新規インストール バージョン 6.3.0

Firepower アプライアンスをアップグレードできない(または必要なアップグレード パスを実行したくない)場合は、Firepower のメジャー リリースを新規インストールできます。

新規インストールの決定

次の表を使用して、新規インストール(再イメージ化とも呼ばれます)する必要がある場合のシナリオを特定します。これらのすべてのシナリオ(ローカルとリモート間のデバイス管理の切り替えを含む)では、デバイス設定が失われます。


(注)  

Firepower アプライアンスを再イメージ化する前に、またはその管理を切り替える前に、必ずライセンスの問題に対処してください。Cisco Smart Licensing を使用している場合は、孤立した権限付与の発生を防ぐために、Cisco Smart Software Manager から手動で登録解除する必要がある場合があります。手動で登録を解除しない場合、Smart Licensing でデバイスが登録されていると、デバイスを登録できないことがあります。
表 1. シナリオ:新規インストールが必要ですか。
シナリオ ソリューション ライセンシング

FMC で管理されているデバイスをより古い Firepower バージョンからアップグレードします。

古いバージョンからのアップグレード パスには中間バージョンが含まれる場合があります。特に、FMC とデバイスのアップグレードを交互に行う必要がある大規模展開の環境では、この複数の手順のプロセスを完了するために時間がかかる場合があります。

この時間を短縮するために、アップグレードする代わりに、古いデバイスを再イメージ化することができます。

  1. FMC からデバイスを削除します。

  2. FMC のみをターゲット バージョンにアップグレードします。

  3. デバイスを再イメージ化します。

    バージョン 5.x のデバイスをバージョン 6.3+ に再イメージ化する必要がある場合は、「新規インストールに関するガイドラインと制約事項」を参照してください。

  4. デバイスを FMC に再度追加します。

FMC からデバイスを削除すると、デバイスが登録解除されます。デバイスを再度追加した後、ライセンスを再割り当てします。

FTD 管理を FDM から FMC(ローカルからリモート)に変更します。

configure manager CLI コマンドを使用します。『Command Reference for Firepower Threat Defense』を参照してください。

管理を切り替える前に、デバイスを登録解除します。デバイスを FMC に追加した後、ライセンスを再割り当てします。

FTD 管理を FMC から FDM(リモートからローカル)に変更します。

configure manager CLI コマンドを使用します。『Command Reference for Firepower Threat Defense』を参照してください。

例外:デバイスが実行中であるか、バージョン6.0.1 からアップグレードされています。この場合は、再イメージ化します。

FMC からデバイスを削除し、デバイスを登録解除します。FDM を使用して再登録します。

ASDM と FMC 間の ASA FirePOWER 管理を変更します。

他の管理方法の使用を開始します。

クラシック ライセンスについては、セールス担当者にお問い合わせください。ASA FirePOWER ライセンスは、特定のマネージャに関連付けられています。

ASA FirePOWER を同じ物理デバイス上の FTD に置き替えます。

再イメージ化します。

クラシック ライセンスをスマート ライセンスに変換します。『Firepower Management Center コンフィギュレーション ガイド』を参照してください。

NGIPSvFTDv に置き換えます。

再イメージ化します。

新しいスマート ライセンスについては、セールス担当者にお問い合わせください。

新規インストールに関するガイドラインと制約事項

誤りを避けるには、注意深い計画と準備が役立ちます。Firepower リリースに精通していて、Firepower アプライアンスを再イメージ化したことがある場合でも、これらのガイドラインと制限事項に加えて、「設置手順」にリンクされている手順を必ず参照してください。

イベント データと設定データのバックアップ

イベント データと設定データを外部の場所にバックアップすることを強くお勧めします。再イメージ化すると、システム パスワード(Admin123)などのほとんどの設定が工場出荷時の初期状態に戻されます。

ただし、再イメージ化してアップグレードする必要がない場合は、バックアップを使用して古い設定をインポートできないことに注意してください。同じ VDB を使用している同じモデルおよび Firepower バージョンのアプライアンスのみからバックアップを復元できます。

Firepower Management Center からのデバイスの削除

再イメージ化する前に、必ずリモート管理からデバイスを削除してください。現状は、次のとおりです。

  • FMC を再イメージ化する場合、すべてのデバイスを管理から削除します。

  • 単一のデバイスを再イメージ化するか、リモートからローカル管理に切り替える場合、その単一のデバイスを削除します。

ライセンスの問題の対処

Firepower アプライアンスを再イメージ化する前に、ライセンスの問題に対処してください。Cisco Smart Software Manager からの登録解除が必要になる場合があります。または、新しいライセンスについてセールス担当者に問い合わせる必要がある場合があります。シナリオに応じて必要な操作を決定するには、「新規インストールの決定」を参照してください。

ライセンスの詳細については、次を参照してください。

再イメージ化の実行中および実行後のアプライアンスへのアクセス

再イメージ化により、ほとんどの設定が工場出荷時の初期状態に戻ります。

アプライアンスに物理的にアクセスできない場合、再イメージ化プロセスによって管理ネットワークの設定を維持できます。これにより、再イメージ化した後、アプライアンスに接続して、初期設定を実行できます。ネットワーク設定を削除する場合は、アプライアンスに物理的にアクセスできる必要があります。Lights-Out 管理(LOM)を使用することはできません。

デバイスに関して、ユーザの位置からのトラフィックがデバイスの管理インターフェイスにアクセスするためにデバイス自体を通過する必要がないことを確認してください。FMC 展開では、デバイスを経由せずに FMC 管理インターフェイスにアクセスできる必要もあります。

再イメージ化の実行中および実行後のシスコとのデータ共有

バージョン 6.2.3+ の機能には、シスコとのデータ共有が含まれます。

Cisco Success Network は、テクニカル サポートを提供するために不可欠な使用状況に関する情報と統計情報をシスコに送信します。 初期設定中に、参加を承諾するか、辞退するかを尋ねられます。また、いつでもオプト インまたはオプト アウトできます。

Web 分析のトラッキングは、これに限定されませんが、ページでの操作、ブラウザのバージョン、製品のバージョン、ユーザの場所、FMC の管理 IP アドレスまたはホスト名を含む、個人を特定できない使用状況データをシスコに送信します。 Web 分析トラッキングはデフォルトでオンになっています。ただし、初期設定の完了後にいつでもオプト アウトできます。

以前のメジャー バージョンへの Firepower 2100 シリーズ デバイスの再イメージ化

Firepower 2100 シリーズ デバイスを以前のメジャー バージョンに戻す必要がある場合は、完全な再イメージ化を実行することを推奨します。消去設定方式を使用すると、Firepower Threat Defense ソフトウェアに加えて、FXOS が復元しない場合があります。この場合、特にハイ アベイラビリティ展開では、障害が発生する可能性があります。

詳細については、『Cisco FXOS Troubleshooting Guide for the Firepower 2100 Series Running Firepower Threat Defense』の「Reimage Procedures」の章を参照してください。

バージョン 6.3.0 へのバージョン 5.x ハードウェアの再イメージ化

バージョン 6.3+ のインストール パッケージの名前が変更されていると、古い物理アプライアンス(DC750、1500、2000、3500、4000 のほか、7000/8000 シリーズ デバイスと AMP モデル)の再イメージ化に関する問題が発生します。バージョン 5.x を現在実行していて、これらのアプライアンスのいずれかにバージョン 6.3 を新規インストールする必要がある場合は、シスコ サポートおよびダウンロード サイト からインストール パッケージをダウンロードした後、その名前を「古い」名前に変更します。名前が変更されたアップグレードとインストール パッケージを参照してください。

FMC(Defense Center)をバージョン 5.x からより新しいバージョンに再イメージ化した後、古いデバイスを管理することはできません。また、これらのデバイスを再イメージ化してから、FMC に再度追加する必要があります。シリーズ 2 デバイスは EOL であり、Firepower ソフトウェアの過去バージョン 5.4.0.x を実行できないことに注意してください。それらのデバイスを置き換える必要があります。

スマート ライセンスの登録解除

Firepower Threat Defense デバイスは、ローカル(Firepower Device Manager)またはリモート(Firepower Management Center)で管理されているかどうかに関係なく、Cisco Smart Licensing を使用します。ライセンス供与された機能を使用するには、Cisco Smart Software Manager(CSSM)で登録する必要があります。再イメージ化または管理の切り替えを行う前に、孤立した権限付与を発生させないように手動で登録を解除する必要があります。

登録を解除すると、仮想アカウントからアプライアンスが削除され、関連付けられたライセンスが解放されるため、ライセンスを再割り当てできるようになります。アプライアンスを登録解除すると、適用モードになります。アプライアンスの現在の設定とポリシーはそのまま機能しますが、変更を加えたり展開したりすることはできません。

次の操作を行う前に、CSSM から登録解除します。

  • FTD デバイスを管理する Firepower Management Center を再イメージ化する。

  • FDM によってローカルで管理されている Firepower Threat Defense デバイスを再イメージ化する。

  • Firepower Threat Defense デバイスを FDM から FMC 管理に切り替える。

次の操作を行う場合、CSSM から登録解除しないでください。

  • FMC によって管理されている Firepower Threat Defense デバイスを再イメージ化する。

  • Firepower Threat Defense デバイスを FMC から FDM 管理に切り替える。

上記の 2 つのケースでは、FMC からデバイスを削除すると、デバイスが自動的に登録解除されます。FMC からデバイスを削除すれば、手動で登録解除する必要はありません。


ヒント

NGIPS デバイスのクラシック ライセンスは、特定のマネージャ(ASDM/FMC)に関連付けられており、CSSM を使用して制御されません。クラシック デバイスの管理を切り替える場合、または NGIPS 展開から FTD 展開に移行する場合は、セールス担当者にお問い合わせください。

Firepower Management Centerの登録解除

FMC を再イメージ化する前に Cisco Smart Software Manager から Firepower Management Center の登録を解除します。これは、管理対象の Firepower Threat Defense デバイスの登録も解除します。

FMC が高可用性に設定されている場合、ライセンスの変更が自動的に同期されます。他の FMC の登録を解除する必要はありません。

手順


ステップ 1

Firepower Management Center にログインします。

ステップ 2

[System] > [Licenses] > [Smart Licenses]を選択します。

ステップ 3

[スマートライセンスのステータス(Smart License Status)] の横の停止記号 ()をクリックします。

ステップ 4

警告を読み、登録解除することを確認します。


FDM を使用した FTD デバイスの登録解除

再イメージ化するか、またはリモート(FMC)管理に切り替える前に、ローカルの管理対象 Firepower Threat Defense デバイスの登録を Cisco Smart Software Manager から解除します。

高可用性のために設定されているデバイスの場合は、その装置を登録解除するために、高可用性ペアにあるその他の装置にログインする必要があります。

手順


ステップ 1

Firepower Device Manager にログインします。

ステップ 2

[デバイス(Device)] をクリックし、[スマートライセンス概要(Smart License summary)] の [設定の表示(View Configuration)] をクリックします。

ステップ 3

歯車ドロップダウンリストから [デバイスの登録解除(Unregister Device)] を選択します。

ステップ 4

警告し、登録を解除することを確認します。


設置手順

リリース ノートとアップグレード ガイドにはインストール手順は含まれていません。代わりに、次のドキュメントのいずれかを参照してください。インストール パッケージは シスコ サポートおよびダウンロード サイト から入手できます。

表 2. Firepower Management Center のインストール手順
FMC プラットフォーム ガイド

FMC 1000、2500、4500

Cisco Firepower Management Center Getting Started Guide for Models 1000, 2500, and 4500』:Firepower Management Center の工場出荷時の初期状態への復元

FMC 750、1500、2000、3500、4000

Cisco Firepower Management Center Getting Started Guide for Models 750, 1500, 2000, 3500 and 4000』:Firepower Management Center の工場出荷時の初期状態への復元

FMCv

Cisco Firepower Management Center Virtual Getting Started Guide

表 3. Firepower Threat Defense のインストール手順
FTD プラットフォーム ガイド

Firepower 2100 シリーズ

『Cisco ASA and Firepower Threat Defense Reimage Guide』

『Cisco FXOS Troubleshooting Guide for the Firepower 2100 Series Running Firepower Threat Defense』

Firepower 4100/9300 シャーシ

Cisco Firepower 4100/9300 FXOS Configuration Guides』:イメージ管理に関する章

Cisco Firepower 4100 Getting Started Guide

『Cisco Firepower 9300 Getting Started Guide』

ASA 5500-X シリーズ

『Cisco ASA and Firepower Threat Defense Reimage Guide』

ISA 3000

『Cisco ASA and Firepower Threat Defense Reimage Guide』

FTDv: VMware

VMware 向け Cisco Firepower Threat Defense Virtual スタートアップ ガイド

FTDv: KVM

Cisco Firepower Threat Defense Virtual スタートアップ ガイド(KVM 導入向け)

FTDv:AWS

『Cisco Firepower Threat Defense Virtual Quick Start Guide for the AWS Cloud』

FTDv:Azure

『Cisco Firepower Threat Defense Virtual for the Microsoft Azure Cloud Quick Start Guide』

表 4. FirePOWER 7000/8000 シリーズ、NGIPSv、および ASA FirePOWER インストール手順
NGIPS プラットフォーム ガイド

Firepower 7000 シリーズ

Cisco Firepower 7000 Series Getting Started Guide』:デバイスの工場出荷時の初期状態への復元

Firepower 8000 シリーズ

Cisco Firepower 8000 Series Getting Started Guide』:デバイスの工場出荷時の初期状態への復元

NGIPSv

『Cisco Firepower NGIPSv Quick Start Guide for VMware』

ASA FirePOWER

『Cisco ASA and Firepower Threat Defense Reimage Guide』

ASDM Book 2: Cisco ASA Series Firewall ASDM Configuration Guide』:ASA FirePOWER モジュールの管理