 |
管理(専用)インターフェイス |
外部インターフェイス |
CIMC の設定と管理に使用されます。 |
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5 |
GE3 インターフェイス |
外部インターフェイス |
CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。
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6 |
GE2 インターフェイス |
外部インターフェイス |
CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。 |
リモート ユーザであるかローカル ユーザであるかに応じ、次のいずれかの操作を実行して CIMC アクセスを設定します。
次の図と手順を確認し、その手順に従って、E シリーズ サーバの外部管理(専用)インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。
次の情報について確認してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Router> enable | ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 | Router# configure terminal | ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | Router (config)# ucse subslot slot/port | E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address | CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 |
ステップ 5 | Router (config-ucse)# imc access-port mgmt | サーバの外部管理(専用)インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 4 番目の項目を参照してください。 |
ステップ 6 | Router (config-ucse)# end | ホスト ルータの特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 7 | Router# show running-config | アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
ステップ 8 | Router# copy running-config startup-config | (任意)ルータの新しい実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションとして保存します。 |
次の例は、サーバの外部 IMC 専用インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.2 Router(config-ucse)# imc access-port mgmt Router(config-ucse)# end Router# show running-config Router# copy running-config startup-config
次の図と手順を確認し、その手順に従って、E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスとルータの ucse slot/0/0 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。
次の情報について確認してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | Router> enable | ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
||||
ステップ 2 | Router# configure terminal | ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 3 | Router (config)# interface GigabitEthernet 0/0/0 | ギガビット イーサネット 0/0/0 のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 4 | Router (config-if)# ip address ip-address subnet-mask | インターフェイスの IP アドレスおよびサブネット マスクを指定します。 |
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ステップ 5 | Router (config-if)# no shut | インターフェイスが管理上のアップ状態になります。 |
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ステップ 6 | Router (config-if)# exit | インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
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ステップ 7 | Router (config)# interface ucse slot/0/0 | E シリーズ サーバがインストールされているスロット、ポート、およびサブポートの ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 8 | Router (config-if)# ip unnumbered type number | (任意)ip unnumbered コマンドは、インターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てずに、そのインターフェイス上での IP 処理をイネーブルにします。
ip unnumbered コマンドを使用する場合は、ip route コマンドを使用してスタティック ルートを作成する必要があります。
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ステップ 9 | Router (config-if)# no shut | インターフェイスが管理上のアップ状態になります。 |
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ステップ 10 | Router (config-if)# exit | インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||||
ステップ 11 | Router (config)# ucse subslot slot/port | E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 12 | Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address | CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 |
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ステップ 13 | Router (config-ucse)# imc access-port ge0 | E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 3 番目の項目を参照してください。 |
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ステップ 14 | Router (config-ucse)# exit | ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
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ステップ 15 | Router (config)# ip route cimc-ip-address subnet-mask ucse slot/port/subport | スタティック ルートを作成します。 |
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ステップ 16 | Router (config)# end | 設定モードを終了します。 |
||||
ステップ 17 | Router# ping cimc-ip-address | ucse slot/0/0 インターフェイスを経由するルータから CIMC への接続を確認します。 |
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ステップ 18 | Router# show running-config | アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
||||
ステップ 19 | Router# copy running-config startup-config | (任意)ルータの新しい実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションとして保存します。 |
次の例は、E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスとルータの ucse slot/0/0 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# interface GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# interface ucse 1/0/0 Router(config-if)# ip unnumbered GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.2 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.1 Router(config-ucse)# imc access-port ge0 Router(config-ucse)# exit Router(config)# ip route 10.0.0.2 255.255.255.255 ucse 1/0/0 Router(config)# end Router# ping 10.0.0.2 Type escape sequence to abort. Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.0.0.2, timeout is 2 seconds: !!!!! Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/2/4 ms Router# show running-config Router# copy running-config startup-config
次の図と手順を確認し、その手順に従って、E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスとルータの ucse slot/0/1 インターフェイスによる CIMC アクセスを設定します。
次の情報について確認してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | Router> enable | ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
||||
ステップ 2 | Router# configure terminal | ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 3 | Router (config)# interface GigabitEthernet 0/0/0 | ギガビット イーサネット 0/0/0 のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 4 | Router (config-if)# ip address ip-address subnet-mask | インターフェイスの IP アドレスおよびサブネット マスクを指定します。 |
||||
ステップ 5 | Router (config-if)# no shut | インターフェイスが管理上のアップ状態になります。 |
||||
ステップ 6 | Router (config-if)# exit | インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
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ステップ 7 | Router (config)# interface ucse slot/0/1 | E シリーズ サーバがインストールされているスロット、ポート、およびサブポートの ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 8 | Router (config-if)# ip unnumbered type number | (任意)ip unnumbered コマンドは、インターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てずに、そのインターフェイス上での IP 処理をイネーブルにします。
ip unnumbered コマンドを使用する場合は、ip route コマンドを使用してスタティック ルートを作成する必要があります。
|
||||
ステップ 9 | Router (config-if)# no shut | インターフェイスが管理上のアップ状態になります。 |
||||
ステップ 10 | Router (config-if)# exit | インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||||
ステップ 11 | Router (config)# ucse subslot slot/port | E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 12 | Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address | CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 |
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ステップ 13 | Router (config-ucse)# imc access-port ge1 | E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスによる CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 3 番目の項目を参照してください。 |
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ステップ 14 | Router (config-ucse)# exit | ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||||
ステップ 15 | Router (config)# ip route cimc-ip-address subnet-mask ucse slot/port/subport | スタティック ルートを作成します。 |
||||
ステップ 16 | Router (config)# end | 設定モードを終了します。 |
||||
ステップ 17 | Router# ping cimc-ip-address | ucse slot/0/1 インターフェイスを経由するルータから CIMC への接続を確認します。 |
||||
ステップ 18 | Router# show running-config | アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
||||
ステップ 19 | Router# copy running-config startup-config | (任意)ルータの新しい実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションとして保存します。 |
次の例は、E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスとルータの ucse slot/0/1 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# interface GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# interface ucse 1/0/1 Router(config-if)# ip unnumbered GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.2 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.1 Router(config-ucse)# imc access-port ge1 Router(config-ucse)# exit Router(config)# ip route 10.0.0.2 255.255.255.255 ucse 1/0/1 Router(config)# end Router# ping 10.0.0.2 Type escape sequence to abort. Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.0.0.2, timeout is 2 seconds: !!!!! Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/2/4 ms Router# show running-config Router# copy running-config startup-config
次の図と手順を確認し、その手順に従って、E シリーズ サーバの外部 GE2 または GE3 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。
(注) |
次の図は、E シリーズ サーバの外部 GE2 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。 |
次の情報について確認してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Router> enable | ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 | Router# configure terminal | ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | Router (config)# ucse subslot slot/port | E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address | CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 |
ステップ 5 | Router (config-ucse)# imc access-port {GE2 | GE3} | E シリーズ サーバの外部 GE2 または GE3 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 5 番目と 6 番目の項目を参照してください。 |
ステップ 6 | Router (config-ucse)# end | ホスト ルータの特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 7 | Router# show running-config | アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
次の例は、サーバの外部 GE2 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.2 Router(config-ucse)# imc access-port GE2 Router(config-ucse)# no shut Router(config-ucse)# end Router# show running-config
ローカル ユーザの場合、Cisco IOS CLI または CIMC Configuration Utility を使用して CIMC アクセスを設定します。 Cisco IOS CLI を使用して CIMC アクセスを設定するには、「Cisco IOS CLI を使用した CIMC アクセスの設定」を参照してください。
(注) |
CIMC Configuration Utility を使用して CIMC アクセスを設定した場合、設定は Cisco IOS 設定として反映されません。 つまり、Cisco IOS から show running-config コマンドを実行した場合、CIMC Configuration Utility を使用して行った変更は反映されません。 |
目次
- CIMC アクセスの設定
- E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-X
- CIMC アクセス設定オプション:Cisco ISR 4451-X
- E シリーズ サーバの外部管理(専用)インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
- E シリーズ サーバの NIC インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
- E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスと Cisco ISR 4451-X ucse slot/0/0 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定
- E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスと Cisco ISR 4451-X ucse slot/0/1 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定
- E シリーズ サーバの外部 GE2 または GE3 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
- CIMC 設定ユーティリティによる CIMC アクセスの設定
- スクリプト ファイルによるネットワークのスタティック設定の定義
この章では E シリーズ サーバインターフェイスの概要と、E シリーズ サーバが ISR G2 にインストールされ、E シリーズ サーバが Cisco ISR 4451-X にインストールされている場合に CIMC アクセスを設定するための手順を説明します。 ここで説明する内容は、次のとおりです。
- E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-X
- CIMC アクセス設定オプション:Cisco ISR 4451-X
- CIMC 設定ユーティリティによる CIMC アクセスの設定
- スクリプト ファイルによるネットワークのスタティック設定の定義
E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-X
次の図は、ダブル幅の E シリーズ サーバおよび Cisco ISR 4451-X ホスト ルータのインターフェイスを示します。
インターフェイス
インターフェイスの場所
説明
1
ルータの ucse slot/0/0 インターフェイス
内部インターフェイス
高速バックプレーン スイッチ上で CIMC にアクセスするために使用されます。 MGF インターフェイスは、ルータと E シリーズ サーバ間の内部レイヤ 2 GE リンクを提供します。 このインターフェイスは、CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。
(注) このインターフェイスは、E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスにアクセスするために使用されます。
2
ルータの ucse slot/0/1 インターフェイス
内部インターフェイス
高速バックプレーン スイッチ上で CIMC にアクセスするために使用されます。 MGF インターフェイスは、ルータと E シリーズ サーバ間の内部レイヤ 2 GE リンクを提供します。 このインターフェイスは、CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。
(注) このインターフェイスは、E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスにアクセスするために使用されます。
3
GE0 および GE1 インターフェイス
内部インターフェイス
E シリーズ サーバ の内部 NIC インターフェイス。
4
管理(専用)インターフェイス
外部インターフェイス
CIMC の設定と管理に使用されます。
5
GE3 インターフェイス
外部インターフェイス
CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。
(注) GE3 インターフェイスは、ダブル幅 E シリーズ サーバだけで使用できます。
6
GE2 インターフェイス
外部インターフェイス
CIMC 設定でもホスト オペレーティング システム設定でも使用できます。
CIMC アクセス設定オプション:Cisco ISR 4451-X
リモート ユーザであるかローカル ユーザであるかに応じ、次のいずれかの操作を実行して CIMC アクセスを設定します。
- E シリーズ サーバの外部管理(専用)インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
- E シリーズ サーバの NIC インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
E シリーズ サーバの外部管理(専用)インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 Router> enable ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。
ステップ 2 Router# configure terminal ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 Router (config)# ucse subslot slot/port E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 4 Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。
ステップ 5 Router (config-ucse)# imc access-port mgmt サーバの外部管理(専用)インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 4 番目の項目を参照してください。
ステップ 6 Router (config-ucse)# end ホスト ルータの特権 EXEC モードに戻ります。
ステップ 7 Router# show running-config アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。
ステップ 8 Router# copy running-config startup-config (任意)ルータの新しい実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションとして保存します。
次の例は、サーバの外部 IMC 専用インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.2 Router(config-ucse)# imc access-port mgmt Router(config-ucse)# end Router# show running-config Router# copy running-config startup-configE シリーズ サーバの NIC インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
- E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスと Cisco ISR 4451-X ucse slot/0/0 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定
- E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスと Cisco ISR 4451-X ucse slot/0/1 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定
- E シリーズ サーバの外部 GE2 または GE3 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスと Cisco ISR 4451-X ucse slot/0/0 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 Router> enable ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。
ステップ 2 Router# configure terminal ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 Router (config)# interface GigabitEthernet 0/0/0 ギガビット イーサネット 0/0/0 のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 4 Router (config-if)# ip address ip-address subnet-mask インターフェイスの IP アドレスおよびサブネット マスクを指定します。
ステップ 5 Router (config-if)# no shut インターフェイスが管理上のアップ状態になります。
ステップ 6 Router (config-if)# exit インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 7 Router (config)# interface ucse slot/0/0 E シリーズ サーバがインストールされているスロット、ポート、およびサブポートの ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 8 Router (config-if)# ip unnumbered type number (任意)ip unnumbered コマンドは、インターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てずに、そのインターフェイス上での IP 処理をイネーブルにします。
type:割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているインターフェイスのタイプ。
number:割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているインターフェイスおよびサブインターフェイスの番号。
(注) アンナンバード インターフェイスは、一意である必要があります。 番号付けされていない別のインターフェイスは指定できません。
ip unnumbered コマンドを使用する場合は、ip route コマンドを使用してスタティック ルートを作成する必要があります。
注意 ip unnumbered および ipv6 unnumbered コマンドでは、デバイス間のポイントツーポイント インターフェイスが作成されます。 ブロードキャストはサポートされません。
ステップ 9 Router (config-if)# no shut インターフェイスが管理上のアップ状態になります。
ステップ 10 Router (config-if)# exit インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 11 Router (config)# ucse subslot slot/port E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 12 Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。
ステップ 13 Router (config-ucse)# imc access-port ge0 E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 3 番目の項目を参照してください。
ステップ 14 Router (config-ucse)# exit ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 15 Router (config)# ip route cimc-ip-address subnet-mask ucse slot/port/subport スタティック ルートを作成します。
ステップ 16 Router (config)# end 設定モードを終了します。
ステップ 17 Router# ping cimc-ip-address ucse slot/0/0 インターフェイスを経由するルータから CIMC への接続を確認します。
ステップ 18 Router# show running-config アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。
ステップ 19 Router# copy running-config startup-config (任意)ルータの新しい実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションとして保存します。
次の例は、E シリーズ サーバの内部 GE0 インターフェイスとルータの ucse slot/0/0 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# interface GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# interface ucse 1/0/0 Router(config-if)# ip unnumbered GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.2 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.1 Router(config-ucse)# imc access-port ge0 Router(config-ucse)# exit Router(config)# ip route 10.0.0.2 255.255.255.255 ucse 1/0/0 Router(config)# end Router# ping 10.0.0.2 Type escape sequence to abort. Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.0.0.2, timeout is 2 seconds: !!!!! Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/2/4 ms Router# show running-config Router# copy running-config startup-configE シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスと Cisco ISR 4451-X ucse slot/0/1 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 Router> enable ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。
ステップ 2 Router# configure terminal ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 Router (config)# interface GigabitEthernet 0/0/0 ギガビット イーサネット 0/0/0 のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 4 Router (config-if)# ip address ip-address subnet-mask インターフェイスの IP アドレスおよびサブネット マスクを指定します。
ステップ 5 Router (config-if)# no shut インターフェイスが管理上のアップ状態になります。
ステップ 6 Router (config-if)# exit インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 7 Router (config)# interface ucse slot/0/1 E シリーズ サーバがインストールされているスロット、ポート、およびサブポートの ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 8 Router (config-if)# ip unnumbered type number (任意)ip unnumbered コマンドは、インターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てずに、そのインターフェイス上での IP 処理をイネーブルにします。
type:割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているインターフェイスのタイプ。
number:割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているインターフェイスおよびサブインターフェイスの番号。
(注) アンナンバード インターフェイスは、一意である必要があります。 番号付けされていない別のインターフェイスは指定できません。
ip unnumbered コマンドを使用する場合は、ip route コマンドを使用してスタティック ルートを作成する必要があります。
注意 ip unnumbered および ipv6 unnumbered コマンドでは、デバイス間のポイントツーポイント インターフェイスが作成されます。 ブロードキャストはサポートされません。
ステップ 9 Router (config-if)# no shut インターフェイスが管理上のアップ状態になります。
ステップ 10 Router (config-if)# exit インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 11 Router (config)# ucse subslot slot/port E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 12 Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。
ステップ 13 Router (config-ucse)# imc access-port ge1 E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスによる CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 3 番目の項目を参照してください。
ステップ 14 Router (config-ucse)# exit ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 15 Router (config)# ip route cimc-ip-address subnet-mask ucse slot/port/subport スタティック ルートを作成します。
ステップ 16 Router (config)# end 設定モードを終了します。
ステップ 17 Router# ping cimc-ip-address ucse slot/0/1 インターフェイスを経由するルータから CIMC への接続を確認します。
ステップ 18 Router# show running-config アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。
ステップ 19 Router# copy running-config startup-config (任意)ルータの新しい実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションとして保存します。
次の例は、E シリーズ サーバの内部 GE1 インターフェイスとルータの ucse slot/0/1 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# interface GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# interface ucse 1/0/1 Router(config-if)# ip unnumbered GigabitEthernet0/0/0 Router(config-if)# no shut Router(config-if)# exit Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.2 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.1 Router(config-ucse)# imc access-port ge1 Router(config-ucse)# exit Router(config)# ip route 10.0.0.2 255.255.255.255 ucse 1/0/1 Router(config)# end Router# ping 10.0.0.2 Type escape sequence to abort. Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.0.0.2, timeout is 2 seconds: !!!!! Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/2/4 ms Router# show running-config Router# copy running-config startup-configE シリーズ サーバの外部 GE2 または GE3 インターフェイスによる CIMC アクセスの設定:Cisco ISR 4451-X
手順次の図と手順を確認し、その手順に従って、E シリーズ サーバの外部 GE2 または GE3 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。
(注)
次の図は、E シリーズ サーバの外部 GE2 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 Router> enable ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。
ステップ 2 Router# configure terminal ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 Router (config)# ucse subslot slot/port E シリーズ サーバがインストールされているスロットとポート用の ucse インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 4 Router (config-ucse)# imc ip address cimc-ip-address subnet-mask default-gateway cimc-gateway-ip-address CIMC の IP アドレスと、CIMC が使用する必要があるデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。
ステップ 5 Router (config-ucse)# imc access-port {GE2 | GE3} E シリーズ サーバの外部 GE2 または GE3 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定します。 E シリーズ サーバのインターフェイスの概要:Cisco ISR 4451-Xの 5 番目と 6 番目の項目を参照してください。
ステップ 6 Router (config-ucse)# end ホスト ルータの特権 EXEC モードに戻ります。
ステップ 7 Router# show running-config アドレス設定を確認できるように、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。
次の例は、サーバの外部 GE2 インターフェイスを使用して CIMC アクセスを設定する方法を示しています。
Router> enable Router> password Router# configure terminal Router(config)# ucse subslot 1/0 Router(config-ucse)# imc ip address 10.0.0.1 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.2 Router(config-ucse)# imc access-port GE2 Router(config-ucse)# no shut Router(config-ucse)# end Router# show running-configCIMC 設定ユーティリティによる CIMC アクセスの設定
手順ローカル ユーザの場合、Cisco IOS CLI または CIMC Configuration Utility を使用して CIMC アクセスを設定します。 Cisco IOS CLI を使用して CIMC アクセスを設定するには、「Cisco IOS CLI を使用した CIMC アクセスの設定」を参照してください。
(注)
CIMC Configuration Utility を使用して CIMC アクセスを設定した場合、設定は Cisco IOS 設定として反映されません。 つまり、Cisco IOS から show running-config コマンドを実行した場合、CIMC Configuration Utility を使用して行った変更は反映されません。
スクリプト ファイルによるネットワークのスタティック設定の定義
手順