表 2. 機能の履歴
機能名
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リリース情報
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説明
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Cisco vManage ペルソナベースのクラスタ構成
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Cisco IOS XE リリース 17.6.1a
Cisco SD-WAN リリース 20.6.1
Cisco vManage リリース 20.6.1
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ペルソナに基づいてサーバーを識別することにより、クラスタへの Cisco vManage サーバーの追加を簡素化します。ペルソナは、サーバーで実行されるサービスを定義します。
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ここでは、さまざまな Cisco vManage リリースでのクラスタへの Cisco vManage サーバーの追加に関する情報を提供します。
Cisco vManage リリース 20.6.1 より前のリリースでの Cisco vManage サーバーのクラスタへの追加
Cisco vManage リリース 20.6.1 より前のリリースでクラスタに新しい Cisco vManage サーバーを追加するには、プライマリ Cisco vManage サーバーで次の手順を実行します。
はじめる前に、Cisco vManage サーバーのクラスタ IP アドレスの設定 で説明されているように、Cisco vManage サーバーのデフォルト IP アドレスがアウトオブバンド IP アドレスに変更されていることを確認してください。
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Cisco vManage メニューから、 の順に選択し、[Service Configuration] をクリックします。
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[Add vManage] をクリックします。
[Edit vManage] ウィンドウが開きます。
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[vManage IP Address] フィールドで、Cisco vManage サーバーに割り当てる IP アドレスを選択します。
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Cisco vManage サーバーにログインするためのユーザー名とパスワードを入力します。
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クラスタに追加する Cisco vManage サーバーの IP アドレスを入力します。
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新しい Cisco vManage サーバーのユーザ名とパスワードを指定します。
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Cisco vManage サーバーで動作するサービスを選択します。次のリストからサービスを選択できます。[Application Server] フィールドは編集できないことに注意してください。Cisco vManage アプリケーションサーバーは、ローカルの Cisco vManage HTTP Web サーバーです。
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統計データベース:ネットワーク内のすべての Cisco SD-WAN デバイスからの統計を保存します。
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構成データベース:ネットワーク内のすべての Cisco SD-WAN デバイスについて、すべてのデバイスおよび機能テンプレートと構成を保存します。
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メッセージングサーバー:メッセージを配信し、すべての Cisco vManage クラスタメンバー間で状態を共有します。
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[Add]をクリックします。
追加した Cisco vManage サーバーは、クラスタに参加する前に再起動します。
(注)
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クラスタでは、各サービスのインスタンスを少なくとも 3 つ実行することをお勧めします。
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最初の 2 つのコンピューティングノードまたはコンピューティング + データノードをクラスタに追加すると、ホストノードのアプリケーションサーバーは使用できなくなります。アプリケーションサーバーがホストノードでシャットダウンする前に、次のメッセージがホストノードの
GUI に表示されます:\Node added to the cluster. The operation may take up to 30 minutes and may cause application-server to restart in between.
Once the application server is back online, the post cluster operation progress can be viewed under tasks pop-up\
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Cisco vManage リリース 20.6.1 以降のリリースでの Cisco vManage サーバーのクラスタへの追加
Cisco vManage リリース 20.6.1 以降、クラスタは、次のどのノード展開もサポートします。
ノードの異なる組み合わせが必要な場合は、シスコの代理店にお問い合わせください。
Cisco vManage リリース 20.6.1 以降で Cisco vManage サーバーをクラスタに追加するには、次の手順を実行します。
この手順は、コンピューティング + データノードまたはコンピューティングノードで実行します。データノードは追加に必要なすべてのサービスを実行しないため、データノードでこの手順を実行することはサポートされません。
過去にクラスタのメンバーになり、その後クラスタから削除されたサーバーは追加しないでください。そのサーバーをクラスタに追加する必要がある場合は、そのサーバーで新しい VM を起動して、追加するノードとして使用します。
はじめる前に、Cisco vManage サーバーのクラスタ IP アドレスの設定 で説明されているように、Cisco vManage サーバーのデフォルト IP アドレスがアウトオブバンド IP アドレスに変更されていることを確認してください。
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Cisco vManage メニューから、 の順に選択します。
[Cluster Management page] ウィンドウが表示されます。このウィンドウのテーブルには、クラスタ内にある Cisco vManage サーバーが表示されます。
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[Add vManage] をクリックします。
[Add vManage] ダイアログボックスが開きます。
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[Add vManage] ダイアログボックスで、次のアクションを実行します。
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サーバー用に設定されたペルソナに対応する [Node Persona] オプション([Compute+Data]、[Compute]、または [Data])をクリックします。
サーバーにログインし、 ウィンドウのペルソナ表示を調べることで、サーバーのペルソナを判別できます。誤ったペルソナを選択すると、選択する必要があるペルソナがメッセージに表示されます。
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[vManage IP Address] ドロップダウンリストから、クラスタに追加するサーバーの IP アドレスを選択します。
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[Username] フィールドに、サーバーにログインするためのユーザー名を入力します。
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[Password] フィールドに、サーバーにログインするためのパスワードを入力します。
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(任意)シスコのソフトウェア定義型 Application Visibility and Control(SD-AVC)をサーバーで実行する場合は、[Enable SD-AVC] をクリックします。
Cisco SD-AVC は Cisco Application Visibility and Control(AVC)のコンポーネントです。これは、1 つの Cisco vManage サーバーで有効にできます。これを有効にするサーバーは、コンピューティング + データペルソナまたはコンピューティングペルソナを持つ必要があります。Cisco SD-AVC は、データペルソナを持つサーバーでは有効にできません。
サーバーの IP アドレスを変更したときにそのサーバーの Cisco SD-AVC を有効にした場合は、[Enable SD-AVC] チェックボックスがデフォルトでオンになります。
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[Add]をクリックします。
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確定するには、[OK] をクリックします。
このダイアログボックスは、サービスが再開されることと、サーバーがクラスタに参加するときに不要な既存のメタデータおよびその他の情報がサーバーから削除されることを示しています。
[OK] をクリックすると、サーバー追加操作が開始されます。[Cluster Management] ウィンドウに、サーバーを追加するときにシステムが実行するタスクが表示されます。
この操作の一環として、システムは、追加するサーバーの互換性をチェックします。このチェックにより、サーバーに十分なディスク領域があることと、指定したペルソナがノードのペルソナと一致することが確認されます。
サーバーが追加されると、システムは、クラスタ同期操作を実行します。これにより、クラスタ内のサービスが再調整されます。その後、クラスタ内の Cisco vManage サーバーが再起動します。