セキュリティイベントとトラフィックログ
セキュリティ情報イベント管理(SIEM)システムは、セキュリティ情報とセキュリティイベント情報を単一の管理プラットフォームに統合することに特化したソリューションです。セキュリティおよびイベント情報は、この情報を SIEM に転送するように設定されたサードパーティのセキュリティソリューションから発信されます。
Multicloud Defense は、セキュリティイベント情報の UI 内での直接表示をサポートしています。これらのイベントは、 セクションで確認できます。イベントは次のように分類され、表示できます。
カテゴリ |
タイプ |
説明 |
---|---|---|
フローログ | FLOW_LOG | トラフィックフローのさまざまな段階に関連する情報 |
ファイアウォールイベント | APPID | アプリケーション ID(OpenAppID)に基づいて一致したトラフィック |
GEOIP | Geo IP を発信元または宛先とするトラフィック(MaxMind) | |
L4_FW | レイヤ 4 情報(送信元/宛先 IP/ポートおよびプロトコル)に基づいて一致したトラフィック | |
MALICIOUS_IP | 悪意のある IP(Trustwave)を発信元または宛先とするトラフィック | |
SNI | SNI 情報に基づいて一致したトラフィック | |
ネットワーク脅威 | AV | ウイルスが検出されたトラフィック(ClamAV) |
DPI | IDS/IPS 脅威が検出されたトラフィック(TALOS) | |
DLP | 機密データが漏えいしているトラフィック | |
Web の保護 | WAF | Web アプリケーションの脅威が検出されたトラフィック(ModSecurity) |
L7DOS | レイヤ 7 DOS 攻撃に寄与しているトラフィック | |
URL フィルタリング | URLFILTER | URL カテゴリまたは URL に一致するトラフィック(Talos) |
FQDN フィルタリング | FQDNFILTER | FQDN カテゴリまたは FQDN に一致するトラフィック(Talos) |
HTTPS ログ | HTTP_REQUEST | Web ベースのトラフィック(HTTP)に関連する情報 |
TLS_ERROR | TLS エラーに関する情報 | |
TLS_LOG | TLS の動作に関する情報 | |
トラフィックの概要ログ | SESSION_SUMMARY | 処理された各トラフィックセッションの概要情報 |
![]() (注) |
フローログは、ゲートウェイリリース 2.10 以降で廃止されました。各フローログに含まれていた情報は、 で入手可能なセッション情報の一部として確認できます。 |
各イベントカテゴリは、ログ転送プロファイルを使用して SIEM に送信できます。Multicloud Defense で現在サポートされている SIEM は次のとおりです。
ログ転送プロファイルは、次に概要を示す手順を使用して操作できます。
スタンドアロンイベントまたはトラフィック ログ プロファイルの作成
手順
ステップ 1 |
に移動します。 |
ステップ 2 |
[作成(Create)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
プロファイル名と説明を入力します。 |
ステップ 4 |
[タイプ(Type)] に [スタンドアロン(Standalone)] を指定します。 |
ステップ 5 |
適切なパラメータを入力します(SIEM 固有のマニュアルを参照)。 |
ステップ 6 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 7 |
目的のゲートウェイの関連付けを追加します(「ゲートウェイの関連付けの追加」を参照)。 |
スタンドアロンイベントまたはトラフィック ログ プロファイルの編集
手順
ステップ 1 |
に移動します。 |
ステップ 2 |
編集するプロファイルの横にあるチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 3 |
[編集(Edit)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
必要に応じてパラメータを変更します(SIEM 固有のマニュアルを参照)。 |
ステップ 5 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
グループイベントまたはトラフィック ログ プロファイルの作成
手順
ステップ 1 |
に移動します。 |
ステップ 2 |
[作成(Create)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
プロファイル名と説明を入力します。 |
ステップ 4 |
[タイプ(Type)] に [グループ(Group)] を指定します。 |
ステップ 5 |
グループ化するスタンドアロンプロファイルの数にあわせて、必要な数の行を追加します。 |
ステップ 6 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 7 |
目的のゲートウェイの関連付けを追加します(「ゲートウェイの関連付けの追加」を参照)。 |
グループイベントまたはトラフィック ログ プロファイルの編集
手順
ステップ 1 |
に移動します。 |
ステップ 2 |
編集するプロファイルの横にあるチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 3 |
[編集(Edit)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
スタンドアロンプロファイルを変更、追加、または削除します。 |
ステップ 5 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
イベントまたはトラフィックログ転送プロファイルの表示
手順
ステップ 1 |
に移動します。 |
ステップ 2 |
詳細を表示するプロファイルのリンクを選択します。 |
ステップ 3 |
詳細情報を表示します。 |
イベントまたはトラフィック ログ プロファイルの削除
ダッシュボードからプロファイルを削除するには、次の手順を実行します。
始める前に
ダッシュボードからプロファイルを削除する前に、イベントまたはプロファイルとゲートウェイの関連付けを削除する必要があります。詳細については、ゲートウェイの関連付けの削除を参照してください。
手順
ステップ 1 |
に移動します。 |
ステップ 2 |
削除するプロファイルの横にあるチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 3 |
[削除(Delete)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
[はい(Yes)] または [いいえ(No)] をクリックして、削除操作を確認します。 |